JP6221601B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
請求項2記載の発明は、前記解除機構が前記圧力を解除している状態において、前記接離機構と対峙し、前記圧力調整機構の前記直線方向に沿う移動にともない当該接離機構の位置が変動することを抑制する変動抑制機構を備えることを特徴とする請求項1記載の定着装置である。
請求項3記載の発明は、前記定着部材は、回転軸を中心として回転しながら記録材にトナーを定着させ、前記圧力調整機構は、前記定着部材の前記回転軸に沿う直線方向において移動可能に設けられることを特徴とする請求項1または2記載の定着装置である。
請求項4記載の発明は、前記圧力調整機構は、前記接離機構が突き当たり当該接離機構を第1位置に配置する第1受部と、当該第1受部とは異なる位置にて当該接離機構が突き当たり当該接離機構を当該第1位置に配置した際よりも前記定着部材および前記加圧部材の距離が短くなる第2位置に配置する第2受部とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の定着装置である。
請求項5記載の発明は、前記圧力調整機構は、前記接離機構を前記第1受部の両側に形成され、当該第1受部へと案内する傾斜面である第1傾斜面を備えることを特徴とする請求項4記載の定着装置である。
請求項6記載の発明は、前記圧力調整機構は、当該圧力調整機構が前記定着部材の回転軸に沿って移動し、前記接離機構が前記第1受部あるいは前記第2受部に突き当たる位置に当該圧力調整機構が配置されると振動を発生させる振動機構を備えることを特徴とする請求項4または5記載の定着装置である。
請求項7記載の発明は、記録材にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成されたトナー像を、回転軸を中心として回転しながら記録材に定着させる定着部材と、前記定着部材との間に前記記録材が通過するニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部における圧力を解除する解除機構と、回転しながら前記定着部材から前記加圧部材を接離させる接離機構と、前記接離機構が前記定着部材から前記加圧部材を接離させる際に回転する当該接離機構が通過する領域において、前記解除機構が前記ニップ部における圧力を解除している状態において前記回転軸に沿って移動しながら進退可能に設けられるとともに、当該領域内で当該回転する接離機構が突き当てられ前記ニップ部における圧力を調整する圧力調整機構と、前記解除機構が前記圧力を解除している状態では前記圧力調整機構の直線方向に沿う移動を許容し、前記ニップ部が当該圧力を解除していない状態では当該圧力調整機構の当該直線方向に沿う移動を制限する制限機構とを備え、前記制限機構は、回転する前記接離機構に設けられ、かつ、回転中心から離れる方向に向かって突起していることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8記載の発明は、記録材にトナーを定着させる定着部材と、前記定着部材との間に前記記録材が通過するニップ部を形成する加圧部材と、前記定着部材から前記加圧部材を接離させる接離機構と、前記加圧部材を前記定着部材に接触させる方向にて、前記接離機構を付勢する付勢部材と、前記接離機構が前記定着部材から前記加圧部材を接離させることにともない移動する領域に対して、直線方向に沿って移動しながら進退可能に設けられるとともに、当該領域内で当該接離機構が突き当てられ前記ニップ部における圧力を調整する圧力調整機構と、前記ニップ部における圧力を解除する解除機構と、前記解除機構が前記圧力を解除している状態では前記圧力調整機構の前記直線方向に沿う移動を許容し、前記ニップ部が当該圧力を解除していない状態では当該圧力調整機構の当該直線方向に沿う移動を制限する制限機構とを備え、前記接離機構が前記圧力調整機構に突き当てられたとき、当該接離機構における当該圧力調整機構に突き当てられた部分が当該圧力調整機構および前記付勢部材に挟まれず、前記制限機構は、回転する前記接離機構に設けられ、かつ、回転中心から離れる方向に向かって突起していることを特徴とする定着装置である。
請求項9記載の発明は、前記圧力調整機構は、前記接離機構を第1受部の両側に形成され、当該第1受部へと案内する傾斜面である第1傾斜面を備えることを特徴とする請求項8記載の定着装置である。
請求項10記載の発明は、記録材にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成されたトナー像を、回転軸を中心として回転しながら記録材に定着させる定着部材と、前記定着部材との間に前記記録材が通過するニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部における圧力を解除する解除機構と、前記定着部材から前記加圧部材を接離させる接離機構と、前記加圧部材を前記定着部材に接触させる方向にて、前記接離機構を付勢する付勢部材と、前記接離機構が前記定着部材から前記加圧部材を接離させることにともない移動する領域に対して、直線方向に沿って移動しながら進退可能に設けられるとともに、当該領域内で当該接離機構が突き当てられ前記ニップ部における圧力を調整する圧力調整機構と、前記解除機構が前記圧力を解除している状態では前記圧力調整機構の前記直線方向に沿う移動を許容し、前記ニップ部が当該圧力を解除していない状態では当該圧力調整機構の当該直線方向に沿う移動を制限する制限機構とを備え、前記接離機構が前記圧力調整機構に突き当てられたとき、当該接離機構における当該圧力調整機構に突き当てられた部分が当該圧力調整機構および前記付勢部材に挟まれず、前記制限機構は、回転する前記接離機構に設けられ、かつ、回転中心から離れる方向に向かって突起していることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2記載の発明によれば、圧力調整機構の位置がばらつくことにともないニップ部の圧力が変動することを抑制できる。
請求項3記載の発明によれば、定着部材の回転軸の周囲において、ニップ部の圧力を変更する操作のためのスペースを抑制できる。
請求項4記載の発明によれば、定着部材および前記加圧部材の距離が変動した際にニップ部の圧力を調整することができる。
請求項5記載の発明によれば、圧力調整機構の位置がばらつくことにともないニップ部の圧力が変動することを抑制できる。
請求項6記載の発明によれば、圧力調整機構の位置合わせが容易となる。
請求項7記載の発明によれば、定着装置におけるニップ部の圧力を変更する操作を行う際の、この操作のために必要とされるスペースを抑制することができる。
請求項8記載の発明によれば、定着装置におけるニップ部の圧力を変更する操作を行う際の、この操作のために必要とされるスペースを抑制することができる。
請求項9記載の発明によれば、圧力調整機構の位置がばらつくことにともないニップ部の圧力が変動することを抑制できる。
請求項10記載の発明によれば、定着装置におけるニップ部の圧力を変更する操作を行う際の、この操作のために必要とされるスペースを抑制することができる。
<画像形成装置1>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1を示す概略構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、所謂タンデム型のカラープリンタである。この画像形成装置1は、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成部10を備えている。また画像形成装置1は、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部5と、例えばパーソナルコンピュータ(PC)80や画像読取装置90等といった外部装置に接続され、これらから受信される画像データに対して予め定められた画像処理を施す画像処理部6と、ユーザの操作によってなされた指示を受け付けるユーザ・インターフェイス7とを備えている。さらに画像形成装置1は、各部に電力を供給する電力供給部8を備えている。さらにまた、画像形成装置1は、画像形成部10に供給される用紙(記録材)を積載する用紙積載部40と、画像形成部10によって画像が形成された用紙を積載する排紙積載部46とを備えている。
画像形成部10には、予め定められた間隔をおいて並列的に配置される4つの画像形成ユニット11(具体的には11Y,11M,11C,11K)が備えられている。また、画像形成部10は、各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像を多重転写させるため用紙を搬送する搬送ベルト18と、搬送ベルト18を回転させる駆動ロール19と、各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像を用紙に転写する転写ロール21と、転写された各色トナー像を用紙に定着させる定着装置100とを備えている。
また、画像形成部10は、用紙積載部40に積載された用紙を順次送り出すピックアップローラ68と、このピックアップローラ68によって送りだされた用紙を搬送する搬送ロール69とを備えている。さらに画像形成部10は、定着装置100においてトナー像が定着された用紙の通過を検知するエグジットセンサ70を有する。
本実施の形態の画像形成装置1において、PC80や画像読取装置90から入力された画像データは、画像処理部6によって予め定められた画像処理が施された後、不図示のインターフェースを介して各画像形成ユニット11に送られる。そして、例えば黒(K)色トナー像を形成する画像形成ユニット11Kでは、感光体ドラム12が矢印A方向に回転しながら、帯電器13により予め定められた電位で一様に帯電され、画像処理部6から送信された画像データに基づいてLPH14により走査露光される。それにより、感光体ドラム12上には、黒(K)色画像に関する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム12上に形成された静電潜像は、現像装置20により現像され、感光体ドラム12上には黒(K)トナー像が形成される。同様に、画像形成ユニット11Y,11M,11Cにおいても、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像が形成される。
図2は、本発明の実施形態が適用される定着装置100の概略構成図である。また、図3(a)は本発明の実施形態が適用される定着装置100の斜視図であり、図3(b)は本発明の実施形態が適用されるスイッチ支持部110bの概略構成図である。また、図4は、本発明の実施形態が適用される定着装置100の付勢部130周辺の概略構成図である。なお、図2は、図3(a)の断面IIにおける概略構成図を示し、図4は、図3(a)の断面IVにおける概略構成図を示す。
図2に示すように、定着部材の一例である定着ロール101は、例えばアルミからなる金属製の円筒状芯金101aの周囲に、例えばゴムからなる耐熱性弾性体層101b、および例えばフッ素ゴム等からなる離型層101cを積層して構成された円筒状ロールである。この円筒状ロールは、回転軸101dを中心として回転する。
また、定着ロール101は、内側に発熱源としてハロゲンランプ105と、離型層101cの外周表面に接して設けられる温度センサ(図示せず)とを備える。さらに、定着ロール101は、図示しない駆動モータと連結して設けられる。
図2に示すように、加圧部材の一例である加圧ベルト103は、加圧ベルト本体104と、加圧ベルト本体104の内部に配置された押圧パッド107と、加圧ベルト本体104の内部で押圧パッド107を保持するパッドホルダ108と、加圧ベルト本体104を内部から支持するベルトガイド部材109とを備える。
押圧パッド107は、例えばシリコーンゴムやフッ素ゴム等の弾性体から形成される。この押圧パッド107は、加圧ベルト本体104の内周面と押圧パッド107との摺動抵抗を小さくするために、加圧ベルト本体104と接する面に低摩擦シート(図示せず)を備える。
ベルトガイド部材109は、例えば樹脂製の部材により形成され、加圧ベルト本体104の内部から加圧ベルト本体104を回転可能に支持する。
このような構成において、定着ロール101は、駆動モータ(図示せず)により駆動を受けて回転し(矢印C参照)、この回転に従動して加圧ベルト103も回転する。画像形成部10(図1参照)によってトナー像が静電転写された用紙は、定着入口ガイド111に案内されながらニップ部Nへと搬送される。そして、用紙上のトナー像は、ニップ部Nを通過する際に、ニップ部Nに作用する圧力および定着ロール101から供給される熱によって用紙に定着される。そして、画像が定着された用紙は、定着出口ガイド113を押し上げながら(図中破線で示す定着出口ガイド113参照)、搬送ロール69へと搬送される。
図3(a)に示すように、筐体110は、長手方向がY方向に沿う、略直方体の形状で構成される。この筐体110の内部には、上述の定着ロール101や加圧ベルト103等の機能部材が配置される。なお、筐体110におけるY方向の両端側内部にはそれぞれ付勢部130(図4参照)が設けられる。
なお、筐体110におけるY方向の両端側外部には、それぞれ解除レバー150とスライドスイッチ170とが設けられている。
図4に示すように、付勢部130は、加圧ベルト103のY方向におけるそれぞれの端部に設けられる。図示の例においては、付勢部130は、加圧ベルト103の一部でありかつ加圧ベルト103の端部に設けられた爪部106を保持する。
接離機構の一例であるレバーニップ131は、例えば金属製の板状部材である。このレバーニップ131は、回転軸131aと、加圧ベルト103の爪部106が挿入されるホルダ用溝131bと、スプリング133の一端が掛けられる突起であるスプリング用突起131cと、解除レバー150の回転軸150a(後述)を回転可能に支持する解除レバー用孔131dと、スライドスイッチ170と掛かり合うスライドスイッチ用突起131eとを備える。
図5(a)は解除レバー150の概略構成図を示し、図5(b)は解除レバー150の配置を説明する図である。図6は解除レバー150の動作を説明する図である。
図5(a)に示すように、解除機構の一例である解除レバー150は、回転軸150aと、回転軸150aを中心に回転可能に設けられた解除レバー本体150bと、回転軸150aの周囲に設けられたカム150cとを備える。なお、カム150cは、ベース円150c1と、カム山150c2とを備える。
図7(a)はスライドスイッチ本体171の表面を示す図であり、図7(b)はスライドスイッチ171の裏面を示す図であり、図7(c)は挟み部材173の概略図であり、図7(d)は筐体110に配置されたスライドスイッチ170を挟み部材173側からみた図である。
また、図8(a)は、筐体110に配置されたスライドスイッチ170をスライドスイッチ本体171側からみた図であり、図8(b)は、スライドスイッチ170とレバーニップ131との相対位置を示す図である。なお、図8(b)においては、スライドスイッチ本体171の基部171aは描かれていない。
なお、一般的に、封筒は2枚重ねた記録材の三隅を糊づけされる。そして、この2枚重ねた記録材は、ニップ部Nにおいて、定着ロール101および加圧ベルト103の撓んだ形状の影響を受け、それぞれ異なる速度で搬送される。この搬送速度の違いにより生じる記録材どうしのずれは、糊づけ部によって逃げることができず、結果としてしわを発生させ得る。
図7(a)に示すように、スライドスイッチ本体171は、略板状の基部171aを備える。この基部171aの表面には、スイッチ支持部110bに設けられた目盛標識110j(図3(a)参照)に従って、スライドスイッチ本体171を配置するための基準となる基準標識171jが形成されている。
受け部171bは、基部171aから−Z方向へ突出する凸部であり、図示の例においては、略直方体状である。また、固定部171cは、基部171aから−Z方向へ突出する凸部であり、図示の例においては、略円柱状である。
第1溝171eは、+X方向を向く面である底面(第2受部)171gと、−X方向に進むに従いY方向における溝の幅が狭くなるように傾斜する傾斜面(第2傾斜面)171kとを備える。
第2溝171fは、第1溝171eよりも−Y方向の位置に形成される。この第2溝171fは、+X方向を向く面である底面(第1受部)171hと、−X方向に進むに従いY方向における溝の幅が狭くなるように傾斜する傾斜面(第1傾斜面)171mとを備える。
まず、図7(d)に示すように、スライドスイッチ170は、筐体110のスイッチ支持部110bを挟んで設けられる。さらに説明をすると、スイッチ支持部110bの外側(スイッチ支持部110bよりも+Z方向側)にスライドスイッチ本体171が配置され、スイッチ支持部110bの内側(スイッチ支持部110bよりも−Z方向側)に挟み部材173が配置された状態で、スイッチ支持部110bと挟み部材173とが互いに固定されることにより設けられる。
また、図8(b)に示すように、スライドスイッチ本体171の受け部171bは受け部貫通孔110d内に挿入された状態となる。また、スライドスイッチ本体171の固定部171cは固定部貫通孔110d内に挿入された状態となる。
すなわち、図6を参照しながら説明をしたように、レバーニップ131は、解除レバー150が通常位置にあるときには位置P1に配置され、解除レバー150が起立位置にあるときには位置P0に配置される。また、位置P1に配置されたレバーニップ131のスライドスイッチ用突起131eは、位置P2に配置された際よりも、−X方向の位置に配置される。
また、スライドスイッチ170は、レバーニップ131が定着ロール101から加圧ベルト103を接離させることにともない移動する領域に対して、直線方向に沿って移動しながら進退可能に設けられるとともに、この領域内でレバーニップ131が突き当てられニップ部Nにおける圧力を調整する構成として捉えることができる。さらに説明をすると、スライドスイッチ170は、定着ロール101の回転軸101dに沿って移動可能に設けられる。
図9−1は通常モードを説明するための図であり、図9−2は第1封筒モードを説明するための図であり、図9−3は第2封筒モードを説明するための図である。さらに説明をすると、図9−1乃至図9−3において、(a)はスライドスイッチ170の配置を示す図であり、(b)は受け部171bとスライドスイッチ用突起131eとの位置関係を示す図であり、(c)はレバーニップ131の配置を示す図である。なお、図9−1乃至図9−3における(b)では、スライドスイッチ本体171の基部171aは描かれていない。
このとき、図9−1(b)に示すように、受け部171bとスライドスイッチ用突起131eとは接触していない状態である。また、図9−1(c)に示すように、レバーニップ131は、位置P1に配置される。
このとき、図9−2(b)に示すように、スライドスイッチ用突起131eは、受け部171bの第1溝171e内に配置された状態となる。さらに説明をすると、第1溝171eの底面17gにスライドスイッチ用突起131eが突き当たる。このスライドスイッチ用突起131eは、図9−1(b)のスライドスイッチ用突起131eよりも−X方向に位置する。
このことにより、図9−2(c)に示すように、レバーニップ131は、位置P1よりも定着ロール101から離間した位置に配置される。したがって、第1封筒モードにおいては、通常モードよりも、ニップ部Nにおけるニップ圧が低くなる。
このとき、図9−3(b)に示すように、スライドスイッチ用突起131eは、受け部171bの第2溝171f内に配置された状態となる。さらに説明をすると、第2溝171fの底面17hにスライドスイッチ用突起131eが突き当たる。このスライドスイッチ用突起131eは、図9−2(b)のスライドスイッチ用突起131eよりも−X方向に位置する。
このことにより、図9−3(c)に示すように、レバーニップ131は、図9−3(c)の位置よりも定着ロール101から離間した位置に配置される。したがって、第2封筒モードにおいては、第1封筒モードよりも、ニップ部Nにおけるニップ圧が低くなる。
図10は、通常モード、第1封筒モード、および第2封筒モードにおいて発生するしわの長さを測定した結果を示す図である。さらに説明をすると、図10の横軸は、通常モード、第1封筒モード、および第2封筒モードの区別を示し、図10の縦軸は、発生したしわの長さを示す。また、図10は、定着装置100の寿命初期と寿命終期とにおいて発生するしわの長さの測定結果を示す。
図10に示すように、定着装置100の寿命初期および寿命終期ともに、通常モード、第1封筒モード、および第2封筒モードの順で、発生するしわの長さが短くなることが確認された。
さらに説明をすると、上述のように、ニップ部Nのニップ圧は、通常モード、第1封筒モード、および第2封筒モードの順で小さくなる。したがって、ニップ部Nのニップ圧を小さくするに従って、記録材に発生するしわが抑制されることが確認された。
さて、上述の実施の形態においては、スライドスイッチ170をY方向に沿って移動させることにより、ニップ部Nのニップ圧を調整した。しかしながら、スライドスイッチ170の移動方向はY方向に沿う方向に限定されるものではない。例えば図6の矢印Kに示すように、スライドスイッチ170をY方向と直交する方向にスライド移動させる構成であってもよい。
例えば、用紙の厚さに応じて、ニップ部Nのニップ圧を調整してもよい。また、用紙に発生するカールに応じて、ニップ圧を調整してもよい。あるいは、用紙の滑りやすさ等用紙の紙質、あるいは用紙に形成される画像のグロス等画像に応じて、ニップ圧を調整してもよい。
Claims (10)
- 記録材にトナーを定着させる定着部材と、
前記定着部材との間に前記記録材が通過するニップ部を形成する加圧部材と、
回転しながら前記定着部材から前記加圧部材を接離させる接離機構と、
前記接離機構が前記定着部材から前記加圧部材を接離させる際に回転する当該接離機構が通過する領域において、直線方向に沿って移動しながら進退可能に設けられるとともに、当該領域内で当該回転する接離機構が突き当てられ前記ニップ部における圧力を調整する圧力調整機構と、
前記ニップ部における圧力を解除する解除機構と、
前記解除機構が前記圧力を解除している状態では前記圧力調整機構の前記直線方向に沿う移動を許容し、前記ニップ部が当該圧力を解除していない状態では当該圧力調整機構の当該直線方向に沿う移動を制限する制限機構とを備え、
前記制限機構は、回転する前記接離機構に設けられ、かつ、回転中心から離れる方向に向かって突起していることを特徴とする定着装置。 - 前記解除機構が前記圧力を解除している状態において、前記接離機構と対峙し、前記圧力調整機構の前記直線方向に沿う移動にともない当該接離機構の位置が変動することを抑制する変動抑制機構を備えることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記定着部材は、回転軸を中心として回転しながら記録材にトナーを定着させ、
前記圧力調整機構は、前記定着部材の前記回転軸に沿う直線方向において移動可能に設けられることを特徴とする請求項1または2記載の定着装置。 - 前記圧力調整機構は、前記接離機構が突き当たり当該接離機構を第1位置に配置する第1受部と、当該第1受部とは異なる位置にて当該接離機構が突き当たり当該接離機構を当該第1位置に配置した際よりも前記定着部材および前記加圧部材の距離が短くなる第2位置に配置する第2受部とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の定着装置。
- 前記圧力調整機構は、前記接離機構を前記第1受部の両側に形成され、当該第1受部へと案内する傾斜面である第1傾斜面を備えることを特徴とする請求項4記載の定着装置。
- 前記圧力調整機構は、当該圧力調整機構が前記定着部材の回転軸に沿って移動し、前記接離機構が前記第1受部あるいは前記第2受部に突き当たる位置に当該圧力調整機構が配置されると振動を発生させる振動機構を備えることを特徴とする請求項4または5記載の定着装置。
- 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成されたトナー像を、回転軸を中心として回転しながら記録材に定着させる定着部材と、
前記定着部材との間に前記記録材が通過するニップ部を形成する加圧部材と、
前記ニップ部における圧力を解除する解除機構と、
回転しながら前記定着部材から前記加圧部材を接離させる接離機構と、
前記接離機構が前記定着部材から前記加圧部材を接離させる際に回転する当該接離機構が通過する領域において、前記解除機構が前記ニップ部における圧力を解除している状態において前記回転軸に沿って移動しながら進退可能に設けられるとともに、当該領域内で当該回転する接離機構が突き当てられ前記ニップ部における圧力を調整する圧力調整機構と、
前記解除機構が前記圧力を解除している状態では前記圧力調整機構の直線方向に沿う移動を許容し、前記ニップ部が当該圧力を解除していない状態では当該圧力調整機構の当該直線方向に沿う移動を制限する制限機構とを備え、
前記制限機構は、回転する前記接離機構に設けられ、かつ、回転中心から離れる方向に向かって突起していることを特徴とする画像形成装置。 - 記録材にトナーを定着させる定着部材と、
前記定着部材との間に前記記録材が通過するニップ部を形成する加圧部材と、
前記定着部材から前記加圧部材を接離させる接離機構と、
前記加圧部材を前記定着部材に接触させる方向にて、前記接離機構を付勢する付勢部材と、
前記接離機構が前記定着部材から前記加圧部材を接離させることにともない移動する領域に対して、直線方向に沿って移動しながら進退可能に設けられるとともに、当該領域内で当該接離機構が突き当てられ前記ニップ部における圧力を調整する圧力調整機構と、
前記ニップ部における圧力を解除する解除機構と、
前記解除機構が前記圧力を解除している状態では前記圧力調整機構の前記直線方向に沿う移動を許容し、前記ニップ部が当該圧力を解除していない状態では当該圧力調整機構の当該直線方向に沿う移動を制限する制限機構とを備え、
前記接離機構が前記圧力調整機構に突き当てられたとき、当該接離機構における当該圧力調整機構に突き当てられた部分が当該圧力調整機構および前記付勢部材に挟まれず、
前記制限機構は、回転する前記接離機構に設けられ、かつ、回転中心から離れる方向に向かって突起していることを特徴とする定着装置。 - 前記圧力調整機構は、前記接離機構を第1受部の両側に形成され、当該第1受部へと案内する傾斜面である第1傾斜面を備えることを特徴とする請求項8記載の定着装置。
- 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成されたトナー像を、回転軸を中心として回転しながら記録材に定着させる定着部材と、
前記定着部材との間に前記記録材が通過するニップ部を形成する加圧部材と、
前記ニップ部における圧力を解除する解除機構と、
前記定着部材から前記加圧部材を接離させる接離機構と、
前記加圧部材を前記定着部材に接触させる方向にて、前記接離機構を付勢する付勢部材と、
前記接離機構が前記定着部材から前記加圧部材を接離させることにともない移動する領域に対して、直線方向に沿って移動しながら進退可能に設けられるとともに、当該領域内で当該接離機構が突き当てられ前記ニップ部における圧力を調整する圧力調整機構と、
前記解除機構が前記圧力を解除している状態では前記圧力調整機構の前記直線方向に沿う移動を許容し、前記ニップ部が当該圧力を解除していない状態では当該圧力調整機構の当該直線方向に沿う移動を制限する制限機構とを備え、
前記接離機構が前記圧力調整機構に突き当てられたとき、当該接離機構における当該圧力調整機構に突き当てられた部分が当該圧力調整機構および前記付勢部材に挟まれず、
前記制限機構は、回転する前記接離機構に設けられ、かつ、回転中心から離れる方向に向かって突起していることを特徴とする画像形成装置。
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