JP5054557B2 - 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加圧ローラの加熱ローラへの当接力である定着圧を軽減するモード(定着圧軽減モード)を備えた定着装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式によって用紙に画像を形成する複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、像担持体上に形成された静電潜像を現像装置によって現像してトナー像として顕像化し、このトナー像を用紙上に転写する。そして、トナー像が転写された用紙は、定着装置へと搬送され、該定着装置によって熱と圧力によってトナー像の定着を受けた後に機外に排出され、これによって一連の画像形成動作が完了する。
ところで、上記定着装置には、互いに当接して回転する加熱ローラ及び加圧ローラが備えられており、加圧ローラを加熱ローラに押圧することによって両者間に所定の定着圧(定着ニップ圧)を確保するようにしている。
斯かる定着装置において紙詰まり(ジャム)が発生した場合、通常は開閉カバーを開いた後、加圧ローラを加熱ローラから離間させて加圧解除状態とし、両ローラ間に挟まれていたジャム紙を取り除く処理がなされるが、このジャム処理の作業性を向上させるために開閉カバーの開閉動作に連動して加圧ローラを加圧状態又は加圧解除状態とする方式を採用した定着装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
又、定着圧のバラツキを小さく抑えたり、画像の光沢度を可変制御するために定着圧を調整する定着圧可変機構を備えた定着装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−166627号公報 特開2003−186337号公報
ところで、定着圧可変機構を備えた定着装置においては、定着圧を用紙の幅方向に均一にするために定着圧可変機構は加圧ローラの軸方向両端(左右)にそれぞれ設けられており、定着圧を可変させる場合には左右の定着圧可変機構をそれぞれ操作する必要があり、その作業が面倒であるという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、加圧ローラの軸方向両端に設けられた左右一対の定着圧可変機構を同時に操作して定着圧を簡単に可変させることができる定着装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、互いに当接して回転する加熱ローラと加圧ローラとの当接圧である定着圧を可変させる定着圧可変機構を前記加圧ローラの軸方向両端にそれぞれ設け、前記各定着圧可変機構を、前記加圧ローラを前記加熱ローラに押圧する回動可能な加圧レバーと、該加圧レバーに係合する加圧プレートと、開閉レバーと、該開閉レバーと前記加圧プレートの間に介装された加圧スプリングを含んで構成し、前記開閉レバーを回動させて前記加圧スプリングの加圧力を変化させることによって前記加圧ローラを加圧状態又は加圧解除状態とする定着装置において、
前記各定着圧可変機構の前記加圧プレートに作用する作用部を長手方向両端に備えた定着圧可変レバーを設け、該定着圧可変レバーをスライド操作することによって定着圧を可変させることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記定着圧可変レバーを定着フレームに対して着脱可能に構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記定着圧可変レバーの長手方向一端に操作突起を設け、長手方向他端を定着フレームのガイド孔に差し込み、該長手方向他端を中心として定着圧可変レバーを回動させて前記操作突起を定着フレームに組み込み、定着圧可変レバーを長手方向にスライドさせて前記操作突起に形成された係合突起を定着フレームに形成された複数の係合溝に選択的に係合させることによって定着圧を可変させることを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項1〜3の何れかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、定着圧可変レバーをスライド操作することによって、該定着圧可変レバーの長手方向両端に設けられた作用部を左右一対の定着圧可変機構の各加圧プレートに同時に作用させて定着圧を簡単に可変させることができる。
請求項2記載の発明によれば、定着圧の可変の要否に応じて定着圧可変レバーを定着フレームに対して着脱することができ、定着圧を可変させる必要がない場合には定着圧可変レバーを定着フレームから取り外しておくことができる。
請求項3記載の発明によれば、定着圧を可変させる必要がある場合には、定着圧可変レバーの長手方向一端に定着フレームのガイド孔に差し込み、該長手方向一端を中心として定着圧可変レバーを回動させて長手方向他端に設けられた操作突起を定着フレームに組み込むことによって該定着圧可変レバーを定着フレームに簡単に装着することができ、その組立性が高められる。そして、定着フレームに装着された定着圧可変レバーの操作突起を操作して該定着圧可変レバーを長手方向にスライドさせ、前記操作突起に形成された係合突起を定着フレームに形成された複数の係合溝に選択的に係合させることによって定着圧を容易且つ確実に可変させることができる。
請求項4記載の発明によれば、例えば封筒等の厚紙を通紙する際には、定着圧を容易に軽減させて厚紙にしわ等を発生させることなく、該厚紙に画像を安定的に定着させることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[画像形成装置]
図1は本発明に係る画像形成装置の一形態としてのカラーレーザープリンタの断面図、図2は同カラーレーザープリンタの開閉カバーを開いた状態の斜視図である。
本実施の形態に係るカラーレーザープリンタはタンデム型であって、図1に示すように、その本体100内の中央部には、マゼンタ画像形成ユニット1M、シアン画像形成ユニット1C、イエロー画像形成ユニット1Y及びブラック画像形成ユニット1Kが一定の間隔でタンデムに配置されている。
上記各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1Kには、感光ドラム2a,2b,2c,2dがそれぞれ配置されており、各感光ドラム2a〜2dの周囲には、帯電ローラ3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、転写ローラ5a,5b,5c,5d及びドラムクリーニング装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ配置されている。
ここで、前記感光ドラム2a〜2dは、ドラム状の感光体であって、可変速の不図示のステッピングモータによって図示矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。又、前記帯電ローラ3a〜3dは、不図示の帯電バイアス電源から印加される帯電バイアスによって感光ドラム2a〜2dの表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。
更に、前記現像装置4a〜4dは、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナー、イエロー(Y)トナー、ブラック(BK)トナーをそれぞれ収容しており、各感光ドラム2a〜2d上に形成された各静電潜像に各色のトナーを付着させて各静電潜像を各色のトナー像として可視像化するものである。
又、前記転写ローラ5a〜5dは、各一次転写部にて中間転写ベルト7を介して各感光ドラム2a〜2dに当接可能に配置されている。ここで、中間転写ベルト7は、二次転写対向ローラ8とテンションローラ9との間に張設されて各感光ドラム2a〜2dの上面側に走行可能に配置されており、前記二次転写対向ローラ8は、二次転写部において中間転写ベルト7を介して二次転写ローラ10に当接可能に配置されている。又、テンションローラ9の近傍にはベルトクリーニング装置11が設けられている。
ところで、装置本体100内の各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1BKの上方には、前記各現像装置4a〜4dにトナーを補給するためのトナーコンテナ12a,12b,12c,12dが一列に並設されている。
又、装置本体100内の各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1BKの下方にはレーザースキャナユニット(LSU)13が配置され、その下方の本体100の底部には給紙カセット14が着脱可能に設置されている。そして、給紙カセット14には複数枚の不図示の用紙が積層収容されており、この給紙カセット14の近傍には、給紙カセット14から用紙を1枚ずつ取り出すピックアップローラ15と、取り出された用紙を搬送パスLへと送り出すフィードローラ16とリタードローラ17が設けられている。
又、装置本体100の側部を上下方向に延びる前記搬送パスLには、用紙を搬送する搬送ローラ対18と、用紙を一時待機させた後に所定のタイミングで前記二次転写対向ローラ8と二次転写ローラ10との当接部である二次転写部へと供給するレジストローラ対19が設けられている。尚、搬送パスLの横には、用紙の両面に画像を形成する場合に使用される別の搬送パスL’が形成されており、この搬送パスL’には複数の搬送ローラ対20が適当な間隔で設けられている。
ところで、装置本体100内の一側部に縦方向に配置された前記搬送パスLは、装置本体100の上面に設けられた排紙トレイ21まで延びており、その途中には定着装置22と排紙ローラ対23が設けられている。尚、図2に示すように、本体100の前面には開閉可能な開閉カバー(フロントカバー)101が設けられており、前記定着装置22等において用紙がジャムしたような場合には、開閉カバー101が図示のように開けられてジャム紙を取り除く等の処理がなされる。
次に、以上の構成を有するカラーレーザープリンタによる画像形成動作を図1に基づいて説明する。
画像形成開始信号が発せられると、各画像形成ユニット1M,1C,1Y,1BKにおいて各感光ドラム2a〜2dが図1の矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動され、これらの感光ドラム2a〜2dは、帯電ローラ3a〜3dによって一様に帯電される。又、レーザースキャナユニット13は、各色毎のカラー画像信号によって変調されたレーザー光を出射し、そのレーザー光を各感光ドラム2a〜2dの表面に照射し、各感光ドラム2a〜2d上に各色のカラー画像信号に対応した静電潜像をそれぞれ形成する。
そして、先ず、マゼンタ画像形成ユニット1Mの感光ドラム2a上に形成された静電潜像に、該感光ドラム2aの帯電極性と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aによってマゼンタトナーを付着させ、該静電潜像をマゼンタトナー像として可視像化する。このマゼンタトナー像は、感光ドラム2aと転写ローラ5aとの間の一次転写部(転写ニップ部)において、トナーと逆極性の一次転写バイアスが印加された転写ローラ5aの作用によって、図1の矢印方向に回転駆動されている中間転写ベルト7上に一次転写される。
上述のようにしてマゼンタトナー像が一次転写された中間転写ベルト7は、次のシアン画像形成ユニット1Cへと移動する。そして、シアン画像形成ユニット1Cにおいても、前記と同様にして、感光ドラム2b上に形成されたシアントナー像が一次転写部において中間転写ベルト7上のマゼンタトナー像に重ねて転写される。
以下同様にして、中間転写ベルト7上に重畳転写されたマゼンタ及びシアントナー像の上に、イエロー及びブラック画像形成ユニット1Y,1BKの各感光ドラム2c,2d上にそれぞれ形成されたイエロー及びブラックトナー像が各一次転写部において順次重ね合わせられ、中間転写ベルト7上にはフルカラーのトナー像が形成される。尚、中間転写ベルト7上に転写されないで各感光ドラム2a〜2d上に残留する転写残トナーは、各ドラムクリーニング装置6a〜6dによって除去され、各感光ドラム2a〜2dは次の画像形成に備えられる。
そして、中間転写ベルト7上のフルカラートナー像の先端が二次転写対向ローラ8と二次転写ローラ10間の二次転写部(転写ニップ部)に達するタイミングに合わせて、給紙カセット14からピックアップローラ15とフィードローラ16及びリタードローラ17によって搬送パスLへと送り出された用紙がレジストローラ対19によって二次転写部へと搬送される。そして、二次転写部に搬送された用紙に、トナーと逆極性の二次転写バイアスが印加された二次転写ローラ10によってフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7から一括して二次転写される。
而して、フルカラーのトナー像が転写された用紙は、定着装置22へと搬送され、フルカラーのトナー像が加熱及び加圧されて用紙の表面に熱定着され、トナー像が定着された用紙は、排紙ローラ対23によって排紙トレイ21上に排出されて一連の画像形成動作が完了する。尚、用紙上に転写されないで中間転写ベルト7上に残留する転写残トナーは、前記ベルトクリーニング装置11によって除去され、中間転写ベルト7は次の画像形成に備えられる。
[定着装置]
次に、本発明に係る前記定着装置22の詳細を図3〜図7に基づいて説明する。
図3は定着装置の斜視図、図4は同定着装置の通常加圧時の状態を示す側面図、図5は同定着装置の定着圧可変機構の通常加圧時の状態を示す部分斜視図、図6は同定着圧可変機構の定着圧解除時の状態を示す部分斜視図、図7は同定着圧可変機構の通常加圧時と定着圧解除時の状態を示す側面図である。
図3に示すように、左右の側板24間には、互いに当接して回転する加熱ローラ25と加圧ローラ26がその軸方向両端を回転可能に支持されて架設されており、加圧ローラ26は、後述の定着圧可変機構30によって加熱ローラ25に加圧されることによって両者間には所定圧(定着圧)の定着ニップを形成する。尚、図示しないが、中空状の前記加熱ローラ25内にはヒータが通されている。
而して、前述のように、二次転写ローラ10によってフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7から一括して二次転写された用紙は、定着装置22へと搬送され、該定着装置22の加熱ローラ25と加圧ローラ26間の定着ニップに挟持されて搬送される過程で加熱及び加圧されることによってフルカラーのトナー像の定着を受ける。そして、トナー像が定着された用紙は、排紙ローラ対23によって排紙トレイ21へと排出される。
次に、加圧ローラ26の加熱ローラ25への加圧力(定着圧)を可変させるための定着圧可変機構について説明する。
図3に示すように、定着圧可変機構30は加圧ローラ26の軸方向両端にそれぞれ設けられており、これら左右一対の定着圧可変機構30の構成は同一であるため、以下、一方の定着圧可変機構30についてのみ説明する。
図4及び図5に示すように、加圧ローラ26の回転軸27の軸方向端部には加圧レバー28が回動可能に支持されており、該加圧レバー28の一端の上下には爪28a,28bが形成されており、これらの爪28a,28bは側板24に形成された矩形孔24a,24bにそれぞれ係合している。従って、加圧レバー28を一方の爪28aを中心として他方の爪28bが矩形孔24b内で移動し得る角度範囲で回動させれば、回転軸27と共に加圧ローラ26も爪28aを中心として回動し、各加圧レバー28を図4の時計方向に回動させれば、加圧ローラ26が加熱ローラ25に加圧され、両者間に所定圧の定着ニップが形成される。
又、各加圧レバー28の他端(先端)には係合溝28cが形成されており、この係合溝28cには側面視L字状に屈曲した加圧プレート29が係合している。即ち、図5に示すように、加圧プレート29には上下に長い矩形状の係合孔29aが形成されており、この係合孔29aに加圧レバー28の先端部が通され、該先端部に形成された前記係合溝28cが加圧プレート29の係合孔29aに係合している。
他方、図3に示すように、前記加圧レバー28の近傍には、前記開閉カバー101(図1及び図2参照)の開閉動作に連動して軸33を中心として回動する開閉レバー32が側板24に支持されており、該開閉レバー32の一端にはロッド33の上端が連結されている。ロッド33は前記加圧プレート29及び側板24に一体に形成されたガイド板24cを貫通してこれらの下方に延びている。そして、ロッド33の外周の前記開閉レバー32と前記加圧プレート29の間には加圧スプリング34が介装されている。
以上のように構成された定着装置22に普通紙が通紙される場合には、開閉カバー101を図1に示すように閉じると、図4、図5及び図7(鎖線)にて示すように、開閉レバー32が開閉カバー101によって軸31を中心として矢印a方向に回動して図示のようにロッド33を押し下げるため、該開閉レバー32と加圧プレート29間に介装された加圧スプリング34が押し縮められ、その反力(バネ力)が加圧プレート29を介して加圧レバー28に伝達され、該加圧レバー28の先端部が加圧スプリング34の反力によって押し下げられる。このため、加圧レバー28は、爪28aを中心として図4及び図7の時計方向に回動して加圧ローラ26を加熱ローラ25に加圧し、これによって加圧ローラ26と加熱ローラ25間には所定圧の定着ニップが形成され、この定着ニップを普通紙が通過することによってトナー像が加熱及び加圧されて普通紙上に定着される(通常加圧モード)。
そして、例えば定着装置22にジャムが発生したために開閉カバー101を図2に示すように開けると、該開閉カバー101による開閉レバー32の規制が解除され、加圧スプリング34は自由長まで延びるため、図6及び図7(実線)に示すように、開閉レバー32は軸31を中心として矢印b方向に回動する。このため、今まで加圧スプリング34によって加圧プレート29を押し下げていた反力が0となり、従って、加圧ローラ26の加圧力も0となって定着圧が解除(定着圧解除状態)され、加圧ローラ26と加熱ローラ25間の定着ニップに挟持されていたジャム紙を容易に取り除くことができる。
ところで、開閉カバー101を閉じて画像形成動作を行っている状態で封筒等の厚紙を通紙する場合には、以下に説明する定着圧可変レバー35(図8及び図9参照)を用いて定着圧が軽減される(定着圧軽減モード)。
図8は定着圧可変レバーの斜視図、図9は同定着圧可変レバーの定着フレームへの装着要領を示す斜視図、図10は図9のA部拡大詳細図、図11は定着圧可変レバーの操作突起と定着フレームとの係合関係を示す斜視図、図12(a),(b)は通常加圧時と定着圧軽減時の加圧解除レバーの状態を示す部分斜視図である。
定着圧可変レバー35は、図8に示すように、左右一対の前記定着圧可変機構30の各加圧プレート29にそれぞれ作用する作用部35a,35bを長手方向両端に備えており、その長手方向一端には操作突起36が設けられている。ここで、操作突起36は、図11に示すように、レバー本体35Aに連結プレート36aによって一体に連結されており、そのガイド部36bとレバー本体35Aとの間には幅Bの隙間δが形成され、ガイド部36bの裏面には上下2つの係合突起36c(図11には1つのみ図示)が突設されている。尚、操作突起36のガイド部36bには、図10に示すように、係合突起36cの位置を示す三角状の目印36dが形成されている。
他方、図11に示すように、定着フレーム37の長手方向一端(右端)には、定着圧可変レバー35の一方の作用部35bが通過可能な大きさの矩形孔37aが形成されており、該定着フレーム37の表面には、前記矩形孔37aから横方向に水平に延びるスリット状の係合孔37bが形成されている。そして、この係合孔37bの途中の長手方向2箇所には縦方向に長いスリット状の係合溝37c,37dが適当な間隔で形成されている。ここで、操作突起36のガイド部36bとレバー本体35Aとの隙間δの幅Bは定着フレーム37の板厚tよりも若干大きく設定されている(B>t)。
又、図9に示すように、定着フレーム37の他端(図9の左端)には矩形のガイド孔37eが形成されている。
而して、以上のように構成された定着圧可変レバー35は定着フレーム37に対して着脱可能であって、定着圧を軽減させる必要が生じた場合に以下の要領で定着フレーム37に簡単に装着することができる。
即ち、図9に示すように、定着圧可変レバー35の作用部35aが設けられた長手方向一端(図9の左端)を定着フレーム37のガイド孔37eに差し込み、その差し込んだ一端を中心として定着圧可変レバー35を図9の矢印c方向に回動させ、図10に示すように、該定着圧可変レバー35の他端(図9の右端)の操作突起36を定着フレーム37に組み込む。即ち、定着圧可変レバー35の他方の作用部35bを定着フレーム37に形成された矩形孔37aに差し込むとともに、操作突起36をレバー本体35Aに連結する連結プレート36aを定着フレーム37に形成された係合孔37bに嵌め込んで係合させることによって、定着圧可変レバー35を定着フレーム37に簡単に装着することができる。そして、操作突起36を操作して定着圧可変レバー35を横方向にスライドさせ、操作突起36のガイド部36bの裏面に突設された係合突起36cを図12(a)に示すように一方の係合溝37cに係合させる。
而して、定着装置22に普通紙を通紙する通常加圧時には、定着圧可変レバー35の長手方向両端に設けられた作用部35a,35bは左右一対の定着圧可変機構30の各加圧プレート29に作用せず、定着圧可変機構30は図4及び図5に示す状態を維持して加熱ローラ25と加圧ローラ26間に所定のニップ圧(定着圧)を確保する。
そして、開閉カバー101を閉じて画像形成動作を行っている状態で封筒等の厚紙を通紙する場合には、開閉カバー101を開けて図6及び図7(実線)にて示すように定着圧を解除した状態で操作突起36を操作して定着圧可変レバー35を図12(a)に示す状態から矢印d方向にスライドさせ、操作突起36のガイド部36bの裏面に突設された係合突起36cを図12(b)に示すように係合溝37dに係合させる。
すると、定着圧可変レバー35の長手方向両端に設けられた作用部35a,35bが左右の各定着圧可変機構30の加圧プレート29と側板24のガイド板24cとの間に入り込む。このとき、定着圧は解除されているため、定着圧可変レバー35の両作用部35a,35bは各定着圧可変機構30の加圧プレート29と側板24のガイド板24cとの間に容易に入り込むことができる。そして、この状態で開閉カバー101を閉じれば、左右の各定着圧可変機構30の加圧プレート29が図7に示すように定着圧可変レバー35の作用部35a,35bの厚さ分だけ鎖線位置から実線位置へと上方へ押し上げられる。
上述のように加圧プレート29が押し上げると、加圧スプリング34の反力は大きくなる反面、加圧プレート29が加圧レバー28に対して上動するために該加圧プレート29による加圧レバー28の押し下げ力が小さくなり、この結果、加圧レバー28による加圧ローラ26への押圧力が弱められて加圧ローラ26の加圧力(定着圧)が軽減され、定着ニップを通過する封筒等の厚紙にしわが発生する等の不具合が生じることがない。
以上のように、本発明に係る定着装置22によれば、定着圧可変レバー35をスライド操作することによって、該定着圧可変レバー35の長手方向両端に設けられた作用部35a,35bを左右一対の定着圧可変機構30の各加圧プレート29に同時に作用させて定着圧を簡単に可変させることができる。
又、定着圧の可変の要否に応じて定着圧可変レバー35を定着フレーム37に対して着脱することができ、定着圧を可変させる必要がない場合には定着圧可変レバー35を定着フレーム37から取り外しておくことができる。
定着圧を軽減させる必要がある場合には、図9に示すように、定着圧可変レバー35の長手方向一端に定着フレーム37のガイド孔37eに差し込み、該長手方向一端を中心として定着圧可変レバー35を回動させて長手方向他端に設けられた操作突起36を定着フレーム37に組み込むことによって該定着圧可変レバー35を定着フレーム37に簡単に装着することができ、その組立性が高められる。そして、定着フレーム37に装着された定着圧可変レバー35の操作突起36を操作して該定着圧可変レバー35を長手方向にスライドさせ、前記操作突起36に形成された係合突起36cを図12(b)に示すように定着フレーム37に形成された係合溝37dに係合させることによって定着圧を容易且つ確実に可変させることができる。
尚、以上は特にカラーレーザープリンタとこれに備えられた定着装置に本発明を適用した形態について説明したが、本発明は、単色のモノクロ画像形成装置とこれに備えられた定着装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
本発明に係るカラーレーザープリンタの断面図である。 本発明に係るカラーレーザープリンタの開閉カバーを開いた状態の斜視図である。 本発明に係る定着装置の斜視図である。 本発明に係る定着装置の通常加圧時の状態を示す側面図である。 本発明に係る定着装置における定着圧可変機構の通常加圧時の状態を示す部分斜視図である。 本発明に係る定着装置における定着圧可変機構の定着圧解除時の状態を示す部分斜視図である。 本発明に係る定着装置における定着圧可変機構の通常加圧時と定着圧解除時の状態を示す側面図である。 定着圧可変レバーの斜視図である。 定着圧可変レバーの定着フレームへの装着要領を示す斜視図である。 図9のA部拡大詳細図である。 定着圧可変レバーの操作突起と定着フレームとの係合関係を示す斜視図である。 (a),(b)は通常加圧時と定着圧軽減時の加圧解除レバーの状態を示す部分斜視図である。
符号の説明
1M マゼンタ画像形成ユニット
1C シアン画像形成ユニット
1Y イエロー画像形成ユニット
1BK ブラック画像形成ユニット
2a〜2d 感光ドラム
3a〜3d 帯電ローラ
4a〜4d 現像装置
5a〜5d 転写ローラ
6a〜6d ドラムクリーニング装置
7 中間転写ベルト
8 二次転写対向ローラ
9 テンションローラ
10 二次転写ローラ
11 ベルトクリーニング装置
12a〜12d トナーコンテナ
13 レーザースキャナユニット(LSU)
14 給紙カセット
15 ピックアップローラ
16 フィードローラ
17 リタードローラ
18 搬送ローラ対
19 レジストローラ対
20 搬送ローラ対
21 排紙トレイ
22 定着装置
23 排紙ローラ対
24 側板
24a,24b 矩形孔
24c ガイド板
25 加熱ローラ
26 加圧ローラ
27 加圧ローラの回転軸
28 加圧レバー
28a,28b 加圧レバーの爪
28c 加圧レバーの係合溝
29 加圧プレート
29a 加圧プレートの係合孔
30 定着圧可変機構
31 軸
32 開閉レバー
33 ロッド
34 加圧スプリング
35 定着圧可変レバー
35A レバー本体
35a,35b 定着圧可変レバーの作用部
36 操作突起
36a 操作突起の連結プレート
36b 操作突起のガイド部
36c 操作突起の係合突起
36d 操作突起の目印
37 定着フレーム
37a 定着フレームの矩形孔
37b 定着フレームの係合孔
37c,37d 定着フレームの係合溝
37e 定着フレームのガイド孔
100 画像形成装置本体
101 開閉カバー
L,L’ 搬送パス
δ 隙間

Claims (4)

  1. 互いに当接して回転する加熱ローラと加圧ローラとの当接圧である定着圧を可変させる定着圧可変機構を前記加圧ローラの軸方向両端にそれぞれ設け、前記各定着圧可変機構を、前記加圧ローラを前記加熱ローラに押圧する回動可能な加圧レバーと、該加圧レバーに係合する加圧プレートと、開閉レバーと、該開閉レバーと前記加圧プレートの間に介装された加圧スプリングを含んで構成し、前記開閉レバーを回動させて前記加圧スプリングの加圧力を変化させることによって前記加圧ローラを加圧状態又は加圧解除状態とする定着装置において、
    前記各定着圧可変機構の前記加圧プレートに作用する作用部を長手方向両端に備えた定着圧可変レバーを設け、該定着圧可変レバーをスライド操作することによって定着圧を可変させることを特徴とする定着装置。
  2. 前記定着圧可変レバーを定着フレームに対して着脱可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記定着圧可変レバーの長手方向一端に操作突起を設け、長手方向他端を定着フレームのガイド孔に差し込み、該長手方向他端を中心として定着圧可変レバーを回動させて前記操作突起を定着フレームに組み込み、定着圧可変レバーを長手方向にスライドさせて前記操作突起に形成された係合突起を定着フレームに形成された複数の係合溝に選択的に係合させることによって定着圧を可変させることを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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