JP2008290283A - ラベル付き複写帳票及び冊子 - Google Patents

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Abstract

【課題】一枚目の帳票と二枚目の帳票が略同一面積、同一形状の二枚構成のラベル付き複写帳票、及び、これを使った冊子を提供する。
【解決手段】少なくとも、情報を目視可能に記載する筆記部と情報記載面に印刷されたドットパターンを読み取る撮像部を有する電子ペンにより情報が記載される二枚構成のラベル付き複写帳票であって、前記二枚構成のラベル付き複写帳票の一枚目の帳票と二枚目の帳票は、略同一面積を有する同一形状の帳票で、それぞれの一端部で綴じ合わされ、一枚目の帳票は、基紙,粘着剤層,剥離紙が順次積層された積層体で、一枚目の帳票と二枚目の帳票の接触面には複写構造が形成され、一枚目の帳票の基紙の表出面と二枚目の帳票の基紙の少なくとも何れかの表出面には、前記ドットパターンが印刷されたラベル付き複写帳票、及び、これを使った冊子を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、二枚構成の電子ペン記載用ラベル付き複写帳票、及び、このラベル付き複写帳票を複数セット綴じ合わせた冊子に関する。
従来、申込書等を提出する場合、所定の印刷が施された申込用紙に申込者が筆記具で必要事項を記入して提出していた。
このような分野に対して、近年、便利な入力システムが提供されている。
これは、スウェーデンの「Anoto社」が開発した入力システムで、「アノトペン」と呼ばれる電子ペンと、電子ペン読取り専用ドットパターン(以下、単にドットパターンともいう)が印刷された電子ペン書き込み用専用用紙(以下、電子ペン記載用紙という)によって記載された情報をその場で電子化情報とし通信端末に送信するシステムである。
電子ペンは、通常の筆記部と、筆記部によって用紙の記載面に記載された情報を用紙の記載面に印刷されたドットパターン情報として読み取るための撮像部と、読み取ったドットパターン情報を送信するための通信部等を搭載している。
記載者が電子ペン記載用紙の上に文字などを記載すると、ペンの移動に伴って電子ペンの撮像部が電子ペン記載用紙上に印刷されたドットパターンを読み取り、記載者が記載した文字などの入力情報を電子情報として記憶する。
電子ペンが記憶した入力情報は、前述の通信部により、電子ペンから近くのパーソナルコンピュータや携帯電話などの通信端末に送信される。
電子ペンを使用する前述の入力システムでは、電子ペンがキーボードの役割を果たすのであるが、記載者は従来どおりの感覚で申し込み等を行うことができる。
前述の「Anoto社」の入力システムでは、ドットパターンが印刷された電子ペン記載用紙が使用されるが、前述のドットパターンは、分野別に割り当てられて使用されている。
また、このシステムでは入力情報の入力を、電子ペンによる微細なドットパターン読み取りによって行われるために、ドットパターンの印刷品質,印刷される基材の選定に関する管理が厳密に行われる。
電子ペン記載用紙は、一枚のシートの形態で使用される場合や複数枚綴じられた複写形態で使用される場合がある。
電子ペンを使用した帳票の例として、1つのエリアから分割されたドットパターンが印刷された複数枚の前記複写帳票から1セットが構成されており、各セットを識別する情報であるセット識別情報及び所定の処理に必要な情報が記入される複数の項目を有する電子ペン用複写帳票が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−323487
特許文献1で開示されている技術は、「1セットを構成する各複写帳票の大きさは、全て異なるものであって、各枚目を示す数字の大きさと比例させている。また、1セットを構成する複写帳票の一部は切り離し可能に加工されている。また、1セットを構成する複数枚の前記複写帳票にそれぞれ記入された情報を、ひとまとまりの記入情報として送信するために必要な完了ボックス(送信ボックスともいう)を複写帳票の中の枚目を示す数字が最も大きい複写帳票が有する」電子ペン用複写帳票である。
そこで本発明は、一枚目の帳票と二枚目の帳票が略同一面積、同一形状の二枚構成のラベル付き複写帳票を提供することを目的とする。
前記課題の目的を達成するために、本発明のラベル付き複写帳票の第一の態様は、少なくとも、情報を目視可能に記載する筆記部と情報記載面に印刷されたドットパターンを読み取る撮像部を有する電子ペンにより情報が記載される二枚構成のラベル付き複写帳票であって、前記二枚構成のラベル付き複写帳票の一枚目の帳票と二枚目の帳票は、略同一面積を有する同一形状の帳票で、それぞれの一端部で綴じ合わされ、一枚目の帳票は、基紙,粘着剤層,剥離紙が順次積層された積層体で、一枚目の帳票と二枚目の帳票の接触面には複写構造が形成され、一枚目の帳票の基紙の表出面と二枚目の帳票の基紙の少なくとも何れかの表出面に、前記ドットパターンが印刷されたことを特徴とするものである。
また、第二の態様は、第一の態様において、複写構造は、剥離紙の表出面に形成されたプリントカーボンによる複写構造となっていることを特徴とするものである。
また、第三の態様は、第一の態様において、複写構造は、剥離紙の表出面に形成された発色剤と二枚目の帳票の基紙の前記接触面に形成された顕色剤による複写構造となっていることを特徴とするものである。
また、第四の態様は、第一の態様において、複写構造は、二枚目の帳票の基紙の接触面に形成された圧力によって発色するセルフ発色構造による複写構造となっていることを特徴とするものである。
また、第五の態様は、第一から第四何れかの態様において、一枚目の帳票の一部に剥離紙と粘着剤を貫通する切込みが形成されたことを特徴とするものである。
また、第六の態様は、第一から第五何れかの態様において、一枚目の帳票と二枚目の帳票の基紙の、少なくとも何れかは耐水性を有する基紙であることを特徴とするものである。
また、第七の態様のラベル付き複写帳票冊子は、第一から第六何れかの態様のラベル付き複写帳票を複数綴じ合わせたことを特徴とするものである。
1)本発明のラベル付き複写帳票の第一の態様のように、少なくとも、情報を目視可能に記載する筆記部と情報記載面に印刷されたドットパターンを読み取る撮像部を有する電子ペンにより情報が記載される二枚構成のラベル付き複写帳票であって、前記二枚構成のラベル付き複写帳票の一枚目の帳票と二枚目の帳票は、略同一面積を有する同一形状の帳票で、それぞれの一端部で綴じ合わされ、一枚目の帳票は、基紙,粘着剤層,剥離紙が順次積層された積層体で、一枚目の帳票と二枚目の帳票の接触面には複写構造が形成され、一枚目の帳票の基紙の表出面と二枚目の帳票の基紙の少なくとも何れかの表出面に、前記ドットパターンが印刷されたことによって、二枚目の帳票の両面に情報を記載することができ、帳票を有効に利用することができる。
また、従来のラベル帳票では、二枚目に記載された複写情報を別途パソコンに入力するため入力時間が新たに発生し、さらに、入力ミスが発生した場合、対象物に貼付されたラベルとの照合に支障を来たす場合があったものが、本発明のラベル付き複写帳票によって、記載情報をリアルタイムにサーバなどに送信可能となり、さらに、入力ミスやラベルとの照合ミスが発生しなくなった。
2)また、第二の態様のように、第一の態様において、複写構造は、剥離紙の表出面に形成されたプリントカーボンによる複写構造となっていることによって、複写された情報を紫外線の劣化などから護ることができ、しかも、低コストでラベル付き複写帳票を提供することができる。
3)また、第三の態様のように、第一の態様において、複写構造は、剥離紙の表出面に形成された発色剤と二枚目の帳票の基紙の前記接触面に形成された顕色剤による複写構造となっていることによって、市販されているノーカーボン紙を流用することができ、低コストでラベル付き複写帳票を提供することができる。
4)また、第四の態様のように、第一の態様において、複写構造は、二枚目の帳票の基紙の接触面に形成された圧力によって発色するセルフ発色構造による複写構造となっていることによって、複写構造部分を簡易にすることができ、製造工程を短縮でき、低コストでラベル付き複写帳票を提供することができる。
5)また、第五の態様のように、第一から第四何れかの態様において、一枚目の帳票の一部に剥離紙と粘着剤を貫通する切込みが形成されたことによって、一枚目の帳票(ラベル部分)を容易に剥離紙から剥がすことができ、運用効率を高めることができる。
6)また、第六の態様のように、第一から第五何れかの態様において、一枚目の帳票と二枚目の帳票の基紙の、少なくとも何れかは耐水性を有する基紙であることによって、ラベルが雨ざらしになる利用分野で使用することができる。
7)また、第七の態様のラベル付き複写帳票冊子のように、第一から第六何れかの態様のラベル付き複写帳票を複数綴じ合わせたことによって、収納し易くなり、表紙をつけた場合は、ラベル付き複写帳票に情報を記載する時に記載し易くする役割と、折り曲がった時に複写構造部で発色させない役割を果たしている。
以下、図面を参照して、本発明のラベル付き複写帳票、および、ラベル付き複写帳票を使用したラベル付き複写帳票冊子について詳細に説明する。
図1は、本発明のラベル付き複写帳票の一例について説明するための図,図2は、図1のA−A線断面図,図3は、図1のA−A線断面の他の一例について説明するための図,図4は、本発明のラベル付き複写帳票冊子の一例について説明するための断面図,図5は、電子ペンの一例について説明するための図,図6は、電子ペン読取り専用ドットパターンについて説明するための図,である。
図1を参照して、本発明のラベル付き複写帳票の一例について説明する。
本発明のラベル付き複写帳票1は、少なくとも、後述する電子ペンにより情報が記載される二枚構成のラベル付き複写帳票であって、前記二枚構成のラベル付き複写帳票の一枚目の帳票2と、二枚目の帳票3は、略同一面積を有する同一形状の帳票で、それぞれの一端部の綴じ部4で綴じ合わされている。
一枚目の帳票2は、図示しないが、基紙,粘着剤層,剥離紙が順次積層された積層体で、一枚目の帳票2と二枚目の帳票3の接触面には複写構造(図示せず)が形成され、一枚目の帳票2の基紙の表出面と、二枚目の帳票3の基紙の少なくとも何れかの表出面には、ドットパターン21が赤外線吸収インキで印刷されている。
図示しないが、前述の複写構造は、一枚目の帳票2の剥離紙の表出面に形成されたプリントカーボンによる複写構造,剥離紙の表出面に形成された発色剤と二枚目の帳票3の基紙の前記接触面に形成された顕色剤による複写構造,二枚目の帳票3の基紙の接触面に形成された、圧力によって発色するセルフ発色構造による複写構造,の何れかになっている。
また、図示しないが、一枚目の帳票2の一部に剥離紙と粘着剤を貫通する切込みが形成され、一枚目の帳票2に形成されたラベル紙片を剥がし易くしている。
また、一枚目の帳票2と二枚目の帳票3の基紙は、少なくとも何れかが耐水性を有する基紙で構成されており、ラベルが貼付されて対象物が雨ざらしになっても、ラベルが耐えられるようになっている。
図1に示す一枚目の帳票2の表出面には、ドットパターン21のほかに、帳票の名称,デザイン等の印刷図柄23や、情報記載欄24を示す「罫線」,記載情報を送信するための送信ボックス22等の印刷が施されている。
また、図示しないが、二枚目の帳票3の両面、または、何れかの面には、一枚目の帳票の表出面と同様、ドットパターンのほかに、帳票の名称を示す印刷図柄や、情報記載欄を示す「罫線」,記載情報を送信するための送信ボックス等の印刷が施されている。
ここで、図1を一部参照して、電子ペンと、電子ペン読取り専用ドットパターンを使用する「Anoto社」のシステムについて説明する。
電子ペン5は、図示しないが、通常の筆記部と、ドットパターン21を読み取るための撮像部と、ドットパターン情報を送受信するための送受信部(以下、通信部という)等を搭載している。
電子ペン5は、例えば、記載者が図1の一枚目の帳票2の情報記載欄24に文字などを記載すると、ペンの移動に伴って電子ペン5に内蔵された撮像部が、ドットパターン21によって表示された座標情報を読み取り、接続された通信端末(図示せず)に読み取った座標情報を通信部から送信する。
通信端末は、受信した前記座標情報をネットワークに接続された電子ペンシステム管理サーバ(図示せず)に送信する。
電子ペンシステム管理サーバは、受信した座標情報をテキストデータに変換し、利用者側のサーバ(図示せず)や、前記通信端末に返信する。
通信端末内に電子ペンシステム管理サーバ機能が内蔵されている場合は、前記座標情報は電子ペンシステム管理サーバ機能によってテキストデータに変換される。
図5を参照して、電子ペンについて説明する。
電子ペン5は、インクカートリッジ58を伴った筆記部56,ドットパターンを読み取るデジタルカメラによる撮像部55,デジタルカメラで読み取られた筆記情報(ドットパターンの座標情報)を記憶する記憶部53,携帯通信端末に座標情報を送信する通信部52,これらの機能を制御する制御部54,電子ペン用の圧力センサ57,図示しないが電源部で構成され、これらを電子ペン5の筐体51の内部に搭載している。
電子ペン5は、電子ペン記載用紙に印刷されたドットパターンを撮像部55で読み取って記憶部53で記憶し、図示しないが、電子ペンのユニークな識別情報などと共に通信部52から接続された通信端末に送信する。
電子ペンの通信部52は、USB(Universal Serial Bus),Bluetooth(The Bluetooth SIG,Inc.の登録商標)何れにも対応できるようになっている。
また、電子ペン5の筐体51に組み込まれた筆記部56は、単なる筆記具として使用することもできるようになっている。
筆記部56は、筆記情報を可視状態で記載部に残す役割の他に、デジタルカメラによる撮像部55と、ドットパターン印刷面との距離を一定にする役割を担っている。
筆記部56が電子ペン筐体51に装着されたときに、インクカートリッジ58側の先端が、電子ペンの筐体51に取り付けられた電子ペン用の圧力センサ57に接触するようになっている。
この圧力センサ57は、情報の記載が開始されることを制御部54に伝える機能と、筆圧の強弱を認識する機能を備えている。
また、インクカートリッジ58の残量を確認する場合、または、インクを充填する場合は、例えば、筆記部56を電子ペン筐体51の先端から引き抜いてインクの残量確認、または、インクの充填を行う。
図6を参照して、電子ペン読取り専用ドットパターンについて説明する。
図に示す縦横の仮想線は、説明し易くするために記載しており、実際には印刷されていない。
電子ペン読取り専用ドットパターン210の各ドットは、0.3mm間隔で形成された直角に交わる縦横の仮想線の交点近傍に、それぞれ異なる4方向の何れかに配置され、形成されている。
「Anoto社」のシステムでは、36個のドット(約4mm2の内側に印刷されたドット群)を1単位情報として扱っている。
電子ペンで、電子ペン記載用紙上に文字等を記載すると、ペン先がどの位置をなぞっているか、その近傍に印刷されたドットパターンの座標情報を読み取って、ペン先が移動した単位情報の軌跡を電子ペンの記憶部に記憶するようになっている。
電子ペン記載用紙の所定部(前述の「送信ボックス」)を電子ペンでマークをすると、電子ペン記載用紙に記載した前記座標情報を電子ペンから通信端末に送信するようになっている。
「Anoto社」のシステムでは、一つの利用分野で同一のドットパターンが利用されないように管理されている。
次に、前述の電子ペンシステム管理サーバ(図示せず)について説明する。
電子ペンシステム管理サーバは、多くの場合、PLSサーバと、ASHサーバに分けられて使用される。
通信端末から送信された座標情報は、まず、PLS(Paper Look−up Service)と呼ばれる電子ペンシステム管理サーバに送信される。
PLSサーバは、受信したドットパターンの座標情報から、使用されているアプリケーションを割り出して、そのアプリケーション支援を行うASH(Application Service Handler)サーバのURL(Uniform Resource Locator)と座標情報を通信端末に送信する。電子ペンシステム管理サーバ機能は、通信端末内に組み込まれて使用されることもある。
次に、前述の通信端末(図示せず)について説明する。
通信端末は、例えば、キーボードなどの入力手段,インターネットに接続されて入力情報を送受信する送受信手段,ディスプレイなどの表示手段,入力情報や読み込んだ情報を保存する保存手段とを有する携帯電話,PDA(Personal Digital Assistance),パーソナルコンピュータのような装置である。
通信端末は、前述のように、電子ペンから送信された情報を電子ペンシステム管理サーバに送信し、テキストデータなどに変換された情報として受信し、利用する。
図2を参照して、図1のA−A線断面について説明する。
本発明のラベル付き複写帳票1は、二枚で構成され、前記二枚構成のラベル付き複写帳票の一枚目の帳票2と二枚目の帳票3は、略同一面積を有する同一形状の帳票で、それぞれの一端部の綴じ部4で綴じ合わされている。
一枚目の帳票2は、基紙201,粘着剤層202,剥離紙が順次積層された積層体で、剥離紙は隔離紙基材204の粘着剤層202側に剥離剤層203が形成された構造になっている。
基紙201の表出面にはドットパターン21や、印刷図柄の一部である送信ボックス22等の図柄が印刷されている。さらに、図2の例では、一枚目の帳票2には、切込み25が前述の剥離紙と粘着剤層202を貫通する状態で形成されている。
また、隔離紙基材204の粘着剤層202の逆側には、ノーカーボンの発色剤層205が複写構造の一部として形成されている。
二枚目の帳票3の基紙上部には、顕色剤層301が複写構造の一部として形成され、その表面にドットパターン31aや、送信ボックス等の印刷図柄(図示せず)が印刷されている。
基紙303の下側、即ち顕色剤層が形成された面の逆面には、必要に応じてドットパターン31bや、送信ボックス等の印刷図柄(図示せず)が印刷されている。
図2に示すラベル付き複写帳票を作製するに当たって、一枚目の帳票2の「基紙201+粘着剤層202」の部分(ここでは、T1層という)には市販の粘着紙を適用し、「剥離剤層203+剥離紙基材204+発色剤層205」の部分の「剥離紙基材204+発色剤層205」部分を市販のノーカーボン紙の「トップ紙」を適用して剥離剤層を形成し、上述のT1層と積層して使用することもできる。
また、このときに、二枚目の帳票3を市販のノーカーボン紙の「ボトム紙」を適用することもできる。
図3を参照して、図1のA−A線断面の他の一例について説明する。
本発明のラベル付き複写帳票10は、二枚で構成され、前記二枚構成のラベル付き複写帳票の一枚目の帳票20と二枚目の帳票30は、略同一面積、同一形状の帳票で、それぞれの一端部の綴じ部4で綴じ合わされている。
一枚目の帳票20は、基紙201,粘着剤層202,剥離紙が順次積層された積層体で、剥離紙は隔離紙基材204の粘着剤層202側に剥離剤層203が形成された構造になっている。
基紙201の表出面にはドットパターン21や、印刷図柄の一部である送信ボックス22等の図柄が印刷されている。
さらに、図3の例では、一枚目の帳票20には、切込み25が前述の剥離紙と粘着剤層202を貫通する状態で形成されている。
二枚目の帳票30の基紙上部には、ノーカーボン複写構造の一種であるセルフ発色層302が形成され、その表面にドットパターン31aや、送信ボックス等の印刷図柄(図示せず)が印刷される。
基紙303の下側、即ちセルフ発色層が形成された面の逆面には、必要に応じてドットパターン31bや、送信ボックス等の印刷図柄(図示せず)が印刷される。
図2で説明したのと同様、図3に示すラベル付き複写帳票を作製するに当たって、一枚目の帳票20の「基紙201+粘着剤層202」の部分(ここでは、T10層という)には市販の粘着紙を適用し、「剥離剤層203+剥離紙基材204」の部分を市販の剥離紙を適用して上述のT10層と積層して使用することもできる。
このときに、二枚目の帳票30は、市販のノーカーボン紙の「自己発色紙(セルフ発色紙)」を適用することもできる。
図3において、複写構造がプリントカーボンによる場合は、剥離紙基材204の剥離剤層203の逆面には、プリントカーボン205が複写構造として形成されている。
上述の複写構造として一枚目の帳票20にプリントカーボンが形成された場合は、二枚目の帳票30には通常の紙、例えば、上質紙を使用し、上質紙の上部には直接ドットパターン31aや、送信ボックス等の印刷図柄(図示せず)が印刷される。また、二枚目の帳票30の裏面(図で下になる面)には、必要に応じてドットパターン31bや、送信ボックス等の印刷図柄(図示せず)が印刷される。
図4を参照して本発明のラベル付き複写帳票冊子の一例について説明する。
本発明のラベル付き複写帳票冊子100は、前述の二枚構成のラベル付き複写帳票1を複数セット綴じ合わせたラベル付き複写帳票冊子である。
ラベル付き複写帳票1は、ラベル付き複写帳票の短辺側一端で背糊などによって冊子の形態に固定されている。ラベル付き複写帳票冊子を保護するために冊子100には冊子を包むように厚紙の表紙6が貼付される場合もある。
(材料)
図2,図3を一部参照して、本発明のラベル付き複写帳票に使用される材料の一例について説明する。
「基紙」201,303として、坪量30g/m2〜100g/m2の赤外線を吸収する物質を含まない模造紙,上質紙,純白ロール紙,コピー紙,タイプライター紙,トレーシングペーパー,複写用紙、及び、各種コート紙,クラフト紙等から選択して使用する。
これらの紙に耐水処理を施して使用することもできる。
「印刷インキ」として、ドットパターン印刷に使用される印刷インキは赤外光領域の波長を吸収するインキ、それ以外の印刷に使用されるインキには赤外光領域の波長を反射するインキを使用する。印刷インキはオフセット用インキ、凸版用インキ、グラビア用インキ、何れを使用することもできる。
また、「接着剤(綴じ部4に使用)」としては、市販されている澱粉系,天然ゴム系,酢酸ビニル系,EVA系,ポリウレタン系,ポリビニルアルコール系,アクリル系その他から選択し、製造装置に合せて使用する。
また、「粘着剤」は、対象物に貼付した後再剥離可能なタイプの粘着剤を使用することが好ましく、粘着剤に微球を添加したものや、粘着剤に硬化剤を添加した2EHA(2エチルヘキシルアクリレート)等のガラス転移温度が低いアクリル樹脂をエマルジョン化したものを使用する。
また、「剥離剤」として、紫外線硬化型オフセット用メジウムインキでは、UVインキにシリコーンオイルを添加したものや、シリコーンアクリレートを添加したもの、オフセットインキ以外では、通常の白金触媒を利用する熱硬化型剥離インキを使用する。
また、「剥離基材」として、複写された文字などの鮮明度を損なわないように前述の基紙で薄手のものを使用する。
また、「複写構造」に使用される、プリントカーボンインキ,発色剤,顕色剤は公知のものを使用する。
また、顕色剤層を形成した基紙や、セルフ発色構造を備えた基紙は、市販のノーカーボン紙を使用し、表面、または表裏にドットパターン等を印刷して使用する。
また、ラベル付き複写帳票冊子に使用される表紙、接着剤には、市販の紙及び接着剤から適宜選択して使用する。
駐車違反の車に貼付するラベル帳票等、屋外で使用されるラベル付き複写帳票全般に利用できる。
本発明のラベル付き複写帳票の一例について説明するための図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のA−A線断面の他の一例について説明するための図である。 本発明のラベル付き複写帳票冊子の一例について説明するための断面図である。 電子ペンの一例について説明するための図である。 電子ペン読み取り専用のドットパターンについて説明するための図である。
符号の説明
1,10 ラベル付き複写帳票
2,20 一枚目の帳票
3,30 二枚目の帳票
4 綴じ部
5 電子ペン
6 表紙
21,31,31a,31b ドットパターン
22 送信ボックス
23 印刷図柄
24 情報記録欄
25 切込み
51 筐体
52 通信部
53 記憶部
54 制御部
55 撮像部
56 筆記部
57 圧力センサ
58 インクカートリッジ
100 ラベル付き複写帳票冊子
201,303 基紙
202 粘着剤層
203 剥離剤層
204 剥離紙基材
205 発色剤層、または、プリントカーボン
301 顕色剤層
302 セルフ発色層

Claims (7)

  1. 少なくとも、情報を目視可能に記載する筆記部と情報記載面に印刷されたドットパターンを読み取る撮像部を有する電子ペンにより情報が記載される二枚構成のラベル付き複写帳票であって、前記二枚構成のラベル付き複写帳票の一枚目の帳票と二枚目の帳票は、略同一面積を有する同一形状の帳票で、それぞれの一端部で綴じ合わされ、
    一枚目の帳票は、基紙,粘着剤層,剥離紙が順次積層された積層体で、
    一枚目の帳票と二枚目の帳票の接触面には複写構造が形成され、
    一枚目の帳票の基紙の表出面と二枚目の帳票の基紙の少なくとも何れかの表出面に、前記ドットパターンが印刷されたことを特徴とするラベル付き複写帳票。
  2. 請求項1に記載のラベル付き複写帳票において、
    複写構造は、剥離紙の表出面に形成されたプリントカーボンによる複写構造となっていることを特徴とするラベル付き複写帳票。
  3. 請求項1に記載のラベル付き複写帳票において、
    複写構造は、剥離紙の表出面に形成された発色剤と二枚目の帳票の基紙の前記接触面に形成された顕色剤による複写構造となっていることを特徴とするラベル付き複写帳票。
  4. 請求項1に記載のラベル付き複写帳票において、
    複写構造は、二枚目の帳票の基紙の接触面に形成された圧力によって発色するセルフ発色構造による複写構造となっていることを特徴とするラベル付き複写帳票。
  5. 請求項1〜4何れかに記載のラベル付き複写帳票において、
    一枚目の帳票の一部に剥離紙と粘着剤を貫通する切込みが形成されたことを特徴とするラベル付き複写帳票。
  6. 請求項1〜5何れかに記載のラベル付き複写帳票において、
    一枚目の帳票と二枚目の帳票の基紙の、少なくとも何れかは耐水性を有する基紙であることを特徴とするラベル付き複写帳票。
  7. 請求項1〜6何れかに記載のラベル付き複写帳票を複数綴じ合わせたことを特徴とするラベル付き複写帳票冊子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001334774A (ja) * 2000-05-24 2001-12-04 Koohoku Insatsu Kk 貼付用複写用紙
JP2006323487A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Dainippon Printing Co Ltd サーバ、プログラム及び電子ペン用複写帳票

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