JP4887825B2 - 申込伝票 - Google Patents

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Description

本発明は、電子ペンを使用できるドットパターンを有した申込伝票に関するものである。
商品販売などに使用されている申込書は、顧客に申し込み内容を記入してもらい、その申し込み内容を販売員がPCなどの端末機に打ち込み、電子管理していることが多い。昨今、このような申込書に電子ペンを用いた技術が提案され、顧客が申込書へ記入したのと同時に、記入内容を電子データに変換して伝票処理を高速化及び高効率化する傾向がある。この電子ペンは、数多くの方式が存在しており、例えば、タブレットを活用したペンや、専用台に設けた三角測量センサによりペンの座標を電子化していくなど様々な方式が提案、商品化されてきたが、現実的には使い勝手が悪く、あまり現実的ではなかった。しかし、その中でアノト方式の電子ペンは、際立った利便性有しており、一般市場で用いられる例が増えている(例えば、特許文献1)。
アノト方式の電子ペンは、小型カメラを内蔵したインキペンで構成され、その専用紙は、表面に固有データからなる網点(ドットパターン)が設けられている。小型カメラは、CCDカメラやCMOSカメラなどが使用されているが、昨今のカメラ技術の急速な発展に伴い更に高性能な物へと置き換わる可能性がある。専用紙のドットパターンは、赤外光を吸収する特性のあるカーボンブラック入りの墨インキを用いている。電子ペンの筆記軌跡は、電子ペンに内蔵された赤外光LEDにより照明された専用紙のドットパターンを小型カメラが読み取り、筆跡を座標データに変換し、電子ペンに内蔵されたメモリに記憶させることで電子データとして保存される。また、カーボンブラックを使用していないインキを使用することにより、ドットパターン以外の絵柄や記入枠などを印刷することが可能であり、OCR文字のようなドロップアウトカラーだけでなく、フルカラー絵柄を印刷することができる。
このように非常に便利で、優れた特性を持つアノト方式の電子ペンであるが、専用紙の印刷に使用できるプリンタが限定されてしまう問題がある。プリンタは、粒子トナータイプとインクジェットタイプに2分され、更に、粒子トナータイプにはフラッシュ定着方式と熱定着方式とがある。
フラッシュ定着方式は、フラッシュランプの発光により熱を発生させ、黒色のトナーが吸熱し、トナー中の溶融成分(多くはワックス等の熱可塑性成分)が溶け、常温で冷やされることにより定着に至るものである。この方式は、多くは白色で吸熱が発生しないことから、印刷対象である基材へのダメージが少ないという特徴を持ち、PP(ポリプロピレン)やPET(ポリエチレンテレフタレート)で構成された熱可塑性樹脂フィルム基材でも使用できるという特徴を持つが、フラッシュランプという大掛かりな装置がプリンタに要求され、OAプリンタ等の小型機ではほとんど用いられていない。また、このプリンタに用いられるインクは、カーボンレスタイプに限定されており、仮にカーボンインキを使用したときは、カーボンが吸熱した際にUVインキが自己分解温度まで上昇し、インキが基材から脱落してしまい印字することができない。よって、電子ペン用の専用紙への適用は難しい。
一方、熱定着方式は、直接的な熱でトナーを溶融させ、その後常温で冷やされることによりインキを基材に定着させる。いずれも黒色を発現させるためにカーボンブラックをコア材とし、この周囲に溶融成分を付着させた構造になっているので、電子ペン用の専用紙の印刷に適している。また、この方式は、OAプリンタなどにも採用されており、世間でも数多く流通している。しかし、印刷時に基材全体を温めてしまうため、熱可塑性樹脂フィルム基材は、溶けたり、変形したりする可能性が高く、プリンタの紙(基材)詰まりの原因となるので、適用できないことが多い。例えば、PPは、軟化温度が低いのでほとんど使用できず、また、PETであってもプリンタの定着温度を下げるなどの対策や、基材の強度が必要以上に低下しないように厚手の基材にするなどの対策が必要となる。
特開2004−195933号公報
昨今、アノト方式の電子ペンは事務所内での使用だけに留まらず、申込書や配送伝票など屋外での使用へと活用分野が広がってきており、電子ペンだけでなく専用紙に対しても耐水性を求める要望が高まっている。
従来の専用紙は、普通紙などで構成されているので、雨天時の屋外などの悪環境下で使用した場合には、水分により歪み、ドットパターンが認識できないなどの問題が発生し、記入情報が正確に又は全く得られないことがある。この対策として、専用紙に耐水性のある熱可塑性樹脂フィルム基材を用いることも考えられるが、上述したように、熱可塑性樹脂フィルム基材に印刷することができるプリンタが限定されてしまう。
本件発明者は、耐水性を有する専用紙を構成するには以下の3要素を同時に満たす必要があることを見出した。
1)耐水性を有する専用紙は、熱可塑性樹脂フィルム基材を用いるのが有効である。
2)ドットパターンの印刷は、熱定着方式のプリンタが必要である。
3)熱可塑性樹脂フィルム基材の印刷は、熱定着方式のプリンタでは困難である。
そこで、本発明の課題は、雨などの水分により濡れる環境下においても電子ペンを使用することができるドットパターンを有した申込伝票を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を括弧内に付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、表面に申込者控え用の第1の申込記入欄と店舗控え用の第2の申込記入欄とを有し、前記第2の申込記入欄に電子ペン(100)で読み取り可能なドットパターン印刷層(23)が形成されたシート状基材(20)を備え、前記シート状基材(20)の裏面には、第1の接着層(24)が形成されており、前記シート状基材の裏面側であって前記第2の申込記入欄に対応する領域には、耐水性基材(30)が前記第1の接着層により剥離不可能に接着され、さらに、前記耐水性基材には、剥離基材が第2の接着層(31)により再剥離可能に接着されており、前記シート状基材の裏面側であって前記第1の申込記入欄に対応する領域には、厚みが均一になるように、厚み調整基材(50)が前記第1の接着層により剥離不可能に接着されており、前記シート状基材には、前記耐水性基材と前記厚み調整基材との境界に合わせて、前記第1の申込記入欄と前記第2の申込記入欄との境界にミシン目(25)が形成されており、前記耐水性基材には、貼り替え防止用のハーフカット(32)が形成されていること、を特徴とする申込伝票(10)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の申込伝票(10)において、前記耐水性基材(30)は、樹脂シートで構成されており、前記第1の接着層(24)及び前記第2の接着層(31)は、耐水性を有していること、を特徴とする申込伝票(10)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の申込伝票(10)において、前記第1の接着層(24)は、溶剤系接着剤、溶剤系粘着剤、水系接着剤若しくは水系粘着剤に硬化剤を添加したもの、又は溶剤系接着剤若しくは溶剤系粘着剤又は水系接着剤若しくは水系粘着剤に硬化剤を添加したものを含浸基材に含浸させたものであること、を特徴とする申込伝票(10)である。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の申込伝票(10)において、前記第2の接着層(31)は、溶剤系粘着剤又は水系粘着剤に硬化剤を添加したものであること、を特徴とする申込伝票(10)である。
以上説明したように、本発明によれば、以下のような効果がある。
(1)シート状基材の裏面に耐水性基材を設けているので、シート状基材が水分などで濡れることにより、歪みを生じることがなくなり、電子ペンの読み取り不良をなくすことができる。
(2)第1の接着層は、溶剤系接着剤若しくは粘着剤、水系接着剤若しくは粘着剤に硬化剤を添加したもの、又は、溶剤系接着剤若しくは粘着剤又は水系接着剤若しくは粘着剤に硬化剤を添加したものを含浸基材に含浸させたものであるので、耐水性基材とともに耐水効果を向上させることができる。
(3)シート状基材の裏面は、耐水性基材と剥離基材との厚みとほぼ同等の厚み調整基材が貼り合わされているので、耐水電子ペン用シートを均一な厚みにすることができ、プリンタなどに挿入しても基材詰まりや印刷仕上りの低下を抑制することができる。
(4)第2の接着層は、溶剤系粘着剤又は水系粘着剤に硬化剤を添加したものであるので、耐水効果を有することができる。
(5)シート状基材は、耐水性基材及び厚み調整基材の間に分離線を備えているので、必要に応じてシート状基材を切り離すことができる。
(6)厚み調整基材は、剥離基材と同等の厚み及び同種の基材で構成されているので、厚み調整用基材の厚みの設定に注意する必要をなくすことができる。
(7)シート状基材は、表面の少なくとも一部に情報を記入する記入枠などで構成された絵柄印刷層を備えているので、シート状基材の表面にドットパターン印刷層の他に、記入枠、機械読取記号、及び、機械読取文字などを構成することができる。
本発明は、雨などの水分により濡れる環境下においても電子ペンを使用することができるドットパターンを有した耐水電子ペン用シートを提供するという目的を、シート状基材に耐水性基材を貼り合わせることにより実現する。
以下、図面等を参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明による実施例1の耐水電子ペン用シートで構成された申込伝票を示す図である。なお、図1(B)は、図1(A)のB−B断面の模式図である。また、図2は、実施例1の電子ペンの構成を示す模式図である。
電子ペン100は、図2に示すように、インキペン部101、赤外線照明部102、小型カメラ部103、メモリ部104及びデータ送信部105で構成されている。
インキペン部101は、インキ式の筆記道具であり、例えば、ボールペンである。
赤外線照明部102は、小型カメラ部103で読み取る領域を赤外線で照明するLEDである。
小型カメラ部103は、電子ペン100により筆記した軌跡をドットパターン印刷層23から読み取ることができ、例えば、CMOSカメラである。
メモリ部104は、小型カメラ部103で読み取ったデータを時系列の座標データに変換し、電子データとして記憶しておく回路である。
データ送信部105は、メモリ部104に記憶された電子データを外部端末110に送信する送信機である。
外部端末110は、データ送信部105から発信された電子データを受信及び保存する機能を持つデータベースである。
申込伝票10は、図1に示すように、シート状基材20の裏面に第1の接着層24を介して耐水性基材30及び厚み調整基材50が貼り合わされ、更に、耐水性基材30の裏面に第2の接着層31を介して剥離基材40が貼り合わされた電子ペン用シートであり、本実施例では、商品販売の注文及び配送依頼に用いられる伝票である。
シート状基材20は、ミシン目25を挟んで申込書21及び申込書お客様控え22で構成される上質紙である。
申込書21は、表面にドットパターン印刷層23、申込記入欄26及び機能欄27が印刷され、裏面に、第1の接着層24を介して耐水性基材30が貼られている。
申込書お客様控え22は、表面に申込記入欄26が印刷され、裏面には厚み調整基材50が第2の接着層31を介して貼られている。
ドットパターン印刷層23は、電子ペン100により認識することができるカーボンを含んだ専用インキからなるドットパターンにより構成されている。
第1の接着層24は、シート状基材20の裏面に構成され、耐水性も備える剥離不可能な溶剤系接着剤である。
ミシン目25は、申込書21及び申込書お客様控え22を切り離すための分離線である。
申込記入欄26は、顧客が商品を注文及び配送を依頼するときに必要な事項を記入する記入枠であり、カーボンを含まないインキで印刷される。
機能欄27は、その欄内に電子ペン100による記入があったときに、予め定義したアクションを実行させるための指示部であり、本実施例では、電子ペン100のメモリ部104に記憶されたデータを外部端末110へ送信させるための送信指令欄であり、カーボンを含まないインキで印刷される。
耐水性基材30は、申込書21と同等の形状であり、PETで構成された38〜100μm程度の厚みの樹脂シートである。
第2の接着層31は、耐水性基材30の裏面に構成され、耐水性及び再剥離可能な特性である硬化剤を添加した5〜20μm程度の厚みの水系粘着材を使用している。
剥離基材40は、第2の接着層31と再剥離可能に接着される50〜100μm程度の厚みの剥離紙である。
厚み調整基材50は、耐水性基材30と剥離基材40との厚みとほぼ同等であり、申込書お客様控え22とほぼ同等の縦横寸法で形成された上質紙である。申込伝票10にドットパターン印刷層23、申込記入欄26、及び、機能欄27などをプリンタで印刷するときに、普通紙の印刷と同じ方法で印刷することができる。すなわち、厚み調整基材50が設けられていることで、申込伝票10の申込書21の厚みのみが厚くなることにより、プリンタへ挿入したときの印字の濃さの変化や、紙詰まりの発生などの問題が解消される。
次に、電子ペン100のデータの読み取り方法、及び、読み取ったデータの変換方法について説明する。図3は、電子ペン100のデータ変換則の一例を示す図であり、図4は、データの変換例を示す図である。
電子ペン100は、内蔵されている赤外線照明部102により、申込伝票10のドットパターン31を照明し、小型カメラ部103により筆記の軌跡を読み取る。小型カメラ部103は、筆記したインクペン部101のインキを読み取るのではなく、図2に示すように、筆記場所の近傍の赤外線照明部102により照明された領域のカーボンを含んだ専用インキで印刷されたドットパターン印刷層23のみを読み取る。
ドットパターン印刷層23のドットは、図3に示すように、各ドットの位置が座標データ(0〜3)に対応付けされており、例えば、図4(A)に示すようなドットパターン印刷層23のドットを電子ペン100が読み取ったときは、図3にある変換則により、図4(B)に示すように、座標データへと変換される。座標データは、筆記中に連続的にメモリ部104へ記憶され、時系列の座標データとなる。なお、インクペン部101に筆圧を感知できる圧力計(図示せず)を備えるなどして、筆記の開始、終了を検知し、電子ペン100のメモリ部104の記憶開始、終了のON/OFFのスイッチとする。
続いて、実施例1の申込伝票10の使用方法を説明する。
商品販売において、顧客が店頭で商品を注文し、併せて自宅への配送の依頼をするときに、店の販売員は、図1に示すような申込伝票10を顧客へ渡し、必要事項の記入を依頼する。
顧客は、販売員より手渡された電子ペン100を使って、申込伝票10の申込書21及び申込書お客様控え22の申込記入欄26に必要事項を記入する。顧客の記入した内容は、電子ペン100のインキペン部101により申込伝票10に筆跡を残し、同時に、記入内容の筆記軌跡が、電子ペン100の小型カメラ部103により読み取られ、メモリ部104で時系列の座標データに変換し、電子データとして記憶される。仮に、販売場所が街頭などの屋外で雨天時であっても、電子ペンの読み取り領域である申込書21は、裏面が耐水性基材30で貼り合わされており、水分により歪むことがないので、電子ペンは筆跡を正確に読み取ることができる。
顧客が記入を終えたら、販売員は、注文及び配送依頼の控えとして申込書お客様控え22を申込伝票10からミシン目25により切り離して顧客へ手渡す。続いて、販売店控えとなる申込書21の機能欄27を電子ペン100でチェックし、電子ペン100のメモリ部104に記憶された電子データを、データ送信部105により外部端末110へ送信し、外部端末110に電子データを保存する。
商品の配送担当者は、外部端末110に保存された電子データを見て、顧客から指定された商品の在庫確認から配送の手続きまでを迅速に行なうことができる。申込書21は、裏面の剥離基材40が剥がされ、店頭で保管される販売記録簿に貼り付けられるので、顧客からの問い合わせなどにも迅速に対応することができる。従来は1枚ずつ手作業にて行なわれていた申込書の伝票処理が、電子データによる処理へと変わり、処理時間及び手間を大幅に軽減することができ、また、顧客への荷物の配送も迅速化し、顧客の満足度を向上することができる。
以上より、実施例1の申込伝票10には以下のような効果がある。
(1)シート状基材20の裏面に耐水性基材30を設けているので、シート状基材20が水分などで濡れることにより、歪みを生じることがなくなり、電子ペン100の読み取り不良をなくすことができる。
(2)第1の接着層24は、溶剤系接着剤若しくは粘着剤、水系接着剤若しくは粘着剤に硬化剤を添加したもの、又は、溶剤系接着剤若しくは粘着剤又は水系接着剤若しくは粘着剤に硬化剤を添加したものを含浸基材に含浸させたものであるので、耐水性基材30とともに耐水効果を向上させることができる。
(3)シート状基材20の裏面は、耐水性基材30と剥離基材40との厚みとほぼ同等の厚み調整基材50が貼り合わされているので、耐水電子ペン用シート10を均一な厚みにすることができ、プリンタなどに挿入しても基材詰まり及び印刷仕上りの低下を抑制することができる。
(4)第2の接着層31は、溶剤系粘着剤又は水系粘着剤に硬化剤を添加したものであるので、耐水効果を有することができる。
(5)シート状基材20は、耐水性基材30及び厚み調整基材50の間にミシン目25を備えているので、必要に応じてシート状基材20を切り離すことができる。
(6)シート状基材20は、表面の少なくとも一部に情報を記入する記入枠などで構成された絵柄印刷層を備えているので、シート状基材20の表面にドットパターン印刷層23とともに、申込記入欄26、及び、機能欄27などを構成することができる。
図5は、本発明による実施例2の耐水電子ペン用シートで構成された申込伝票を示す図である。図5(B)は、図5(A)のB−B断面の模式図である。
なお、前述した実施例1と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
実施例2の申込伝票10−2は、図5に示すように、以下の相違点を除き、実施例1の申込伝票10と同様の構成となる。
耐水性基材30は、申込書21と同等の形状のPETで構成される樹脂シートであり、ハーフカット32により2分割された構成となる。
厚み調整基材50は、剥離基材40と同等の厚みであり、また、同種の剥離紙であり、剥離材40とは表裏反対にして第1の接着層と貼り合わされる。これにより厚み調整基材50は、シート状基材20と同形状の剥離紙を用意し、それを剥離基材40と分離させることで得られるので、基材の準備の手間が減少する。耐水性基材30は約38μm、第2の接着層31は約5μm、また、剥離紙(剥離基材40及び厚み調整基材50)は約100μmであり、耐水性基材30及び第2の接着層31の厚みは、剥離紙の厚みに比べ小さいので、申込伝票10の厚みをほぼ均一にすることができ、プリンタへも問題なく使用できる。
次に、実施例2についての使用方法を説明する。なお、実施例2は、前述した実施例1と同様に商品販売における申込伝票であるので、重複する使用方法の説明は適宜省略する。
申込書21は、申込伝票10から切り離したあとに、裏面の剥離基材40が剥がされ、店頭で保管される販売記録簿に貼り付けられる。仮に、販売員以外の第三者が、店頭に侵入し販売記録簿に貼り付けられた申込書21を剥がして持ち出そうと試みても、耐水性基材30にハーフカット32が設けられているので、申込書21はハーフカット32で破れ、申込書21に記載された顧客の個人情報を守ることができる。
以上より、実施例2の耐水電子ペン用シート10−2には、前述した実施例1の効果に加え、以下のような効果がある。
(1)厚み調整基材50は、剥離基材40と同等の厚み及び同種の剥離紙で構成されているので、厚み調整用基材50の厚みの設定に注意する必要をなくすことができる。また、シート状基材20と同形状の剥離紙を用意し、それを剥離基材40と分離させることで厚み調整基材50を得られるので、基材の準備の手間を減少させることができる。
(2)耐水性基材30は、ハーフカット32を設けているので、申込書21の貼り替え及び持ち出し防止の機能を備えることができる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例1及び実施例2では、ドットパターン印刷層23及び耐水性基材30は、申込書21に構成されていたが、その他の領域に構成されていてもよい。例えば、シート状基材20の全面に設けることや、申込書お客様控え22に設けることも可能である。
(2)実施例1及び実施例2では、絵柄印刷層として申込記入欄26及び機能欄27を構成していたが、その他の絵柄を印刷してもよい。例えば、バーコード、OCR文字、偽造防止用のセキュリティインキ及び潜像などを印刷することも可能である。
(3)実施例2では、ハーフカット32は直線で構成されていたが、曲線など様々な形状で構成されてもよい。
本発明による実施例1の申込伝票を示す図である。 本発明による実施例1の電子ペンの構成を示す模式図である。 本発明による実施例1の電子ペンのデータ変換則の一例を示す図である。 本発明による実施例1のデータ変換例を示す図である。 本発明による実施例2の申込伝票を示す図である。
符号の説明
10 申込伝票
20 シート状基材
23 ドットパターン印刷層
24 第1の接着層
30 耐水性基材
31 第2の接着層
40 剥離基材
50 厚み調整基材
100 電子ペン



Claims (4)

  1. 表面に申込者控え用の第1の申込記入欄と店舗控え用の第2の申込記入欄とを有し、前記第2の申込記入欄に電子ペンで読み取り可能なドットパターン印刷層が形成されたシート状基材を備え、
    前記シート状基材の裏面には、第1の接着層が形成されており、
    前記シート状基材の裏面側であって前記第2の申込記入欄に対応する領域には、耐水性基材が前記第1の接着層により剥離不可能に接着され、さらに、前記耐水性基材には、剥離基材が第2の接着層により再剥離可能に接着されており、
    前記シート状基材の裏面側であって前記第1の申込記入欄に対応する領域には、厚みが均一になるように、厚み調整基材が前記第1の接着層により剥離不可能に接着されており、
    前記シート状基材には、前記耐水性基材と前記厚み調整基材との境界に合わせて、前記第1の申込記入欄と前記第2の申込記入欄との境界にミシン目が形成されており、
    前記耐水性基材には、貼り替え防止用のハーフカットが形成されていること、
    を特徴とする申込伝票。
  2. 請求項1に記載の申込伝票において、
    前記耐水性基材は、樹脂シートで構成されており、
    前記第1の接着層及び前記第2の接着層は、耐水性を有していること、
    を特徴とする申込伝票。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の申込伝票において、
    前記第1の接着層は、溶剤系接着剤、溶剤系粘着剤、水系接着剤若しくは水系粘着剤に硬化剤を添加したもの、又は、溶剤系接着剤若しくは溶剤系粘着剤又は水系接着剤若しくは水系粘着剤に硬化剤を添加したものを含浸基材に含浸させたものであること、
    を特徴とする申込伝票。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の申込伝票において、
    前記第2の接着層は、溶剤系粘着剤又は水系粘着剤に硬化剤を添加したものであること、
    を特徴とする申込伝票。
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