JP4147807B2 - 消去機能付電子ペン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はペンによる手書き情報を電子的データとして記録するための入力用電子ペン及びそれと接続して電子ペンから入力されるデータを処理する情報処理装置に関する。特に、紙に記載されたデータを不可視にする処理を電子化されたデータに反映させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器やネットワークの普及により、かつて紙とペンなどの文房具によって入力管理されていた情報が電子的手段により入力管理されるようになってきた。紙面へインキを付着させながら電子データを生成して情報処理装置に入力する技術として例えばWO00/73981(従来技術1)がある。この技術では、紙面に赤外光を吸収するカーボンブラックにより、シンボルマークの大小の組み合わせやラスター線の格子点からのシンボルマークのずれ方向の組合せ等によってあらわされる位置コードを印刷しておく。そして、電子ペンに、赤外光を発光するダイオードと、赤外光の反射光に反応するセンサーを持たせ、電子ペンのペン先が紙面に触れて筆圧センサが働くと赤外光を発光し、反射光の赤外光映像から位置コードを算出してペン先の紙面上の座標を得て、ペンの移動軌跡データを生成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術1はペン入力によるフリーハンドデータを入力することは示すが、入力したデータを訂正、消去ペンすることを考慮していない。一度情報処理装置に入力されてしまえば、キーボード等からの指示でデータを訂正・削除したりする編集は行えるが、ペン入力による利用者の利便性が損なわれるし、消去されるのは電子データのみであり、紙面に記述されたデータはそのまま残ることになる。
【0004】
なお、ホワイトボードに対して書き込んだ情報を消去するとして、消去器の移動軌跡を検出し、その移動軌跡のデータを消去する技術がWO01/16872(従来技術2)に示される。従来技術2はホワイトボードに関する技術であり記入データそのものや編集したことの痕跡は残せない。
【0005】
本発明の目的は、位置コードが印刷された紙に情報が印刷または記入され、かつ、その情報のデータが電子化されている場合において、紙面上に印刷、記入されている情報と、電子化されている該当部分のデータとの整合性を保つことができる消去機能付電子ペンおよびそれに関連する情報処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、電子ペンのペン先が触れている間、位置コードを読み取ってペン先の移動軌跡データを生成し、情報処理装置へ送信する電子ペンに、前記位置コード上に塗布しても電子ペンの位置コード読み取り手段によって位置コードが読み取り可能な修正用インキを紙面に塗布するためのペン先をもたせ、そのペンを走査することで紙面上に記されたデータを不可視にするとともに、不可視にした領域を情報処理装置にも知らせることで、実際の紙面上のデータも、電子データもともに修正された状態にすることにより達成される。
【0007】
上記手段によればスキャナなどのデータ取り込み装置とはことなり電子ペンの入力順位の変遷も管理できるので、電子データ上も修正されたことが管理でき、紙面上でも修正されていることが把握できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0009】
図1は本発明の消去機能付電子ペンの構成図である。消去機能付電子ペンは、通常のペンと同様に紙面と接触してインキを紙面に付着させる働きをするペン先101、インキを蓄えておくインキカートリッジ103、インキカートリッジ103とともにインキを蓄え、かつインキカートリッジからペン先へのインキの通り道ともなるペン芯102を備える。これらには、赤外光を透過し、可視光の波長帯域全体を反射する顔料からなるインキ100を充填しておく。一般に、特殊な機能を有する顔料は機能性顔料と呼ばれ、多数の機能性顔料が発見、開発されている。このインキは、ペン先が紙面に触れているときにペン先から必要量だけにじみ出る。インキ100で覆われた部分は紙面上では人間の視覚で白く見え、その部分には何も印刷されていないと見なすことができる。
【0010】
また、消去機能付電子ペンは、紙面への記入動作によりペン先101が紙面に押し付けられている状態を検出する筆圧センサ104、赤外光を発光するダイオード105、赤外光を感知するセンサ106、センサが感知した映像を処理する映像処理装置107、ペン先の移動軌跡等のデータを管理するデータ管理装置108、情報処理装置との間で必要なデータを送受信するデータ送受信装置109を備える。筆圧センサが筆圧を感知しているときのみ、ダイオードが発光した赤外光の反射光をセンサで感知して映像を得て、映像処理装置により、ペン先の紙面上の座標を算出し、データ管理装置に格納する。格納したデータは必要に応じてデータ送受信装置により、情報処理装置に転送される。バッテリ110は電力を必要とする装置に電力を供給するものであり、交換式、充電式のいずれも良い。図示していないが、バッテリ110と電力が供給される装置の間は電力供給線で接続され、センサ110、映像処理装置107、データ管理装置108、データ送受信装置109等は電子情報を授受するための内部バスで接続される。これら消去機能付電子ペンを構成する装置は、ペンの外観を形成する筒状のケース111に収納される。
【0011】
図2、図3、表1はインキ100のインキの顔料と可視光、赤外光との関係を示すものである。 図2(a)は、消去機能付電子ペンのインキの顔料の光学的特性である。この顔料の反射率は可視光のほとんどの波長帯域で高く、赤外光の波長帯域で低い。透過率は可視光の波長帯域で低く、赤外光の波長帯域で高い。図2(b)は、有色で印刷する顔料の光学的特性である。この顔料の反射率は可視光の特定の波長帯域で高く、赤外光の波長帯域で低い。透過率は赤外光の波長帯域で高いが、可視光の波長帯域では低くても高くても良い。可視光の透過率が高い場合は透明度が高い。 図2(c)は、位置コードを印刷する顔料の光学的特性である。この顔料の反射率は赤外光の波長帯域で低いが、可視光の波長帯域では低くても高くても良い。反射率がほとんどの波長帯域で低い場合には位置コードが黒っぽく見えることになる。透過率は赤外光の波長帯域で低く、可視光の波長帯域では低くても高くても良い。
【0012】
図3は紙203上に印刷,付着される各顔料の付着パターンを示す。消去機能付電子ペンのインキの消去顔料200、他のペンやプリンタなどによる印刷用顔料201、位置コードを印刷する顔料202の組み合わせとして、紙203の上に印字、印刷されるものを8通り示している。顔料201、202は赤外光を透過する。顔料203は赤外光を吸収する。また、顔料201によって覆われた部分は人間の視覚には白色のように見え、その部分は印字、印刷がされていないとみなすものとする。この8通りの層構成に対して、図3の矢印方向205は反射光を表し、この反射光を人間の目(可視光の感知センサに相当)、及び、赤外光の感知センサによって映像を得る。この映像の様子を表1に整理する。
【0013】
【表1】
Figure 0004147807
【0014】
表1に整理したとおり、消去顔料で再上部が覆われている層構成(1)(3)(5)(7)は人間の目から見ると印字、印刷されていないように見える。このうち(1)(5)は下層に印刷用顔料があるのでこの印刷を消去したことに相当する。一方、上位層に影響されることなく、層構成(1)(2)(3)(4)は赤外光の反射光を感知するが、(5)(6)(7)(8)は赤外光の反射光を感知しない。
【0015】
つまり、消去機能付電子ペンのインキの顔料が赤外光を透過し、かつ、可視光のほとんどの波長帯域で反射し、電子ペンが赤外光の感知センサを備えていれば、赤外光を吸収する顔料で紙面の座標を知るための位置コードが表されていれば、ペン先が紙面に接触しているときの紙面上のどの位置の印刷を消去したかを、座標として得ることができるし、実際の印刷を消去することもできる。
【0016】
赤外光を吸収する顔料で紙面の座標を知るための位置コードの表現方法、及び、そのときの座標の算出方法の例については、従来技術1にも示されるが、ここでは、ラスター線の格子点からのシンボルマークのずれ方向によって表す方法について図を用いて簡単に説明する。
【0017】
図13に、ラスター線の格子点に対して、シンボルマークのずれ方向の表し方を示す。水平方向のラスター線1301と、垂直方向のラスター線1302との交差する点を格子点1303という。この格子点に対して、シンボルマークは、上1310、下1311、右1312、左1313のいずれかに配置され、いずれのシンボルマークもラスター線上にある。格子点からのずれの大きさは、どの方向においても一定であるが、ラスター線の間隔よりも小さくしなければならない。ここで、ずれの方向により、上、下、右、左それぞれに対して、a、b、c、dという値を割り当てる。
【0018】
図14に、ある大きさの領域で切り出したときのラスター線とシンボルマークの配置関係を示す。図の例の領域は水平方向、垂直方向それぞれ4本のラスター線を含んでおり、シンボルマークの値を行方向で上から順に読み取ると、
V=「acda,cbda,bcda,acda」
という位置コードVを得る。このとき、ある関数Gを用いて、
[X,Y]=G(V)
によって、この領域の中心座標[X,Y]1401に変換する、
従来技術1では、関数Gの逆関数Fを用いて、紙面上の座標[X,Y]の値に対して、
V=F(X,Y)
を計算し、この計算結果により、紙面全体にこのシンボルマークをあらかじめレイアウトする。シンボルマークは上述した通り、カーボンブラックによって印刷する。ラスター線は特に印刷する必要はない。
【0019】
図15に、あらかじめ印刷される位置コードと、あらかじめ印刷される部分と、電子ペンによって手書きされた部分とが合成されている紙面を示す。
【0020】
合成紙面1500は、あらかじめ印刷される位置コードの層P1501と、あらかじめ印刷される部分の層Q1502と、電子ペンによって手書きされた部分の層R1503とに分かれる。層Pのみ赤外光を吸収するシンボルマークが存在し、層Q、層Rは赤外光を透過する。層Pと層Qがあらかじめ印刷された紙面に対し、従来技術1の電子ペンを用いて層Rの部分を書き込んでいるとき、電子ペンは、赤外光を吸収するシンボルマークが抜き取られたような層Pのみの映像を得る。映像はペン先を中心とした狭い領域で、紙面全体ではない。この狭い領域は位置コード、及び、座標を得るのに十分な広さを持っている必要がある。電子ペンは層Pの連続的な画像に基づいて、ペン先の座標の連続データを得ることができる。結果的に、この座標の連続データを再生したものが層Rの手書きされた部分に他ならない。つまり、従来技術1の電子ペンは、あらかじめ印刷される部分の層Qの影響を受けることなく、層Rの電子データを得ることができる。さらに、層Qについても紙面の座標に対する電子データがわかっていれば、層Qと層Rとを合成した電子データを得ることもできる。これにより、例えば、層Qの「氏名欄」に記述された層Rの連続データ「Suzuki」を部分的に切り出すことも可能である。
【0021】
図4は、前述した電子ペンと無線通信を行い、受け取ったデータを処理して記憶、表示、印刷等を行う情報処理装置1を示す。情報処理装置には、電子ペンとの間のデータの授受や受け取ったデータの処理を行うペン入力管理プログラム11がハードウェア10に格納される。このプログラムはCD−ROM等の記憶媒体に格納されて取引されることが通常であるので、記憶媒体読み書き装置9が記憶媒体に格納されたプログラムを読込んでハードディスク10へ格納する。ハードディスク10に格納されたペン入力管理プログラム11はメインメモリ5に順次読み出され、CPU4が順次解釈して実行する主体となる。情報処理装置1は電子ペンとの間で無線通信を行ってデータを授受するペンインターフェース3、キーボード等の入力装置7、LAN等の通信回線との間のデータの授受を制御する通信インターフェース8、電子ペンから受け取ったデータを表示する表示装置2、各装置間のデータ授受等を制御するコントローラ6を備える。なお、該情報処理装置と電子ペンとのデータ送受信は、有線、無線どちらでもよく、また、途中がネットワークになっていたり、別の情報機器が介在していても良い。
【0022】
図5にデータ送受信装置が別の情報処理装置に電子データを送信するときの主要データの構造例、及び、ペン先の紙面上の軌跡例を示す。主要データ500は、ヘッダ部502、データ部503から構成される。ヘッダ部には、消去機能付き電子ペンであることの識別子501をもつ。図5(a)の例では、その値は0とする。データ部のデータは、紙面の位置座標[X,Y]の時系列データであり、図5(b)の例のペン先の紙面上の軌跡504は、矢印505の方向に進んだことを示している。なお、紙面上の軌跡は赤外光を通過し、可視光のほとんどの波長帯域を反射する顔料を含むインキで描かれている。人間の視覚には該当部分が白色のインキで覆われているように見える。
【0023】
時系列データの時間サンプリング間隔は、一定でも不定期でも良い。スキャナとは異なり電子ペンでは時系列として電子化されるので、利用者がどのような順番で紙面の印刷を消去したかまで知ることができる。
【0024】
図6、図7、図8は本発明の消去機能付電子ペンと、印刷用電子ペンとを使って実際に紙面に書き込み消しこみを行った操作例を示す。図6は実際の紙面へ書き込まれた状態(紙面へのインキの付着状態)の変遷を、図7はそれぞれの場面で電子ペンから情報処理装置へ送られるデータを、図8は最終的な紙面の状態と合成処理が行われた電子データの画像表示の例を示す。印刷用電子ペンのインキの顔料は、赤外光を透過し、可視光の波長帯域の一部を反射(または吸収)するもので、人間の視覚には有色であると認知され、その部分に紙面への書き込みがあると認識されるものである。消去機能付電子ペンのインキの顔料は、赤外光を透過し、可視光の波長帯域のほとんどを反射するもので、人間の視覚には白色であると認知され、その部分に紙面への消しこみがあると認識されるものである。
【0025】
図6、図7において、(a)訂正前及び(c)訂正後の図は、印刷用電子ペンによるデータ入力、(b)消去後の図は消去機能付電子ペンによるデータ入力の例である。利用者が初期入力において、氏名欄に「Suzuki」、年齢欄に「25」と記入し、性別欄の男のところに〇印をつけたものとする。この後、利用者は入力の間違いに気付き、年齢欄に記入した「5」を消去し、「6」と訂正したものとする。
【0026】
このときまず、利用者は印刷用電子ペンによって、初期入力を行う。このときの記入による紙面上の印刷部分は601であり、該電子ペンが取り扱い、別の情報処理装置に送信した軌跡の位置情報の連続的な電子データによる表示が701である。この位置情報の電子データには印刷用電子ペンの識別子の情報(例えば、識別子の値が1)が含まれている。601と701は、表示上は同一である。
【0027】
次に、利用者は消去機能付電子ペンによって、消去を行う。このときの記入による紙面上の印刷部分は602のように、「5」が記入されていた位置が白色で覆われ、人間の視覚には消去したように見える。また、該電子ペンが取り扱い、別の情報処理装置に送信した軌跡の位置情報の連続的な電子データによる表示が702である。この位置情報の電子データには消去機能付電子ペンの識別子の情報(例えば、識別子の値が0)が含まれている。601の表示は重ね合わせであるが、701の表示は、消去の軌跡の差分のみである。
【0028】
最後に、利用者は印刷用電子ペンによって、訂正入力を行う。このときの記入による紙面上の印刷部分全体は603であり、年齢欄の「25」が「26」に訂正されたように見える。また、該電子ペンが取り扱い、別の情報処理装置に送信した軌跡の位置情報の連続的な電子データによる表示が703である。この位置情報の電子データには印刷用電子ペンの識別子の情報(例えば、識別子の値が1)が含まれている。603の表示は重ね合わせであるが、703の表示は、追加入力「6」の軌跡の差分のみである。
【0029】
図8(a)の表示801は、情報処理装置において電子ペンから受信した各電子データを利用して、受け取った全てのデータをペン入力管理プログラム11が合成処理して表示装置2へ出力した結果である。情報処理装置1はペンインターフェース3から図7(a)の印刷用電子ペンからの軌跡データ、(b)の消去機能付電子ペンからの軌跡データ、(c)の印刷用電子ペンからの軌跡kデータを順次受け取り、メインメモリ5に順次格納する。それぞれのデータを読見出し、順バイン通りに合成を行い、図8aの表示用画像を生成する。情報処理装置で合成する際には各場面の順序関係について注意しなければならない。もし、順序関係を間違えると、合成結果が別のものになり、紙面上の最終結果と一致しなくなる。なお、図8(b)にように、紙面の座標にあらかじめ印刷されていた電子データを帳票フォームデータ13から読み出して合成出力するようにしてもよい。合成後の電子データは電子的データからは氏名欄に「26」が入力されているものとみなすことができる。
【0030】
以上、説明したとおり本発明の消去機能付き電子ペンを用いることで、紙面の印刷部分を人間の視覚から見て消去、訂正できるだけでなく、電子的データにおいても該当部分が消去・訂正される。 本発明の電子ペンはスキャナとは異なり時系列として電子化されるので、利用者がどのような訂正処理をして最終的な記入を行ったかを情報処理装置で管理することができる。本実施例では消去用電子ペンとして間違えた個所にインキで上塗りするので、実際に記入された紙面でもどこを修正したかがわかると言う効果もある。
【0031】
上記実施例では、印字用電子ペンと消去機能付き電子ペンとが別々に存在するものとして説明してきたが、これらを一体化することも可能である。印字用と消去用が一体化した電子ペンの構成を図10を用いて説明する。なお、図10においては、図1とは特徴が異なる部分だけ図示している。該電子ペンは、消去用として、ペン先101、ペン芯102、インキカートリッジ103からなる装置構成を持ち、これらには、赤外光を透過し、可視光の波長帯域全体を反射する顔料からなるインキ100が充填されている。一方、印字用として、ペン先1001、ペン芯1002、インキカートリッジ1003からなる装置構成を持ち、これらには、赤外光を透過し、可視光の波長帯域の一部を反射する顔料からなるインキ1000が充填されている。また、ペン先の太さについては、印字用と消去用とで異なっていても良く、一般的に使い勝手が良いのは消去用のペン先が太い場合である。印字用と消去用の2つの装置構成は、選択機構1011によって、ケース111からペン先101、1001のいずれかが外側に突き出るように選択することができる。この選択状態に応じて、データ管理装置108内の選択されているペン先を示す識別子の設定をかえ、データのヘッダ部には、この設定情報が反映される。
【0032】
図11、図12は本発明の印字、消去一体型電子ペンを使って実際に紙面に書き込み、消しこみを行った場合での、電子ペンのデータ管理装置に格納されるデータ構造例を示すものである。図11、図12におけるシナリオは、利用者が初期入力において、「25」と記入し、この後、入力の間違いに気付き、「5」を消去し、「6」と訂正したものとする。
【0033】
図11の例は、データ管理装置において、いずれのペン先の軌跡もすべてデータとして管理する場合であり、図12の例はペン先の軌跡データを情報処理して印字として残っている部分だけをデータとして管理する場合である。
【0034】
まず、利用者は印字用電子ペンによって、初期入力を行う。このとき、図11に示すように、ペン先の識別子として印字用を示す値1101(図の例では1)が入る。データ部には「25」を示す軌跡の位置情報が時系列データ1104、1105として続く。
【0035】
次に、利用者は消去用電子ペンに切替て、消去を行う。このとき、図11に示すように、ペン先の識別子として消去用を示す値1102(図の例では0)が入る。データ部には消去部分を示す軌跡の位置情報が時系列データ1106として続く。
【0036】
最後に、利用者は印刷用電子ペンにもどして、訂正入力を行う。このとき、図11に示すように、ペン先の識別子として消去用を示す値1103(図の例では1)が入る。データ部には「6」を示す軌跡の位置情報が時系列データ1107として続く。
【0037】
このように識別子の値を変えながら、すべてのペン先の軌跡の位置情報を記録管理する。このとき、管理の順番を変えてはならない。つまり、データが生成された順に管理する。印字用と消去用とに分けて、印字用に「256」、消去用に消去部分というように管理しない。
【0038】
図12の例は、消去部分は消去した結果の印字部分だけのデータとする情報処理をするデータ管理時のデータ構成を示す。このときは、ヘッダ部の識別子が印字用を示す値1201(図の例では1)が入り、データ部には最終的な「26」が続く。なお、情報処理を行うタイミングは、選択機構によってペン先が切り替わる度が良い。
【0039】
上記実施例では、消去機能付き電子ペンのインキの顔料は、赤外光を透過し、可視光の波長帯域のほとんどを反射するものを用い、ペン先が紙面と接触したときに、該インキがペン先よりにじみ出るものとして説明してきたが、いくつか代替例についても説明する。図9は、印刷用電子ペンのインキと、本発明の消去機能付き電子ペンの関係を示したものである。インキ1は、赤外光を透過し、可視光の波長帯域の一部を反射、または、吸収する顔料を含んだものである。このインキ1を印刷用電子ペンのインキとして用いるものとする。図9(a)は、インキ1の上にインキ2が重なることで、人間の視覚には白色に見えるようにすることで消去するパターンである。インキ2は、赤外光を透過し、可視光の波長帯域のほとんどを反射する顔料を含んだものである。図9(b)は、インキ1とインキ2が反応してインキ3になり、人間の視覚には透明に見えるようにすることで消去するパターンである。インキ3は、赤外光を透過し、インキ1に含まれる顔料と混じりあう性質を有し、混じり合うことで赤外光を透過し可視光も透過する顔料インキ4に性質が変化するインキである。図9(c)は、インキ1をペン先が接触しているときに、ペン先へ吸い取る、または、インキ1の接着をはがすことにより、インキ1が存在しないようにして消去するパターンである。インキなしは、インキがない状態である。
【0040】
最後に、実施例では、紙と電子ペンという組み合わせで説明したが、紙ではなくても赤外光を吸収する顔料を含むインキで位置コードを印刷することが可能であり、かつ、赤外光を透過し、可視光の一部、または、全部を反射する顔料を含むインキで書き込みや消し込みが可能である他の製品でも良い。
【0041】
製品として、紙を利用する場合に本発明の消去機能付電子ペンが役立つ例としては、スケジュール手帳、アドレス帳、業務日誌、地図、図面、絵などを書き込むもの、作家が利用する原稿、作曲家が利用する作曲用楽譜などがあげられる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、紙に情報が印刷、印字され、かつ、該情報のデータが電子化されている場合において、紙面上に印刷、印字されている情報と、情報処理装置内の該当部分の電子データとを整合性をもって消去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消去機能付電子ペンの構成図。
【図2】本発明の消去機能付電子ペンのインキに用いる顔料の光学的特性を示した図。
【図3】紙上における印刷コード層、印字層、消去層の層構成のパターンを示したものである。
【図4】本発明の消去機能付電子ペンと接続する情報処理装置の構成を示す図。
【図5】本発明の消去機能付電子ペンで記録管理されるデータの構造例を示す図。
【図6】本発明の消去機能付電子ペンを利用したときの紙面への記入例を示す図。
【図7】本発明の消去機能付電子ペンを利用したときのそれぞれの場面で記録管理されるデータを表示した図。
【図8】図7の各データを合成処理した最終的な表示画面を示す図。
【図9】本発明の消去機能付電子ペンによる消去の方法の代替例を示した図。
【図10】本発明の印字、消去一体型電子ペンの構成図。
【図11】本発明の印字、消去一体型電子ペンで記録管理されるデータの例を示す図。
【図12】本発明の印字、消去一体型電子ペンで記録管理されるデータの他の例を示した図。
【図13】位置コードの原理を示す図。
【図14】位置コードが記入された媒体を拡大して示した図。
【図15】媒体と電子データとの関係を説明する図。
【符号の説明】
100…消去用インキ、101…ペン先、102…ペン芯、103…インキカートリッジ、104…筆圧センサ、105…赤外線ダイオード、106…赤外線感知センサ、107…映像処理装置、108…データ管理装置、109…データ送受信装置、110…バッテリ、111…ケース。

Claims (7)

  1. 媒体へ第1のインキを付着させるための第1のペン先と、
    前記媒体へ第2のインキを付着させるための第2のペン先と、
    前記第1、第2のペン先を切り替える手段と、
    前記第1、第2のペン先が前記媒体に接触している間、前記媒体に施された位置コードを取得する手段と、
    前記取得した位置コードから、前記第1、第2のペン先の移動軌跡データを生成する手段と、
    前記生成した第1のペン先の移動軌跡データを前記第1のインキが赤外光を透過し可視光の特定の波長帯域を吸収するインキであることを示す第1の識別子とともに情報処理装置へ転送する手段と、
    前記生成した第2のペン先の移動軌跡データを前記第2のインキが前記赤外光を透過し前記可視光の波長帯域を反射するインキであることを示す第2の識別子とともに前記情報処理装置へ転送する手段を備えた
    ことを特徴とする電子ペン
  2. 赤外光を吸収する第1の顔料によって位置コードが印刷され、赤外光を透過し可視光の特定の波長帯域を吸収する第2の顔料が付着されている媒体上に、赤外光を透過し前記第2の顔料を不可視にする第3の顔料からなる修正塗料インキを付着させるペン先と、
    赤外光を発光する手段と、
    前記媒体からの赤外光の反射を感知して媒体に印刷された位置コードを取得し該位置コードからペン先の移動軌跡を算出する処理手段と、
    該移動軌跡を外部へ出力する送信手段を備えた
    ことを特徴とする電子ペン
  3. 赤外光を吸収する第1の顔料によって位置コードが印刷され、赤外光を透過し可視光の特定の波長帯域を吸収する第2の顔料が付着されている媒体上に、前記第2の顔料と反応して該第2の顔料を赤外光を透過し可視光の波長帯域を透過する性質に変化させる第3の顔料からなる修正塗料インキを付着させるペン先と、
    赤外光を発光する手段と、
    前記媒体からの赤外光の反射を感知して媒体に印刷された位置コードを取得し該位置コードからペン先の移動軌跡を算出する処理手段と、
    該移動軌跡を外部へ出力する送信手段を備えた
    ことを特徴とする電子ペン
  4. 媒体へ第1のインキを付着させるための第1のペン先と、
    前記媒体へ第2のインキを付着させるための第2のペン先と、
    前記第1、第2のペン先を切り替える手段と、
    前記第1、第2のペン先が前記媒体に接触している間、前記媒体に施された位置コードを取得する手段と、
    前記取得した位置コードから前記第1、第2のペン先の移動軌跡データを生成する手段と、
    前記生成した移動軌跡データを、該移動軌跡データが前記第1のペン先の移動軌跡か第2のペン先の移動軌跡かを識別する識別子とともに情報処理装置へ転送する手段を備えた
    ことを特徴とする電子ペン
  5. ペンの移動軌跡データを第1または第2の識別子とともに受信する手段と、
    前記第1の識別子とともに受信した第1の移動軌跡データを手書き入力データとして記憶する手段と、
    前記第2の識別子とともに受信した第2の移動軌跡データを消去用データとして記憶する手段と、
    前記記憶手段から前記第1の移動軌跡データと前記第2の軌跡データを読み出し、該読み出した第 1 の軌跡データと第2の移動軌跡データとを合成して出力する手段を備えた
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 第1の電子ペンと、第2の電子ペンと、情報処理装置と、からなる情報処理システムであって、
    前記第1の電子ペンは、
    赤外光を透過し可視光の特定の波長帯域を吸収する第2の顔料を出すペン先と、
    赤外光を発光する手段と、
    赤外光を吸収する第1の顔料によって位置コードが印刷された媒体からの赤外光の反射を感知して媒体に印刷された位置コードを取得するセンサと、
    該センサが取得した位置コードから、ペン先の移動軌跡データを生成する処理手段と、
    該移動軌跡データを、該移動軌跡データが前記第1の電子ペンのペン先の移動軌跡であることを示す識別子とともに前記情報処理装置へ出力する送信手段とを備え、
    前記第2の電子ペンは、
    赤外光を透過し可視光の波長帯域のほぼ全域を反射する第3の顔料を出すペン先と、
    赤外光を発光する手段と、
    赤外光を吸収する第1の顔料によって位置コードが印刷された媒体からの赤外光の反射を感知して媒体に印刷された位置コードを取得するセンサと、
    該センサが取得した位置コードから、ペン先の移動軌跡データを生成する処理手段と、
    該移動軌跡データを、該移動軌跡データが前記第2の電子ペンのペン先の移動軌跡であることを示す識別子とともに前記情報処理装置へ出力する送信手段とを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記第1、第2の電子ペンと通信し前記識別子とともに前記移動軌跡データを受信する手段と、
    前記第1、第2の電子ペンから受信した移動軌跡データを記憶する手段と、
    前記記憶手段から、前記第1、第2の電子ペンによる移動軌跡データを読み出し、該読み出したそれぞれの移動軌跡データを合成して出力する手段とを備えた
    ことを特徴とする情報処理システム。
  7. 電子ペンと、該電子ペンと通信を行う情報処理装置から構成される情報処理システムであって、
    前記電子ペンは、
    媒体へ第1のインキを付着させるための第1のペン先と、
    前記媒体へ第2のインキを付着させるための第2のペン先と、
    前記第1、第2のペン先を切り替える手段と、
    前記第1、第2のペン先が前記媒体に接触している間前記媒体に施された位置コードを取得する手段と、
    前記取得した位置コードから前記第1、第2のペン先の移動軌跡データを生成する手段と、
    前記第1のペン先の移動軌跡データを第1の識別子とともに前記情報処理装置へ転送する手段と、
    前記第2のペン先の移動軌跡データを第2の識別子とともに前記情報処理装置へ転送する手段を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記第1のペン先の移動軌跡データを前記第1の識別子とともに受信する手段と、
    前記第2のペン先の移動軌跡データを前記第2の識別子とともに受信する手段と、
    前記受信した前記第1のペン先の移動軌跡データおよび前記第2のペン先の移動軌跡デ ータを記憶する手段と、
    前記記憶手段から前記第1のペン先の移動軌跡データと前記第2のペン先の移動軌跡データを読み出し、該読み出した第2の移動軌跡データと第1の移動軌跡データとを合成して出力する手段を備えた
    ことを特徴とする情報処理システム。
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