JP2008285582A - 二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】可使時間と硬化性とのバランスに優れ、発泡も抑制することができる二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物の提供。
【解決手段】ウレタンプレポリマーおよび分子内にオキサゾリジン環を1個以上有するオキサゾリジン化合物を含有する主剤と、ポリプロピレンエーテルポリオールおよび有機酸を含有する硬化剤と、を有する二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物に関する。
末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを硬化主成分とするポリウレタン樹脂は、空気中の水分により硬化させる一液湿気硬化型のものと、ポリオールなどのイソシアネートと反応する硬化成分を含む硬化剤と混合して硬化させる二液型のものに分類されて使用されている。
特に、コーティング材やシーリング材としては、発泡しにくい点や、硬化厚みに関係なく短時間で硬化させることができるなどの利点から、二液型のものが使用されている。
また、従来の二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物では、主剤および硬化剤を混合させた後の作業時間(以下、「可使時間」ともいう。)と硬化性とのバランスが取りにくいことや、発泡を抑制するために鉛系などのイソシアネートとポリオールとの反応を促進することのできる有害性の高い金属系触媒を使用しなければならないなどの問題があった。
これらの問題を解決する手段として、特許文献1には、「ポリイソシアネート、活性水素を有する化合物及びN−ヒドロキシアルキル−オキサゾリジンとを反応させて得られる末端遊離イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを主成分とする主剤と、硬化成分として水を主成分とし、オキサゾリジン環開環促進剤を0.1〜20重量%含む硬化剤からなる二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物。」が開示されている。
特開2001−19734号公報
しかしながら、特許文献1に記載の二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物は、硬化成分として水を主成分としているため、硬化物の伸びが低くなり、シーリング材用途には適さない問題があった。
そこで、本発明は、可使時間と硬化性とのバランスに優れ、発泡も抑制することができる二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、ウレタンプレポリマーおよび分子内にオキサゾリジン環を1個以上有するオキサゾリジン化合物を含有する主剤と、ポリプロピレンエーテルポリオールおよび有機酸を含有する硬化剤とを用いる二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物が、可使時間と硬化性とのバランスに優れ、発泡も抑制することができることを見出し、本発明を完成させた。即ち、本発明は、下記(1)〜(16)を提供する。
(1)ウレタンプレポリマーおよび分子内にオキサゾリジン環を1個以上有するオキサゾリジン化合物を含有する主剤と、ポリプロピレンエーテルポリオールおよび有機酸を含有する硬化剤と、を有する二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(2)上記オキサゾリジン化合物が、水酸基を有する上記(1)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(3)上記オキサゾリジン化合物が、3−(2−ヒドロキシエチル)−2−(1−メチルブチル)オキサゾリジンである上記(2)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(4)上記オキサゾリジン化合物が、2−フェニル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾリジンである上記(2)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(5)上記オキサゾリジン化合物が、イソシアネート基を有する上記(1)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(6)上記オキサゾリジン化合物が、オキサゾリジン環および水酸基を有する化合物と、2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物との反応生成物である上記(5)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(7)上記ポリイソシアネート化合物が、キシリレンジイソシアネート(XDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(H6XDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)およびノルボルナンジイソシアネート(NBDI)からなる群から選択される少なくとも1種である上記(6)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(8)上記オキサゾリジン化合物の含有量が、上記主剤の総質量に対して0.5〜5質量%である上記(1)〜(7)のいずれかに記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(9)上記有機酸が、有機カルボン酸である上記(1)〜(8)のいずれかに記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(10)上記有機カルボン酸が、オクチル酸、2−エチルヘキサン酸およびネオデカン酸からなる群から選択される少なくとも1種である上記(9)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(11)上記有機酸の含有量が、上記硬化剤の総質量に対して0.1〜3質量%である上記(1)〜(10)のいずれかに記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(12)更に、樹脂系中空体を上記硬化剤の0.5質量%以上の量で含有する上記(1)〜(11)のいずれかに記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(13)上記樹脂系中空体が、粒子径70μm以下の樹脂系中空体を上記樹脂系中空体全体積中の20%超で含み、かつ粒子径110μm以下の樹脂系中空体を上記樹脂系中空体全体積中の80%超で含む上記(12)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(14)上記樹脂系中空体が、フェノール樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデンおよび熱可塑性樹脂からなる群から選択される少なくとも1種である上記(12)または(13)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(15)上記樹脂系中空体が、無機フィラーでコーティングされている上記(12)〜(14)のいずれかに記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
(16)上記無機フィラーが、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、タルク、クレーおよびカーボンブラックからなる群から選択される少なくとも1種である上記(15)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
以下に説明するように、本発明によれば、可使時間と硬化性とのバランスに優れ、発泡も抑制することができる二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物を提供することができる。
また、本発明の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物は、貯蔵安定性に優れる。更に、本発明の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物は、表面硬化性にも優れ、シーリング材を施工した後に塗料を素早く施すことができるため、非常に有用である。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物(以下、「本発明のシーリング材組成物」ともいう。)は、ウレタンプレポリマーおよび分子内にオキサゾリジン環を1個以上有するオキサゾリジン化合物を含有する主剤と、ポリプロピレンエーテルポリオールおよび有機酸を含有する硬化剤と、を有する二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物である。
また、本発明のシーリング材組成物は、シーリング材として耐久性を維持しつつ軽量化を図る観点から、主剤および/または硬化剤に、樹脂系中空体を硬化剤の0.5質量%以上の量で含有するのが好ましい。
次に、本発明のシーリング材組成物の主剤に含有するウレタンプレポリマーおよびオキサゾリジン化合物、硬化剤に含有するポリプロピレンエーテルポリオールおよび有機酸、ならびに、主剤および/または硬化剤に所望により含有する樹脂系中空体等について詳述する。
<ウレタンプレポリマー>
主剤に含有されるウレタンプレポリマーは、特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。例えば、ポリオール化合物とポリイソシアネート化合物とを、ヒドロキシ基(OH基)に対してイソシアネート基(NCO基)が過剰となるように反応させることにより得られる反応生成物等を用いることができる。
また、ウレタンプレポリマーは、0.5〜5質量%のNCO基を分子末端に含有することができる。
(ポリイソシアネート化合物)
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用されるポリイソシアネート化合物は、分子内にイソシアネート基を2個以上有するものであれば特に限定されない。
ポリイソシアネート化合物としては、具体的には、例えば、TDI(例えば、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI))、MDI(例えば、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4′−MDI)、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(2,4′−MDI))、1,4−フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリフェニルメタントリイソシアネートのような芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、リジンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)のような脂肪族ポリイソシアネート;トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(H6XDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)のような脂環式ポリイソシアネート;これらのカルボジイミド変性ポリイソシアネート;これらのイソシアヌレート変性ポリイソシアネート;等が挙げられる。
このようなポリイソシアネート化合物は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
これらのうち、トリレンジイソシアネート(TDI)であるのが、得られるウレタンプレポリマーが低粘度となり、ウレタンプレポリマーを含む主剤の取り扱いが容易となる理由から好ましい。
(ポリオール化合物)
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用されるポリオール化合物は、ヒドロキシ基を2個以上有するものであれば特に限定されない。
ポリオール化合物としては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、その他のポリオール、これらの混合ポリオール等が挙げられる。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,1,1−トリメチロールプロパン、1,2,5−ヘキサントリオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオールおよびペンタエリスリトールからなる群から選択される少なくとも1種に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドおよびポリオキシテトラメチレンオキシドからなる群から選択される少なくとも1種を付加させて得られるポリオール等が挙げられる。具体的には、ポリプロピレンエーテルジオール、ポリプロピレンエーテルトリオールが好適に例示される。
ポリエステルポリオールとしては、具体的には、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、グリセリン、1,1,1−トリメチロールプロパンおよびその他の低分子ポリオールからなる群から選択される少なくとも1種と、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン酸、ダイマー酸、その他の脂肪族カルボン酸およびオリゴマー酸からなる群から選択される少なくとも1種との縮合重合体;プロピオンラクトン、バレロラクトンなどの開環重合体;等が挙げられる。
その他のポリオールとしては、具体的には、例えば、ポリマーポリオール、ポリカーボネートポリオール;ポリブタジエンポリオール;水素添加されたポリブタジエンポリオール;アクリルポリオール;エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオールのような低分子量のポリオール;等が挙げられる。
このようなポリオール化合物は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
これらのうち、ポリプロピレンエーテルジオール、ポリプロピレンエーテルトリオールであるのが、硬化剤の粘度が適当となり、また、この硬化剤を用いて得られる本願発明のシーリング材組成物からなる硬化物の伸びと強度が適当となり、水浸漬後の膨潤による物性の低下が少ないという理由から好ましい。
本発明においては、ウレタンプレポリマーを製造する際のポリオール化合物とポリイソシアネート化合物との組み合わせとしては、トリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)およびジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)からなる群から選択される少なくとも1種と、ポリプロピレンエーテルジオールおよび/またはポリプロピレンエーテルトリオールとの組み合わせが好適に例示される。
また、本発明においては、ウレタンプレポリマーを製造する際のポリイソシアネート化合物とポリオール化合物との量は、NCO基/OH基(当量比)が、1.2〜2.5となるのが好ましく、1.5〜2.2となるのがより好ましい。当量比がこのような範囲である場合、得られるウレタンプレポリマーの粘度が適当となり、ウレタンプレポリマー中の未反応のポリイソシアネート化合物の残存量を低減することができる。
本発明においては、ウレタンプレポリマーの製造方法は特に限定されず、例えば、上述の当量比のポリオール化合物とポリイソシアネート化合物とを、50〜130℃で加熱かくはんすることによって製造することができる。また、必要に応じて、例えば、有機錫化合物、有機ビスマス、アミンのようなウレタン化触媒を用いることができる。
このようなウレタンプレポリマーは、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
<オキサゾリジン化合物>
主剤に含有されるオキサゾリジン化合物は、分子内にオキサゾリジン環を1個以上有する化合物であれば特に限定されない。
本発明のシーリング材組成物は、このようなオキサゾリジン化合物および後述する有機酸を含有することにより、可使時間と硬化性とのバランスに優れ、発泡も抑制することができる。
ここで、可使時間と硬化性のバランスに優れる理由は、主剤と硬化剤の混合後に、系内の水分が多いところ、即ち、シーリング材表面の硬化が内部の硬化に比べて促進されるために可使時間を担保することができ、また、系内の水分が優先的にオキサゾリジンの開裂反応に消費されるため硬化触媒の失活も抑制でき、更に、オキサゾリジン環の開裂により生じるアミノ基および水酸基が硬化反応にも寄与することができるためであると考えられる。
一方、発泡を抑制できる理由は、主剤と硬化剤の混合後に、上述したように系内の水分によりオキサゾリジン化合物の開裂反応が優先して起こり、水分とイソシアネートとの反応による発泡を抑制できるためと考えられる。
本発明においては、上記オキサゾリジン化合物が、更に水酸基を有する化合物(以下、「ヒドロキシオキサゾリジン化合物」という。)であるのが、ウレタンプレポリマー中の未反応のポリイソシアネート化合物の残存量を低減することができる理由から好ましい。
ヒドロキシオキサゾリジン化合物としては、N−ヒドロキシアルキルオキサゾリジンが好適に例示される。
N−ヒドロキシアルキルオキサゾリジンは、例えば、アルカノールアミンとケトンまたはアルデヒドとの脱水縮合反応によって調製することができる。
このようなN−ヒドロキシアルキルオキサゾリジンとしては、具体的には、例えば、下記式(1)で表される2−イソプロピル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾリジン、下記式(2)で表される3−(2−ヒドロキシエチル)−2−(1−メチルブチル)オキサゾリジン、下記式(3)で表される2−フェニル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾリジン、下記式(4)で表される2−(p−メトキシフェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾリジン、下記式(5)で表される2−(2−メチルブチル)−3−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチルオキサゾリジン等が挙げられる。
これらのうち、下記式(2)および(3)で表されるヒドロキシアルキルオキサゾリジンであるのが、加水分解速度と貯蔵安定性のバランスに優れる理由から好ましく、下記式(3)で表されるヒドロキシアルキルオキサゾリジンであるのが加水分解速度と貯蔵安定性のバランスに更に優れ、シーリング材として望まれる可使時間と耐発泡性がより良好となる理由からより好ましい。
Figure 2008285582
本発明においては、上記オキサゾリジン化合物が、更にイソシアネート基を有する化合物(以下、「イソシアネートオキサゾリジン化合物」という。)であるのが、上述したウレタンプレポリマーのNCO基の含有量(NCO%)を低下させないため、本発明のシーリング材組成物中のポリマー成分、即ち、上述したウレタンプレポリマーおよび該ウレタンプレポリマーと反応し得る後述するポリプロピレンエーテルポリオールの総量を高く維持でき、シーリング材としての物性(例えば、伸び、引張強度等)が向上する理由から好ましい。
イソシアネートオキサゾリジン化合物は、ヒドロキシオキサゾリジン化合物と、2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物との反応生成物であるのが好ましい。
ここで、上記ヒドロキシオキサゾリジン化合物は、上記で例示した3−(2−ヒドロキシエチル)−2−(1−メチルブチル)オキサゾリジンおよび/または2−フェニル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾリジンであるのが、加水分解速度と貯蔵安定性のバランスがウレタン系シーリング材に好適に用いられる程度となる理由から好ましい。
また、上記ポリイソシアネート化合物としては、具体的には、例えば、キシリレンジイソシアネート(XDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(H6XDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらのうち、キシリレンジイソシアネート(XDI)であるのが反応性の高さと安全性の観点から好ましく、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)およびトリレンジイソシアネート(TDI)であるのが入手しやすく安価である理由から好ましい。
上述したヒドロキシオキサゾリジン化合物およびイソシアネートオキサゾリジン化合物以外のオキサゾリジン化合物としては、具体的には、例えば、カーボネートオキサゾリジン、エステルオキサゾリジン、オキサゾリジンシリルエーテル等が挙げられる。
本発明においては、このようなオキサゾリジン化合物の含有量は、上記主剤の総質量に対して0.5〜5質量%であるのが好ましく、0.5〜3質量%であるのがより好ましい。
<ポリプロピレンエーテルポリオール>
硬化剤に含有されるポリプロピレンエーテルポリオールは、ヒドロキシ基を2個以上有し、主鎖としてポリプロピレンエーテルの骨格を有するものであれば特に限定されない。
ポリプロピレンエーテルポリオールとしては、具体的には、例えば、プロピレンジオール、ジプロピレンジオール、プロピレントリオールおよびプロピレンテトラオールからなる群から選択される少なくとも1種に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドおよびポリオキシテトラメチレンオキシドからなる群から選択される少なくとも1種を付加させて得られうるポリオール;等が挙げられ、これらを一種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ポリプロピレンエーテルポリオールの分子量は、反応性、物性の観点から、150〜13,000であるのが好ましく、300〜10,000であるのがより好ましい。
また、ポリプロピレンエーテルポリオールの製造方法は特に限定されなず、従来公知の方法により製造することができる。
<有機酸>
硬化剤に含有される有機酸は、酸の性質をもつ有機化合物であれば特に限定されないが、有機カルボン酸であるのが好ましい。
有機カルボン酸としては、具体的には、例えば、オクチル酸、2−エチルヘキサン酸、ネオデカン酸等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明においては、上記有機酸の含有量が、上記硬化剤の総質量に対して0.1〜3質量%であるのが好ましく、0.2〜2質量%であるのがより好ましい。
本発明のシーリング材組成物は、上述したように、このような有機酸および上述したオキサゾリジン化合物を含有することにより、可使時間と硬化性とのバランスに優れ、発泡も抑制することができる。これは、上述した内容に加え、有機酸がオキサゾリジン化合物の開裂反応を促進する働きも有するためであると考えられる。
<樹脂系中空体>
本発明のシーリング材組成物に所望により含有される樹脂系中空体は、中空球体の外殻が樹脂によって構成されているものである。例えば、樹脂系中空体の内部に液体を内包させてこれを加熱し、外殻となる樹脂系中空体を膨張させ、かつ、内部の液体を気化させて得られる熱膨張性の樹脂系中空体が挙げられる。
樹脂系中空体の外殻を構成する材料としては、例えば、フェノール樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン、熱可塑性樹脂等が挙げられる。
これらのうち、フェノール樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデンおよび熱可塑性樹脂からなる群から選択される少なくとも1種であるのが好ましい。
熱可塑性樹脂系中空体の外殻を構成する熱可塑性樹脂としては、具体的には、例えば、塩化ビニル、塩化ビニリデン;アクリロニトリル、メタクリロニトリル;ベンジルアクリレート、ノルボルナンアクリレートのようなアクリレート化合物;メチルメタクリレート、ノルボルナンメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレートのようなメタクリレート化合物;スチレン系モノマー;酢酸ビニル;ブタジエン;ビニルピリジン;クロロプレンのホモポリマー;これらのコポリマー;等が挙げられる。
これらのうち、耐候性、耐熱性の観点から、アクリロニトリル共重合体(例えば、アクリロニトリルとメタクリロニトリルとの共重合体、アクリロニトリルとアクリロニトリルと共重合可能なブタジエン、スチレンのようなビニル系モノマーとの共重合体等)、塩化ビニリデン重合体が好ましい。
一方、樹脂系中空体に内包される液体としては、例えば、n−ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、ブタン、イソブタン、ヘキサン、石油エーテルのような炭化水素類;塩化メチル、塩化メチレン、ジクロロエチレン、トリクロロエタン、トリクロルエチレンのような塩素化炭化水素が挙げられる。
樹脂系中空体の製造方法は特に限定されず、従来公知の方法により製造することができる。
本発明のシーリング材組成物においては、樹脂系中空体の含有量は、硬化剤の0.5質量%以上の量であるのが好ましい。なお、ポリプロピレンエーテルポリオールとともに樹脂系中空体を硬化剤に含有する場合は、樹脂系中空体の含有量の算出において、硬化剤の総質量には樹脂系中空体の質量を含むものとする。
ここで、樹脂系中空体の含有量が硬化剤の0.5質量%以上の量であると、得られる本発明のシーリング材組成物の耐久性に優れ、かつ、比重が小さく軽量化も図ることが容易となる。
また、得られる本発明のシーリング材組成物の耐久性および軽量化がより向上するという観点から、樹脂系中空体の含有量は、硬化剤の0.5〜10質量%の量であるのがより好ましく、0.5〜5質量%の量であるのが更に好ましい。
本発明のシーリング材組成物においては、樹脂系中空体は、主剤および硬化剤のうちのいずれか一方または両方に含有することができるが、得られる本発明のシーリング材組成物の主剤と硬化剤とを混合する際の作業性が向上する理由から、硬化剤のみに含まれるのがより好ましい。
本発明において、樹脂系中空体は、粒子径70μm以下の樹脂系中空体を樹脂系中空体全体積中の20%超で含み、かつ粒子径110μm以下の樹脂系中空体を樹脂系中空体全体積中の80%超で含むものであるのが好ましい。
ここで、20%超で含むとは、20%を超える数値で含むことを意味し、80%超で含むことについても同様である(以下同様。)。
樹脂系中空体が、粒子径70μm以下の樹脂系中空体を樹脂系中空体全体積中の20%超で含むことにより、本発明のシーリング材組成物からなる硬化物の伸びが適当となり、その結果、耐久性も良好となる。
また、樹脂系中空体が、粒子径110μm以下の樹脂系中空体を樹脂系中空体全体積中の80%超で含むことにより、ヘラ仕上げ時の仕上がり感が良好で、その後に施される塗装膜の厚さが薄い場合であっても塗装表面に樹脂系中空体に由来する凹凸が認められないため、外観が良好となる。
樹脂系中空体の最大粒子径は、汎用的に使用される樹脂系中空体が有する範囲であれば特に限定されず、600μm以下であるのが好ましく、500μm以下であるのがより好ましい。
ここで、樹脂系中空体の粒子径は、レーザー回折式に基づき、測定装置としてマイクロトラック粒度分布計(日機装株式会社製)を使用して測定したものである。
本発明においては、樹脂系中空体は、硬化剤製造時のハンドリングに優れるという観点から、無機フィラーでコーティングされているものであるのが好ましい態様の1つとして挙げられる。
樹脂系中空体をコーティングするために使用される無機フィラーは特に限定されず、その具体例としては、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、タルク、クレー、カーボンブラック等が挙げられる。
これらのうち、樹脂系中空体のコーティングに優れるという観点から、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、タルク、クレーおよびカーボンブラックからなる群から選択される少なくとも1種であるのが好ましい。
このような無機フィラーは、それぞれ単独で、または、2種以上を併用して使用することができる。
樹脂系中空体を無機フィラーでコーティングする方法は特に限定されず、従来公知の方法によりコーティングすることができる。
本発明のシーリング材組成物においては、作業性を向上させる観点から、硬化剤が、チクソ性付与剤を含有しているのが好ましい。
チクソ性付与剤としては、合成炭酸カルシウム(沈降性炭酸カルシウム)が好適に例示される。合成炭酸カルシウムとしては、具体的には、例えば、コロイダル炭酸カルシウム等が挙げられる。
このようなチクソ性付与剤は、硬化剤全体の質量に対して15〜60質量%含有しているのが好ましく、25〜55質量%含有しているのがより好ましい。
また、本発明のシーリング材組成物においては、硬化物の伸びと強度を付与し、補強効果をもたらすという観点から、硬化剤が、重質炭酸カルシウムを含有しているのが好ましい。
重質炭酸カルシウムは、硬化剤全体の質量に対して5〜50質量%含有しているのが好ましく、10〜40質量%含有しているのがより好ましい。
なお、硬化剤が重質炭酸カルシウムとともにチクソ性付与剤も含有する場合は、これらの合計含有量は、硬化剤全体の質量に対して30〜75質量%であるのが好ましく、33〜60質量%であるのがより好ましい。
本発明のシーリング材組成物においては、硬化剤が、更に、ポリプロピレンエーテルポリオール以外の活性水素含有化合物を含有することができる。
活性水素含有化合物は、ウレタンプレポリマーと反応可能な活性水素を有する活性水素基を備える化合物であれば特に限定されない。
活性水素基としては、例えば、アミノ基、イミノ基、ヒドロキシ基が挙げられる。
活性水素含有化合物としては、例えば、脂肪族ポリアミン(脂環式ポリアミンを含む。)、芳香族ポリアミンのようなポリアミン;ポリオール化合物;等が挙げられる。
ポリオール化合物としては、例えば上記と同様のものが挙げられる。
脂肪族ポリアミンとしては、具体的には、例えば、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,4−ブタンジアミン、1,5−ペンタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、1,7−ヘプタンジアミン、1,8−オクタンジアミン、1,9−ノナンジアミン、1,10−デカンジアミン、1,12−ドデカンジアミン、1,14−テトラデカンジアミン、1,16−ヘキサデカンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、イミノビスプロピルアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、1,5−ジアミノ−2−メチルペンタン、イソホロンジアミン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、1−シクロヘキシルアミノ−3−アミノプロパン、3−アミノメチル−3,3,5−トリメチル−シクロヘキシルアミン、ノルボルナン骨格のジメチレンアミン、メタキシリレンジアミン(MXDA)、ヘキサメチレンジアミンカルバメートのような脂肪族ジアミン;ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミンのような3官能以上の脂肪族アミン;等が挙げられる。
活性水素含有化合物としての芳香族ポリアミンは、芳香環に2個以上のアミノ基および/またはイミノ基が結合しているものであれば特に限定されない。
このような芳香族ポリアミンとしては、具体的には、例えば、3,3′−ジクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン(MOCA)、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、2,4′−ジアミノジフェニルメタン、3,3′−ジアミノジフェニルメタン、3,4′−ジアミノジフェニルメタン、2,2′−ジアミノビフェニル、3,3′−ジアミノビフェニル、2,4−ジアミノフェノール、2,5−ジアミノフェノール、o−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、2,3−トリレンジアミン、2,4−トリレンジアミン、2,5−トリレンジアミン、2,6−トリレンジアミン、3,4−トリレンジアミン、メチルチオトルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミン等が挙げられる。
このような活性水素含有化合物は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
また、活性水素含有化合物の量は、本発明のシーリング材組成物からなる硬化物の物性(例えば、適度なモジュラスや伸び等の引張物性)と耐熱安定性の観点から、ウレタンプレポリマーのイソシアネート基と、ポリプロピレンエーテルポリオールおよび活性水素含有化合物が有する活性水素基の合計との当量比[イソシアネート基/活性水素基]が、0.8〜1.5となるようにするのが好ましく、0.9〜1.4であるのがより好ましい。
本発明のシーリング材組成物は、上述したウレタンプレポリマー、オキサゾリジン化合物およびポリプロピレンエーテルポリオールならびに所望により含有する樹脂系中空体等以外に、本発明の目的を損なわない範囲で、添加剤を含有することができる。
添加剤としては、例えば、補強剤、硬化触媒、可塑剤、分散剤、溶剤、酸化防止剤、老化防止剤、顔料が挙げられる。添加剤は、主剤および/または硬化剤に添加することができる。
補強剤は、得られる本発明のシーリング材組成物からなる硬化物の硬化物物性(例えば、伸び、引張強度等)を補強しうるものであれば特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。
補強剤としては、具体的には、例えば、酸化チタン、酸化ケイ素、タルク、クレー、生石灰、カオリン、ゼオライト、けいそう土、微粉末シリカ、疎水性シリカ、カーボンブラック等が挙げられる。
これらのうち、ポリプロピレンエーテルポリオールおよび可塑剤との濡れ性の観点から、酸化チタン、疎水性シリカ、カーボンブラックが好ましい。
補強剤は、それぞれ単独でまたは2種以上を併用して使用することができる。
補強剤の含有量は、得られる本発明のシーリング材組成物からなる硬化物の破断伸びに優れ、破断強度を補うという観点から、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、40〜160質量部であるのが好ましく、50〜150質量部であるのがより好ましい。
硬化触媒としては、例えば、有機金属系触媒が挙げられる。
有機金属系触媒としては、具体的には、例えば、オクテン酸鉛、オクチル酸鉛のような鉛系触媒;オクチル酸亜鉛のような有機亜鉛化合物;ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズラウレートのような有機スズ化合物;オクチル酸カルシウム、ネオデカン酸カルシウムのような有機カルシウム化合物;有機バリウム化合物;有機ビスマス化合物;等が挙げられる。
硬化触媒は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
硬化触媒の使用量は、硬化剤全体の質量に対して0.2〜5質量%であることが好ましい。
なお、硬化触媒は、ポリプロピレンエーテルポリオールと共に硬化剤中に配合してもよいし、主剤と硬化剤の混合時に添加してもよい。
可塑剤としては、具体的には、例えば、アジピン酸ジイソノニル(DINA)、フタル酸ジイソノニル(DINP)、ジオクチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジラウリルフタレート(DLP)、ジブチルベンジルフタレート(BBP)、ジオクチルアジペート(DOA)、ジイソデシルアジペート(DIDA)、トリオクチルフォスフェート(TOP)、トリス(クロロエチル)フォスフェート(TCEP)、トリス(ジクロロプロピル)フォスフェート(TDCPP)、アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル等が挙げられる。
可塑剤は、それぞれ単独でまたは2種以上を併用して使用することができる。
可塑剤の使用量は、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、20質量部以下であるのが好ましい。
分散剤は、固体を液中に分散させうるものであれば特に限定されない。
分散剤の使用量は、硬化剤全体の質量に対して0.01〜5質量%であるのが好ましく、0.05〜5質量%であるのがより好ましい。
溶剤としては、具体的には、例えば、ヘキサン、トルエンのような炭化水素化合物;テトラクロロメタンのようなハロゲン化炭化水素化合物;アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン;ジエチルエーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル;酢酸エチルのようなエステル;ミネラルスピリット;等が挙げられる。
酸化防止剤としては、具体的には、例えば、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシトルエンアニソール(BHA)、ジフェニルアミン、フェニレンジアミン、亜リン酸トリフェニル等を挙げることができる。
顔料は、無機顔料と有機顔料とに大別される。
無機顔料としては、具体的には、例えば、二酸化チタン、カーボンブラック、酸化亜鉛、群青、ベンガラのような金属酸化物;リトポン、鉛、カドミウム、鉄、コバルト、アルミニウムの硫化物、これらの塩酸塩またはこれらの硫酸塩等が挙げられる。
有機顔料としては、具体的には、例えば、アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料等が挙げられる。
本発明のシーリング材組成物の製造方法は特に限定されないが、例えば、ウレタンプレポリマーを含有する主剤と、ポリプロピレンエーテルポリオールと樹脂系中空体とを含有する硬化剤とを別々に窒素ガス雰囲気下で十分に混合する方法により調製することができる。
また、本発明においては、調製された主剤を窒素ガス等で置換された容器に、調製された硬化剤を別の容器にそれぞれ充填し保存することができ、使用時に主剤と硬化剤とを十分に混合して調製することもできる。
以下に、実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されない。
<主剤1の調製>
まず、数平均分子量4000のポリプロピレンエーテルトリオール(エクセノール4030、旭硝子社製)2000gと、数平均分子量2000のポリプロピレンエーテルジオール(エクセノール2020、旭硝子社製)1300gとを反応容器に入れて、減圧下で110℃に加熱し、18時間脱水処理した。
次いで、脱水処理後の反応容器内に、トリレンジイソシアネート(コスモネートT80、三井化学ポリウレタン社製)をNCO基/OH基の当量比が2.0となるように、かくはんしながら添加した。
その後、反応容器内を80℃に加熱し、窒素雰囲気下で更に24時間かくはんすることにより、ウレタンプレポリマーAを得た。なお、得られたウレタンプレポリマーAのNCO基の含有量(NCO%)は、ウレタンプレポリマー全質量に対して3.11質量%であった。
その後、反応容器内のウレタンプレポリマーAに対し、更に2−フェニル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾリジン(PHO、東洋合成製)を40g加え、更に1時間かくはんすることにより主剤1を調製した。
<主剤2の調製>
2−フェニル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾリジン(PHO、東洋合成製)に替えて、3−(2−ヒドロキシエチル)−2−(1−メチルブチル)オキサゾリジン(5BO、東洋合成製)を40g用いた以外は、主剤1と同様の方法で主剤2を調製した。
<主剤3の調製>
3−(2−ヒドロキシエチル)−2−(1−メチルブチル)オキサゾリジン(5BO、東洋合成製)とキシリレンジイソシアネート(XDI)とを2:1モル量添加したイソシアネートオキサゾリジン化合物Bを得た。
2−フェニル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾリジン(PHO、東洋合成製)に替えて、イソシアネートオキサゾリジン化合物Bを75.9g用いた以外は、主剤1と同様の方法で主剤3を調製した。
<主剤4の調製>
主剤4として、主剤1の調製で得られたウレタンプレポリマーAを用いた。
<硬化剤1〜7の調製>
下記第1表に示す成分を第1表に示す量比(質量比)で配合し、電動かくはん機等を用いて十分に混合して硬化剤1〜7を調製した。
Figure 2008285582
硬化剤に用いた上記第1表の各成分は、以下のものを使用した。
・ポリプロピレンエーテルポリオール:数平均分子量が約5000のポリプロピレンエーテルトリオール(EXCENOL 5030、旭硝子社製)
・ポリプロピレンエーテルポリオール:数平均分子量が約3000のポリプロピレンエーテルジオール(EXCENOL 3020、旭硝子社製)
・可塑剤:フタル酸ジイソノニル(DINP)、ジェイ・プラス社製
・硬化触媒:オクチル酸鉛(ニッカオクチックス鉛20%(T)、日本化学産業社製)
・老化防止剤:ベンゾトリアゾール(チヌビン326、チバスペシャリティケミカルズ社製)
・有機酸:オクチル酸、協和発酵ケミカル社製
・有機酸:ネオデカン酸、Shell社製
・重質炭酸カルシウム:スーパーS、丸尾カルシウム社製
・チクソ性付与剤:コロイダル炭酸カルシウム(MS−700、丸尾カルシウム社製)
・酸化チタン:二酸化チタン、石原産業社製
・樹脂系中空体:炭酸カルシウムでコーティングされたアクリロニトリル−メタクリロニトリル共重合体の中空体(バルーン)であり、当該中空体は、粒子径50μm以下の中空体を中空体全体積の28%で含み、粒子径95μm以下の中空体を中空体全体積の87%で含む。
・溶剤:ミネラルスピリット、新日本石油社製
(実施例1〜8および比較例1〜5)
上記で調製した主剤1〜4のいずれか100質量部と、上記で調製した硬化剤1〜7のいずれかとを、下記第2表に示す量比(質量比)で電動かくはん機等を用いて十分に混合することにより二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物を得た。
得られた各シーリング材組成物の粘度、チクソインデックス(TI)、増粘率、TI保持率、耐発泡性、硬化性、硬度および可使時間を、以下に示す測定方法により測定した。これらの結果を下記第2表に示す。
<粘度およびチクソインデックス(TI)>
得られた各シーリング材組成物の23℃、50%RH(相対湿度)における、回転速度1rpmおよび10rpmでの粘度を、BS型粘度計にてNo.7ローターを用いて測定した。
チクソインデックス(TI)は、1rpmでの粘度と10rpmでの粘度との比(TI 1/10)から求めた。
なお、粘度の測定は、15分の混練を行い混練が終了した直後(混練直後)、混練終了後120分を経過した時点で測定した。
<増粘率およびTI保持率>
増粘率は、120分後の10rpmでの粘度と混練直後の10rpmでの粘度との比から計算し、TI保持率は、120分後のTI(TI 1/10)と混練直後のTI(TI 1/10)との比を計算した。
<耐発泡性>
耐発泡性は、得られた各シーリング材組成物を、湿潤モルタル(サイズ:25mm×50mm×50mm)の25mm×50mmの部分(面)に、厚さ5mmとなるように打設し、35℃、70%RHのオーブン中で24時間硬化させた後の発泡状態を確認することにより行った。
ここで、湿潤モルタルとは、上記サイズのモルタルを24時間以上水に浸し、水分をもった状態のモルタルのことをいい、各シーリング材組成物の打設は、打設面表面に残った水を拭い取った後に行った。
また、発泡状態の確認は、シーリング材組成物の打設表面、モルタルとの界面および硬化したシーリング材組成物の内部において発泡が見られるか否かを目視により行い、いずれかに1mm以上の発泡が認められたものを「×」と評価し、打設表面およびモルタルとの界面に発泡が認められず、内部にわずかに発泡が認められたものを「△」と評価し、発泡が認められなかったものを「○」と評価した。
<硬化性>
得られた各シーリング材組成物をビード状に打設し、23℃、50%RHの雰囲気下に一定時間静置し、硬化させた。
その後、ビードに、短冊状のポリエチレンフィルム(80mm×5mm)を両手で力いっぱい押し付け、短冊への組成物の付着の度合いにより硬化性を評価した。
具体的には、組成物がゴム弾性を有しており、変形しないものを「A」と評価し、組成物がポリエチレンフィルムに付着しないがビードに変形が残るものを「B」と評価し、組成物がポリエチレンフィルムに付着しないがビードが大きく引き伸ばされるものを「C」と評価し、組成物がポリエチレンフィルムに付着するものを「D」と評価した。
表面硬化性の評価は、得られた各シーリング材組成物をビード状に打設した後に、15時間、24時間、48時間硬化させたものについて行った。
ここで、15時間硬化させたものの評価が「C」以上であり、24時間硬化させたものの評価が「B」以上であれば、硬化性、特に表面硬化性に優れているといえる。
<アスカーC硬度>
得られた各シーリング材組成物について、日本ゴム協会標準規格(SRIS)0101に準じてアスカーC硬度を測定した。
アスカーC硬度は、混練後、23℃下、50%RHの条件下で1、2、3、5および7日間硬化させた後の硬度を、それぞれ測定した。
<可使時間>
可使時間は、以下に示す方法(スナップアップ法)により測定した。
具体的には、得られた各シーリング材組成物をポリカップに入れ、更にポリカップに木べらを入れた後、23℃、50%RHの条件下で混合した。その後、30分おきに木べらを持ち上げた際の様子を目視により確認した。その結果、ポリカップを押さえた状態で木べらを手で持ち上げた際に、木べらの周囲に付着したシーリング材組成物が、ポリカップ内に残ったシーリング材組成物から引きちぎられた状態で分離されたものとなるまでの時間を測定した。
ここで、引きちぎられた状態で分離されたものとなるまでの時間が9時間以上であるものは、可使時間を十分に確保されているといえる。
Figure 2008285582
Figure 2008285582
上記第2表に示す結果から明らかなように、オキサゾリジン化合物を含有しない主剤4を用いて調製した比較例1のシーリング材組成物は、可使時間は十分あるものの、硬化性が劣ることが分かった。また、比較例1のシーリング材組成物は、2日間硬化させた後のアスカーC硬度も低いことから、硬化後の塗料塗布を施すのに時間を要することが分かった。
また、有機酸を含有しない硬化剤7を用いて調製した比較例2〜5のシーリング材組成物は、いずれも可使時間が短くなることが分かった。特に、比較例2で調製したシーリング材組成物は、硬化性も劣ることが分かった。
これに対し、オキサゾリジン化合物を含有する主剤1〜3を用い、有機酸を含有する硬化剤1〜6を用いて調製した実施例1〜8のシーリング材組成物は、いずれも可使時間と硬化性とのバランスに優れ、発泡も抑制することができることが分かった。
特に、オキサゾリジン化合物として2−フェニル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾリジンを用いた主剤1を使用して調整した実施例1〜6のシーリング材組成物は、実施例7および8と同等の硬化性を有しつつ、可使時間を更に長時間確保できるため非常に有用であることが分かった。

Claims (16)

  1. ウレタンプレポリマーおよび分子内にオキサゾリジン環を1個以上有するオキサゾリジン化合物を含有する主剤と、ポリプロピレンエーテルポリオールおよび有機酸を含有する硬化剤と、を有する二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  2. 前記オキサゾリジン化合物が、水酸基を有する請求項1に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  3. 前記オキサゾリジン化合物が、3−(2−ヒドロキシエチル)−2−(1−メチルブチル)オキサゾリジンである請求項2に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  4. 前記オキサゾリジン化合物が、2−フェニル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾリジンである請求項2に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  5. 前記オキサゾリジン化合物が、イソシアネート基を有する請求項1に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  6. 前記オキサゾリジン化合物が、オキサゾリジン環および水酸基を有する化合物と、2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物との反応生成物である請求項5に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  7. 前記ポリイソシアネート化合物が、キシリレンジイソシアネート(XDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(H6XDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)およびノルボルナンジイソシアネート(NBDI)からなる群から選択される少なくとも1種である請求項6に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  8. 前記オキサゾリジン化合物の含有量が、前記主剤の総質量に対して0.5〜5質量%である請求項1〜7のいずれかに記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  9. 前記有機酸が、有機カルボン酸である請求項1〜8のいずれかに記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  10. 前記有機カルボン酸が、オクチル酸、2−エチルヘキサン酸およびネオデカン酸からなる群から選択される少なくとも1種である請求項9に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  11. 前記有機酸の含有量が、前記硬化剤の総質量に対して0.1〜3質量%である請求項1〜10のいずれかに記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  12. 更に、樹脂系中空体を前記硬化剤の0.5質量%以上の量で含有する請求項1〜11のいずれかに記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  13. 前記樹脂系中空体が、粒子径70μm以下の樹脂系中空体を前記樹脂系中空体全体積中の20%超で含み、かつ粒子径110μm以下の樹脂系中空体を前記樹脂系中空体全体積中の80%超で含む請求項12に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  14. 前記樹脂系中空体が、フェノール樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデンおよび熱可塑性樹脂からなる群から選択される少なくとも1種である請求項12または13に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  15. 前記樹脂系中空体が、無機フィラーでコーティングされている請求項12〜14のいずれかに記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  16. 前記無機フィラーが、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、タルク、クレーおよびカーボンブラックからなる群から選択される少なくとも1種である請求項15に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
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