JP6340929B2 - 二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物に関する。
従来より、建築用シーリング材として、ウレタンプレポリマーを含有する第1液と、ポリオールを含有する第2液とからなる二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物が用いられている。この組成物においては、軽量化の観点から第2液に樹脂系中空体を配合することが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の発明によると、耐久性に優れ、かつ、比重が小さく軽量化も図ることができ、弾性復元率、モジュラス及び伸び率のいずれにも優れるシーリング材組成物を提供できる。
また、平均粒径が10〜100μmのマイクロバルーンを、室温硬化性樹脂を基準として10重量%以上17重量%以下含有することも提案されている(特許文献2参照)。
特開2008−297473号公報 特開2011−68764号公報
ところで、シーリング材組成物を用いて各種目地等に施工する場合、まず、作業者は、上記第1液と上記第2液とを混合し、混合後のシーリング材組成物をコーキングガン等の器具に吸込み充填する。そして、作業者は、器具のレバーを操作し、シーリング材組成物を目地に充填する。そして、作業者がレバーの操作を止めると、シーリング材組成物の目地への充填が止まる。
しかしながら、特許文献1及び2に記載のシーリング材組成物を用いた場合、作業者がレバーの操作を終えた後であっても、コーキングガン等の器具の先からシーリング材組成物が排出されることがある。この現象は、当業者の間でスプリングバックと呼ばれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、低比重化を図りつつ、かつ、作業者がレバーの操作を終えた後であってもスプリングバックの現象を抑えることの可能な二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決するために、鋭意研究を重ねたところ、第1液がウレタンプレポリマーを含有するものとし、第1液、第2液の少なくとも一方がポリアルジミンを含有するものとし、第2液が、ポリオールのほか、平均粒子径が10μm以上40μm以下の樹脂系微細中空体を一定の割合で含むようにし、この第2液のチクソトロピーインデックスを一定の範囲内にすることで、低比重化を図ったとしても、第1液と第2液とを混合して組成物を硬化させた後のシーリング材において好適な耐久性を得ることができ、コーキングガンの使用後にスプリングバックが生じることも抑えられるという格別の効果を奏することを見出し、本発明を完成するに至った。具体的に、本発明では、以下のようなものを提供する。
(1)本発明は、ウレタンプレポリマーを含有する第1液と、ポリオールを含有する第2液とからなり、前記第1液及び/又は前記第2液はポリアルジミンを含有し、前記第2液は、平均粒子径が10μm以上40μm以下の樹脂系微細中空体を前記第2液全体の質量に対して10質量%以上20質量%以下含有し、BS型粘度計の7号ロータを用い、23℃、50%相対湿度における、回転速度1rpm及び10rpmで計測される前記第2液の粘度(Pa・s)の比より算出されるチクソトロピーインデックス〔(1rpmでの前記第2液の粘度)/(10rpmでの前記第2液の粘度)〕が2.9以上である、二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物である。
(2)また、本発明は、前記第2液が、表面処理炭酸カルシウムを前記第2液全体の質量に対して30質量%以上、かつ、炭酸カルシウムの80質量%以上含有する、(1)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物である。
(3)また、本発明は、前記ポリアルジミンの加水分解により生ずるアミノ基、及び前記第2液中のポリオールの水酸基の合計当量に対する、前記ウレタンプレポリマーに含まれるイソシアネート基の当量比(R値)[NCO/(OH+NH)]が1.08になるように前記第1液と前記第2液とを混合し、15分間撹拌した混合物に対して、BS型粘度計の7号ロータを用い、23℃、50%相対湿度における、回転速度1rpm及び10rpmで計測される前記混合物の粘度(Pa・s)の比より算出される前記混合物のチクソトロピーインデックス〔(1rpmでの前記混合物の粘度)/(10rpmでの前記混合物の粘度)〕が6.1以上である、(1)又は(2)に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物である。
本発明によると、低比重化を図ったとしても、第1液と第2液とを混合して組成物を硬化させた後のシーリング材において好適な耐久性を得ることができ、コーキングガンの使用後にスプリングバックが生じることも抑えられる二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物を提供できる。
本発明に係るシーリング材の非タレ性を評価するためのアルミチャンネル1の概略図である。 本発明に係るシーリング材の硬化後のタレ量の評価法を説明するための概略図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について、詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
<二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物>
本発明の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物(以下、「シーリング材組成物」ともいう。)は、ウレタンプレポリマーを含有する第1液と、ポリオールを含有する第2液とからなる。
[第1液]
第1液は主にウレタンプレポリマーを含有する。当業者の間では基剤、又は主剤と称される。
〔ウレタンプレポリマー〕
ウレタンプレポリマーの種類は特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。例えば、ポリオール化合物とポリイソシアネート化合物とを、ヒドロキシ基(OH基)に対してイソシアネート基(NCO基)が過剰となるように反応させることにより得られる反応生成物等を用いることができる。また、ウレタンプレポリマーは、0.5〜5質量%のNCO基を分子末端に含有することができる。
(ポリイソシアネート化合物)
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用されるポリイソシアネート化合物は、分子内にイソシアネート基を2個以上有するものであれば特に限定されない。
ポリイソシアネート化合物としては、具体的には、例えば、TDI(例えば、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI))、MDI(例えば、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4′−MDI)、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(2,4′−MDI))、1,4−フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリフェニルメタントリイソシアネートのような芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、リジンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)のような脂肪族ポリイソシアネート;トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(H6XDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)のような脂環式ポリイソシアネート;これらのカルボジイミド変性ポリイソシアネート;これらのイソシアヌレート変性ポリイソシアネート;等が挙げられる。
このようなポリイソシアネート化合物は、それぞれ単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
これらのうち、トリレンジイソシアネート(TDI)であるのが、得られるウレタンプレポリマーが低粘度となり、ウレタンプレポリマーを含む第1液の取り扱いが容易となる理由から好ましい。
(ポリオール化合物)
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用されるポリオール化合物は、ヒドロキシ基を2個以上有するものであれば特に限定されない。
ポリオール化合物としては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、その他のポリオール、これらの混合ポリオール等が挙げられる。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,1,1−トリメチロールプロパン、1,2,5−ヘキサントリオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール及びペンタエリスリトールからなる群から選択される少なくとも1種に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド及びポリオキシテトラメチレンオキシドからなる群から選択される少なくとも1種を付加させて得られるポリオール等が挙げられる。具体的には、ポリプロピレンエーテルジオール、ポリプロピレンエーテルトリオールが好適に例示される。
ポリエステルポリオールとしては、具体的には、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、グリセリン、1,1,1−トリメチロールプロパン及びその他の低分子ポリオールからなる群から選択される少なくとも1種と、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン酸、ダイマー酸、その他の脂肪族カルボン酸及びオリゴマー酸からなる群から選択される少なくとも1種との縮合重合体;プロピオンラクトン、バレロラクトン等の開環重合体;等が挙げられる。
その他のポリオールとしては、具体的には、例えば、ポリマーポリオール、ポリカーボネートポリオール;ポリブタジエンポリオール;水素添加されたポリブタジエンポリオール;アクリルポリオール;エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオールのような低分子量のポリオール;等が挙げられる。
このようなポリオール化合物は、それぞれ単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。これらのうち、ポリプロピレンエーテルジオール、ポリプロピレンエーテルトリオールであるのが、硬化剤の粘度が適当となり、また、この硬化剤を用いて得られる本願発明のシーリング材組成物からなる硬化物の伸びと強度が適当となり、水浸漬後の膨潤による物性の低下が少ないという理由から好ましい。
本発明においては、ウレタンプレポリマーを製造する際のポリオール化合物とポリイソシアネート化合物との組み合わせとしては、トリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)及びジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)からなる群から選択される少なくとも1種と、ポリプロピレンエーテルジオール及び/又はポリプロピレンエーテルトリオールとの組み合わせが好適に例示される。
また、本発明においては、ウレタンプレポリマーを製造する際のポリイソシアネート化合物とポリオール化合物との量は、NCO基/OH基(当量比)が、1.2〜2.5となるのが好ましく、1.5〜2.2となるのがより好ましい。当量比がこのような範囲である場合、得られるウレタンプレポリマーの粘度が適当となり、ウレタンプレポリマー中の未反応のポリイソシアネート化合物の残存量を低減することができる。
本発明においては、ウレタンプレポリマーの製造方法は特に限定されず、例えば、上述の当量比のポリオール化合物とポリイソシアネート化合物とを、50〜130℃で加熱攪拌することによって製造することができる。また、必要に応じて、例えば、有機錫化合物、有機ビスマス、アミンのようなウレタン化触媒を用いることができる。
このようなウレタンプレポリマーは、それぞれ単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
〔ポリアルジミン〕
第1液、第2液の少なくとも一方は、さらにポリアルジミンを含有する。硬化触媒として、有機金属系触媒(鉛系触媒や有機スズ化合物、有機ビスマス化合物)を使用することが知られている。第1液、第2液の少なくとも一方がポリアルジミンを含有することで、上記硬化触媒を用いて硬化する際に生じ得る発泡現象を抑えることができる。また、第2液が樹脂系中空体を含有する場合、第1液と第2液とを混合して組成物を硬化させた後のシーリング材の物性(耐久性、破壊時の伸び率等)が低下しがちである。しかしながら、第1液、第2液の少なくとも一方にポリアルジミンを含有し、第2液が上記有機金属系触媒を含有するようにすることで、第2液が樹脂系中空体を含有するものとし、低比重化を図った場合であっても、シーリング材として適切な物性を維持できる。
ポリアルジミンは、加水分解によりアミンを生成する化合物であれば特に限定されず、従来公知のポリアルジミンを広く使用可能であるが、貯蔵安定性が良好であることから、ポリアルジミンとしては、芳香族アルデヒドとポリアミンとを反応させることにより得られるポリアルジミンがより好ましく、芳香族アルデヒドと、脂環族ジアミンとを反応させることにより得られるポリアルジミンが更に好ましく、下記一般式(1)で示されるポリアルジミンが特に好ましい。これらポリアルジミンは単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いても良い。
Figure 0006340929
式(1)中、Rは炭素数6〜15のアリール基であり、フェニル基及び1以上の置換基で置換された置換フェニル基が挙げられる。置換基としては炭素数が1〜9のアルキル基、炭素数が1〜9のアルコキシ基等が好ましい。上記アリール基の置換基数としては1〜3のものが好ましい。Rとしては、具体的には、フェニル基、メチルフェニル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、ジメチルフェニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェニル基、プロポキシフェニル基等が好適な例として挙げられる。Rは1分子中で同一であっても異なっていても良い。
式(1)中、Rは、炭素数2〜15で2価又は3価の炭化水素基、分子量が70〜6,000で2価又は3価のポリオキシアルキレン基、イソホロンジアミンのアミノ残基、又は下記一般式(2)で示されるアミンのアミノ残基である。なお、式(1)及び(2)中、nは2又は3を示す。
Figure 0006340929
式(2)中、Rは炭素数6〜13で、かつ2価又は3価のモノシクロ環、ビシクロ環、又はトリシクロ環からなる炭化水素基であり、モノシクロ環、ビシクロ環、トリシクロ環のシクロ環の炭素数は5〜12のものが好ましい。さらにシクロ環は置換基を有するものでも良い。置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基等が好ましい。
ポリアルジミンの製造方法は特に限定されず、アミンとアルデヒドとを反応させる等の公知の方法で簡単に製造可能である。例えば、アミンとアルデヒドとをトルエン、キシレン、メチルシクロヘキサン又は酢酸ブチル等の溶剤中で、酸触媒下にて加熱して共沸による脱水反応を行ない、水滴分離器内において水分の留出が停止するまで反応を続行することにより、ポリアルジミンが得られる。アミンとアルデヒドとの混合割合はアミン1当量に対してアルデヒド1〜2当量が適当である。反応は通常数時間で終了する。反応終了後、反応混合物を減圧にする等の方法でアルデヒド、溶媒等を留去して、ポリアルジミンを得ることができる。
アミンとしては、ポリアミンが好適であり、例えば、(a)エチレンジアミン、1,3−ジアミノプロパン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、デカメチレンジアミン等の脂肪族ジアミン,4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、イソホロンジアミン、ビスアミノメチルシクロヘキサン、2,5−又は2,6−ジアミノメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ジアミノシクロヘキサン、3(4),8(9)−ビス(アミノメチル)−トリシクロ[5.2.1.02.6]デカン等の脂環族ジアミン,ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルエーテル、キシリレンジアミン、フェニレンジアミン、3,5−ジエチルトルエン−2,4−又は2,6−ジアミン等の芳香族ジアミン,水、エチレングリコール、プロピレングリコール等にプロピレンオキサイド及び/又はエチレンオキサイドを付加重合して得たポリオキシアルキレングリコール類のヒドロキシル基をアミノ基に変換して得られるポリオキシアルキレンジアミン等のジアミン、並びに(b)1,3,5−トリス(アミノメチル)ベンゼン、1,3,5−トリス(アミノメチル)シクロヘキサン等のトリアミン,グリセリン、トリメチロールプロパン等にプロピレンオキサイド及び/又はエチレンオキサイドを付加重合して得たポリオキシアルキレントリオール類のヒドロキシル基をアミノ基に変換して得られるポリオキシアルキレントリアミン等のトリアミン等が挙げられ、脂環族ジアミン又は脂環族トリアミン等の脂環族ポリアミンが好ましく、特に融点50℃以下の低融点ポリアミンが好ましい。
アルデヒドとしては、例えば、ベンズアルデヒド、o−トルアルデヒド、m−トルアルデヒド、p−トルアルデヒド、4−エチルベンズアルデヒド、4−プロピルベンズアルデヒド、4−ブチルベンズアルデヒド、2,4−ジメチルベンズアルデヒド、2,4,5−トリメチルベンズアルデヒド、p−アニスアルデヒド、p−エトキシベンズアルデヒド等が挙げられ、芳香族アルデヒドが好適である。
ポリアルジミンの配合割合は特に限定されないが、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.5〜10質量部配合することが好ましく、2〜5質量部配合することがより好ましい。特に、ポリアルジミンの加水分解により生ずるアミノ基に対する、ウレタンプレポリマーに含まれるイソシアネート基の当量比(NCO/NH)が、1.4〜28であることが好ましく、2.8〜7.0であることがより好ましい。ポリアルジミンは、1種のみで用いても良く、2種以上併用してもよい。
ポリアルジミンは、第1液、第2液のいずれに含むものであってもよいが、ポリアルジミンの加水分解性を考慮すると、ポリアルジミンは、第1液に含まれることが好ましい。
[第2液]
第2液は主にポリオールを含有する。第2液は、ポリオールのほか、老化防止剤、可塑剤等の各種成分も含むものであるが、当業者の間では硬化剤と称される。
〔ポリオール〕
第2液は主にポリオールを含有する。ポリオールとしては、ポリプロピレンポリオール(PPG)、ポリエチレンポリオール(PEG)等のポリエーテルポリオールや、上述のウレタンプレポリマーの原料として用いるのと同じポリオールを用いることができる。中でも、比較的低温領域(5℃以下)であっても、組成物の粘度を低くすることができる(作業性が良好である)ことから、ポリオールはポリエーテルポリオールであることが好ましく、ポリプロピレンポリオール(PPG)であることがより好ましい。このようなポリオールの数平均分子量は、400〜12,000、特に3,000〜7,000であるのが、バランスの良い物性が得られるので好ましい。
なお、ポリオールは、1種のみで用いても良く、2種以上併用してもよい。
〔樹脂系微細中空体〕
第2液は、平均粒子径が10μm以上40μm以下の樹脂系微細中空体を含有する。樹脂系微細中空体は、中空球体の外殻が樹脂によって構成されているものである。例えば、樹脂系微細中空体の内部に液体を内包させてこれを加熱し、外殻となる樹脂系微細中空体を膨張させ、かつ、内部の液体を気化させて得られる熱膨張性の樹脂系微細中空体が挙げられる。
樹脂系微細中空体の外殻を構成する材料としては、例えば、フェノール樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン、熱可塑性樹脂等が挙げられる。これらのうち、フェノール樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン及び熱可塑性樹脂からなる群から選択される少なくとも1種であるのが好ましい。
熱可塑性樹脂系微細中空体の外殻を構成する熱可塑性樹脂としては、具体的には、例えば、塩化ビニル、塩化ビニリデン;アクリロニトリル、メタクリロニトリル;ベンジルアクリレート、ノルボルナンアクリレートのようなアクリレート化合物;メチルメタクリレート、ノルボルナンメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレートのようなメタクリレート化合物;スチレン系モノマー;酢酸ビニル;ブタジエン;ビニルピリジン;クロロプレンのホモポリマー;これらのコポリマー;等が挙げられる。
これらのうち、耐候性、耐熱性の観点から、アクリロニトリル共重合体(例えば、アクリロニトリルとメタクリロニトリルとの共重合体、アクリロニトリルと共重合可能なブタジエン、スチレンのようなビニル系モノマーとの共重合体等)、塩化ビニリデン重合体が好ましい。
一方、樹脂系微細中空体に内包される液体としては、例えば、n−ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、ブタン、イソブタン、ヘキサン、石油エーテルのような炭化水素類;塩化メチル、塩化メチレン、ジクロロエチレン、トリクロロエタン、トリクロルエチレンのような塩素化炭化水素が挙げられる。
第2液を製造する際のハンドリング性を高めるため、樹脂系微細中空体は、無機フィラーでコーティングされているものであることが好ましい。この場合、無機フィラーの種類は特に限定されず、その具体例としては、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、タルク、クレー、カーボンブラック等が挙げられる。これらのうち、樹脂系微細中空体のコーティングに優れるという観点から、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、タルク、クレー及びカーボンブラックからなる群から選択される少なくとも1種であるのが好ましい。なお、無機フィラーは、それぞれ単独で、又は、2種以上を併用して使用することができる。また、樹脂系微細中空体を無機フィラーでコーティングする方法は特に限定されず、従来公知の方法によりコーティングすることができる。
本発明のシーリング材組成物では、比重を低く抑え、かつ、スプリングバックの現象を抑えるようにするため、樹脂系微細中空体は、第2液全体の質量に対して10質量%以上20質量%以下含有する。そして、樹脂系微細中空体は、第2液全体の質量に対して10質量%以上15質量%以下含有することがより好ましい。樹脂系微細中空体の含有量が少なすぎると、第2液を低比重化することができないため、好ましくない。第2液の樹脂系微細中空体の含有量が多すぎると、第2液の粘度が高くなりすぎ、作業性が低下する点で好ましくない。
樹脂系微細中空体は、第2液のほか、第1液に含むものであってもよいが、第1液の貯蔵安定性を考慮すると、樹脂系微細中空体は、第2液のみに含まれることが好ましい。
樹脂系微細中空体の製造方法は特に限定されず、従来公知の方法により製造することができる。
〔表面処理炭酸カルシウム〕
第2液は、表面処理炭酸カルシウムを含有することが好ましい。表面処理炭酸カルシウムは、チクソ性付与剤として機能するため、第2液が表面処理炭酸カルシウムを含有することで、スプリングバック、すなわち、作業者がコーキングガンの操作を終えた後であっても、その先からシーリング材組成物が排出される現象を抑えることができる。
表面処理炭酸カルシウムにおいて、用いられる表面処理剤に特に制限はなく、公知の表面処理剤を広く使用可能である。該表面処理剤としては、例えば、高級脂肪酸系化合物、高級脂肪酸エステル系化合物、樹脂酸系化合物、芳香族カルボン酸エステル、陰イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、パラフィン、チタネートカップリング剤及びシランカップリング剤等が挙げられる。これら表面処理剤は単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
表面処理炭酸カルシウムとしては、公知の表面処理された炭酸カルシウムを広く使用することができ、特に制限はないが、例えば、Vigot 15(白石カルシウム(株)製、脂肪酸で表面処理された軽質炭酸カルシウム、一次粒子径0.15μm)等の表面処理軽質炭酸カルシウム;Vigot 10(白石カルシウム(株)製、脂肪酸で表面処理されたコロイダル炭酸カルシウム、一次粒子径0.10μm)、白艶華CCR−B(白石カルシウム(株)製、脂肪酸で表面処理されたコロイダル炭酸カルシウム、一次粒子径0.08μm)、カルファインN−350(丸尾カルシウム(株)製、脂肪酸で表面処理されたコロイダル炭酸カルシウム、一次粒子径0.04μm)、シーレッツ200(丸尾カルシウム(株)製、脂肪酸エステルで表面処理されたコロイダル炭酸カルシウム、一次粒子径0.05μm)、シーレッツ500(丸尾カルシウム(株)製、脂肪酸エステルで表面処理されたコロイダル炭酸カルシウム、一次粒子径0.05μm)、シーレッツ700(丸尾カルシウム(株)製、脂肪酸エステルで表面処理されたコロイダル炭酸カルシウム、一次粒子径0.05μm)、白艶華DD(白石カルシウム(株)製、樹脂酸で表面処理されたコロイダル炭酸カルシウム、一次粒子径0.05μm)、カーレックス300(丸尾カルシウム(株)製、脂肪酸で表面処理されたコロイダル炭酸カルシウム、一次粒子径0.05μm)、ネオライトSS(竹原化学工業(株)製、脂肪酸で表面処理されたコロイダル炭酸カルシウム、平均粒子径0.04μm)、ネオライトGP−20(竹原化学工業(株)製、樹脂酸で表面処理されたコロイダル炭酸カルシウム、平均粒子径0.03μm)、カルシーズP(神島化学工業(株)製、脂肪酸で表面処理されたコロイダル炭酸カルシウム、平均粒子径0.15μm)等の表面処理コロイダル炭酸カルシウム;ライトンA−5(備北粉化工業(株)製、脂肪酸で表面処理された重質炭酸カルシウム、平均粒子径3.6μm)、MCコートP1(丸尾カルシウム(株)製、パラフィンで表面処理された重質炭酸カルシウム、一次粒子径3.3μm)、AFF−95((株)ファイマテック製、カチオンポリマーで表面された重質炭酸カルシウム、一次粒子径0.9μm)、AFF−Z((株)ファイマテック製、カチオンポリマー及び帯電防止剤で表面された重質炭酸カルシウム、一次粒子径1.0μm)等の表面処理重質炭酸カルシウムが挙げられる。これらの中で、硬化性組成物の貯蔵安定性が良好である点から脂肪酸エステルで表面処理された炭酸カルシウムがより好ましい。
表面処理炭酸カルシウムの含有量は、第2液全体の質量に対して30質量%以上含有することが好ましく、40質量%以上含有することがより好ましい。表面処理炭酸カルシウムの含有量が少なすぎると、チクソ性が十分に付与されず、結果としてスプリングバックを起こすことがあり得る。
また、炭酸カルシウムに対する表面処理炭酸カルシウムの含有量は、炭酸カルシウムの80質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましい。炭酸カルシウムに対する表面処理炭酸カルシウムの割合が少なすぎると、チクソ性が十分に付与されず、結果としてスプリングバックを起こすことがあり得る。
〔ウレタン系可塑剤〕
必須の成分ではないが、粘度を低く抑え、組成物の作業性を改良するため、第2液はウレタン系可塑剤、すなわちポリアルキレンエーテルモノオールとヘキサメチレンジイソシアネートとの反応物を含有することが好ましい。
ポリアルキレンエーテルモノオールの製造方法は特に制限されず、公知の製造方法により得ることができ、例えば、分子末端に1つの活性水素基としての水酸基を有する化合物に、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド等のアルキレンオキサイド類を単独で重合させたもの、あるいは共重合させたもの、あるいはこれら重合体の混合物を用いることができる。
前記分子末端に1つの活性水素基としての水酸基を有する化合物としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、オクタノール等の脂肪族モノアルコール類;シクロペンタノール、ジメチルシクロヘキサノール等の脂環族モノアルコール類;ベンジルアルコール等の芳香脂肪族モノアルコール類;フェノール、クレゾール等の芳香族(フェノール性)モノアルコール類;等のモノアルコールが挙げられる。
これらのポリアルキレンエーテルモノオールは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。ポリアルキレンエーテルモノオールのOH価は、5.5〜281.0[mgKOH/g]が好ましく、11.0〜140.3[mgKOH/g]がより好ましく、24.0〜125.0[mgKOH/g]がさらに好ましい。前記ポリアルキレンエーテルモノオールとしては、ポリオキシプロピレンモノオール(ポリオキシエチレンユニットを含有するものも含む。)が好ましい。
ポリアルキレンエーテルモノオールとヘキサメチレンジイソシアネートとの反応は、40℃〜100℃の反応条件で行うことが好ましい。この反応は、NCO/OHの当量比が1.1/1.0〜1.0/1.1であることが好適である。ポリアルキレンエーテルモノオールの水酸基をイソシアネート基と反応させることにより、水酸基が封鎖されるのみならず、イソシアネート基も実質的に全てブロックされる。ウレタン系可塑剤中に残存するイソシアネート基の含有量が0.1質量%以下であることが、発泡を抑制するという点で好適である。上記ポリアルキレンエーテルモノオールとヘキサメチレンジイソシアネートとの反応時間を短縮するために、3級アミン、錫触媒、ビスマス触媒等の触媒を使用することが好適である。
ウレタン系可塑剤は、25℃における粘度が10,000mPa・s以下であることが好ましく、500mPa・s以上7,000mPa・s以下であることがより好適である。
ウレタン系可塑剤の配合割合は特に限定されないが、第1液に含まれるウレタンプレポリマー100質量部に対して、1〜50質量部配合させることが好ましく、5〜20質量部配合させることがより好ましい。
ウレタン系可塑剤は1種で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
〔その他の成分(添加剤)〕
本発明のシーリング材組成物は、ウレタンプレポリマー、ポリオール及び樹脂系微細中空体のほかに、本発明の目的を損なわない範囲で、添加剤を含有することができる。添加剤として、例えば、補強剤、硬化触媒、可塑剤、分散剤、溶剤、酸化防止剤、老化防止剤、顔料等が挙げられる。添加剤は、第1液に添加することもできるし、第2液に添加することもできる。
(補強剤)
補強剤は、得られる本発明のシーリング材組成物からなる硬化物の硬化物物性(例えば、伸び、引張強度等)を補強しうるものであれば特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。
補強剤として、例えば、酸化チタン、酸化ケイ素、タルク、クレー、生石灰、カオリン、ゼオライト、けいそう土、微粉末シリカ、疎水性シリカ、カーボンブラック等が挙げられる。これらのうち、ポリプロピレンエーテル水酸化物及び可塑剤との濡れ性の観点から、酸化チタン、疎水性シリカ、カーボンブラックが好ましい。なお、補強剤は、それぞれ単独で又は2種以上を併用して使用することができる。
補強剤の含有量は、得られる本発明のシーリング材組成物からなる硬化物の破断伸びに優れ、破断強度を補うという観点から、第1液に含まれるウレタンプレポリマー100質量部に対して、40〜160質量部であるのが好ましく、50〜150質量部であるのがより好ましい。
(硬化触媒)
硬化触媒として、例えば、有機金属系触媒が挙げられる。有機金属系触媒として、例えば、オクテン酸鉛、オクチル酸鉛のような鉛系触媒;オクチル酸亜鉛のような有機亜鉛化合物;ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズラウレートのような有機スズ化合物;オクチル酸カルシウム、ネオデカン酸カルシウムのような有機カルシウム化合物;有機バリウム化合物;有機ビスマス化合物;等が挙げられる。硬化触媒は、それぞれ単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
硬化触媒の使用量は、第2液全体の質量に対して0.2〜5質量%であることが好ましい。なお、硬化触媒は、ポリプロピレンエーテル水酸化物と共に硬化剤中に配合してもよいし、主剤と硬化剤の混合時に添加してもよい。
(可塑剤)
可塑剤として、例えば、アジピン酸ジイソノニル(DINA)、フタル酸ジイソノニル(DINP)、ジオクチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジラウリルフタレート(DLP)、ジブチルベンジルフタレート(BBP)、ジオクチルアジペート(DOA)、ジイソデシルアジペート(DIDA)、トリオクチルフォスフェート(TOP)、トリス(クロロエチル)フォスフェート(TCEP)、トリス(ジクロロプロピル)フォスフェート(TDCPP)、アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル、末端エステル化多官能ポリエーテル、ポリオキシアルキレンモノアルキルエーテルの酢酸エステル、ポリエチレングリコールジベンゾエート等が挙げられる。可塑剤は、それぞれ単独で又は2種以上を併用して使用することができる。
可塑剤の使用量は、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、20質量部以下であるのが好ましい。
(分散剤)
分散剤は、固体を液中に分散させうるものであれば特に限定されない。分散剤の使用量は、第2液全体の0.01〜5質量%であるのが好ましく、0.05〜5質量%であるのがより好ましい。
(溶剤)
溶剤として、例えば、ヘキサン、トルエンのような炭化水素化合物;テトラクロロメタンのようなハロゲン化炭化水素化合物;アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン;ジエチルエーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル;酢酸エチルのようなエステル;ミネラルスピリット;等が挙げられる。
(酸化防止剤)
酸化防止剤としては、具体的には、例えば、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシトルエンアニソール(BHA)、ジフェニルアミン、フェニレンジアミン、亜リン酸トリフェニル等を挙げることができる。
(顔料)
顔料は、無機顔料と有機顔料とに大別される。無機顔料としては、具体的には、例えば、二酸化チタン、カーボンブラック、酸化亜鉛、群青、ベンガラのような金属酸化物;リトポン、鉛、カドミウム、鉄、コバルト、アルミニウムの硫化物、これらの塩酸塩又はこれらの硫酸塩等が挙げられる。有機顔料としては、具体的には、例えば、アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料等が挙げられる。
〔密度〕
第2液の密度は、1.10g/cm以下であることが好ましい。密度が1.10g/cm以下であれば、硬化後のシーリング材組成物の低比重化が十分に図られているといえる。
〔チクソトロピーインデックス〕
本発明では、スプリングバックの現象を抑えるため、チクソトロピーインデックスを一定の範囲に抑えている。本発明において、チクソトロピーインデックスとは、BS型粘度計の7号ロータを用い、23℃、50%相対湿度における、回転速度1rpm及び10rpmで計測したときの対象物の粘度(Pa・s)の比より算出されるチクソトロピーインデックス〔(1rpmでの対象物の粘度)/(10rpmでの対象物の粘度)〕をいう。本発明において、第2液のチクソトロピーインデックスは、2.9以上であることが好ましく、3.1以上であることがより好ましい。チクソトロピーインデックスが低すぎると、第1液と第2液とを混合することによって得られるシーリング材組成物を使用した後、スプリングバックの現象が生じ得るため、好ましくない。
[第1液と第2液との混合]
第1液と第2液との混合割合は特に限定されるものでないが、前記ポリアルジミンの加水分解により生ずるアミノ基、及び前記第2液中のポリオールの水酸基の合計当量に対する、前記ウレタンプレポリマーに含まれるイソシアネート基の当量比(R値)[NCO/(OH+NH)]が、0.5〜2.0であることが好ましく、0.7〜1.5であることがより好ましい。
〔密度〕
混合後の密度は、1.10g/cm以下であることが好ましい。密度が1.10g/cm以下であれば、硬化後のシーリング材組成物の低比重化が十分に図られているといえる。
〔チクソトロピーインデックス〕
また、前記ポリアルジミンの加水分解により生ずるアミノ基、及び前記第2液中のポリオールの水酸基の合計当量に対する、ウレタンプレポリマーに含まれるイソシアネート基の当量比(R値)[NCO/(OH+NH)]が1.08になるように第1液と第2液とを混合し、軽量型ミキスタ(ミキスタ工業社製)を用いて15分間撹拌した混合物のチクソトロピーインデックスは、6.1以上であることが好ましく、6.4以上であることがより好ましい。
以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に何ら制限を受けるものではない。
<二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物の調製>
[第1液の調製]
Figure 0006340929
〔実施例1〜5、比較例1〜3〕
2,4−トリレンジイソシアネート748質量部と、ポリオキシプロピレングリコール(OH価55.6mgKOH/g)2600質量部と、ポリオキシプロピレントリオール(OH価56.1mgKOH/g)1802質量部とを80℃にて7時間反応させ、イソシアネート基を末端とするウレタンプレポリマーを得た。末端NCO基は3.49質量%、粘度は7,500mPa・s/25℃であった。
そして、上記ウレタンプレポリマー100質量部にポリアルジミン2.5質量部を混合し、実施例1〜5及び比較例1〜3に係る第1液を調製した。
〔比較例4〕
上記ウレタンプレポリマーからなる液とし、ポリアルジミンを含有するものとしなかったことを除いては、実施例1等と同様の手法にて比較例4に係る第1液を調製した。
23℃における第1液の密度を、JIS K6833−1.5.2.1「比重カップ法」に準拠して測定した。測定した結果、実施例1〜5及び比較例1〜3に係る第1液については1.02g/cmであり、比較例4に係る第1液については1.03g/cmであった。
[第2液の調製]
Figure 0006340929
Figure 0006340929
表2及び表3において、各種材料は次の通りである。
(A)硬化成分(ポリオール)
ポリプロピレンエーテルトリオール(製品名:アクトコールT−5000,数平均分子量:5000,三井化学社製)
ポリプロピレンエーテルジオール(製品名:アクトコールD−3000,数平均分子量:3000,三井化学社製)
(B)樹脂系微細中空体
平均粒子径20〜40μm(製品名:MFL−SEVEN,平均粒子径が20〜40μmであり、真比重が0.14±0.03(g/cc)である樹脂系中空体,松本油脂製薬社製)
平均粒子径10〜30μm(製品名:MFL−81GCA,平均粒子径が10〜30μmであり、真比重が0.23±0.03(g/cc)である樹脂系中空体,松本油脂製薬社製)
(B’)樹脂系中空体
平均粒子径60〜70μm(製品名:MFL−100MCA,平均粒子径が60〜70μmであり、真比重が0.12±0.02(g/cc)である樹脂系中空体,松本油脂製薬社製)
(C)表面処理炭酸カルシウム
脂肪酸処理炭酸カルシウム(製品名:カルファイン200,丸尾カルシウム社製)
(C’)表面未処理炭酸カルシウム
重質炭酸カルシウム(製品名:スーパー♯1500,丸尾カルシウム社製)
(D)ウレタン系可塑剤
ポリアルキレンエーテルモノオール(製品名:アクトコールEH−25,ポリオキシプロピレンモノオール,三井化学社製)200gとヘキサメチレンジイソシアネート(製品名:HDI,日本ポリウレタン社製)9.05gとを反応させてウレタン系可塑剤を合成した。ウレタン系可塑剤の粘度は6,400mPa・s/25℃であり、数平均分子量は4,268であった。
(E)添加剤
酸化チタン(製品名:タイペークR820,石原産業社製)
酸化防止剤(製品名:イルガノックス1010,ヒンダードフェノール系酸化防止剤,BASF社製)
硬化触媒A(製品名:プキャット25,オクチル酸ビスマス,日本化学産業社製)
硬化触媒B(製品名:ニッカオクチックス鉛17%(DINP),オクチル酸鉛,日本化学産業社製)
可塑剤(製品名:TXIB,2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレート,イーストマンケミカル社製)
石油系炭化水素(製品名:エクソールD−80,エクソンモービルケミカル社製)
オクチル酸(東洋合成工業社製)
石油系炭化水素とオクチル酸以外のすべての材料を、表1に示す質量比でプラネタリミキサーに仕込み、90℃で1時間加熱減圧混合攪拌混合を行い、配合物の脱水を行った。そして、20℃に冷却後、石油系炭化水素とオクチル酸を添加し、更に10分間真空減圧混合することで、第2液を得た。
[第1液と第2液との混合]
Figure 0006340929
Figure 0006340929
前記ポリアルジミンの加水分解により生ずるアミノ基、及び前記第2液中のポリオールの水酸基の合計当量に対する、ウレタンプレポリマーに含まれるイソシアネート基の当量比(R値)[NCO/(OH+NH)]が1.08になるように第1液と第2液とを混合し、軽量型ミキスタ(ミキスタ工業社製)を用いて15分間撹拌した。このようにすることで、実施例及び比較例に係るシーリング材組成物を得た。なお、第1液と第2液との重量比は表4及び表5に記載のとおりであった。
<評価>
まず、第2液について、密度、粘度及びチクソトロピーインデックスを以下に示す方法により測定した。また、実施例及び比較例に係るシーリング材組成物について、粘度、チクソトロピーインデックス、耐久性、引張物性、スプリングバック性、混合性及び非タレ性を以下に示す方法により評価した。
(1)密度(g/cm
第2液及びシーリング材組成物の密度を、JIS K6833−1.5.2.1「比重カップ法」に準拠して測定した。第2液についての結果を表6に示し、シーリング材組成物についての結果を表7に示す。なお、第2液の密度が1.10g/cm以下であれば、硬化後のシーリング材組成物の比重も十分に小さいものと評価できる。
(2)粘度(Pa・s)
第2液及びシーリング材組成物について、BS型粘度計の7号ロータを用い、23℃、50%相対湿度における、回転速度1rpm及び10rpmで計測される粘度(Pa・s)を測定した。第2液についての結果を表6に示し、シーリング材組成物についての結果を表7に示す。
(3)チクソトロピーインデックス(TI)
回転速度1rpm及び10rpmで計測される粘度(Pa・s)の比からチクソトロピーインデックス〔(1rpmでの粘度)/(10rpmでの粘度)〕を算出した。第2液についての結果を表6に示し、シーリング材組成物についての結果を表7に示す。なお、本明細書において、シーリング材組成物のチクソトロピーインデックスは、前記ポリアルジミンの加水分解により生ずるアミノ基、及び前記第2液中のポリオールの水酸基の合計当量に対する、ウレタンプレポリマーに含まれるイソシアネート基の当量比(R値)[NCO/(OH+NH)]が1.08になるように第1液と第2液とを混合し、軽量型ミキスタ(ミキスタ工業社製)を用いて15分間撹拌した混合物に対して、BS型粘度計の7号ロータを用い、23℃、50%相対湿度における、回転速度1rpm及び10rpmで計測される前記混合物の粘度(Pa・s)の比より算出される混合物のチクソトロピーインデックス〔(1rpmでの混合物の粘度)/(10rpmでの混合物の粘度)〕であるものとする。
(4)耐久性
得られた二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物について、JIS A5758:2010で規定する試験を行い、耐久性区分8020を評価した。結果を表7に示す。試験体の溶解、膨潤、ひび割れ、被着体からのはく離等の明確な異常を目視により確認し、これらの異常がなかったものを耐久性に優れるものとして「○」と評価し、これらの異常があったものを耐久性に劣るものとして「×」と評価した。
(5)引張物性
得られた各二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物について、JIS A1439:2010の「建築用シーリング材の試験方法」で規定する「5.3 引張特性試験」に基づき、50%伸張時の引張応力(N/mm)、100%伸張時の引張応力(N/mm)、破壊時の引張応力(N/mm)及び破壊時の伸び率(%)を測定した。なお、被着体には、陽極酸化アルミニウム基板を用い、養生は、23℃、50%相対湿度の条件下で28日間置いて行った。また、試験は、23℃、50%相対湿度の条件下で行った。結果を表7に示す。
(6)スプリングバック性
まず、320mlの紙管カートリッジに、吐出口の内径が約8mmのノズルを取り付け、実施例及び比較例に係るシーリング材組成物を充填した。続いて、カートリッジガンを用いて、上記シーリング材組成物を約100g吐出した。続いて、カートリッジガンから紙管カートリッジを取り外し、紙管カートリッジのノズルが上方を向くように上記カートリッジガンを机の上に静置した。そして、静置してから1時間経過した後、ノズルの先から(自然と)吐出された組成物の量を測定した。組成物の吐出量が1g以内のものを「○」と評価し、1gを超えるものを「×」と評価した。結果を表7に示す。
(7)混合性
得られたシーリング材について、40℃、RH75%雰囲気下、第1液及び第2液を表4及び表5に記載の割合で6Lとなるように質量を調整し、直径229mmの金属丸缶に、第2液、第1液、顔料(第2液100gに対して3g)の順に入れ、専用撹拌機(軽量型ミキスタ、ミキスタ工業製)で、山型パドルを用いて、15分間攪拌した。その後、シーリング材を金属ベらにてガラス板に厚さ5mm程度にならし、混合状態を目視観察した。そして、撹拌開始から3分後に均一な状態になる場合を「○」と評価し、撹拌開始から5分後に均一な状態になる場合を「△」と評価し、撹拌開始から5分後でも、だま状態又はまだら状態になる場合を「×」と評価した。なお、だま状態とは、球状の混合不良部が発生していることをいい、まだら状態とは、十分に混合されていない色斑状態をいう。結果を表7に示す。
(8)非タレ性
図1の(A)は、シーリング材の非タレ性を評価するための用いたアルミチャンネル1の概略全体図であり、xは20mm、yは25mm、Lは1000mmである。このアルミチャンネル1の背面および底に、目地幅と同じ幅で厚みが夫々3mm及び10mmの発泡ポリエチレン製のバックアップ材2,3を図1の(A)に示すように装填し、同じく、実施例及び比較例に係るシーリング材を、コーキングガンを用いて打設した。シーリング材をアルミチャンネル1に充填打設後、ヘラを使用して仕上げ、次いで50℃のオーブン中に垂直に吊るした。図1の(B)は、シーリング材を充填打設した後のアルミチャンネル1を50℃のオーブン中に垂直に吊るし、シーリング材が硬化した後の状態を示す図である。
図2は、図1に示すアルミチャンネル1のS−S断面図である。特に、図2の(A)は、シーリング材をアルミチャンネル1に充填打設する前の状態を示す図であり、図2の(B)は、シーリング材を充填打設した後のアルミチャンネル1を50℃のオーブン中に垂直に吊るし、シーリング材が硬化した後の状態を示す図である。
非タレ性の評価は、シーリング材硬化後のタレ量を、図2に示す斜線領域Aの最大膨らみ量a(mm)を測定することにより行った。a(mm)が0.5mm未満である場合を「○」と評価し、0.5〜2.0mmである場合を「△」と評価し、2.0mm以上である場合を「×」と評価した。結果を表7に示す。
Figure 0006340929
Figure 0006340929
表7において、M50,M100,TB及びEBは次のとおりである。
M50:50%伸張時の引張応力(N/mm
M100:100%伸張時の引張応力(N/mm
TB:破壊時の引張応力(N/mm
EB:破壊時の伸び率(%)
実施例によると、第1液はウレタンプレポリマーを含有し、第1液、第2液の少なくとも一方がポリアルジミンを含有し、第2液は、いずれも密度が1.10g/cm以下であり、チクソトロピーインデックスが2.9以上である。その結果、第1液と第2液とを混合することによって得られるシーリング材組成物において、硬化後のシーリング材組成物の比重が低いにもかかわらず、充分な耐久性及び引張特性を有する。また、実施例のシーリング材組成物を用いることで、スプリングバックを防止できる。また、実施例によると、可塑剤量を増量して第2液の粘度を下げても、高温である場合の混合性が良好となる。
一方、比較例1においては、平均粒子径が10μm以上40μm以下の樹脂系微細中空体の割合が第2液の10質量%以上20質量%以下の範囲内にないため、第2液の密度が1.10g/cmを超える。その結果、第1液と第2液とを混合することによって得られるシーリング材組成物においても、密度が1.10g/cmを超え、結果として、硬化後のシーリング材組成物を十分に低比重化できない可能性がある。
比較例2においては、樹脂系中空体の平均粒子径が40μmを超えるため、第1液と第2液とを混合することによって得られるシーリング材組成物において、チクソトロピーインデックスが適正な範囲内であったとしても、スプリングバックが生じることを適切に防止できない。また、非タレ性についても2.0mm以上となった。
比較例3においては、表面処理炭酸カルシウムが炭酸カルシウムの80質量%未満であり、第2液のチクソトロピーインデックスが2.9未満であるため、第1液と第2液とを混合することによって得られるシーリング材組成物においても、チクソトロピーインデックスが6.1未満となり、結果として、スプリングバックが生じることを適切に防止できない可能性がある。混合性、非タレ性についても劣る傾向にある。
比較例4においては、第1液がポリアルジミンを含有するものでないため、低比重化できたとしても、耐久性及び引張物性が不十分なものとなり得る。
1 アルミチャンネル
2,3 バックアップ材

Claims (3)

  1. ウレタンプレポリマーを含有する第1液と、ポリオールを含有する第2液とからなり、
    前記第1液及び/又は前記第2液はポリアルジミンを含有し、
    前記第2液は、
    平均粒子径が10μm以上40μm以下の樹脂系微細中空体を前記第2液全体の質量に対して10質量%以上20質量%以下含有し、
    BS型粘度計の7号ロータを用い、23℃、50%相対湿度における、回転速度1rpm及び10rpmで計測される前記第2液の粘度(Pa・s)の比より算出されるチクソトロピーインデックス〔(1rpmでの前記第2液の粘度)/(10rpmでの前記第2液の粘度)〕が2.9以上である、二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  2. 前記第2液は、表面処理炭酸カルシウムを前記第2液全体の質量に対して30質量%以上、かつ、炭酸カルシウムの80質量%以上含有する、請求項1に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
  3. 前記ポリアルジミンの加水分解により生ずるアミノ基、及び前記第2液中のポリオールの水酸基の合計当量に対する、前記ウレタンプレポリマーに含まれるイソシアネート基の当量比(R値)[NCO/(OH+NH)]が1.08になるように前記第1液と前記第2液とを混合し、15分間撹拌した混合物に対して、BS型粘度計の7号ロータを用い、23℃、50%相対湿度における、回転速度1rpm及び10rpmで計測される前記混合物の粘度(Pa・s)の比より算出される前記混合物のチクソトロピーインデックス〔(1rpmでの前記混合物の粘度)/(10rpmでの前記混合物の粘度)〕が6.1以上である、請求項1又は2に記載の二液硬化型ポリウレタン系シーリング材組成物。
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