JP2008283875A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自走車の走行や駆動負荷の増大を発生しにくくしながら対地作業装置による作業深さを設定作業深さ又はそれに近い深さに維持することができる作業機を提供する。
【解決手段】 自走車体に連結された対地作業装置20を自走車体に対して昇降操作する駆動機構と、対地作業装置20の作業深さを検出するよう対地作業装置20に設けられた作業深さ検出機構50と駆動機構の操作部30とを連係させて、作業深さ検出機構50による検出作業深さが設定作業深さになるよう駆動機構を操作させる連係機構Sを備えてある。作業深さ検出機構50による検出作業深さが深い側に単位変化量を変化することによって対地作業装置20が上昇する上昇変位量が、作業深さ検出機構50による検出作業深さが浅い側に前記単位変化量を変化することによって対地作業装置20が下降する下降変位量よりも大になる状態で、連係機構Sが駆動機構を操作させるよう構成してある。
【選択図】 図6

Description

本発明は、自走車体に連結された対地作業装置を自走車体に対して昇降操作する駆動機構と、前記対地作業装置の作業深さを検出するよう前記対地作業装置に設けられた作業深さ検出機構と前記駆動機構の操作部とを連係させて、前記作業深さ検出機構による検出作業深さが設定作業深さになるよう前記駆動機構を操作させる連係機構を備えた作業機に関する。
上記した作業機は、連係機構による駆動機構の操作によって対地作業装置の昇降制御が行われ、自走車の前後傾斜などにかかわらず、対地作業装置の作業深さを設定作業深さ又はこれに近い作業深さに維持しながら作業することができるものである。
この種の作業機として、従来、例えば特許文献1に記載されたトラクタがあった。
特許文献1に記載されたトラクタは、車体フレームの後部にリンク機構を介して対地作業装置としてのロータリ耕耘装置を連結するように構成され、ミッションケースの内部に設けた駆動機構としての油圧シリンダと、ロータリ耕耘装置に設けられた作業深さ検出機構としての耕深検出機構の出力アーム部を油圧シリンダの制御弁の主操作部に連動させる連動機構と、リンク機構のリフトアームを前記制御弁のフィードバック操作部に連動させるフィードバック機構とを備えている。
油圧シリンダは、リンク機構を車体フレームに対して上下に揺動操作し、これによってロータリ耕耘装置を自走車体に対して昇降操作する。
耕深検出機構は、耕耘ロータの後方を覆う後部カバーを接地センサーとしてロータリ耕耘装置による耕耘深さを検出する。すなわち、後部カバーの上部カバーに対する揺動角を基に耕耘深さを検出する。
連動機構とフィードバック機構とは、耕深検出機構による検出耕深が耕深設定レバーによって設定された設定耕深になる状態に油圧シリンダを操作させるよう耕深検出機構と油圧シリンダの制御弁とを連係させる。
特開2005−176696号公報
上記した作業機では、対地作業装置による作業深さが設定作業深さよりも浅くなると、作業深さ検出機構による検出結果を基にした連係機構の操作部の操作により、駆動機構が駆動対地作業装置を下降操作して対地作業装置の作業深さが深くなっていく。このとき、対地作業装置の下降が速やかであるほど、対地作業装置の作業深さが急激に深くなり、自走車に掛かる走行や駆動負荷が急激に増大しやすくなる。
また、対地作業装置による作業深さが設定作業深さよりも深くなると、作業深さ検出機構による検出結果を基にした連係機構の操作部の操作により、駆動機構が対地作業装置を上昇操作して対地作業装置の作業深さが浅くなっていく。このとき、対地作業装置の上昇が緩やかであるほど、対地作業装置の作業深さの減少に時間が掛かり、作業深さが深いことによって自走車に掛かる走行や駆動負荷が大となる時間が長くなる。
本発明の目的は、上記した走行や駆動負荷の問題を発生しにくくしながら対地作業装置による作業深さを設定作業深さ又はそれに近い深さに維持することができる作業機を提供することにある。
本第1発明は、自走車体に連結された対地作業装置を自走車体に対して昇降操作する駆動機構と、前記対地作業装置の作業深さを検出するよう前記対地作業装置に設けられた作業深さ検出機構と前記駆動機構の操作部とを連係させて、前記作業深さ検出機構による検出作業深さが設定作業深さになるよう前記駆動機構を操作させる連係機構を備えた作業機において、
前記作業深さ検出機構による検出作業深さが深い側に単位変化量を変化することによって前記対地作業装置が上昇する上昇変位量が、前記作業深さ検出機構による検出作業深さが浅い側に前記単位変化量を変化することによって前記対地作業装置が下降する下降変位量よりも大になる状態で、前記連係機構が前記駆動機構を操作させるよう構成してある。
本第1発明の構成によると、対地作業装置による作業深さが設定作業深さ又はそれに近い作業深さになるように対地作業装置を昇降制御できる。
つまり、対地作業装置による作業深さが設定作業深さよりも深くなると、作業深さ検出機構による検出作業深さを基に連係機構が操作部を操作する。すると、駆動機構が上昇側に駆動操作され、作業深さ検出機構による作業深さが設定作業深さになるよう対地作業装置を上昇操作する。
一方、対地作業装置による作業深さが設定作業深さよりも浅くなると、作業深さ検出機構による検出作業深さを基に連係機構が操作部を操作する。すると、駆動機構が下降側に駆動操作され、作業深さ検出機構による作業深さが設定作業深さになるよう対地作業装置を下降操作する。
また、本第1発明の構成によると、対地作業装置が上昇操作された場合、下降操作された場合よりも速やかな移動で上昇しやすい。
つまり、対地作業装置の上昇操作が行われる際の作業深さ検出機構の検出作業深さの変化量と、対地作業行装置の下降操作が行われる際の作業深さ検出機構の検出作業深さの変化量とが同一であっても、作業深さ検出機構の検出作業深さを基に対地作業装置が上昇操作されることによって上昇する変位量が、作業深さ検出機構の検出作業深さを基に対地作業装置が下降操作されることによって下降する変位量よりも大になる。すると、上昇操作の場合、下降操作の場合に比べ、対地作業装置に慣性が作用しやすくて対地作業装置の移動が速やかになりやすい。
従って、対地作業装置の作業深さが設定作業深さになるよう対地作業装置を昇降制御でき、作業深さを設定深さやそれに近い深さに維持しながら作業することができるのみならず、作業深さが深くなった場合の対地作業装置の上昇が速やかで、作業深さが深くなることによって増加した自走車の走行や駆動負荷が速やかに減少しやすい。また、作業深さが浅くなった場合の対地作業装置の下降が緩やかで、対地作業装置の下降による自走車の走行や駆動負荷の急激な変化が発生しにくい。この結果、対地作業装置の昇降制御に起因したエンジンの回転数低下などのトラブルが発生しにくくて能率よくかつ快適に作業することができる。
本第2発明では、前記駆動機構を駆動操作する駆動状態と前記駆動機構を停止操作する中立状態とに切り換え自在な操作部本体と、前記操作部本体を前記駆動状態に切り換え操作する駆動操作体と、前記操作部本体を前記中立状態に切り換え操作する中立操作体とを備えさせて前記操作部を構成し、
前記作業深さ検出機構と前記駆動操作体とを連動させる駆動連動機構と、前記駆動機構と前記中立操作体とを連動させる中立連動機構と、前記対地作業装置が上昇操作される際、前記中立連動機構が前記中立操作体に連動させて前記駆動操作体を操作するよう前記駆動操作体と前記中立操作体とを連動させる操作体連動機構とを備えさせて前記連係機構を構成してある。
本第2発明の構成によると、対地作業装置による作業深さが設定作業深さよりも深くあるいは浅くなると、作業深さ検出機構による検出作業深さを基に駆動連動機構が操作部本体を駆動状態に切り換え操作する。これによって対地作業装置が上昇あるいは下降するに伴い、駆動機構の作動を基に中立連動機構が操作部本体を中立状態に復帰操作し、対地作業装置は作業深さが設定作業深さになった連結高さになる。これでありながら、対地作業装置の上昇を速やかに行わせやすい。
つまり、対地作業装置が上昇操作されるに伴って中立連動機構が中立操作体を操作して操作部本体を中立状態に復帰操作する際、中立連動機構が中立操作体に連動させて操作体連動機構を操作し、操作体連動機構が駆動操作体を操作する。すると、対地作業装置が上昇操作される際、中立連動機構が操作部本体を中立状態に復帰操作しようとするとき、操作体連動機構によって駆動操作体を上昇側に操作させることができる。これにより、作業深さ検出機構による検出作業深さが深い側に単位変化量を変化することによって対地作業装置が上昇する上昇変位量が、作業深さ検出機構による検出作業深さが浅い側に前記単位変化量を変化することによって対地作業装置が下降する下降変位量よりも大になるようにして駆動機構の操作を行わせることができる。
従って、前記駆動連動機構と前記中立連動機構とによって操作部の切り換え操作を行わせるよう昇降制御手段を構造簡単に得ることができながら、自走車の走行や駆動負荷の減少を速やかに行わせながら、かつ自走車の走行や駆動負荷の急激な変化を発生しにくくしながら対地作業装置の昇降制御を行わせ、エンジンの回転数低下などのトラブルが発生しにくくて能率よくかつ快適に作業することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る作業機の後部の側面図である。この図に示すように、本発明の実施例に係る作業機は、左右一対の駆動自在な後車輪1,1と、車体後部に設けた運転座席2が装備された運転部とを有した自走車と、この自走車の車体フレーム3の後部に設けたリンク機構10とを備えて構成してある。本発明の実施例に係る作業機は、車体後部に前記リンク機構10を介してロータリ耕耘装置20(以下、耕耘装置20と略称する。)が連結されており、乗用型耕耘機を構成している。
すなわち、図1に示すように、前記リンク機構10は、前記車体フレーム3の後部を構成するミッションケース4の上部に上下揺動自在に設けた左右一対のリフトアーム11,11と、前記ミッションケース4の下部から車体後方向きに上下揺動自在に延出した左右一対のロワーリンク12,12と、前記ミッションケース4の後部に設けたトップリンクブラケット13から車体後方向きに上下揺動自在に延出したトップリンク14と、リンク機構10の左右側においてリフトアーム11とロワーリンク12とを連結しているリフトロッド15とを備えて構成してある。
前記左右一対のロワーリンク12,12と前記トップリンク14との延出端部は、耕耘装置20に設けられた連結フレーム21に連結している。前記左右一対のリフトアーム11,11は、左右一対のリフトアーム11,11をミッションケース4に連結している一本の回転支軸16を介し、前記ミッションケース4の内部に位置する油圧シリンダ5(図4,5参照)に連動している。
つまり、前記リンク機構10は、前記油圧シリンダ5による回転支軸16の回転操作によって左右一対のリフトアーム11,11が上下に揺動操作されることにより、車体フレーム3に対して上下に揺動操作され、耕耘装置20をこれの耕耘ロータ22が接地した下降作業状態と、耕耘ロータ22が地面から上昇した上昇作業状態とに昇降操作し、かつ、下降作業状態での耕耘装置20を車体フレーム3に対して昇降操作する。これにより、前記油圧シリンダ5は、耕耘装置20を作業機に対して昇降調節し、耕耘装置20の耕耘ロータ22による耕耘深さ(以下、耕深と称する。)を変更したり、作業機の走行地面に対する前後傾斜と昇降とにかかわらず耕耘装置20による耕深を一定に維持したりする。
作業機は、前記ミッションケース4の後部に回転自在に設けた動力取り出し軸6を備えており、車体前部に設けたエンジン(図示せず)が出力した駆動力を前記動力取り出し軸6からこの動力取り出し軸6に連結された回転伝動軸7を介して耕耘装置20に伝達する。
図4に示すように、作業機は、前記油圧シリンダ5を操作するよう前記ミッションケース4に設けた操作部30を備えている。図1,2,6に示すように、作業機は、前記操作部30の駆動操作体31及び中立操作体32(図4参照)を前記耕耘装置20に設けられた耕深検出機構50に連係させた連係機構Sと、前記運転座席2の横側方に位置した耕深設定レバー8とを備えている。
これにより、作業機は、前車輪(図示せず)や後車輪1の走行地面の凹部への入り込みや走行地面の隆起部への乗り上がりによって走行地面に対して車体前後方向に傾斜したり昇降したりしても、耕耘装置20による耕深が耕深設定レバー8によって設定された設定耕深またはこれに近い耕深になるよう耕耘装置20を昇降制御する。
すなわち、図4は、前記操作部30の後面図である。図5は、油圧シリンダ5を操作するための油圧回路図である。これらの図に示すように、前記操作部30は、前記駆動操作体31と前記中立操作体32とを備える他、前記ミッションケース4の内部に設けた操作部本体33と、この操作部本体33のスプール操作軸34を前記駆動操作体31と中立操作体32とに連係させている天秤リンク35とを備えて構成してある。
図4,5に示すように、前記操作部本体33は、前記ミッションケース4に連設されたバルブケース36と、このバルブケース36に収容された主スプール37と下降バルブ38とリリーフバルブ39とアンロードバルブ40とを備えている。主スプール37は、前記スプール操作軸34に連結している。下降バルブ38の操作軸38aは、前記スプール操作軸34に連設された連動杆41に係合している。
前記天秤リンク35は、これの中間部で前記スプール操作軸34の操作アーム部34aに回転自在に連結している。前記駆動操作体31は、回転支軸部31aと、この回転支軸部31aに一体回転自在に支持された揺動アーム部31bとを備えて構成してあり、前記回転支軸部31aで前記ミッションケース4の横壁部4aに回転自在に支持されている。前記揺動アーム部31bは、前記天秤リンク35の一端側に係合している。前記中立操作体32は、回転支軸部32aと、この回転支軸部32aに一体回転自在に支持された揺動アーム部32bとを備えて構成してあり、前記回転支軸部32aで前記横壁部4aに回転自在に支持されている。前記揺動アーム部32bは、前記天秤リンク35の他端側に係合している。
図5は、前記天秤リンク35と前記アーム部34aとを連結している連結ピン42が中立位置にある状態を示している。前記連結ピン42が中立位置にあると、主スプール37がアンロードバルブ40からパイロット油圧を排出し、連動杆41が下降バルブ38を閉じ状態に操作する。すると、アンロード弁40が油圧ポンプ43からの油圧をタンクに戻し、下降バルブ38が油圧シリンダ5の排油を停止する。つまり、操作部本体33は、油圧シリンダ5を停止操作するよう中立状態になる。
操作部本体33が中立状態にある状態から前記駆動操作体31が回転支軸部31aの軸芯まわりに上昇側「U」に揺動操作されると、駆動操作体31の揺動アーム部31bが天秤リンク35を中立操作体32の揺動アーム部32bによって支持される側を揺動支点にして揺動操作する。すると、前記連結ピン42が中立位置からバルブケース36側に移動し、スプール操作軸34が下降付勢バネ44に抗して上昇側「U」に摺動操作されて主スプール37を切り換え操作する。このとき、連動杆41は、下降バルブ38の操作軸38aに対して相対移動して下降バルブ38を閉じ状態に維持する。すると、主スプール37が油圧ポンプ43からの圧油を油圧シリンダ5に供給する。つまり、操作部本体33は、油圧シリンダ5をリフトアーム11が上昇する側に駆動するよう上昇側の駆動状態になる。
このとき、前記中立操作体32が回転支軸部32aの軸芯まわりに回転方向「A」に揺動操作されると、中立操作体32の揺動アーム部32bが天秤リンク35を駆動操作体31の揺動アーム部31aによって支持される側を揺動支点にして揺動操作して、天秤リンク35の前記連結ピン42がバルブケース36から離れる側に移動する。中立操作体32の操作量が適切であると、前記連結ピン42が中立位置に戻り、操作部本体33が中立状態に復帰する。
操作部本体33が中立状態にある状態から前記駆動操作体31が回転支軸部31aの軸芯まわりに下降側「D」に揺動操作されると、駆動操作体31の揺動アーム部31bが天秤リンク35を中立操作体32の揺動アーム部32bによって支持される側を揺動支点にして揺動操作する。すると、天秤リンク35の連結ピン42が中立位置からバルブケース36側とは反対側に移動し、スプール操作軸34が下降付勢バネ44によって下降側「D」に摺動操作されて主スプール37を切り換え操作する。このとき、連動杆41が下降バルブ38の操作軸38aを引き操作し、下降バルブ38が開き状態になる。すると、アンロード弁40が油圧ポンプ43からの油圧をタンクに戻し、下降バルブ38が油圧シリンダ5の圧油を排出する。つまり、操作部本体33は、油圧シリンダ5をリフトアーム11が下降する側に駆動するよう下降側の駆動状態になる。前記下降付勢バネ44は、操作部本体33を下降側の駆動状態に切り換え付勢している。
このとき、前記中立操作体32が回転支軸部32aの軸芯まわりに回転方向「B」に揺動操作されると、中立操作体32の揺動アーム部32bが天秤リンク35を駆動操作体31の揺動アーム部31bによって支持される側を揺動支点にして揺動操作して、天秤リンク35の連結ピン42がバルブケース36側に移動する。中立操作体32の操作量が適切であると、天秤リンク35の連結ピン42が中立位置に戻り、操作部本体33が中立状態に復帰する。
図1に示すように、前記耕深検出機構50は、ロータ後方カバーによって構成してある。
すなわち、図1,6に示すように、ロータ後方カバー50は、耕耘ロータ22の後方を覆うよう構成した状態でロータ上方カバー51に連結ピン52を介して支持されている。ロータ上方カバー51は、耕耘装置20のフレーム23に固定されている。前記連結ピン52は、ロータ後方カバー50の上端部をロータ上方カバー51の後端部に回転自在に連結している。ロータ後方カバー50の遊端部に下端側が連結しているバネ支持杆53の上端側が、前記フレーム23から延出した支持アーム24が有するブラケット54に上下摺動自在に支持されている。このバネ支持杆53に装着してあるカバー下降バネ55が前記ブラケット54を反力部材にしてバネ支持杆53を下降付勢している。
つまり、ロータ後方カバー50は、前記連結ピン52の自走車横向きの軸芯Pまわりに耕耘装置20のフレーム23に対して上下揺動するよう支持され、耕耘ロータ22による耕耘後の地面に接地するよう前記カバー下降バネ55によって下降付勢されている。これにより、耕耘装置20による耕深が変化すると、これに伴ってロータ後方カバー50が前記軸芯Pまわりにロータ上方カバー51に対して揺動昇降し、ロータ後方カバー50のロータ上方カバー51に対する揺動角が変化する。すなわち、ロータ後方カバー50は、これのロータ上方カバー51に対する揺動角を耕深として検出する。
図2は、前記連係機構Sの側面図である。図3は、前記連係機構Sの平面図である。これらの図に示すように、前記連係機構Sは、前記駆動操作体31の前記回転支軸部31aに一体回転自在に設けた駆動操作アーム61を有した駆動連動機構60と、前記中立操作体32の前記回転支軸部32aに一体回転自在に設けた中立操作アーム71を有した中立連動機構70と、前記中立操作体32の前記回転支軸部32aに一体回転自在に設けた出力リンク81を有した操作体連動機構80とを備えて構成してある。
図2,3に示すように、前記駆動連動機構60は、前記駆動操作アーム61を備える他、この駆動操作アーム61に連結ピン61aを介して一端側が連結しているバルブ側リンク62と、このバルブ側リンク62の他端側に連動ピン63aを介して連動しているセンサ側リンク63と、このセンサ側リンク63の一端部に連結ピン63bを介して車体前方側の端部が連結している連動ロッド64と、この連動ロッド64の車体後方側の端部に連結具65aを介して連結しているロッド側中継リンク65と、このロッド側中継リンク65の回転支軸65bに一体回転自在に設けたケーブル側中継リンク66と、このケーブル側中継リンク66にインナケーブル67aの作業機側端部が連結しているセンサ連結ケーブル67とを備えて構成してある。
図6に示すように、前記センサ連結ケーブル67の前記インナケーブル67aの耕耘装置側端部は、前記ロータ上方カバー51が備えている中継体68のケーブル側アーム68aに連結されている。前記中継体68は、前記ロータ上方カバー51に設けたブラケット69に連結ピン69aの軸芯まわりに揺動自在にされている。この中継体68は、前記ケーブル側アーム68aを備える他、このケーブル側アーム68aに一体揺動自在に連結したセンサ側アーム68bと、このセンサ側アーム68bを前記ロータ後方カバー50に連動させた連動杆68cとを備えている。これにより、前記センサ連結ケーブル67は、ロータ後方カバー50の検出情報としての揺動をケーブル側中継リンク66に伝達するようロータ後方カバー50に連動している。
前記ロッド側中継リンク65の前記回転支軸65bは、前記トップリンクブラケット13に回転自在に支持されている。前記ロッド側中継リンク65と前記ケーブル側中継リンク66とは、前記回転支軸65bに支持されたリターンバネRBにより、前記センサ連結ケーブル67を引っ張り操作し、かつ前記連動ロッド64を押し操作する方向に揺動付勢されている。
図2,3に示すように、前記バルブ側リンク62は、前記センサ側リンク63に連動する側に設けた長孔62aを備えている。前記バルブ側リンク62と前記センサ側リンク63とを連動させている前記連動ピン63aは、前記長孔62aに摺動及び回転自在に係入した状態でセンサ側リンク63に支持されている。前記センサ側リンク63の前記連動ピン63aに対して前記連結ピン63aが位置する側とは反対側に位置する端部は、連結ピン82aを介して支持リンク82に連結している。
図2,3に示すように、前記支持リンク82の筒軸形の回転支軸82bは、支軸8aを介して前記耕深設定レバー8に回転自在に支持されており、センサ側リンク63は、前記支持リンク82と支軸8aとを介して耕深設定レバー8に支持されている。
図2,3に示すように、前記中立連動機構70は、前記中立操作アーム71を備える他、この中立操作アーム71に車体前方側の端部が回転自在に連結した連動ロッド72と、この連動ロッド72の車体後方側の端部に一対の位置決めネジ73,73によって先端部が連結されたロッド支持杆74とを備えて構成してある。
前記ロッド支持杆74の基部は、リフトアーム11の基部のリフトアーム11の揺動軸芯に対して偏倚した部位に支持されている。これにより、ロッド支持杆74は、連動ロッド72をリフトアーム11を介して前記油圧シリンダ5に連動させている。
図2,3に示すように、前記操作体連動機構80は、前記出力リンク81を備える他、この出力リンク81に一端部が回転自在に連結した連動ロッド83と、この連動ロッド83の他端部が回転自在に連結している中継リンク84と、前記支持リンク82と、前記センサ側リンク63と、前記バルブ側リンク62と、前記駆動操作アーム61とを備えて構成してある。
図4に示すように、前記出力リンク81は、前記中立操作アーム71の筒軸形の回転支軸71aに一体回転自在に連結していることにより、前記中立操作体32の回転支軸部32aに一体回転自在に連結している。図3に示すように、前記中継リンク84は、前記支持リンク82の前記支軸部82bに一体回転自在に連結している。これにより、中継リンク84は、前記回転支軸82bと前記支軸8aとを介して前記耕深設定レバー8に支持され、かつ、支持リンク82と一体に揺動する。
つまり、前記駆動連動機構60は、ロータ後方カバー50による検出耕深が耕深設定レバー8による設定耕深よりも深い側や浅い側に変化するに伴って操作部30の操作部本体33が検出耕深の変化に対応した上昇側または下降側の駆動状態に切り換え操作されるようロータ後方カバー50と前記駆動操作体31とを連動させている。前記中立連動機構70は、油圧シリンダ5が耕耘装置20をこれによる耕深が設定耕深になる連結高さまで上昇または下降させるに伴って操作部30の操作本体33を中立状態に復帰させるよう油圧シリンダ5と前記中立操作体32とを連動させている。前記操作体連動機構80は、ロータ後方カバー50による検出耕深が深い側に単位変化量を変化することによって耕耘装置20が上昇操作される上昇変位量が、ロータ後方カバー50による検出耕深が浅い側に前記単位変化量を変化することによって耕耘装置20が下降操作される下降変位量よりも大になるよう前記駆動操作体31と前記中立操作体32とを連動させている。
すなわち、図6は、耕耘装置20による耕深が設定耕深にある状態での前記連係機構Sの作用状態と操作部30の操作状態とを示す説明図である。
この図に示すように、耕耘装置20による耕深が設定耕深にあると、ロータ後方カバー50のロータ上方カバー51に対する揺動角が設定耕深に対応した基準揺動角になる。すると、ロータ上方カバー51による検出耕深を基に、駆動連動機構60が操作部30の駆動操作体31を設定耕深に対応した基準姿勢に操作し、油圧シリンダ5の操作状態としてのリフトシリンダ11の揺動状態を基に、中立連動機構70が操作部30の中立操作体32を中立姿勢に操作する。すると、駆動操作体31と中立操作体32とによる天秤リンク35の操作により、天秤リンク35の連結ピン42が中立位置になる。これにより、操作部本体33が中立状態に操作されて油圧シリンダ5を停止操作する。
図7は、耕耘装置20による耕深が設定耕深よりも浅い側に変化したときの前記連係機構Sの作用状態と操作部30の操作状態とを示す説明図である。
耕耘装置20による耕深が設定耕深よりも浅い側に変化するに伴ってロータ後方カバー50がロータ上方カバー51に対して下降する。これにより、耕耘装置20による耕深が設定耕深よりも浅い側に変化すると、図7に示すように、駆動連動機構60は、ロータ後方カバー50の下降揺動による連動ロッド64の押し操作によってセンサ側リンク63を連結ピン82aの軸芯まわり車体前方側に揺動操作してセンサ側リンク63の連動ピン63aをバルブ側リンク62の長孔62aの車体前方側に移動させ、駆動操作アーム61の操作部30の下降付勢力による揺動操作を許容し、操作部30の駆動操作体31を操作部30の下降付勢力によって基準姿勢から下降側に操作する。このとき、油圧シリンダ5がまだ停止していることにより、中立連動機構70の中立操作アーム71が操作部30の中立操作体32を中立姿勢に操作している。すると、駆動操作体31の揺動アーム部31bが天秤リンク35を中立操作体32の揺動アーム部32bによって支持される側を揺動支点にして揺動操作し、天秤リンク35の連結ピン42が中立位置からバルブケース36に対して離間する側(下降側D)に移動し、操作部30の操作部本体33が下降側の駆動状態に切り換わる。これにより、油圧シリンダ5が下降側に駆動操作されて耕耘装置20を下降操作する。
図8は、耕耘装置20の下降操作に伴って耕耘装置20による耕深が設定耕深に復帰したときの前記連係機構Sの作用状態と操作部30の操作状態とを示す説明図である。
耕耘装置20の下降操作に伴って耕耘装置20による耕深が設定耕深に復帰すると、リフトアーム11が下降操作開始時よりも下降している。これにより、耕耘装置20による耕深が設定耕深に復帰すると、図8に示すように、中立連動機構70は、油圧シリンダ5の作動力としてのリフトアーム11の下降力による連動ロッド72の押し操作によって中立操作アーム71を揺動操作し、操作部30の中立操作体32を基準姿勢から作動させる。すると、中立操作体32の揺動アーム部32bが天秤リンク35を駆動操作体31の揺動アーム部31bによって支持される側を揺動支点にして揺動操作し、天秤リンク35の連結ピン42がバルブケース36側に移動して中立位置に復帰し、操作部30の操作本体33が中立状態に復帰する。これにより、油圧シリンダ5が停止して耕耘装置20を耕深が設定耕深になった連結高さにする。
図9は、耕耘装置20による耕深が設定耕深よりも深い側に変化したときの前記連係機構Sの作用状態と操作部30の操作状態とを示す説明図である。
耕耘装置20による耕深が設定耕深よりも深い側に変化するに伴ってロータ後方カバー50がロータ上方カバー51に対して上昇する。これにより、耕耘装置20による耕深が設定耕深よりも深い側に変化すると、図9に示すように、駆動連動機構60は、ロータ後方カバー50の上昇揺動による連動ロッド64の引っ張り操作によってセンサ側リンク63を連結ピン82aの軸芯まわりに車体後方側に揺動操作してセンサ側リンク63の連動ピン63aによってバルブ側リンク62に押圧操作し、このバルブ側リンク62によって駆動操作アーム61を揺動操作し、操作部30の駆動操作体31を基準姿勢から上昇側に操作する。このとき、油圧シリンダ5がまだ停止していることにより、中立連動機構70の中立操作アーム71が操作部30の中立操作体32を中立姿勢に操作している。すると、駆動操作体31の揺動アーム部31bが天秤リンク35を中立操作体32の揺動アーム部32bによって支持される側を揺動支点にして揺動操作し、天秤リンク35の連結ピン42が中立位置からバルブケース36側(上昇側U)に移動し、操作部30の操作部本体33が上昇側の駆動状態に切り換わる。これにより、油圧シリンダ5が上昇側に駆動操作されて耕耘装置20を上昇操作する。
図10は、耕耘装置20の上昇操作に伴って耕耘装置20による耕深が設定耕深に復帰したときの前記連係機構Sの作用状態と操作部30の操作状態とを示す説明図である。
耕耘装置20の上昇操作に伴って耕耘装置20による耕深が設定耕深に復帰すると、リフトアーム11が上昇開始時よりも上昇している。これにより、耕耘装置20による耕深が設定耕深に復帰すると、図10に示すように、中立連動機構70は、油圧シリンダ5の作動力としてのリフトアーム11の上昇力による連動ロッド72の引っ張り操作によって中立操作アーム71を揺動操作し、操作部30の中立操作体32を基準姿勢から作動させる。すると、中立操作体32の揺動アーム部32bが天秤リンク35を駆動操作体31の揺動操作アーム部31bによって支持される側を揺動支点にして揺動操作し、天秤リンク35の連結ピン42がバルブケース36に対して離間する側に移動して中立位置に復帰し、操作部30の操作部本体33が中立状態に復帰する。これにより、油圧シリンダ5が停止して耕耘装置20を耕深が設定耕深になった連結高さにする。
図7,8に示す如く、リフトアーム11の下降操作の際、操作体連動機構80は、中立連動機構70による作動操作にかかわらず、駆動操作体31を操作しない。すなわち、リフトアーム11の下降操作の際、中立操作体32に連動して出力リンク81が回転支軸部32aの軸芯まわりに図面上での左上側に揺動し、出力リンク81の駆動力が連動ロッド83と中継リンク84とを介して支持リンク82に伝達される。すると、支持リンク82が支軸8aの軸芯まわりに図面上での右側に揺動してセンサ側リンク63を連結ピン63bの軸芯まわりに図面上での右側に揺動操作し、連動ピン63aが長孔62aの図面上での左側端部から離れる側に操作される。これにより、リフトアーム11の下降操作の際、操作体連動機構80は、中立操作体32と駆動操作体31との連動を遮断し、駆動操作体31に対する操作力の付与を解除する。
リフトアーム11の下降操作に伴ってロータ後方カバー50の揺動角が基準揺動角としての不感帯に位置すると、ロータ後方カバー50のロータ上方カバー51に対する上昇に起因した連動ロッド64によるセンサ側リンク63の連結ピン82aの軸芯まわりでの揺動操作により、連動ピン63aが長孔62aの図面上左側の端部に位置し、バルブ側リンク62が連動ピン63aを反力部材にして駆動操作アーム61を支持する。そして、中立連動機構70の中立操作アーム71が中立操作体32を操作していることにより、耕耘装置20による耕深が設定耕深に復帰すると、駆動操作体31と中立操作体32とによる天秤リンク35の操作により、天秤リンク35の連結ピン42が中立位置に位置して操作部30の操作本体33が中立状態になり、油圧シリンダ5が停止操作される。
これに対し、図9,10に示す如く、リフトアーム11の上昇操作の際、操作体連動機構80は、中立連動機構70による作動操作により、駆動操作体31をロータ後方カバー50のロータ上方カバー51に対する下降揺動に抗して操作する。すなわち、リフトアーム11の上昇操作の際、中立操作体32に連動して出力リンク81が回転支軸部32aの軸芯まわりに図面上での右下側に揺動し、出力リンク81の駆動力が連動ロッド83と中継リンク84とを介して支持リンク82に伝達される。すると、支持リンク82が支軸8aの軸芯まわりに図面上での左側に揺動してセンサ側リンク63を連結ピン63bの軸芯まわりに図面上で左側に揺動操作し、連動ピン63aが長孔62aの図面上での左側端部に当接する。これにより、リフトアーム11の上昇操作の際、操作体連動機構80は、中立操作体32と駆動操作体31とを連動させ、駆動操作体31をロータ後方カバー50のロータ上方カバー51に対する下降に抗して上昇側に操作する。
リフトアーム11の上昇操作の際、ロータ後方カバー50の揺動角が基準揺動角としての不感帯に位置すると、中立連動機構70による中立操作体32の操作と、操作体連動機構80による駆動操作体31との操作との釣り合いにより、天秤リンク35の連結ピン42が中立位置に戻り、操作部30の操作本体33が中立状態になって油圧シリンダ5が停止する。
つまり、リフトアーム11が下降操作されるに伴って中立連動機構70が中立操作体32を操作して操作部本体33を中立状態に復帰操作する際、中立連動機構70が中立操作体32に連動させて操作体連動機構80の出力リンク81を操作する。このとき、出力リンク81の揺動方向によって連動ピン63aによるバルブ側リンク62の押圧操作が発生せず、操作体連動機構80が駆動操作体32を下降側に操作しない。これに対し、リフトアーム11が上昇操作されるに伴って中立連動機構70が中立操作体32を操作して操作部本体33を中立状態に復帰操作する際、中立連動機構70が中立操作体32に連動させて操作体連動機構80の出力リンク81を操作する。このとき、出力リンク81の揺動方向によって連動ピン63aによるバルブ側リンク62の押圧操作が発生し、操作体連動機構80が駆動操作体31を上昇側に操作する。
これにより、ロータ後方カバー50による検出耕深が深い側に単位変化量を変化することによって耕耘装置20が上昇する上昇変位量と、ロータ後方カバー50による検出耕深が浅い側に前記単位変化量を変化することによって耕耘装置20が下降する下降変位量とを比較すると、連係機構Sは、前記操作体連動機構80の作用によって前記上昇変位量が前記下降変位量よりも大になる状態で油圧シリンダ20を操作させ、耕耘装置20が上昇操作の際には下降操作の際よりも慣性によって速やかに移動しやすいようにして耕耘装置20を昇降制御する。
図2,3に示すように、前記耕深設定レバー8の基部が連結軸4bを介してミッションケース4に回転自在に連結されており、耕深設定レバー8は、前記連結軸4bの軸芯まわりに車体前後方向に揺動操作するよう支持されている。耕深設定レバー8がこのように揺動操作されると、前記支持リンク82が前記センサ側リンク63を前記連結ピン63aの軸芯まわりに揺動操作する。すると、前記連動ピン63bが前記長孔62aの図面上での左側端部に位置してバルブ側リンク62に押圧作用し、このバルブ側リンク62を介しての駆動操作アーム61の揺動操作によって前記駆動操作体31を操作するか、あるいは、前記連動ピン63bが前記長孔62aの図面上での右側に移動して前記操作本体33の前記バネ44による付勢力による駆動操作アーム61の揺動操作を許容し、前記操作本体33の前記バネ44による付勢力によって前記駆動操作体31を揺動操作する。すると、前記天秤リンク35の連結ピン42の中立位置が移動調節され、耕深設定レバー8の基部に作用する摩擦抵抗利用の位置決め機構(図示せず)が耕深設定レバー8を操作位置に保持し、前記天秤リンク35の連結ピン42の中立位置を移動調節された位置に保持する。
これにより、耕深設定レバー8は、前記連係機構Sによる耕耘装置20の昇降制御によって維持される耕深を浅い側や深い側に変更して設定する。
〔別実施例〕
前記耕耘装置20に替え、プラウなど、各種の作業装置が連結される場合にも本発明の目的を達成することができる。油圧シリンダ5に替え、モータを利用して耕耘装置20を昇降操作する構成を採用しても本発明の目的を達成することができる。ロータ後方カバー50に替え、耕深を検出専用の検出機構によって検出する構成を採用しても本発明の目的を達成することができる。
従って、耕耘装置20などを総称して対地作業装置20と呼称し、油圧シリンダ5などを駆動機構5と呼称し、ロータ後方カバー50などを総称して作業深さ検出機構50と呼称する。
作業機の後部の側面図 連係機構の側面図 連係機構の平面図 操作部の後面図 油圧シリンダ用の油圧回路図 耕耘装置による耕深が設定耕深にある状態での連係機構の作用状態と操作部の操作状態とを示す説明図 耕耘装置による耕深が設定耕深よりも浅い側に変化したときの連係機構の作用状態と操作部の操作状態とを示す説明図 耕耘装置の下降操作に伴って耕耘装置による耕深が設定耕深に復帰したときの連係機構の作用状態と操作部の操作状態とを示す説明図 耕耘装置による耕深が設定耕深よりも深い側に変化したときの連係機構の作用状態と操作部の操作状態とを示す説明図 耕耘装置の上昇操作に伴って耕耘装置による耕深が設定耕深に復帰したときの連係機構の作用状態と操作部の操作状態とを示す説明図
符号の説明
5 駆動機構
20 対地作業装置
30 操作部
31 駆動操作体
32 中立操作体
33 操作部本体
50 作業深さ検出機構
60 駆動連動機構
70 中立連動機構
80 操作体連動機構
S 連係機構

Claims (2)

  1. 自走車体に連結された対地作業装置を自走車体に対して昇降操作する駆動機構と、前記対地作業装置の作業深さを検出するよう前記対地作業装置に設けられた作業深さ検出機構と前記駆動機構の操作部とを連係させて、前記作業深さ検出機構による検出作業深さが設定作業深さになるよう前記駆動機構を操作させる連係機構を備えた作業機であって、
    前記作業深さ検出機構による検出作業深さが深い側に単位変化量を変化することによって前記対地作業装置が上昇する上昇変位量が、前記作業深さ検出機構による検出作業深さが浅い側に前記単位変化量を変化することによって前記対地作業装置が下降する下降変位量よりも大になる状態で、前記連係機構が前記駆動機構を操作させるよう構成してある作業機。
  2. 前記駆動機構を駆動操作する駆動状態と前記駆動機構を停止操作する中立状態とに切り換え自在な操作部本体と、前記操作部本体を前記駆動状態に切り換え操作する駆動操作体と、前記操作部本体を前記中立状態に切り換え操作する中立操作体とを備えさせて前記操作部を構成し、
    前記作業深さ検出機構と前記駆動操作体とを連動させる駆動連動機構と、前記駆動機構と前記中立操作体とを連動させる中立連動機構と、前記対地作業装置が上昇操作される際、前記中立連動機構が前記中立操作体に連動させて前記駆動操作体を操作するよう前記駆動操作体と前記中立操作体とを連動させる操作体連動機構とを備えさせて前記連係機構を構成してある請求項1記載の作業機。
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