JP2001169607A - トラクタの昇降制御装置 - Google Patents

トラクタの昇降制御装置

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JP2001169607A
JP2001169607A JP35912999A JP35912999A JP2001169607A JP 2001169607 A JP2001169607 A JP 2001169607A JP 35912999 A JP35912999 A JP 35912999A JP 35912999 A JP35912999 A JP 35912999A JP 2001169607 A JP2001169607 A JP 2001169607A
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tractor
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lowering
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正 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円滑かつ迅速な昇降作動を行わせることがで
きるとともに、適確な耕深調節を行うことが可能な昇降
制御装置を提供する。 【解決手段】 ロータリ耕耘装置における耕耘カバーの
後部に装着される後カバーの上下揺動を検出するセンサ
ワイヤのインナーワイヤ37b端部と昇降用のポジショ
ン制御弁の調節レバー22bとを、長孔43による融通
を備えたリンク構造の連係機構38を介して機械的に連
動連結し、連係機構38の位置を、目標耕深設定用のオ
ートレバー32によって融通の方向に移動調節可能に構
成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポジション制御弁
を利用してロータリ耕耘装置を昇降制御して、耕深を安
定維持するよう構成した機械式の昇降制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記昇降制御装置としては、図10の概
略図に示すように、ロータリ耕耘装置61の後カバー6
2の上昇揺動によって引き操作されるセンサワイヤ63
のインナーワイヤ63b先端と、昇降用のポジション制
御弁64の調節レバー65とを連結するとともに、セン
サワイヤ63のアウターワイヤ63a端部をワイヤ支持
アーム66に支持し、ポジションレバー67を調節レバ
ー65に干渉しない下降側の限界位置に操作した状態
で、自動耕深制御時の目標耕深を設定調節するオートレ
バー68によってワイヤ支持アーム66を位置変更し
て、センサワイヤ63全体を前後に移動させることで、
ポジション制御弁64が中立バランスするロータリ耕耘
装置61の対地高さ、つまり、自動耕深制御における目
標耕深を変更調節するよう構成し、また、ポジションレ
バー67を前後に揺動して、バネ69によって下降側に
回動付勢された前記調節レバー65を直接に接当操作し
て人為的にロータリ耕耘装置61の高さを変更調節する
よう構成したものが知られている。
【0003】上記構成の昇降制御装置においては、ポジ
ションレバー67によってポジション制御弁64の調節
レバー65を上昇U側に接当移動させる場合、調節レバ
ー65の上昇側への移動に伴って、アウターワイヤ63
aから前方に延出されたのインナーワイヤ63bがたる
むことになり、たるんだインナーワイヤ63bが近くの
装置部品に引っ掛かるおそれがある。そこで、インナー
ワイヤ63b全体を後方に引き操作するように、後カバ
ー62とセンサワイヤ63のインナーワイヤ63bとを
連係する回動リン70クの支点にたるみ取り用のねじり
バネ71を装備している。
【0004】また、自動耕深制御を入り切りする手段と
して、後カバー62の上下揺動変位をセンサワイヤ63
に伝達する状態と伝達しない状態に切換える機構が回動
リンク70部分に装備されており、自動耕深制御を入り
切りするためには、そのつど停止した機体の後部にまわ
って切換え操作を行う必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によると、イ
ンナーワイヤ83bの前端を前方に引き付勢する下降操
作用のバネ69は、たるみ取り用のねじりバネ71の張
力と、インナーワイヤ63bとアウターワイヤ63aと
の摺動抵抗とに打ち勝つだけの力を必要があり、センサ
ワイヤ63が古くなって前記摺動抵抗が増えてくると、
バネ69の張力でインナーワイヤ63bを円滑に引き操
作できなくなり、下降作動が円滑かつ迅速に実行されな
くなることがあった。
【0006】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、円滑かつ迅速な昇降作動を行わせるこ
とができるとともに、適確な耕深調節を行うことが可能
な昇降制御装置を提供することを主たる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔請求項1に係る発明の
構成、作用および効果〕
【0008】(構成) 請求項1に係る発明のトラクタ
の昇降制御装置は、リフトアーム昇降用のポジション制
御弁の調節レバーを、ポジションレバーによって上昇側
に接当変位させるよう構成するとともに、ロータリ耕耘
装置における耕耘カバーの後部に装着される後カバーの
上下揺動を検出するセンサワイヤのインナーワイヤ端部
と昇降用の前記ポジション制御弁の調節レバーとを、融
通を備えた連係機構を介して機械的に連動連結してある
ことを特徴とするト。
【0009】(作用) 上記構成によると、ポジション
レバーを上昇側に操作してポジション制御弁の調節レバ
ーを接当変位させると、調節レバーは連係機構中の融通
を介して変位し、インナーワイヤにたるみが発生するこ
とはない。その結果、センサワイヤのインナーワイヤ全
体を後カバー側に向けてバネで引っ張り付勢する必要が
なくなり、その分、インナーワイヤ全体を前方、つま
り、下降側に変位させる抵抗が少なくなり、後カバーが
垂れ下がった際に、インナーワイヤが調節レバーによっ
て円滑に下降側に操作されることになる。
【0010】(効果) 従って、請求項1に係る発明に
よると、センサワイヤが古くなってアウターワイヤとイ
ンナーワイヤとの摺動抵抗が増えても、円滑かつ迅速な
昇降作動を行わせることができるようになった。
【0011】〔請求項2に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0012】(構成) 請求項2に係る発明のトラクタ
の昇降制御装置は、請求項1記載の発明において、前記
連係機構の位置を、目標耕深設定用のオートレバーによ
って融通の方向に移動調節可能に構成してある。
【0013】(作用) 上記構成によると、オートレバ
ーによって連係機構を融通の方向に移動調節すること
で、ポジション制御弁の調節レバーとインナーワイヤと
の相対位置関係が変更され、自動昇降制御における目標
耕深が変更調節される。この際も連係機構の融通が機能
するために、インナーワイヤの大きいたるみが発生する
ことはない。
【0014】(効果) 従って、請求項2に係る発明に
よると、請求項1の発明の上記効果をもたらすととも
に、適確な耕深調節を行うことが可能となった。
【0015】〔請求項3に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0016】(構成) 請求項3に係る発明のトラクタ
の昇降制御装置は、請求項2記載の発明において、前記
連係機構を、センサワイヤのインナーワイヤ端部が連結
される揺動リンクと、この揺動リンクとポジション制御
弁の調節レバーとを連係する連係リンクとで構成し、前
記揺動リンクの支点をオートレバーによって移動調節可
能に構成してある。
【0017】(作用・ 効果) 上記構成によると、支点
周りに揺動する揺動リンクは、支点でのガタの発生少な
く円滑に作動するので、長期間に亘って円滑良好に機能
させることができる。
【0018】〔請求項4に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0019】(構成) 請求項4に係る発明のトラクタ
の昇降制御装置は、請求項2または3記載の発明におい
て、前記オートレバーを、その操作範囲における下降側
の限界近くに移動させた状態では、センサワイヤのイン
ナーワイヤ端部と昇降用のポジション制御弁の調節レバ
ーとが、前記融通によって絶縁されるように、前記連係
機構の融通の大きさを設定してある。
【0020】(作用) 上記構成によると、オートレバ
ーを下降側の限界近くに移動させるだけで、自動耕深制
御状態を解除して通常のポジション制御だけを行える状
態にすることができる。
【0021】(効果) 従って、請求項4に係る発明に
よると、逐一機体の後方に行って、後カバーとセンサワ
イヤとの連係を解除操作するような手間なく、運転部に
居ながら簡単容易に自動耕深制御状態を解除することが
でき、操作性および作業性を向上することができる。
【0022】〔請求項5に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0023】(構成) 請求項5に係る発明のトラクタ
の昇降制御装置は、請求項1〜4のいずれか一項に記載
の発明において、前記連係機構の融通を、長孔とこれに
係合される係止ピンとで構成してある。
【0024】(作用・ 効果) 上記構成によると、連係
機構における機械的融通を、簡単かつ耐久性に優れたも
のに構成することができ、長期間に亘って所期の機能を
適確に発揮させることができる。
【0025】〔請求項6に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0026】(構成) 請求項6に係る発明のトラクタ
の昇降制御装置は、請求項1〜5のいずれか一項に記載
の発明において、前記オートレバーの単位操作量に対す
る目標耕深の変化量を、浅耕耘域では大きく、深耕耘域
では小さくなるように設定してある。
【0027】(作用) 上記構成によると、荒起こしな
どに利用される浅耕耘域では、余り細かい耕深調節は不
要であり、大まかな耕深調節を行うには、オートレバー
の単位操作量に対する目標耕深の変化量が大きい方が扱
いやすいものとなる。逆に、深耕耘域では耕盤深さを精
度よく設定したいことが多く、この場合は、オートレバ
ーの単位操作量に対する目標耕深の変化量小さい方が、
細かい耕深調節を行う上で便利となる。
【0028】(効果) 従って、請求項6に係る発明に
よると、耕深調節域によって適切な調節操作を行うこと
ができ、操作性に優れたものとなる。
【0029】〔請求項7に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0030】(構成) 請求項7に係る発明のトラクタ
の昇降制御装置は、請求項1〜6のいずれか一項に記載
の発明において、前記ロータリ耕耘装置の下降速度を、
空中から圃場面までは早く、それから目標耕深までは低
速となるようしてある。
【0031】(作用) 上記構成によると、ロータリ耕
耘装置を空中から所定の耕深にまで下降させる場合、圃
場面までの下降作動中は後カバーが大きく垂れ下がって
ポジション制御弁が下降側に大きく操作される結果、下
降速度が速くなる。ロータリ耕耘装置が圃場面に作用し
始めると、後カバーも接地開始して相対的に持ち上げ操
作され始め、後カバーの持ち上げに伴ってポジション制
御弁の下降側への操作量が少なくなり、下降速度度が低
速となる。その結果、終始低速で下降させる場合に比較
して、全体としての下降作動時間が短縮されるととも
に、終始高速で下降させる場合に比較して、目標耕深へ
精度良く到達する。
【0032】(効果) 従って、請求項7に係る発明に
よると、ロータリ耕耘装置を空中から所定の耕深にまで
への下降作動を、迅速かつ精度よく行うことができる。
【0033】〔請求項8に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0034】(構成) 請求項8に係る発明のトラクタ
の昇降制御装置は、請求項1〜7のいずれか一項に記載
の発明において、前記耕耘カバーを前後方向に回動移動
調節可能に構成してある。
【0035】(作用) 上記構成によると、標準の耕深
で耕耘を行う通常の耕耘作業では、耕耘カバーを前方に
移動させておき、浅起こし耕耘作業の時には、耕耘カバ
ーを少し後方に移動させて、後カバーが適切に接地する
ように調整し、さらに浅起こしとなる代掻き作業の時に
は、耕耘カバーを大きく後方に移動させて、後カバーが
適切に接地するように調整する。
【0036】(効果) 従って、請求項8に係る発明に
よると、請求項1〜7のいずれか一項の発明の上記効果
をもたらすとともに、耕深域に応じて好適に後カバーを
接地させて、耕深変化を適確に検出しながらの自動耕深
制御を良好に行うことができる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1に、ロータリ耕耘仕様に構成
された農用トラクタの後部側面が示されている。この農
用トラクタは、トラクタ本機1の後部に、3点リンク機
構2を介してロータリ耕耘装置3が連結され、内臓した
リフトシリンダ4によって上下揺動可能に油圧駆動され
るリフトアーム5で前記3点リンク機構2が駆動昇降さ
れるようになっている。
【0038】図7の制御用油圧回路に示されるように、
単動型に構成された前記リフトシリンダ4はポジション
制御弁6よって作動制御されるものであり、このポジシ
ョン制御弁6には、主スプール7、下降用バルブ8、リ
リーフ弁9、アンロードバルブ10、等が含まれてお
り、リフトシリンダ4とポジション制御弁6とは落下速
度調整弁11を介して接続されている。落下速度調整弁
11は、図6に示すように、弁子としてのボール12、
弁座13aを備えた調節軸13、バネ14で軽く弁座側
に押圧付勢されたボール支持用カラー15とからなり、
ポジション制御弁6が上昇作動状態になって圧油がポー
トPから供給されると、ボール12が弁座13aから大
きく離反されて、圧油は調節軸13の内部油路およびカ
ラー15の内部油路を通って抵抗少なく、かつ、リリー
フ音なく静粛にリフトシリンダ4に送り込まれ、ロータ
リ耕耘装置3は円滑かつ速やかに駆動上昇される。ま
た、ポジション制御弁6が下降作動状態になってポート
Pがタンクに連通されると、リフトシリンダ4内の油は
ポートPから流出してロータリ耕耘装置3が下降する。
この時、ボール12が弁座13aに受け止められて調節
軸13の内部油路が閉じられるために、リフトシリンダ
4からの油は弁座13aとケーシング16との間の絞り
流路sを通って除々に流動することになり、ロータリ耕
耘装置3はゆっくりと下降する。この際、調節軸13を
ネジ込み進退させて前記絞り流路sの大きさを調節する
ことで、下降速度を任意に調整することができるのであ
る。また、調節軸13を十分ねじ込んで、弁座13aを
ケーシング16に押し付け密着させて下降時の排油流路
を閉め込むことで、リフトシリンダ4からの排油を阻止
して、ロータリ耕耘装置3の下降を停止する下降ロック
状態を得ることができる。
【0039】前記ポジション制御弁6は、トラクタ本機
1における後部ミッションケース17の上部一側に装備
されており、図3に示すように、主スプール7の突出部
に連結した操作金具7aに天秤揺動可能に連結リンク2
1が枢支連結されるとともに、この連結リンク21の両
端に、調節レバー軸22の内端に連設した偏心ピン22
aと、フィードバックアーム軸23のの内端に連設した
偏心ピン23aとがそれぞれ係止連結されている。
【0040】調節レバー軸22の外端部には調節レバー
22bが固着されるとともに、フィードバックアーム軸
23の外端部にはフィードバックアーム23bが固着さ
れており、調節レバー22bが回動されて連結リンク2
1がフィードバックアーム軸23の偏心ピン23aとの
係止点を中心にして揺動して、主スプール7が上昇側あ
るいは下降側にシフトされ、リフトシリンダ4を介して
リフトアーム5が駆動上昇作動あるいは自重下降作動す
る。このリフトアーム5が作動すると、その作動がフィ
ードバックリンク24およびフィードバックアーム23
bを介してフィードバックアーム軸23の回動に変換さ
れ、主スプール7は、連結リンク21を介して逆方向に
シフトされ、調節レバー22bの回動操作位置に対応し
た所定の回動位置までフィードバックアーム23bが回
動されると主スプール7は中立に復帰し、昇降作動が停
止する。つまり、調節レバー22bを任意に回動操作す
ることで、リフトアーム5を調節レバー22bに対応し
た位置にまで昇降させるポジション制御機構が構成され
ている。
【0041】前記調節レバー22bの前側近傍には、人
為的に作業高さを設定するポジションレバー31と、自
動耕深制御時の目標耕深設定を行うオートレバー32と
が、支点x周りに前後揺動可能に配備されており、先
ず、ポジションレバー31による昇降操作について説明
する。なお、この場合、図2に示すように、オートレバ
ー32は最前方に操作しておく。
【0042】前記ポジション制御弁6の主スプール7は
コイルバネ25によって突出方向、つまり、下降方向に
付勢されており、これに伴って調節レバー22bは、図
2において時計方向に回動付勢されて、前記ポジション
レバー21に後方から接当している。従って、ポジショ
ンレバー31を後方(図中、反時計方向)に向けて揺動
するに連れて、調節レバー22bは付勢力に抗して回動
され、リフトアーム5は調節レバー22bに対応した位
置まで上昇される。逆に、ポジションレバー31を前方
(図中、時計方向)に向けて揺動するに連れて、回動付
勢されている調節レバー22bはポジションレバー31
に追従して回動し、リフトアーム5は調節レバー22b
に対応した位置まで下降する。なお、ポジションレバー
31を、最前方位置に操作した状態では、リフトアーム
5の下降に伴うフィードバックにかかわらず、ポジショ
ン制御弁6は中立復帰されないようになっており、リフ
トアーム5が機械的な下限まで自重下降可能な状態、い
わゆるフローティング状態がもたらされる。
【0043】次に、前記オートレバー32による耕深設
定構造および自動耕深制御機構について説明する。
【0044】図4および図5に示すように、前記ロータ
リ耕耘装置3におけるロータ部3aを上方から覆う耕耘
カバー33の後端には、耕耘中の土の飛散を防止すると
ともに耕耘跡を均平化する後カバー34が、支点y周り
に上下揺動可能に装備されている。耕耘カバー33の後
部には支点z周りに回動可能にL形リンク35が装備さ
れ、このL形リンク35の一端と前記後カバー34とに
わたって連動リンク36が架設されている。これによ
て、後カバー34の支点yまわりの上下揺動に伴ってL
形リンク35が回動され、L形リンク35の他端に接続
したセンサワイヤ37が操作されているるようになって
いる。
【0045】前記センサワイヤ37はレリーズワイヤか
らなり、そのアウターワイヤ37aの後端部が耕耘カバ
ー33に連結支持されるとともに、インナーワイヤ37
bの後端が前記L形リンク35の他端に接続されてい
る。そして、センサワイヤ37はトラクタ本機1側に延
出されて、後部ミッションケース17の右側個所におい
て、リンク構造の連係機構38を介して以下のように前
記ポジション制御弁6の調節レバー22bに連動連結さ
れている。
【0046】図8に示すように、前記アウターワイヤ3
7aの前端部は、後部ミッションケース17に固定した
ワイヤ支持金具39の後端に回動可能に取り付けた支持
ピン39aに連結支持されるとともに、インナーワイヤ
37bの前端は、上部の支点a周りに前後揺動可能に配
備された揺動リンク41の下部遊端に連結され、さら
に、揺動リンク41の中間部位と前記調節レバー22b
とが操作リンク42で連係されている。また、操作リン
ク42と調節レバー22bとの連係部位には、操作リン
ク41に形成した長孔43と、調節レバー22bに備え
た係止ピン44との係合による融通が設けられている。
また、揺動リンク41はバネ45によって図中反時計方
向に揺動付勢されて、インナーワイヤ37bが常に前方
へ引き付勢されるようになっている。
【0047】ここで、前記揺動リンク41は、下部の支
点b周りに前後揺動可能な支持リンク46の遊端に前記
支点aを介して枢支連結されるとともに、この支持リン
ク46と前記オートレバー32とが連係ロッド47で連
動連結されており、オートレバー32を前後に揺動操作
すると、同方向に支持リンク46が揺動して、揺動リン
ク41の支点aが、支点bを中心とする円弧軌跡に沿っ
て前後に移動調節されるようになっている。
【0048】次に、上記構成による自動耕深制御作動、
および、その耕深調節作動について説明する。なお、自
動耕深制御を行う場合に、基本的には、図8に示すよう
に、ポジションレバー31を前方限界の最下降位置にま
で操作しておく。
【0049】ポジションレバー31を最下降位置に操作
するとともに、オートレバー32を、自動耕深制御が利
かない最前方位置に操作したフローティング状態では、
ロータリ耕耘装置3は下降限界にまで下降し、後カバー
34が大きく持ち上げられた状態にある。この時、後カ
バー34の持ち上げによってセンサワイヤ37のインナ
ーワイヤ37bが後方に大きく引かれ、操作リンク42
も後方に移動しているが、長孔43の前端は係止ピン4
4に干渉することがなく、調節レバー22bは下降側D
に回動している。
【0050】この状態から、オートレバー32を後方に
移動操作して或る耕深位置にセットすると、支持リンク
46の後方揺動によって揺動リンク41の支点aが後方
に移動し、操作リンク42が後方に移動される。操作リ
ンク42が後方に移動されると、長孔43の前端で係止
ピン44が後方に接当移動され、調節レバー22bは強
制的に上昇側Uに回動され、リフトアーム5の駆動上昇
作動してロータリ耕耘装置3が上昇される。
【0051】ロータリ耕耘装置3が上昇してゆくと、相
対的に後カバー34が下降揺動して、センサワイヤ37
のインナーワイヤ37bが弛められる。これに伴って揺
動リンク41がバネ45によって前方に揺動されととも
に、操作リンク42も前方に移動する。操作リンク42
が前方に移動すると、長孔43の前端に係止されている
連係ピン44も前方に移動し、リフトアーム5の上昇に
伴うフィードバックアーム23aの回動位置と調節レバ
ー22bの位置とがバランスした状態に到ってポジショ
ン制御弁6が中立状態となり、ロータリ耕耘装置3の上
昇作動が停止する。図8はポジション制御弁6が中立バ
ランスした状態を示し、この時ロータリ耕耘装置3は、
オートレバー32によって設定された目標耕深に維持さ
れることになり、以降は、この状態を基準状態にして自
動的に耕深制御が行われる。
【0052】上記基準状態で耕耘作業を行っていて、例
えば、トラクタ本機1の前輪が圃場の隆起に乗りあがっ
たり、後輪が圃場の凹部に落ち込んだりして、機体が前
上がり傾斜すると、ロータリ耕耘装置3が目標耕深より
も深くなりかかるが、これに伴って後カバー34が持ち
上げ揺動され、センサワイヤ37のインナーワイヤ37
bが引き操作されるとともに、揺動リンク41が後方に
揺動されて操作リンク42が後方に移動する。
【0053】ここで、前記基準状態では、調節レバー2
2bの連係ピン44が操作リンク42の長孔43前端に
接当係合されて調節レバー22bが所定の目標耕深位置
に保持されているので、上記のように耕深が深くなって
操作リンク42が後方に移動すると、調節レバー22b
は目標耕深位置を超えて上昇側Uに回動操作され、ロー
タリ耕耘装置3が駆動上昇される。そして、後カバー3
4が元の姿勢にまで復元すると上昇作動が停止して、元
の耕深に戻される。
【0054】また、上記基準状態で耕耘作業を行ってい
て、例えば、トラクタ本機1の後輪が圃場の隆起に乗り
あがったり、前輪が圃場の凹部に落ち込んだりして、機
体が前下がり傾斜すると、ロータリ耕耘装置3が目標耕
深よりも浅くなりかかるが、これに伴って後カバー34
が垂れ下がり揺動し、センサワイヤ37のインナーワイ
ヤ37bが弛められる。
【0055】インナーワイヤ37bが弛められると、揺
動リンク41が前方に揺動されて操作リンク42も前方
に移動する。これによって、長孔43の前端に接当係合
されている連係ピン44も前方に移動可能となり、調節
レバー22bが目標耕深位置より下降側Dに付勢回動
し、ロータリ耕耘装置3が自重下降する。そして、後カ
バー34が元の姿勢にまで持ち上げ揺動されると、下降
作動が停止して元の耕深に戻される。
【0056】そして、オートレバー32を後方に調節移
動するほど、長孔43の前端で係止ピン44を接当支持
して調節レバー22bを支持するインナーワイヤ37b
の位置が後方に位置することになり、後カバー34が振
り下がった状態、つまり、浅い耕耘状態が設定されるこ
とになる。逆に、オートレバー32を前方に調節移動す
るほど、長孔43の前端で係止ピン44を接当支持して
調節レバー22bを支持するインナーワイヤ37bの位
置が前方に位置することになり、後カバー34が持ち上
がった状態、つまり、深い耕耘状態が設定されることに
なる。そして、、オートレバー32を最前方の「切」位
置にセットすると、長孔43の前端と係止ピン44との
干渉が回避されて、ロータリ耕耘装置3が大きく下降さ
れて後カバー34が最大に持ち上げられても、長孔43
の前端で係止ピン44を接当支持して調節レバー22b
を支持することが不能となり、自動耕深制御オフの状態
がもたらされるのである。
【0057】ここで、オートレバー32が後方の深い耕
深域にある時のオートレバー32の単位操作量に対する
支持リンク46の変位量が、オートレバー32が前方の
浅い耕深域にある時のオートレバー32の単位操作量に
対する支持リンク46の変位量に比べて小さくなるよう
に、オートレバー32の揺動位相と支持リンク46の揺
動位相に対応させて連係ロッド47が架設されている。
これによると、荒起こしなどに利用される浅い耕耘域で
は、余り細かい耕深調節は不要であり、大まかな耕深調
節を行うには、オートレバー32の単位操作量に対する
目標耕深の変化量が大きい方が扱いやすいものとなる。
逆に、深い耕耘域では耕盤深さを精度よく設定したいこ
とが多く、この場合は、オートレバー32の単位操作量
に対する目標耕深の変化量小さい方が、細かい耕深調節
を行う上で便利となるのである。
【0058】上記自動耕深制御を利用しての耕耘作業中
において、一行程の作業走行が終了して畦際に到ると、
ポジションレバー31をオートレバー32よりも上昇側
に操作することで、調節レバー223bをポジションレ
バー31で直接に上昇側Uに回動させて、ポジション制
御でロータリ耕耘装置3を強制上昇させる。そして、畦
際での機体方向転換が終了した後、ポジションレバー3
1をオートレバー32を越えて最下降位置にまで操作す
ることで、再び元の自動耕深制御状態に復帰して目標耕
深まで下降作動させることができる。
【0059】この実施形態におけるロータリ耕耘装置3
は、前記耕耘カバー33がローター軸心cを中心にして
前後に回動調節可能に構成されており、作業形態によっ
て、後カバー34の位置を変更することが可能となって
いる。つまり、ロータリ耕耘装置3の上部には、支点d
周りに前後揺動して3位置に切換え保持可能な操作レバ
ー51が装着されるとともに、この操作レバー51と一
体揺動する操作アーム52と耕耘カバー33とが連係リ
ンク53で連動連結されており、標準の耕深で耕耘を行
う通常の耕耘作業では、操作レバー51を後方の「標
準」位置に調節して耕耘カバー33を前方に移動させて
おき、浅起こし耕耘作業の時には、操作レバー51を中
間の「 浅起こし」位置に調節して耕耘カバー33を少し
後方に移動させて、後カバー34が適切に接地するよう
に調整し、さらに浅起こしとなる代掻き作業の時には、
操作レバー51を前方の「代掻き」位置に調節して耕耘
カバー33を大きく後方に移動させて、後カバー34が
適切に接地するように調整するのである。
【0060】なお、ロータリ耕耘装置3を空中から所定
の耕深にまで下降させる場合、圃場面までの下降作動中
は後カバー34が大きく垂れ下がってポジション制御弁
6が下降側に大きく操作される結果、下降速度が速くな
る。ロータリ耕耘装置3が圃場面に作用し始めると、後
カバー34も接地開始して相対的に持ち上げ操作され始
め、後カバー34の持ち上げに伴ってポジション制御弁
6の下降側への操作量が少なくなり、下降速度度が低速
となる。その結果、終始低速で下降させる場合に比較し
て、全体としての下降作動時間が短縮されるとともに、
終始高速で下降させる場合に比較して、目標耕深へ精度
良く到達する。
【0061】〔別実施形態〕本発明は、以下のような形
態に変形して実施することも可能である。 前記連係機構38における融通として、調節レバー
22bに長孔43を形成し、操作リンク42に連係ピン
44を設けることも可能である。 前記連係機構38における融通を、揺動リンク41
と操作リンク42との連係部位に形成することも可能で
ある。 融通としては、長孔と連係ピンとの係合構造に限ら
れるものではなく、例えば、所望の融通幅を有する切欠
きとこれに係合接当するピン、などによって構成するこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタ後部の側面図
【図2】制御弁操作部の側面図
【図3】ポジション制御弁およびそのの操作部を示す正
面図
【図4】ロータリ耕耘装置の側面図
【図5】後カバーとセンサワイヤとの連係構造を示す平
面図
【図6】落下速度調整弁の断面図
【図7】昇降用の油圧回路図
【図8】自動耕深制御モードにおける制御弁操作部の側
面図
【図9】ポジション制御モードにおける制御弁操作部の
側面図
【図10】従来の制御弁操作部の概略側面図
【符号の説明】
6 ポジション制御弁 31 ポジションレバー 32 オートレバー 33 耕耘カバー 34 後カバー 37 センサワイヤ 37b インナーワイヤ 38 連係機構 41 揺動リンク 42 操作リンク 43 長孔 44 係止ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B304 KA04 KA12 LA02 LA06 LB05 LB15 MA03 MA04 MB02 MC06 MC11 PA01 PA11 PB01 PB02 PB06 PC01 PC02 PC08 QA12 QA22 QB13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトアーム昇降用のポジション制御弁
    の調節レバーを、ポジションレバーによって上昇側に接
    当変位させるよう構成するとともに、ロータリ耕耘装置
    における耕耘カバーの後部に装着される後カバーの上下
    揺動を検出するセンサワイヤのインナーワイヤ端部と昇
    降用の前記ポジション制御弁の調節レバーとを、融通を
    備えた連係機構を介して機械的に連動連結してあること
    を特徴とするトラクタの昇降制御装置。
  2. 【請求項2】 前記連係機構の位置を、目標耕深設定用
    のオートレバーによって融通の方向に移動調節可能に構
    成してある請求項1記載のトラクタの昇降制御装置。
  3. 【請求項3】 前記連係機構を、センサワイヤのインナ
    ーワイヤ端部が連結される揺動リンクと、この揺動リン
    クとポジション制御弁の調節レバーとを連係する操作リ
    ンクとで構成し、前記揺動リンクの支点をオートレバー
    によって移動調節可能に構成してある請求項2記載のト
    ラクタの昇降制御装置。
  4. 【請求項4】 前記オートレバーを、その操作範囲にお
    ける下降側の限界近くに移動させた状態では、センサワ
    イヤのインナーワイヤ端部と昇降用のポジション制御弁
    の調節レバーとが、前記融通によって絶縁されるよう
    に、前記連係機構の融通の大きさを設定してある請求項
    2または3記載のトラクタの昇降制御装置。
  5. 【請求項5】 前記連係機構の融通を、長孔とこれに係
    合される係止ピンとで構成してある請求項1〜4のいず
    れか一項に記載のトラクタの昇降制御装置。
  6. 【請求項6】 前記オートレバーの単位操作量に対する
    目標耕深の変化量を、浅い耕耘域では大きく、深い耕耘
    域では小さくなるように設定してある請求項1〜5のい
    ずれか一項に記載のトラクタの昇降制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ロータリ耕耘装置の下降速度を、空
    中から圃場面までは早く、それから目標耕深までは低速
    となるようしてある請求項1〜6のいずれか一項に記載
    のトラクタの昇降制御装置。
  8. 【請求項8】 前記耕耘カバーを前後方向に回動移動調
    節可能に構成してある請求項1〜7のいずれか一項に記
    載のトラクタの昇降制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008283875A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Kubota Corp 作業機
JP2016073255A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 ヤンマー株式会社 作業車両

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