JP3531339B2 - 乗用型田植機における植付部昇降制御装置 - Google Patents

乗用型田植機における植付部昇降制御装置

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JP3531339B2 JP07157896A JP7157896A JP3531339B2 JP 3531339 B2 JP3531339 B2 JP 3531339B2 JP 07157896 A JP07157896 A JP 07157896A JP 7157896 A JP7157896 A JP 7157896A JP 3531339 B2 JP3531339 B2 JP 3531339B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、乗用型田植機に
おける植付部昇降制御装置に関するものである。 【0002】 【従来技術】従来の乗用型田植機は、フロ−トの向い角
(仰角)の変化やフロ−ト接地圧の変化によって田植装
置を牽引車に対して昇降制御していた。また、田植装置
の苗植付深さの調節は手動によってフロ−ト自体の後部
枢着部点を上下調節することで対応していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のものでは、フロ
−トの前部側の仰角の変動及びフロ−ト自体の接地圧の
変動によって田植装置を油圧装置で昇降制御する構成で
あったため、田植装置の上げ指令による油圧切換弁の作
動が遅れて、田植装置の上昇が緩慢になり、このために
深植え状態になる欠点があった。即ち、田植装置上昇ま
えでは、苗が水田表土中に埋没してしまうことが生じ
た。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、前述の課題
を解消するために次の技術的な手段を講じた。即ち、後
部が支点で前部が上下動自在な整地フロ−ト25を有し
た苗植付部整地用のフロ−トを具備した田植装置19
を、牽引車1に油圧装置で昇降可能なリンク機構15を
介して装着し、前記整地フロ−ト25の後部回動支点を
上下調節して植付深さを自動調節可能な植付深さ自動調
節装置を構成すると共に、前記油圧装置17をフロ−ト
接地圧の変動またはフロ−ト前部の仰角変動により作動
して当該フロ−ト可変条件を適正な所定の基準内に収ま
るよう田植装置19を自動的に昇降制御し、この昇降制
御の田植装置上昇制御時において、前記植付深さ自動調
節装置を一時的に浅植状態に制御してなる乗用型田植機
における植付部昇降制御装置とした。 【0005】 【実施例】この発明の一例を図面に基づき詳細に説明す
る。1は乗用型の牽引車である。この牽引車1は、車体
2の前側にフロントミッションケ−ス3が後側にリヤ−
ミッションケ−ス4が左右に別れて配設され、このフロ
ントミッションケ−ス3に左右に突出するフロントアク
スルケ−スを設けてこれに左右一対の操舵用駆動前前輪
5を取付け、リヤ−ミッションケ−ス4のそれぞれ外側
に駆動後輪6を取付けている。7はエンジンで、前記車
体2の前後中間部に搭載されている。8は乗車フロア−
で、車体2の上面に張設され、エンジンカバ−9及び後
輪6のフエンダ−10を兼用する形状になっている。1
1は操縦枠で、前記車体2の前側左右中間部にあってフ
ロア−8上面から上方へ突出し、その上側に操縦ハンド
ル12及び計器類が設けられている。 【0006】13は操縦座席で、前記エンジンカバ−9
の上側に配置されている。14は車体2の後部左右中間
部に立設された支柱である。15は昇降リンク機構で、
上リンク15a,下リンク15bの基部側を前記支柱1
4に枢着し、その両後端部を連結リンク15cで枢結さ
せて平行リンク機構となし、この上リンク15aに一体
のレバ−16を車体側に一端を枢結した油圧シリンダ−
機構17に連結して、この油圧シリンダ−機構17のピ
ストンロッド17bの出入りによりリンク機構15が作
動されるように構成されている。17aは油圧シリンダ
−を示す。 【0007】18はロ−リングヒッチ体で、前記連結リ
ンク15cに取り付けられ、このロ−リング軸に作業機
が装着されるように構成しっている。19は田植装置
で、前記ヒッチ体18に当該田植装置の左右中央部がロ
−リング自在に装着されている。この田植装置19につ
いて説明すると、フレ−ムを兼ねた伝動ケ−ス20の前
側部分の上部に苗載置台21を左右往復作動するよう取
付け、伝動ケ−ス20の後部側で左右に分岐して突出の
植付部伝動ケ−スに前記苗載置台21上に載置された苗
を分離して下部圃場面に植付機構22を装着している。 【0008】この植付機構22は、前後中心部を支軸と
して回転される回転ケ−ス23の前後先端外側に回転方
向及び回転数が前記回転ケ−ス23の回転数と同一であ
って、角速度が一部分変化する回転軸を突出させて、こ
の各回転軸に苗植付具24を装着し、この苗植付具24
に取り付けた植付爪が苗分割移植軌跡(イ)を描くよう
構成している。 【0009】25は中央部フロ−ト、26は前記中央部
フロ−トの左右両側に配設した側部フロ−トであって、
これらのフロ−ト25,26,26は前記田植装置19
の下側に配置され、後部を支点に前部が上下動自由とな
るよう植付部の伝動ケ−ス20側に装着さてれいる。前
記フロ−トの取付け構成について詳述すると前記伝動ケ
−ス20に回動自在に取り付けられた横軸27に固着の
下向きア−ム28で各フロ−ト25,26,26を前部
が上下スイング可能に枢着し、この横軸27に基部が固
着されて上向きに突出する植付深さ調節レバ−29を取
付け、この調節レバ−29をサ−ボモ−タMで作動され
るステッピングシリンダ−30のピストンロッドで作動
し、該モ−タMの正逆回転により植付深さが調節できる
ように構成している。 【0010】中央部フロ−ト25の前側のフレ−ム側へ
の取付けは、次ぎのようになっている。即ち、伝動ケ−
ス20に一体型に設けられたフレ−ム部材20aに基部
側がピン31a,31bを介して枢着されたリンク3
2,33の前端側を縦リンク34で枢結して平行リンク
35を構成し、この縦リンク34に前後中間部を枢着し
た揺動部材36の後端側と中央部フロ−ト25の前側と
をロッド37で連繋している。38は連動部材で、前記
リンク32の基部側に固着してフレ−ム部材20aに回
動自在に枢着したピン31aに一体型のア−ム39と前
記植付深さ調節レバ−29とを連繋するもので、植付深
さを調節するよう各フロ−トを上下調節するとき、平行
リンク35側も同じ上下方向に調節スイングされるよう
構成している。前記ア−ム39に連動部材38を連結す
る構成は、連動部材38の先端側を螺子軸に形成してこ
れに螺合するナット40をア−ム39に枢着した構成と
なし、この螺子合わせナット40の螺子合わせ移動調節
で平行リンク35の前側の位置を上下調節可能にしてい
る。 【0011】41は前記縦リンク34に基部側を固着状
態に取り付けて上方へ突出させた突出枠で、前記牽引車
1の操縦座席13の近傍に設けた感度調節レバ−42に
連繋したワイヤ−43のアウタ−43aを係止し、イン
ナ−43bにスプリング44の一端を取付け、このスプ
リング44の他端を前記揺動部材36の前側位置に連繋
している。即ち、このスプリング44の張力でフロ−ト
25の前部を下圧付勢し、揺動部材36の天秤状態を保
持ならしめている。 【0012】45はポテンショメ−タで、前記縦リンク
34の上部に取り付けられ、このメ−タ45の検出ア−
ム46と前記揺動部材36とをロッド47で連繋し、フ
ロ−ト25の前側の上下位置、即ち中央部フロ−ト25
の仰角がロッド37,揺動部材36,ロッド47及び検
出ア−ム46によりポテンショメ−タ45に加わる電気
抵抗を変更させて検出できるよう構成している。 【0013】前記油圧シリンダ−機構17の作動制御に
ついて説明すると、油圧ポンプ48から油圧シリンダ−
17内への油路中に電磁ソレノイドSOL1及びSOL
2で切り換えられる切換弁49が設けられ、この切換弁
49により昇降リンク機構15が作動されて田植装置1
9を昇降制御するよう構成されている。図中50は油圧
タンクを示す。 【0014】前記ソレノイドSOL1,SOL2への指
令信号は、マイコンのコントロ−ラCPUから発せられ
るが、その指令信号は、前記ポテンショメ−タ45から
の検出値がコントロ−ラCPUに送られて、この検出値
の信号をコントロ−ラに記憶させた標準値と比較等の演
算をして適切な指令信号を発し、切換弁49の切換時間
及び切換弁の開閉制御を行い、田植装置19を適正に昇
降制御するよう構成している。 【0015】この一例を具体的に説明すると、コントロ
−ラCPU内において、予めフロ−トの仰角の標準値が
記憶設定してあり、この標準値とポテンショメ−タ45
で実測する値とを比較演算してソレノイドSOL1,S
OL2の励磁、解除制御して油圧シリンダ−機構17を
作動して田植装置19の昇降制御が行われるようになっ
ている。即ち、フロ−ト25が標準仰角よりも大きくな
るときは田植装置19を上昇して標準値内に戻し、逆
に、仰角が標準値以下になるときには田植装置19を下
降して仰角を標準値内に復帰させるように構成し、常に
適正な仰角を保持して推進される構成にしている。 【0016】別の昇降制御の実施例を説明すると、フロ
−トが水田圃場の表土面から受ける接地圧変動により田
植装置19を昇降制御させる実施例として、第4図の構
成が一般的である。即ち、サ−ボモ−タMで作動される
ステッピングシリンダ−30のピストンと前記ア−ム2
8との間にポテンショメ−タ51を介在して、フロ−ト
が受ける接地圧が測定出きる構成となし、この測定値を
コントロ−ラCPUに送信して、予め記憶させた標準接
地圧と比較演算し、ソレノイドSOL1,SOL2の励
磁、解除をするよう構成している。即ち、接地圧が基準
値よりも大きくなると田植装置19を上昇させ、逆に、
小さくなると下降するよう構成している。 【0017】また、コントロ−ルCPUからの指令信号
は、前記ソレノイドSOL1,SOL2による油圧装置
の切換弁49の切換指令以外に、植付深さの制御信号が
発せられる構成になっている。即ち、前記何れの実施例
においても、田植装置19側を上昇させる信号、フロ−
ト25の仰角が大きくなるフロ−ト前部上昇時やフロ−
トの接地圧が大きくなる場合に切換弁49が切り換えら
れてピストンロッド17bが突出して田植装置19を上
昇させる指令信号が発せられるとき、同時に植付深さを
浅くするよう指令信号がサ−ボモ−タMに発せられる。
即ち、ステッピングシリンダ−30からピストンが矢印
(ロ)の突出する方向へモ−タMが回転され、ア−ム2
8が矢印(ハ)に回動してフロ−ト25を圃場面に押し
つけるように働き、自動的に一瞬浅植え状態になる。 【0018】上例の作用について説明すると、田植装置
19側の苗載置台21に土付きマット状苗を搭載して、
水田圃場内で田植装置19側を操縦座席13の近傍に設
けた油圧切換レバ−により下降させて、苗植付部整地用
の各フロ−ト25,26,26が水田表土面に接当する
よう操作し、エンジン7で各部を回転駆動して牽引車1
を走行させると共に、田植装置19側の各部を伝動して
苗植付作業を開始する。 【0019】すると、苗載置台21が左右横方向に往復
作動して植付機構22の苗植付具24が苗載置台21か
ら1株分づつ苗を分割保持して下部の整地フロ−ト2
5,26,26で整地された部分に苗を植付ける。この
ような作業中において、水田圃場が深くなる場合には、
走行用の牽引車1の前、後輪5,6が深くなる耕盤に接
地するため圃場表面から深く沈み、このため各フロ−ト
25,26で受ける接地圧が大きくなる。そして、フロ
−トが水田表土から深く沈むことで泥押しが起り、フロ
−ト25の前部側も突き上げられることとなり、仰角が
大になる。 【0020】したがって、フロ−ト25が上動するから
ロッド37を介して揺動部材36の後部を突き上げ、前
部が上方へ回動してロッド47を介して検出ア−ム46
が上方へ回動し、ポテンショメ−タ45でフロ−ト25
の仰角が検出されその値がコントロ−ラCPUへ送られ
る。そして、コントロ−ラCPU内の記憶仰角の基準値
と先の測定された仰角の値とが比較演算されて、コント
ロ−ラCPUから切換弁49を作動させるソレノイドS
OL1,SOl2へ指令信号を発し、切換弁49が切り
換えられて田植装置19が昇降リンク機構15により昇
降制御される。 【0021】また、別の実施例では、各フロ−トの後部
側にかかる接地圧がポテンショメ−タ51で検出されて
コントロ−ラCPUにその検出値がおくられる。そし
て、予めコントロ−ラCPUでメモリされている基準値
とこれらの検出値とが比較演算されてソレノイドSOL
1,SOl2へ指令信号を発し、切換弁49が切り換え
られて田植装置19が昇降リンク機構15により昇降制
御される。 【0022】このようにして、田植装置19が自動的に
フロ−トの仰角変動あるいはフロ−トの接地圧変動によ
り昇降制御されることになる。そして、この制御中にお
いて、フロ−ト25の前部が上がって仰角が大きくなり
過ぎる場合や、フロ−トの接地圧が大きくなり過ぎる場
合に、田植装置19が上昇されるが、このとき、一時的
にフロ−ト後部が下降して浅植え状態に制御される。即
ち、田植装置19を上昇する側に油圧シリンダ−機構1
7の切換弁49が切り換えられるとき、ステッピングサ
−ボモ−タMが回転してフロ−トの後部側を圃場面に押
しつけるようシリンダ−30だ作動する。 【0023】したがって、田植装置19が上昇制御され
るとき、フロ−ト接地圧が減少して整地性能が一時的に
悪化するようなことがなくなり、浅植状態になるも、整
地が確実になうから植付時の転び苗が発生せず確実な植
付が出きる。また、田植装置19の上昇制御がフロ−ト
下降によって迅速になり、上昇遅れが生じないから上昇
制御直前における深植え状態、埋没植付けを無くするこ
とができる。 【0024】油圧回路中において、チェック弁は頻繁に
使用されるが、このチェック弁の圧抜きを軽い力で速く
抜くことが市場において要望されている。従来、チェッ
ク弁中のボ−ルをスプリングに抗して高圧室内側に操作
ピンで押して圧抜きをしていたが、チャックボ−ルの嵌
合孔は一般に小径であり、ここから作動油を抜く場合に
時間がかかっていた。また、長時間ボ−ルをスプリング
に抗して開放状態に維持しなければならなかった。 【0025】そこで、これを第5図の通り改良する。チ
ェックバルブの本体55にポンプ側からの作動油を送り
込むポ−トPと適宜シリンダ−内へ送り込むポ−トSと
の流路間にバルブ室56を構成し、この室56内にチェ
ックボ−ル57を嵌合するチェック室58を形成するポ
ペット59を設け、このポペット59を第1スプリング
60でバルブ室56の絞り傾斜内面に押圧し、また、内
部のボ−ル57をポペット59に形成した絞り孔部に第
2スプリング61で押圧してバルブ室56の室(ニ)側
から室(ホ)側に作動油が通過しないよう構成してい
る。そして室(ホ)内側にプッシュピン62を押し引き
可能に設けて、この先端側にボ−ル押部aポペット押し
部bとを連続状に形成している。 【0026】この構成により、最初はボ−ル57をプッ
シュピン62の先端側部aで押し開き、室(ニ)内の油
が室(ホ)内に流れ込むで室(ニ)内の圧が下がったと
きに、こんどはピポット59がプッシュピン62で押さ
れて流通路を広げることになる。したがって、極く小さ
い力でプッシュピン62を押すだけで室(ニ)内の油が
タンク側に流れてチェック弁を開放状態にすることが可
能になる。図中63はオ−リング、64は閉鎖ボルトを
示す。 【0027】 【発明の作用効果】この発明によれば、田植装置が上昇
制御されるとき、フロ−ト接地圧が減少して整地性能が
一時的に悪化するようなことがなくなり、浅植状態にな
るも、整地が確実になうから植付時の転び苗が発生せず
確実な植付が出きる。また、田植装置の上昇制御がフロ
−ト下降によって迅速になり、上昇遅れが生じないから
上昇制御直前における深植え状態、埋没植付けを無くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】側面図 【図2】要部の制御回路を含む側面図 【図3】要部の側面図 【図4】別例の制御回路図 【図5】別例の油圧バルブの側断面面 【符号の説明】 1 牽引車 15 昇降リンク機構 17 油圧装置(油圧シリンダ−機構) 19 田植装置 25 整地フロ−ト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−155021(JP,A) 特開 平6−339312(JP,A) 特開 平4−94606(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 A01B 63/10 - 63/118

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 後部が支点で前部が上下動自在な整地フ
    ロ−ト25を有した苗植付部整地用のフロ−トを具備し
    た田植装置19を、牽引車1に油圧装置で昇降可能なリ
    ンク機構15を介して装着し、前記整地フロ−ト25の
    後部回動支点を上下調節して植付深さを自動調節可能な
    植付深さ自動調節装置を構成すると共に、前記油圧装置
    17をフロ−ト接地圧の変動またはフロ−ト前部の仰角
    変動により作動して当該フロ−ト可変条件を適正な所定
    の基準内に収まるよう田植装置19を自動的に昇降制御
    し、この昇降制御の田植装置上昇制御時において、前記
    植付深さ自動調節装置を一時的に浅植状態に制御してな
    る乗用型田植機における植付部昇降制御装置。
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