JP2005087169A - トラクタの昇降制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機械的に作動するポジション制御バルブを電気的にも制御可能として、低コストでかつ簡単に制御スピードの切換えを可能とする。
【解決手段】 第1と第2の融通機構31、46、37、39a等により、ポジション制御レバー22又はクイックアップスイッチ53をロータリ作業機14の上昇方向に操作する場合は、ポジション制御レバー22等と制御リンク24とは一体に連係し、ポジション制御レバー22等をロータリ作業機14の下降方向に操作する場合は、ポジション制御レバー22等と制御リンク24とは連係し得ないようにする。そして、ポジション制御レバー22等をロータリ作業機14の下降方向に操作した状態では、クイックアップスイッチ53等の操作に基づき制御リンク24と干渉することなくポジション制御バルブ20を制御し得る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トラクタの昇降制御装置に関し、詳しくはポジション制御レバー又はモータ操作具を独立して操作可能として、機械的に動作するポジション制御バルブを制御自在としたトラクタの昇降制御装置に関する。
従来、トラクタに支持された作業機を油圧により昇降制御する昇降制御装置において、圃場の枕地における機体回行時等に上昇位置にある作業機を下降させる際、該作業機が急激に下降して回転中の作業爪が土中に突っ込み、作業機に損傷を与える等の不具合を解消するため、接地部近傍において下降速度を遅くし衝撃的な接地をしないようにする緩速下降装置を備えた技術が公知である(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術として、ポジション設定アームとフィードバックアームとを制御バルブに機械的に連係してポジション制御を行うように構成し、ポジション設定アームの作動域の中間位置から上昇側作動域では、ポジション設定アームがポジション制御レバーに追従し、一方、作動域の中間位置から下降側作動域においては、ポジション設定アームがフィードバックアームに連係して下降方向に作動するように構成し、この下降作動時には、リフトアーム下降に伴うリフトシリンダからの排油が油路絞り込み状態で実行されるようにして、ロータリ作業機の急激な土中への突入を回避するようにした技術が公知である(例えば、特許文献2参照)。
特公平7−28569号公報(第2頁、図1) 特開平11−4603号公報(第4頁、図7)
しかし、上述した各従来技術では、いずれも操作レバーの操作に基づき該操作レバーと機械的に連繋されたポジション制御バルブを制御するものであるため、例えば耕深制御においては、ワイヤーや連結ロッド等を使用しているため、該ワイヤーや連結ロッド等のメインテナンスが困難であった。また、機械的に作動するポジション制御バルブを用いているため、制御スピードの切換えを行うことも困難であり、種々の圃場条件に対応させるのは困難であった。更に、機械的に作動するポジション制御バルブの代りに電磁比例制御弁を用いると、コストが増大するという課題があった。
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、機械的に作動するポジション制御バルブを電気的にも制御可能として、低コストでかつ簡単に制御スピードの切換えを可能とするトラクタの昇降制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ポジション制御レバー(22)の操作に基づき、制御リンク(24)を介して機械的に連繋されたポジション制御バルブ(20)を制御し、油圧アクチュエータにより走行機体(12)に支持された作業機(14)を、前記ポジション制御レバー(22)の操作位置に対応して昇降自在に制御するトラクタ(10)の昇降制御装置において、
モータ操作具(53)の操作に基づき正逆駆動され、前記制御リンク(24)を介して前記ポジション制御バルブ(20)を制御自在な電動モータ(26)を備え、
前記ポジション制御レバー(22)又は前記モータ操作具(53)を前記作業機(14)の上昇又は下降いずれか一方向に操作する場合は、前記ポジション制御レバー(22)又は前記電動モータ(26)の出力軸(26a)と前記制御リンク(24)とを一体に連係し、前記ポジション制御レバー(22)又は前記モータ操作具(53)を前記作業機(14)の上昇又は下降いずれか他方向に操作する場合は、前記ポジション制御レバー(22)又は前記電動モータ(26)の出力軸(26a)と前記制御リンク(24)とを連係し得ないようにする融通機構(31、46a、46、31a)(37、39a)を備え、
前記ポジション制御レバー(22)又は前記モータ操作具(53)を前記作業機(14)の上昇又は下降いずれか他方向に操作した状態では、前記モータ操作具(53)又は前記ポジション制御レバー(22)の操作に基づき前記制御リンク(24)と干渉することなく前記ポジション制御バルブ(20)を制御し得るようにした、ことを特徴とする。
なお、上述したカッコ内の符号は図面を参照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。
請求項1に係る発明によれば、ポジション制御レバーと機械的に連繋されたポジション制御バルブを、モータ操作具の操作で駆動される電動モータによっても制御可能としたので、例えば、電動モータの回転速度を変えれば簡単に制御スピードの切換えを行うことができ、種々の圃場条件に対応することができる。また、機械的に作動するポジション制御バルブをそのまま用いたので、電磁比例制御弁を用いた場合に比してコスト低減を図ることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係るトラクタの昇降制御装置の側面図であり、同図において、トラクタ10の走行機体12の後部に、ロータリ作業機14が左右一対のリフトアーム16,16により油圧昇降自在に支持されている。リフトアーム16は、機体後部の油圧ハウジング18に収容された単動型の油圧シリンダ(図示せず)によって、上下に駆動されるようになっていて、該油圧シリンダは、ポジション制御バルブ20によって制御される。
すなわち、ポジション制御レバー22を操作することで、制御リンク24を介して機械的に連繋されたポジション制御バルブ20が制御されるように構成されている。また、このポジション制御バルブ20は、モータ操作具としてのクイックアップスイッチ53(図8参照)の操作によって正逆駆動され、前記制御リンク24を介して連繋された電動モータ26によっても制御される。なお、リフトアーム16の回動基端側には、該リフトアーム16の回動角を検出するポテンショメータ等のリフトアーム角センサ17が取付けられている。
図2及び図3に示すように、ポジション制御レバー22は、支点軸28を中心として揺動自在で、その基部側にはブラケット30が一体的に固定されている。ブラケット30には、回動基端側と先端側との中間に長孔30aが形成され、該長孔30aに機体フレームから突出された規制ピン29が嵌入されていて、該規制ピン29はポジション制御レバー22の作動範囲を規制している。ブラケット30は、制御リンク24と連係されていて、該制御リンク24は、ポジションアーム32と連結ロッド31とを有している。該ポジションアーム32は、揺動支点33を中心として揺動自在な二叉状に分岐されたアーム32,32,(及び32)を有している。これら二叉状のアーム32,32のうち、一方のアーム32の先端側には軸35が取付けられて、該軸35に連結ロッド31が揺動自在に軸着され、他方のアーム32の先端側には軸37が取付けられている。前記連結ロッド31は、細長状に延設されたロッド部材から成り、その長手方向の中途部に径大のストッパ部31aが形成されている。
一方、ブラケット30の先端側には、ボス46が一体的に固定されていて、該ボス46に形成された孔46aに前記連結ロッド31が挿通され、また、該ボス46の外周部にはストッパ部31aが当接している。これら連結ロッド31、孔46a、ボス46、及びストッパ部31aとで第1の融通機構が構成されている。また、前述したように、他方のアーム32の先端に固定された軸37には、ガイドアーム39に形成された長孔39aが嵌合されている。この軸37と長孔39aとで第2の融通機構が構成されている。そして、上述した第1の融通機構(31、46a、46、31a)と第2の融通機構(37、39a)とで、本発明の融通機構が構成されている。
前記電動モータ26の出力軸26aには、レバー23が一体的に固定され、また、該レバー23と連結具27とがピン25によって回動自在に軸着され、更に、該連結具27に前記ガイドアーム39が連結されている。前記レバー23(すなわちガイドアーム39)の上げ位置又は下げ位置の限界は、リミットスイッチ47等の検出センサによって検出されている。そして、電動モータ26は、クイックアップスイッチ(又はクイックアップレバー)53(図8参照)を操作することで駆動され、その出力軸26aに連結された連結具27と一体的に移動するガイドアーム39が上下移動し、制御リンク24を介してポジション制御バルブ20が制御される。
図4に示すように、ポジションアーム32は、前記二叉状のアーム32,32と一体形成された第3のアーム32を有していて、該アーム32の回動基端側にピン32aが植設されている。制御リンク24は、このピン32aと当接する長板状のセンサリンク34、及び該センサリンク34と一時固定支点38により連結されたリンクベース36を介して、ポジション制御バルブ20のスプール20aと機械的に連繋されている。前記一時固定支点38に対し、センサリンク34におけるピン32aの当接側と反対側の端部には、中立ピン41が植立されている。なお、ポジション制御バルブ20のスプール20aは、スプリング40により常時一方向(下げ側)に付勢されている。
ポジション制御バルブ20から排出される圧油は、図示しない油圧シリンダに供給され、該油圧シリンダによりパワーアーム42が支点42aを中心として揺動してリフトアーム16が上下に揺動する。このリフトアーム16の上下揺動により、該リフトアーム16に支持されたロータリ作業機14が昇降制御される。前記パワーアーム42には、一端を軸(固定支点軸)43に回動自在に軸着され、他端をパワーアーム42から突出されたピン42bに回動自在に軸着され、更に中途部をピン45で軸着されたフィードバックリンク44が連結されている。このフィードバックリンク44には、前記中立ピン41との当接部分に凹部44aが形成されている。
以上において、図4に示すように、ポジション制御バルブ20が中立にある状態から、図1のポジション制御レバー22を支点軸28を中心として上げ側に操作すると、ポジションアーム32の第3のアーム32も揺動支点33を中心として同方向に回動し、ピン32aがセンサリンク34を、中立ピン41側を略回動支点として上げ側(図の右方向)に押す。これに伴い、リンクベース36も上げ側に移動し、スプール20aをスプリング40の付勢力に抗して上昇側に押し、ポジション制御バルブ20を上げ状態にする。すると、図示しない油圧シリンダがパワーアーム42を上げ状態にし、リフトアーム16を上昇させ、ロータリ作業機14を上昇させる。
図5に示すように、パワーアーム42が上げ状態になると、フィードバックリンク44が後方に移動し、その凹部44aに当接している中立ピン41が後方に移動するため、センサリンク34も他端側を略回動支点として後方に移動する。これに伴い、リンクベース36もそれに従って動き、ポジション制御バルブ20は中立状態となる。
次に、図6に示すように、ポジション制御バルブ20が中立にある状態から、ポジション制御レバー22を支点軸28を中心として下げ側に操作すると、アーム32も揺動支点33を中心として同方向に回動し、ピン32aに当接しているセンサリンク34が、中立ピン41側を略回動支点として下げ側(図の左方向)に移動する。これに伴い、リンクベース36も下げ側に移動し、スプリング40の付勢力によりスプール20aが下降側に引張られ、ポジション制御バルブ20を下げ状態にする。すると、油圧シリンダがパワーアーム42を下げ状態にし、リフトアーム16が下降し、ロータリ作業機14が下降する。
次いで、図7に示すように、パワーアーム42が下げ状態になると、フィードバックリンク44が前方に移動し、その凹部44aに当接している中立ピン41を前方に押すため、センサリンク34も他端側を略回動支点として前方に移動する。これに伴い、リンクベース36もそれに従って動き、ポジション制御バルブ20は中立状態となる。
以上により、本実施形態によれば、例えばポジション制御レバー22を、ロータリ作業機14の下げ位置から上昇方向に操作する場合は、ポジション制御レバー22は支点軸28を中心として図2の反時計方向に揺動し、これに伴い、第1の融通機構(31、46a、46、31a)を介して、アーム32を有する制御リンク24も揺動支点33を中心として反時計方向に一体に連係して揺動する。更に、アーム32の揺動により、該アーム32と一体のアーム32を介してポジション制御バルブ20が上げ側に制御される。また、例えばポジション制御レバー22を、ロータリ作業機14の上げ位置から下降方向に操作する場合は、ポジション制御レバー22は支点軸28を中心として図2の時計方向に揺動し、このとき、制御リンク24は、第1の融通機構(31、46a、46、31a)によりポジション制御レバー22と連係し得ないで揺動する。すなわち、この場合は、制御リンク24はスプリング40の引張り力により揺動支点33を中心として時計方向に揺動し、結果としてポジション制御レバー22と同方向に揺動する。
次に、クイックアップスイッチ(又はクイックアップレバー)53をロータリ作業機14の上昇方向に操作する場合は、電動モータ26の出力軸26aが図2の反時計方向に回転し、該出力軸26aに、ピン25を介して回動自在に軸着されたガイドアーム39が上昇し、該ガイドアーム39に長孔39aを介して連係された軸37が持ち上げられる。これにより、制御リンク24のアーム32が、揺動支点33を中心として図2の反時計方向に揺動し、該アーム32と一体のアーム32を介してポジション制御バルブ20が上げ側に制御される。
また、クイックアップスイッチ53をロータリ作業機14の下降方向に操作する場合は、ガイドアーム39が下降すると共に、制御リンク24は、第2の融通機構(37、39a)によりガイドアーム39と連係し得ないで揺動する。すなわち、この場合は、制御リンク24はスプリング40の引張り力により揺動支点33を中心として時計方向に揺動し、結果としてガイドアーム39と同方向に揺動する。
そして、図3に示すように、ポジション制御レバー22をロータリ作業機14の下降方向に操作した状態では、クイックアップスイッチ53の操作に基づき、ガイドアーム39が制御リンク24と干渉することなくポジション制御バルブ20を制御し得るように構成されている。また、クイックアップスイッチ53をロータリ作業機14の下降方向に操作した状態では、ポジション制御レバー22の操作に基づき、ガイドアーム39が制御リンク24と干渉することなくポジション制御バルブ20を制御し得るように構成されている。
なお、本実施形態では、第1の融通機構(31、46a、46、31a)及び第2の融通機構(37、39a)により、ポジション制御レバー22等をロータリ作業機14の上昇方向に操作する場合は、該ポジション制御レバー22等と制御リンク24とを一体に連係し、また、ポジション制御レバー22等をロータリ作業機14の下降方向に操作する場合は、ポジション制御レバー22等と制御リンク24とを連係し得ないような場合について説明したが、これと反対に、例えば、ポジション制御レバー22等をロータリ作業機14の下降方向に操作する場合は、該ポジション制御レバー22等と制御リンク24とを一体に連係し、ポジション制御レバー22等をロータリ作業機14の上昇方向に操作する場合は、ポジション制御レバー22等と制御リンク24とを連係し得ないようにすることも可能である。
また、本実施形態の昇降制御装置は、走行機体12の後部に支持されたロータリ作業機14のポジション制御のみならず、耕深制御レバーによる耕深制御に関しても適用することができる。更に、上げ側はポジション制御レバー22と機械的に連係され、下げ側はスプリング40により下降操作される制御リンク24を、電気的に電動モータ26にて上げ下げ操作できるようにして、ポジション制御及び耕深制御を可能にしている。このため、機械的に作動するポジション制御バルブ20に対し、電気的な制御部品を簡単に後付けすることができる。更にまた、高価な電磁比例制御弁を使用することなく、マイコンによる耕深制御、負荷制御、クイックアップ制御等が安価な機械的バルブにより制御可能となり、ゴミによるトラブル、電気的なトラブルも少なくすることができる。また、機械的に作動するバルブに対し、電気的な制御も可能となったため、耕深設定及び感度切換え等を簡単に行うことができる。
図8は、本実施形態の制御ブロック図を示している。
同図において、制御部50は、入力側に自動制御切換えスイッチ51、リフトアーム角センサ17、耕深センサ52、クイックアップスイッチ53、耕深設定ボリウム54、感度切換えボリウム55、エンジン回転ピックアップセンサ56が接続され、出力側には電動モータ26が接続されている。
自動制御切換えスイッチ51は、耕深自動制御を作動状態にするスイッチであり、リフトアーム角センサ17は、リフトアーム16の回動角を検出するポテンショメータ等である。また、耕深センサ52は、ロータリ作業機14の耕深をリヤカバーのレベラで感知する際、レベラの角度を検出して耕深を一定に保持するものである。更に、クイックアップスイッチ(又はクイックアップレバー)53は、これを操作すると、その入力信号を制御部50が判断してポジション制御バルブ20を上げ側又は下げ側に制御してロータリ作業機14を昇降制御する。また、耕深設定ボリウム54は、耕深自動状態でロータリ耕耘深さを任意に設定することができるものであり、感度切換えボリウム55は、耕深自動(リフトアームの動作)の感度を作業に応じて、例えば代掻き作業等に適する「鈍い」、通常の作業に適する「標準」、浅耕・除草などの作業に適する「鋭い」の3段階に切換えることができる。エンジン回転ピックアップ56は、エンジンの回転数を検出するものである。
図9は、クイックアップスイッチ53によるロータリ作業機14の昇降制御に関するフローチャートを示している。
同図のS10において、クイックアップスイッチ53を上げ操作したか、又は下げ操作したかが判断され、上げ操作した場合はS11に進み、下げ操作した場合はS14に進む。クイックアップスイッチ53を上げ操作した場合のS11では、電動モータ26を油圧上げ方向に回転させてS12に進み、ここで、上げリミットスイッチ47がONとなったか否かを判断し、ONとなった時点で、S13において電動モータ26の駆動を停止する。また、S10で、クイックアップスイッチ53を下げ操作した場合は、S14において電動モータ26を油圧下げ方向に回転させてS15に進み、ここで、リフトアーム角センサ(図8参照)17がクッション位置に到達するまで電動モータ26を駆動し、S16に進む。ここでクッション位置とは、ロータリ作業機14が下降して地面に到達した場合に、回転するロータリ爪の回転力により走行機体12が前方に飛び出すこと(ダッシング現象)にならないような限界位置を言っている。S16では、前記クッション位置から電動モータ26の駆動制御(例えば、電動モータ26の回転速度をダウンさせる制御)が開始され、更にS17で、下げリミットスイッチ47がONとなるまでモータ駆動されて、ONとなった時点で、S13にて電動モータ26の駆動を停止する。
図10は、電動モータ26の駆動制御に関するタイムチャートを示している。
すなわち、同図(a)のように、電動モータ26の油圧下げ信号が出力されると、同図(b)のように、電動モータ26はパルス状の信号により駆動制御される。このとき、電動モータ26の下げスピードを遅くする手段として、電動モータ26の制御開始時に一旦モータの駆動を止めてからインチング回転によりゆっくりと下げ側に駆動するようにしている。すなわち、クイックアップスイッチ53を下げ側に操作し、電動モータ26によりポジション制御バルブ20を操作するとき、該ポジション制御バルブ20をゆっくりと油圧下げ側に操作して、走行機体12のダッシング現象を防止することができる。
本発明に係るトラクタの昇降制御装置の側面図である。 ポジション制御レバーと制御リンク、及び電動モータとの連係関係を示す図である(上げ状態)。 ポジション制御レバーと制御リンク、及び電動モータとの連係関係を示す図である(下げ状態)。 ポジション制御バルブの作動説明図である(中立→上げ)。 ポジション制御バルブの作動説明図である(上げ→中立)。 ポジション制御バルブの作動説明図である(中立→下げ)。 ポジション制御バルブの作動説明図である(下げ→中立)。 本実施形態の制御ブロック図である。 本実施形態の制御フローチャートを示す図である。 電動モータの駆動制御に関するタイムチャートである。
符号の説明
10 トラクタ
12 走行機体
14 ロータリ作業機
20 ポジション制御バルブ
22 ポジション制御レバー
24 制御リンク
26 電動モータ
26a 出力軸
31 連結ロッド(第1の融通機構)
31a ストッパ部(第1の融通機構)
46 ボス(第1の融通機構)
46a 孔(第1の融通機構)
37 軸(第2の融通機構)
39a 長孔(第2の融通機構)
40 スプリング
50 制御部
53 クイックアップスイッチ

Claims (1)

  1. ポジション制御レバーの操作に基づき、制御リンクを介して機械的に連繋されたポジション制御バルブを制御し、油圧アクチュエータにより走行機体に支持された作業機を、前記ポジション制御レバーの操作位置に対応して昇降自在に制御するトラクタの昇降制御装置において、
    モータ操作具の操作に基づき正逆駆動され、前記制御リンクを介して前記ポジション制御バルブを制御自在な電動モータを備え、
    前記ポジション制御レバー又は前記モータ操作具を前記作業機の上昇又は下降いずれか一方向に操作する場合は、前記ポジション制御レバー又は前記電動モータの出力軸と前記制御リンクとを一体に連係し、前記ポジション制御レバー又は前記モータ操作具を前記作業機の上昇又は下降いずれか他方向に操作する場合は、前記ポジション制御レバー又は前記電動モータの出力軸と前記制御リンクとを連係し得ないようにする融通機構を備え、
    前記ポジション制御レバー又は前記モータ操作具を前記作業機の上昇又は下降いずれか他方向に操作した状態では、前記モータ操作具又は前記ポジション制御レバーの操作に基づき前記制御リンクと干渉することなく前記ポジション制御バルブを制御し得るようにした、
    ことを特徴とするトラクタの昇降制御装置。
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