JP2008280872A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】触媒の浄化能力の低下が抑制される内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】本実施例にかかる内燃機関の排気浄化装置は、排気通路36の上流側及び下流側にそれぞれ配設された触媒38、40と、触媒40に酸素が供給されるように排気ガス中に含まれるNOxを窒素と酸素とに分解するNOx触媒80aとを備えている。これにより、酸素供給不足によって触媒40の浄化能力の低下した場合であっても、触媒40に酸素を供給することにより、浄化能力の低下を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
内燃機関の排気浄化装置としては、排気通路に配置されて排気ガス中の有害成分を浄化する触媒を備えたものが一般的である(特許文献1乃至5参照)。
このような内燃機関の排気浄化装置としては、排気通路の上流側及び下流側にそれぞれ触媒を配置したものが知られている。例えば、上流側に比較的小容量の三元触媒を配置し、下流側に比較的容量の大きい三元触媒を配置したものや、上流側に三元触媒を配置し、下流側にNOx還元触媒を配置したものが知られている。
特開平6−91138号公報 特開平9−287435号公報 特開2004−57947号公報 特開平11−90225号公報 実開平4−76924号公報
このような内燃機関の排気浄化装置においては、上流側に配置された触媒の作用によって、HC(炭化水素)、又はCO(一酸化炭素)が酸化される。この酸化反応により、上流側の触媒を通過した排気ガス中の酸素濃度は低下した状態となる。また、上流側の触媒が酸素吸蔵機能を有している場合にも、このような酸素濃度の低下が起こり得る。
従って、下流側に配置された触媒には、十分な酸素量が到達せずに、機関の運転状況によっては、リッチ雰囲気の排気ガスが継続的にさらされることになる。
このように、リッチ雰囲気の排気ガスが触媒に継続的にさらされることにより、触媒が被毒し、その浄化能力が低下する恐れがある。
したがって本発明の目的は、触媒の浄化能力の低下が抑制される内燃機関の排気浄化装置を提供することである。
上記目的は、内燃機関の排気通路の上流側及び下流側にそれぞれ配設された上流側触媒及び下流側触媒と、前記下流側触媒に酸素が供給されるように排気ガス中に含まれるNOxを窒素と酸素とに分解するNOx触媒とを備えた、ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置によって達成できる。
この構成により、酸素供給不足によって下流側触媒の浄化能力の低下した場合であっても、下流側触媒に酸素を供給することにより、浄化能力の低下を抑制できる。また、排気ガス中に含まれるNOxを浄化することができる。尚、上記「NOx触媒」には、光の照射によりNOxを窒素と酸素とに分解する光触媒も含む。
また、上記目的は、内燃機関の排気通路の上流側及び下流側にそれぞれ配設された上流側触媒及び下流側触媒と、前記下流側触媒に酸素を供給するエアポンプと、前記エアポンプからの酸素供給量を制御する制御手段とを備えた、ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置によって達成できる。
この構成によって、下流側触媒への酸素供給量を最適なものとすることができる。
上記構成において、前記NOx触媒に吸着した酸素を脱離する脱離手段を備える、構成を採用できる。
このような構成により、NOx触媒の性能の低下を抑制できる。
上記構成において、前記上流側触媒及び下流側触媒の間に配置された排気ガスセンサからの出力に基づいて機関の空燃比を目標空燃比に近づけるようにフィードバック制御する空燃比フィードバック制御手段を備え、前記フィードバック制御手段は、前記エアポンプから前記下流側触媒に酸素を供給されているときには、フィードバック制御を禁止する、構成を採用できる。
エアポンプから下流側触媒に酸素が供給されているときに、フィードバック制御を実行すると、エアポンプから供給されている酸素の影響によって、適切な空燃比を検出することができないからである。
本発明によれば、触媒の浄化能力の低下が抑制される内燃機関の排気浄化装置を提供できる。
以下、図面を参照して本発明に係る複数の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る排気浄化装置が採用されているエンジンシステムの構成を示した模式図であり、自動車に搭載された多気筒ガソリンエンジン(以下「エンジン」と略す)2及びその電子制御ユニット(以下、「ECU」と称す)4の概略構成を示している。図1では1つの気筒の構成を中心として示している。
ECU4は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成され、エンジン全体の作動を制御する。
エンジン2には、燃焼室10内に燃料を直接噴射する筒内噴射弁12と、この噴射された燃料に点火する点火プラグ14とがそれぞれ設けられている。
燃焼室10に接続している吸気ポート16は吸気バルブ(図示略)の駆動により開閉される。吸気ポート16に接続された吸気通路20の途中にはサージタンク22が設けられ、サージタンク22の上流側にはスロットルモータ24によって開度が調節されるスロットルバルブ26が設けられている。
このスロットルバルブ26の開度(スロットル開度TA)により吸気量が調整される。スロットル開度TAはスロットル開度センサ28により検出され、サージタンク22内の吸気圧PMは、サージタンク22に設けられた吸気圧センサ30により検出されて、ECU4に読み込まれている。また、吸気通路20にはエアフロメータ21が配置されて、吸入空気量をECU4に出力する。
燃焼室10に接続している排気ポート32は排気バルブ(図示略)の駆動により開閉される。排気ポート32に接続された排気通路36には、排気ガス中の未燃成分(HC,CO)の酸化と窒素酸化物(NOx)の還元とを行う、三元触媒である触媒38、40が、直列に配設されている。触媒38は、上流側触媒として機能し、触媒40は、下流側触媒として機能する。また、触媒38、40は、酸素吸蔵、放出機能を有する。
また、排気通路36には、触媒38の上流側に、空燃比センサ64が、触媒38と触媒40との間に酸素センサ70が、それぞれ配置されている。空燃比センサ64として、触媒38に流入する排気ガスの空燃比に応じた電圧信号を出力するリニア空燃比センサが使用されている。酸素センサ70は、それぞれ排気ガス中の残留酸素濃度に基づき空燃比が理論空燃比よりもリッチかリーンかを感知するセンサである。
また、触媒38と触媒40との間に、NOx触媒80aが配設されている。直接還元型NOx触媒80aは、NOxを直接、窒素と酸素とに分解する。詳しくは後述する。
ECU4は、クランク軸54の回転からエンジン回転数NEを検出するエンジン回転数センサ58、空燃比センサ64、酸素センサ70からそれぞれ信号を入力している。
ECU4は、上述した各種センサからの検出内容に基づいて、筒内噴射量、ポート噴射量、噴射時期、及びスロットル開度TAを適宜制御する。
ECU4は、触媒38の酸化・還元能力を高めるために、触媒38に流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比になるように、燃料噴射量を、空燃比センサ64の出力に基づいてフィードバック制御する。また、ECU4は、酸素センサ70の出力とに基づいて燃料噴射量をサブフィードバック制御する。
次に、NOx触媒80aについて詳細に説明する。
NOx触媒80aは、還元剤を必要とせずに、排気ガス中のNOxを窒素と酸素とに分解するものであり、β型ゼオライト等の担体に触媒成分であるロジウム(Rh)やパラジウム(Pd)等の金属を担持させたものである。これにより、触媒38を通過した排気ガスの空燃比がリッチ状態であっても、NOx触媒80aがNOxを分解することにより、酸素が生成され、触媒40へ供給することができる。これにより、触媒40が継続的にリッチ雰囲気の排気ガスにさらされることによる、浄化能力の低下を、酸素を供給することにより回復することができる。従って、触媒40の浄化能力の低下を抑制することができる。
尚、触媒40へ酸素を供給するためには、フューエルカット制御などによって、リーン雰囲気の排気ガスを触媒40へと供給することは可能ではあるが、強制的にフューエルカットを入れることはドライビリティ上困難である。しかしながら、上述したように、NOx触媒80aを触媒38と触媒40との間に配置することにより、触媒40へ酸素を供給することができる。
またNOx触媒80aの作用により、排気ガス中のNOxを浄化することもできる。
また、NOx触媒80aは、触媒38の真下に配設されている。これは、NOx触媒80aが、600℃〜800℃の高温雰囲気の排気ガスにおいて、NOxを分解する能力を発揮しうるからである。
次に、実施例1に係る排気浄化装置の第1変形例について説明する。図2は、実施例1に係る排気浄化装置の変形例の説明図である。
図2(a)に示すように、NOx触媒80bを、触媒40の直前に配置してもよい。NOx触媒80bの活性化温度が、500℃程度の場合に有効な配置である。
次に、実施例1に係る排気浄化装置の第2変形例について説明する。
図2(b)に示すように、触媒38と触媒40との間であって、NOx触媒80bよりも上流側の排気通路36に、冷却水通路81を形成してもよい。冷却水通路81は、排気通路36の周囲に沿って形成され、冷却水通路81内に冷却水が流れることにより、NOx触媒80bへと流入する排気ガスの温度を低下させることができる。これにより、排気ガスの温度を、NOx触媒80bがNOx分解能力を維持できる温度に制御することができる。
次に、実施例1に係る排気浄化装置の第3変形例について説明する。
図2(c)に示すように、触媒40の直前に、NOxを酸素と窒素に分解する光触媒80cと、光触媒80cへ光を照射する光源82とを配設するようにしてもよい。光触媒80cは、二酸化チタンなどの酸化物やシリコンなどの半導体担体、これらに白金などの金属酸化物を担持したもの等からなり、光源82としては、有機EL素子、LEDにより構成される。
次に、実施例2に係る排気浄化装置について説明する。
図3は、実施例2に係る排気浄化装置の説明図である。尚、実施例1と同様の構成については同一の符号を付することによりその説明を省略する。尚、実施例2において、酸素センサ70を、便宜上第1酸素センサ70として説明する。
実施例2に係る排気浄化装置は、図3に示すように、排気通路36aの上流側から順に、触媒38、NOx触媒80d、触媒40が配設されている。また、触媒38とNOx触媒80dとの間に、NOxセンサ90が配設される。NOxセンサ90は、排気ガス中のNOx濃度に応じて出力が変化するものであり、ECU4へ検出値を出力する。
また、NOx触媒80dには、温度センサ83が搭載されている。温度センサ83の検出値は、ECU4へと出力される。また、NOx触媒80dには、NOx触媒80dを加熱するための加熱手段としてのヒータ(不図示)が内蔵されている。ヒータは、ECU4によってその作動が制御されている。また、NOx触媒80dと触媒40との間には、第2酸素センサ71が配設される。
次に、ECUが実行する酸素脱離処理について説明する。
図4は、ECUが実行する酸素脱離処理の一例を示したフローチャート図である。
ECU4は、まず、NOxセンサ90からの出力により、触媒38よりも下流側でありNOx触媒80dよりも上流側での排気ガス中に、NOxが含まれているか否かを判定する(ステップS1)。
含まれていると判定した場合には、ECU4は、第1酸素センサ70、第2酸素センサ71のそれぞれの出力が略一致するか否かを判定する(ステップS2)。ここで、第1酸素センサ70、第2酸素センサ71の出力が一致する場合とは、NOx触媒80dの通過前後で排気ガス中の酸素濃度が変化していないことを示している。即ち、NOx触媒80dによって、排気ガス中のNOxが、酸素と窒素とに分解されていないことを示しており、NOx触媒80dの分解能が低下していることを示している。この原因は、NOx触媒80dの活性金属に酸素原子が化学吸着したことが影響していると考えられる。酸素原子を脱離させるためには、NOx触媒80dを600℃〜1200℃にすることにより可能であることが知られている。
従って、第1酸素センサ70と第2酸素センサ71との出力が略一致していると判定した場合には、ECU4は、ヒータを作動させ(ステップS3)、ECU4は、温度センサ83からの出力に基づいて、NOx触媒80dから酸素が脱離可能となる温度に至ったか否かを判定する(ステップS4)。脱離可能な温度に至ったと判定した場合には、ヒータの作動を停止してこの処理を終了する。
尚、ステップS4において、NOx触媒80dの温度が、NOx触媒80dから酸素が脱離可能となる温度に至っていない場合には、ECU4は、再度ステップS1以降の処理を実行する。また、ステップS1において、NOxが検出されなかった場合や、ステップS2において、第1酸素センサ70と第2酸素センサ71との出力が異なっている場合には、ECU4は、ヒータを作動させない(ステップS5)。NOxが検出されない場合には、NOx触媒80dの性能の低下を判定できず、また、第1酸素センサ70と第2酸素センサ71との出力が異なっていれば、NOx触媒80dは正常に機能していると考えられるからである。
以上のように、第1酸素センサ70、第2酸素センサ71の出力差に基づいて、ECU4は、NOx触媒80dの性能の低下を判定することができる。また、NOx触媒80dに内蔵されたヒータを作動することによって、NOx触媒80dの性能を回復することができる。
尚、本実施例においては、ヒータを用いてNOx触媒80dの吸着した酸素を脱離したが、例えば、プラズマ放電を発生される電極を設けて、このプラズマ放電によって触媒層に吸着した酸素を脱離するようにしてもよい。
次に、実施例3に係る排気浄化装置について説明する。
図5は、実施例3に係る排気浄化装置の説明図である。尚、実施例1と同様の構成については同一の符号を付することによりその説明を省略する。
図5に示すように、触媒38と触媒40との間には、エアポンプ85が配設されている。エアポンプ85は、ECU4によってその作動を制御され、触媒40へと酸素を供給するものである。エアポンプ85によって供給される酸素により、触媒40の浄化能力の低下が抑制される。エアポンプ85の噴出口は、触媒40へ向くように配設されている。ECU4は、エアポンプ85からの酸素供給量を制御する制御手段として機能する。詳しくは後述する。
尚、エアポンプ85は、大気中の空気を取り込んで、触媒40へ酸素を供給するように構成してもよいし、酸素ボンベと接続されて、触媒40へ酸素を供給するように構成してもよい。エアポンプ80の動作については以下に述べる。
次に、ECUが実行する酸素供給処理について説明する。
図6は、ECUが実行する酸素供給処理の一例を示したフローチャート図である。
ECU4は、酸素センサ70からの出力により、触媒38よりも下流であり触媒40よりも上流の排気ガスの空燃比がリーン状態からリッチ状態に移行したか否かを判定する(ステップS10)。
反転したと判断した場合には、ECU4は、エアフロメータ21に基づいて、吸入空気量の積算を開始する(ステップS11)。次に、ECU4は、吸入空気量の積算値Gaが、規定値Ga1を超えたか否かを判定する(ステップS12)。この規定値Ga1は、リッチ雰囲気の排気ガスが触媒40へ十分流入したかどうかの基準となる値である。
超えたと判定された場合には、ECU4は、酸素センサ70の出力に基づくサブフィードバック制御を禁止する(ステップS13)。これは、後述する処理によって触媒40へ酸素が供給されるので、この供給によって酸素センサ70の出力が変動し、適切にサブフィードバック制御することができない恐れがあるからである。
次に、ECU4は、エアポンプ85による酸素供給を開始し(ステップS14)、エアポンプ85による酸素供給量の積算を開始する(ステップS15)。この際に、ECU4は、吸入空気量の積算値Gaよりも、エアポンプ85による酸素供給量が少なくなるように、エアポンプ85を制御する。吸入空気量よりも酸素供給量が多いと、エアポンプ85から供給された酸素が排気通路36内で逆流し、触媒40へ短期間で酸素を供給することができない恐れがあるからである。また、触媒40へ酸素を供給する期間が長期化すると、サブフィードバック制御の禁止期間も長期化するからである。尚、エアポンプ85による酸素供給量の積算は、エアポンプ85の酸素供給量を計測するセンサを個別に設けるようにしてもよいし、また、エアポンプ85により供給される単位時間当たりの酸素供給量を予め把握しておき、この単位時間当たりの酸素供給量と、供給時間とに基づいて、酸素供給量を算出するように構成してもよい。
次に、ECU4は、エアポンプ85による酸素供給量が、触媒40の酸素吸蔵量以上であるか否かを判定する(ステップS16)。具体的には、触媒40の酸素吸蔵量の、7割程度の酸素量を供給する。触媒40の酸素吸蔵量は、触媒40に添加されたセリアの量に基づいて算出でき、予めECU4に酸素吸蔵量を設定しておくことにより、上記処理が可能となる。尚、触媒40の酸素吸蔵量は長年の使用により劣化するため、例えば走行距離によって、触媒40の酸素吸蔵量の劣化を予測し、それに応じた酸素量を供給するようにしてもよい。
エアポンプ85による酸素供給量が、触媒40の酸素吸蔵量未満の場合には、ステップS16の処理を継続する。
エアポンプ85による酸素供給量が、触媒40の酸素吸蔵量以上であると判定した場合には、ECU4はエアポンプ85による酸素の供給を停止する(ステップS17)。触媒40へ十分酸素が供給されたと判断できるからである。
次に、エアフロメータ21に基づき、ECU4は、吸入空気量の積算を開始し(ステップS18)、この積算値Gaが、規定値Ga2を超えたか否かを判定する(ステップS19)。この規定値Ga2は、エアポンプ85からの酸素供給が停止された後に、酸素センサ70周辺の排気ガスの流れが正常に戻ったか否かの基準となる値である。
積算値Gaが、規定値Ga2を超えたと判定された場合には、ECU4は、サブフードバック制御の禁止を解除する(ステップS20)。エアポンプ85からの酸素供給が停止されてから所定期間経過し、酸素センサ70周辺の排気ガスの流れが正常の状態になったと判断できるからである。積算値Gaが、規定値Ga2を超えていないと判定された場合には、ステップS18、S19の処理を継続する。
以上のように、ECU4はエアポンプ85の作動を制御することにより、適切な時期に適切なタイミングで触媒40への酸素を供給することができる。
また、ECU4は、エアポンプ85から触媒40へ酸素が供給されているときには、酸素センサ70は排気ガス中の酸素濃度を適切に検出することができないため、サブフィードバック制御を禁止する。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
実施例1に係る排気浄化装置が採用されているエンジンシステムの構成を示した模式図である。 実施例1に係る排気浄化装置の変形例の説明図である。 実施例2に係る排気浄化装置の説明図である。 、ECUが実行する酸素脱離処理の一例を示したフローチャートである。 実施例3に係る排気浄化装置の説明図である。 ECUが実行する酸素供給処理の一例を示したフローチャート図である。
符号の説明
2 エンジン
4 ECU
10 燃焼室
11 ポート噴射弁
12 筒内噴射弁
14 点火プラグ
16 吸気ポート
20 吸気通路
22 サージタンク
24 スロットルモータ
26 スロットルバルブ
28 スロットル開度センサ
30 吸気圧センサ
32 排気ポート
36 排気通路
38 触媒(上流側触媒)
40 触媒(下流側触媒)
54 クランク軸
58 エンジン回転数センサ
64 空燃比センサ
70 酸素センサ
71 第2酸素センサ
80a、80b、80d NOx触媒
80c 光触媒
81 冷却水通路
82 光源
83 温度センサ
85 エアポンプ
90 NOxセンサ

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気通路の上流側及び下流側にそれぞれ配設された上流側触媒及び下流側触媒と、
    前記下流側触媒に酸素が供給されるように排気ガス中に含まれるNOxを窒素と酸素とに分解するNOx触媒とを備えた、ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 内燃機関の排気通路の上流側及び下流側にそれぞれ配設された上流側触媒及び下流側触媒と、
    前記下流側触媒に酸素を供給するエアポンプと、
    前記エアポンプからの酸素供給量を制御する制御手段とを備えた、ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記NOx触媒に吸着した酸素を脱離する脱離手段を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記上流側触媒及び下流側触媒の間に配置された排気ガスセンサからの出力に基づいて機関の空燃比を目標空燃比に近づけるようにフィードバック制御する空燃比フィードバック制御手段を備え、
    前記フィードバック制御手段は、前記エアポンプから前記下流側触媒に酸素を供給されているときには、フィードバック制御を禁止する、ことを特徴とする請求項2に記載の排気浄化装置。
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