JP2008240622A - 排気ガス浄化用触媒装置およびそれを備える内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、排気ガス浄化用触媒装置およびそれを備える内燃機関の制御装置に関し、内燃機関の再始動時等において、燃費悪化の抑制とNOx排出の抑制とを良好に両立させることを目的とする。
【解決手段】内燃機関10の排気管14に、OSC材を含有する第1三元触媒18を備える。当該第1三元触媒18の上流側に、貴金属としてロジウムRhのみが担持され、かつ、OSC材を含有しない第2三元触媒20を備える。
【選択図】図1
【解決手段】内燃機関10の排気管14に、OSC材を含有する第1三元触媒18を備える。当該第1三元触媒18の上流側に、貴金属としてロジウムRhのみが担持され、かつ、OSC材を含有しない第2三元触媒20を備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、排気ガス浄化用触媒装置およびそれを備える内燃機関の制御装置に係り、特に、内燃機関の筒内から排出される排気ガスを浄化するうえで好適な排気ガス浄化用触媒装置およびそれを備える内燃機関の制御装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、内燃機関の排気通路に配置される排気ガス浄化用触媒装置が開示されている。この従来の排気ガス浄化用触媒装置は、貴金属としてロジウムRhのみを担持するRh領域が形成され、かつ、当該Rh領域の下流側に酸化領域が形成された触媒を備えている。そして、上記従来の装置では、当該触媒を用い、その触媒の下流における排気ガスの空燃比を第2センサ(酸素センサ)で検出することによって、内燃機関の空燃比を制御している。
上記従来の排気ガス浄化用触媒装置によれば、上述した構成を有する触媒を備えていることで、リッチ雰囲気下でRh領域に生成したH2が酸素領域で消費されるようになる。その結果、第2センサの出力急変点が変動するのを抑制することができる。従って、リッチ雰囲気となる時間が長くなり、NOxの浄化能力を向上させることができる。
ハイブリッド車両における内燃機関の停止中や、内燃機関のフューエルカットの実行中などには、排気通路に配置された三元触媒は、リーンなガスに晒されることになる。三元触媒がリーンなガスに晒された結果として酸化雰囲気状態になると、触媒内部の貴金属の表面が酸化状態となり、三元触媒の浄化能力が一旦低下してしまう。
上記のように低下した三元触媒の浄化能力を迅速に復活させるために、つまり、酸化雰囲気状態にある三元触媒を早期に還元状態にするために、内燃機関の再始動時などのタイミングにおいて、理論空燃比よりもリッチ側の空燃比となるような制御(空燃比が12程度に大きくリッチ化される強リッチ制御)を実行することが知られている。しかしながら、そのように空燃比を大きくリッチ化することは燃費の悪化に繋がる。
上記の燃費悪化を回避するためには、比較的小さくリッチ化した空燃比制御(空燃比が13〜14程度となるような弱リッチ制御)を実行するようにしたい。ところが、三元触媒は、通常、セリアなどの酸素吸蔵放出材(OSC材)を有している。セリアなどのOSC材は、三元触媒に投入された還元ガス(リッチガス)を貴金属よりも先に消費してしまう。
このため、弱リッチ制御では、三元触媒を十分に還元状態にすることはできず、内燃機関の再始動時等にNOxの排出量が増えてしまう。そのようなNOxの排出を抑制しようとすると、空燃比を大きくリッチ化させる強リッチ制御が必要となり、上記のように燃費の悪化を招く。以上のことから、従来においては、上記再始動時等に、燃費悪化の抑制とNOx排出の抑制とを両立することは困難であった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、内燃機関の再始動時等において、燃費悪化の抑制とNOx排出の抑制とを良好に両立させ得る排気ガス浄化用触媒装置およびそれを備える内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、内燃機関の排気通路に配置され、酸素吸蔵能を有する第1三元触媒と、
前記第1三元触媒より上流側の排気通路に配置され、貴金属としてロジウム、パラジウム、および白金のうちの少なくともロジウムが担持された第2三元触媒とを備え、
前記第2三元触媒は、酸素吸蔵能を有しない、或いは前記第1三元触媒に比して小さい酸素吸蔵能を有することを特徴とする。
前記第1三元触媒より上流側の排気通路に配置され、貴金属としてロジウム、パラジウム、および白金のうちの少なくともロジウムが担持された第2三元触媒とを備え、
前記第2三元触媒は、酸素吸蔵能を有しない、或いは前記第1三元触媒に比して小さい酸素吸蔵能を有することを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記第2三元触媒に担持された貴金属は、ロジウムのみであることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、前記第2三元触媒の長さが、当該第2三元触媒および前記第1三元触媒の合計長さの30%以下であることを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明の何れかにおいて、前記第2三元触媒は、内燃機関の排気通路に配置される触媒のうちで最上流側に配置されていることを特徴とする。
また、第5の発明は、第1乃至第4の発明の何れかにおいて、前記排気ガス浄化用触媒装置を備え、内燃機関の停止および再始動を自動的に行う内燃機関の制御装置であって、
内燃機関の空燃比を制御する空燃比制御手段と、
空燃比が比較的理論空燃比に近い弱リッチとなるように制御された状態で、内燃機関の再始動を行う始動制御手段と、
を更に備えることを特徴とする。
内燃機関の空燃比を制御する空燃比制御手段と、
空燃比が比較的理論空燃比に近い弱リッチとなるように制御された状態で、内燃機関の再始動を行う始動制御手段と、
を更に備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、酸素吸蔵能を有する第1三元触媒の上流側に、当該第1三元触媒よりも酸素吸蔵能が小さくなるように配慮された第2三元触媒が配置されているので、酸化雰囲気状態にある触媒に対して内燃機関の再始動時等に還元ガスが導入された際に、第2三元触媒に担持された貴金属の還元が酸素吸蔵放出材によって阻害されないようにすることができる。このため、空燃比が比較的理論空燃比に近い弱リッチとなるように制御された還元ガスであっても、貴金属を良好に還元させて早期に活性化させることが可能となる。そして、貴金属が活性化されることで、第2三元触媒によって、NOxの排出を良好に抑制することができる。このように、本発明によれば、内燃機関の再始動時等において、燃費悪化の抑制とNOx排出の抑制とを良好に両立させることが可能となる。
第2の発明によれば、内燃機関の再始動時等において、NOxの還元浄化に最も適したのロジウムを酸化状態から還元状態に素早く変化させることができ、そのようなロジウムが担持された第2三元触媒によって、弱リッチ制御下であってもNOxの排出を良好に抑制することができる。
第3の発明によれば、第2三元触媒と第1三元触媒とを合わせた触媒全体としてはOSC能を十分に確保しつつ、第2三元触媒に担持させた貴金属の還元性を良好なものとすることができる。
第4の発明によれば、酸素吸蔵放出材によって還元ガスが先に消費されるのを回避して、第2三元触媒に担持させた貴金属の還元性を良好なものとすることができる。
第5の発明によれば、燃費悪化の抑制とNOx排出の抑制とを良好に両立させつつ、内燃機関の停止および再始動を自動的に制御することが可能となる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における排気ガス浄化用触媒装置を説明するための図である。図1に示すように、本実施形態の排気ガス浄化用触媒装置は、内燃機関10の排気通路に配置されている。尚、本実施形態の内燃機関10は、ガソリンを燃料とする火花点火式の内燃機関であるものとする。また、内燃機関10は図示しない車両駆動用モータと組み合わされて、車両システムの起動中に内燃機関10の自動停止と再始動が行われるハイブリッド車両に搭載されているものとする。
図1は、本発明の実施の形態1における排気ガス浄化用触媒装置を説明するための図である。図1に示すように、本実施形態の排気ガス浄化用触媒装置は、内燃機関10の排気通路に配置されている。尚、本実施形態の内燃機関10は、ガソリンを燃料とする火花点火式の内燃機関であるものとする。また、内燃機関10は図示しない車両駆動用モータと組み合わされて、車両システムの起動中に内燃機関10の自動停止と再始動が行われるハイブリッド車両に搭載されているものとする。
内燃機関10の排気通路は、内燃機関の各気筒と接続される排気マニホールド12と、排気マニホールド12に接続される排気管14とを備えている。筒内から排出される排気ガスは、排気マニホールド12に集められ、排気マニホールド12を介して排気管14に排出される。排気マニホールド12には、その位置で排気空燃比を検出するためのメインリニアA/Fセンサ(以下、単に「A/Fセンサ」と略する)16が配置されている。A/Fセンサ16は、排気ガスの空燃比に対してほぼリニアな出力を発するセンサである。
A/Fセンサ16の下流側、言い換えれば、排気マニホールド12の直下の排気管14には、排気ガス中に含まれる三元成分(NOx、HC、CO)を浄化可能な第1三元触媒18が配置されている。この第1三元触媒18は、セリアなどの酸素吸蔵放出材(以下、単に「OSC(Oxygen Storage Capacity)材」と略する)を含有する三元触媒として構成されている。つまり、第1三元触媒18は、酸素吸蔵能(OSC能)を有する三元触媒として構成されている。
第1三元触媒18の上流側には、易還元性を有する第2三元触媒20が配置されている。つまり、第2三元触媒20は、内燃機関10の排気通路に配置される触媒のうちの最上流側に配置されている。第2三元触媒20には、貴金属として、NOxの還元浄化に最も優れるロジウムRhのみが担持されている。
より具体的には、第2三元触媒20は、セリアなどのOSC材を含有しないように構成されていることで、貴金属が還元され易いという性質(易還元性)を有する三元触媒である。言い換えれば、本実施形態の排気ガス浄化用触媒装置では、OSC材を含有する第1三元触媒18の上流側には、OSC材を含有する触媒が配置されないようにしている。
更に、第2三元触媒20は、その長さが上記第1三元触媒18と第2三元触媒20とを含めた合計の長さに対して30%以下となるように構成されている。その理由は、30%を超えると、第1三元触媒18におけるOSC能が阻害されてしまうからである。
また、第1三元触媒18の下流側には、その位置の空燃比がリッチであるかリーンであるかに応じた信号を発するサブO2センサ22が配置されている。
本実施形態のシステムは、ECU(Electronic Control Unit)30を備えている。ECU30には、上述したA/Fセンサ16やサブO2センサ22とともに内燃機関10を制御するための各種センサ(図示省略)が接続されている。また、ECU30には、スロットルバルブ、燃料噴射弁、点火プラグ等の各種アクチュエータ(図示省略)が接続されている。
本実施形態のシステムは、ECU(Electronic Control Unit)30を備えている。ECU30には、上述したA/Fセンサ16やサブO2センサ22とともに内燃機関10を制御するための各種センサ(図示省略)が接続されている。また、ECU30には、スロットルバルブ、燃料噴射弁、点火プラグ等の各種アクチュエータ(図示省略)が接続されている。
以上説明した本実施形態の排気ガス浄化用触媒装置を備える内燃機関10のシステムでは、メインリニアA/Fセンサ16の出力とサブO2センサ22の出力とに基づいて、空燃比のフィードバック制御が実行されている。このようなフィードバック制御が実行されることによって、第2三元触媒20や第1三元触媒18への酸素や還元ガスの供給が制御されている。また、ECU30は、内燃機関10の所定の自動停止条件が成立した場合に、燃料噴射や点火を停止することにより、内燃機関10の停止を制御することができる。更に、ECU30は、内燃機関10の再始動要求が出された場合に、スタータとして機能するジェネレータ(図示省略)を制御しつつ燃料噴射や点火を制御することによって、内燃機関10の始動を制御することができる。
図2は、上述した本実施形態の排気ガス浄化用触媒装置が適用されたシステムにおける特徴的な空燃比制御を実現するために、ECU30が実行するルーチンのフローチャートである。尚、本ルーチンは、ハイブリッド車両に搭載された内燃機関10が停止中である場合に起動されるルーチンであるものとする。
図2に示すルーチンでは、先ず、内燃機関10の再始動要求があるか否かが、ECU30に接続された各種センサからの情報に基づいて判別される(ステップ100)。
その結果、内燃機関10の再始動要求があると判定された場合には、空燃比が比較的ストイキに近い13〜14程度の弱リッチとなるように制御された状態で、内燃機関10の再始動が実行される(ステップ102)。
[実施の形態1の排気ガス浄化用触媒装置による効果]
ハイブリッド車両における内燃機関の停止中や、内燃機関のフューエルカットの実行中などには、排気通路に配置された三元触媒は、リーンなガスに晒されることになる。三元触媒がリーンなガスに晒された結果として酸化雰囲気状態になると、触媒内部の貴金属の表面は酸化状態となり、三元触媒の浄化能力が一旦低下してしまう。
ハイブリッド車両における内燃機関の停止中や、内燃機関のフューエルカットの実行中などには、排気通路に配置された三元触媒は、リーンなガスに晒されることになる。三元触媒がリーンなガスに晒された結果として酸化雰囲気状態になると、触媒内部の貴金属の表面は酸化状態となり、三元触媒の浄化能力が一旦低下してしまう。
上記のように低下した三元触媒の浄化能力を迅速に復活させるために、つまり、酸化雰囲気状態にある三元触媒を早期に還元状態にするために、内燃機関の再始動時などのタイミングにおいて、理論空燃比よりもリッチ側の空燃比となるような制御(空燃比が12程度に大きくリッチ化される強リッチ制御)を実行することが知られている。しかしながら、そのように空燃比を大きくリッチ化することは燃費の悪化に繋がる。
上記の燃費悪化を回避するためには、比較的小さくリッチ化した空燃比制御(空燃比が13〜14程度となるような弱リッチ制御)を実行するようにしたい。ところが、三元触媒は、通常、セリアCeO2などのOSC材を有している。図3は、酸化雰囲気状態にある三元触媒に還元剤としてのリッチガスが供給された際の、NOx排出量と三元触媒へのセリアCeO2の添加量との関係を示した図である。
図3より、三元触媒へのセリアCeO2の添加量が増えるに従って、NOx排出量が増加しているのが判る。これは、三元触媒に投入された還元ガス(リッチガス)を貴金属(Rhなど)よりも先にOSC材であるセリアCeO2が消費してしまい、三元触媒を十分に還元状態にすることができなくなるからである。
上記のように、セリアCeO2などのOSC材は、三元触媒に投入された還元ガス(リッチガス)を貴金属よりも先に消費してしまう。このため、従来の一般的な構成を有する三元触媒を備えるシステムの場合は、弱リッチ制御では三元触媒を十分に還元状態にすることはできず、上記再始動時等にNOxの排出量が増えてしまう。そのようなNOxの排出を抑制しようとすると、空燃比を大きくリッチ化させた強リッチ制御が必要となり、上記のように燃費の悪化を招いてしまう。
これに対し、以上説明した図1に示す構成を有する本実施形態の排気ガス浄化用触媒装置では、排気通路の最上流位置に配置される第2三元触媒20にはOSC材を含有しないようにしている。このため、上記再始動時等に還元ガスが排気通路に導入された際に、第2三元触媒20に担持されたロジウムRhの還元が阻害されないようにすることができる。
その結果、空燃比が13〜14程度の弱リッチとなるように制御された還元ガスであっても、NOxの還元浄化に最も優れるロジウムRhを良好に還元させて早期に(素早く)活性化させることが可能となる。そして、ロジウムRhが早期に活性化されることで、第2三元触媒20によって、NOxの排出を良好に抑制することができる。
本実施形態のシステムでは、上述した図2に示すルーチンが実行されることによって、内燃機関10の再始動要求がある場合には、空燃比が13〜14程度の弱リッチに制御された状態で再始動がなされることとなる。貴金属としてロジウムRhのみが担持され、かつOSC材を含有しない第2三元触媒20を最上流位置に配置していることにより、本実施形態の構成によれば、上述したように、弱リッチ制御下においてもNOxの排出を抑制することが可能となる。つまり、NOxの浄化を損なうことなく燃費の低減が可能となる。更に付け加えると、本実施形態の構成によれば、空燃比を大きくリッチ化させる強リッチ制御に頼らずにNOxの排出を良好に抑制することができる。
また、本実施形態では、第2三元触媒20の長さが第1三元触媒18と第2三元触媒20とを含めた合計の長さに対して30%以下とされている。このため、第1三元触媒18と第2三元触媒20とを合わせた触媒全体としてはOSC能を十分に確保しつつ、第2三元触媒20に担持させたロジウムRhの還元性を良好なものとすることができる。
ところで、上述した実施の形態1においては、第2三元触媒20にはOSC材を含有させないようにしている(すなわち、第2三元触媒20がOSC能を有しないようにしている)が、本発明においては、第1三元触媒の上流に配置される触媒に易還元性を持たせるようになっていればよく、すなわち、第1三元触媒のOSC能に対して第2三元触媒のOSC能が小さくなってさえいれば、第1三元触媒よりも少ない量のOSC材を第2三元触媒に含有させてもよい。
また、上述した実施の形態1においては、第2三元触媒20に貴金属としてロジウムRhのみを担持させるようにしているが、本発明における第2三元触媒は、NOxの還元浄化に最も適したロジウムRhが含まれるようになってさえいれば、貴金属としてロジウムRhとともに、パラジウムPdおよび白金Ptの少なくとも一方が担持されたものであってもよい。
また、上述した実施の形態1においては、第2三元触媒20とその下流側の第1三元触媒18とを別体の触媒として構成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの第2三元触媒および第1三元触媒は一体化されていてもよい。更には、上述した実施の形態1においては、排気管14中に配置される1つのケーシング内に第2三元触媒20と第1三元触媒18とが配置されているが、本発明における触媒配置の順番が守られてさえいれば、第2三元触媒と第1三元触媒とがそれぞれのケーシング内に配置されるようになっていてもよい。
尚、上述した実施の形態1においては、ECU30がメインリニアA/Fセンサ16の出力とサブO2センサ22の出力とに基づいて空燃比のフィードバック制御を実行することにより前記第5の発明における「空燃比制御手段」が、上記図2に示すルーチンの処理を実行することにより前記第5の発明における「始動制御手段」が、それぞれ実現されている。
10 内燃機関
12 排気マニホールド
14 排気管
16 メインリニアA/Fセンサ
18 三元触媒
20 易還元性触媒
22 サブO2センサ
30 ECU(Electronic Control Unit)
12 排気マニホールド
14 排気管
16 メインリニアA/Fセンサ
18 三元触媒
20 易還元性触媒
22 サブO2センサ
30 ECU(Electronic Control Unit)
Claims (5)
- 内燃機関の排気通路に配置され、酸素吸蔵能を有する第1三元触媒と、
前記第1三元触媒より上流側の排気通路に配置され、貴金属としてロジウム、パラジウム、および白金のうちの少なくともロジウムが担持された第2三元触媒とを備え、
前記第2三元触媒は、酸素吸蔵能を有しない、或いは前記第1三元触媒に比して小さい酸素吸蔵能を有することを特徴とする排気ガス浄化用触媒装置。 - 前記第2三元触媒に担持された貴金属は、ロジウムのみであることを特徴とする請求項1記載の排気ガス浄化用触媒装置。
- 前記第2三元触媒の長さが、当該第2三元触媒および前記第1三元触媒の合計長さの30%以下であることを特徴とする請求項1または2記載の排気ガス浄化用触媒装置。
- 前記第2三元触媒は、内燃機関の排気通路に配置される触媒のうちで最上流側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の排気ガス浄化用触媒装置。
- 前記排気ガス浄化用触媒装置を備え、内燃機関の停止および再始動を自動的に行う内燃機関の制御装置であって、
内燃機関の空燃比を制御する空燃比制御手段と、
空燃比が比較的理論空燃比に近い弱リッチとなるように制御された状態で、内燃機関の再始動を行う始動制御手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の排気ガス浄化用触媒装置を備える内燃機関の制御装置。
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2007
- 2007-03-27 JP JP2007081656A patent/JP2008240622A/ja active Pending
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