JP3387792B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気通
路に複数の触媒を設け、各触媒の温度を求めて内燃機関
の運転パラメータを制御する内燃機関の排気浄化装置に
関する。
【0002】
【関連する背景技術】内燃機関の排気通路に複数の触媒
を設け、触媒の温度を検出して内燃機関の運転パラメー
タを制御する技術として、例えば特開平6−22923
1号公報に示されるものがある。この公報に開示の技術
は、内燃機関の排気通路にNOx触媒を設けると共にそ
の上流側にSOx触媒を設けることで、前記内燃機関の
燃費を向上させながら排気ガス中に含まれるイオウ成分
によるNOx触媒の被害を防止するものである。即ち、
この公報に開示の技術は、SOx触媒に吸着されたSOx
の分解放出の速度が、SOx触媒の温度が高いほど速く
なることに着目し、SOx触媒の上流側に設けた温度セ
ンサによりSOx触媒の温度を検出して排気空燃比のリ
ッチの度合いを制御するようにしたものである。
【0003】尚、NOx触媒は排気空燃比がリーンのと
きに排気ガス中のNOxを吸着し、前記排気ガス中の酸
素濃度が低下したときに既に吸着したNOxを放出する
ものであり、またSOx触媒は排気ガス中のSOxを吸収
し、前記排気空燃比がリッチなときに既に吸着したSO
xを分解して放出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記公報に示
されるように内燃機関の排気通路にNOx触媒およびS
Ox触媒を備えた排気浄化装置において、所定量以上の
イオウ成分が吸着されたSOx触媒を再生する場合に
は、排気空燃比をリッチ化すると共に、SOx触媒を所
定の温度に高温化する必要がある。
【0005】しかし前記公報に示される温度センサは、
内燃機関の運転パラメータを制御して排気空燃比のリッ
チ化の度合いを調整するべく、SOx触媒の温度を検出
するものに過ぎず、NOx触媒の温度を正確に検出する
ことができない。この為、SOx触媒の再生時に、NOx
触媒の排温に対する耐久性(熱劣化)を考慮しなければ
ならず、SOx触媒を積極的に再生することができない
と言う問題がある。ちなみにNOx触媒の温度を正確に
検出するには、例えばNOx触媒にも温度センサを組み
込むようにすれば良いが、温度センサの数が多くなり、
コスト高となると言う問題が生じる。このような問題
は、SOx触媒の再生時のみならず、NOx触媒の再生時
や、その他の触媒を温度制御しようとした場合にも同様
に生じる。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、複数の触媒を備えた排気浄化装
置において、簡易な構成の下で各触媒温度を求めて内燃
機関の運転パラメータを積極的に制御することのできる
内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関
の排気通路に順に配置された複数の触媒中の特定の触媒
の直下流に、上記特定の触媒の温度を検出する温度検出
手段を設けると共に、この温度検出手段により検出され
た温度と前記内燃機関の運転状態に応じて予め求められ
ている複数の触媒間の温度差とに基づいて前記各触媒の
温度を推定する温度推定手段を設け、この温度推定手段
により推定された前記各触媒の温度に基づいて前記内燃
機関の運転パラメータを制御するようにしたことを特徴
とするものである。
【0008】好ましくは前記温度推定手段においては、
内燃機関の運転状態に応じて予め測定された前記各触媒
間の温度差を、前記温度センサの出力に加算すること
で、前記NOx触媒の上流側に設けられた触媒の温度を
推定するようにしたことを特徴としている。そして推定
された各触媒の温度に基づいて内燃機関の運転パラメー
タ、例えば燃料噴射量やその噴射時期、或いは点火時期
等の積極的な制御を可能としたことを特徴としている。
【0009】また本発明は請求項2に記載するように、
内燃機関の排気通路に排気空燃比がリーンのときに排気
ガス中のNOxを吸着し、前記排気ガス中の酸素濃度が
低下したときに既に吸着したNOxを放出するNOx触媒
を設けると共に、その上流側に前置触媒、例えば三元触
媒を設ける。そしてNOx触媒の下流側の排気通路に設
けられた温度検出手段により前記NOx触媒の温度を、
または前記前置触媒と該NOx触媒との間の排気通路に
設けられた温度検出手段により前記前置触媒の温度を検
出し、この検出温度に従って他方の触媒の温度を推定す
るようにしたものである。そして前記NOx触媒に所定
量以上のイオウ成分が吸着されたとき、排気空燃比をリ
ッチ化すると共に、前記温度センサの出力または前記温
度推定手段の出力に基づいて前記内燃機関の運転パラメ
ータを制御し排気ガス温度を可変として前記NOx触媒
の温度をフィードバック制御して該NOx触媒に吸着さ
れたイオウ成分を脱離させる触媒再生手段を備えたこと
を特徴としている。
【0010】即ち、本発明は各触媒の温度を簡単に求
め、これらの触媒温度に従って内燃機関の運転パラメー
タを制御することで前記NOx触媒の温度を積極的にフ
ィードバック制御し、これによってNOx触媒に吸着さ
れたイオウ成分を効率的に分解放出させて、NOx触媒
を再生するようにしたことを特徴としている。特に前記
運転パラメータとしての前記内燃機関の点火時期または
燃料噴射時期を進角または遅角することを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置について説明す
る。図1は実施形態に係る排気浄化装置の概略構成を示
す図で、概略的にはエンジン(内燃機関)本体1の排気
通路2に、その上流側から順に三元触媒(前置触媒)
3、SOx触媒(前置触媒)4,そしてNOx触媒5を設
けて構成される。しかしてエンジン本体1からの排気ガ
スは、三元触媒3、SOx触媒4,およびNOx触媒5を
順に介して浄化されて図示しないテールパイプに導かれ
る。
【0012】ちなみにNOx触媒5は、排気空燃比がリ
ーンなときに排気ガス中のNOxを吸着し、排気空燃比
がリッチ化されて排気ガス中の酸素濃度が低下したとき
に、既に吸着したNOxを放出する作用を呈する。また
SOx触媒4は、排気空燃比がリーンなときに排気ガス
中に含まれるSOx(イオウ成分)を吸着し、前記排気
空燃比がリッチなときに、既に吸着したSOxを分解し
て放出する作用を呈する。特にSOx触媒4は、排気ガ
ス中に含まれるSOxを吸着することで、NOx触媒5が
SOxによって汚されて、NOxの吸着能力が低下するこ
とを防止する役割を担う。更に三元触媒3は、その触媒
近傍に存在する炭化水素(HC)と一酸化炭素(CO)
とを用いてNOxを還元する作用を呈する。
【0013】尚、図2(a)に示すようにNOx触媒5の
上流側に三元触媒3だけを設けて排気浄化装置を構成す
ることも可能であり、或いは図2(b)に示すようにNO
x触媒5の上流側にSOx触媒4だけを設けて排気浄化装
置を構成することも可能である。また特に図示しない
が、NOx触媒5の上流側に三元機能を備えたSOx触媒
を設けることも可能である。
【0014】しかして前記排気通路2のNOx触媒5の
下流側には、NOx触媒5の温度を検出する為の温度セ
ンサ6が組み込まれており、その出力は燃焼制御部7に
与えられている。マイクロプロセッサを主体として構成
される燃焼制御部7は、前記エンジン本体1の燃焼(運
転)を制御するものであり、基本的には基本的にはアク
セル操作等の運転状態とそのときのエンジン負荷等に応
じてスロットル開度や燃料噴射等に対する制御を実行す
る。特に上記燃焼制御装置7は、軽負荷時にエンジン本
体1を理論空燃比よりも希薄な空燃比で運転して(リー
ン運転)、燃費の向上を図るものとなっている。このよ
うなエンジン本体1のリーン運転時に、その排気ガスと
共に排出されるNOxを前記NOx触媒5にて吸着し、ま
た排気ガス中のSOxをSOx触媒4にて吸着すること
で、排気ガスの浄化が行われる。
【0015】さてこの燃焼制御装置7が特徴とするとこ
ろは、エンジン本体1のリーン運転に伴ってSOx触媒
4に吸着されるSOx量、およびNOx触媒5の表面に次
第に付着するSOx量が所定量以上となったとき、前記
エンジン本体1をリッチ運転することで排気空燃比をリ
ッチ化すると共に、その酸素濃度を低下させて前記SO
x触媒4に吸着されたSOxを分解放出させると共に、N
Ox触媒5に吸着されたNOxを放出させ、またその表面
に付着したSOxを分解放出させることで、各触媒4,5
を再生する機能を備えている点にある。
【0016】特にこの際、燃焼制御装置7は、前記温度
センサ(温度検出手段)6によって検出されるNOx触
媒5の温度(温度センサ6の出力)に従って、前記SO
x触媒4および三元触媒3の温度をそれぞれ推定する温
度推定手段7aを備えると共に、これらの各触媒3,4,
5の温度に従って前記各触媒3,4,5の温度をフィード
バック制御する温度制御手段7bを備えている。この温
度制御手段7bは、排気空燃比をリッチ化してSOx触
媒4およびNOx触媒5に吸着されたSOxを放出させる
際、各触媒3,4,5の温度を適正化することで、前記S
Ox触媒4およびNOx触媒5を効率的に再生(活性化)
する為の再生制御手段としての役割を担う。
【0017】ちなみに上記温度推定手段7aは、例えば
エンジン本体1の種々の運転状態に応じて予め測定され
た前記触媒3,4,5間の温度差を記憶した温度差マップ
8を備えている。そしてエンジン本体1の運転状態に応
じて上記温度差マップ8を参照して前記SOx触媒4お
よび三元触媒3の温度を推定するように構成される。具
体的には温度センサ6によって検出されたNOx触媒5
の温度に、温度差マップ6から求められるSOx触媒4
との温度差を加算することで該SOx触媒4の温度を推
定し、更に前記NOx触媒5の温度に、前記温度差マッ
プ6から求められる三元触媒3との温度差を加算するこ
とで該三元触媒3の温度を推定するものとなっている。
このような温度の推定処理に用いられる温度差の情報
は、前述したようにエンジン本体1の運転状態に応じて
求められる。
【0018】また前記温度制御手段7bは、例えばエン
ジン本体1における点火時期を進角/遅角制御すること
で排気ガス温度を調整し、これによって各触媒3,4,5
の温度をフィードバック制御する点火時期制御手段とし
て実現される。尚、エンジン本体1のシリンダ内に燃料
を直接噴射するタイプの内燃機関においては、燃料の噴
射時期を調整することで排気ガス温度を可変し、これに
よって各触媒3,4,5の温度をフィードバック制御する
ようにしても良い。また或いは、各触媒3,4,5が個々
に電気加熱ヒータを備える場合には、その加熱量を調整
して各触媒3,4,5の温度をフィードバック制御するこ
とも可能である。更には排気通路2に2次空気を導入可
能なものにおいては、導入する2次空気の量を調整する
ことで各触媒3,4,5の温度をフィードバック制御する
ことも勿論可能である。
【0019】さて図3は上述した温度推定手段7aおよ
び温度制御手段7bを用いて実行されるSOx触媒4お
よびNOx触媒5の、SOxの放出による触媒再生(活性
化)処理の手順を示している。この処理は、先ずSOx
触媒4およびNOx触媒5にそれぞれ吸着されたSOx量
を推定することから開始される[ステップS1]。この
SOxの吸着量の推定は、例えばエンジン本体1をリー
ン運転している際の燃料噴射パルスの時間幅を積算する
ことによって行われる。このようにしてSOx触媒4お
よびNOx触媒5におけるSOx吸着量を推定した後、そ
の推定量(SOx吸着量)を、SOx触媒4およびNOx
触媒5の再生を必要とする判断基準としての、予め設定
した判定閾値(所定値)と比較し[ステップS2]、前
記SOx触媒4またはNOx触媒5の一方の触媒におい
て、SOx吸着量が所定値を越えているとき、前記一方
の触媒(SOx触媒4またはNOx触媒5)に対する再生
制御を開始する[ステップS3]。尚、SOx吸着量が
所定値に満たない場合には、触媒の再生制御を実行しな
いが、この場合においても逐次SOx触媒4およびNOx
触媒5へのSOx吸着量を推定しながら、そのSOx吸着
量を判定閾値と比較して、再生制御の必要性を監視する
[ステップS1,S2]。
【0020】さてSOx触媒4およびNOx触媒5に対す
る再生制御の開始は、先ずエンジン本体1をリッチな空
燃比で運転するリッチモードに切り替え、排気空燃比を
リッチ化することから開始される。この状態において、
先ず前記温度センサ6の出力を読み込んでNOx触媒5
の温度Wを検出する[ステップS4]。次いでそのとき
のエンジン本体1の運転状態に応じて、前記温度差マッ
プ8から前記触媒3,4,5間の温度差の情報を読み込み
[ステップS5]、前述したようにNOx触媒5の温度
Wに、温度差マップ6から求められるSOx触媒3との
温度差を加算することで該SOx触媒4の温度Ws1を推
定する[ステップS6]。更に前記NOx触媒5の温度
Wに、前記温度差マップ6から求められる三元触媒3と
の温度差を加算することで該三元触媒3の温度Ws2を推
定する[ステップS7]。
【0021】このようにして三元触媒3,SOx触媒
4,およびNOx触媒5の各温度Ws2,Ws1,Wがそれぞ
れ求められ、且つ推定されたならば、次にこれらの各温
度に基づいて各触媒3,4,5の温度をフィードバック制
御する。具体的にはSOx触媒4やNOx触媒5からSO
xを放出させるに必要な触媒温度が、例えば600℃で
あり、また三元触媒3やSOx触媒4の耐熱温度が、例
えば900℃であるとするならば、各触媒3,4,5の温
度が600℃以上で、且つ900℃以下になるように、
前述した如く求められる温度に従って各触媒3,4,5の
温度をフィードバック制御する。
【0022】エンジン本体1における点火時期を調整し
て排気ガスの温度を可変し、これによって各触媒3,4,
5の温度をフィードバック制御する場合には、先ず前述
した如く推定された三元触媒3およびSOx触媒4の温
度Ws1,Ws2が、その耐熱温度である900℃以下に抑
えられているか否かを判定する[ステップS11]。仮
にこの判定処理において、三元触媒3およびSOx触媒
4の温度Ws1,Ws2が900℃を越えていることが見出
された場合には、点火時期を遅角制御して排気ガス温度
を低下させる[ステップS12]。
【0023】また三元触媒3およびSOx触媒4の温度
Ws1,Ws2が900℃以下に抑えられている場合には、
次にNOx触媒5の温度Wが、SOxを放出させるに必要
な触媒温度である600℃以上になっているか否かを判
定する[ステップS13]。そしてNOx触媒5の温度
Wが600℃に満たない場合には、点火時期を進角制御
することで、排気ガスの温度を上昇させる[ステップS
14]。
【0024】尚、各触媒3,4,5間の温度差の関係か
ら、三元触媒3およびSOx触媒4の温度Ws1,Ws2が9
00℃を越え、且つNOx触媒5の温度Wが600℃に
満たない状況が生じることはないので、点火時期の遅角
制御[ステップS12]と進角制御[ステップS14]
とが同時に行われることはない。従って各触媒3,4,5
の温度Ws2,Ws1,Wに応じて、点火時期の遅角制御[ス
テップS12]または進角制御[ステップS14]が行
われるか、或いはその時点での点火時期の保持が行われ
る。
【0025】このような点火時期の制御による触媒温度
のフィードバック制御は、その制御時間を計時しながら
実行され[ステップS15]、その制御時間tが予め設
定した再生処理時間に達するまで繰り返し実行される
[ステップS16]。即ち、温度センサ6の出力を読み
込みながら、三元触媒3およびSOx触媒4の温度Ws1,
Ws2が900℃以下に抑えられ、且つNOx触媒5の温
度Wが600℃以上となるようエンジン本体1の点火時
期を遅角/進角制御することで排気ガスの温度をフィー
ドバック制御し、以て排気空燃比をリッチ化してSOx
触媒4およびNOx触媒5に吸着されたSOxを放出させ
る際の、各触媒3,4,5の温度を最適な温度にフィード
バック制御するものとなっている。特に排気ガスの浄化
に重要な役割を果たすNOx触媒5と、その上流側に設
けられたSOx触媒4の温度を、その活性化に必要な温
度以上にフィードバック制御しながら、三元触媒3およ
びSOx触媒4をその耐熱温度以下に抑えて、SOx触媒
4およびNOx触媒5からのSOxの放出を効率的に行わ
せることが可能となる。
【0026】従って上述した如く構成された本装置によ
れば、NOx触媒5の下流側に設けた温度センサ6の出
力を利用して、排気ガスの浄化に重要な役割を果たすN
Ox触媒5の温度を正確に検出すると共に、その上流側
に設けられた三元触媒3やSOx触媒4の温度を推定
し、これらの温度情報に従って各触媒3,4,5の温度を
フィードバック制御するので、触媒3,4,5に熱的なダ
メージを与えることなしに、簡易にして効率的にSOx
を放出させ、NOx触媒5やSOx触媒4を再生すること
ができる。故に、SOxの確実な放出を図ると共に、各
触媒3,4,5の耐久性を確保することが可能となる。
【0027】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えばNOx触媒5やSOx触媒4を異
なるケースに収めて排気通路2にレイアウトする場合の
みならず、これらの触媒を同一のケース内に収納して排
気通路2にレイアウトする場合にも同様に適用すること
ができる。また温度センサを前置触媒の直下流に設け、
該前置触媒の下流側に設けられた触媒の温度を求めて内
燃機関の運転パラメータ、例えば燃料噴射量やその噴射
時期、更には点火時期等を制御するようにしても良い。
要するに本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも1つの温度検出手段で簡易に各触媒の温度を求
めることができ、これによって内燃機関の運転パラメー
タを積極的に制御することが可能となる。特に触媒間の
温度差を簡易に推定し手、内燃機関の運転パラメータを
制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気浄化
装置の概略構成図。
【図2】本発明に係る排気浄化装置の別の構成例を示す
図。
【図3】本発明に係るSOx放出制御(触媒再生制御)
の処理手順の一例を示す図。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 排気通路 3 三元触媒 4 SOx触媒 5 NOx触媒 6 温度センサ 7 燃焼制御部 7a 温度推定手段 7b 温度制御手段(触媒再生手段) 8 温度差マップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02D 41/04 305 B01D 53/36 101A (56)参考文献 特開 平6−229231(JP,A) 特開 平8−296430(JP,A) 特開 平8−61052(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/20 F01N 3/24 F01N 3/08 F02D 41/04 B01D 53/94

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に順に配置された複
    数の触媒と、これらの触媒中の特定の 触媒の直下流に配置されて上記
    特定の触媒の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段により検出された温度と 前記内燃機関
    の運転状態に応じて予め求められている複数の触媒間の
    温度差とに基づいて前記各触媒の温度を推定する温度推
    定手段と、この温度推定手段により推定された前記各触媒の温度
    基づいて前記内燃機関の運転パラメータを制御する制御
    手段とを具備したことを特徴とする内燃機関の排気浄化
    装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の排気通路に設けられて、排気
    空燃比がリーンのときに排気ガス中のNOxを吸着し、
    前記排気ガス中の酸素濃度が低下したときに既に吸着し
    たNOxを放出するNOx触媒と、 前記排気通路における前記NOx触媒の上流側に設けら
    れた前置触媒と、 前記NOx触媒の下流側の排気通路に設けられて該NOx
    触媒の温度を、または前記前置触媒と該NOx触媒との
    間の排気通路に設けられて該前置触媒の温度を検出する
    温度検出手段と、 この温度検出手段により検出された前記NOx触媒およ
    び前記前置触媒の一方の温度に基づいて前記NOx触媒
    および前記前置触媒の他方の温度を推定する温度推定手
    段と、 前記NOx触媒に所定量以上のイオウ成分が吸着された
    とき、排気空燃比をリッチ化すると共に、前記温度検出
    手段および前記温度推定手段によりそれぞれ求められた
    前記NOx触媒および前置触媒の各温度に基づいて前記
    内燃機関の運転パラメータを変化させ、排気ガス温度を
    可変することで前記NOx触媒の温度をフィードバック
    制御して該NOx触媒に吸着されたイオウ成分を脱離さ
    せる触媒再生手段とを具備したことを特徴とする内燃機
    関の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記触媒再生手段は、前記運転パラメー
    タとしての前記内燃機関の点火時期を進角または遅角す
    ることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気浄
    化装置。
  4. 【請求項4】 前記触媒再生手段は、前記運転パラメー
    タとしての前記内燃機関の燃料噴射時期を進角または遅
    角することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排
    気浄化装置。
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