JP5369862B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Description
前記NOx触媒の下流側に設けられ、排気ガス中の粒子状物質を捕集するPMフィルタと、
酸素吸蔵能を有する触媒成分により形成され、前記NOx触媒の下流側かつ前記PMフィルタの上流側に設けられた酸化触媒と、
前記NOx触媒の上流側に活性酸素を供給することが可能な第1の供給手段と、
前記NOx触媒の下流側で、かつ前記酸化触媒の上流側となる位置に供給する気体を空気と活性酸素との間で切換えることが可能な第2の供給手段と、
前記NOx触媒または排気ガスの温度である排気系温度が所定の温度よりも低温であるときに、前記第1の供給手段により前記NOx触媒に活性酸素を供給する低温時吸着制御手段と、
前記排気系温度が前記所定の温度以上であるときに、前記NOx触媒の周囲を還元雰囲気に保持することによりNOxの還元処理を行うNOx還元制御手段と、
前記排気系温度が前記所定の温度以上であり、かつ前記NOxの還元処理が行われるときに、前記第2の供給手段により前記酸化触媒の上流側に空気を供給する空気供給制御手段と、
前記第2の供給手段を制御する手段であって、前記NOxの還元処理が行われる前に、前記第2の供給手段により前記酸化触媒の上流側に活性酸素を供給し、当該活性酸素を前記酸化触媒に予め吸蔵させておく手段と、
を備えることを特徴とする。
また、NOxの還元処理を行う前に酸化触媒に活性酸素を供給し、この活性酸素を酸化触媒に予め貯蔵しておくことができる。これにより、NOxの還元処理中は、NOx触媒から流出するリッチ雰囲気の排気ガスに対して、酸化触媒に予め貯蔵しておいたオゾンを作用させることができる。この結果、酸化触媒内で排気ガスを酸化雰囲気に変化させることができ、HCとCOを効率よく浄化することができる。
[実施の形態1の構成]
以下、図1を参照しつつ、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための全体構成図である。本実施の形態のシステムは、例えばディーゼルエンジンからなる内燃機関10を備えており、その排気通路12には、NOx触媒14とDPF16とが設けられている。
NOx触媒14は、例えば250℃以下の低温な状態でも、オゾンが存在することにより、排気ガス中のNOxを効率よく吸着することができる。また、この低温状態では、オゾンの熱分解が抑制されるから、オゾンを有効に活用することができる。このため、本実施の形態では、例えば内燃機関の冷間運転時等のように、排気系温度が250℃程度の所定温度よりも低温であるときに、NOx吸着処理を実施する。そして、NOx吸着処理では、オゾン供給装置20によりオゾンを生成し、このオゾンを第1供給通路26からNOx触媒14の上流側に供給する構成としている。
NOx触媒14に吸着されたNOxの還元反応は、特定の環境状態において効率よく進行する。特定の環境状態とは、排気系温度が前述した所定温度(250℃程度)以上となり、かつNOx触媒14の周囲が還元雰囲気に保持されている状態である。このため、本実施の形態では、暖機運転の完了等により排気系温度が前記所定温度以上となり、かつ触媒14に吸着されたNOxの吸着量が十分であると判定したときに、NOx還元処理を実施する。
DPF16の上流側に配置された酸化触媒18は、酸素吸蔵能(OSC能)を有している。このため、NOx還元処理を行う前には、これに先立って第2供給通路28からオゾンを供給し、オゾンを酸化触媒18に予め吸蔵(貯蔵)しておくことができる。この貯蔵動作は、排気系温度が前記所定温度よりも低い状態、即ち、オゾンの熱分解が抑制される温度状態において実行するのが好ましい。
DPF16に十分な量のPMが捕集された状態となり、かつ排気系温度が前記所定温度よりも低い場合には、PM酸化処理を実行する。ここで、PMの捕集量は、例えばDPF16の上流側の排気圧と下流側の排気圧との圧力差に基いて算出することができる。即ち、ECU40には、PMの捕集量が増えるにつれて大きくなる前記圧力差の特性データが予め記憶されている。このため、ECU40は、圧力センサ等を用いて前記圧力差を検出することにより、PMの捕集量を算出することができる。
次に、図2乃至図5を参照しつつ、本実施の形態の作用効果について説明する。まず、本願発明者は、NOxの還元処理中にDPF16の上流側に空気を供給することの作用効果について、実験1により確認を行った。この実験1とは、NOxの還元処理中に、第2供給通路28からDPF16の上流側に空気を供給した場合と、当該空気供給を行わない場合のそれぞれについて、DPF16の下流側で排気成分を測定するものである。
図6は、本発明の実施の形態1において、ECUにより実行される制御を示すフロチャートである。この図に示すルーチンは、内燃機関の運転中に繰返し実行される。図6に示すルーチンでは、まず、排気系温度が前述した所定温度よりも低温であるか否かを判定し、この判定が不成立のときには、後述のステップ112に移行する(ステップ100)。
12 排気通路
14 NOx触媒
16 DPF(PMフィルタ)
18 酸化触媒(補助触媒)
20 オゾン供給装置(空気・活性酸素切換供給手段、第1,第2の供給手段)
22 オゾン生成部
24 空気供給部
26 第1供給通路
28 第2供給通路
30 温度センサ
32 燃料添加弁
40 ECU
Claims (4)
- 内燃機関の排気ガス中に含まれるNOxを吸着して浄化するNOx触媒と、
前記NOx触媒の下流側に設けられ、排気ガス中の粒子状物質を捕集するPMフィルタと、
酸素吸蔵能を有する触媒成分により形成され、前記NOx触媒の下流側かつ前記PMフィルタの上流側に設けられた酸化触媒と、
前記NOx触媒の上流側に活性酸素を供給することが可能な第1の供給手段と、
前記NOx触媒の下流側で、かつ前記酸化触媒の上流側となる位置に供給する気体を空気と活性酸素との間で切換えることが可能な第2の供給手段と、
前記NOx触媒または排気ガスの温度である排気系温度が所定の温度よりも低温であるときに、前記第1の供給手段により前記NOx触媒に活性酸素を供給する低温時吸着制御手段と、
前記排気系温度が前記所定の温度以上であるときに、前記NOx触媒の周囲を還元雰囲気に保持することによりNOxの還元処理を行うNOx還元制御手段と、
前記排気系温度が前記所定の温度以上であり、かつ前記NOxの還元処理が行われるときに、前記第2の供給手段により前記酸化触媒の上流側に空気を供給する空気供給制御手段と、
前記第2の供給手段を制御する手段であって、前記NOxの還元処理が行われる前に、前記第2の供給手段により前記酸化触媒の上流側に活性酸素を供給し、当該活性酸素を前記酸化触媒に予め吸蔵させておく手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記活性酸素を前記酸化触媒に予め吸蔵させておく手段は、前記排気系温度が活性酸素の熱分解を抑制する温度状態であるときに、前記酸化触媒の上流側に活性酸素を供給してなる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記PMフィルタに捕集されたPMの酸化処理を行うときに、前記第2の供給手段により前記酸化触媒の上流側に活性酸素を供給するPM酸化制御手段を備えてなる請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記PMフィルタは、前記酸化触媒が一体化された触媒一体型のディーゼルパーティキュレートフィルタである請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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