JP2008276925A - 向上した除去特性を有するフラッシュメモリ装置及びそれを含むメモリシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】フラッシュメモリ装置を消去する方法を提供する。
【解決手段】メモリセルが形成されているバルクをバルク電圧で駆動するステップと、バルク電圧が目標電圧に到達したかどうかを検出するステップと、バルク電圧が目標電圧に到達したと検出された場合、一定時間後にバルクの駆動を終了するステップとを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体メモリ装置に係り、特に、フラッシュメモリ装置に関する。
半導体メモリは、一般的に衛星から消費者電子技術までの範囲に属するマイクロプロセッサに基づいた応用及びコンピュータのようなデジタルロジック設計に最も必要なマイクロ電子素子である。従って、高い集積度及び速いスピードのための縮小(scaling)によって得られるプロセスの向上及び技術開発を含める半導体メモリの製造技術の進歩は、他のデジタルロジック系列の性能基準を確立することに役立つ。
半導体メモリ装置は、揮発性メモリ装置と不揮発性メモリ装置とに大別される。揮発性メモリ装置において、ロジック情報はスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)の場合は双安定フリップフロップのロジック状態を設定して保存され、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の場合はキャパシタの充電によって保存される。揮発性半導体メモリ装置の場合、電源が印加されている間にデータが保存及び読み出しされ、電源が遮断されるとデータは消失する。
MROM、PROM、EPROM、EEPROMなどのような不揮発性メモリ装置は、電源が遮断されてもデータを保存できる。不揮発性メモリのデータ保存状態は、用いられる製造技術によって永久的であるか再プログラミングが可能になる。不揮発性半導体メモリ装置は、コンピュータ、航空電子工学、通信、そして消費者電子技術産業のように広い範囲での応用においてプログラム及びマイクロコードの保存のために使用される。単一チップで揮発性及び不揮発性メモリの保存モードの組み合わせが速く再プログラミングが可能な不揮発性メモリを要求するシステムで、不揮発性RAM(nvRAM)のような装置が使用できる。それに、応用指向業務のための性能を最適化するために追加的なロジック回路を幾つか含む特定のメモリ構造が開発されている。
不揮発性半導体メモリ装置において、MROM、PROM、及びEPROMは、システム自体では消去及び書き込みが不自由で、一般ユーザが記憶内容を書き換えることは容易ではない。これに対して、EEPROMは電気的に消去及び書き込みが可能なので、継続的な更新が必要なシステムプログラミング(system programming)か補助記憶装置への応用が拡大されつつある。
不揮発性メモリ装置の一例として、フラッシュメモリ装置は複数のメモリ領域が一度のプログラム動作によって消去またはプログラムされる一種のEEROMである。一般的なEEPROMは、一度に一つのメモリ領域だけを消去またはプログラムでき、これはフラッシュメモリ装置を用いるシステムが同時に他のメモリ領域に対して読み出しや書き込みを行う場合に比べて、速くて効果的なスピードでフラッシュメモリ装置が動作できることを意味する。フラッシュメモリ及び全てのEEPROMは、データ保存に用いられる電荷保存手段を囲む絶縁膜の摩滅により特定数の消去動作後に摩滅する。
メモリセルは様々な方法によって消去され得る。例えば、メモリセルはバルクを第1消去電圧で駆動し、ワードラインを第2駆動電圧で駆動することで消去される。ここで、第1消去電圧(例えば、20Vまたは10V)は、第2消去電圧(0Vまたは−7V)より高く、第2消去電圧はプラス電圧またはマイナス電圧である。一般的に、消去動作は決められた時間(以下、消去時間と称する)の間に遂行される。即ち、決められた時間の間バルク及びワードラインに第1消去電圧及び第2消去電圧がそれぞれ印加される。バルク及びワードラインに第1消去電圧及び第2消去電圧が一定の消去時間の間それぞれ印加されることにより、次のような問題が発生し得る。
消去動作に必要な消去時間は、フラッシュメモリ装置に影響を及ぼし得る条件が変化するにも関わらず、一定に維持される。例えば、消去動作に必要な消去電圧を生成するポンピング回路の性能(またはポンピング能力)は、工程、電圧及び温度の変化により変化する。これは消去電圧を目標レベルまで上げるために所要される時間が変化することを意味する。従って、最悪の場合を基準に消去時間が決定される。消去電圧を目標レベルまで上げるために所要される時間が相対的に長い場合に比べて、消去電圧を目標レベルまで上げるために所要される時間が相対的に短い場合、メモリセルは過度なストレスに露される。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、消去時間を調整できるフラッシュメモリ装置及びそれを含むメモリシステムを提供することにある。
本発明の実施の形態は、フラッシュメモリ装置を消去する方法を提供する。この方法はメモリセルが形成されたバルクをバルク電圧で駆動し、前記バルク電圧が目標電圧に到達したかどうかを検出し、前記バルク電圧が目標電圧に到達したと検出された場合、一定時間後に前記バルクの駆動を終了させることを含む。
本発明の実施の形態において、この方法は、ワードラインを消去電圧で駆動することをさらに含む。
本発明の実施の形態において、前記バルク電圧は前記消去電圧より高い。
本発明の他の実施の形態は、バルクに形成され、行列状に配列されたメモリセルを含むメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのバルクにバルク電圧を供給するように構成されたバルク電圧発生回路と、前記バルク電圧が目標電圧に到達する時間によって消去時間が可変するように前記バルク電圧発生回路を制御する制御ロジックと、を含むフラッシュメモリ装置を提供する。
本発明の実施の形態において、前記バルク電圧発生回路は前記バルク電圧が目標電圧に到達したかどうかを示す検出信号を発生する。
本発明の実施の形態において、前記バルク電圧が目標電圧に到達したことを前記検出信号が示す場合、前記制御ロジックは一定時間後に前記バルクへの前記バルク電圧の供給が中止されるように前記バルク電圧発生回路を制御する。
本発明の実施の形態において、前記制御ロジックは消去動作を知らせるフラッグ信号に応じてポンプイネーブル信号を活性化させる消去制御器を含み、前記バルク電圧発生回路は前記ポンプイネーブル信号に応じて動作する。
本発明の実施の形態において、前記制御ロジックはタイマをさらに含み、前記消去制御器は前記検出信号に応じてタイマイネーブル信号を発生し、前記タイマは、前記タイマイネーブル信号に応じて動作し、前記一定時間後にタイマ終了信号を発生し、前記消去制御器は前記タイマ終了信号に応じて前記ポンプイネーブル信号を非活性化させる。
本発明の実施の形態において、前記制御ロジックの制御に従い前記行を制御する行デコーダ回路をさらに含み、前記行デコーダ回路は、前記消去動作時に行を消去電圧で駆動する。
本発明の実施の形態において、前記消去制御器は状態マシンで構成される。
本発明の実施の形態において、前記消去制御器は前記メモリセルアレイに保存されるデータを一時的に保存するバッファをさらに含む。
本発明の実施の形態において、前記フラッシュメモリ装置はNANDフラッシュメモリ装置及びOneNANDフラッシュメモリ装置の内の何れか一つである。
本発明の他の実施の形態は、フラッシュメモリ装置と、前記フラッシュメモリ装置を制御するメモリコントローラとを含むメモリカードを提供する。前記フラッシュメモリ装置はバルクに形成され、行列状に配列されたメモリセルを含むメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのバルクにバルク電圧を供給するように構成されたバルク電圧発生信号と、前記バルク電圧が目標電圧に到達する時間によって消去時間が可変するように前記バルク電圧発生回路を制御する制御ロジックと、を含む。
上述した一般的な説明及び後述の詳しい説明は、何れも例示であることが理解されるべきであって、請求項に係る発明の付加的な説明が提供されると理解されるべきである。
本発明による消去時間を調整できるフラッシュメモリ装置及びそれを含むメモリシステムによれば、バルク電圧発生回路のポンピング能力によって各フラッシュメモリ装置の消去時間を最適化できる。
参照符号は本発明の好ましい実施の形態に詳しく表示されており、その例は参照図面に表示されている。同一の参照符号は同一または類似の要素を参照するために説明または図面上で使用される。
以下、本発明の特徴及び機能を説明するための一例としてフラッシュメモリ装置が使用される。しかし、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、ここに記載される内容により本発明の他の利点及び性能を容易に理解できるはずである。本発明は他の実施の形態によっても具現または適用することができる。また、本発明の範囲、技術的思想及び他の目的を大きく逸脱しない範囲内で、観点に応用によって修正または変更することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるフラッシュメモリ装置を概略的に示すブロック図である。本発明によるフラッシュメモリはNANDフラッシュメモリ装置である。しかし、本発明が他のメモリ装置(例えば、MROM、PROM、FRAM、NOR型フラッシュメモリ装置など)にも適用され得ることは、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明らかである。
図1に示すように、本発明のフラッシュメモリ装置は、メモリセルアレイ100と行デコーダ回路110と感知増幅器及び書き込みドライバ回路120と列デコーダ回路130とバルク電圧発生回路140と制御ロジック150とを含む。
メモリセルアレイ100は、1ビットそして/またはNビットデータ情報(Nは2またはそれより大きい整数)を格納し、図示されていないが、行列状に配列されたメモリセルを含む複数のメモリブロックで構成される。メモリブロックはバルク(例えば、ポケットP型ウェル)内に形成される。行デコーダ回路110は、制御ロジック150の制御によりメモリブロックを選択して、選択されたメモリブロックの複数のワードラインを複数のワードライン電圧(例えば、プログラム、読み出し、パス及び消去電圧)でそれぞれ駆動するように構成される。 感知増幅器及び書き込みドライバ回路120は、制御ロジック150の制御に応じて動作し、動作モードによって感知増幅器または書き込みドライバ回路として動作する。感知増幅器及び書き込みドライバ回路120は、「ページバッファ」と呼ばれる。列デコーダ回路130は、制御ロジック150の制御に応じて感知増幅器及び書き込みドライバ回路120と外部(例えば、メモリ制御器)の間にデータ伝送経路を提供する。
バルク電圧発生回路140は、制御ロジック150の制御に応じてバルク電圧を発生する。バルク電圧発生回路140は制御ロジック150からのポンプイネーブル信号PUMP_ENの活性化に応じてバルク電圧を発生し、バルク電圧が目標レベルに到達すると、検出信号DETを発生する。バルク電圧は消去電圧としてメモリセルアレイ100のバルクに印加される。バルク電圧は、消去動作時、高い電圧レベル(例えば、20V)を有する。しかし、消去動作時のバイアス条件によりバルク電圧が変更され得るということは、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明らかである。バルク電圧発生回路140は、ポンプ141と検出器142と発振器143とを含む。ポンプ141は発振器143からの発振信号に応じてバルク電圧を発生し、検出器142はバルク電圧が目標レベルに到達したかどうかを検出する。検出器142は検出結果として検出信号DETを発生する。発振器143は検出信号DETに応じて発振信号を発生する。例えば、バルク電圧が目標レベルに到達していないことを検出信号DETが示す場合、発振器143は発振信号を発生する。バルク電圧が目標レベルに到達したことを検出信号DETが示す場合、発振器143は発振信号を発生しない。この場合、ポンプ141のポンピング動作は中止される。
続いて図1を参照すれば、制御ロジック150はフラッシュメモリ装置の全般的な動作を制御する。特に、制御ロジック150は、消去動作時にバルク電圧発生回路140のポンピング能力によって消去時間が可変するように消去動作を制御する。例えば、制御ロジック150は消去命令が入力される時、ポンプイネーブル信号PUMP_ENを活性化させる。これは、バルク電圧発生回路140からのバルク電圧をバルクに印加させる。この時、制御ロジック150は消去されるメモリブロックのワードラインが、消去電圧(例えば、0V)で駆動されるように行デコーダ回路110を制御する。制御ロジック150は、バルク電圧発生回路140からの検出信号DETに応じて消去動作の終了時点を決定する。例えば、バルク電圧が目標レベルに到達したことを検出信号DETが示す場合、制御ロジック150は決められた時間が経過した後、消去動作を終了させる。
以上の説明から明らかであるように、消去動作はバルク電圧が目標レベルに到達してから決められた時間が経過した後に終了する。従って、バルク電圧が目標レベルに到達する時間がフラッシュメモリ装置によってそれぞれ異なる各フラッシュメモリ装置の消去時間を最適化することができる。
図2は、本発明の実施の形態による図1に示した制御ロジックを概略的に示すブロック図である。
図2に示すように、制御ロジック150は、命令デコーダ151と消去制御器152とタイマ153とを含む。命令デコーダ151は、入力された命令を解釈し、解釈結果によるフラッグ信号を発生する。例えば、消去命令が入力される場合、命令デコーダ151は消去動作を知らせるフラッグ信号F_ERASEを発生する。タイマ153は、消去制御器152からのタイマイネーブル信号TENに応じて動作し、所定時間後にタイマ終了信号TOUTを出力する。消去制御器152は、消去動作を知らせるフラッグ信号F_ERASEに応じてポンプイネーブル信号PUMP_ENを活性化させる。上述のように、ポンプイネーブル信号PUMP_ENの活性化によりバルク電圧の生成が始まる。消去制御器152は、図1のバルク電圧発生回路140からの検出信号DETに応じてタイマイネーブル信号TENを活性化させる。消去制御器152は、タイマ153からのタイマ終了信号TOUTに応じてポンプイネーブル信号PUMP_ENを非活性化させる。ポンプイネーブル信号PUMP_ENが非活性化することにより、図1に示したバルク電圧発生回路140のポンプが非活性化する。即ち、消去動作が終了する。
図3は、本発明によるフラッシュメモリ装置の消去動作を説明するためのタイミング図である。以下、本発明によるフラッシュメモリ装置の消去動作を参照図面に基づき詳しく説明する。
消去動作が入力される時、制御ロジック150はポンプイネーブル信号PUMP_ENを活性化させる。ポンプ141はポンプイネーブル信号PUMP_ENの活性化に応じてバルク電圧を発生する。バルク電圧が目標電圧より低いため、検出信号DETは活性化し、発振器143は検出信号DETの活性化区間の間、発振信号を発生する。バルク電圧はメモリセルアレイ100のバルクに供給される。これと同時に、制御ロジック150は選択されたメモリブロックのワードラインが消去電圧(例えば、0V)で駆動されるように行デコーダ回路110を制御する。
バルク電圧が目標レベルに到達すると、検出器142は検出信号DETを非活性化させる。発信器143は検出信号DETの非活性化に応じて発振信号の生成を中止させる。これと同時に、消去制御器152は検出信号DETの非活性化に応じてタイマイネーブル信号TENを活性化させる。タイマ153は決められた時間の後にタイマ終了信号TOUTを活性化させる。消去制御器152はタイマ終了信号TOUTの活性化に応じてポンプイネーブル信号PUMP_ENを非活性化させる。ポンプイネーブル信号PUMP_ENが非活性化することによりポンプ141が非活性化すると同時にメモリセルアレイ100のバルクに印加されるバルク電圧が放電される。従って、消去動作が終了する。
図4は、本発明によるフラッシュメモリ装置の消去動作時、消去電圧の変化を示す図である。
バルクに印加されるバルク電圧(または消去電圧)が目標電圧に到達するまで所要される時間、即ち、バルク電圧の傾斜はフラッシュメモリ装置によって異なる。これは上述したように、工程、温度、そして電圧の変化に起因する。従って、本発明のフラッシュメモリ装置は、消去時間を一定に維持するのではなく、バルク電圧の傾斜またはポンピング能力によって消去時間を可変させるように構成される。例えば、201で表記された傾斜は、ポンピング能力が相対的に優れるフラッシュメモリ装置から得られ、202で表記された傾斜は、ポンピング能力にが相対的に劣るフラッシュメモリ装置から得られる。言い換えれば、前者の場合、バルク電圧が目標電圧Vtargetに到達するまで所要される時間はtset1である。これに対して後者の場合、目標電圧Vtargetに到達するまで所要される時間はtset2(>tset1)である。バルク電圧が目標電圧Vtargetに到達した後、一定時間tfix後にバルク電圧が放電される。従って、図4に示すように、消去時間を一定に維持するのでなく、ポンピング能力によって消去時間が可変的に決めることができる。これは各フラッシュメモリ装置の消去時間を最適化することが可能であることを意味する。図4の消去時間terase(B)は、ポンピング能力が相対的に優れるフラッシュメモリ装置に対応し、図4の消去時間terase(W)は、ポンピング能力が相対的に劣るフラッシュメモリ装置に対応する。
図5は、本発明の他の実施の形態によるフラッシュメモリ装置を概略的に示すブロック図である。
図5に示すフラッシュメモリ装置は、OneNANDフラッシュメモリ装置(OneNAND flash memory device)である。OneNANDフラッシュメモリ装置は、NOR型インタフェース方式でホストと通信し、メモリ制御機能を遂行するように構成される。図5に示すフラッシュメモリ装置は、メモリセルアレイ300と行デコーダ回路310と感知増幅器及び書き込みドライバ回路320と列デコーダ回路330とバルク電圧発生回路340と制御ロジック350とを含む。図5に示すメモリセルアレイ300と行デコーダ回路310と感知増幅器及び書き込みドライバ回路320と列デコーダ回路330とバルク電圧発生回路340とは、図1に示したものと実質的に同じ要素である。従って、それについての説明は省略する。
図5に示す制御ロジック350は、ホストインタフェース351とバッファ352と状態マシン353とタイマ354とフラッシュインタフェース355と消去/プログラム/読み出し制御器356とを含む。ホストインタフェース351はホストとのインタフェースを提供し、バッファ352はメモリセルアレイ300に保存されるデータを一時的に保存するために使用される。状態マシン353はスケジューラとして使用され、ホストインタフェース351を介して伝送される命令に応じて動作モードを知らせるフラッグ信号を活性化させる。状態マシン353は、フラッシュインタフェース355を介して伝送される検出信号DETに応じてタイマ354を活性化させる。状態マシン353は、タイマ354からタイマ終了信号が提供される時、動作モード(例えば、消去動作モード)を知らせるフラッグ信号を非活性化させる。かかるフラッグ信号は、フラッシュインタフェース356を介して消去/プログラム/読み出し制御器356に提供される。消去/プログラム/読み出し制御器356は、消去/プログラム/読み出しの動作を制御するように構成される。特に、消去動作の間、消去/プログラム/読み出し制御器356はフラッシュインタフェース356を介して提供されるフラッグ信号に応じて消去動作を制御する。
図1を参照して説明したように、ポンプイネーブル信号PUMP_ENは状態マシン353からのフラッグ信号(消去動作を示す)の活性化によって活性化し、検出信号DETはバルク電圧が目標電圧に到達する時、非活性化する。その後、状態マシン353は、検出信号DETに応じてタイマ354を活性化させ、タイマ354の設定時間が経過した後、消去動作を示すフラッグ信号を非活性化させる。消去/プログラム/読み出し制御器356は、フラッグ信号の非活性化に応じて消去動作を終了させる。従って、バルク電圧発生回路340のポンピング能力によって各フラッシュメモリ装置の消去時間を最適化できる。
フラッシュメモリ装置は、電源が遮断されても保存されたデータを維持できる不揮発性メモリ装置である。携帯電話、PDA、デジタルカメラ、ポータブルゲームコンソール、そしてMP3プレーヤのようなモバイル装置の使用の増加により、フラッシュメモリ装置はデータストレージとしてだけでなく、コードストレージとしてより広く使用されている。フラッシュメモリ装置は、また、HDTV、DVD、ルーター、そしてGPSのようなホームアプリケーションに使用され得る。
本発明によるフラッシュメモリ装置を含むコンピューティングシステムが図6に概略的に示している。本発明によるコンピューティングシステムは、バス401に電気的に連結されたマイクロプロセッサ410、ユーザインタフェース420、ベースバンドチップセット(baseband chipset)のようなモデム460、メモリコントローラ440及びフラッシュメモリ装置450を含む。フラッシュメモリ装置450は、図1に示したものと実質的に同一に構成される。フラッシュメモリ装置450にはマイクロプロセッサ410によって処理された/処理されるNビットデータ(Nは1またはそれより大きい整数)がメモリコントローラ440を介して保存される。本発明によるコンピューティングシステムがモバイル装置である場合、コンピューティングシステムの動作電圧を供給するためのバッテリ430が追加的に提供される。
図示していないが、本発明によるコンピューティングシステムには応用チップセット(application chipset)、カメライメージプロセッサ(CIS:Camera Image Processor)、モバイルDRAMなどがさらに提供され得ることは、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明らかである。フラッシュメモリ装置とメモリコントローラがメモリシステムとしてメモリカードの形態で構成され得ることは、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明らかである。または、フラッシュメモリ装置とメモリコントローラは、図5に示すOneNANDフラッシュメモリ装置に代替可能である。
以上、本発明による回路の構成及び動作を上述の説明及び図面に基づき図示した。しかし、これは例を挙げて説明しただけであって、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な変化及び変更が可能である。
本発明の実施の形態によるフラッシュメモリ装置を概略的に示すブロック図である。 図1の制御ロジックを概略的に示すブロック図である。 本発明によるフラッシュメモリ装置の消去動作を説明するためのタイミング図である。 本発明によるフラッシュメモリ装置の消去動作時の消去電圧の変化を示す図である。 本発明の他の実施の形態によるフラッシュメモリ装置を概略的に示すブロック図である。 本発明のまた他の実施の形態によるメモリシステムを概略的に示すブロック図である。
符号の説明
110:行デコーダ回路
120:感知増幅器及び書き込みドライバ回路
130:列デコーダ回路
140:バルク電圧発生回路
150:制御ロジック

Claims (20)

  1. フラッシュメモリ装置を消去する方法であって、
    メモリセルが形成されたバルクをバルク電圧で駆動するステップと、
    前記バルク電圧が目標電圧に到達したかどうかを検出するステップと、
    前記バルク電圧が目標電圧に到達したと検出された場合、一定時間後に前記バルクの駆動を終了させるステップと、を含むことを特徴とする方法。
  2. ワードラインを消去電圧で駆動するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記バルク電圧は、前記消去電圧より高いことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. バルクに形成され、行列状に配列されたメモリセルを含むメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイのバルクにバルク電圧を供給するバルク電圧発生回路と、
    前記バルク電圧が目標電圧に到達する時間によって消去時間が可変するように前記バルク電圧発生回路を制御する制御ロジックと、を含むことを特徴とするフラッシュメモリ装置。
  5. 前記バルク電圧発生回路は、前記バルク電圧が目標電圧に到達したかどうかを示す検出信号を発生することを特徴とする請求項4に記載のフラッシュメモリ装置。
  6. 前記バルク電圧が目標電圧に到達したことを前記検出信号が示す場合、前記制御ロジックは一定時間後に前記バルクへの前記バルク電圧の供給が中止されるように前記バルク電圧発生回路を制御することを特徴とする請求項5に記載のフラッシュメモリ装置。
  7. 前記制御ロジックは、消去動作を知らせるフラッグ信号に応じて、ポンプイネーブル信号を活性化させる消去制御器を含み、
    前記バルク電圧発生回路は、前記ポンプイネーブル信号に応じて動作することを特徴とする請求項6に記載のフラッシュメモリ装置。
  8. 前記制御ロジックは、タイマをさらに含み、
    前記消去制御器は、前記検出信号に応じてタイマイネーブル信号を発生し、前記タイマは、前記タイマイネーブル信号に応じて動作し、前記一定時間後にタイマ終了信号を発生し、そして前記消去制御器は、前記タイマ終了信号に応じて前記ポンプイネーブル信号を非活性化させることを特徴とする請求項7に記載のフラッシュメモリ装置。
  9. 前記制御ロジックの制御によって行を制御する行デコーダ回路をさらに含み、
    前記行デコーダ回路は前記消去動作時、前記行を消去電圧で駆動することを特徴とする請求項4に記載のフラッシュメモリ装置。
  10. 前記消去制御器は、状態マシンで構成されることを特徴とする請求項8に記載のフラッシュメモリ装置。
  11. 前記消去制御器は、前記メモリセルアレイに保存されるデータを一時的に保存するバッファをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のフラッシュメモリ装置。
  12. 前記フラッシュメモリ装置は、NANDフラッシュメモリ装置及びOneNANDフラッシュメモリ装置(OneNAND flash memory device)のうちの何れか一つであることを特徴とする請求項4に記載のフラッシュメモリ装置。
  13. 請求項4に記載された前記フラッシュメモリ装置と、
    前記フラッシュメモリ装置を制御するメモリコントローラと、を含むことを特徴とするメモリカード。
  14. 前記バルク電圧発生回路は、前記バルク電圧を供給し始める時、検出信号を活性化させ、前記バルク電圧が前記目標レベルに到達する時、前記検出信号を非活性化させることを特徴とする請求項13に記載のメモリカード。
  15. 前記制御ロジックは、前記検出信号が非活性化してから所定時間後に、前記バルク電圧を前記バルク領域に供給することを中止するように前記バルク電圧発生回路を制御することを特徴とする請求項14に記載のメモリカード。
  16. 前記制御ロジックは、消去動作を示すフラッグ信号に応じてポンプイネーブル信号を活性化させる消去制御器を含み、前記バルク電圧発生回路は前記ポンプイネーブル信号に応じて前記バルク電圧を供給するように動作することを特徴とする請求項15に記載のメモリカード。
  17. 前記制御ロジックは、タイマをさらに含み、
    前記消去制御器は、非活性化した前記検出信号に応じてタイマイネーブル信号を発生し、
    前記タイマは、前記タイマイネーブル信号に応じて動作し、前記所定時間後にタイマ終了信号を発生し、
    前記消去制御器は、前記タイマ終了信号に応じて前記ポンプイネーブル信号を非活性化させることを特徴とするメモリカード。
  18. 前記制御ロジックの制御下で行を制御するように構成された行デコーダ回路をさらに含み、
    前記行デコーダ回路は、消去動作の間、消去電圧で前記行を駆動することを特徴とする請求項13に記載のメモリカード。
  19. 前記消去制御器は、状態マシンを含むことを特徴とする請求項16に記載のメモリカード。
  20. 前記消去制御器は、前記メモリセルアレイに保存されるデータを一時的に保存するバッファを含むことを特徴とする請求項16に記載のメモリカード。
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