JP2008269506A - 基準電流回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】低電源電圧においても、容易に出力電流を調整できる基準電流回路を提供する。
【解決手段】基準電圧VrefとノードNDの電位差を増幅する差動増幅器11の出力信号S11を、制御信号Sa〜Snで選択したスイッチ13a〜13nを介して電流調整用のPMOS14a〜14nに与えるように構成し、選択されたPMOSに流れる電流に応じた電圧をノードNDに発生させる。更に、出力信号S11は、PMOS14に対してでんりゅうミラー回路を構成するPMOS12のゲートに与えられ、このPMOS12から出力電流Ioutが出力される。これにより、電流調整用の抵抗が不要となり、低い電源電圧VDDにおいても、容易に出力電流Ioutを調整することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基準電圧に基づいて一定の基準電流を出力する基準電流回路、特にその製造上のばらつきの影響を抑えるためのトリミング技術に関するものである。
図2は、従来の基準電流回路の構成図である。
この基準電流回路は、基準電圧Vrefに応じた出力電流Ioutを出力するもので、反転入力端子にこの基準電圧Vrefが与えられる差動増幅器(AMP)1を有している。差動増幅器1の出力側は、PチャネルMOSトランジスタ(以下、「PMOS」という)2のゲートに接続されている。PMOS2のソースは電源電位VDDに接続され、ドレインはノードNAに接続されている。ノードNAは、電流調整用の抵抗3を介して接地電位GNDに接続されている。抵抗3には調整用の複数のタップが設けられ、スイッチ4によっていずれか1つのタップが選択されて、差動増幅器1の非反転入力端子に接続されるようになっている。
この基準電流回路において、スイッチ4で選択されたタップをノードNBとし、ノードNA,NBの間の抵抗を3a(抵抗値Ra)、ノードNBと接地電位GNDの間の抵抗を3b(抵抗値Rb)とする。電流源となるPMOSにかかる電圧をVdsとすると、次式(1)が成り立つ。
Vds+Va+Vb=VDD ・・(1)
ここで、Va,Vbは、それぞれ抵抗3a,3bにかかる電圧である。
差動増幅器1では、フィードバック動作によって反転入力端子と非反転入力端子の電圧が等しくなるように出力電圧が制御されるので、Vb=Vrefである。従って、(1)式は次のようになる。
VDD−Vref=Vds+Va ・・(2)
ここで、PMOS2に流れる電流をIoutとすると、Va=Ra×Iout、Vb=Vref=Rb×Ioutである。従って、スイッチ4によって抵抗3のタップを切り換え、この抵抗3の全抵抗値(Ra+Rb)に対する抵抗比(Ra:Rb)を調整することによって抵抗値Rbを決定し、出力電流Iout(=Vref/Rb)を決めることができる。
特開2000−75947号公報 特開2006−109349号公報
しかしながら、前記基準電流回路では、調整用の抵抗3aに流れる出力電流Ioutにより電圧Va(=Ra×Iout)が生じる。電圧Vdsが一定と仮定すると、(2)式から、VDD−Vrefを、電流調整用の抵抗3aによる電圧Vaだけ大きくする必要があり、例えばVDD=1.2V程度の低電源電圧動作が困難になるという課題があった。
本発明は、例えば1.2V程度の低電源電圧においても、容易に出力電流を調整することができるトリミング機能を有する基準電流回路を提供することを目的としている。
本発明の基準電流回路は、基準電圧と第1ノードの電位差を増幅して第2ノードに出力する差動増幅器と、電源電位と前記第1ノードの間に接続された複数の調整用トランジスタと、前記調整用トランジスタ毎に設けられ、それぞれ与えられる制御信号に従って前記第2ノードの電圧を対応する調整用トランジスタの制御電極に与える複数のスイッチと、前記第1ノードと共通電位の間に接続された抵抗と、前記第2ノードの電圧に従って導通状態が制御され、電源電位から負荷回路に供給する電流を制御する出力用トランジスタを備えたことを特徴としている。
本発明では、基準電圧と第1ノードの電位差を増幅する差動増幅器の出力信号を、制御信号で選択したスイッチを介して調整用トランジスタに与えるように構成し、選択された調整用トランジスタに流れる電流に応じた電圧を第1ノードに発生させている。これにより、電流調整用の抵抗が不要となるので、低い電源電圧においても、容易に出力電流を調整することができるという効果がある。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例1を示す基準電流回路の構成図である。
この基準電流回路は、基準電圧Vrefに応じた出力電流Ioutを出力するもので、反転入力端子にこの基準電圧Vrefが与えられる差動増幅器11を有している。差動増幅器11は、反転入力端子と非反転入力端子に与えられる電圧の差を増幅して出力するもので、その出力側がノードNCに接続されている。ノードNCには、基準電圧Vrefに応じた出力電流Ioutを出力するPMOS12のゲートが接続されている。PMOS12のソースは電源電位VDDに接続され、ドレインには図示しない負荷回路が接続されている。
更に、ノードNCは、スイッチ13a,13b,…,13nを介して、それぞれ対応するPMOS14a,14b,…,14nのゲートに接続されている。スイッチ13a〜13nは、例えば図1中に示すようなアナログスイッチで、制御端子Cに与えられる制御信号に従って、入力端子X,Yのいずれか一方の信号を出力端子Zに出力するものである。
スイッチ13a〜13nの入力端子X,Yは、それぞれノードNCと電源電位VDDに共通接続され、これらのスイッチ13a〜13nの出力端子Zが、対応するPMOS14a〜14nのゲートに接続されている。また、スイッチ13a〜13nの制御端子Cは、それぞれ外部から制御信号Sa〜Snが与えられるパッド15a〜15nに接続されている。
PMOS14a〜14nのソースは電源電位VDDに共通接続され、ドレインはノードNDに共通接続されている。ノードNDは、抵抗16を介して接地電位GNDに接続されると共に、差動増幅器11の非反転入力端子に接続されている。
次に動作を説明する。
この基準電流回路では、例えば制御信号Saによってスイッチ13aを入力端子X側に切り換えると、差動増幅器11の出力電圧S11がPMOS14aのゲートに印加される。また、スイッチ13aが入力端子Y側に切り換えられた場合は、PMOS14aのゲートが電源電位VDDに接続され、このPMOS14aはオフ状態となる。従って、スイッチ13a〜13nの内の少なくとも1つは、入力端子X側に切り換えられているものとする。
差動増幅器11は、少なくとも1つのPMOS13を介して、出力電圧S11に応じた電圧が非反転入力端子にフィードバックされているので、反転入力端子と非反転入力端子の電圧が等しくなるように出力電圧S11が制御される。従って、ノードNDの電圧をVdとすると、Vd=Vrefである。ここで、抵抗16の抵抗値をR16とすれば、この抵抗16に流れる電流Idの値は、次の(3)式のようになる。
Id=Vd/R16=Vref/R16 ・・(3)
このとき、信号Si(但し、i=a〜n)で入力端子X側に切り換えられたスイッチ13iに接続されるPMOS14iのゲートには、差動増幅器11の出力電圧S11が共通に印加される。更に、この差動増幅器11の出力電圧S11は、PMOS14iに対して電流ミラー回路を構成するPMOS12のゲートにも印加される。
従って、入力端子X側に切り換えられたスイッチ13iに接続されるPMOS14iのトータルのディメンジョンサイズ(ゲート幅/ゲート長)をDIM14とし、PMOS12のディメンジョンサイズをDIM12とすると、このPMOS12に流れる出力電流Ioutは、次の(4)式で表される。
Iout=Id×(DIM12/DIM14)
=(Vref/R16)×(DIM12/DIM14) ・・(4)
即ち、スイッチ13iの切り換えによって並列に接続するPMOS14iを選択し、電流源となるPMOS14iのトータルのディメンジョンサイズDIM14を調整することにより、任意の出力電流Ioutを得ることができる。このとき、電流源となるPMOS14iにかかる電圧をVdsとすると、次の(5)式が成り立つ。
VDD=Vds+Vref ・・(5)
以上のように、この実施例1の基準電流回路は、電流源となる複数のPMOS14iと、これらのPMOS14iを制御信号Siによって任意に並列に接続するためのスイッチ13iを有し、並列に接続されるPMOS14iのトータルのディメンジョンサイズによって抵抗16に流れる電流を調整するようにしている。これにより、製造工程のばらつきによって抵抗16の抵抗値が変化しても、制御信号Sa〜Snの設定によってこの抵抗16に流れる電流を調整することが可能になり、所望の出力電流Ioutを得ることができるという利点がある。また、従来の基準電流回路(図2)のように電流調整用の抵抗3aによる電圧降下Vaが生じないので、例えば1.2V程度の低い電源電圧VDDでも、容易に出力電流Ioutを調整することができるという利点がある。
図3は、本発明の実施例2を示す基準電流回路の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この基準電流回路は、図1におけるPMOS14a〜14nに代えて、電流駆動能力に重み付けをしたPMOS17A〜17Dを設けたものである。即ち、PMOS17Aは、PMOS14aに対応するもので、1個のPMOSで構成されている。PMOS17B,17C,17Dは、それぞれPMOS14b,14c,14dに対応するもので、それぞれ直列接続した2個、4個、8個のPMOSで構成されている。なお、これらのPMOS17A〜17Dを構成するPMOSは、すべて同一ディメンジョンサイズとなっている。その他の構成は、図1と同様である。
この基準電流回路では、PMOS17A〜17Dが、それぞれ1個、2個、4個、8個のPMOSを直列に接続した構成となっている。従って、PMOS17B〜17Dのゲート長は、それぞれPMOS17Aのゲート長の2倍、4倍、8倍となり、その電流駆動能力がPMOS17Aの1/2、1/4、1/8となる。なお、この基準電流回路の動作は、各PMOS17A〜17Dの電流駆動能力の相違を除き、実施例1と同様である。
以上のように、この基準電流回路は、電流駆動能力が2のべき乗の関係を有するように重み付けをした電流源のPMOS17A〜17Dを有している。これにより、この実施例2の基準電流回路は、実施例1と同様の利点に加え、出力電流Ioutの調整範囲が広くなるという利点がある。また、電流源のPMOS17A〜17Dは、同一サイズで同一特性のPMOSを直列に接続した構成としているので、各々サイズの異なるPMOSを使用した場合に比べて正確、かつ細かな調整が可能になるという利点がある。
図4は、本発明の実施例3を示す基準電流回路の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この基準電流回路は、実施例1で説明した基準電流回路10に、定電圧定電流発生回路20を付加したものである。
定電圧定電流発生回路20は、電源電位VDDと接地電位GNDの間に、電流源のPMOS21とダイオード22を直列接続した第1の電流経路と、電流源のPMOS23と抵抗24とダイオード25を直列接続した第2の電流経路を有している。ここで、ダイオード25は、ダイオード22のm倍の電流容量を有するものである。
更に、この定電圧定電流発生回路20は差動増幅器26を有しており、この差動増幅器26の反転入力端子がPMOS21とダイオード22の接続点であるノードNEに接続されている。また、差動増幅器26の非反転入力端子は、PMOS23と抵抗24の接続点であるノードNFに接続されている。そして、差動増幅器26の出力端子が、PMOS21,23のゲートと、電流源のPMOS27のゲートに接続されている。
PMOS27は、ソースが電源電位VDDに接続され、ドレインから定電流Iout2を出力するもので、このPMOS27のドレインが、基準電流回路10のPMOS12のドレインと共に、出力ノードNGに接続されている。なお、PMOS12,27のゲートと接地電位GND間には、起動時のパワーオンリセット信号PORによって、これらのPMOS12,23,14a〜15nに強制的に起動電流を流すためのNチャネルMOSトランジスタ18,28が接続されている。
また、出力ノードNGには負荷抵抗19が接続され、この負荷抵抗に、基準電流回路10からの出力電流Iout1と、定電圧定電流発生回路20からの定電流Iout2の合計の出力電流Ioutが流れるようになっている。更に、ノードNEの電圧は、基準電圧Vrefとして基準電流回路10の差動増幅器11の反転入力端子に与えられている。
次に動作を説明する。
定電圧定電流発生回路20のPMOS21,23,27のディメンジョンをすべて同一サイズに設定すると、各PMOSに流れる電流Ids2は等しくなり、次の(6)式で表される。
Ids2={KT/q×LN(m)}/R24 ・・(6)
ここで、Kはボルツマン定数、Tは周囲温度、qは電荷、LN(m)はダイオード25の電流容量を示す値mの自然対数、R24は抵抗24の抵抗値である。
一方、基準電流回路10では、差動増幅器11の2つの入力電圧Vref,Vdが等しくなるので、ノードNDの電圧Vdは、定電圧定電流発生回路20のダイオード22の順方向電圧Vbeに等しくなる。従って、基準電流回路10のPMOS12,14a〜14nのディメンジョンをすべて同一サイズに設定すると、各PMOSに流れる電流は等しくなり、PMOS12の電流Ids1は、次の(7)式で表される。
Ids1=Vbe/R16 ・・(7)
更に、ノードNGと接地電位GND間に接続された抵抗19に流れる電流Ioutは、PMOS12,27に流れる電流の合計となるので、次の(8)式のようになる。
Iout=Iout1+Iout2=Ids1+Ids2
=Vbe/R16+{KT/q×LN(m)}/R24
=[Vbe+(R16/R24){KT/q×LN(m)}]/R16
・・(8)
ここで、ダイオードの順方向電圧Vbeは、周囲温度Tの上昇によって減少するので、R16/R24の値を適切に設定することにより、温度に依存しない一定の電流Ioutを発生させることができる。
この基準電流回路においても、制御信号Sa〜Snによって基準電流回路10のスイッチ13a〜13nを制御して、抵抗16に流れる電流を調整することにより、製造プロセスによる抵抗16のばらつきにかかわらず、所望の出力電流Ioutを得ることができるという利点がある。
図5は、本発明の実施例4を示す基準電流回路の構成図であり、図4の基準電流回路に図3の調整回路を適用した具体例である。
この基準電流回路は、電源電位VCCと接地電位GNDの間に、電流源トランジスタP34とダイオードD1が直列に接続された第1の電流経路と、電流源トランジスタP33と抵抗R3とダイオードD1に対して電流容量がn倍のダイオードD2が直列に接続された第2の電流経路を有している。更に、この電流源トランジスタP31,P32が直列に接続された第3の電流経路を有している。そして、第1の電流経路における電流源トランジスタP34とダイオードD1の接続点からは電圧VAが出力され、第2の電流経路における電流源トランジスタP33と抵抗R3の接続点からは電圧VBが出力され、第3の電流経路における電流源トランジスタP31,P32の接続点からは電圧VDが出力されるようになっている。
これらの電圧VA,VB,VDは、3入力2出力型の差動増幅器100に与えられ、この差動増幅器100から出力される制御信号CON1によって電流源トランジスタP31,P33,P34が共通駆動され、電圧VA,VBが同じ電圧を保つように制御されるようになっている。また、差動増幅器100から出力される制御信号CON2によって電流源トランジスタP32が駆動され、電圧VB,VDが同じ電圧を保つことにより、この電流源トランジスタP32から熱電圧に比例した定電流IREF1を発生するようになっている。
また、この基準電流回路は、電源電位VCCと接地電位GNDの間に接続され、抵抗R1によって電圧VCを発生する図3と同様の構成の調整回路50による第4の電流経路と、電流源トランジスタP41,P42が直列に接続された第5の電流経路を有している。そして、第5の電流経路における電流源トランジスタP41,P42の接続点からは電圧VEが出力されるようになっている。
電圧VA,VC,VEは、3入力2出力型の差動増幅器200に与えられ、この差動増幅器200から出力される制御信号CON3によって調整回路50の電流源トランジスタと電流源トランジスタP41が共通駆動され、電圧VA,VCが同じ電圧を保つように制御されるようになっている。また、差動増幅器200から出力される制御信号CON4によって電流源トランジスタP42が駆動され、電圧VC,VEが同じ電圧を保つことにより、この電流源トランジスタP42から熱電圧に比例した定電流IREF2を発生するようになっている。
これらの定電流IREF1,IREF2は、共通の抵抗R4を介して接地電位GNDに流れ、この抵抗R4に発生する電圧が、基準電圧VREFとして出力されるようになっている。
差動増幅器100,200は、同一の回路構成となっているので、ここでは差動増幅器100について説明する。
差動増幅器100は、それぞれ電圧VA,VD,VBがそれぞれゲートに与えられる差動入力部のトランジスタN13,N14,N15を備え、これらのトランジスタN13〜N15のソースは、トランジスタN12を介して接地電位GNDに接続されている。トランジスタN13〜N15のドレインは、それぞれトランジスタP13,P15,P17を介して電源電位VCCに接続されている。
更に、トランジスタP13のドレインは、直列に接続されたトランジスタP14,N16を介して接地電位GNDに接続され、トランジスタP15のドレインは、直列に接続されたトランジスタP16,N17を介して接地電位GNDに接続され、トランジスタP17のドレインは、直列に接続されたトランジスタP18,N18を介して接地電位GNDに接続されている。そして、トランジスタP14,N16の接続点から制御信号CON1が出力され、トランジスタP16,N17の接続点から制御信号CON2が出力されるようになっている。なお、トランジスタP14,P16のドレインと電源電位VCCの間には、制御信号CON1,CON2の動作安定用のキャパシタC11,C12が、それぞれ接続されたている。
差動増幅器100は、更に、電源電位VCCと接地電位GNDの間に接続されたトランジスタP11,P12,N11による直列回路と、トランジスタP19,P1a,N19による直列回路を有している。そして、トランジスタP11,P12のゲートには、それぞれ制御信号CON1,CON2が与えられている。また、トランジスタN11のドレインは、トランジスタN11,N12,N16,N17,N18,N19のゲートに共通接続されている。
また、トランジスタP14,P16,P18,P19,P1aのゲートは、トランジスタN19のドレインに共通接続され、トランジスタP13,P15,P17のゲートは、トランジスタN18のドレインに共通接続されている。
この基準電流回路の動作は、基本的には実施例3と同じであるが、低電圧動作に適している。なお、本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(a) 実施例1の説明では、図1中のPMOS14a〜14nのディメンジョンサイズ(電流駆動能力)について規定していないが、同一であっても良いし、電流駆動能力が2のべき乗の関係となるディメンジョンサイズに設定しても良い。
(b) 実施例2では、調整用のPMOS17を4個使用しているが、4個に限定する必要はない。
(c) 実施例3では、実施例1の基準電流回路に定電圧定電流発生回路20を組み合わせて構成しているが、実施例2の基準電流回路に定電圧定電流発生回路20を組み合わせて構成することもできる。
(d) 制御信号Sa〜Snは、外部からパッド15a〜15nを通して与えるようになっているが、製造時にこれらのパッド15a〜15nを調整結果に基づいて、レベル“L”または“H”に固定するようにしても良い。
本発明の実施例1を示す基準電流回路の構成図である。 従来の基準電流回路の構成図である。 本発明の実施例2を示す基準電流回路の構成図である。 本発明の実施例3を示す基準電流回路の構成図である。 本発明の実施例4を示す基準電流回路の構成図である。
符号の説明
10 基準電流回路
11,26,100,200 差動増幅器
12,14,17,21,23,27 PMOS
13 スイッチ
15 パッド
16,24 抵抗
20 定電圧定電流発生回路
22,25 ダイオード
50 調整回路

Claims (5)

  1. 基準電圧と第1ノードの電位差を増幅して第2ノードに出力する差動増幅器と、
    電源電位と前記第1ノードの間に接続された複数の調整用トランジスタと、
    前記調整用トランジスタ毎に設けられ、それぞれ与えられる制御信号に従って前記第2ノードの電圧を対応する調整用トランジスタの制御電極に与える複数のスイッチと、
    前記第1ノードと共通電位の間に接続された抵抗と、
    前記第2ノードの電圧に従って導通状態が制御され、電源電位から負荷回路に供給する電流を制御する出力用トランジスタとを、
    備えたことを特徴とする基準電流回路。
  2. 基準電圧と第1ノードの電位差を増幅して第2ノードに出力する第1の差動増幅器と、
    電源電位と前記第1ノードの間に接続された複数の調整用トランジスタと、
    前記調整用トランジスタ毎に設けられ、それぞれ与えられる制御信号に従って前記第2ノードの電圧を対応する調整用トランジスタの制御電極に与える複数のスイッチと、
    前記第1ノードと共通電位の間に接続された第1の抵抗と、
    前記第2ノードの電圧に従って導通状態が制御され、電源電位から出力ノードに供給する第1の電流を制御する第1の出力用トランジスタと、
    前記基準電圧と第3ノードの電位差を増幅して第4ノードに出力する第2の差動増幅器と、
    電源電位と前記基準電圧が出力される第5ノードの間に接続され、前記第4ノードの電圧で導通状態が制御される第1の制御用トランジスタと、
    前記第5ノードと共通電位の間に接続された第1のダイオードと、
    電源電位と前記第3ノードの間に接続され、前記第4ノードの電圧で導通状態が制御される第2の制御用トランジスタと、
    前記第3ノードと第6ノードの間に接続された第2の抵抗と、
    前記第6ノードと共通電位の間に接続され、前記第1のダイオードよりも電流容量の大きい第2のダイオードと、
    前記第4ノードの電圧に従って導通状態が制御され、電源電位から前記出力ノードに供給する第2の電流を制御する第2の出力用トランジスタとを、
    備えたことを特徴とする基準電流回路。
  3. 前記複数の調整用トランジスタは、電流駆動能力が2のべき乗の関係となるディメンジョンサイズに設定されていることを特徴とする請求項1または2記載の基準電流回路。
  4. 前記複数の調整用トランジスタは、同一サイズのトランジスタをそれぞれ異なる数だけ直列に接続して構成したことを特徴とする請求項1または2記載の基準電流回路。
  5. 前記異なる数は、2のべき乗となる関係を有する数であることを特徴とする請求項4記載の基準電流回路。
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