JP2008260325A - シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャンセル機構は、ロアレール31側のピン(移動体)77と、ピンに設けられ、ポール69に係脱可能で、係合時ポールと一体となって回転するキャンセルフック79と、ポールに係合する方向にキャンセルフックを付勢する第1の付勢手段と、キャンセルフックがポールに係合可能な位置に向かってピン81を付勢する第2の付勢手段と、アッパレール33側に設けられた当接部材70、ロアレール側に設けられ、当接部材に押され、キャンセルフックを駆動するキャンセルリンク(被当接手段)を有し、アッパレールが最後位置に位置すると、キャンセルフックをポールに係合させ、アッパレールが最後位置以外の位置に位置すると、キャンセルフックをポールより離脱させるキャンセルフック駆動手段と、を有する。
【選択図】図1
Description
このような事態を回避するために、シートがリアモスト状態(シート5が最後位置にある状態)にしないかぎり、ロック機構11のロック解除ができないようにするキャンセル機構を設けたシートが提案されている。
請求項5に係る発明によれば、キャンセルフック駆動手段の被当接手段は、前記シートスライド機構のロアレール側に回転可能に設けられ、前記当接部材に押されて回転する第1キャンセルリンクであり、前記キャンセルフック駆動手段は、フロア側に設けられ、前記ポールと離脱する方向に前記キャンセルフックを押接可能で、前記第1のキャンセルリンクによって押されると、前記キャンセルフックから離れる方向に回転する第2キャンセルリンクを有し、第2キャンセルリンクに当接する方向に前記第1キャンセルリンクを付勢する第4の付勢手段と、前記キャンセルフックから離れる方向に前記第2キャンセルリンクを付勢する第5の付勢手段と、を備え、前記第2キャンセルリンクは、前記キャンセルフックの後方から前記キャンセルフックに押接することにより、アッパレールをリアモスト(最後位置)に位置させ、ロック機構をアンロック状態にした状態で、一旦、アッパレールを前方へ移動させ、再びアッパレールをリアモストに戻しても、第2キャンセルリンク上にキャンセルフックが乗り上げることがない。
最初に、図7を用いて、本形態例のシートの全体構成を説明する。
低位フロア21と高位フロア22とを有する段差フロアには、シート25が設けられている。シート25の下部には、フロア側に設けられるロアレール31と、シート25のシートクッション26側に設けられ、ロアレール31に移動可能に設けられたアッパレール33からなるシートスライド機構27が設けられている。
シートスライド機構27のロアレール31の前部は、一端部が低位フロア21に回転可能に取り付けられたリンク(支持手段)29の他端部が回転可能に取り付けられている。一方、シートスライド機構27のロアレール31の後部は、高位フロア22に設けられたストライカ24に係合するロック機構35により、高位フロア22に係止されている。又、本形態例では、ロック機構35の近傍には、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)に位置しないかぎり、ロック機構35のロック解除ができないようにするキャンセル機構38が設けられている。
ここで、図7〜図10を用いて、シートスライドロック機構37の説明を行う。図7に示すように、シートスライドロック機構37と離れた箇所、本形態例では、シートクッション26の前部には、操作レバー41が設けられている。
<ロック機構35、キャンセル機構38>
図1〜図6を用いて説明する。最初にロック機構35を説明する。本形態例のロック機構は、フロア上に設けられるストライカ24と、ロアレール31の底部31aに設けられるロック機構本体35aとからなっている。
図2に示すように、プレート63の外部に対向する面上には、ピン72を中心として、操作プレート73が回転可能に設けられている。この操作プレート73の回転端部には一端部がプレート63に係止されたスプリング75の他端部が係止され、操作プレート73は図2において、矢印F方向に付勢されている。
2枚のプレート61、63が設けられるロアレール31の底部31aには、貫通穴31gが形成され、この貫通穴31gを介してロアレール31内に延出するキャンセルベース101が設けられている。このキャンセルベース101には、ピン103を用いてキャンセルリンク105が回転可能に設けられている。キャンセルリンク105の一方の回転端部側には、キャンセルフック79とポール69のピン81との係合を解除させる方向にキャンセルフック79の他方の回転端部の被押接部79bを押す押接部105aが形成されている。キャンセルリンク105は第3の付勢手段としてのスプリング107(図3参照)により押接部105aがキャンセルフック79の被押接部79bを押す方向(図1において矢印H方向)に付勢されている。キャンセルリンク105の他方の回転端部には、アッパレール33に設けられた当接部材70が当接可能な被当接部105bが形成されている。
次に、上記キャンセル機構38の作動を図4〜図5を用いて説明する。
アッパレール33がリアモスト以上に後退しても、図6に示すように、キャンセルリンク105は、その押接部105aがキャンセルフック79の被押接部79bから離れる方向に回転するだけなので、シートバック28が前傾れし、ケーブル111が引かれると、キャンセルフック79はポール69と共に回転し、ロック機構35のロック解除がなされる。
(1)キャンセル機構38は、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)に位置すると、当接部材70が被当接手段としてのキャンセルリンク105を押すことにより、キャンセルフック79をポール69に係合させ、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)以外の位置に位置すると、キャンセルフック79をポール69より離脱させるキャンセルフック駆動手段を有することにより、シートスライド機構27のアッパレール33をリアモスト方向(最後位置方向)に移動させるだけで、当接部材70とキャンセルリンク105との当接が行われ、キャンセル機構38が動作するので、高い部品精度、取り付け精度が不要で、キャンセル機構38の小型化が可能となる。
(2)キャンセルフック駆動手段の被当接手段は、シートスライド機構27のロアレール31側に回転可能に設けられ、回転することによりキャンセルフック79を押して、キャンセルフックとポールとの係合を解除させるキャンセルリンク105であり、さらに、キャンセルフック79を押す方向にキャンセルリンクを付勢する第3の付勢手段を設けたことにより、機構が簡単である。
(3)シートスライド機構27のロアレール31の底部31aには、貫通穴31gが形成され、ロック機構35のフック65、ポール69と、キャンセル機構38の移動体としてのピン77、キャンセルフック79とは、シートスライド機構27のロアレール31の外部であって、ロアレール31の下方に設けられ、キャンセル機構38のキャンセルリンク105は、シートスライド機構27のロアレール31の内部に設けられ、貫通穴31gを介してキャンセルリンク105とキャンセルフック79との当接が行われることにより、ストライカ24を除いたロック機構35と、当接部材70を除いたキャンセル機構38とを1つのユニットにすることができるので、組付が容易となる。
[第2の実施の形態例]
図11〜図15を用いて説明する。尚、本形態例と第1の実施の形態例との相違点は、キャンセル機構であり、他の部分は第1の実施の形態例と同一である。よって、第1の実施の形態例と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図12に示すように、ロアレール31の底部31aには、断面形状がL字形のブラケット121が設けられている。このブラケット121のアッパレール33の側部と対向する部分には、ピン123を用いてキャンセルリンク125が回転可能に設けられている。
キャンセルリンク125の一方の回転端部側には、キャンセルフック139とポール69のピン81との係合を解除させる方向にサブキャンセルフック141の回転端部に設けられた被押接部であるピン147を押す押接部125aが形成されている。キャンセルリンク125は第3の付勢手段としてのスプリング143(図12参照)により押接部125aがサブキャンセルフック141に設けられた被押接部であるピン147を押す方向(図11において矢印H方向)に付勢されている。キャンセルリンク125の他方の回転端部には、アッパレール33に設けられた当接部材170が当接可能な被当接部125bが形成されている。
図13に示すように、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)以外の位置に位置している場合は、ロック機構35は、ロック状態にある。この時、キャンセルリンク125は、スプリング143により付勢され、押接部125aがサブキャンセルフック141の被押接部であるピン147を押している。このため、キャンセルフック139のピン係合部139aはポール69のピン81に係合せず、キャンセルフック139とポール69とは一体となって回転しない。従って、シートバック28が前傾れし、ケーブル111が引かれると、キャンセルフック79は操作プレート73と共に回転し、ロック機構35のロック解除は行われない。
アッパレール33がリアモスト以上に後退しても、図15に示すように、キャンセルリンク125は、その押接部125aがサブキャンセルフック141の被押接部であるピン147から離れる方向に回転するだけなので、シートバック28が前傾れし、ケーブル111が引かれると、キャンセルフック139はポール69と共に回転し、ロック機構35のロック解除がなされる。
ロック機構のフック65、ポール69と、キャンセル機構の移動体としてのピン137、キャンセルフック139とは、シートスライド機構27のロアレール31の外部であって、ロアレール31の下方に設けられ、キャンセル機構のキャンセルリンク125は、シートスライド機構27のロアレール31の外部に設けられ、キャンセル機構のキャンセルフック139と一体に回転するサブキャンセルフック141はシートスライド機構27のロアレール31の外部に設けられ、シートスライド機構27のロアレール31の外部で、キャンセルリンク125とサブキャンセルフック141との当接が行われることにより、キャンセルリンク125とキャンセルフック139との当接のためにロアレール31に貫通穴を設ける必要がなくなり、貫通穴を設けることによるロアレール31の強度低下を防止できる。
[第3の実施の形態例]
図16〜図19を用いて説明する。尚、本形態例と第1の実施の形態例との相違点は、キャンセル機構のキャンセルリンクであり、他の部分は第1の実施の形態例と同一である。よって、第1の実施の形態例と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
キャンセルベース101には、キャンセルリンク205がピン207を用いて回転可能に取り付けられている。キャンセルリンク205の一方の回転端部側は、キャンセルリンク205が回転することにより、キャンセルフック79の被押接部79bを押して、キャンセルフック79のピン係合部79aと、ポール69のピン81との係合を解除させる押接部205aが形成されている。
次に、上記キャンセル機構38の作動を図17〜図19を用いて説明する。
アッパレール33がリアモスト以上に後退しても、図19に示すように、キャンセルリンク205は、その押接部205aがキャンセルフック79の被押接部79bから離れる方向に回転するだけなので、シートバック28が前傾れし、ケーブル111が引かれると、キャンセルフック79はポール69と共に回転し、ロック機構35のロック解除がなされる。
ガイドとしてのスライドプレート203のカム溝203aの形状を適宜設定することにより、スライドプレート203を付勢する第5の付勢手段の付勢力を小さくすることが可能となり、シートスライド機構のスライド抵抗を小さくできる。
[第4の実施の形態例]
図20〜図25を用いて説明する。本実施の形態例のシートスライド機構は、第1〜第3の形態例のシートスライド機構27と同じであるので本形態例のシートスライド機構の説明は省略する。
<ロック機構300>
本形態例のロック機構300は、シートスライド機構のロアレール31側にストライカ301が設けられ、フロア上にロック機構本体303が設けられている。
更に、中間部がピン321に巻回され、一方の端部がポール連動レバー323に係止され、他端部がプレート307に係止されたスプリング327により、ポール連動レバー323は、ピン321を介してポール313の係合部313aがフック309の係合部309bに係合する方向(図20の矢印M方向)に付勢されている。
そして、ロアレール31のストライカ301がフック309のロック溝309aに係合し、フック309のロック溝309aよりストライカ301が離脱できない状態(図20の状態:ロック状態)で、ポール313をスプリング315の付勢力に抗して回転させ、ポール313の係合部313aとフック309の係合部309bとの係合を解除すると、フック309はスプリング315の付勢力により略90°回転し、ストライカ301がフック309のロック溝309aから係脱可能となるアンロック状態となる。
<キャンセル機構350>
図20、図21に示すように、アッパレール33の天部33aには、アッパレール33の側方に張り出している当接部材353が設けられている。
次に、図24、図25を用いて上記構成の作動を説明する。
(1)キャンセル機構350は、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)に位置すると、当接部材353が被当接手段としてのキャンセルリンク357を押すことにより、キャンセルフック375をポール手段であるポール駆動レバー365に係合させ、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)以外の位置に位置すると、キャンセルフック375をポール手段のポール駆動レバー365より離脱させるキャンセルフック駆動手段を有することにより、シートスライド機構27のアッパレール33をリアモスト方向(最後位置方向)に移動させるだけで、当接部材353とキャンセルリンク357との当接が行われ、キャンセル機構350が動作するので、高い部品精度、取り付け精度が不要で、キャンセル機構350の小型化が可能となる。
(2)キャンセルフック駆動手段の被当接手段は、シートスライド機構27のロアレール31側に回転可能に設けられ、回転することによりキャンセルフック375を押して、キャンセルフック375とポール手段との係合を解除させるキャンセルリンク357であり、さらに、キャンセルフック375を押す方向にキャンセルリンクを付勢する第3の付勢手段を設けたことにより、機構が簡単である。
(3)ロック機構300のストライカ301は、シートスライド機構27のロアレール31側に設けられ、ロック機構300のロック機構本体303は、フロア側に設けられいる。即ち、回転するシートスライド機構側に、重量の軽いストライカ301を設けたことにより、シートスライド機構側の回転操作力が小さくて済む。
[第5の実施の形態例]
図26〜図31を用いて説明する。本実施の形態例のシートスライド機構、ロック機構は、第4の形態例のシートスライド機構27、ロック機構300と同じであるので本形態例のシートスライド機構、ロック機構の説明は省略する。
<キャンセル機構400>
図26、図27に示すように、アッパレール33の天部33aには、アッパレール33の側方に張り出している当接部材401が設けられている。
ポール駆動レバー463には、ピン471を用いてキャンセルフック473が回転可能に取り付けられている。キャンセルフック473の一方の回転端部側には、操作プレート465のピン467に係合可能なピン係合部473aが形成されている。このキャンセルフック473のピン係合部473aが操作プレート465のピン467に係合すると、操作プレート465とキャンセルフック473とは一体となって回転するようになっている。キャンセルフック473の他方の回転端部は、ピン457が当接可能なピン当接部473bが形成されている。
次に、図30、図31を用いて上記構成の作動を説明する。
第4の実施の形態例の場合、キャンセルリンク357はキャンセルフック375の前方からキャンセルフック375に押接することにより、アッパレール33をリアモスト(最後位置)に位置させ、ストラップを引いてロック機構300をアンロック状態とし、アッパレール33を前方へ移動させ、再びアッパレール33をリアモストに戻すと、キャンセルリンク357上にキャンセルフック375が乗り上げてしまう場合がある。
33 アッパレール
69 ポール
77 ピン(移動体)
79 キャンセルフック
105 キャンセルリンク
Claims (9)
- フロア側に設けられるロアレール、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に設けられたアッパレールからなるシートスライド機構と、
該シートスライド機構の前記ロアレールの前部を前記フロアに対して回転可能に支持する支持手段と、
前記シートスライド機構の前記ロアレールの後部を前記フロアに係止するロック機構と、
前記ロック機構のロック解除操作を行う操作手段と、
前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置に位置しないかぎり、前記操作手段から前記ロック機構への操作力の伝達をキャンセルするキャンセル機構と、
を備えたシートにおいて、
前記ロック機構は、
前記フロア側、前記シートスライド機構のロアレール側のうちの一方の側に設けられたストライカと、
前記フロア側、前記シートスライド機構のロアレール側のうちの他方の側に回転可能に設けられ、前記ストライカが係合可能なロック溝が設けられ、前記ストライカが前記ロック溝に係脱可能な位置に向かって付勢されたフック、前記フロア側、前記シートスライド機構のロアレール側のうちの他方の側に回転可能に設けられ、前記フックに係脱可能で、前記フックに係合する方向に付勢され、係合すると前記フックの回転を禁止するポールを有したポール手段からなるロック機構本体とからなり、
前記キャンセル機構は、
前記フロア側、前記シートスライド機構のロアレール側のうちの前記ロック機構本体が設けられた側に回転可能に設けられた移動体と、
該移動体上に回転可能に設けられ、前記ポール手段に係脱可能で、係合すると前記ポール手段と一体となって回転するキャンセルフックと、
前記ポール手段に係合する方向に前記キャンセルフックを付勢する第1の付勢手段と、
前記キャンセルフックが前記ポール手段に係合可能な位置に向かうように、前記移動体を付勢する第2の付勢手段と、
前記シートスライド機構のアッパレール側に設けられた当接部、前記シートスライド機構のロアレール側に設けられ、前記当接部に押され、前記キャンセルフックを駆動する被当接手段を有し、前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置に位置すると、前記当接部が前記被当接手段を押すことにより、前記キャンセルフックを前記ポール手段に係合させ、前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置以外の位置に位置すると、前記キャンセルフックを前記ポール手段より離脱させるキャンセルフック駆動手段と、
からなることを特徴とするシート。 - 前記ロック機構のストライカは、フロア側に設けられ、
前記ロック機構のロック機構本体は、前記シートスライド機構のロアレール側に設けられ、
前記ポール手段は、ポールからなり、
前記移動体は、前記ポールの回転中心軸を中心として回転可能に設けられ、
前記操作手段の操作力は、前記移動体に作用することを特徴とする請求項1記載のシート。 - 前記ロック機構のストライカは、前記シートスライド機構のロアレール側に設けられ、
前記ロック機構のロック機構本体は、フロア側に設けられ、
前記ポール手段は、前記ポール本体と、前記キャンセルフックが係合可能で、前記ポール本体を伝達手段を介して駆動するポール駆動レバーとを有し、
前記移動体は、前記ポール駆動レバーの回転中心軸を中心として回転可能に設けられ、
前記操作手段の操作力は、前記移動体に作用することを特徴とする請求項1記載のシート。 - 前記キャンセルフック駆動手段の被当接手段は、
前記シートスライド機構のロアレール側に回転可能に設けられ、前記当接部材に押されて回転することにより、前記キャンセルフックから離れて、前記キャンセルフックと前記ポールとを係合させるキャンセルリンクであり、
さらに、前記キャンセルフックを押す方向に前記キャンセルリンクを付勢する第3の付勢手段を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載のシート。 - キャンセルフック駆動手段の被当接手段は、
前記シートスライド機構のロアレール側に回転可能に設けられ、前記当接部材に押されて回転する第1キャンセルリンクであり、
前記キャンセルフック駆動手段は、
フロア側に設けられ、前記ポールと離脱する方向に前記キャンセルフックを押接可能で、前記第1のキャンセルリンクによって押されると、前記キャンセルフックから離れる方向に回転する第2キャンセルリンクを有し、
第2キャンセルリンクに当接する方向に前記第1キャンセルリンクを付勢する第4の付勢手段と、
前記キャンセルフックから離れる方向に前記第2キャンセルリンクを付勢する第5の付勢手段と、
を備え、
前記第2キャンセルリンクは、前記キャンセルフックの後方から前記キャンセルフックに押接することを特徴とする請求項3記載のシート。 - 前記シートスライド機構のロアレールの下部には、貫通穴が形成され、
前記ロック機構のフック、ポールと、前記キャンセル機構の移動体、キャンセルフックとは、前記シートスライド機構のロアレールの外部であって、前記ロアレールの下方に設けられ、
前記キャンセル機構のキャンセルリンクは、前記シートスライド機構のロアレールの内部に設けられ、
前記貫通穴を介して前記キャンセルリンクと前記キャンセルフックとの当接が行われることを特徴とする請求項4記載のシート。 - 前記ロック機構のフック、ポールと、前記キャンセル機構の移動体、キャンセルフックとは、前記シートスライド機構のロアレールの外部であって、前記ロアレールの下方に設けられ、
前記キャンセル機構のキャンセルリンクは、前記シートスライド機構のロアレールの外部に設けられ、
前記キャンセル機構のキャンセルフックと一体に回転するサブキャンセルフックは前記シートスライド機構のロアレールの外部に設けられ、
前記シートスライド機構のロアレールの外部で、前記キャンセルリンクと前記サブキャンセルフックとの当接が行われることを特徴とする請求項4記載のシート。 - 前記キャンセルフック駆動手段は、
前記シートスライド機構のロアレール側に回転可能に設けられ、回転することにより前記キャンセルフックを押して、前記キャンセルフックと前記ポールとの係合を解除させるキャンセルリンクと、
前記シートスライド機構のロアレール側に、前記アッパレールの移動方向に沿って移動可能に設けられたスライドプレートと、
前記キャンセルリンク、前記スライドプレートのうちの一方の部材に設けられたスライダ部と、
前記キャンセルリンク、前記スライドプレートのうちの他方の部材に設けられ、前記スライダ部が移動可能に係合し、前記スライドプレートが後方に向かって移動すると、前記キャンセルリンクを前記キャンセルフックから離れる方向に回転させるガイドと、
前記キャンセルリンクが前記キャンセルフックを押す方向に前記スライドプレートを付勢する第6の付勢手段と、
前記シートスライド装置のアッパレールに設けられ、前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置に位置すると、前記スライドプレートを押して、前記キャンセルリンクを前記キャンセルフックより離反させ、前記キャンセルリンクの前記キャンセルフック方向への回転を禁止する当接部と、
からなることを特徴とする請求項2記載のシート。 - 前記シートスライド機構は、
前記アッパレール、前記ロアレールのうちの一方のレール側に設けられ、他方のレール側に係脱可能なロック部材を有するシートスライドロック機構と、
該シートスライドロック機構と離れた箇所に設けられた操作レバーと、
該操作レバーの動きを前記ロック機構に伝達するケーブルと、
を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のシート。
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