JP4662436B2 - シート - Google Patents
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Description
(1)リクライニング機構11の操作レバー11bを操作して、リクライニング機構11のロック解除を行い、アッパアーム9を起立状態(図10におけるM状態)とする。
(2)2段折れ機構15の操作レバー15bを操作して、2段折れ機構15のロック解除を行い、シートバックフレーム13を前傾状態(図10におけるN状態)とする。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、操作性がよいシートを提供することにある。
請求項4に係る発明は、前記ロック解除連動機構に、前記アッパアームが前方へ回転すると、前記ロック解除手段の当接面が前記2段折れ機構のロック解除部材をロック解除方向へ押してロック解除し、ロック解除した後、前記アッパアームが後方に回転する際には、前記ロック解除手段がロック位置にある前記2段折れ機構のロック解除部材を乗り越える空振り機構を設けたことを特徴とする請求項2記載のシートである。
請求項7に係る発明は、前記アッパアームに対して前記シートバックフレームを前方へ回転する方向に付勢するシートバックフレーム付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1又は5記載のシートである。
請求項2に係る発明によれば、一端部が前記ロック解除手段の回転中心以外の箇所に回転可能に取り付けられ、他端部が前記ロアアームに回転可能に取り付けられ、前記アッパアームが前方へ回転すると、前記ロック解除手段の当接面を前記2段折れ機構のロック解除部材を押すように前記ロック解除手段を回転させるリンクを用いることで、確実にアッパアームの動きをロック解除手段に伝達することができる。
ロック解除連動機構201には、アッパアーム109が前方へ回転すると、ロック解除手段203の当接面205が2段折れ機構115のロック解除部材である操作レバー117のピン119をロック解除方向へ押してロック解除し、ロック解除した後、アッパアーム109が後方に回転する際には、ロック解除手段203がロック位置にある2段折れ機構115のロック解除部材である操作レバー117のピン119を乗り越える空振り機構301が設けられている。
アッパアーム109には、段付ピン303を用いてキャンセルベース305が回転可能に設けられている。このキャンセルベース305には、前述したリンク131の一端部がピン211を用いて回転可能に取り付けられている。そして、中間部が段付ピン303の大径部に巻回され、一方の端部がアッパアーム109の穴109aに係止され、他方の端部がキャンセルベース305の穴305bに係止されたスプリング306の付勢力によって、キャンセルベース305はアッパアーム109に対して、段付ピン303を中心にリンク131を引く方向(図2において矢印III方向)に付勢されている。この付勢力が、リンク131を介してプレート135に作用し、前述したプレート付勢手段となっている。
アッパアーム109に対するシートバックフレーム113の回転中心軸403はロックプレート401を挿通した後外部に突出し、その外部突出部分に、操作レバー117が回転可能に取り付けられている。操作レバー117には、徐々に回転中心軸403からの距離が長くなるように設定された長穴118が形成されている。一方、アッパアーム109には、回転中心軸403に向かって延びる長穴407が形成されている。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)シートバックフレーム113が使用状態で、リクライニング機構111をロック解除してアッパアーム109を前方へ回転させると、ロック解除連動機構201により、2段折れ機構115がロック解除され、使用状態にあるシートバックフレーム113が格納状態となる。よって、2段折れ機構115をロック解除する操作が不要となるので、操作性が良い。
(2)一端部がロック解除手段203の回転中心以外の箇所に回転可能に取り付けられ、他端部がロアアームに回転可能に取り付けられ、アッパアーム109が前方へ回転すると、ロック解除手段203の当接面を2段折れ機構115のロック解除部材を押すようにロック解除手段203を回転させるリンク131を用いることで、確実にアッパアーム109の動きをロック解除手段203に伝達することができる。
(3)プレート135と、アッパアーム109が前方へ回転した際に、プレート135の下部が当接可能なロアストッパ213とを設けた。すなわち、ロック解除連動機構201の作動が必要ない着座可能状態では、プレート135がロアストッパ213に当接しないようにすることで、アッパアーム109の前方への回転によるロック解除手段203の作動を防止することができる。
(4)空振り機構301を設けたことにより、アッパアーム109を前方へ回転させて2段折れ機構115のロック解除した後に、アッパアーム109が後方に回転しても、ロック解除手段203がロック位置にある2段折れ機構115の操作レバー117のピン119を乗り越えることにより、2段折れ機構115をロック状態にしたまま、アッパアーム109を後方に回転させることができる。
(5)ロアアーム107に対してアッパアーム109を前方へ付勢するアッパアーム付勢手段を設けたことにより、リクライニング機構111をロック解除すると、アッパアーム付勢手段の付勢力により、アッパアーム109は前方へ回転するので、操作性がよい。
(6)2段折れ機構115をロック解除すると、シートバックフレーム113付勢手段の付勢力によりシートバックフレーム113は前方へ回転するので、操作性がよい。
109 アッパアーム
111 リクライニング機構
113 シートバックフレーム
115 2段折れ機構
201 ロック解除連動機構
Claims (7)
- シートクッションに設けられるロアアームと、
シートバックの下部に設けられ、前記ロアアームに対して前後方向に回転可能に設けられたアッパアームと、
シートバックの上部に設けられ、前記アッパアームに対して前後方向に回転可能に設けられたシートバックフレームと、
前記アッパアームの前記ロアアームに対する回転をロック/ロック解除するリクライニング機構と、
前記シートバックフレームが前記アッパアームと共同して着座者の背部を支持可能な使用状態、前記アッパアームに対して前倒れした前倒れ状態の2つの状態で前記シートバックフレームの回転をロックする2段折れ機構と、
を有するシートにおいて、
前記2段折れ機構をロック方向に付勢する2段折れ付勢手段と、
前記シートバックフレームが使用状態で、前記リクライニング機構をロック解除して前記アッパアームを前方へ回転させると、前記シートバックフレームが前倒れ状態に向かって回転するまで、前記2段折れ付勢手段の付勢力に抗して前記2段折れ機構をロック解除し続けるロック解除連動機構と、
を有することを特徴とするシート。 - 前記ロック解除連動機構は、
前記アッパアーム側に回転可能に設けられ、前記2段折れ機構のロック解除部材を押して前記2段折れ機構をロック解除する当接面を有したロック解除手段と、
一端部が前記ロック解除手段の回転中心以外の箇所に回転可能に取り付けられ、他端部が前記ロアアームに回転可能に取り付けられ、前記アッパアームが前方へ回転すると、前記ロック解除手段の当接面を前記2段折れ機構のロック解除部材を押すように前記ロック解除手段を回転させるリンクとからなり、
前記ロック解除手段の当接面は、前記シートバックフレームが使用状態で、前記リクライニング機構をロック解除して前記アッパアームを前方へ回転させると、前記シートバックフレームが自重で前倒れ状態に向かって回転するまで、前記2段折れ機構のロック解除部材を押して前記2段折れ機構を前記2段折れ付勢手段の付勢力に抗してロック解除するように設定したことを特徴とする請求項1記載のシート。 - 前記リクライニング機構の回転中心軸に回転可能に設けられ、前記回転中心軸以外の箇所に前記リンクが回転可能に接続されたプレートと、
前記ロアアーム側に設けられ、前記アッパアームが前方へ回転した際に、前記プレートが当接可能なロアストッパと、
前記プレートが前記ロアストッパに当接する方向に付勢するプレート付勢手段と、
を設けたことを特徴とする請求項2記載のシート。 - 前記ロック解除連動機構に、
前記アッパアームが前方へ回転すると、前記ロック解除手段の当接面が前記2段折れ機構のロック解除部材をロック解除方向へ押してロック解除し、ロック解除した後、前記アッパアームが後方に回転する際には、前記ロック解除手段がロック位置にある前記2段折れ機構のロック解除部材を乗り越える空振り機構を設けたことを特徴とする請求項2記載のシート。 - 前記空振り機構は、
前記2段折れ機構のロック解除部材に設けられ、前記ロック解除連動機構の当接面が当接可能なピンと、
前記アッパアーム側に回転可能に設けられ、前記リンクが回転可能に取り付けられるキャンセルベースと、
該キャンセルベースに回転可能に設けられ、一方の側面側に前記当接面が形成されたキャンセルプレートと、
前記キャンセルベースに設けられ、前記キャンセルプレートが当接することにより、前記アッパアームが前方へ回転した際に前記当接面が前記2段折れ機構のロック解除部材のピンを押すことを可能とするストッパと、
前記キャンセルプレートを前記ストッパに当接する方向に付勢するキャンセルプレート付勢手段と、
からなることを特徴とする請求項4記載のシート。 - 前記ロアアームに対して前記アッパアームを前方へ回転する方向に付勢するアッパアーム付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のシート。
- 前記アッパアームに対して前記シートバックフレームを前方へ回転する方向に付勢するシートバックフレーム付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1又は5記載のシート。
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JP2004320434A JP4662436B2 (ja) | 2004-11-04 | 2004-11-04 | シート |
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Citations (2)
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2004
- 2004-11-04 JP JP2004320434A patent/JP4662436B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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