JP2011157685A - シートの固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストライカが移動しないように支持剛性を高める。
【解決手段】車体に固定したストライカと、シートバックに設けられストライカをキャッチするキャッチ手段5とで構成され、該キャッチ手段5は、一対のベースプレート7,8と、該ベースプレート7,8に形成されストライカが入脱する第1嵌入部7a,8aと、ベースプレート7,8にラッチ軸9を介して設けられロック解除位置へ向って付勢され第2嵌入部10aを有するラッチ10と、ベースプレート7,8にロック軸11を介して設けられ拘束位置へ付勢されるロックプレート12と、ロック軸11に設けられラッチ10をロック位置へ加圧するカム14と、ロックプレート12を許容位置へロック解除操作するために形成された操作部12cとを有し、ストライカがベースプレート7,8に2つの当接点で当接するためのテーパ面7f,8fを第1嵌入部7a,8aの両側に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明はシートの固定装置に関し、固定されたシートにガタが生じるのを抑制したものである。
車両には、シートクッションとシートバックとからなるシートにおける前記シートバックを前へ倒して折り畳むことができる構成や、前記シートクッションを跳ね上げることができる構成のもの等がある。これらのシートでは、シートクッションやシートバックを車体に着脱自在に固定できるようにするため、シートの固定装置が設けられる。
従来のシートの固定装置としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。シートの固定装置は、特許文献1の図1に示すように、ストライカ進入溝23を有するベースプレート1と、該ストライカ進入溝23へ入り込んだストライカ18を噛み込んでラッチ軸37を中心として回動するラッチ31と、プレート軸47を中心として回動自在であり前記ラッチ31のラッチ係合部51と係合する係合フック45を有するロッキングプレート33と、プレート軸47を中心として回動自在でありロッキングプレート33の上部の突起部43の部分を円周方向から挟む第1ストッパ57,第2ストッパ59を有すると共にストライカ進入溝23へ入り込んだストライカ18に当接して該ストライカ18を規制するストライカ規制部材35と、ラッチ31とストライカ規制部材35とを反時計方向へ回動させる付勢手段39とによって構成されている。ストライカ18がストライカ進入溝23の最奥に位置する状態では、ラッチ31のラッチ係合部51とロッキングプレート33の係合フック45との間には隙間が存在しているが、付勢手段39の付勢力によりストライカ規制部材35が反時計方向へ付勢されてストライカ18に押し当てられ、ラッチ31が反時計方向へ回動して該ラッチ31のラッチ係合部51にロッキングプレート33の係合フック45が係合した状態となるため、このロック状態では前記隙間がなくなってシートのがたつきが防止される。
一方、特許文献2に記載のシートの固定装置は、案内溝10を有するケース2と、該案内溝10へ入り込んだストライカ7を保持溝13へ噛み込んだ状態で第1支持ピン11を中心として回動するフォーク3と、第2支持ピン12を中心として回動自在に設けられ前記フォーク3の係止部15を係止させる係止面17を有するロックプレート4と、第2支持ピン12を中心として回動自在でありカム面20がフォーク3の係合子9に係合してフォーク3が反時計方向へ回動するのを規制する制御部材5と、フォーク3とロックプレート4との上部を連結するスプリング25と、ロックプレート4に対して制御部材5を時計方向へ付勢するスプリング8と、により構成されている。フォーク3の回転により、該フォーク3の保持溝13へ噛み込んだストライカ7を案内溝10の奥へ押圧し、ストライカ7をフォーク3と案内溝10の最奥に設けられた緩衝ゴム体6との間に挟むことにより、ストライカ7を2点で支持してストライカ7のガタを防止している。
特開平08−260788号公報 特開2006−15892号公報
ところが、特許文献1に記載のシートの固定装置は、ストライカ規制部材35が反時計方向へ付勢されストライカ18に押し当てられることから、ストライカ18と共にラッチ31が、ストライカ進入溝23の出口へ向って僅かに回動させられた状態でロックされており、ストライカ進入溝23の最奥の内面とストライカ18との間に隙間が生じていることから、シートに乗員の体重が加わると、ベースプレート1がストライカ18に対して相対的に移動し、ストライカ規制部材35の付勢力に抗してラッチ31がストライカ18と共に時計方向へ回動させられ、ストライカ18にガタを生じる場合がある。
一方、特許文献2に記載のシートの固定装置は、ストライカ7をフォーク3と緩衝ゴム体6との2点で支持する構成であるため、緩衝ゴム体6が劣化して弾性力が低下すると、シートに乗員の体重が加わって大きな荷重が作用した際に、ストライカ7が当接するフォーク3と緩衝ゴム体6との前記2点を支点として、ストライカ7に対してケース2の部分が揺動し、ストライカ7の保持力が低下する。
そこで本発明は、上記の課題を解決したシートの固定装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、車体に固定したストライカと、シートに設けられ前記ストライカをキャッチするキャッチ手段とにより構成され、該キャッチ手段は、シートに固定された一対のベースプレートと、該ベースプレートの夫々の略中間位置に外周部から内部へ向って形成され前記ストライカが入脱する第1嵌入部と、前記一対のベースプレートの前記第1嵌入部に対して一方側に前記一対のベースプレートを連結するラッチ軸を介して回動自在に設けられロック位置とロック解除位置とを占めると共にロック位置からロック解除位置へ向って回動付勢されているラッチと、該ラッチに設けられ前記夫々の第1嵌入部に入り込んだ前記ストライカが入脱する第2嵌入部と、前記一対のベースプレートの前記第1嵌入部に対して他方側に前記一対のベースプレートを連結するロック軸を介して回動自在に設けられ前記ラッチが回動付勢されてロック位置からロック解除位置へ回動するのを拘束する拘束位置と許容する許容位置とを占めると共に許容位置から拘束位置へ向って回動付勢されているロックプレートと、該ロックプレートを前記回動付勢に抗して手動でロック解除操作して拘束位置から許容位置へ回動させるため前記ロックプレートに形成された操作部と、前記ロック軸に回動自在に設けられ前記ラッチがロック位置を占めるときに前記ラッチをロック位置へ向って加圧する方向へ回動付勢されるカムと、を備えたシートの固定装置において、前記夫々の第1嵌入部の最奥の幅寸法が前記ストライカの外径寸法よりも小さく設定されて前記ストライカの外周面が前記夫々の第1嵌入部の内面と2つの当接点で当接することを特徴とする。
この発明によれば、ストライカのロック時に、回動付勢されるカムがラッチをロック位置へ向って加圧しており、ストライカの外周面は一対のベースプレートの第1嵌入部の内面と夫々2つの当接点で当接し、ラッチの第2嵌入部の内面と単一の当接点で当接することから、ストライカは合計5点で当接する。ストライカは円周方向に3つの当接点で当接しているので、キャッチ手段に対してストライカが該ストライカの外周のいずれの方向へも相対的に移動することはなく、またストライカの軸方向では一対のベースプレートの第1嵌入部の奥側が夫々2つの当接点で当接して入り口側がラッチにより単一の当接点で当接することから、ストライカに対して相対的にキャッチ手段の倒れが生じることもない。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のシートの固定装置において、前記ストライカの外周面が前記ベースプレートの前記第1嵌入部の内面に当接する2つの当接点と、前記ラッチの前記第2嵌入部の内面に当接する単一の当接点とが、前記ストライカの外周に沿って略等間隔に配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、ストライカに当接するベースプレートの第1嵌入部の内面の2つの当接点と、ラッチの第2嵌入部の内面に当接する単一の当接点との3点が、ストライカの外周に沿って略等間隔に配置されているので、キャッチ手段に対してストライカが該ストライカの外周360度のいずれの方向へ相対的に移動しようとするのも確実に阻止される。
請求項1に係るシートの固定装置によれば、キャッチ手段に対してストライカが該ストライカの外周のいずれの方向へも相対的に移動することはなく、またキャッチ手段に対してストライカの倒れが生じることもないので、キャッチ手段によるストライカの保持が安定し、シートに大きな負荷が作用してもストライカに対してキャッチ手段が相対的にガタや倒れを生じることはなく、シートの支持剛性の向上が図れる。また、ストライカが外周の3箇所で当接するので、従来の2箇所で当接する場合に対して把持力が1.5倍になり、キャッチ手段に対してストライカが回転したり軸方向へスライドしたりするのが抑制されることから、ラッチを加圧するカムの付勢力を大きくしたのと同等の効果がある。
請求項2に係るシートの固定装置によれば、ストライカが該ストライカの外周360度の範囲をキャッチ手段により等間隔に支持されるので、キャッチ手段によるストライカの保持が一段と安定する。
シートの固定装置におけるキャッチ手段の分解斜視図(実施の形態)。 シートの固定装置のロック状態の構成図(実施の形態)。 シートの固定装置のカムがロック始点位置を占める状態の構成図(実施の形態)。 シートの固定装置のカムがロック解除移行位置を占める状態の構成図(実施の形態)。 シートの固定装置のロック解除状態の構成図(実施の形態)。 (a)はシートバックにシートの固定装置を用いたシートの構成図、(b)はシートクッションにシートの固定装置を用いたシートの構成図(実施の形態)。 (a)は第1嵌入部の形状を示す要部拡大図、(b)は当接点の位置を示す斜視図(実施の形態)。 ロック状態のときに、突起部からカムへ作用する力の方向を示す作用説明図(実施の形態)。 ロック解除操作されてカムがロック解除移行位置を占めるときに、突起部からカムへ作用する力の方向を示す作用説明図(実施の形態)。 突起部からカムへ作用する力の方向を、ロック状態とカムがロック解除移行位置を占める状態とで比較して示す作用説明図(実施の形態)。 カムがロック始点位置を占める時の、ラッチとロックプレートとの関係を示す説明図(実施の形態)。
以下、本発明によるシートの固定装置の実施の形態を説明する。
(構成)
図6(a)に示すようにシートクッション1aに対してシートバック1bが回動自在に設けられ、リヤシート1を構成している。前記シートクッション1aは床面である車体2aに図示しないボルトを介して結合され、前記シートバック1bは立設面である車体2bに着脱自在に取り付けられている。一方、図6(b)に示すのは、シートクッション1aの前部がヒンジを介して回動自在に構成され、シートクッション1aの後部が車体2aに着脱自在に取り付けられたものである。
シートクッション1aを車体2aに着脱自在に取り付けたり、シートバック1bを車体2bに着脱自在に取り付けるため、シートの固定装置3が設けられている。該シートの固定装置3は、ストライカ4とキャッチ手段5とにより構成されている。ストライカ4は棒状部材をU字形に屈曲形成してその両端を車体2a,2bに固定したものである。一方、キャッチ手段5はシートクッション1aの下面やシートバック1bの背面に埋め込んで設けられており、前記ストライカ4をキャッチしたりあるいは開放したりすることができる。
キャッチ手段5の構成を図1,図2に基づいて説明する。シートクッション1aやシートバック1bの図示しないフレームには、キャッチ手段5を構成する一対のベースプレート7,8が固定されている。一方のベースプレート7は、図1に示すように略平面的な構成であり、他方のベースプレート8は収容空間を有する構成になっている。ベースプレート7,8には、その長さ方向の略中間位置に、ストライカ4が相対的に入脱するための切欠部である第1嵌入部7a,8aが、外周部から内部へ向って夫々形成されている。
図2に示すようにベースプレート7,8の前記第1嵌入部7a,8aに対して左側には、ベースプレート7,8を連結するラッチ軸9を介してラッチ10が回動自在に設けられている。該ラッチ10には、前記第1嵌入部7a,8aに入り込んだストライカ4が入脱するための第2嵌入部10aが形成されている。ラッチ10はロック位置とロック解除位置とを占める。ロック位置とは、図2のように、ストライカ4が第1嵌入部7a,8aに入り込み、かつストライカ4がラッチ10の第2嵌入部10aに入り込んだときのラッチ10の回動位置をいう。一方、ロック解除位置とは、図5のように、ストライカ4が双方の嵌入部から排出され得るときのラッチ10の回動位置をいう。
ベースプレート7,8の前記第1嵌入部7a,8aに対して右側にベースプレート7,8を連結するロック軸11を介してロックプレート12が回動自在に設けられている。ラッチ10をロック位置で拘束するため、ラッチ10には図2中の右方へ向って突出する係合部10bが形成される一方、ロックプレート12の下部には、かぎ形状のロック部12aが形成されている。該ロックプレート12は前記ラッチ10がロック位置からロック解除位置へ回動するのを拘束する拘束位置(図2)と回動するのを許容する許容位置(図5)とを占める。ロックプレート12を許容位置から拘束位置へ向って回動付勢するため、付勢手段としてのばね13が設けられている。該ばね13は前記ロック軸11に巻回した状態で設けられ、その一端が前記ベースプレート8の側壁8bに掛けられ、他端がロックプレート12に形成されたばね掛け孔12bに挿通されている。
前記ラッチ軸9と前記ロック軸11とを結ぶ線分に対して前記第1嵌入部7a,8aの反対側の位置には、前記ラッチ10に軸方向へ突出形成した状態で突起部10cが設けられている。一方、該突起部10cを加圧するカム14が前記ロック軸11に回動自在に設けられている。該カム14は、前記ラッチ10が図2のロック位置を占めるときに、前記第1嵌入部7a,8aの近傍から前記突起部10cへ向って加圧方向へ回動付勢されことにより、前記ラッチ10をロック位置へ向って加圧するカム面14cを有する。
カム14を加圧方向へ回動付勢し、かつ前記ラッチ10をロック位置からロック解除位置へ向って回動付勢するため、前記ラッチ軸9を囲繞する付勢手段としてのばね15が設けられている。該ばね15の一端はラッチ10のばね掛け部10dに掛けられ、他端はカム14の長孔14aに挿通されている。
前記ロックプレート12をばね13の付勢力に抗して手動でロック解除操作して拘束位置から許容位置へ回動させるため、ロックプレート12の上部には操作部12cが一体形成され、該操作部12cの上端部には図6(a)の解除ロッド17の下端や図6(b)のワイヤ17bの端部を結合するための貫通孔12fが形成さている。また、操作部12cのロック解除操作により前記カム14を前記加圧方向とは反対の方向へばね15の付勢に抗して押圧して後述する図4のロック解除移行位置Bまで回動させる押圧部12dがロックプレート12におけるロック軸11の近傍に形成され、一方、カム14には、押圧部12dにより押圧するための被押圧部14bが、軸方向へ突出させてエンボス形成されている。
図1において、ベースプレート7,8は第1嵌入部7a,8aを基準として左右対称に形成され、下部に設けた左右の2つの結合孔7c,結合孔8cのうちの右側のものに挿入した軸16と前記ラッチ軸9と前記ロック軸11とを介して結合されており、左右の両端に配置された取り付け孔7d,8dに図示しない2本のボルトを挿通して、キャッチ手段5が図6(a),(b)に示すようにシートバック1b,シートクッション1aの図示しないフレームに結合されている。前記ラッチ軸9と前記ロック軸11との両端を支持するため、ベースプレート7,8には軸孔7e,8eが夫々4つずつ形成されており、この実施の形態では4つの軸孔7eおよび4つの軸孔8eのうちの右上のものと左下のものとが使用されている。この実施の形態では操作部12cの操作方向は図2の左方向であるが、操作方向を右方向にしたい場合は、軸孔7e,8eのうちの左上と右下のものを使用し、かつ下部の左側の結合孔7c,8cを使用することになる。
この発明では、前記操作部12cを図2の左方へ移動させてロック解除操作をすると、ロックプレート12が拘束位置から許容位置へ回動し、該ロックプレート12に設けられた押圧部12dがカム14の被押圧部14bを反加圧方向へ押圧してカム14を図4のロック解除移行位置Bまで回動させると、ばね15により加圧方向へ回動付勢されていたカム14が、ばね15により付勢されたラッチ10によってその反対方向である反加圧方向へ回動付勢され、これによりラッチ10がカム14を押しのけてロック位置からロック解除位置まで回動するように構成されている。即ち、カム14がロック解除移行位置Bまで回動すると、ばね15の付勢によって突起部10cがカム14を押圧する押圧方向が、カム14と突起部10cとの当接点からロック軸11とラッチ軸9との間のロック軸11の近傍へ向う方向より、ロック軸11とラッチ軸9との中間部の近傍へ向う方向に切り換わり、これによりばね15の付勢によって加圧方向へ付勢されていたカム14がこの付勢力よりも大きな力で突起部10cの付勢力により反加圧方向へ付勢され、カム14が反加圧方向へ回動するように設定されている。具体的には以下のように構成されている。
前記ラッチ10の前記突起部10cには、円柱の外周面の一部を切り欠いて平面部10hが形成され、図10に拡大して示すように、カム14のカム面14cに当接する半径寸法の大きな大円弧部10dと、カム面14cの端部14dに当接すると共に大円弧部10dに連続して平面部10hとの間の角部に形成され該大円弧部10dよりも半径寸法が十分に小さい小円弧部10eとを有する。
ロック状態では図8のようにカム14のカム面14cが突起部10cの大円弧部10dに当接してカム14が突起部10cを加圧しており、ロックプレート12を拘束位置から許容位置へ回動させると、該ロックプレート12の押圧部12dがカム14の被押圧部14bを押圧することから、カム14が図9に示す反加圧方向のロック解除移行位置Bまで回動し、カム面14cの端部14dが小円弧部10eに当接する。つまり、突起部10cに対するカム14の当接点が、大円弧部10dから小円弧部10eへ移動するように構成されている。カム14が大円弧部10d,小円弧部10eに当接するときに大円弧部10d,小円弧部10eからカム14へ作用する力F1の方向は、大円弧部10d,小円弧部10eの中心と当接点とを結ぶ方向になる。このため、図10に示すようにカム14が大円弧部10dに当接するときのF1の方向は常に接線に直交する方向であるため、カム14を反加圧方向へ回動させる回転モーメントが生じないようにロック軸11の近傍へ向うように設定する一方、カム14が小円弧部10eに当接するときのF1の方向は、カム14を反加圧方向へ回動させる回転モーメントが生じるようにロック軸11を中心とする円の円周方向へ向かうように設定されている。つまり、当接点の僅かな移動でF1の方向を大きく変えるために、大円弧部10dと小円弧部10eとの半径寸法に大きな差を設けている。このように当接点が移動するようにしたのは、突起部10cからカム14へ加わる力の方向が変化することで、カム14がばね15によって付勢される加圧方向の力よりも反対の方向へ向って、突起部10cがカム14を回動させる力の方が大きくなり、その結果としてカム14がラッチ10に押されて反加圧方向へ回動するように設定したものである。
カム14の前記ロック解除移行位置Bは、以下のように設定されている。
図10に示すように、突起部10cにおける前記大円弧部10dと前記小円弧部10eとの境界を境界位置A2とする。この境界位置A2にカム14が当接するときのカム14およびロックプレート12の位置を図3に示す。この位置が、ロックレバー12の操作を止めればカム14,ロックプレート12およびラッチ10がロック位置に自然に戻ることができるロック始点位置A1となる。
次に、ラッチ10がロックプレート12から開放されたときには、カム14の当接点が大円弧部10dから小円弧部10eに切り換わり、ラッチ10がばね15の付勢力でロック解除位置へ回動できるように設定されている。図2のロック状態からロックプレート12がカム14を押圧して図3に示すロック始点位置A1へ至った時のロックプレート12と、該ロックプレート12によってロック解除されるラッチ10との位置関係を図11に示す。ラッチ10の係合部10bには円弧部10fが形成される一方、ロックプレート12のロック部12aには円弧部12eが形成され、円弧部10fのA3の位置でロック部12aが係合部10bに当接している。この位置でロックプレート12の操作を止めれば、ロック部12aがばね13の付勢力によりA3の位置からY方向へ移動してラッチ10がロックされ、ロックプレート12を操作してロック部12aを更にX方向へ移動すればラッチ10がロック解除される。このため、A3の位置を切り換わり位置とする。
そして、ロック部12aが図11の切り換わり位置A3から図4に示すようにラッチ10の係合部10bから外れてしまうまでのロックプレート12の僅かな回動の間に、カム14と突起部10cの当接点における突起部10cの接線と直角な方向が、大円弧部10dから十分に小さい半径の小円弧部10eへの接触に切り換わることよって、ロック軸11の中心方向からロック軸11を中心とする円の円周方向に大きく変化するように設定されている。
そのため、この発明では、カム14が図3のロック始点位置A1に位置するときには、図11に示すようにロックプレート12のロック部12aがラッチ10の係合部10bの切り換わり位置A3に当接し、かつカム14は図10に示す突起部10cの境界位置A2に当接するように設定されている。
カム14が突起部10cの大円弧部10dに当接すると、カム14は突起部10cから接線と直交する方向の力F1を受けるため、図8にF1で示すように力の方向はカム14の回転中心O2の近傍を通ることになってカム14を反加圧方向へ回動させる回転モーメントは殆ど作用せず、カム14はばね15の付勢力のみを受けて加圧方向へ回動し、ロック位置のラッチ10がロック位置の方向へ向って加圧される。一方、図9に示すようにカム14が突起部10cの小円弧部10eに当接すると、カム14は突起部10cから接線と直交する方向の力F1を受けるため、図9にF1で示すように力の方向はカム14の回転中心O2を中心とする円の円周方向へ大きく傾くことになって、カム14は突起部10cから反加圧方向へ向う大きな回転モーメントを受けることになり、カム14は反加圧方向へ回動し、カム14の回動に追従してラッチ10がロック解除位置へ向って回動する。そして、図4に示すようにロックプレート12のロック部12aがラッチ10の係合部10bから外れた許容位置まで回動すると、ラッチ10の回動を規制するものがなくなるため、ばね15の付勢により、ラッチ10はカム15を押しのけるようにして、ロック位置から図5のロック解除位置へ回動する。このため、カム14が図3に示すロック始点位置A1から僅かに反加圧方向へ回動した図4のBの位置が、前記ロック解除移行位置Bとして設定されている。
この発明では、前記ストライカ4を確実に保持できるようにするため、以下の構成が採用されている。図2の要部を図7(a)に示す。前記第1嵌入部7a,8aの最奥の幅寸法が前記ストライカ4の外径寸法よりも小さく設定されている。即ち、第1嵌入部7a,8aの最奥の両側には最奥へ向って幅寸法が小さくなるようにテーパ面7f,8fが形成されている。このため、ロック時には、ストライカ4の外周面が夫々の第1嵌入部7a,8aの内面と当接点7g,8gの2点で夫々当接し、ストライカ4の外周面がラッチ10の第2嵌入部10aの内面と当接点10gの1点で当接する。当接点7g,8gと当接点10gとの関係を図7(b)に示す。ストライカ4の中心をO5とすると、図7(a)に示すように、(O57g)(O57g)(O510g)間の角度は2θ=120度に設定されており、ストライカ4の外周に沿う当接点7g,7g,10gおよび当接点8g,8g,10gは、ストライカ4の外周に沿って等間隔に配置されている。
(作用)
次に、シートの固定装置の作用を説明する。
この発明によれば、図2に示すようにラッチ10がロック位置を占め、ロックプレート12のロック部12aがラッチ10の係合部10bと係合する状態では、カム14がばね15の付勢力により突起部10cを回動付勢してラッチ10をロック位置へ向って加圧するので、加圧されるラッチ10の第2嵌入部10aの内面と第1嵌入部7a,8aの奥の内面との間にストライカ4が挟まれ、該ストライカ4が第1嵌入部7a,8aの内部で拘束されガタがなくなる。次に、例えば図6(a)の解除ロッド17を上へ引くことにより、図3に示す操作部12cを左方へ引いてロック解除操作し、ロックプレート12をばね13の付勢力に抗して拘束位置から許容位置へ反時計方向に回動させると、ロックプレート12に設けられた押圧部12dがカム14の被押圧部14bをばね15の付勢力に抗して押圧してカム14を回動させ、カム14が図3に示すロック始点位置A1を少し越えて図4に示すロック解除移行位置Bまで回動する過程で、該カム14と突起部10cとの当接部分が変わり、ばね15の付勢により突起部10cがカム14を反加圧方向へ回動させようとする回転モーメントが大きくなる。そして、突起部10cがカム14を回動付勢する力が、ばね15がカム14を回動付勢する力よりも大きくなり、かつロックプレート12は許容位置へ回動してラッチ10は開放さているので、図4に示すようにロック解除移行位置Bにあるカム14をラッチ10が反加圧方向へ押し出し、その後にラッチ10は図5に示すようにロック解除位置まで回動し、ストライカ4が第1嵌入部7a,8aおよび第2嵌入部10aから排出される。つまり、ストライカ4のロックが解除される。
前記のようにロックプレート12の押圧部12dによりカム14がロック解除移行位置Bまで回動させられると、回動したカム14と突起部10cとの当接部分が変わり、ばね15の回動付勢により突起部10cがカム14を反加圧方向へ回動させようとする回転モーメントが大きくなる点について詳細に説明する。
ばね15により、ラッチ10はロック解除位置へ向って回動付勢される一方、カム14は突起部10cを加圧する加圧方向へ回動付勢されている。図2に示すようにラッチ10がロック位置を占める状態では、カム14のカム面14cが突起部10cの大円弧部10dに当接しており、このときに突起部10cの大円弧部10dがカム面14cを押圧する押圧方向は、図8にF1として示すように当接点Qにおける大円弧部10dの接線と直角な方向であり、大円弧部10dの中心O3から当接点Qへ向う方向となるので、大円弧部10dがカム面14cを押圧する力F1の押圧方向は、当接点Qからロック軸11とラッチ軸9との間のロック軸11の近傍の点Tへ向う方向となる。
このF1によりカム14を反加圧方向へ回動させるための力F3の値は、以下のようにして求められる。ばね15がラッチ10を回動付勢することにより、ラッチ10の突起部10cの当接点Qがラッチ10の回転中心O1を中心として円周方向へ回転しようとする力は、半径方向のO1Qと直角な方向であり、力Fとして表わされる。このFを大円弧部10dの接線と直角な方向の成分とラッチ10の回転中心O1に向かう方向の成分とに分解するとF1とF2とになる。更にF1をカム14の回転中心O2と当接点Qとを結ぶO2Qに直角な方向の成分とカム14の回転中心O2に向かう方向の成分とに分解すると、F3とF4とになる。カム14を回転中心O2を中心として反加圧方向へ回動させようとする力はO2Qに直角な方向の成分であり、F3となる。
一方、カム14を加圧方向へ回動付勢するばね15の力は、ばね15が長孔14aの内部でカム14と当接する当接点Sから長孔14aの内面に対して直角な方向の力Pとして表わされる。このPをO2Sに直角な方向の成分とO2Sに平行な方向の成分とに分解すると、P1とP2とになる。このP1をカム14の回転中心O2から離れた当接点Qに作用する力に置き換えると、(P1)(O2S)=(P3)(O2Q)となり、(P3)=(P1)(O2S)/(O2Q)となる。
前記のようにカム14のQ点を回転中心O2を中心として反加圧方向へ回動させる力はF3であり、加圧方向へ回動させる力はP3なので、加圧方向へ回動させる力が(P3−F3)となる。ここで、このF3の値は小さいのでF3によりカム14に作用する反加圧方向の回転モーメントは僅かであり、カム14は突起部10cから殆ど影響を受けないので、カム14は加圧方向へ向って回動する。
図2のロック状態から、図3のように手動で操作部12cを左方へ引いてロック解除操作し、ロックプレート12を拘束位置から許容位置へ回動させると、ロックプレート12の押圧部12dがカム14の被押圧部14bを押圧し、カム14が図3のロック始点位置A1を越えて図4,図9のロック解除移行位置Bまで反加圧方向へ回動させられ、カム14のカム面14cの端部14dが突起部10cの小円弧部10e(図10参照)に当接し、このときに突起部10cの小円弧部10eがカム14を押圧する押圧方向は、当接点Qにおける小円弧部10eの接線と直角な方向であり、図10に示すように小円弧部10eの中心O4から当接点Qへ向う方向となるので、小円弧部10eがカム14を押圧する押圧方向は、図9の当接点Qからロック軸11とラッチ軸9との中間部の近傍の点Tへ向う方向の力F1となり、F1の方向が図10の上部の矢印方向から図10の下部の矢印方向へと変化する。
このF1によりカム14を反加圧方向へ回動させるための力F3の値は、以下のようにして求められる。図9において、ばね15に回動付勢されてラッチ10の突起部10cの当接点Qがラッチ10の回転中心O1を中心として円周方向に回転しようとする力は、半径方向のO1Qと直角な方向の力Fとして表わせる。このFを小円弧部10eの接線と直角な方向の成分とラッチ10の回転中心O1に向かう方向の成分とに分解すると、F1とF2とになる。更にF1をカム14の回転中心O2と当接点Qとを結ぶ線分O2Qに直角な方向の成分とカム14の回転中心O2に向かう方向の成分とに分解すると、F3とF4とになる。このうち、O2を中心としてカム14を反加圧方向へ回動させようとする力は、線分O2Qに直角な方向の成分のF3である。この図9の力F3は、図8の力F3よりも十分に大きい。
一方、ばね15がカム14を加圧方向へ回動付勢する力は、ばね15が長孔14aの内部でカム14と当接する当接点Sから長孔14aの内面に対して直角な方向の力Pであり、Pを線分O2Sに直角な方向の成分と線分O2Sに平行な方向の成分とに分解するとP1とP2とになる。P1をカム14の回転中心O2から離れた当接点Qに作用する力に置き換えると、(P1)(O2S)=(P3)(O2Q)となり、(P3)=(P1)(O2S)/(O2Q)となる。
従って、カム14を回転中心O2を中心として反加圧方向へ回動させる力は(F3−P3)となり、F3>P3なので、カム14は反加圧方向へ向って回動する。つまり、ばね15が突起部10cを回動付勢する力が、ばね15がカム14を回動付勢する力よりも大きくなり、カム14は反加圧方向へ向って回動する。
ここで、ばね15が係止されるカム14の長孔14aは、カム14の中心O2を通る半径方向に対して傾斜した長孔として形成されており、これによりラッチ10のロック解除方向への付勢とカム14の加圧方向への付勢とを単一のばね15で行えるようにしている。即ち、長孔14aを中心O2の半径方向に対して傾斜させることで、カム14の加圧方向の力P1を小さくしており、単一のばね15を用いても上記のF3>P3の関係が成立するようにできる。なお、ラッチ10の付勢とカム14の付勢とを別々のばねで行う場合は、ばね力を別々に設定できることから、長孔14aを傾斜させる必要はない。
この発明によれば、ストライカ4のロック時に、ばね15によって回動付勢されるカム14がラッチ10をロック位置へ向って加圧しており、ストライカ4の外周面は一対のベースプレート7,8の第1嵌入部7a,8aの内面と4つの当接点7g,7g,8g,8gで当接し、ラッチ10の第2嵌入部10aの内面と単一の当接点10gで当接することから、図7(b)に示すようにストライカ4は合計5点で当接する。図7(a)に示すようにストライカ4は円周方向に3つの当接点で当接しているので、キャッチ手段5に対してストライカ4が該ストライカ4の外周のいずれの方向へも相対的に移動することはなく、またストライカ4の軸方向では一対のベースプレート7,8の第1嵌入部7a,8aの奥側が4つの当接点7g,7g,8g,8gで当接して入り口側がラッチ10により単一の当接点10gで当接することから、ストライカ4に対して相対的にキャッチ手段5の倒れが生じることもない。
この発明によれば、図7(a)に示すようにストライカ4に当接するベースプレート7の第1嵌入部7aの内面の2つの当接点7g,7gおよびベースプレート8の第1嵌入部8aの内面の2つの当接点8g,8gと、ラッチ10の第2嵌入部10aの内面に当接する単一の当接点10gとの5点が、ストライカ4の外周に沿って等間隔に2θ=120度の間隔で配置されているので、ストライカ4を把持する力は以下のようになる。当接点10gでラッチ10からストライカ4の下面へ2F5の力が作用すると、該ストライカ4が上方へ向かってベースプレート7,8へ押圧される力は、夫々2F5の1/2のF5となる。そして、このF5が2つに分かれて力F6となってテーパ面7f,8fに作用する。2θ=120度でありθ=60度なので、F6=F5となり、F5の力でテーパ面7f,8fに夫々押圧される。このため、当接点7g,7g,8g,8gの摩擦係数をμとすると、当接点7g,7g,8g,8gにはμF5の摩擦力が作用し、当接点10gには2μF5の摩擦力が作用する。従って円周方向の同じ位置に生じる摩擦力どうしを加算して円周方向の3箇所に生じる摩擦力をみると、摩擦力2μF5,2μF5,2μF5の同じ大きさの摩擦力が生じることになり、合計で6μF5の摩擦力が生じる。この6μF5の摩擦力により、キャッチ手段5に対するストライカ4の回転および軸方向のスライドが阻止される。従って、ストライカ4は外周の3方向から保持されるだけでなく、把持力が従来の1.5倍の大きさになり、キャッチ手段5に対してストライカ4が該ストライカ4の外周360度のいずれの方向へ相対的に移動しようとしても確実に阻止される。
また、従来はラッチとベースプレートとが1箇所ずつストライカ4に当接し、ストライカ4は合計2箇所で当接して該ストライカの回転および軸方向のスライドを阻止していたため、阻止が十分でなかったが、円周方向の3箇所でストライカの回転および軸方向のスライドを阻止することから、ストライカを確実に固定することができる。
このシートの固定装置によれば、キャッチ手段5に対してストライカ4が該ストライカ4の外周のいずれの方向へも相対的に移動することはなく、またキャッチ手段5に対してストライカ4の倒れが生じることもないので、キャッチ手段5によるストライカ4の保持が安定し、シートに大きな負荷が作用してもストライカ4に対してキャッチ手段5が相対的にガタや倒れを生じることはなく、シートの支持剛性の向上が図れる。また、ストライカ4が外周の3箇所で当接するので、従来の2箇所で当接する場合に対して把持力が1.5倍になり、キャッチ手段5に対してストライカ4が回転したり軸方向へスライドしたりするのが抑制されることから、ラッチ10を加圧するカム14の付勢力を大きくしたのと同等の効果がある。
このシートの固定装置によれば、ストライカ4が該ストライカ4の外周360度の範囲をキャッチ手段5により等間隔に支持されるので、キャッチ手段5によるストライカ4の保持が一段と安定する。
なお、本実施の形態は第1嵌入部の最奥の両側にテーパ面を形成してストライカの外径寸法よりも小さい幅寸法を設定したが、第1嵌入部の最奥の両側に突起部を形成してストライカの外径寸法よりも小さい幅寸法を設定してもよい。また、ばね15を、ラッチを付勢する付勢手段とカムを付勢する付勢手段として兼用したが、別々にばねを設けるようにしてもよい。また更に、リヤシートを固定する構成について示したが、リヤシートの固定に限定されるものではない。更に、図6(b)ではシートクッションの前部にヒンジを設ける一方、後部にキャッチ手段5を設け、車体に対して前方に跳ね上げる構成に本発明を適用した場合を説明したが、側方へ跳ね上げる構成や床面に収納する構成に適用してもよい。また更に、ベースプレートの第1嵌入部に対して図2中の左にラッチを配置して右にロックツースを配置したが、逆の配置であっても良い。
1…シート
2b…車体
3…シートの固定装置
4…ストライカ
5…キャッチ手段
7,8…ベースプレート
7a,8a…第1嵌入部
7f,8f…テーパ面
7g,8g,10g…当接点
9…ラッチ軸
10…ラッチ
10a…第2嵌入部
11…ロック軸
12…ロックプレート
12c…操作部
13,15…ばね(付勢手段)
14…カム

Claims (2)

  1. 車体に固定したストライカと、シートに設けられ前記ストライカをキャッチするキャッチ手段とにより構成され、
    該キャッチ手段は、シートに固定された一対のベースプレートと、該ベースプレートの夫々の略中間位置に外周部から内部へ向って形成され前記ストライカが入脱する第1嵌入部と、
    前記一対のベースプレートの前記第1嵌入部に対して一方側に前記一対のベースプレートを連結するラッチ軸を介して回動自在に設けられロック位置とロック解除位置とを占めると共にロック位置からロック解除位置へ向って回動付勢されているラッチと、該ラッチに設けられ前記夫々の第1嵌入部に入り込んだ前記ストライカが入脱する第2嵌入部と、
    前記一対のベースプレートの前記第1嵌入部に対して他方側に前記一対のベースプレートを連結するロック軸を介して回動自在に設けられ前記ラッチが回動付勢されてロック位置からロック解除位置へ回動するのを拘束する拘束位置と許容する許容位置とを占めると共に許容位置から拘束位置へ向って回動付勢されているロックプレートと、該ロックプレートを前記回動付勢に抗して手動でロック解除操作して拘束位置から許容位置へ回動させるため前記ロックプレートに形成された操作部と、
    前記ロック軸に回動自在に設けられ前記ラッチがロック位置を占めるときに前記ラッチをロック位置へ向って加圧する方向へ回動付勢されるカムと、を備えたシートの固定装置において、
    前記夫々の第1嵌入部の最奥の幅寸法が前記ストライカの外径寸法よりも小さく設定されて前記ストライカの外周面が前記夫々の第1嵌入部の内面と2つの当接点で当接することを特徴とするシートの固定装置。
  2. 請求項1に記載のシートの固定装置において、
    前記ストライカの外周面が前記ベースプレートの前記第1嵌入部の内面に当接する2つの当接点と、前記ラッチの前記第2嵌入部の内面に当接する単一の当接点とが、前記ストライカの外周に沿って略等間隔に配置されていることを特徴とするシートの固定装置。
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