JP2008259668A - 折り畳み式車椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】展開及び折り畳み作業を容易に行なうことができるとともに、展開された状態を確実に保持することができる折り畳み式車椅子を提供する。
【解決手段】折り畳み式車椅子1は、右前輪11及び右後輪12が設けられた右枠体10と、左前輪21及び左後輪22が設けられた左枠体20とを備えている。右枠体10と左枠体20との間には、右枠体10と左枠体20とを展開及び折り畳み可能とする折り畳み機構100、200と、展開された状態で乗員を着座させる着座手段80、85とが設けられている。折り畳み機構100、200は、厚みを有する右板30、50及び左板40、60と、右側面13a、14aに右板30、50を揺動可能に固定する右蝶番と、左側面23a、24aに左板40、60を揺動可能に固定する左蝶番と、右板30、50及び左板40、60を互いに揺動可能に固定する中蝶番とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は折り畳み式車椅子に関する。
特許文献1に従来の折り畳み式車椅子が開示されている。この車椅子は、右前輪及び右後輪が設けられた右枠体と、左前輪及び左後輪が設けられた左枠体とを備えている。右枠体と左枠体との間には、右枠体と左枠体とを展開及び折り畳み可能とする折り畳み機構と、右枠体と左枠体とが展開された状態で乗員を着座させる着座手段とが備えられている。
この車椅子の折り畳み機構は、右枠体と左枠体とを連結するX型のリンク機構を有している。着座手段は、左右の両側部に係止ブロックが固定された剛体構造の座部を有している。また、右枠体及び左枠体の各々の内側には、この座部に設けられた係止ブロックの鉤部を嵌合する受け部が設けられている。
このような構成である従来の折り畳み式車椅子では、座部を上方から移動させ、座部に設けられた係止ブロックの鉤部を受け部に嵌合させることにより、右枠体と左枠体とを展開した状態に保持することができる。また、座部を上方に移動させ、この鉤部と受け部との嵌合を解除することにより、右枠体と左枠体とを折り畳み可能にすることができる。
特開2004−223169号公報
しかし、上記従来の折り畳み式車椅子では、右枠体と左枠体とを展開したり、折り畳んだりする場合、座部を上方に保持していなければならない。また、右枠体と左枠体とを展開した状態に保持するためには、座部を上方から移動させて鉤部と受け部とを確実に嵌合させなければならず、手間を要していた。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、展開及び折り畳み作業を容易に行なうことができるとともに、展開された状態を確実に保持することができる折り畳み式車椅子を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の折り畳み式車椅子は、右前輪及び右後輪が設けられた右枠体と、該右枠体の左側に位置し、左前輪及び左後輪が設けられた左枠体と、該右枠体と該左枠体との間に設けられ、該右枠体と該左枠体とを展開及び折り畳み可能とする折り畳み機構と、該右枠体と該左枠体との間に設けられ、該右枠体と該左枠体とが展開された状態で乗員を着座させる着座手段とを備えた折り畳み式車椅子において、
前記右枠体は垂直方向に延びる右側面を有し、前記左枠体は該右側面と対面しつつ垂直方向に延びる左側面を有し、
前記折り畳み機構は、厚みを有するとともに互いに背面する第1端面及び第2端面を有する右板及び左板と、該右側面と該右板の該第1端面の前記乗員側の角部とを連結し、該右側面に該右板を揺動可能に固定する右蝶番と、該左側面と該左板の該第1端面の該乗員側の角部とを連結し、該左側面に該左板を揺動可能に固定する左蝶番と、該右板及び該左板の各該第2端面の該乗員側とは反対側の角部同士を連結し、該右板及び該左板を互いに揺動可能に固定する中蝶番とからなることを特徴とする。
このような構成である本発明の折り畳み式車椅子では、中蝶番で連結している右板と左板との連結部を乗員側に折り曲げるようにして右板及び左板を折り畳むことにより、それに連動して右枠体と左枠体との間隔が狭まり、右枠体と左枠体とを折り畳むことができる。
また、右枠体と左枠体との間隔を広げることにより、それに連動して右板及び左板は、右側面及び右板の第1端面が対面し、左側面及び左板の第1端面が対面し、かつ右板及び左板の各第2端面同士が対面し、これらが接触する状態になるまで拡がり、右枠体と左枠体とが展開された状態になる。そして、乗員の着座が可能となる。
乗員が着座手段に着座すると、右板及び左板を中蝶番で連結している連結部を乗員側とは反対側に折り曲げようとする力が右板及び左板に働く。この際、右板及び左板が厚みを有し、かつ中蝶番が乗員側とは反対側の角部同士を連結しているため、右板及び左板の連結部が乗員側とは反対側に折れ曲がることを確実に防止している。このため、乗員が着座手段に着座しても、右枠体と左枠体とが展開された状態を保持することができる。
したがって、本発明の折り畳み式車椅子は、展開及び折り畳み作業を容易に行なうことができるとともに、展開された状態を確実に保持することができる。
本発明の折り畳み式車椅子は、乗員の臀部側に設けられた折り畳み機構である第1機構と、乗員の背中側に設けられた折り畳み機構である第2機構とを備えていることが好ましい。
この場合、折り畳み機構を臀部側と背中側との2ヶ所に設けることにより、右枠体と左枠体とは、平行状態を保ちながら間隔を狭めたり、広げたりすることができる。このため、右枠体と左枠体との展開及び折り畳み作業をスムーズに行なうことができる。
また、第1機構の右板と第2機構の右板との間には可撓性のある右ベルトが張設され、第1機構の左板と第2機構の左板との間には可撓性のある左ベルトが張設されていることが好ましい。
この場合、右ベルト及び左ベルトの中間部を同時に斜め上方に引っ張ることにより、第1機構の右板及び左板の連結部が乗員側に折れ曲がり、第2機構の右板及び左板の連結部も乗員側に折れ曲がる。このようにすると、右枠体と左枠体との間隔が連動して狭まり、右枠体と左枠体とを容易に折り畳むことができる。
また、右枠体と左枠体とが展開された状態では、右ベルト及び左ベルトは、第2機構より下方において、背もたれとしても利用され、座り易くなっている。
本発明の折り畳み式車椅子において、着座手段は、右枠体と左枠体との間に張設される可撓性のある着座用ベルトであることが好ましい。この場合、乗員の体型に合わせて着座用ベルトが撓むため、座り心地が良く、長時間、着座することが可能となる。
また、着座用ベルトは右枠体及び左枠体に張設される位置が変更可能であることが好ましい。この場合、乗員の体型に合わせて、座面の高さを変更させることができるため、使い勝手を良くすることができる。
また、本発明の折り畳み式車椅子において、全ての構成部材が非磁性体からなることが好ましい。この場合、MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査の際に使用するのに適する。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、実施例の折り畳み式車椅子1は、右前輪11及び右後輪12が設けられた右枠体10と、右枠体10の左側に位置し、左前輪21及び左後輪22が設けられた左枠体20とを備えている。右枠体10と左枠体20との間には、右枠体10と左枠体20とを展開及び折り畳み可能とする折り畳み機構100、200が設けられている。また、右枠体10と左枠体20との間には、右枠体10と左枠体20とが展開された状態で乗員を着座させる着座手段80、85が設けられている。
左右の前輪11、21及び左右の後輪12、22は、木製であり、外周部が弾性を有するゴムで被覆されている。また、左右の前輪11、21は硬質樹脂製の連結部材11r、21rにより、左右の枠体10、20に連結されている。また、左右の後輪12、22は、硬質樹脂製の軸受け部材により左右の枠体10、20に連結されている。
右枠体10は、右側板13、右側板13の後端辺に設けられた右グリップ板14、右側板13の下端辺に設けられた右幕板15、右側板13の上端辺に設けられた右アームレスト板16及び右幕板15の外側面から前方に延びる右フットレスト板17を有している。右グリップ板14の上部後面には、後方に延びる右グリップ板14gが取付けられている。図2に示すように、右フットレスト板17の前端部には、蝶番17tにより固定された足乗せ台17dが取付けられている。この足乗せ台17dは、水平に延びた状態と垂直に延びた状態との間を揺動可能である。これら右枠体10の構成部材は、SUS304製の蝶番17tを除いて全て木製である。
図1に示すように、左枠体20は、左側板23、左側板23の後端辺に設けられた左グリップ板24、左側板23の下端辺に設けられた左幕板25、左側板23の上端辺に設けられた左アームレスト板26及び左幕板25の外側面から前方に延びる左フットレスト板27を有している。左グリップ板24の上部後面には、後方に延びる左グリップ24gが取付けられている。図2に示すように、左フットレスト板27の前端部には、図示しない蝶番により固定された足乗せ台27dが取付けられている。この足乗せ台27dも、水平に延びた状態と垂直に延びた状態との間を揺動可能である。これら左枠体20の構成部材は、SUS304製の蝶番を除いて全て木製である。
折り畳み機構100、200は、乗員の臀部側と乗員の背中側とに設けられている。このため、右枠体10と左枠体20とは、平行状態を保ちながら間隔を狭めたり、広げたりすることができるため、右枠体10と左枠体20との展開及び折り畳み作業をスムーズに行なうことができる。
図3に示すように、乗員の臀部側に設けられた折り畳み機構である第1機構100は、厚みを有する右板30及び左板40を有している。右板30は、互いに背面する第1端面31及び第2端面32を有している。左板40は、互いに背面する第1端面41及び第2端面42を有している。
右側板13の右側面13aと右板30の第1端面31の乗員側の角部とは、右蝶番110で連結されている。右板30は、水平に延びた状態と垂直に延びた状態との間を揺動可能である。右板30が水平状態に位置する際に、右板30の右側面13a側の下面を支持する右支持材18が右側面13aに設けられている。
左側板23の左側面23aと左板40の第1端面41の乗員側の角部とは、左蝶番120で連結されている。左板40は、水平に延びた状態と垂直に延びた状態との間を揺動可能である。左板40が水平状態に位置する際に、左板40の左側面23a側の下面を支持する左支持材28が左側面23aに設けられている。
右板30及び左板40の各第2端面32、42の乗員側とは反対側の角部同士は、中蝶番130で連結されている。これら第1機構100の構成部材は、SUS304製の右蝶番110、左蝶番120及び中蝶番130を除いて全て木製である。
右板30及び左板40は、中蝶番130で連結されている連結部を乗員側(上側)に折り曲げるようにして折り畳むことができる。右板30及び左板40を折り畳むと、右枠体10と左枠体20との間隔が連動して狭まる。
また、図4に示すように、乗員の背中側に設けられた折り畳み機構である第2機構200は、厚みを有する右板50及び左板60を有している。右板50は、互いに背面する第1端面51及び第2端面52を有している。左板60は、互いに背面する第1端面61及び第2端面62を有している。
右グリップ板14の右側面14aと右板50の第1端面51の乗員側の角部とは、右蝶番140で連結されている。右板50は、左右方向に延びた状態と前後方向に延びた状態との間を揺動可能である。左グリップ板24の左側面24aと左板60の第1端面61の乗員側の角部とは、左蝶番150で連結されている。左板60は、左右方向に延びた状態と前後方向に延びた状態との間を揺動可能である
右板50及び左板60の各第2端面52、62の乗員側とは反対側の角部同士は、中蝶番160で連結されている。これら第2機構200の構成部材は、SUS304製の右蝶番140、左蝶番150及び中蝶番160を除いて全て木製である。
右板50及び左板60は、中蝶番160で連結されている連結部を乗員側(前側)に折り曲げるようにして折り畳むことができる。右板50及び左板60を折り畳むと、右枠体10と左枠体20との間隔が連動して狭まる。
図3に示すように、第1機構100において、右板30の連結部側の後端部及び左板40の連結部側の後端部には、左右方向に延びるスリット33、43が各々に貫設されている。また、図1及び図4に示すように、第2機構200の右板50の連結部側の下端部及び左板60の連結部側の下端部にも、左右方向に延びるスリット53、63が各々に貫設されている。
図3及び図4に示すように、右板30に貫設されたスリット33に帯状の可撓性のある右ベルト71の一端が挿通され、右板50に貫設されたスリット53にこの右ベルト71の他端が挿通されている。図5に示すように、右ベルト71の両端部は、右ベルト71を折り返して形成された筒部が形成されており、この筒部にスリット33、53より大きい円柱体73が挿入されて、各スリット33、53から右ベルト71の両端部が抜けないようにされている。また、円柱体の両端には鍔部73tが形成されており、鍔部73tが右ベルト71の筒部の両端の開口縁に係止して、円柱体73が筒部から脱落しないようにされている。
また、左板40に貫設されたスリット43も帯状の可撓性のある左ベルト72の一端が挿通され、左板60に貫設されたスリット63にこの左ベルト72の他端が挿通されている。左ベルト72の両端部も右ベルト71の両端部と同様の構造を有し、各スリッ43、62から左ベルト72の両端部が抜けないようにされている。また、円柱体が左ベルト72の筒部から脱落しないようにされている。
このようにして、第1機構100の右板30と第2機構200の右板50との間には右ベルト71が張設されている。また、第1機構100の左板40と第2機構200の左板60との間には左ベルト72が張設されている。右ベルト71及び左ベルト72は非磁性体である。
右ベルト71及び左ベルト72の中間部を同時に斜め上方に引っ張ることによりFの方向に力が発生する。このため、第1機構100の右板30及び左板40の連結部が乗員側(第1機構100の上側)に折れ曲がり、第2機構200の右板50及び左板40の連結部も乗員側(第2機構200の前側)に折れ曲がる。これにより、右枠体10と左枠体20との間隔が連動して狭まり、図2に示すように、右枠体10と左枠体20とが折り畳められた状態となる。このため、容易に右枠体10と左枠体20とを折り畳むことができる。また、右ベルト71及び左ベルト72は、右枠体10と左枠体20とが展開された状態において、背もたれとしても利用される。
図1及び図3に示すように、着座手段は、右側面13aと左側面23aとの間に張設される3本の帯状の可撓性のある着座用ベルト80及びそれらの上面に面ファスナーによって取り外し可能に載置される座面クッション85から形成されている。着座用ベルト80及び座面クッション85は非磁性体である。
右側板13及び左側板23には、上下方向に2段ずつ、かつ前後方向に3列ずつ等間隔にスリット13s、13t、23s、23tが貫設されている。各スリット13s、13t、23s、23tは前後方向に延びている。図面では、右側板13の上側の3個のスリット13sに着座用ベルト80の一端が各々挿通され、対向する左側板23の上側の3個のスリット23sにそれら着座用ベルト80の他端が各々挿通されている。着座用ベルト80の両端は、着座用ベルト80を折り返して形成された筒部が形成されており、この筒部にスリット13s、23sより大きい円柱体81が挿入されて各スリット13s、23sから着座用ベルト80の両端部が抜けないようにされている。また、円柱体81の両端には鍔部が形成されており、鍔部が着座用ベルト80の両端部に形成された筒部の両端の開口縁に係止して、円柱体81が筒部から脱落しないようにされている。
各着座用ベルト80は、乗員の体型に合わせて撓むため、座り心地が良く、長時間、着座することが可能である。また、円柱体81を着座用ベルト80の筒部から抜き取り可能であり、円柱体81を筒部から抜き取り、着座用ベルト81を上側のスリット13s、23sから引き抜いて、下側のスリット13t、23tに挿通し直すことができる。このため、座面を容易に低くすることができる。
図1、図2及び図4に示すように、第2機構200の前面には、右グリップ板14と左グリップ板24との間に張設される2本の帯状の可撓性のある背もたれ用ベルト90と、それらの前面に面ファスナーによって取り外し可能に取付けられる背もたれクッション95とが設けられている。背もたれ用ベルト90及び背もたれクッション95は非磁性体である。
右グリップ板14及び左グリップ板24には、上部に縦方向に並ぶスリット14s、24sが2個ずつ貫設されている。右グリップ板14の2個のスリット14sに背もたれ用ベルト90の一端が各々挿通され、左グリップ板24の2個のスリット24sにそれら背もたれ用ベルト90の他端が各々挿通されている。背もたれ用ベルト90の両端は、背もたれ用ベルト90を折り返して形成された筒部が形成されており、この筒部にスリット14s、24sより大きい円柱体91を挿入して各スリット14s、24sから背もたれ用ベルト90の両端部が抜けないようにされている。また、円柱体91の両端は鍔部が形成されており、鍔部が背もたれ用ベルト00の両端部に形成された筒部の両端の開口縁に係止して、円柱体91が筒部から脱落しないようにされている。
図1及び図2に示すように、右側板13及び左側板23の前方下部には、斜めに延びるスリット13u、23uが貫設されている。これらスリット13u、23uを挿通する前ベルト95がリング状に設けられている。前ベルト95は、右枠体10と左枠体20との前部の間隔が開き過ぎないようにしている。
このような構成である実施例の折り畳み式車椅子1では、図1に示すように、右枠体10と左枠体20との間隔を広げることにより、乗員の臀部側に設けられた折り畳み機構である第1機構100の右板30及び左板40は、右側面13a及び右板30の第1端面31が対面し、左側面23a及び左板40の第1端面41が対面し、かつ右板30及び左板40の各第2端面32、42同士が対面し、これらが接触する状態になるまで拡がる。同様に、乗員の背中側に設けられた折り畳み機構である第2機構200の右板50及び左板60は、右側面14a及び右板50の第1端面51が対面し、左側面24a及び左板60の第1端面61が対面し、かつ右板50及び左板60の各第2端面52、62同士が対面し、これらが接触する状態になるまで拡がる。この状態が右枠体10と左枠体20とが展開された状態であり、乗員の着座が可能となる。
また、乗員が着座した場合には、第1機構100及び第2機構200の右板30、50と左板40、60の連結部を乗員側とは反対側に折り曲げようとする力が右板30、50及び左板40、60に働く。この際、右板30、50及び左板40、60が厚みを有し、かつ中蝶番130、160が乗員側とは反対側の角部同士を連結しているため、連結部が乗員側とは反対側に折れ曲がることを確実に防止している。このため、乗員が着座しても、右枠体10と左枠体20とが展開された状態に保持することができる。
さらに、右枠体10と左枠体20とが展開された状態において、右ベルト71及び左ベルト72の中間部を同時に斜め上方に引っ張ることにより、図2に示すように、右枠体10と左枠体20とを容易に折り畳むことができる。
したがって、実施例の折り畳み式車椅子1は、展開及び折り畳み作業を容易に行なうことができるとともに、展開された状態を確実に保持することができる。
また、実施例の折り畳み式車椅子1は、木製等の非磁性体の構成部材から形成されているため、MRI検査の際に使用するのに適している。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることは言うまでもない。
本発明はMRI検査用の折り畳み式車椅子に利用可能である。
実施例の折り畳み式車椅子の展開した状態を示す斜視図である。 実施例の折り畳み式車椅子の折り畳み状態を示す斜視図である。 実施例の折り畳み式車椅子の第1機構を示す一部縦断面図である。 実施例の折り畳み式車椅子の第2機構を示す一部横断面図である。 実施例の折り畳み式車椅子の第1機構の要部断面図である。
符号の説明
1…折り畳み式車椅子
10…右枠体
11…右前輪
12…右後輪
13a、14a…右側面
20…左枠体
21…左前輪
22…左後輪
23a、24a…左側面
30、50…右板
40、60…左板
31、41、51、61…第1端面
32、42、52、62…第2端面
80、85…着座手段(80…着座用ベルト、85…座面クッション)
100、200…折り畳み機構(100…第1機構、200…第2機構)
110、140…右蝶番
120、150…左蝶番
130、160…中蝶番

Claims (6)

  1. 右前輪及び右後輪が設けられた右枠体と、該右枠体の左側に位置し、左前輪及び左後輪が設けられた左枠体と、該右枠体と該左枠体との間に設けられ、該右枠体と該左枠体とを展開及び折り畳み可能とする折り畳み機構と、該右枠体と該左枠体との間に設けられ、該右枠体と該左枠体とが展開された状態で乗員を着座させる着座手段とを備えた折り畳み式車椅子において、
    前記右枠体は垂直方向に延びる右側面を有し、前記左枠体は該右側面と対面しつつ垂直方向に延びる左側面を有し、
    前記折り畳み機構は、厚みを有するとともに互いに背面する第1端面及び第2端面を有する右板及び左板と、
    該右側面と該右板の該第1端面の前記乗員側の角部とを連結し、該右側面に該右板を揺動可能に固定する右蝶番と、
    該左側面と該左板の該第1端面の該乗員側の角部とを連結し、該左側面に該左板を揺動可能に固定する左蝶番と、
    該右板及び該左板の各該第2端面の該乗員側とは反対側の角部同士を連結し、該右板及び該左板を互いに揺動可能に固定する中蝶番とからなることを特徴とする折り畳み式車椅子。
  2. 前記乗員の臀部側に設けられた前記折り畳み機構である第1機構と、該乗員の背中側に設けられた該折り畳み機構である第2機構とを備えている請求項1記載の折り畳み式車椅子。
  3. 前記第1機構の前記右板と前記第2機構の該右板との間には可撓性のある右ベルトが張設され、該第1機構の前記左板と該第2機構の該左板との間には可撓性のある左ベルトが張設されている請求項2記載の折り畳み式車椅子。
  4. 前記着座手段は、前記右枠体と前記左枠体との間に張設される可撓性のある着座用ベルトである請求項2又は3記載の折り畳み式車椅子。
  5. 前記着座用ベルトは前記右枠体及び前記左枠体に張設される位置が変更可能である請求項4記載の折り畳み式車椅子。
  6. 全ての構成部材が非磁性体である請求項1乃至5のいずれか1項記載の折り畳み式車椅子。
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