JP2006193010A - シートクッション - Google Patents

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Hiroshi Mizobata
洋志 溝端
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Abstract

【課題】シートクッションの着座感を適正に保つためのパッドの厚みを確保しつつ、シートクッションの薄型化を達成する。
【解決手段】車両のフロアに対してシート10を前後方向へ移動させるためのスライドレール40が、シートの左右両側にそれぞれ配置され、これらの両スライドレール40上に個々に設けられる左右のクッションフレーム20が補強部材24によって互いに連結されたシートクッションであって、補強部材24が、その両端部25と両クッションフレーム20とのそれぞれの結合点Jに対して、その中間部26をフロアに向けて偏倚させた形状に設定されているとともに、中間部26にパッドの支承部材30が支持されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用シートのシートクッションに関し、詳しくはシートの左右両側のクッションフレームが補強部材によって互いに連結されているシートクッションに関する。
この種の技術は、例えば特許文献1に開示された車両用シートの構造が知られている。この技術では、車両の側面衝突時におけるシートの変形を防止して乗員の生存空間を確保するために、クッションフレームおよびバックフレームの剛性を高めている。つまり、シートクッション側においては、左右のクッションフレームの後端部を剛性の高い補強部材によって連結している。なお、この補強部材は、シートクッションのパッドが載せられるパッド支承部材の後端側を支持するための部材を兼ねているのが一般的である。
特許第2584934号公報
このようなシートクッションのフレーム構造においては、パッド支承部材の高さが補強部材の高さによって決まり、それによってシートクッションの厚みも決まってしまう。そこで、シートクッションの薄型化を図るには、パッドの肉厚を薄くするしかない。その結果は、シートクッションの着座感が変わり、座り心地が損なわれる場合がある。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、シートクッションの着座感を適正に保つためのパッドの厚みを確保しつつ、シートクッションの薄型化を達成することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、車両のフロアに対してシートを前後方向へ移動させるためのスライドレールが、シートの左右両側にそれぞれ配置され、これらの両スライドレール上に個々に設けられる左右のクッションフレームが補強部材によって互いに連結されたシートクッションであって、補強部材が、その両端部と両クッションフレームとのそれぞれの結合点に対して、その中間部をフロアに向けて偏倚させた形状に設定されているとともに、補強部材の中間部にパッドの支承部材が支持されている。
この構成によれば、パッドの支承部材を支持する補強部材の中間部をフロアに向けて偏倚させているので、シートクッションの着座感を適正に保つためのパッドの厚みを確保しつつ、シートクッションの薄型化が可能となる。また、補強部材の両端部と両クッションフレームとの結合点は既成の位置に設定されていることから、設計上の種々の制約はクリヤーされる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたシートクッションであって、補強部材における中間部の高さが、左右両側のスライドレールとほぼ同じ高さに設定されている。
これにより、車両の側面衝突時におけるシートの変形を防止して乗員の生存空間を確保する上で有効とされている対策、すなわち、左右両側のスライドレール間に剛体を配置する、といった対策が実現される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明における実施の形態1を図1〜4によって説明する。
図1は、車両用シートの外観を表した斜視図である。この図面で示すように、シート10はシートクッション12とシートバック14とを備えている。シートバック14の下部は、シートクッション12の後部に対してリクライニング装置(図示省略)によって結合されている。また、シート10の左右両側におけるシートクッション12の下面には、左右一対のスライドレール40が配置されている。これらのスライドレール40により、シート10を前後方向へ移動させ、かつ、任意の調整位置で保持することができる。
図2は、シートクッション12のフレーム構造を表した側面図である。図3は、シートクッション12のフレーム構造を表した斜視図である。これらの図面から明らかなように、シートクッション12は、両スライドレール40上に個々に配置された左右のクッションフレーム20を備えている。つまり、両クッションフレーム20の下面には、スライドレール40のアッパーレール42がそれぞれ固定され、これらのアッパーレール42は、車両のフロアFに固定されるロアレール44にスライド自在に組み付けられている。したがって、シート10はフロアFに対して前後方向へ移動させることができる。
両クッションフレーム20の前端部は、シートクッション12の幅方向(左右方向)にわたって配置されたフロントパネル22で相互に連結されている。両クッションフレーム20の後端部は、やや上向きの形状になっており、そこにリクライニング装置を取り付けるための円形の開口部21が開けられている。また、両クッションフレーム20の後端部は、パイプ材を用いた補強部材24(リインフォースメント)によって互いに連結されている。この補強部材24の両端部25は、両クッションフレーム20における開口部21のほぼ真下の箇所にそれぞれ結合されている。そして、補強部材24の中間部26は、両端部25からフロアFに向けて曲げられている。
補強部材24の両端部25と、両クッションフレーム20の後端部に対する補強部材24の両端部25の結合点Jは、設計上の制約に基づいて設定された既成の位置である。そして、補強部材24の中間部26は、結合点Jから下方向に偏倚して、左右両側のスライドレール40とほぼ同じ高さに位置している。なお、結合点Jを選定する際の設計上の制約とは、例えばスライドレール40によってシート10を前後方向へ移動させたとき、補強部材24がフロアF側のロアレール44に干渉しないように結合点Jを選定することである。なお、補強部材24の両端部25と中間部26との境目を曲げ加工することにより、両端部25に対して中間部26を偏倚させているので、既存の補強部材(リインフォースメント)に曲げ加工を加えるだけでよく、コストアップを抑えることができる。
両クッションフレーム20、フロントパネル22および補強部材24で囲まれた部分には、図2で示すシートクッション12のパッド34を支持する支承部材30が配置されている。この支承部材30において、その前側の縁部はフロントパネル22に結合されており、後側の縁部は複数個のスプリング32を通じて補強部材24の中間部26に結合されている。つまり、補強部材24の中間部26には、複数個の係止孔27が左右方向に沿って一定のピッチで設けられている(図3)。これらの係止孔27に、各スプリング32の一端部が引っ掛けられ、各スプリング32の他端部が支承部材30の縁部に引っ掛けられている。
すでに述べたように、補強部材24の中間部26は、両クッションフレーム20に対する両端部25の結合点Jから下方向に偏倚してスライドレール40とほぼ同じ高さに位置しているため、この中間部26に結合されている支承部材30もフロアF側へ下がる。この結果、図2に示すパッド34の肉厚寸法aを適正値に保ったままで、シートクッション12のヒップポイントPとフロアFとの間の寸法bを小さくすることができる。これにより、シートクッション12の座り心地を確保しつつ、シートクッション12自体の薄型化が実現される。
図4は、両クッションフレーム20および両スライドレール40と、補強部材24との位置関係を表した説明図である。この図面の左側に車両のサイドドア(図示省略)が位置し、図面の右側が車両の中央部である。そして、両クッションフレーム20が個々に支持されている左右両側のスライドレール40の間には、剛体である補強部材24の中間部26が位置している。車両の側面衝突時には、図面の左方向からサイドドアやロッカーパネル(図示省略)を通じてシートクッション12に荷重が加わる。シートクッション12に入った荷重は、一方のスライドレール40、補強部材24の中間部26、他方のスライドレール40の順に伝わり、最終的には高剛性のフロアFのトンネル部Faで受けられる。このため、車両の側面衝突時におけるシート10の変形が抑えられて乗員の生存空間が確保される。
(実施の形態2)
つぎに、本発明における実施の形態2を図5,6によって説明する。
図5は、実施の形態2におけるシートクッション12のフレーム構造の一部を表した側面図である。図6は、同じくフレーム構造の一部を表した斜視図である。これらの図面で示す補強部材124は、実施の形態1における補強部材24の両端部25に相当するパイプ形状の第1部材125と、補強部材24のパイプ形状の中間部26に相当する第2部材126とが、プレート形状の第3部材128で連結されている。すなわち、実施の形態1における補強部材24が曲げ加工されているのに対し、補強部材124は両第1部材125と第2部材126とを分離し、これらを第3部材128で連結している。
補強部材124の第2部材126(中間部)は、実施の形態1の補強部材24と同様に、両クッションフレーム20に対する両第1部材125(両端部25)の結合点Jから下方向に偏倚して左右両側のスライドレール40とほぼ同じ高さに位置している。これによって補強部材124も補強部材24と同等の機能を果たす。また、補強部材124においては、例えば第3部材128の剛性を高めることにより、一本のパイプ材を曲げ加工した補強部材24と比較して、側面衝突時の荷重に対する強度を上げることが可能である。
車両用シートの外観を表した斜視図 シートクッションのフレーム構造を表した側面図 シートクッションのフレーム構造を表した斜視図 クッションフレームおよびスライドレールと補強部材との位置関係を表した説明図 実施の形態2におけるシートクッションのフレーム構造の一部を表した側面図 実施の形態2におけるシートクッションのフレーム構造の一部を表した斜視図
符号の説明
10 シート
12 シートクッション
20 クッションフレーム
24 補強部材
25 両端部
26 中間部
30 支承部材
34 パッド
40 スライドレール
F フロア
J 結合点

Claims (2)

  1. 車両のフロアに対してシートを前後方向へ移動させるためのスライドレールが、シートの左右両側にそれぞれ配置され、これらの両スライドレール上に個々に設けられる左右のクッションフレームが補強部材によって互いに連結されたシートクッションであって、
    補強部材が、その両端部と両クッションフレームとのそれぞれの結合点に対して、その中間部をフロアに向けて偏倚させた形状に設定されているとともに、補強部材の中間部にパッドの支承部材が支持されているシートクッション。
  2. 請求項1に記載されたシートクッションであって、
    補強部材における中間部の高さが、左右両側のスライドレールとほぼ同じ高さに設定されているシートクッション。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012121468A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車のシート装置
JP2014501204A (ja) * 2010-12-28 2014-01-20 ポスコ 車両用シート構造
JP7470327B2 (ja) 2021-06-02 2024-04-18 慎治 江頭 シートレール及びシートのシートレールへの取付方法

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