JP6276663B2 - 乗物用シートの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シートバックが上下に移動可能に取り付けられる乗物用シートの取付構造に関する。
シートクッションとシートバックを備える乗物用シートとして、特許文献1には、シートバックが、上下に2分割され、シートクッションに対して倒れるときに分割部にて前方に凹に中折れするように構成された車両用リヤシートが開示されている。この技術では、車体のバックパネルの前面にブラケットが固定され、このブラケットにシートバックのフレームが上下にスライド可能に支持されることで、シートバックが車体に対して上下に移動可能に取り付けられている。
特開平10−86720号公報
ところで、従来技術においては、シートバックとバックパネルとの間にブラケットが配置されているため、シートバックとバックパネルとの間にデッドスペースができるという問題があった。また、シートバックとバックパネルとの間にブラケットを配置するためのスペースが必要になることで、その分、シートバックが前に寄るので、シートバックの前側のスペース(乗り物内の人が座るスペース)が狭くなってしまう可能性がある。
そこで、本発明は、シートバックとバックパネルとの間にデッドスペースができることを抑制することができるとともに、シートバックの前側のスペースを確保することができる乗物用シートの取付構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、シートバックをバックパネルに取り付けるときの作業性を向上させることを目的とする。
また、本発明は、シートバックを安定して支持することを目的とする。
また、本発明は、移動機構の組み付け剛性を向上させることを目的とする。
また、本発明は、バックパネルに対する上部フレームの角度を調整可能とすることを目的とする。
前記した目的を達成するための本発明は、シートバックが上下に移動可能に取り付けられる乗物用シートの取付構造であって、前記シートバックの上側部分のフレームを構成する上部フレームと、前記シートバックの下側部分のフレームを構成し、左右方向に延びる軸を中心に前記上部フレームに対して前後に回動可能な下部フレームとを有するシートバックフレームと、前記シートバックの後ろに配置されるバックパネルと、前記バックパネルに対して前記シートバックフレームを上下に移動可能とする移動機構と、を備え、前記バックパネルは、前記移動機構が入り込んだ状態で配置される凹部を有することを特徴とする。
このような構造によれば、シートバックをバックパネルに寄せて、シートバックとバックパネルとを近接させた状態で配置することが可能となる。これにより、シートバックとバックパネルとの間にデッドスペースができることを抑制することができるとともに、シートバックの前側のスペースを確保することができる。
前記した乗物用シートの取付構造において、前記移動機構は、前記シートバックフレームに連結されるフレーム側部材と、前記バックパネルに固定され、前記フレーム側部材と係合して前記フレーム側部材の上下の移動をガイドするパネル側部材とを有し、前記凹部は、当該凹部内で、前記パネル側部材に対し、前記フレーム側部材を下から係合可能とするように設けられている構成とすることができる。
これによれば、フレーム側部材を、まず、凹部内に入り込ませ、その後、パネル側部材に対して下から係合させて組み付けることができるので、シートバックをバックパネルに取り付けるときの作業性を向上させることができる。
前記した乗物用シートの取付構造において、前記パネル側部材は、前記フレーム側部材と係合する係合部を有し、前記バックパネルは、前記シートバックを前記バックパネルに取り付けるときに、前記フレーム側部材を前記係合部に案内する係合案内部を有する構成とすることができる。
これによれば、フレーム側部材をパネル側部材の係合部に係合しやすくなるので、シートバックをバックパネルに取り付けるときの作業性をより向上させることができる。
前記した乗物用シートの取付構造において、前記バックパネルは、前記シートバックを前記バックパネルに取り付けるときに、前記シートバックの上端を合わせることで、前記フレーム側部材と前記パネル側部材とを係合可能な位置に位置合わせする目印を有する構成とすることができる。
これによれば、シートバックの上端を目印に合わせることで、フレーム側部材をパネル側部材に係合しやすくなるので、シートバックをバックパネルに取り付けるときの作業性をより向上させることができる。
前記した乗物用シートの取付構造において、前記凹部は、前記シートバックを前記バックパネルに取り付けるときに、当該凹部の上縁部に前記シートバックの上端を合わせることで、前記フレーム側部材と前記パネル側部材とを係合可能な位置に位置合わせするように設けられている構成とすることができる。
これによれば、シートバックの上端を凹部の上縁部に合わせることで、フレーム側部材をパネル側部材に係合しやすくなるので、シートバックをバックパネルに取り付けるときの作業性をより向上させることができる。
前記した乗物用シートの取付構造において、前記移動機構は、前記シートバックフレームに連結されるフレーム側部材と、前記バックパネルに連結され、前記フレーム側部材の上下の移動をガイドするパネル側部材とを有し、前記フレーム側部材は、前記上部フレームの下端部に固定されている構成とすることができる。
これによれば、移動機構を上下方向におけるバックパネルの中央付近に配置できるので、シートバックからの荷重を、移動機構を介してバックパネルの中央付近で受けることができる。これにより、シートバックを安定して支持することができる。
前記した乗物用シートの取付構造においては、前記上部フレームおよび前記下部フレームの一方を前記軸を中心に回動可能に支持する支持部材を備え、前記移動機構は、前記上部フレームおよび前記下部フレームの他方に連結されるフレーム側部材と、前記バックパネルに連結され、前記フレーム側部材の上下の移動をガイドするパネル側部材とを有し、前記フレーム側部材は、前記支持部材に接合されている構成とすることができる。
これによれば、上部フレームおよび下部フレームの一方を回動可能に支持する剛性の高い支持部材と、フレーム側部材とを一体的な構成とすることができるので、フレーム側部材(移動機構)の組み付け剛性を向上させることができる。
前記した乗物用シートの取付構造において、前記移動機構は、前記シートバックフレームに連結されるフレーム側部材と、前記バックパネルに連結され、前記フレーム側部材の上下の移動をガイドするパネル側部材とを有し、前記上部フレームは、上下に延びる縦フレーム部を有し、前記フレーム側部材は、前記パネル側部材によって上下の移動がガイドされる、上下に延びる被ガイド部を有し、前記被ガイド部は、左右方向から見て、上にいくほど前記縦フレーム部から離れるように前記縦フレーム部に対して傾斜している構成とすることができる。
これによれば、縦フレーム部に対する被ガイド部の後方への突出量が大きくなることがあるが、移動機構がバックパネルの凹部に入り込んだ状態で配置されていることで、このような構成においても、シートバックとバックパネルとの間にデッドスペースができることを抑制でき、シートバックの前側のスペースを確保できる。
前記した乗物用シートの取付構造において、前記移動機構は、前記上部フレームに連結されるフレーム側部材と、前記バックパネルに連結され、前記フレーム側部材の上下の移動をガイドするパネル側部材とを有し、前記フレーム側部材は、前記パネル側部材によって上下の移動がガイドされる、上下に延びる被ガイド部を有し、前記被ガイド部は、左右方向から見て、前側が凹となるように湾曲している構成とすることができる。
これによれば、上部フレームが上下に移動したときの、バックパネルに対する上部フレームの角度を調整することが可能となる。
前記した乗物用シートの取付構造において、前記シートバックは、少なくとも凭れ荷重がかかったときに前記バックパネルに接する位置に配置されている構成とすることができる。
これによれば、シートバックとバックパネルとの間にデッドスペースができることをより抑制できるとともに、シートバックの前側のスペースを確保できる。また、バックパネルがシートバックからの荷重をより広い面積で受けることができるので、シートバックを安定して支持することができる。
本発明によれば、シートバックとバックパネルとの間にデッドスペースができることを抑制することができるとともに、シートバックの前側のスペースを確保することができる。
また、本発明によれば、凹部を、当該凹部内で、パネル側部材に対し、フレーム側部材を下から係合可能に設けることで、シートバックをバックパネルに取り付けるときの作業性を向上させることができる。
また、本発明によれば、バックパネルが、フレーム側部材を係合部に案内する係合案内部を有する構成とすることで、シートバックをバックパネルに取り付けるときの作業性をより向上させることができる。
また、本発明によれば、バックパネルが、シートバックの上端を合わせることで、フレーム側部材とパネル側部材とを係合可能な位置に位置合わせする目印を有する構成とすることで、シートバックをバックパネルに取り付けるときの作業性をより向上させることができる。
また、本発明によれば、凹部を、その上縁部にシートバックの上端を合わせることで、フレーム側部材とパネル側部材とを係合可能な位置に位置合わせするように設けることで、シートバックをバックパネルに取り付けるときの作業性をより向上させることができる。
また、本発明によれば、フレーム側部材を、上部フレームの下端部に固定することで、シートバックからの荷重をバックパネルの上下方向における中央付近で受けることが可能となるので、シートバックを安定して支持することができる。
また、本発明によれば、上部フレームおよび下部フレームの一方を回動可能に支持する剛性の高い支持部材に、上部フレームおよび下部フレームの他方に連結されるフレーム側部材を接合することで、フレーム側部材(移動機構)の組み付け剛性を向上させることができる。
また、本発明によれば、フレーム側部材の被ガイド部を、上にいくほど縦フレーム部から離れるように縦フレーム部に対して傾斜する構成としても、シートバックとバックパネルとの間にデッドスペースができることを抑制でき、シートバックの前側のスペースを確保できる。
また、本発明によれば、上部フレームに連結されるフレーム側部材の被ガイド部を、前側が凹となるように湾曲させることで、上部フレームが上下に移動したときの、バックパネルに対する上部フレームの角度を調整することが可能となる。
また、本発明によれば、シートバックを、少なくとも凭れ荷重がかかったときにバックパネルに接する位置に配置することで、シートバックとバックパネルとの間にデッドスペースができることをより抑制できるとともに、シートバックの前側のスペースを確保できる。また、バックパネルが荷重を広い面積で受けられるので、シートバックを安定して支持できる。
実施形態に係る乗物用シートとしての車両用シートの斜視図である。 車両用シートの左シートに内蔵されるシートクッションフレームおよびシートバックフレームと、移動機構の斜視図である。 シートバックフレームと移動機構を分解して示す斜視図(a)と、支持部材を拡大して示す斜視図(b)である。 移動機構と係合案内部を拡大して示す斜視図である。 車両用シートの後ろに配置されるバックパネルの斜視図である。 車両用シートの側面図である。 シートバックのバックパネルへの取り付けを説明する図(a),(b)である。 車両用シートのリクライニング動作を説明する図(a),(b)である。 変形例に係るバックパネルの構成と、シートバックの取り付けを示す図(a),(b)である。 第1の変形例に係る車両用シートの側面図である。 第2の変形例に係る車両用シートの側面図である。 変形例に係る係合案内部の断面図(a),(b)である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、本発明において、前後、左右、上下は、乗物用シートに座る者(着座者)を基準とする。
図1に示すように、本実施形態に係る乗物用シートは、自動車の後部座席に使用される車両用シートSとして構成され、右側に配置される右シートSRと、左側に配置される左シートSLとから構成されている。以下においては、本発明の取付構造を適用した左シートSLの構成について説明する。
左シートSLは、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3とを主に備えている。詳しい動作については後述するが、左シートSLは、シートクッションS1が前に移動したときに、シートバックS2がシートクッションS1に対して後方に倒れるように構成されている(リクライニング可能に構成されている)(図8参照)。
シートクッションS1は、図2に示すような枠状のシートクッションフレームF1を備え、シートクッションフレームF1にウレタンフォームなどからなるクッション材と、皮革や布地などからなる表皮材を被せることで構成されている。また、シートクッションフレームF1は、車体(乗物の機体)のフロアに対して前後に移動可能に取り付けられており、リクライニング動作の際に着座者の操作などによってアクチュエータACを駆動させることで、車体に対し、前または後ろに向けて移動するように構成されている。
シートバックS2は、シートバックフレームF2を備え、シートバックフレームF2にウレタンフォームなどからなるクッション材と、皮革や布地などからなる表皮材を被せることで構成されている。シートバックフレームF2は、シートバックS2の上側部分のフレームを構成する上部フレーム10と、シートバックS2の下側部分のフレームを構成する下部フレーム20とを主に有して構成されている。
上部フレーム10は、金属製のパイプ材から構成されており、上下に延びる左右の縦フレーム部11と、左右に延びて縦フレーム部11,11の上端部同士を連結する横フレーム部12とを有している。横フレーム部12には、ヘッドレストS3を取り付けるためのサポートブラケット13が固定されている。
下部フレーム20は、略U字形状に折り曲げられた金属製のパイプ材から構成されている。下部フレーム20の下端部は、シートクッションフレームF1の後端部に設けられたシートバック取付ブラケットB1に対し、左右方向に延びる軸A1を中心に回動可能に連結されている。これにより、下部フレーム20は、シートクッションフレームF1に対して前後に回動可能となっている。また、詳しい連結構造については後述するが、下部フレーム20の上端部は、上部フレーム10に対し、左右方向を延びる軸A2を中心に回動可能に連結されている。これにより、下部フレーム20は、上部フレーム10に対して前後に回動可能となっており、シートバックS2は、上側部分と下側部分とが略V字形状をなすように中折れ可能となっている。
このように構成されたシートバックS2は、移動機構Mにより、当該シートバックS2の後ろに配置されるバックパネル60に対して上下に移動可能に取り付けられている。
移動機構Mは、シートバックフレームF2をバックパネル60に対して上下に移動可能とする機構であり、シートバックフレームF2に連結されるフレーム側部材30と、バックパネル60に連結されるパネル側部材40とを主に有して構成されている。
図3(a)に示すように、フレーム側部材30は、左右一対の被ガイド部31と、シートバックフレームF2に取り付けるためのフレーム取付ブラケット32とを有している。
フレーム取付ブラケット32は、金属製の板材を折り曲げることによって形成されており、固定部32Aと、固定部32Aの左右両端から前に向けて延びる一対の連結部32Bと、各連結部32Bの前端から左右方向外側に向けて延びる左右一対のフレーム取付部32Cとを有している。
ここで、上部フレーム10と下部フレーム20の連結構造について説明する。
上部フレーム10は、各縦フレーム部11の下端部が、フレーム取付ブラケット32のフレーム取付部32Cの前側の面に溶接などによって固定されることで、フレーム側部材30に連結されている。一方、下部フレーム20は、その上端部が、それぞれ、左右一対の支持部材50により、軸A2を中心に前後に回動可能に支持されている。
そして、フレーム側部材30は、支持部材50に接合されて一体となっている。具体的に、支持部材50は、図3(b)に拡大して示すように、各フレーム取付部32Cの左右両端から左右方向外側に向けて連続して延びる第1基部51と、第1基部51の左右方向外側の端から前に向けて延び、下部フレーム20と支持部材50とを回動可能に連結するボルト56の一端部を支持する第1支持部52と、第1基部51の前側の面に溶接などによって固定された第2部材53とから構成されている。第2部材53は、第1基部51に固定される第2基部54と、第2基部54の左右方向内側の端から前に向けて延び、ボルト56の他端部を支持する第2支持部55とを有している。
このような連結構造により、上部フレーム10と下部フレーム20とは、一方が他方に対して軸A2を中心に前後に回動可能に連結されている。
被ガイド部31は、パネル側部材40によって上下の移動がガイドされる棒状の部材であり、上下に延びるように配設されている。より詳細に、各被ガイド部31は、左右に並んで配置され、上端部がフレーム取付ブラケット32の固定部32Aの上縁部から上に突出した状態で、下端部が固定部32Aの後側の面に溶接などによって固定されることで設けられている。
図4に示すように、パネル側部材40は、左右一対の係合部41と、バックパネル60に取り付けるためのパネル取付ブラケット42とを有している。
パネル取付ブラケット42は、金属製の板材を折り曲げることによって形成されており、固定部42Aと、固定部42Aの左右両端から後ろに向けて延びる一対の連結部42Bと、各連結部42Bの後端から左右方向外側に向けて延びる左右一対のパネル取付部42Cとを有している。
係合部41は、筒状の部材であり、固定部42Aの前側の面に左右に並んだ状態で溶接などによって固定されている。各係合部41は、フレーム側部材30の、対応する一の被ガイド部31と係合しており、被ガイド部31を上下にスライド移動可能な状態で保持している。これにより、パネル側部材40は、フレーム側部材30の上下の移動をガイドするようになっている。
パネル側部材40は、パネル取付ブラケット42のパネル取付部42Cが、バックパネル60に設けられた凹部63の底にボルトなどによって固定されることで、バックパネル60に固定されている。
図5に示すように、バックパネル60は、金属製の板材をプレスすることなどによって形成された部材であり、シートバックS2(車両用シートS)の後ろに配置されて車体の一部を構成している。バックパネル60は、本実施形態においては略左右対称に構成されており、シートバックS2と対面するシート対向面61と、シート対向面61で開口する貫通穴62および凹部63と、凹部63の底に設けられた係合案内部64とを主に有している。
シート対向面61は、シートバックS2の移動方向に沿って延びる略平面状に形成されている。
貫通穴62は、バックパネル60の軽量化などを目的として設けられており、バックパネル60の中央に形成されている。
凹部63は、貫通穴62の左右両側に設けられ、シート対向面61に対して後方に向けて凹むように形成されている。本実施形態においては、左側の凹部63の底に、パネル側部材40が固定されている。
凹部63は、上下に長い正面視略矩形状に形成され、当該凹部63内で、パネル側部材40の係合部41に対し、フレーム側部材30の被ガイド部31を下から係合可能とするように設けられている。具体的には、凹部63は、上下方向において、底の上寄りの部分に固定されたパネル側部材40の係合部41の下に、フレーム側部材30の全体が入り込んで収まるような長さに設けられている(図7(b)参照)。
また、凹部63は、シートバックS2をバックパネル60に取り付けるときに、当該凹部63の上縁部63AにシートバックS2の上端S21(図7(a)参照)を合わせることで、フレーム側部材30の被ガイド部31とパネル側部材40の係合部41とを係合可能な位置に位置合わせするように設けられている。具体的には、図6に示すように、凹部63は、上下方向において、その上縁部63Aからパネル側部材40の係合部41の下端まで間隔D1が、シートバックS2の上端S21からフレーム側部材30の被ガイド部31の上端まで間隔D2よりも小さくなるように設けられている。
図4に示すように、係合案内部64は、凹部63の底に設けられた上下に長い溝状の凹み部分であり、凹部63の底に固定されたパネル側部材40の各係合部41の下に1つずつ設けられている。より詳細に、係合案内部64は、係合部41の穴に向けて深さが徐々に浅くなるように形成されている。これにより、シートバックS2をバックパネル60に取り付けるときに、フレーム側部材30の被ガイド部31の上端を溝状の係合案内部64に沿わせながらフレーム側部材30(シートバックS2)を上に移動させることで、被ガイド部31を係合部41の穴に向けて案内することができるようになっている。
図6に示すように、シートバックS2をバックパネル60に取り付けた状態において、シート対向面61は、シートバックS2の後面に沿うように配置されている。さらに言えば、本実施形態において、シートバックS2は、その後面がバックパネル60のシート対向面61に接する位置に配置されている。
また、シートバックS2をバックパネル60に取り付けた状態において、移動機構Mは、凹部63内に入り込んだ状態で配置されている。さらに言えば、本実施形態においては、移動機構Mのうち、バックパネル60に連結される部分、すなわち、パネル側部材40は、その全体が凹部63内に入り込んで収まった状態で配置されている。
次に、シートバックS2のバックパネル60への取り付けについて説明する。
シートバックS2は、図2に示すように、フレーム側部材30に上部フレーム10を固定し、フレーム側部材30と一体に構成された支持部材50に下部フレーム20を回動可能に連結することでシートバックフレームF2を組み立て、被ガイド部31を露出させた状態で、シートバックフレームF2にクッション材と表皮材を被せることで製造される。また、図5に示すように、車体に固定されたバックパネル60の凹部63の底に、パネル側部材40を固定する。
図7(a)に示すように、シートバックS2をバックパネル60に取り付けるとき、まず、シートバックS2の上端S21の高さ位置を、バックパネル60に設けられた凹部63の上縁部63Aの位置に合わせる。これにより、上下方向において、フレーム側部材30の被ガイド部31の上端が、パネル側部材40の係合部41の下端よりも下に配置される。
次に、シートバックS2を、高さ位置を保ちながらバックパネル60に寄せて、図7(b)に示すように、凹部63内のパネル側部材40の下のスペースに、シートバックS2の後部から突出するフレーム側部材30を収める。
その後、シートバックS2の左右や前後の位置を調整しながら、フレーム側部材30の被ガイド部31の上端を溝状の係合案内部64に係合させ、被ガイド部31の上端を係合案内部64に沿わせながらシートバックS2を上に移動させる。これにより、被ガイド部31の上端が係合案内部64に案内されながらパネル側部材40の係合部41に係合し、シートバックS2がバックパネル60に取り付けられる。
本実施形態では、図7(a),(b)に示したように、フレーム側部材30を、まず、凹部63内に入り込ませ、その後、パネル側部材40に対して下から係合させて組み付けることができるので、シートバックS2をバックパネル60に取り付けるときの作業性を向上させることができる。
また、バックパネル60に係合案内部64が設けられているので、フレーム側部材30をパネル側部材40の係合部41に係合しやすくなっている。また、シートバックS2の上端S21を凹部63の上縁部63Aに合わせることで、上下方向において、フレーム側部材30とパネル側部材40とを係合可能な位置に位置合わせできるので、これによっても、フレーム側部材30をパネル側部材40に係合しやすくなっている。これらにより、本実施形態では、シートバックS2をバックパネル60に取り付けるときの作業性をより向上させることができる。
さらに、本実施形態では、シートバックS2の上側部分と下側部分とが中折れ可能となっているので、シートバックS2をバックパネル60に取り付けるときに、シートバックS2の下側部分が車体のフロアに接触しても、シートバックS2の下側部分が前に折れ曲がることで、取り付け作業の妨げとなりにくくなっている。これにより、フレーム側部材30をパネル側部材40に下から係合させてシートバックS2をバックパネル60に取り付ける作業の作業性を一層向上させることができる。
シートバックS2をバックパネル60に取り付けた後は、図6に示すように、シートクッションS1をシートバックS2に軸A1を中心に回動可能に連結するとともに、シートクッションS1を車体のフロアに取り付ける。そして、ヘッドレストS3をシートバックS2に取り付けることで、車両用シートS(左シートSL)が車体に取り付けられる。このとき、シートバックS2の後面は、バックパネル60のシート対向面61に接している。
次に、車両用シートS(左シートSL)のリクライニング動作について説明する。
図6に示す状態から、着座者の操作などによってアクチュエータAC(図2参照)を駆動させ、シートクッションフレームF1(シートクッションS1)を前に向けて移動させると、図8(a)に示すように、シートクッションフレームF1に引っ張られて、シートバックフレームF2の下部フレーム20の下端部が前に移動する。これにより、下部フレーム20が軸A2を中心に前に回動しながら下方に移動することで、上部フレーム10を下に引き下げ、上部フレーム10が移動機構Mによってバックパネル60に対して下に移動する。この結果、図8(b)に示すように、シートバックS2は、シートクッションS1に対して後方に倒れた状態となる。
一方、図8(b)に示す状態から、アクチュエータACを駆動させ、シートクッションフレームF1を後ろに向けて移動させると、図8(a)に示すように、シートクッションフレームF1に押されて、シートバックフレームF2の下部フレーム20の下端部が後ろに移動する。これにより、下部フレーム20が軸A2を中心に後ろに回動しながら上方に移動することで、上部フレーム10を上に押し上げ、上部フレーム10が移動機構Mによってバックパネル60に対して上に移動する。この結果、図6に示すように、シートバックS2は、シートクッションS1に対して起きた状態となる。
以上説明した本実施形態によれば、図6に示したように、移動機構Mがバックパネル60の凹部63内に入り込んだ状態で配置されているので、シートバックS2をバックパネル60に寄せて、シートバックS2とバックパネル60とを近接させた状態で配置することができる。これにより、シートバックS2のシート対向面61とバックパネル60との間にデッドスペースができることを抑制することができるとともに、シートバックS2の前側のスペースを確保することができる。
特に本実施形態では、シートバックS2がバックパネル60のシート対向面61に接する位置に配置されているので、シートバックS2のシート対向面61とバックパネル60との間にデッドスペースができることをより抑制できるとともに、シートバックS2の前側のスペースを確保することができる。また、シートバックS2がバックパネル60に接していることで、バックパネル60がシートバックS2からの荷重をより広い面積で受けることができるので、シートバックS2を安定して支持することができる。
また、移動機構Mのフレーム側部材30が上部フレーム10の下端部に固定されているので、移動機構Mを上下方向におけるバックパネル60の中央付近に配置することができる。これにより、シートバックS2からの荷重を、移動機構Mを介してバックパネル60の中央付近で受けることができるので、シートバックS2を安定して支持することができる。
また、フレーム側部材30が、下部フレーム20を回動可能に支持する剛性の高い支持部材50に接合されているので、さらに言えば、フレーム側部材30と剛性の高い支持部材50とが一体に構成されているので、フレーム側部材30、すなわち、移動機構Mの組み付け剛性を向上させることができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、バックパネル60は、凹部63が、その上縁部63AにシートバックS2の上端S21を合わせることで、フレーム側部材30とパネル側部材40とを係合可能な位置に位置合わせするように設けられていたが、これに限定されるものではない。例えば、図9(a)に示すように、バックパネル60は、シートバックS2をバックパネル60に取り付けるときに、シートバックS2の上端S21を合わせることで、フレーム側部材30とパネル側部材40とを係合可能な位置に位置合わせする目印65を有する構成であってもよい。より具体的には、目印65は、凹部63の上に形成され、上下方向において、当該目印65からパネル側部材40の係合部41の下端まで間隔D3が、シートバックS2の上端S21からフレーム側部材30の被ガイド部31の上端まで間隔D4よりも小さくなるように設けられている。
このような構成によれば、シートバックS2の上端S21の高さ位置を目印65の位置に合わせることで、上下方向において、被ガイド部31の上端を係合部41の下端よりも下に配置することができる。これにより、図9(b)に示すように、凹部63内のパネル側部材40の下のスペースにフレーム側部材30を収めて、フレーム側部材30をパネル側部材40の下から係合させるときに、フレーム側部材30をパネル側部材40に係合しやすくなるので、シートバックS2をバックパネル60に取り付けるときの作業性を向上させることができる。なお、図9では、目印の一例として、シート対向面61に対して凹む形状の目印65を示しているが、これに限定されず、例えば、目印は、シート対向面に対して突出する形状であってもよい。また、目印は、シート対向面にラインなどを描くことで形成してもよいし、シート対向面にシールなどを貼り付けて形成してもよい。
前記実施形態では、図6に示すように、被ガイド部31が、左右方向から見て、縦フレーム部11に対して略平行な構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、図10に示すように、被ガイド部31は、左右方向から見て、上にいくほど縦フレーム部11から離れるように、縦フレーム部11に対して後ろ斜め上に向けて傾斜している構成であってもよい。このような構成では、被ガイド部が縦フレーム部に対して平行な構成と比較して、縦フレーム部11に対する被ガイド部31の後方への突出量が大きくなることがある。しかし、移動機構Mが凹部63に入り込んだ状態で配置されていることで、このような構成においても、シートバックS2のシート対向面61とバックパネル60との間にデッドスペースができることを抑制でき、シートバックS2の前側のスペースを確保することができる。
前記実施形態では、被ガイド部31と係合部41が、左右方向から見て、まっすぐ延びる構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、図11に示すように、被ガイド部31と係合部41は、左右方向から見て、前側が凹となるように湾曲している構成であってもよい。このような構成によれば、被ガイド部31が係合部41に沿ってスライドして上部フレーム10が上下に移動したときの、バックパネル60に対する上部フレーム10の角度を調整することが可能となる。これにより、シートバックS2の上側部分の傾斜角度の調整が可能となるので、シートバックS2を倒したときの着座者の姿勢をより快適なものとすることが可能となる。
前記実施形態では、係合案内部64が、パネル側部材40の係合部41の下の位置で、凹部63の底に設けられた溝状の凹みとして形成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、図4を参考にして説明すると、係合案内部は、係合部41の下の位置で、下から見て係合部41の穴を挟むように、凹部63の底から突出して設けられた一対の凸部として形成されていてもよい。このような構成によれば、フレーム側部材30の被ガイド部31の上端を一対の凸部の間に係合させ、シートバックS2(フレーム側部材30)を上に移動させることで、被ガイド部31を係合部41の穴に案内することができる。
また、図12(a)に示すように、係合案内部64は、フレーム側部材30の被ガイド部31を当該係合案内部64に誘い込むため案内凹部64Aと、案内凹部64Aの底面から連続して延び、被ガイド部31を係合部41の穴に向けて案内する案内面を有する案内凸部64Bとを備える構成であってもよい。また、図12(b)に示すように、係合案内部64は、被ガイド部31を案内する案内面が、係合部41の穴に向けて後ろ斜め上方に向かうように延びる斜面状に形成されていてもよい。
また、前記実施形態では、係合案内部64が、バックパネル60の凹部63内に設けられ、フレーム側部材30の被ガイド部31を係合部41に直接案内するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、係合案内部は、凹部の外側に設けられた、上下に延びるリブ状の凸部として形成され、直接的には上部フレームの上下の移動を案内し、これによって、間接的にフレーム側部材を係合部に案内するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、支持部材50が下部フレーム20を回動可能に支持し、フレーム側部材30が上部フレーム10に連結される構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、支持部材が上部フレームを回動可能に支持し、フレーム側部材が下部フレームに連結される構成であってもよい。
前記実施形態では、シートバックS2が、バックパネル60に取り付けられた状態(着座者が左シートSLに座る前の状態)において、バックパネル60に接する位置に配置されていたが、これに限定されるものではない。例えば、シートバックは、バックパネルに取り付けられた状態においてはバックパネルとの間にわずかな隙間を有しているが、シートに座った着座者が凭れて凭れ荷重がかかったときにバックパネルに接するような位置に配置されていてもよい。
前記実施形態では、フレーム側部材30が、バックパネル60の凹部63内で、パネル側部材40に対して下から係合可能に構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、フレーム側部材は、バックパネルの凹部内で、パネル側部材に対して上から係合可能に構成されていてもよい。
前記実施形態で示した移動機構の構成は一例であり、前記した構成に限定されるものではない。一例として、前記実施形態では、移動機構Mは、シートバックフレームF2に連結されたフレーム側部材30と、バックパネル60に連結されたパネル側部材40とを有し、フレーム側部材30の棒状の被ガイド部31とパネル側部材40の筒状の係合部41とがスライド可能に係合することで、シートバックS2が上下に移動する構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、移動機構は、シートバックフレームに連結されたフレーム側のレールと、バックパネルに連結されたパネル側のレールとを有し、フレーム側のレールとパネル側のレールとがスライド可能に係合することで、シートバックが上下に移動する構成であってもよい。
前記実施形態では、車両用シートSは、左シートSLがリクライニング可能に構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、車両用シートは、右シートがリクライニング可能に構成されていてもよいし、左シートと右シートの両方が個別にリクライニング可能に構成されていてもよい。また、車両用シートは、前記実施形態の左シートSLと右シートSRとが一体(1つのシート)となったような構成であってもよいし、センターシートと左右のシートとからなる3分割された構成であってもよい。
前記実施形態では、本発明を、自動車の後部座席で使用されるシートに適用した例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、自動車の運転席や助手席などで使用されるシートに適用することもできる。また、本発明は、自動車以外の乗物、例えば、鉄道車両や船舶、航空機などで使用されるシートに適用することもできる。
10 上部フレーム
11 縦フレーム部
20 下部フレーム
30 フレーム側部材
31 被ガイド部
40 パネル側部材
41 係合部
50 支持部材
60 バックパネル
63 凹部
63A 上縁部
64 係合案内部
A2 軸
F2 シートバックフレーム
M 移動機構
S 車両用シート
S2 シートバック
S21 上端

Claims (10)

  1. シートバックが上下に移動可能に取り付けられる乗物用シートの取付構造であって、
    前記シートバックの上側部分のフレームを構成する上部フレームと、前記シートバックの下側部分のフレームを構成し、左右方向に延びる軸を中心に前記上部フレームに対して前後に回動可能な下部フレームとを有するシートバックフレームと、
    前記シートバックの後ろに配置されるバックパネルと、
    前記バックパネルに対して前記シートバックフレームを上下に移動可能とする移動機構と、を備え、
    前記バックパネルは、前記移動機構が入り込んだ状態で配置される凹部を有することを特徴とする乗物用シートの取付構造。
  2. 前記移動機構は、前記シートバックフレームに連結されるフレーム側部材と、前記バックパネルに固定され、前記フレーム側部材と係合して前記フレーム側部材の上下の移動をガイドするパネル側部材とを有し、
    前記凹部は、当該凹部内で、前記パネル側部材に対し、前記フレーム側部材を下から係合可能とするように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シートの取付構造。
  3. 前記パネル側部材は、前記フレーム側部材と係合する係合部を有し、
    前記バックパネルは、前記シートバックを前記バックパネルに取り付けるときに、前記フレーム側部材を前記係合部に案内する係合案内部を有することを特徴とする請求項2に記載の乗物用シートの取付構造。
  4. 前記バックパネルは、前記シートバックを前記バックパネルに取り付けるときに、前記シートバックの上端を合わせることで、前記フレーム側部材と前記パネル側部材とを係合可能な位置に位置合わせする目印を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の乗物用シートの取付構造。
  5. 前記凹部は、前記シートバックを前記バックパネルに取り付けるときに、当該凹部の上縁部に前記シートバックの上端を合わせることで、前記フレーム側部材と前記パネル側部材とを係合可能な位置に位置合わせするように設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の乗物用シートの取付構造。
  6. 前記移動機構は、前記シートバックフレームに連結されるフレーム側部材と、前記バックパネルに連結され、前記フレーム側部材の上下の移動をガイドするパネル側部材とを有し、
    前記フレーム側部材は、前記上部フレームの下端部に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用シートの取付構造。
  7. 前記上部フレームおよび前記下部フレームの一方を前記軸を中心に回動可能に支持する支持部材を備え、
    前記移動機構は、前記上部フレームおよび前記下部フレームの他方に連結されるフレーム側部材と、前記バックパネルに連結され、前記フレーム側部材の上下の移動をガイドするパネル側部材とを有し、
    前記フレーム側部材は、前記支持部材に接合されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の乗物用シートの取付構造。
  8. 前記移動機構は、前記シートバックフレームに連結されるフレーム側部材と、前記バックパネルに連結され、前記フレーム側部材の上下の移動をガイドするパネル側部材とを有し、
    前記上部フレームは、上下に延びる縦フレーム部を有し、
    前記フレーム側部材は、前記パネル側部材によって上下の移動がガイドされる、上下に延びる被ガイド部を有し、
    前記被ガイド部は、左右方向から見て、上にいくほど前記縦フレーム部から離れるように前記縦フレーム部に対して傾斜していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の乗物用シートの取付構造。
  9. 前記移動機構は、前記上部フレームに連結されるフレーム側部材と、前記バックパネルに連結され、前記フレーム側部材の上下の移動をガイドするパネル側部材とを有し、
    前記フレーム側部材は、前記パネル側部材によって上下の移動がガイドされる、上下に延びる被ガイド部を有し、
    前記被ガイド部は、左右方向から見て、前側が凹となるように湾曲していることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の乗物用シートの取付構造。
  10. 前記シートバックは、少なくとも凭れ荷重がかかったときに前記バックパネルに接する位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の乗物用シートの取付構造。
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