JP2009241814A - 車両用シートの乗員固定ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】 乗員固定ベルトの着脱が容易で利便性に優れた車両用固定ベルトを提供する。
【解決手段】 ヘッドレストステー4a,4aが挿通される固定穴6a,6aを有し、シートバック3とヘッドレスト4との間に固定されたシート固定用部材6と、このシート固定用部材6に支持され、シートバック背面3dからシートバック左右側面3c,3cをそれぞれ通過してシートバック前面3a側へと延在し、乗員の身体を車両用シート1に固定する身体固定用ベルト7と、を備えた車両用シートの乗員固定ベルト5において、シート固定用部材6に対し身体固定用ベルト7を着脱するバックル8を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】 ヘッドレストステー4a,4aが挿通される固定穴6a,6aを有し、シートバック3とヘッドレスト4との間に固定されたシート固定用部材6と、このシート固定用部材6に支持され、シートバック背面3dからシートバック左右側面3c,3cをそれぞれ通過してシートバック前面3a側へと延在し、乗員の身体を車両用シート1に固定する身体固定用ベルト7と、を備えた車両用シートの乗員固定ベルト5において、シート固定用部材6に対し身体固定用ベルト7を着脱するバックル8を設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用シートの乗員固定ベルトの技術分野に属する。
特許文献1には、シートバックに取り付けられたシート固定用部材に縫合固定され、シートバック前面で乗員の胸部をシートに固定する身体固定用ベルトが開示されている。
特開平10−324222号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、シート固定用部材の固定穴にはヘッドレストステーが挿通しているため、使用時に身体固定用ベルトをシートに取り付ける際、または不使用時に身体固定用ベルトをシートから取り外す際には、シートバックからヘッドレストを取り外す作業を行わなければならず、利便性に劣るという問題があった。
本発明の目的は、乗員固定ベルトの着脱が容易で利便性に優れた車両用シートの乗員固定ベルトを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の車両用シートの乗員固定ベルトでは、シート固定用部材に対し身体固定用ベルトを着脱する着脱機構を設けた。
よって、本発明では、身体固定用ベルトを着脱する際、シートバックからヘッドレストを取り外す作業が不要であるため、乗員固定ベルトの着脱が容易であり、利便性に優れる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、各実施例に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本発明の乗員固定ベルトを適用した実施例1の車両用シートを示す斜視図であり、車両用シート1は、シートクッション2、シートバック3、ヘッドレスト4および乗員固定ベルト5を備えている。
ヘッドレスト4の下面には、2本のヘッドレストステー4a,4aを突設し、これらヘッドレストステー4a,4aは、シートバック上面3bに設けた図外のヘッドレスト装着孔に挿入固定している。
図1は、本発明の乗員固定ベルトを適用した実施例1の車両用シートを示す斜視図であり、車両用シート1は、シートクッション2、シートバック3、ヘッドレスト4および乗員固定ベルト5を備えている。
ヘッドレスト4の下面には、2本のヘッドレストステー4a,4aを突設し、これらヘッドレストステー4a,4aは、シートバック上面3bに設けた図外のヘッドレスト装着孔に挿入固定している。
乗員固定ベルト5は、シート固定用部材6と、身体固定用ベルト7と、バックル(着脱機構)8と、テープアジャスタ(位置調節機構)9とを備えている。
シート固定用部材6は、身体固定用ベルト7をシートバック3に支持するためのもので、シートバック3とヘッドレスト4との間に固定している。シート固定用部材6は、柔軟素材で略T字状に形成し、シートバック左右方向に延びる上端部には、ヘッドレストステー4a,4aを挿通するための固定穴6a,6aを設けている。
シート固定用部材6は、身体固定用ベルト7をシートバック3に支持するためのもので、シートバック3とヘッドレスト4との間に固定している。シート固定用部材6は、柔軟素材で略T字状に形成し、シートバック左右方向に延びる上端部には、ヘッドレストステー4a,4aを挿通するための固定穴6a,6aを設けている。
身体固定用ベルト7は、乗員の胸部を保持して上半身を車両用シート1に固定するためのもので、柔軟素材で形成し、シートバック背面3dからシートバック側面3c,3cをそれぞれ通過してシートバック前面3a側へと延在している。身体固定用ベルト7は、シートバック背面3dの中央位置でテープアジャスタ9のベルト10に支持されている。身体固定用ベルト7の第1端部7aおよび第2端部7bには、鉤状の突起が一面についた布で形成した雄片12aと、パイル状の面で形成した雌片12bとからなる面ファスナー12を設けている。雄片12aは第1端部7aの内側面(裏面)に取り付け、雌片12bは第2端部7bの外側面(表面)に取り付けている。
バックル8は、シート固定用部材6と身体固定用ベルト7とを着脱するためのもので、シート固定用部材6の下端部に設けたタングプレート部8aと、テープアジャスタ9の上端部に設けたバックル部8bと、解除ボタン8cとから構成している。解除ボタン8cは、バックル部8bとタングプレート部8aとの係合を解除するためのボタンである。タングプレート部8a、バックル部8bおよび解除ボタン8cは、軽量化のため、いずれも樹脂で形成している。
テープアジャスタ9は、身体固定用ベルト7の上下方向位置を調節するためのもので、ベルト10とコキ11とを備えている。ベルト10は柔軟素材で形成し、コキ11は合成樹脂で形成している。なお、テープアジャスタ9は、バックル8と一体のものを用いてもよい。
実施例1の乗員固定ベルト5では、シート固定用部材6に対し身体固定用ベルト7を着脱する着脱機構(バックル8)を設けた。よって、身体固定用ベルト7を着脱する際、シートバック3からヘッドレスト4を取り外す作業が不要であるため、着脱が容易であり、利便性に優れる。また、実施例1では、着脱機構をバックル8としたため、着脱作業をワンタッチで手早く行うことができる。
また、実施例1では、シート固定用部材6と身体固定用ベルト7との間に、ベルト10とコキ11とからなるテープアジャスタ9を介装したため、乗員は体格に応じて身体固定用ベルト7の上下方向位置を調節し、身体固定用ベルト7を適正位置(胸部位置)に設定できる。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両用シートの乗員固定ベルト5にあっては、以下に列挙する効果を奏する。
実施例1の車両用シートの乗員固定ベルト5にあっては、以下に列挙する効果を奏する。
(1) ヘッドレストステー4a,4aが挿通される固定穴6a,6aを有し、シートバック3とヘッドレスト4との間に固定されたシート固定用部材6と、このシート固定用部材6に支持され、シートバック背面3dからシートバック左右側面3c,3cをそれぞれ通過してシートバック前面3a側へと延在し、乗員の身体を車両用シート1に固定する身体固定用ベルト7と、を備えた車両用シートの乗員固定ベルト5において、シート固定用部材6に対し身体固定用ベルト7を着脱する着脱機構(バックル8)を設けた。これにより、身体固定用ベルト7を着脱する際、シートバック3からヘッドレスト4を取り外す作業が不要となるため、着脱が容易であり、利便性に優れる。
(2) 着脱機構を、バックル8としたため、着脱作業をワンタッチで手早く行うことができる。
(3) 身体固定用ベルト7のシート固定用部材6に対する上下方向位置を調節するテープアジャスタ9を設けたため、乗員の体格に応じて身体固定用ベルト7の上下方向位置を調節できる。
図2は、実施例2の車両用シートを示す斜視図であり、実施例2の乗員固定ベルト20は、シート固定用部材21を、シートバック左右方向に延びるプレート状に形成している。
図2は、実施例2の車両用シートを示す斜視図であり、実施例2の乗員固定ベルト20では、シート固定用部材21を、シートバック左右方向に延びる板状に形成している。シート固定用部材21は、ヘッドレストステー4a,4aと対応する位置に固定穴6a,6aを設けている。
図3は、実施例2の乗員固定ベルト20の要部を示す縦断面図であり、身体固定用ベルト7は、ベルト22を介してシート固定用部材21に支持している。ベルト22の下端21aには身体固定用ベルト7を縫合固定している。ベルト22の上端には、面ファスナー21を設け、シート固定用部材21の下側からシート固定用部材21に一巻きした状態で、面ファスナー23を接合している。面ファスナー23の雄片23aはベルト22の先端に設け、雌片23bは雄片23aの部分とその近傍を除き、ベルト22の長さ方向のほぼ全域に亘って設けている。ここで、面ファスナー21は、1つの面に雄片と雌片とを設けた両面接合式の面ファスナーを用いてもよい。
他の構成については、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
他の構成については、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
実施例2の乗員固定ベルト20では、シート固定用部材21に対し身体固定用ベルト7を着脱する着脱機構(面ファスナー23)を設けた。よって、身体固定用ベルト7を着脱する際、シートバック3からヘッドレスト4を取り外す作業が不要であるため、着脱が容易であり、利便性に優れる。また、実施例2では、着脱機構を面ファスナー23としたため、着脱作業をワンタッチで手早く行うことができる。
実施例2では、面ファスナー23において、雄片23aと雌片23bとの接合位置を変えることで、ベルト22の下端位置、すなわち身体固定用ベルト7の上下方向位置を調節できる。つまり、シート固定用部材21、ベルト22および面ファスナー23によって面ファスナー式のアジャスタを構成することで、着脱機構と位置調節機構とを一体とした。このため、2つの樹脂製品(バックル8およびテープアジャスタ9)を用いた実施例1に対し、軽量化およびコスト低減を図ることができる。
次に、効果を説明する。
実施例2の車両用シートの乗員固定ベルト20にあっては、実施例1の効果(1)に加え、以下に列挙する効果を奏する。
実施例2の車両用シートの乗員固定ベルト20にあっては、実施例1の効果(1)に加え、以下に列挙する効果を奏する。
(4) 着脱機構を、面ファスナー23としたため、着脱作業をワンタッチで手早く行うことができる。
(5) 身体固定用ベルト7のシート固定用部材21に対する上下方向位置を調節する面ファスナー式のアジャスタ(シート固定用部材21、ベルト22、面ファスナー23)を設けたため、乗員の体格に応じて身体固定用ベルト7の上下方向位置を調節できる。
(6) 着脱機構および位置調節機構を、雄片23aと雌片23bとの接合位置を上下方向に調節可能な1つの面ファスナー23を用いて構成したため、実施例1に対し、軽量化およびコスト低減を図ることができる。
図4は実施例3の車両用シートを示す斜視図、図5は実施例3の乗員固定ベルト30の要部を示す縦断面図であり、実施例3の乗員固定ベルト30は、シート固定用部材31を、柔軟素材を用いて上面部31aと背面部31bとを有するL字状に形成している。上面部31aには、ヘッドレストステー4a,4aと対応する位置に固定穴6a,6aを設けている。
背面部31bは、身体固定用ベルト7よりも後方側に位置し、背面部31bの内側面(前方面)と身体固定用ベルト7の外側面(後方面)には、面ファスナー(着脱機構、位置調節機構)32を設けている。面ファスナー32は、身体固定用ベルト7に設けた雄片32aと、背面部31bに設けた2つの雌片32b,32bとからなる。雄片32aは左右方向に延び、雌片32b,32bは上下方向に延びている。
他の構成については、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
他の構成については、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
実施例3の乗員固定ベルト30では、シート固定用部材31に対し身体固定用ベルト7を着脱する着脱機構(面ファスナー32)を設けた。よって、身体固定用ベルト7を着脱する際、シートバック3からヘッドレスト4を取り外す作業が不要であるため、着脱が容易であり、利便性に優れる。また、実施例2では、着脱機構を面ファスナー32としたため、着脱作業をワンタッチで手早く行うことができる。
実施例3では、面ファスナー32において、雄片32aと雌片32b,32bとの接合位置を変えることで、身体固定用ベルト7の上下方向位置を調節できる。つまり、1つの面ファスナー32が着脱機構と位置調節機構とを兼用している。このため、着脱機構(バックル8)と位置調節機構(テープアジャスタ9)とをそれぞれ別に設けた実施例1に対し、部品点数の削減を図ることができる。
よって、実施例3の車両用シートの乗員固定ベルト30にあっては、実施例2と同様の効果を得ることができる。
よって、実施例3の車両用シートの乗員固定ベルト30にあっては、実施例2と同様の効果を得ることができる。
図6は実施例4の車両用シートを示す斜視図、図7は実施例4の乗員固定ベルト40の要部を示す縦断面図である。
実施例4の乗員固定ベルト40は、シート固定用部材41にシートバック前面3aの上部を覆う前面部41aを設け、この前面部41aに、乗員の上半身両側方に位置し乗員の横方向移動を規制するサポート部材42,42を設けている。サポート部材42は、シートバック3の内側から外側へ向かって徐々に厚くなる横断面形状としているが、乗員の横移動を規制でき、かつ、乗員と接触する部分が曲面状であれば、形状は任意に設定できる。なお、前面部41aと当接する部分は、平坦に形成している。
サポート部材42は、面ファスナー(サポート着脱部材)43,43により前面部41aに対し着脱自在に接合される。面ファスナー43は、雄片43aをサポート部材42側に設け、雌片43bは前面部41a側に設けている。
サポート部材42の面ファスナー43と反対側の面には、身体固定用ベルト7を挿通するベルト44を付設している。そして、サポート部材42とベルト44との対応面には、雄部45aと雌部45bとからなる面ファスナー45を設けている。面ファスナー45を接合することでサポート部材42を身体固定用ベルト7に固定することができ、サポート部材42が不要である場合には簡単に取り外すことができる。また、乗員の体格に応じて身体固定用ベルト7に対するサポート部材42の位置を調節できる。
なお、その他の構成については、実施例2と同様であるため、説明を省略する。
なお、その他の構成については、実施例2と同様であるため、説明を省略する。
身体固定用ベルト7のみを用いて乗員の上半身を保持する場合、前後方向の乗員保持力に対し、横方向(左右方向)の乗員保持力は低くなる。これは、乗員の胸部前後には身体固定用ベルト7とシートバック3の前面3aとが密着しているに対し、胸部左右(脇部)と身体固定用ベルト7との間にはそれぞれ隙間が生じることに起因する。
これに対し、実施例4の乗員固定ベルト40では、乗員の横方向移動を規制するサポート部材42,42を設けた。すなわち、胸部左右と身体固定用ベルト7との間の隙間をサポート部材42,42で埋めたため、横方向の乗員保持力を高めることができる。
また、実施例4では、サポート部材42を面ファスナー43により前面部41aへ取り付ける構成としたため、乗員の体格に応じてサポート部材42の取り付け位置を自由に調節できると共に、不使用時には取り外すことができる。
また、実施例4では、サポート部材42を面ファスナー43により前面部41aへ取り付ける構成としたため、乗員の体格に応じてサポート部材42の取り付け位置を自由に調節できると共に、不使用時には取り外すことができる。
次に、効果を説明する。
実施例4の車両用シートの乗員固定ベルト40にあっては、実施例1の効果(1)、実施例2の効果(4)〜(6)に加え、以下に列挙する効果を奏する。
実施例4の車両用シートの乗員固定ベルト40にあっては、実施例1の効果(1)、実施例2の効果(4)〜(6)に加え、以下に列挙する効果を奏する。
(7) シートバック3の前面3aを覆う前面部41aに、乗員の上半身両側方に位置し乗員の横方向移動を規制するサポート部材42,42を設けたため、横方向の乗員保持力を高めることができる。
(8) サポート部材42,42と前面部41aとを着脱自在に接合する面ファスナー43,43を設けたため、乗員の体格に応じてサポート部材42の取り付け位置を調節できる。また、不使用時には邪魔にならないように取り外すことができる。
図8は、実施例5の車両用シートを示す斜視図、図9は実施例5の乗員固定ベルト50の要部を示す縦断面図である。
実施例5の乗員固定ベルト50は、シート固定用部材51を、柔軟素材を2つ折りして内側部52と外側部53とからなる2重のL字状に形成している。内側部52は、第1上面部52aと第1背面部(第1部材)52bとを有し、第1上面部52aには、ヘッドレストステー4a,4aと対応する位置に固定穴6a,6aを設けている。外側部53は、第2上面部53aと第2背面部(第2部材)53bとを有し、第2上面部53aには、ヘッドレストステー4a,4aと対応する位置に固定穴6a,7aを設けている。
第1背面部52bの外側面(後方面)と、第2背面部53bの内側面(前方面)には、面ファスナー(着脱機構、位置調節機構)54を設けている。面ファスナー54の雄片54aは第1背面部52bに設け、雌片54bは第2背面部53bに設けている。なお、雌片54bに代えて、第2背面部54bの内側面をパイル状の面で形成することで、第2背面部53bを面ファスナーの雌片として機能させる構成としてもよい。
なお、その他の構成については、実施例3と同様であるため、説明を省略する。
なお、その他の構成については、実施例3と同様であるため、説明を省略する。
実施例5では、面ファスナー54の接合により第1背面部52bと第2背面部53bの身体固定用ベルト7挿通部分以外の部分を閉じることで身体固定用ベルト7の上下方向移動を規制できる。このため、身体固定用ベルト7の不使用時には、身体固定用ベルト7を折り畳みまたは巻回した状態で両背面部52b,53b間に収納することができる。
次に、効果を説明する。
実施例5の車両用シートの乗員固定ベルト50にあっては、実施例1の効果(1)、実施例2の効果(4)〜(6)に加え、以下の効果を奏する。
実施例5の車両用シートの乗員固定ベルト50にあっては、実施例1の効果(1)、実施例2の効果(4)〜(6)に加え、以下の効果を奏する。
(9) シート固定用部材51は、シートバック背面を覆う背面部を有し、この背面部を、シートバック前後方向に並ぶ第1背面部52bと第2背面部53bとの二重構造として両者間に身体固定用ベルト7を挿入し、着脱機構および位置調節機構を、第1背面部52bと第2背面部53bとの間に設けた面ファスナー54とし、面ファスナー54の接合により第1背面部52bと第2背面部53bの身体固定用ベルト7挿通部分以外の部分を閉じることで身体固定用ベルト7の上下方向移動を規制する。これにより、身体固定用ベルト7の不使用時には、身体固定用ベルト7を両背面部52b,53b間に収納することができ、見栄えの向上を図ることができる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を、各実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
以上、本発明を実施するための最良の形態を、各実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施例4では、サポート部材をシートバック前面に接合する面ファスナーの雌片を、シート固定用部材の前面部に設けた例を示したが、シート固定用部材の前面部をパイル状の面で形成することで、前面部全体を面ファスナーの雌片として機能させる構成としてもよい。これにより、サポート部材の取り付け可能範囲を前面部全体まで拡大することができ、部品点数も削減できる。
さらに、実施例4と実施例5を組み合わせた構成とし、背面部の外側面(後方面)をパイル状の面で形成することで、サポート部材の不使用時、サポート部材を背面部に固定しておくことができる。
また、実施例5の外側部をシートバック前面側に折り返すことで、実施例4の前面部を構成でき、サポート部材の取り付けが可能となる。
また、実施例5の外側部をシートバック前面側に折り返すことで、実施例4の前面部を構成でき、サポート部材の取り付けが可能となる。
1 車両用シート
3 シートバック
3b シートバック上面
3c シートバック側面
3d シートバック背面
4 ヘッドレスト
4a ヘッドレストステー
5 乗員固定ベルト
6 シート固定用部材
6a 固定穴
7 身体固定用ベルト
8 バックル(着脱機構)
9 テープアジャスタ(位置調節機構)
20 乗員固定ベルト
21 シート固定用部材(位置調節機構)
22 ベルト(位置調節機構)
23 面ファスナー(着脱機構、位置調節機構)
30 乗員固定ベルト
31 シート固定用部材
32 面ファスナー(着脱機構、位置調節機構)
40 乗員固定ベルト
41 シート固定用部材
41a 前面部
42 サポート部材
43 面ファスナー
50 乗員固定ベルト
51 シート固定用部材
52b 第1背面部(第1部材)
53b 第2背面部(第2部材)
54 面ファスナー(着脱機構、位置調節機構)
3 シートバック
3b シートバック上面
3c シートバック側面
3d シートバック背面
4 ヘッドレスト
4a ヘッドレストステー
5 乗員固定ベルト
6 シート固定用部材
6a 固定穴
7 身体固定用ベルト
8 バックル(着脱機構)
9 テープアジャスタ(位置調節機構)
20 乗員固定ベルト
21 シート固定用部材(位置調節機構)
22 ベルト(位置調節機構)
23 面ファスナー(着脱機構、位置調節機構)
30 乗員固定ベルト
31 シート固定用部材
32 面ファスナー(着脱機構、位置調節機構)
40 乗員固定ベルト
41 シート固定用部材
41a 前面部
42 サポート部材
43 面ファスナー
50 乗員固定ベルト
51 シート固定用部材
52b 第1背面部(第1部材)
53b 第2背面部(第2部材)
54 面ファスナー(着脱機構、位置調節機構)
Claims (8)
- ヘッドレストステーが挿通される固定穴を有し、シートバックとヘッドレストとの間に固定されたシート固定用部材と、
このシート固定用部材に支持され、シートバック背面からシートバック左右側面をそれぞれ通過してシートバック前面側へと延在し、乗員の身体を前記車両用シートに固定する身体固定用ベルトと、
を備えた車両用シートの乗員固定ベルトにおいて、
前記シート固定用部材に対し前記身体固定用ベルトを着脱する着脱機構を設けたことを特徴とする車両用シートの乗員固定ベルト。 - 請求項1に記載の車両用シートの乗員固定ベルトにおいて、
前記着脱機構を、バックルとしたことを特徴とする車両用シートの乗員固定ベルト。 - 請求項1に記載の車両用シートの乗員固定ベルトにおいて、
前記着脱機構を、面ファスナーとしたことを特徴とする車両用シートの乗員固定ベルト。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用シートの乗員固定ベルトにおいて、
前記身体固定用ベルトの前記シート固定用部材に対する上下方向位置を調節する位置調節機構を設けたことを特徴とする車両用シートの乗員固定ベルト。 - 請求項4に記載の車両用シートの乗員固定ベルトにおいて、
前記着脱機構および前記位置調節機構を、雄片と雌片との接合位置を上下方向に調節可能な1つの面ファスナーを用いて構成したことを特徴とする車両用シートの乗員固定ベルト。 - 請求項4に記載の車両用シートの乗員固定ベルトにおいて、
前記シート固定用部材は、シートバック背面を覆う背面部を有し、
この背面部を、シートバック前後方向に並ぶ第1部材と第2部材との二重構造として両者間に前記身体固定用ベルトを挿入し、
前記着脱機構および前記位置調節機構を、前記第1部材と第2部材との間に設けた面ファスナーとし、面ファスナーの接合により第1部材と第2部材の前記身体固定用ベルト挿通部分以外の部分を閉じることで前記身体固定用ベルトの上下方向移動を規制することを特徴とする車両用シートの乗員固定ベルト。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用シートの乗員固定ベルトにおいて、
前記シート固定用部材は、シートバック前面を覆う前面部を有し、
前記前面部に、乗員の上半身両側方に位置し乗員の横方向移動を規制するサポート部材を設けたことを特徴とする車両用シートの乗員固定ベルト。 - 請求項7に記載の車両用シートの乗員固定ベルトにおいて、
前記サポート部材と前記前面部とを着脱自在に接合するサポート着脱部材を設けたことを特徴とする車両用シートの乗員固定ベルト。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101847442B1 (ko) * | 2017-02-06 | 2018-04-24 | (주)대한솔루션 | 자동차용 안전띠 보조장치 |
US20200231114A1 (en) * | 2019-01-17 | 2020-07-23 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle restraint system |
JP2022179152A (ja) * | 2021-05-21 | 2022-12-02 | 株式会社カーメイト | 車両用休息具 |
-
2008
- 2008-03-31 JP JP2008092179A patent/JP2009241814A/ja active Pending
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