JP5343422B2 - 乗物用シートの着せ替えカバー - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートのパッド構成体に着脱可能に装着される乗物用シートの着せ替えカバーに関する。
乗物用シートは、一般にシートクッションとシートバックを有しており、車両等の乗物の床面に取付けられる。シートクッションとシートバックは、発泡材料から形成された発泡体と発泡体を覆う表皮を有するパッド構成体と、そのパッド構成体を支持する支持体を有している。パッド構成体には、従前、使用者の好みに合わせて着せ替えカバーが脱着可能に装着される場合がある。着せ替えカバーは、パッド構成体を覆うカバー本体と、カバー本体をシート本体に取付ける取付構造を有している。取付構造は、従来、特許文献1,2に開示されるように、スライドファスナや面ファスナなどのファスナを有しており、ファスナがカバー本体とシート本体の両側に取付けられていた。または特許文献3に開示されるように、ゴムなどの弾性材料から形成されたバンドを有しており、バンドの一端がカバー本体に装着され、他端部にフックが設けられ、フックがシート本体の支持体に係止されていた。
実開平2−40245号公報 特開2007−97869号公報 登録実用新案第3133994号公報
しかしファスナを有する取付構造の場合、ファスナをパッド構成体側にも装着する必要があるために、汎用性に優れないという問題がある。しかもカバー本体をパッド構成体の形状に追従させる際には、パッド構成体の凹部全長に沿ってファスナを設ける必要がある。そのためカバー本体をパッド構成体の形状に追従させることが容易でない構造である。ゴムなどの弾性部材から形成されるバンドを有する取付構造の場合は、バンドが小さな力で伸びてしまう。そのためパッド構成体の形状にカバー本体を追従させることが容易でないという問題がある。そこで本発明は、汎用性に優れかつパッド構成体の形状に確実に追従され得る着せ替えカバーを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える乗物用シートの着せ替えカバーであることを特徴とする。請求項1に記載の発明によると、パッド構成体を覆うカバー本体と、カバー本体から延出して端部がパッド構成体を支持する乗物用シートの支持体に取付けられる取付体を有している。取付体は、弾性的に伸びる量がカバー本体よりも小さく、着せ替えカバーが乗物用シートに装着された状態において、支持体と協働してカバー本体を引っ張ってカバー本体に張力を付与する構成になっている。
したがってカバー本体は、取付体を介してシート本体側の支持体に取付けられる。そのためパッド構成体に改造を施すことなく、着せ替えカバーをパッド構成体に装着することができる。これにより着せ替えカバーは、汎用性に優れ得る。また取付体は、カバー本体に比べて弾性的に伸びる量が少ない。そのためカバー本体を確実に引っ張ることができるため、カバー本体に所望の張力を確実に付与できる。これにより着せ替えカバーは、パッド構成体の形状に確実に追従され得る。
請求項に記載の発明によると、取付体は、着せ替えカバーが乗物用シートに装着された状態において、パッド構成体に沿ってパッド構成体の表側から裏側に延出し、かつパッド構成体の発泡体を弾性変形させ、発泡体から弾性力を受け、その弾性力を利用してカバー本体を引っ張る。したがって取付体は、発泡体の弾性変形を利用してカバー本体を引っ張ることができる。
請求項に記載の発明によると、取付体は、着せ替えカバーが乗物用シートに装着された状態において、パッド構成体の裏面を弾性的に支持する支持体の弾性支持部材に取付けられ、かつ弾性支持部材を弾性変形させ、弾性支持部材から弾性力を受け、その弾性力を利用してカバー本体を引っ張る。したがって取付体は、弾性支持部材の弾性変形を利用してカバー本体を引っ張ることができる。
請求項に記載の発明によると、取付体は、カバー本体と支持体を連結し、かつその連結長さを調整する長さ調整機構を有している。そして長さ調整機構によって連結長さを調整することで、取付体によってカバー本体を引っ張った状態にて保持する。したがって取付体は、連結長さが短くなることでカバー本体を引っ張り得る。
請求項に記載の発明によると、取付体は、カバー本体から延出するカバー側バンドと、支持体に取付けられ支持体から延出する支持体側バンドと、カバー側バンドと支持体側バンドを脱着可能に連結する連結機構と、支持体側バンド側から延出する引きバンドを有している。引きバンドは、乗物用シートのシートクッションとシートクッションに傾動可能に取付けられたシートバックとの隙間を通ってその先端部が隙間よりも前方に配設される。そして引きバンドが引っ張られてパッド構成体の発泡体が弾性変形し、連結機構が隙間の前方にて脱着できる位置に移動し、引きバンドの引っ張り力が解放されかつ着せ替えカバーが乗物用シートに装着された状態において、連結機構が発泡体の弾性力によって隙間内あるいは隙間よりも後方に位置保持される。
したがって連結機構は、着せ替えカバーが乗物用シートに装着された状態において、シートに着座している使用者側に突出せず、邪魔にならない。一方、カバー本体をシート本体に対して着脱する際には、引きバンドを引っ張ることで、連結機構を使用者側に引き出すことができる。そのためカバー本体をシート本体に対して容易に着脱させ得る。しかも連結機構は、カバー本体に張力を加えるために利用される発泡体の弾性変形を利用して邪魔にならない位置まで戻り得る。
請求項に記載の発明によると、取付体は、支持体側バンド側から延出する引きバンドを有している。引きバンドは、シートクッションとシートバックとの隙間を通ってその先端部が隙間よりも前方に配設される。そして引きバンドが引っ張られて支持体の弾性支持部材が弾性変形し、連結機構が隙間の前方にて脱着できる位置に移動し、引きバンドの引っ張り力が解放されかつ着せ替えカバーが乗物用シートに装着された状態において、連結機構が弾性支持部材の弾性力によって隙間内あるいは隙間よりも後方に位置保持される。

したがって連結機構は、着せ替えカバーが乗物用シートに装着された状態において、シートに着座している使用者側に突出せず、邪魔にならない。一方、カバー本体をシート本体に対して着脱する際には、引きバンドを引っ張ることで、連結機構を使用者側に引き出すことができる。そのためカバー本体をシート本体に対して容易に着脱させ得る。しかも連結機構は、カバー本体に張力を加えるために利用される弾性支持部材の弾性変形を利用して邪魔にならない位置まで戻り得る。
(実施の形態1)
実施の形態1を図1〜11にしたがって説明する。シート10は、車両等の乗物の床面に搭載される乗物用シートであって、図1に示すようにシートクッション11とシートバック12を有している。シートクッション11とシートバック12は、リクライニング装置17を介して角度調整可能に連結される。シートクッション11とシートバック12は、支持体11f,12fと、支持体11f,12fに装着されて支持されるパッド構成体13を有している。
シートクッション11の支持体11fは、矩形状に組まれた左右前後のフレームと、左右のフレームの間に跨って取付けられる複数の弾性支持部材(Sばね)11f2を有している(図5参照)。左右のフレームは、金属板から構成され、シートクッション11の側部に沿って前後に延出する。前後のフレーム11f1は、図5に示すようにパイプから構成され、シートクッション11の前後端部に沿って延出する。弾性支持部材11f2は、弾性変形可能な金属棒から形成されており、図8に示すように前後に延出する部分と左右に延出する部分とを交互に連続して有している。複数の弾性支持部材11f2は、前後に並設されて、パッド構成体13の下面を下側(裏側)から弾性的に支持する。
シートバック12の支持体12fは、矩形状に組まれた左右上下のフレームと、左右のフレームの間に跨って取付けられる複数の弾性支持部材(Sばね)12f2を有している(図6参照)。左右のフレームは、金属板から構成され、シートバック12の側部に沿って上下に延出する。上下のフレーム12f1は、図6に示すようにパイプから構成され、シートバック12の上下端部に沿って延出する。弾性支持部材12f2は、弾性変形可能な金属棒から形成されており、上下に延出する部分と左右に延出する部分を交互に連続して有している。複数の弾性支持部材12f2は、上下に並設されて、パッド構成体13の裏面を後側(裏側)から弾性的に支持する。
パッド構成体13は、図1,5に示すように発泡体14と、発泡体14を覆う表皮15を有している。発泡体14は、発泡材料、例えばポリウレタンなどの樹脂から成形されている。表皮15は、織物、合成皮革、皮革等から形成される。
パッド構成体13には、図1に示すように着せ替えカバー1,6が着脱可能に装着される。着せ替えカバー1,6は、パッド構成体13を覆うカバー本体2,7と、カバー本体2,7をシート本体に取付ける取付体3,5,8,9を有している。カバー本体2,7は、図1に示すように一枚シート状であって、複数のカバーピース2a,7aと、カバーピース2a,7aを縫合した縫合部2b,7bを有している。
カバー本体2は、中央部1aと左右部1bと外周部1cを有している。中央部1aは、一枚のカバーピース2aから構成され、使用者が着座するシートクッション11の着座部11a上に設置される。左右部1bは、一枚のカバーピース2aから構成され、シートクッション11のサイドサポート部11b上に載置される。サイドサポート部11bは、着座部11aよりも上方に隆起しており、使用者の大腿部の側部を保持する。したがって着座部11aとサイドサポート部11bの間には、前後に延出する凹部11cが形成される(図11参照)。
カバー本体2の外周部1cは、図1に示すように複数のカバーピース2aから構成され、シートクッション11の左右側面11dと前面11eを覆う。外周部1cの左右面下端部と前面下端部には、保持部材4が設けられている。保持部材4は、樹脂板材から形成されており、カバー本体2の端縁に沿って配設され、端縁を展開状態に保持する。図2に示すように前側の保持部材4と左右側部の保持部材4の間には、ゴムバンド2cが取付けられる。したがってゴムバンド2cを伸ばしつつ、カバー本体2の前側部分をシートクッション11に装着することができる。装着させた際に、保持部材4とゴムバンド2cは、シートクッション11の下側に配設される。
カバー本体2の後端部には、図1に示すように中央部1aと左右部1bに跨って保持部材4が設けられている。保持部材4は、カバー本体2の後端縁のほぼ全長に沿って配設され、後端縁を展開状態に保持する。
カバー本体2の後部には、図1,5に示すように左右一対の取付体3が取付けられている。取付体3は、カバー側バンド3aと、支持体側バンド3bと、これらを脱着可能に連結する連結機構3cと、引きバンド3eを有している。バンド3a,3bは、カバー本体2よりも弾性的に伸びる量が少ない材料から形成されている。したがって取付体3は、弾性的にほとんど伸びず、カバー本体2を確実に引っ張り、これによってカバー本体2に所定の張力を確実に付与できる。
カバー側バンド3aは、図9に示すようにカバー本体2の縫合部2bに取付けられる基端部3a1を有している。縫合部2bは、図9,10に示すように一対のカバーピース2aのピース端部2a1と、これらを縫合する糸2b1を有している。一対のピース端部2a1は、カバー本体2の表側から裏側に張り出して、相互に重ねられる。バンド3aの基端部3a1は、短手方向に折り曲げられた折曲部3a6と、折曲部3a6の両側に配設される短手一側部3a2と短手他側部3a3を有している。
短手一側部3a2と短手他側部3a3は、それぞれ一方のピース端部2a1を覆うように配設される。そして短手一側部3a2と短手他側部3a3は、糸3a4によって一対のピース端部2a1に縫製され、それぞれが各ピース端部2a1に装着される。カバー側バンド3aの先端部3a5は、保持部材4を超え、かつカバー本体2の端縁を超え、その先端に第一フック3c1が取付けられる。
連結機構3cは、図3,4に示すように脱着可能に係合する第一フック3c1と第二フック3c2を有している。第一フック(雌フック)3c1は、第二フック3c2が挿入される開口部3c3を有している。第二フック(雄フック)3c2は、第一フック3c1に挿入されて第一フック3c1に係合する爪3c4を有している。爪3c4は、押されることで第一フック3c1から係合解除される。第二フック3c2には、支持体側バンド3bと引きバンド3eが取付けられている。
支持体側バンド3bは、図3に示すように一端部3b2に第二フック3c2が取付けられ、他端部3b1に係合部3dが取付けられる。係合部3dは、図5に示すように弾性支持部材11f2の一つに着脱可能に係止される。支持体側バンド3bは、パッド構成体13の後面に沿って配設され、表面(上面)と裏面(下面)に跨って配設される。
引きバンド3eは、図3,5に示すように基端部3e1が第二フック3c2に取付けられる。引きバンド3eの先端部3e2は、シートクッション11とシートバック12の間に形成された隙間19を通って、隙間19よりも前方に配設される。一方、第二フック3c2は、隙間19内もしくは隙間19よりも後方に配される。
図1に示すように着せ替えカバー1の後下側部には、取付体5が設けられている。取付体5は、左右一対のバンド5a,5bと、バンド5a,5bを連結する連結機構5cを有している。バンド5a,5bの基端部は、外周部1cの後部下側の左右端部に取付けられる。バンド5a,5bの先端部には、連結機構5cのフック5c1,5c2が取付けられる。フック5c1,5c2は、脱着可能に係合する。
着せ替えカバー1をシートクッション11に装着する場合は、図5に示す状態において先ず、引きバンド3eを前方に引っ張る。これにより支持体側バンド3bが引っ張られ、支持体側バンド3bによって発泡体14の後部が前方に弾性変形する。そして弾性支持部材11f2の一部が後方に湾曲するように弾性変形する。その結果、第二フック3c2が隙間19を通り、隙間19よりも前方に移動する。次に、第二フック3c2に第一フック3c1を係合させて、引きバンド3eの引き操作を解除する。
次に、カバー本体2の後端部を保持部材4とともに隙間19に押し込む。そしてカバー本体2の前側部をシートクッション11に被せる。最後に、着せ替えカバー1の後部に設けられた取付体5の連結機構5cを連結させる。これにより着せ替えカバー1がシートクッション11に装着される。
着せ替えカバー1をシートクッション11に装着した状態では、取付体3が発泡体14と弾性支持部材11f2の少なくとも一方を弾性変形した状態にて保持する(図5参照)。そのため支持体側バンド3bは、発泡体14と弾性支持部材11f2の少なくとも一つから弾性力を受ける。これにより取付体3がカバー本体2を引っ張り、取付体3がカバー本体2に張力を付与する。そして前記弾性力によって連結機構3cは、隙間19もしくは隙間19よりも後方に位置保持される。
図1に示すように着せ替えカバー6のカバー本体7は、中央部6aと左右部6bと一対の側部6cと裏面部6eを有している。中央部6aは、一枚のカバーピース7aから構成され、使用者の背中を支持するシートバック12の中央部12aを覆う。左右部6bは、一枚のカバーピース7aから構成され、シートバック12のサイドサポート部12bを覆う。サイドサポート部12bは、中央部12aよりも使用者側に隆起しており、使用者の体の側部を保持する。したがって中央部12aとサイドサポート部12bの間には、上下に延出する凹部12cが形成される。
側部6cは、図1に示すように一枚のカバーピース7aから構成され、シートバック12の左右側面12eを覆う。裏面部6eは、上下二枚のカバーピース7aから構成され、シートバック12の裏面と下帯18を覆う(図8参照)。下帯18は、その上端部がシートバック12の裏面と縫合され、下方に延出して、シートバック12とシートクッション11の隙間を後方から覆う。下帯18の下端部には、一対のゴムひも18aが取付られ、環状のゴムひも18aがシートクッション11の弾性支持部材11f2に掛けられる。
着せ替えカバー6の側部6cと裏面部6eの間には、図1に示すようにこれらを着脱可能に結合するスライドファスナ7cが設けられている。カバー本体7の表側下端部には、中央部6aと左右部6bに跨って保持部材4が設けられている。カバー本体7の裏面部6eの下端部にも下端部に沿って保持部材4が設けられている。したがってカバー本体7の表裏両面の下端縁は、保持部材4によって展開状態に保持される。
図1に示すようにカバー本体7の表下部には、左右一対の取付体8が取付けられ、裏下部には、左右一対の取付体9が取付けられる。取付体8は、取付体3と同様に形成されており、図6に示すようにカバー側バンド8aと、支持体側バンド8bと、連結機構8cと、引きバンド8eを有している。バンド8a,8bは、カバー本体7よりも弾性的に伸びる量が少ない材料から形成されている。
カバー側バンド8aは、図9に示すようにカバー本体7の縫合部7bに取付けられる基端部8a1を有している。縫合部7bは、図9,10に示すように一対のピース端部7a1と、これらを縫合する糸7b1を有している。バンド8aの基端部8a1は、折曲部8a6と、短手一側部8a2と、短手他側部8a3を有している。短手一側部8a2と短手他側部8a3は、それぞれ各ピース端部7a1を覆うように配設され、糸8a4によって各ピース端部7a1に装着される。カバー側バンド8aの先端部8a5には、第一フック8c1が取付けられる。
連結機構8cは、図6に示すように脱着可能に係合する第一フック8c1と第二フック8c2を有している。第一フック8c1は、カバー側バンド8aの端部に取付けられる。第二フック8c2は、支持体側バンド8bの端部に取付けられる。支持体側バンド8bの他端部には、係合部8dが取付けられ、係合部8dが弾性支持部材12f2の一つに着脱可能に係止される。第二フック8c2には、引きバンド8eの基端部が取付けられる。引きバンド8eの先端部8e1は、隙間19を通って隙間19の前方に配設される。
図1,8に示すように取付体9は、バンド9a,9bと、バンド9a,9bを連結する連結機構9cを有している。バンド9aは、カバー本体7から延出しており、カバー本体7よりも弾性変形する量が少ない材料から形成されている。バンド9aの先端部には、連結機構9cのフック9c1が取付けられる。一方、バンド9bは、カバー本体7よりも弾性変形する量が多いゴムなどの弾性材料から形成されている。バンド9bの一端部には、係合部9dが取付けられ、係合部9dは、弾性支持部材11f2の一つに着脱可能に係止される。バンド9bの他端部には、連結機構9cのフック9c2が取付けられる。したがってシートバック12を傾動させると、バンド9bが伸縮し、これによりシートバック12がシートクッション11に対して傾動許容する。
着せ替えカバー6をシートバック12に装着する場合は、カバー本体7の上部をシートバック12の上部12dに引っ掛ける(図1参照)。次に、スライドファスナ7cを閉じる。次に、図7に示すようにシートバック12を後方にやや大きく倒し、引きバンド8eを前方に引っ張る。これにより支持体側バンド8bが引っ張られ、支持体側バンド8bによって弾性支持部材12f2が弾性変形する。その結果、第二フック8c2が隙間19を通って隙間19よりも前方に移動する。
次に、第二フック8c2に第一フック8c1を係合させ、引きバンド8eの引き操作を解除する。次に、カバー本体7の表下端部を保持部材4とともに隙間19に押し込む。続いてシートバック12の後側において、取付体9のフック9c1,9c2を結合させる(図8参照)。これにより着せ替えカバー6がシートバック12に装着される。
着せ替えカバー6をシートバック12に装着した状態において、取付体8は、弾性支持部材12f2を弾性変形した状態に保持する(図6,7参照)。したがって支持体側バンド8bが弾性支持部材12f2から弾性力を受けて、取付体8がカバー本体7を引っ張る。これにより取付体8がカバー本体7に張力を付与する。連結機構8cは、弾性支持部材12f2の弾性力によって隙間19もしくは隙間19よりも後方に位置保持される。
以上のように、着せ替えカバー1,6は、図1に示すようにカバー本体2,7から延出して端部が乗物用シート10の支持体11f,12fに取付けられる取付体3,8を有している。取付体3,8は、弾性的に伸びる量がカバー本体2,7よりも小さく、着せ替えカバー1,6が乗物用シート10に装着された状態において、支持体11f,12fと協働してカバー本体2,7を引っ張ってカバー本体2,7に張力を付与する構成になっている。
したがってカバー本体2,7は、取付体3,8を介してシート本体(11,12)側の支持体11f,12fに取付けられる。そのためパッド構成体13に改造を施すことなく、着せ替えカバー1,6をパッド構成体13に装着することができる。これにより着せ替えカバー1,6は、汎用性に優れ得る。また取付体3,8は、カバー本体2,7に比べて弾性的に伸びる量が少ない。そのためカバー本体2,7を確実に引っ張ることができるため、カバー本体2,7に所望の張力を確実に付与できる。これにより着せ替えカバー1,6は、パッド構成体13の形状に確実に追従され得る。
また取付体3は、図5に示すように着せ替えカバー1が乗物用シートに装着された状態において、パッド構成体13に沿ってパッド構成体13の表側から裏側に延出し、かつパッド構成体13の発泡体14を弾性変形させ、発泡体14から弾性力を受け、その弾性力を利用してカバー本体2を引っ張る。したがって取付体3は、発泡体14の弾性変形を利用してカバー本体2を引っ張ることができる。
また取付体3,8は、図5〜7に示すように着せ替えカバー1,6が乗物用シートに装着された状態において、パッド構成体13の裏面を弾性的に支持する弾性支持部材11f2,12f2に取付けられ、かつ弾性支持部材11f2,12f2を弾性変形させ、弾性支持部材11f2,12f2から弾性力を受け、その弾性力を利用してカバー本体2,7を引っ張る。したがって取付体3,8は、弾性支持部材11f2,12f2の弾性変形を利用してカバー本体2,7を引っ張ることができる。
また取付体3,8は、図5〜7に示すように支持体側バンド3b,8b側から延出する引きバンド3e,8eを有している。引きバンド3e,8eは、シートクッション11とシートバック12との隙間19を通って先端部3e2,8e1が隙間19よりも前方に配設される。そして引きバンド3e,8eが引っ張られてパッド構成体13の発泡体14あるいは弾性支持部材11f2,12f2が弾性変形し、連結機構3c,8cが隙間19の前方にて脱着できる位置に移動し、引きバンド3e,8eの引っ張り力が解放されかつ着せ替えカバー1,6が乗物用シートに装着された状態において、連結機構3c,8cが前記弾性力によって隙間19内あるいは隙間19よりも後方に位置保持される。
したがって連結機構3c,8cは、着せ替えカバー1,6が乗物用シートに装着された状態において、シートに着座している使用者側に突出せず、邪魔にならない。一方、カバー本体2,7をシート本体に対し着脱する際には、引きバンド3e,8eを引っ張ることで、連結機構3c,8cを使用者側に引き出すことができる。そのためカバー本体2,7をシート本体に対して容易に着脱させ得る。しかも連結機構3c,8cは、カバー本体2,7に張力を加えるために利用される発泡体14あるいは弾性支持部材11f2,12f2の弾性変形を利用して邪魔にならない位置まで戻り得る。
またカバー本体2,7は、図1に示すように縫合部2b,7bを有している。縫合部2b,7bは、パッド構成体13の凹部11c,12cに沿って延出し、図9,10に示すように相互に重ねられる一対のピース端部2a1,7a1を有している。そして取付体3,8は、縫合部2b,7b上に基端部(一端部)3a1,8a1が取付けられ、着せ替えカバー1,6が乗物用シートに装着された状態において、シート本体と協働して縫合部2b,7bを凹部11c,12cの延出方向と略同じ方向に引っ張る。
したがってカバー本体2,7は、縫合部2b,7bが引っ張られ、縫合部2b,7bを中心に張力を受ける。そして縫合部2b,7bは、パッド構成体13の凹部11c,12cに沿って配設され、凹部11c,12cの延出方向に引っ張られる。さらに縫合部2b,7bは、カバー本体2,7の表側から凹部11c,12c側に張り出している。そのため縫合部2b,7bは、取付体3,8に引っ張られることで凹部11c,12c側に吊り込まれる。そしてカバー本体2,7と凹部11c,12cとの隙間が小さくなり、カバー本体2,7が確実にパッド構成体の形状に追従される。
また取付体3,8は、図9,10に示すようにバンド3a,8aを有している。そしてバンド3a,8aの短手一側部3a2,8a2と短手他側部3a3,8a3がそれぞれ縫合部2b,7bの各ピース端部2a1,7a1に装着される。したがってバンド3a,8aは、一対のピース端部2a1,7a1の両方に装着されているために、一対のピース端部2a1,7a1をほぼ均等に引っ張り得る。そのためカバーピース2a,7aの一方が他方に比べて強く引っ張られてカバーピース2a,7aの一方に大きな皺が発生することが防止され得る。
カバー本体2,7の端縁には、図1に示すように端縁に沿って保持部材4が設けられ、端縁が保持部材4によって展開状態に保持される。縫合部2b,7bは、保持部材4に対して略直交して延設される。そして取付体3,8は、保持部材4を避けた縫合部2b,7bの端部近傍に取付けられる。したがってカバー本体2,7は、縫合部2b,7bを中心に張力を受け得る。さらにカバー本体2,7は、保持部材4によって広い範囲において張力を受け得る。したがってカバー本体2,7は、効果的でかつ確実にパッド構成体13の形状に追従され得る。
(実施の形態2)
実施の形態2を図12にしたがって説明する。実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし着せ替えカバー1の前側部に取付体20を有し、着せ替えカバー6の上側部に取付体21を有している点等において実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
取付体20,21は、取付体3,8と同様に、カバー側バンド20a,21aと、支持体側バンド(図示省略)と、これらを脱着可能に連結する連結機構20c,21cを有している。カバー側バンド20a,21aと支持体側バンドは、カバー本体2,7よりも弾性的に伸びる量が少ない材料から形成されている。
カバー側バンド20aは、縫合部2bの前端部近傍に一端部が取付けられ、パッド構成体の表面から前面に沿って裏面に延設される。支持体側バンドは、弾性支持部材に係着される。取付体20は、着せ替えカバー1をシートクッションに装着した状態において、発泡体と弾性支持部材の少なくとも一方を弾性変形させ、その弾性力を利用してカバー本体2の縫合部2bを引っ張る。したがってカバー本体2は、縫合部2bの前後両端部が取付体3,20によって引っ張られる。かくしてカバー本体2に所望の張力が確実に付与され得る。
カバー側バンド21aは、縫合部7bの上端部近傍に一端部が取付けられ、パッド構成体の上部に沿って裏面に延設される。支持体側バンドは、弾性支持部材に係着される。取付体21は、着せ替えカバー1をシートクッションに装着した状態において、弾性支持部材を弾性変形させ、その弾性力を利用してカバー本体7の縫合部7bを引っ張る。したがってカバー本体7は、縫合部7bの上下両端部が取付体8,21によって引っ張られる。かくしてカバー本体7に所望の張力が確実に付与され得る。
(実施の形態3)
実施の形態3を図13にしたがって説明する。実施の形態3は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態3は、図3に示す引きバンド3eに代えて図13に示す引きバンド3gを有している。以下、相違点を中心に実施の形態3について説明する。
引きバンド3gは、環状であって、第二フック3c2の上側に延出する第一延出部3g1と、第一延出部3g1から折り返して第二フック3c2の下側に延出する第二延出部3g2を有している。したがって第二フック3c2の先端部が支持体側バンド3b側(後方)に向いている場合であっても、引きバンド3gを引っ張ることで、第二フック3c2の先端部を前方に向けることができる。そのため第二フック3c2に第一フックを容易に脱着させることができる。
(実施の形態4)
実施の形態4を図14,15にしたがって説明する。実施の形態4は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし図3に示す取付体3に代えて図14に示す取付体22を有している点等において実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態4について説明する。
取付体22は、図14に示すようにカバー側バンド22aと、支持体側バンド22bと、これらの間に設けられる長さ調整機構22eを有している。バンド22a,22bと長さ調整機構22eのバンド22gは、カバー本体よりも弾性的に伸びる量が少ない材料から形成されている。カバー側バンド22aの一端部は、カバー本体の縫合部に取付けられる。カバー側バンド22aの他端部には、第一フック22c1が取付けられる。第一フック22c1は、バンド22gの一端部に取付けられた第二フック22c2に着脱可能に連結される(連結機構22c)。
支持体側バンド22bの一端部には、図14,15に示すように係合部22fが取付けられる。係合部22fは、シートクッション11の後部支持部材11f3の下端部に係合される。後部支持部材11f3は、パッド構成体13を支持する支持体11fの一構成部材であって、金属板から形成されており、シートクッション11の後部に設けられる。支持体側バンド22bの他端部には、第一フック22d1が取付けられる。第一フック22d1は、長さ調整機構22eのバンド22gが挿通された第二フック22d2に着脱可能に連結される(連結機構22d)。
長さ調整機構22eのバンド22gは、フック22c2,22d2の間で延出する調整バンド部22g1と、第二フック22d2から延出する引きバンド部22g2を一本状に有している。引きバンド部22g2の先端部には、環状の把持部22g3が形成されている。長さ調整機構22eは、連結機構22dによって支持体側バンド22bと連結される。そして調整バンド部22g1と引きバンド部22g2の先端部は、隙間19を通って隙間19よりも前方に配される。
着せ替えカバーをシートクッション11に装着する場合は、カバー側バンド22aを連結機構22cによって長さ調整機構22eと連結させる。次に、長さ調整機構22eの把持部22g3を引っ張り、調整バンド部22g1を短くする。これにより取付体22が後部支持部材11f3と協働してカバー本体を引っ張る。そして長さ調整機構22eがカバー本体に加えられた張力を保持する。連結機構22cは、調整バンド部22g1が短くなることで隙間19内もしくは隙間19よりも後方に移動する。
着せ替えカバーをシートクッション11から取外す場合は、隙間19よりも後方に位置する連結機構22dのフック22d2を操作して調整バンド部22g1を長くする。これにより連結機構22cが隙間19よりも前方に移動する。そして連結機構22cを係止解除させることで、カバー本体がシート本体から外れる。なおフック22d2が図5に示す下帯18によって隠されれる場合は、ゴムひも18aを伸ばして下帯18をめくることで、フック22d2が操作され得る。
以上のように取付体22は、カバー本体と支持体11fを連結し、かつその連結長さを調整する長さ調整機構22eを有している。そして長さ調整機構22eによって連結長さを調整することで、取付体22によってカバー本体を引っ張った状態にて保持する。したがって取付体22は、連結長さが短くなることでカバー本体を引っ張り得る。
(実施の形態5)
実施の形態5を図16にしたがって説明する。実施の形態5は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし図5,6に示す取付体3,8に代えて図16に示す取付体23,24を有している点等において実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態5について説明する。
取付体23,24は、図16に示すようにカバー側バンド23a,24aと、支持体側バンド23b,24bと、連結機構23c,24cを有している。カバー側バンド23a,24aと、支持体側バンド23b,24bは、カバー本体2,7よりも弾性的に伸びる量が少ない材料から形成されている。カバー側バンド23a,24aの一端部は、カバー本体2,7の縫合部に取付けられる。カバー側バンド23a,24aの他端部には、連結機構23c,24cの第一フック23c1,24c1が取付けられる。
支持体側バンド23b,24bの一端部には、係合部23f,24fが取付けられる。係合部23f,24fは、弾性支持部材11f2,12f2に係合される。支持体側バンド23b,24bの他端部側には、第一フック23c1,24c1が脱着可能に連結される第二フック23c2,24c2が挿通される。第二フック23c2,24c2からは、引きバンド23e,24eが延出する。引きバンド23e,24eは、支持体側バンド23b,24bと一本条に形成されている。したがって引きバンド23e,24eを第二フック23c2,24c2に対して引っ張ることで、支持体側バンド23b,24bが短くなる(長さ調整機構)。
着せ替えカバー1,6をシートクッション11とシートバック12に装着させる場合は、第一フック23c1,24c1と第二フック23c2,24c2を連結させる。次に引きバンド23e,24eを引っ張り、支持体側バンド23b,24bを短くする。取付体23は、シートクッション11の表側から後部に沿って裏側に延出しており、その長さが短くなることで発泡体14と弾性支持部材11f2の少なくとも一方を弾性変形させる。したがって取付体23は、発泡体14と弾性支持部材11f2の弾性力を受けて、カバー本体2を引っ張る。
一方、取付体24は、短くなることで弾性支持部材12f2を弾性変形させる。したがって取付体24は、弾性支持部材12f2の弾性力を受けて、カバー本体7を引っ張る。
(他の実施の形態)
実施の形態1〜5の取付体3,8,21,23,24は、一端部がシート本体の弾性支持部材11f2,12f2に取付けられていた。しかし一端部が支持体の他の部分に取付けられる形態等であっても良い。
シートと着せ替えカバーの斜視図である。 着せ替えカバーの前左部を下方から見た斜視図である。 取付体の斜視図である。 連結状態における連結機構の斜視図である。 取付体近傍におけるシートと着せ替えカバーの一部断面斜視図である。 取付体近傍におけるシートと着せ替えカバーの一部断面斜視図である。 引きバンドを引っ張った際の取付体近傍におけるシートと着せ替えカバーの一部断面斜視図である。 下帯を覆う着せ替えカバーの一部近傍におけるシート本体の断面および取付体の斜視図である。 取付体のカバー側バンドと縫合部の一部斜視図である。 図9のX−X線断面矢視図である。 シートクッションと着せ替えカバーの断面図である。 実施の形態2に係る着せ替えカバーの斜視図である。 実施の形態3に係る引きバンド近傍における取付体の斜視図である。 実施の形態4に係る取付体の斜視図である。 実施の形態4に係る取付体とシートの一部断面図である。 実施の形態5に係る取付体とシートの一部断面図である。
符号の説明
1,6…着せ替えカバー
2,7…カバー本体
2a,7a…カバーピース
2a1,7a1…ピース端部
2b,7b…縫合部
3,5,8,9,20,21,22,23,24…取付体
3a,8a,20a,21a,22a,23a,24a…カバー側バンド
3b,8b,22b,23b,24b…支持体側バンド
3c,5c,8c,9c,20c,21c,22c,22d,23c,24c…連結機構
3d,8d,9d,22f,23f,24f…係合部
3e,3g,8e,23e,24e…引きバンド
4…保持部材
10…乗物用シート
11…シートクッション
11b,12b…サイドサポート部
11c,12c…凹部
11f,12f…支持体
11f2,12f2…弾性支持部材
12…シートバック
13…パッド構成体
14…発泡体
15…表皮
18…下帯
19…隙間
22e…長さ調整機構
22g3…把持部

Claims (4)

  1. 発泡材料から形成された発泡体とその発泡体を覆う表皮とを有する乗物用シートのパッド構成体に着脱可能に装着される乗物用シートの着せ替えカバーであって、
    前記乗物用シートは、前記パッド構成体の裏面を弾性的に支持する弾性支持部材を備える支持体を有し、
    前記着せ替えカバーは、前記パッド構成体を覆うカバー本体と、前記カバー本体から延出する取付体を有し、
    前記取付体は、前記カバー本体の端部のみに装着される基端部と、前記弾性支持部材に取付けられる先端部を有し、
    前記取付体は、弾性的に伸びる量が前記カバー本体よりも小さく、前記着せ替えカバーが前記乗物用シートに装着された状態において、前記弾性支持部材を弾性変形させ、前記弾性支持部材から弾性力を受け、前記弾性支持部材と協働して前記カバー本体を引っ張って前記カバー本体に張力を付与する構成になっており、
    前記取付体は、前記着せ替えカバーが前記乗物用シートに装着された状態において、前記パッド構成体に沿って前記パッド構成体の表側から裏側に延出し、かつ前記パッド構成体の発泡体を弾性変形させ、前記発泡体から弾性力を受け、その弾性力を利用してカバー本体を引っ張ることを特徴とする乗物用シートの着せ替えカバー。
  2. 請求項に記載の乗物用シートの着せ替えカバーであって、
    取付体は、カバー本体と支持体を連結し、かつその連結長さを調整する長さ調整機構を有し、前記長さ調整機構によって前記連結長さを調整することで、前記取付体によって前記カバー本体を引っ張った状態にて保持することを特徴とする乗物用シートの着せ替えカバー。
  3. 請求項に記載の乗物用シートの着せ替えカバーであって、
    取付体は、カバー本体から延出するカバー側バンドと、支持体に取付けられ前記支持体から延出する支持体側バンドと、前記カバー側バンドと前記支持体側バンドを脱着可能に連結する連結機構と、前記支持体側バンド側から延出する引きバンドを有し、
    前記引きバンドは、前記乗物用シートのシートクッションと前記シートクッションに傾動可能に取付けられたシートバックとの隙間を通ってその先端部が前記隙間よりも前方に配設され、
    前記引きバンドが引っ張られてパッド構成体の発泡体が弾性変形し、前記連結機構が前記隙間の前方にて脱着できる位置に移動し、前記引きバンドの引っ張り力が解放されかつ前記着せ替えカバーが前記乗物用シートに装着された状態において、前記連結機構が前記発泡体の弾性力によって前記隙間内あるいは前記隙間よりも後方に位置保持されることを特徴とする乗物用シートの着せ替えカバー。
  4. 請求項に記載の乗物用シートの着せ替えカバーであって、
    取付体は、カバー本体から延出するカバー側バンドと、支持体に取付けられ前記支持体から延出する支持体側バンドと、前記カバー側バンドと前記支持体側バンドを脱着可能に連結する連結機構と、前記支持体側バンド側から延出する引きバンドを有し、
    前記引きバンドは、前記乗物用シートのシートクッションと前記シートクッションに傾動可能に取付けられたシートバックとの隙間を通ってその先端部が前記隙間よりも前方に配設され、
    前記引きバンドが引っ張られて前記支持体の弾性支持部材が弾性変形し、前記連結機構が前記隙間の前方にて脱着できる位置に移動し、前記引きバンドの引っ張り力が解放されかつ前記着せ替えカバーが前記乗物用シートに装着された状態において、前記連結機構が前記弾性支持部材の弾性力によって前記隙間内あるいは前記隙間よりも後方に位置保持されることを特徴とする乗物用シートの着せ替えカバー。
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