JPH07251661A - 一体化された子供用座席を装備した自動車座席 - Google Patents

一体化された子供用座席を装備した自動車座席

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JPH07251661A
JPH07251661A JP7013728A JP1372895A JPH07251661A JP H07251661 A JPH07251661 A JP H07251661A JP 7013728 A JP7013728 A JP 7013728A JP 1372895 A JP1372895 A JP 1372895A JP H07251661 A JPH07251661 A JP H07251661A
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seat
child
cushion
assembly
adult
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JP7013728A
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Jeffrey T Lambert
ティー.ランバート ジェフリー
Edward J Walblay
ジェイ.ウォルブレー エドワード
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Intier Automotive Inc
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ATOMA INT Inc
Intier Automotive Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/26Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for children
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/30Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
    • B60N2/3081Seats convertible into parts of the seat cushion or the back-rest or disapppearing therein, e.g. for children
    • B60N2/3084Disappearing in a recess of the back-rest

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 子供座席モジュールを一体化した自動車用座
席。 【構成】 座席枠、座席クッション、背もたれ枠、およ
び空間を介した側クッションを含み、大人座席者の背部
を支持する大人モード位置と子供座席者を支持する子供
モード位置間を移動する第一および第二組立体を含み、
第一組立体は空間内でクッション付き大人背もたれの下
部を提供する大人モード位置と子供座席支持体を提供す
る子供モード位置との間を移動する。第二組立体は大人
モード位置の占有者を支持する上クッションパッドを空
間内に含み、かつ第一組立体に作用的に連結されていて
第一配置体の移動により第二組立体の少なくとも上パッ
ドが移動する。上パッドは第一組立体の大人モード位置
から子供モード位置への移動に伴って上方に移動して子
供座席占有者の後頭部を支持し、かつ第一組立体の子供
モードから大人モードへの移動に伴って下方へ移動して
大人座席占有者を支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車の座席に関し、具体的
には、大人モード位置と子供モード位置との間で移動自
在の自動車用の一体型座席に関する。
【0002】
【従来の技術】座席が大人用として設置され、別個に設
けられた子供用座席ユニットを使用して子供を収容する
という一般的なものとは対象的に、一体型座席は子供と
大人の両モードを提供する。通常、個別的ユニットは座
席ベルトの一式すなわち占有者拘束手段を備えている。
子供用別ユニットは、大人用座席ベルト一式で大人用座
席に結び付けられて大人用座席に付設される。
【0003】子供用別ユニットの特徴は、成長期間の限
定された期間だけ使用できることである。例えば、最初
の1年間だけ使用するとか子供の体重が約20ポンド
(約9kg)になるまで使用するためのものとして幼児用
別ユニットを装備する。その後、異なる子供用別ユニッ
トを使用しなければならなくなる。1年間〜最長6,7
年間に子供の体重や寸法は顕著に増加する。子供の能力
も、大人が子供と座席や拘束装置との間の調整をしてや
らなければならない程度から子供が一人で座席や拘束装
置を調整できる程度にまで向上する。
【0004】座席を子供に使用させるために子供用別ユ
ニットを大人用座席の上に設置することは手間がかか
り、大人が座席を使用するために子供用座席を取り除く
ことも手間がかかる為に、子供用別座席ユニットは設置
が面倒であるという問題がある。特許出願済みの文献に
は、大人モード位置と子供モード位置との間を容易に手
際良く移動させることができる一体型座席構造を提供す
ることによって子供用別座席ユニットの使用につきもの
の手間を取り除くための提案が多数記載されている。例
えば、米国特許第4,540,216号、4,756,
573号、4,900,087号、4,986,600
号、5,282,667号および5,282,668
号、英国特許第2,023,415号および独国特許第
27 20954号等の文献に記載されている。しか
し、上記提案はいまだに普及されていない。
【0005】通常の場合、一体型子供用座席には少なく
とも子供用背もたれがあり、この背もたれは自動車の背
もたれ枠に軸回転可能に堅く固定される。同時に、通常
の場合、子供用座席支持体は配備されると大人用座席ク
ッション上に重なる。子供用背もたれを横に倒す場合、
例えば、大人が配備された子供用座席に隣接した座席の
一部を占有する時に、子供用背もたれを移動して横に傾
す。子供用背もたれをこのように横に傾すと、子供用座
席と子供用背もたれとが角度を成して固定されることは
なく、子供用座席が大人用座席の上に重なる。従って、
大人用背もたれを横に傾すと、子供用座席と子供用背も
たれとの間の角度は大きくなる。このため、子供用背も
たれと子供用座席との間の角度を大きくして子供の胴体
を車両の後方へ移動させて脚部に対してまっすぐになる
ように設置すると、子供用座席の占有者は車両を突然停
止させたときに座席から前方へ滑り出ててしまとういう
問題が起こる。また、この種類の一体型子供用座席は、
普通、少なくとも三点子供用座席ハーネスを備えてい
る。そして、この三点の一つには、子供用座席の占有者
の脚部の間に来るクロッチベルトが設けられているた
め、車両が突然停止すると、クロッチベルトを介して子
供の股付近に不快な負荷がかかる危険性がある。但し三
点の他の二つに装着された肩ベルトを介して、負荷の大
部分が子供の上胴体に吸収されるのが理想的である。
【0006】しかし、同時に、子供用背もたれを大人用
背もたれの背より垂直方向に対して大きく傾斜させたい
ことがある。例えば、大人用背もたれを垂直方向に対し
て約29°傾斜させた状態で、子供が眠っているときに
は子供用背もたれを垂直方向に対して約40°傾斜させ、
子供が起きているときには垂直方向に対して約30°傾
斜させたいことがある。
【0007】子供用背もたれを大人用背もたれにしっか
り固定した場合、子供用背もたれは、普通、大人用背も
たれに対してほぼ平行になる。これは、大人用背もたれ
の厚みが傾斜角度を変化させるには不十分だからであ
る。更に、子供用座席を所望の角度だけ後方に傾斜させ
ながら、子供用背もたれと子供用座席との間に所望の角
度を維持できるような一体型子供用座席が求められてい
る。例えば、米国特許第5,224,756号に記載さ
れている。米国特許第5,282,668号には、子供
用座席を子供モード位置へ移動させることにより子供用
背もたれの角度を変化させる装置が記載されているが、
子供用座席は大人用座席クッションに重なるので、子供
用座席と背もたれとの間の角度が大きくなってしまとう
とい問題をかかえている。米国特許第4,986,60
0号、5,026,118号および5,100,199
号には、大人用座席に支持された子供用座席の前方移動
の移動量に従って子供用背もたれの傾斜角度を調整する
方法が提案されている。しかし、ここでも、子供の背部
と座部との間の角度が最良の角度より大きくなってしま
うという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点を解決することを課題とする。その為に、本発
明は使用および配備が容易であり、子供モード位置に設
置したときに子供用座席の占有者を適切に保護できるこ
とを基本理念とし、広く普及するような子供用座席を一
体化した自動車用座席を提供する。更に、本発明は子供
用モジュールの使用が至便であって、子供用座席の角度
調整が適切に実行できる一体化された子供座席を装備し
た自動車用座席を提供する。更に、本発明は製造が簡単
で作用効果の高く、製造効率の良い上記種類の座席およ
び子供用座席モジュールを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明による一体化された子供用座席を装備した自動
車座席は、自動車内部に固定される座席枠組立体、自動
車の大人の占有者が着席できる位置で前記座席枠組立体
によって担持された座席クッション、前記座席枠組立体
に対して作用的に取付けられた背もたれ枠組立体、前記
座席クッションに着席する大人用座席の占有者の背部と
係合する位置で前記背もたれ枠組立体によって担持され
た側クッションであって、子供を着座させることのでき
る寸法の空間を形成するために所定間隔をおいて設置さ
れた側クッション、複数のクッション組立体、前記複数
のクッション組立体は(i)前記空間内に設置されて、
前記座席クッションに着席する大人用座席の占有者の背
部を支持する大人モード位置と、(ii) 子供用座席の占
有者の座部、背部および頭をそれぞれ支持するためのク
ッション付き子供用座席、クッション付き子供用背もた
れおよびクッション付き子供用ヘッドサポートを提供す
る子供モード位置との間を移動できるように構成かつ配
備されていて、(1)(a)前記空間内に設置されかつ
前記座席クッションに着席する大人用座席の占有者の下
背部と係合するクッション付き大人用背もたれの下部を
提供する前記大人モード位置と(b)前記座席クッショ
ンに対して上に重なる関係で子供用座席支持体を提供で
きる子供モード位置との間を移動するように取付けられ
た可動式第一クッション組立体、および(2)前記空間
に配置されたクッション付き上パッドを含みかつ前記ク
ッション組立体が前記大人モード位置のときに前記座席
クッションに着席する大人用座席の占有者を支持する可
動式第二クッション組立体とを含む。
【0010】前記可動式第二クッション組立体は前記第
一クッション組立体に作用的に連結されていて、前記可
動式第一クッション組立体の移動に伴って少なくとも前
記可動式第二クッション組立体のクッション付き上パッ
ドが移動し、前記クッション付き上パッドは、(i)前
記第一クッション組立体の前記大人モード位置から前記
子供モード位置への移動に伴って上方へ移動して、前記
座席クッションと重合関係にある前記子供用座席支持体
を提供する前記可動式第一クッション組立体に着席する
子供用座席の占有者の頭の後部を支持し、かつ、(ii)
前記第一クッション組立体の前記子供モード位置から前
記大人モード位置への移動に伴って下方へ移動して、前
記クッション組立体が前記大人モード位置のときに前記
座席クッションに着席する大人用座席の占有者を支持す
る、および前記複数のクッション組立体が前記子供モー
ド位置のときに前記子供用座席に着席する子供用座席の
占有者の両肩を越えて伸張するように構成かつ配備され
た、子供座席占有者の両脚の間に配置される係留点を有
するハーネス組立体から成ることを特徴とする。
【0011】前記可動式第二クッション組立体は、前記
クッションが前記子供モード位置のときに前記座席クッ
ションと重合関係に設置された前記第一クッション組立
体に着席する子供用座席の占有者の背部を支持するため
に、前記第一クッション組立体の前記大人モード位置か
ら前記子供モードへの移動に伴って前記空間内で少なく
とも下部が前方へ移動自在の子供用背もたれ枠を有する
のが好ましい。
【0012】前記子供用背もたれ枠は、前記第一クッシ
ョン組立体が前記子供モード位置へ移動して前記座席ク
ッション上へ重合関係で設置されたときに前記第一クッ
ション組立体に対して所定の角度位置へ移動し、前記子
供用背もたれ枠は、更に、前記第一クッション組立体が
前記子供モード位置から前記大人モード位置へと移動す
るまで前記第一クッション組立体に対して前記角度位置
に固定されるのが好ましい。
【0013】前記子供用背もたれ枠は、前記第一クッシ
ョン組立体に対して所定の角度位置へ移動するときに前
記背もたれ枠組立体に対して傾斜するのが好ましい。前
記所定の角度は約95°〜105°であり、前記背もた
れ枠組立体は、前記第一クッション組立体から約109
°の角度で傾斜するのが好ましい。前記複数のクッショ
ン組立体は、更に、前記クッション付き子供用背もたれ
を提供する位置で前記子供用背もたれ枠上に取り外し自
在に取付けられかつ前記可動式第一座席クッション組立
体から前方に伸張して前記クッション付き子供用座席を
形成するクッションパッドを含むのが好ましい。
【0014】前記可動式第二クッション組立体の前記ク
ッション付き上パッドは前記子供用背もたれ枠の上部に
固定されるのが好ましい。前記子供用背もたれ枠は、連
動機構を介して前記第一クッション組立体へ作用的に連
結されていて、前記可動式第一クッション組立体の両側
に固定された一対の側支持部材、前記背もたれ枠組立体
へ固定された一対の係留部材、および前記側支持部材の
各々を前記係留部材のそれぞれに連結する連動部材を含
み、前記側支持部材は前記大人モード位置と前記子供モ
ード位置との間を前記可動式第一クッション組立体と共
に移動自在であり、前記子供用背もたれ枠の前記下部
は、前記側支持部材を伴う前記第一クッション組立体の
前記大人モード位置から前記子供モード位置への移動に
伴って前記空間内で前方へ前記第一クッション組立体か
ら所定角度位置だけ移動できるように前記側支持部材に
軸回転自在に連結されているのが好ましい。前記背もた
れ枠組立体は、前記子供モード位置と前記大人モード位
置との間を移動する際に前記子供用背もたれ枠を誘導す
るための子供用背もたれ枠ガイドを有するのが好まし
い。
【0015】前記子供用背もたれ枠は前記枠の両側面に
設置された一対の対向する軸部を含み、前記子供用背も
たれ枠ガイドは前記軸部のそれぞれを摺動自在に受ける
一対のブッシングから成り、前記ブッシングは実質的環
状であり、かつ摺動自在に前記軸部を受けるための軸受
面を形成する凸状内縁部を有し、更に、前記車両の移動
による振動に起因する前記子供用背もたれ枠のガタ音を
防止するために前記大人モード位置と子供モード位置の
両位置において前記軸部と緊密に接触する特定寸法の内
径を有するのがよい。
【0016】前記ハーネス組立体は、前記クッション付
き上パッドの開口部から子供用座席の占有者の両肩を越
えて前記子供用背もたれ枠の前方へ伸張する一対の肩ベ
ルトから成り、前記肩ベルトは子供用座席の占有者の両
脚の間に配置される前記係留点に固定できる連結具を備
えているのが好ましい。前記ハーネス組立体は、更に、
子供用座席の占有者の両脚間の前記係留点で前記可動式
第一クッション組立体に一端部で連結されたクロッチベ
ルト、前記クロッチベルトはその末端部に連結されたバ
ックルを有し、前記連結具は前記係留点で前記バックル
に前記肩ベルトを連結する作用をする、前記子供用背も
たれ枠の背後で前記肩ベルトの両端部を単一の座席ベル
トへ連結するための分割部材、および前記単一座席ベル
トを保持するための巻取りリール、前記巻取りリールは
前記ハーネス組立体の張力を調節するために前記ハーネ
ス組立体のたるみを解消できるものである、を含むのが
好ましい。
【0017】前記クッション付き上パッドは前記クッシ
ョン組立体が前記大人モード位置のときに前記座席クッ
ションに着席する大人用座席の占有者を支持するための
前外面を有し、前記前外面は前記クッション組立体が前
記子供モード位置のときに前記可動式第一クッション組
立体に着席する子供用座席の占有者の頭の後部を支持す
る作用をする下傾斜部を有するのが好ましい。
【0018】前記可動式第一クッション組立体は、硬質
構造体、前記硬質構造体の両側へ連結された一対の支持
部材、および前記硬質構造体の主面上に取付けられたク
ッションパッドを有するのが好ましい。更に、本発明は
角度調整が適切にできる一体化された子供用座席を装備
した自動車用座席を提供する。この座席は、自動車内部
に固定される座席枠組立体、大人の占有者が着席できる
自動車の位置で前記座席枠組立体によって担持された座
席クッション、前記座席枠組立体に対して作用的に取付
けられた背もたれ枠組立体、前記座席クッションに着席
する大人用座席の占有者の背部と係合する位置で前記背
もたれ枠組立体によって担持された側クッションであっ
て、子供を着席させることのできる寸法の空間を形成す
るために所定間隔をおいて設置された側クッション、複
数のクッション組立体、前記複数のクッション組立体は
(i)前記空間内に設置されて、前記座席クッションに
着席する大人用座席の占有者の背部を大人用座席の占有
者の座部と背部との間に所望の角度を以て支持する大人
モード位置と、(ii) 子供用座席の占有者の座部、背部
および頭をそれぞれ支持するためのクッション付き子供
用座席、クッション付き子供用背もたれ、およびクッシ
ョン付き子供用ヘッドサポートを提供する子供モード位
置との間を移動できるように構成かつ配備されていて、
(1)(a)前記空間内に設置されて、前記座席クッシ
ョンに着席する大人用座席の占有者の下背部と係合する
クッション付き大人用背もたれの下部を提供する前記大
人モード位置と(b)前記座席クッションに対して自己
支持片持ち梁式に上に重なる関係で延在して前記座席ク
ッションによる座席支持体よりも前方かつ上方へ伸長す
る子供用座席支持体を提供する子供モード位置との間を
移動するように取付けられた可動式第一クッション組立
体と、(2)前記クッション組立体が前記大人モード位
置のときに前記可動式第一クッション組立体の内側の前
記空間内に設置されて子供用背もたれ支持体を提供する
可動式第二クッション組立体とを含む、前記可動式第二
クッション組立体は前記第一クッション組立体に作用的
に連結されていて、前記可動式第一クッション組立体の
移動に伴って前記可動式第二クッション組立体が移動
し、前記可動式第二クッション組立体は、(i)前記第
一クッション組立体の前記大人モード位置から前記子供
モード位置への移動に伴って一方向へ角移動して、前記
子供用背もたれ支持体が大人用背もたれ支持体よりも多
量に上方かつ後方へ伸張しかつ子供用座席の占有者の座
部と背部との間に所望の角度を以て前記可動式第一クッ
ション組立体により形成された前記子供用座席支持体に
着席する子供用座席の占有者の背部を支持し、かつ(i
i)前記第一クッション組立体の前記子供モード位置か
ら前記大人モード位置への移動に伴って反対方向へ角移
動する、および前記複数のクッション組立体が前記子供
モード位置のときに前記子供用座席に着席する子供用座
席の占有者の両肩を越えて伸張するように構成かつ配備
された、子供座席占有者の両脚の間に配置される係留点
有するハーネス組立体から成ることを特徴とする。
【0019】この構成は、大人用背もたれが固定式のも
のにも横に倒せる形式(リクライニング式)のものにも
有利である。固定式大人用背もたれの場合、子供の背部
と座部との間に所望の角度を維持しながら、所望の起立
位置(例えば、垂直方向に対して30°)から所望の睡
眠位置(例えば、垂直方向に対して40°)までの間で
所定位置(例えば、垂直方向に対して35°)へ子供用
背もたれを後方に傾斜させることができる。リクライニ
ング式背もたれの場合、どのような傾斜角の位置に設定
されても子供の背部と座部との間に所望の角度を維持で
きる。
【0020】この態様の大きな特徴は上記子供用背もた
れ支持体の移動に関し、特に可動式ヘッドサポートに関
する。本発明はベンチ型車等の低い背もたれまたは、固
定式ヘッドサポートを備えたセダン式自動車に設置され
ているような高い背もたれに適用できる。従って、前記
可動式第二クッション組立体は、前記第一および第二ク
ッション組立体が前記大人モード位置のときに前記座席
クッションに着席する大人用座席の占有者を支持するよ
うに前記空間内に設置されたクッション付き上パッドを
有するのが好ましく、この前記クッション付き上パッド
は、(i)前記第一クッション組立体の前記大人モード
位置から前記子供モード位置への移動に伴い上方へ移動
して、前記座席クッションの上に重なる関係で前記子供
用座席支持体を形成する前記可動式第一クッション組立
体に着席する子供用座席の占有者の頭の後部を支持し、
かつ、(ii) 前記第一クッション組立体の前記子供モー
ド位置から前記大人モード位置への移動に伴って下方へ
移動して、前記クッション組立体が前記大人モード位置
のときに前記座席クッション上に着席する大人用座席の
占有者を支持するのが好ましい。前記子供用背もたれ支
持体を提供するために、前記可動式第二クッション組立
体は前記第一クッション組立体の前記大人モード位置か
ら前記子供モード位置への移動に伴って前記空間内で少
なくとも下部が前方に移動する子供用背もたれ枠を含む
のが好ましい。
【0021】前記複数のクッション組立体は、更に、前
記クッション付き子供用背もたれ形成する位置で前記子
供用背もたれ枠上に取り外し自在に取付けられかつ前記
可動式第一クッション組立体上で前方に伸張して前記ク
ッション付き子供用座席を形成するクッションパッドを
含むのが好ましい。前記可動式第二クッション組立体の
前記クッション付き上パッドは前記子供用背もたれ枠の
上部に固定されているのが好ましい。
【0022】前記子供用背もたれ枠は連動組立体によっ
て前記第一クッション組立体に作用的に連結されてい
て、前記可動式第一クッション組立体の両側に固定され
た一対の側支持部材、前記背もたれ枠組立体へ固定され
た一対の係留部材、および前記側支持部材の各々を前記
係留部材のそれぞれに連結する一対の連動部材を含み、
前記側支持部材は前記大人モード位置と前記子供モード
位置との間を前記可動式第一クッション組立体と共に移
動可能であり、前記子供用背もたれ枠は前記側支持部材
に軸回転自在に連結された下部を有していて、前記側支
持部材を伴う前記第一クッション組立体の前記大人モー
ド位置から前記子供モード位置への移動に伴って前記空
間内で前方へ前記第一クッション組立体から所定の角度
の位置へ移動できるものであるのが好ましい。
【0023】前記背もたれ枠組立体は、前記子供モード
位置と前記大人モード位置との間を移動する時に前記子
供用背もたれ枠を誘導するための子供用背もたれ枠ガイ
ドを有するのが好ましい。この子供用背もたれ枠はその
両側を概ね形成する一対の対向軸部を含み、前記子供用
背もたれ枠ガイドは前記対向軸部のそれぞれを摺動自在
に受ける一対のブッシングから成るものであってよい。
このブッシングは実質的環状であり、かつ摺動自在に前
記軸部を受けるための軸受面を形成する丸い内縁部を有
し、更に、その車の移動時の前記子供用背もたれ枠の移
動を防止するために前記大人モード位置と子供モード位
置の両位置において前記軸部との緊密な接触を維持する
ことのできる特定寸法の内径を有するものであるのが好
ましい。
【0024】前記ハーネス組立体は、前記子供用背もた
れ枠の前方へ伸張する一対の肩ベルト、子供用座席の占
有者の両脚間の前記係留点で前記可動式第一クッション
組立体に一端部が連結されたクロッチベルト、前記子供
用背もたれ枠の背後で前記肩ベルトの両端部を単一の座
席ベルトへ連結するための分割部材、および前記単一座
席ベルトを保持するための巻取りリールから成り、前記
クロッチベルトはその末端部に連結されたバックルを有
し、前記肩ベルトは前記バックルを連結するために作用
的に連結された連結具を有し、前記巻取りリールは前記
ハーネス組立体の張力を調節するために前記ハーネス組
立体のたるみを解消できるものであるのが好ましい。前
記連結具を通る前記肩ベルトの延長部は腿部ベルトとし
て作用し、かつ前記各肩ベルトは一方の端部で前記可動
式第一クッション組立体のそれぞれの角に固定されてい
るのが好ましい。
【0025】前記肩ベルトは前記子供用背もたれ枠へ堅
く固着されたベルト取付け棒を越えて伸張しかつ、前記
ベルトへ取付け棒から前記クッション付き上パッドの開
口部へ伸張するのが好ましい。このクッション付き上パ
ッドの下部は実質的V字の部分を有していてよい。前記
大人用座席の占有者の座部と背部との間の所望角度は約
109°であり、前記子供用座席の占有者の座部と背部
との間の所望角度は約95°から105°の間であるの
が好ましい。
【0026】以下、添付図面を参照して、本発明の実施
態様を説明する。
【0027】
【実施例】図面を参照すると、図1には本発明の原理を
具体化する自動車座席10が図示されている。座席10
は、自動車14の床12上に搭載される。図示の座席1
0は、座席の側面の近辺に側面入口扉(図示せず)を備
えたワゴン式自動車の中央に設置される形式の二人掛け
ベンチ座席である。図示の通り、ベンチ座席10の左側
の作用位置には、本発明の原理を具体化する子供用座席
モジュール18が設けられる。別の同様な子供用座席モ
ジュール18をベンチ座席10の右側の作用位置に設け
てよい。
【0028】本発明の子供用座席モジュール18は、単
一の縦一列に並んだ座席や固定式あるいは可動式の背も
たれを備えた三人掛けベンチ座席などあらゆる車用座席
の背もたれ枠に固定できる。二人掛けベンチ座席10
は、自動車の種類によって異なるが一人以上の子供に適
用できるので、特に好ましいものと思われる。二人掛け
ベンチ座席10は、例えば、セダン型自動車の後部座席
の背もたれと比較すると、この種の従来型ベンチ座席に
特有の比較的背丈の低い背もたれ構造をしているために
特別の条件を満たす必要がある。本発明の原理の中には
図示のような低背丈座席にのみ適用されるものもある
が、他の原理は上記の高背丈座席にも低背丈座席にも適
用できる。
【0029】図2を参照すると、二人掛けベンチ座席1
0は座席10を即座に除去できるようにするために、床
のクリート(図示せず)を解放自在に把持するレーバー
操作式把手(図示せず)を備えた間隔を置いて設けられ
た一対の従来型のライザ20を備えている。ライザ20
の上端に固定されているのは、従来型の主席枠22であ
る。主席枠22は、従来型のカバー付き座席クッション
26を支持する中間開放位置に適宜のバネ24を懸架し
た管状の矩形周辺構造体として概略示されている。図示
の通り、座席クッション26には、大人用座席占有者二
人が並んで操作位置に着席できる幅がある。更に、座席
には、座席クッション26上に着席した大人が使用でき
る大人用座席ベルト組立体16ベルトが備えつけられて
いる。
【0030】座席10には従来型の背もたれ枠28も設
けられている。図から分かるように、背もたれ枠28は
逆U字形の主枠部材30を含み、主逆U字形枠部材30
の脚の位置の自由端が主座席枠22の後方側に堅固に固
定されかつ、中央の輪部が背もたれの上部に沿って延在
するよう位置決めされている。管状下水平枠部材32
は、逆U字形主枠部材30の脚の位置の間に溶接等で固
定される。背もたれ枠を覆うように伸張して背もたれを
形成する通常の連続クッション付きスリーブの代わり
に、背もたれは子供用座席モジュール18を装着できる
ように改造されている。
【0031】図2を参照すると、大人用座席ベルト組立
体16は座席クッション26の左側の操作位置に着席し
た座席の占有者との共働が可能な自動車14内の位置に
取り付けられている。大人用座席ベルト組立体16は様
々な形態を採るが、図示の場合、ベルト組立体16は主
座席枠22の後方中心位置に固定されて、そこから座席
クッション26と背もたれ側クッション36との間で前
方へ伸張するベルト部42を有する。ベルト部42は反
対側の端部に従来型の解放自在のバックル44を装備す
る。
【0032】主ベルト部46は一方の端48で床に係留
され、そこから車の天井の近傍の左側面上へ取付けられ
た固定ガイド50へ及ぶ。固定ガイド50からベルト部
46は下方に向い、車14の左側面に適宜に取付けられ
た従来型の巻取りリール組立体52まで延びている床の
係留点48から天井のガイド50へ伸張するベルト部4
6にはベルト上を摺動可能なクリップ要素54が設けら
れている。クリップ要素54はバックル44と解放自在
に嵌合する。
【0033】通常の手順によれば、座席クッション26
上の左側の作用位置の大人の占有者は、クリップ要素5
4を握って自分の胸の方を横断させてバックル組立体4
4に嵌合させることによって、座席ベルト組立体16を
移動して作用位置によることができる。このようにし
て、床の係留点48とクリップ要素54との間のベルト
部46の下延長部は、座席の占有者のウエスト上に伸張
し、かつクリップ要素54と固定ガイド50との間のベ
ルト部46の上延長部は、座席占有者の左肩を横切る。
【0034】小さい子供(例えば、体重が20〜40ポ
ンド=約9kg〜18kg)が、自分の背部と頭部とをクッ
ション付き子供背もたれとヘッドレストに付けた状態で
クッション付き子供用座席に着席した場合、モジュール
18の子供用座席ベルト組立体82(図1を参照する)
は子供用座席モジュール18内の小さい子供の拘束手段
として使用される。
【0035】子供用座席ベルト組立体82は子供用補助
座席位置へ移動可能であり、そうすれば子供用座席モジ
ュールを大きい子供(例えば、体重が約40ポンド=約
18kg)に使用することができる。このためには、クッ
ションパッド68を図1に示すように取り外して、子供
用座席ベルト組立体82がクッションパッド68の後下
側に位置するように再設置すれば、子供用座席ベルト組
立体82を補助座席位置へ移動できる。このように、ク
ッションパッド68を取り外して子供用座席ベルト組立
体82を配備し次にクッションパッド68を再設置すれ
ば、子供用座席ベルト組立体82をモジュールと共に簡
単に使用できる。子供用座席ベルト組立体82が補助座
席位置に設定された場合、大きい子供は背部と頭部をモ
ジュール18のクッション付き子供用背もたれとヘッド
レストにもたせかけてクッション付き子供用座席に座る
ことができる。モジュール18は大きい子供用の補助座
席として作用し、大人用座席ベルト組立体16を使うだ
けで大きい子供を拘束でき、これによって、大きい子供
は車の窓から外を眺め易くなる。
【0036】次に、ベンチ座席10上の左側の作用位置
に子供用座席モジュール18を一台設置するのに必要な
改造点について説明する。当然のことながら、右側の作
用位置を改造して二台目の子供用座席モジュール18を
設置する場合も同様である。図1と2を参照すると、必
要な改造点は、背もたれ枠28の前方に取付けられた通
常の背もたれクッションを子供に適した距離だけ離した
一対の側クッション34と36に置き換えることであ
る。枠28の前方に固定された側クッション34と36
は適宜カバーで覆われる。従来の裏材38を枠28の後
方側に設置する。側クッション34と36の間の間隔は
背もたれ枠28の前側に子供を座らせかつ子供用座席モ
ジュール18を取付けることのできる空間40を形成す
る。
【0037】図1に示すように、子供用座席モジュール
18は、背もたれ枠28に装着された複数のクッション
組立体60を含む。図示の実施例の場合、クッション組
立体60は、可動式下座席クッション組立体(すなわ
ち、第一クッション組立体)64と可動式上クッション
組立体(すなわち、第二クッション組立体)66とクッ
ションパッド68とを含む。可動式クッション組立体6
0は、(i)空間40内に設置されて、座席クッション
26上に着席する大人用座席の占有者の背部を支持する
大人モード位置(図2の座席の左側)と(ii)子供用座
席の占有者の座部、背部および頭部を支持するためのク
ッション付き子供用座席、クッション付き子供用背もた
れおよびヘッドサポートを提供する子供モード位置(図
2の座席の右側)との間を移動自在である。可動式下座
席クッション組立体64は、外側が布カバー76で覆わ
れた発泡材クッション74および硬質構造体78(図6
を参照する)を有する。クッション組立体64は更にナ
イロン製の引っ張り帯84を含んでよい。引っ張り帯8
4を外側に引っ張って子供用座席を配備する。クッショ
ン組立体64の構造の詳細な説明は、米国特許第5,2
24,756号に開示されている。
【0038】可動式下座席クッション組立体64は、
(a)座席クッション26に着席する大人用座席の占有
者の下背部に合致するクッション付き大人用座席背もた
れの下部を有していて、空間40内に設置される大人モ
ード位置と、(b)座席クッション26の上に重なる関
係で子供用座席支持体を提供するような位置に配置され
る子供モード位置との間を移動可能に設置される。
【0039】可動式上クッション組立体66はクッショ
ン付き上パッド67を有する。大人モードの場合、クッ
ション付き上パッド67は、実質的に空間40内に配置
されて座席クッション26の上に着席する大人用座席の
占有者を支持する。可動式上クッション組立体66は子
供用背もたれ枠80を介して下クッション組立体64に
作用的に連結されるので、下クッション組立体64の移
動に伴いクッション付き上パッド67が移動する。この
クッション付き上パッドは、(i)下クッション組立体
64が大人モード位置から子供モード位置まで移動する
のに伴い上方へ移動して、下クッションに着席する子供
用座席の占有者の頭部の後部を支持する。更に、上記ク
ッション付き上パッドは、(ii) 下クッション組立体6
4が子供モード位置から大人モード位置へ移動するのに
伴い下方へ移動して、該クッション組立体が大人モード
位置に付いたときに座席クッション26に着席する大人
用座席の占有者を支持する。
【0040】図1の右側に示すように、子供モード位置
では、下座席クッション組立体64は、空間40の底部
に位置し座席クッション26の上に重なり、取外し自在
に取付けられるクッションパッド68の座席部70と共
にクッション付き子供用座席を構成する。図1に示し図
6に更に明確に示すように、下座席クッション組立体6
4の発泡材クッション74は座席クッション26に接触
せず、クッション組立体60が子供モード位置に付く
と、幾分座席クッション26に対して傾斜した状態で維
持される。
【0041】図1に示すように、クッションパッド68
は下座席クッション組立体64と子供用背もたれ枠80
とに対して取外し自在に設置されてクッション付き子供
用座席を提供する。クッションパッド68は取外し自在
に固定されるのでその清掃は簡易である。適宜の手段、
例えばベルクロ細片を用いてクッションパッド68を取
外し自在に設置できる。ベルクロ細片を用いてクッショ
ンパッド68を取外し自在に設置する方法は、本出願人
による先の米国特許出願に開示されている。
【0042】図1と図3に示すように、子供用座席ベル
ト組立体82は子供用背もたれ枠80に装着されてい
る。子供が背部と頭部をクッション付き子供用背もたれ
とヘッドサポートにもたせかけた状態でクッション付き
子供用座席に着席すると、モード18の子供用座席ベル
ト組立体82は子供の拘束手段として使用される。図3
は子供用座席モジュール18の構造、およびモジュール
18を側クッション34と36の間の背もたれ枠28へ
取付ける方法を示す分解斜視図である。
【0043】子供用背もたれ枠80は、90で示された
適宜の締付具で背もたれ枠28に堅く固定された固定ガ
イド部材86を含む。子供用背もたれ枠80は、間隔を
置いて設置された一対の垂直棒部材92を備えている。
垂直棒部材92は、上端が水平棒部材94によって一体
に連結され、水平棒部材94の間には等間隔に複数の水
平ワイヤ部材95が配置されている。クッションパッド
68を固定するために棒部材92および/あるいは94
にベルクロ細片が貼付されてよい。あるいは、別の適宜
の手段、例えば、布製のひもで枠80にパッドを固定し
てよい。
【0044】子供用背もたれ枠80は、更に、連結具9
8で垂直棒部材92に取付けられた水平の頭部支持棒9
6を有する。棒96の両端は連結具98の先で上方へ屈
曲し、上方へ突出する軸部100で終端する。軸部10
0は、垂直棒部材92に実質的に平行に配置される。固
定ガイド部材86は、軸部100を摺動自在に保持する
実質的環状のブッシング104を有する。
【0045】垂直棒部材92の下部は屈曲して、適宜の
閉鎖具110で閉鎖される実質的に環状の部108を形
成する。環状部108は、四棒連動組立体114を介し
て下クッション組立体64に作用的に連結される。図示
のように、下座席クッション組立体64は、適宜のプラ
スチック材で矩形の座席パッド支持台として成形された
硬質構造体78を有する。並設された一対の可動式支持
部材、すなわち、取付け金具116が硬質構造体78の
両側部に配設される。可動式取付け金具116および硬
質構造体78はそれぞれ開口部120および122を有
する。これらの開口部には適宜の締付具124が嵌入さ
れる。締付具124は開口部120,122を貫通し
て、可動式取付け金具116へ硬質構造体78を固定す
る。
【0046】一対の係留部材すなわち取付け金具134
が背もたれ枠28に堅く固定され、かつ個別に一対の連
結棒すなわち連動部材138と140を介して可動式取
付け金具116と連動する。可動式取付け金具116に
は複数(2個)の開口部128と130が設けられてい
る。対向する取付け金具の開口部128の軸は互いに一
直線になるように配置される。開口部130についても
同様である。連結棒すなわち連動部材138と140
は、一方の端部で適宜の締付具(例えば、ボルト13
2)を介して一方の取付け金具134に軸着され、他方
の端部で他方の取付け金具134へ軸着されて、図3に
示すように上記硬質構造体の両端で四棒連動体を構成す
る。四棒連動体については後に更に詳細に説明する。
【0047】図3に戻ると、子供用座席ベルト組立体8
2の一部を構成するクロッチベルト部140が、硬質構
造体78の開口部144から上方へ伸張している。従来
型の座席拘束ベルトのバックル組立体148が、クロッ
チベルト部140の露出した前端に固定される。ベルト
部140の反対側の端部(図示せず)は硬質構造体78
の下側部分へ適宜固定される。
【0048】子供用座席ベルト組立体82は、適宜の締
め具151を介して硬質構造体78の後方部上に設置さ
れる巻取りリール150を有する。巻取りリールはベル
ト張力調整器として作用し、自動ロック式リトラクタ
(ALR)型、緊急ロック式リトラクタ(ELR)型あ
るいはこれらの合成型等の既知巻取りリールで構成され
てよい。異なる形式の巻取りリールでは送出しモードと
係止モードとを切り換えるための特徴も構造も異なる
(例えば、ELR型では慣性ラッチ)。この種の巻取り
リールには、例えばインディアナ・ミルズ・マニュファ
クテュアリング社(Indiana Mills an
d Manufacturing Inc.)から販売
されているものがある。好ましい実施例では、ALR型
リールが使用されている。
【0049】上記巻取りリールからは単一ベルト152
が外側へ伸張し、単一ベルトの他端部は分割金具156
へ固定されている。このベルトからは一対の肩ベルト1
12と115が伸びている。肩ベルト112と115は
分割金具156から上方に伸張し、背もたれ枠28に固
定されたベルト取付け棒160を越えてループを形成
し、更に上クッションパッド67(図1,4および6を
参照する)の開口部161を通る。他の実施例として
は、クッションパッド67に開口部161を形成する代
わりに、クッションパッド67のヘッドレストに凹部を
形成してよい。
【0050】取付け棒160は上記の固定ガイド部材8
6と一体に形成されてよい。上クッションパッド67を
貫通した肩ベルト112と115は、解放自在に相互に
連結されたガイド部材164と一対の両側の連結部材1
66の孔付き端部とを通過する。連結部材166は、バ
ックル組立体148に解放自在に連結される。ベルト1
15と112の延長部170と172の一方の端は、各
々取付け金具174によって可動式取付け金具116に
固定される。延長部124と126は子供の腿部に掛け
られる。
【0051】図1に戻ると、クッションパッド68は可
撓性蝶番178によって結合された座席部と背もたれ部
70と72を有し、硬質構造体78から現れる。クロッ
チベルト140のまわりに設置するための矩形切り欠き
孔180が座席部70に形成されている。背もたれ部7
2の上縁は、クッション付き上パッド67のすぐ下の点
まで子供用背もたれ枠80へ嵌め込まれる。
【0052】図4は、実質的に子供モード位置に組み立
てられた子供用座席モジュールを一部(例えば、パッ
ド)を取り除いて示す。図5は、図4と同様に一部を取
り除いて大人モード位置の子供用座席モジュールを示
す。これら二つの図面を比較すると、子供用背もたれ枠
80は、大人モード位置にあるときよりも子供モード位
置にあるときの方が取付け金具134に対して高い位置
にあることが理解されるであろう。図面から理解される
ように、子供用背もたれ枠80は、適宜の締付具186
によって可動式取付け金具116上の適当な位置へ軸着
された垂直棒部材92の下環状部108を有する。上記
組立体の下部(例えば、下クッション組立体64とか硬
質構造体78)の前方部が手動で持ち上げられると、四
棒連動組立体114を介して取付け金具134を中心に
した移動すなわち軸回転が生じる。この運動中、垂直棒
部材92に可動式取付け金具116を連結する締付具1
86が上記子供用背もたれ枠と取付け金具116との間
の相対的角運動の軸点として作用する。取付け金具13
4に対して、締付具186の連結具に形成される枢軸点
は、図4の位置から図5の位置へ移動するときに実質的
S字の経路を辿って枢軸点による下方や内側運動を可能
にする。
【0053】子供用背もたれ枠80によって形成される
上記相対的に高い位置は背もたれ環28に固定された固
定ガイド部材86の軸部100を観察することによって
認識される。このとき、上記ガイド部材は、図7からよ
り明確に示されたように、軸部100を摺動可能に幾分
軸回転可能に保持する。図4と5から明らかなように、
連動棒138と140の周側面相互の当接によって取付
け金具116と硬質構造体78とを含む可動式下クッシ
ョン組立体64の相対的高低位置を形成する。図4に当
接点200を示す。図5では接触点は202で示されて
いる。
【0054】図6は、子供用座席モジュールが大人モー
ド位置と子供モード位置の両方について図示されてい
る。大人モード位置は破線で事実上表されている。座席
クッション26を含む座席204は、背もたれ206に
対して所望の角度で配置される。子供モード位置では、
可動式下クッション組立体64は座席クッション26上
に自己支持片持ち梁式に重なり、座席クッション26に
よる座席支持体よりも上方かつ前方や上方に突出した子
供用座席支持体を構成する。可動式上クッション組立体
66は子供用背もたれ支持体、(例えば、枠80)を提
供する。この子供用背もたれ支持体はクッション組立体
が大人モード位置のときに可動式下クッション組立体6
4の内側の空間40内に設置される。
【0055】枠80を含む可動式上クッション組立体6
6は可動式下クッション64に作用的に結合されるた
め、可動式下クッション組立体64の移動に伴い可動式
上クッション組立体66が移動する。可動式上クッショ
ン組立体66は、下クッション組立体64が大人モード
位置から子供モード位置へと移動するのに伴い第一方向
に角運動する。これにより、子供用背もたれ支持体(例
えば、枠80)は、下クッション組立体64が大人モー
ドに設定されたときに側クッション34と36あるいは
発泡材クッションパッド74によって大人用背もたれ支
持体よりも多量に上方かつ後方に伸張する。この位置
で、枠80は、子供用座席の占有者の座部と背部との間
に所望の角度を維持した状態で可動式下クッション組立
体64により提供される子供用背もたれ支持体上に着席
する子供用座席の占有者の背部を支持する。可動式上ク
ッション組立体66は、下クッション組立体64が子供
モード位置から大人モード位置へ移動するのに伴い第一
方向と反対方向の第二方向へ角運動する。
【0056】図6から明らかなように、上記の子供用背
もたれ枠80の相対的な上方かつ後方への移動に連動し
て、クッション付き上パッド67は上方かつ後方へ移動
する。クッション付きパッド67を含む可動式上クッシ
ョン組立体66の上部が上方かつ後方へ移動する場合、
背もたれ枠80の底部は空間40内で上方が前方に移動
する。
【0057】図示のように、背もたれ206は、好適に
は、車の床12に垂直の矢印Aに対して約29°の角度
を成して配置される。この角度は、様々な安全要件や規
格に合わせて変更されてよい。図示の態様の場合、座席
204は車の床に対して約10°の斜角で配置される。
従って、座席204と背もたれ206との間の角度関係
は約109°である。この角度構成も適宜変更できる。
座席204と背もたれ206との間の角度は鉛直に対し
て概ね29°に設定されるのが好ましいが、従来のリク
ライニング機構を用いて背もたれ206を座席204に
対してリクライニングできるものであってよい。更に、
座席と背もたれとの間の角度を永久的に固定にして、ユ
ニットとして一体的に傾斜できる構成にして背もたれの
垂直に対する角度を変化できるようにしてもよい。
【0058】上記の例では、子供モード位置における子
供用背もたれと子供用座席との間の上記角度は、子供用
背もたれ枠80と硬質構造体78あるいは可動式下クッ
ション64との間の角度によって規定されたが、背もた
れ206および/あるいは座席204のリクラインまた
は傾斜と関係なく固定されてよい。好適には、この固定
角度は95°〜105°の範囲である。これによって、
大人用座席の占有者(例えば、図1の左側の座席に着席
する人)は上記子供用背もたれと座席との間の角度を広
げることなく大人用座席204に対して大人背もたれ2
06をリクラインさせることができる。上記子供用背も
たれと座席との間の角度が広がると、子供の胴体が車の
後方に倒れるため、自動車の急停止によって子供用座席
の占有者が上述のごとく座席内で前方に摺動して好まし
くない状況になる。
【0059】好適には、上記大人用背もたれが垂直に対
して約29°という所望角度で配置されたとき、子供用
背もたれ枠80は垂直(図6の矢印Aの方向)に対して
約35°の角度で上記子供用背もたれ支持体を構成す
る。この35°の角度は、大人用背もたれとして望まし
い傾斜角29°と子供用座席で眠る子供にとって望まし
い傾斜角40°との間の中間点である。
【0060】図6を主に参照すると、クッション付き上
パッド67には、肩ベルト112と115が貫通する開
口部161を有する下斜面210が形成されている。ベ
ルト112と115はクッション付きパッドを通過する
が、開口部161よりも高所に位置決めされたベルト取
付け棒160が、これらのベルトの係留点として作用す
る。このように、クッション付き上パッド67を自動的
に並進移動をさせるベルト取付け棒160の採用によっ
て肩ベルト調整孔を形成する必要がない。クッション付
きパッド67の下部を斜面210として実質的V字形に
形成することによって、子供の頸部を引張ることなくク
ッション付きパッドは子の頭部を快適に支持し続ける。
【0061】図6に示すように、外側のクロスまたはビ
ニールや革等のファブリック材のカバー76は、クッシ
ョン組立体64の発泡材クッション74の回りを包む。
米国特許第5,224,756号に開示の方法を用い
て、発泡材クッションとカバーとを硬質構造体78に固
定してよい。図7は本発明の固定ガイド部材86を示す
横断面図であり、固定ガイド部材86は、軸部100を
摺動自在に保持する。環状のブッシング104を有す
る。図示のように、環状ブッシング104は好適にはエ
ラストマー材で作成され、軸部100の枢軸点を形成す
るスライダとして作用する。ブッシング104は内面が
曲面220になっている。曲面の内径は、子供用座席モ
ジュール18を大人モード位置および子供モード位置に
したときに軸部100を効果的にV字形に傾けることの
できる寸法である。このV字形の効果によって、子供用
背もたれ枠80のガタ音および/あるいは振動に起因す
る車両内の騒音が緩和される。
【0062】上述のようにして本発明の課題は完全かつ
効果的に達成される。上記の好適態様は本発明の目的の
ために図示され説明されたものであり、本発明の原理か
ら逸脱しない範囲で変更可能である。従って、本発明は
請求項の趣旨および請求の範囲内で行われるあらゆる修
正を網羅するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車に搭載された本発明の原理を具体化する
座席の斜視図であり、子供モード位置に設定された子供
用座席モジュールを示す。
【図2】座席の中間部の横断面図であり、座席枠と大人
用座席ベルトの共働連結部を示す。
【図3】子供用クッションパッドを取り除いた状態の本
発明の原理を具体化する子供用座席モジュールを示す分
解斜視図であり、モジュールの子供用背もたれ枠とその
車の背もたれ枠との連結合状態をより明確に示すために
子供用クッションパッドは除外されている。
【図4】クッションパッドを取り除いた状態の子供モー
ド位置の子供用座席モジュールを示す斜視図であり、こ
の位置におけるモジュールの子供用座席枠と子供用背も
たれ枠との構成をより明確に示す。
【図5】子供用座席枠と子供用背もたれ枠との構成をよ
り明確に示すためにクッションパッドを取り除いた、大
人モード位置における子供用座席モジュールを示す斜視
図である。
【図6】本発明の子供用座席モジュールを含む座席の図
4の6−6線に沿った縦断面図であり、子供モード位置
の子供用座席モジュールを実線で大人モード位置の子供
用座席モジュールを点線で示す。
【図7】図7は、軸受筒などから成る本発明の固定ガイ
ド部材を示す横断面図である。
【符号の説明】
10…自動車座席 12…床 14…自動車 16…大人用座席ベルト組立体 18…子供用座席モジュール 28…背もたれ枠(背もたれ枠組立体) 40…空間 60…クッション組立体 64…第一クッション組立体(下クッション) 66…第二クッション組立体(上クッション) 67…上クッションパッド(クッション付き上パッド) 80…子供用背もたれ枠 82…子供用座席ベルト組立体 138,140…連動部材 148…バックル組立体

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体化された子供用座席を装備した自動
    車用座席であって、 自動車内部に固定される座席枠組立体、 自動車の大人の占有者が着席できる位置で前記座席枠組
    立体によって担持された座席クッション、 前記座席枠組立体に対して作用的に取付けられた背もた
    れ枠組立体、 前記座席クッションに着席する大人用座席の占有者の背
    部と係合する位置で前記背もたれ枠組立体によって担持
    された側クッションであって、子供を着座させることの
    できる寸法の空間を形成するために所定間隔をおいて設
    置された側クッション、 複数のクッション組立体、前記複数のクッション組立体
    は(i)前記空間内に設置されて、前記座席クッション
    に着席する大人用座席の占有者の背部を支持する大人モ
    ード位置と、(ii) 子供用座席の占有者の座部、背部お
    よび頭をそれぞれ支持するためのクッション付き子供用
    座席、クッション付き子供用背もたれおよびクッション
    付き子供用ヘッドサポートを提供する子供モード位置と
    の間を移動できるように構成かつ配備されていて、
    (1)(a)前記空間内に設置されかつ前記座席クッシ
    ョンに着席する大人用座席の占有者の下背部と係合する
    クッション付き大人用背もたれの下部を提供する前記大
    人モード位置と(b)前記座席クッションに対して上に
    重なる関係で子供用座席支持体を提供できる子供モード
    位置との間を移動するように取付けられた可動式第1ク
    ッション組立体、および(2)前記空間に配置されたク
    ッション付き上パッドを含みかつ前記クッション組立体
    が前記大人モード位置のときに前記座席クッションに着
    席する大人用座席の占有者を支持する可動式第二クッシ
    ョン組立体とを含む。前記可動式第二クッション組立体
    は前記第一クッション組立体に作用的に連結されてい
    て、前記可動式第一クッション組立体の移動に伴って少
    なくとも前記可動式第二クッション組立体のクッション
    付き上パッドが移動し、前記クッション付き上パッド
    は、(i)前記第一クッション組立体の前記大人モード
    位置から前記子供モード位置への移動に伴って上方へ移
    動して、前記座席クッションと重合関係にある前記子供
    用座席支持体を提供する前記可動式第一クッション組立
    体に着席する子供用座席の占有者の頭の後部を支持し、
    かつ、(ii) 前記第一クッション組立体の前記子供モー
    ド位置から前記大人モード位置への移動に伴って下方へ
    移動して、前記クッション組立体が前記大人モード位置
    のときに前記座席クッションに着席する大人用座席の占
    有者を支持する、および前記複数のクッション組立体が
    前記子供モード位置のときに前記子供用座席に着席する
    子供用座席の占有者の両肩を越えて伸張するように構成
    かつ配備された、子供座席占有者の両脚の間に配置され
    る係留点を有するハーネス組立体から成ることを特徴と
    する一体化された子供座席を装備した自動車用座席。
  2. 【請求項2】 前記可動式第二クッション組立体は、前
    記クッションが前記子供モード位置のときに前記座席ク
    ッションと重合関係に設置された前記第一クッション組
    立体に着席す子供用座席の占有者の背部を支持するため
    に、前記第一クッション組立体の前記大人モード位置か
    ら前記子供モード位置への移動に伴って前記空間内で少
    なくとも下部が前方へ移動自在の子供用背もたれ枠を有
    する、請求項1の自動車用座席。
  3. 【請求項3】 前記子供用背もたれ枠は、前記第一クッ
    ション組立体が前記子供モード位置へ移動して前記座席
    クッション上へ重合関係で設置されたときに前記第一ク
    ッション組立体に対して所定の角度位置へ移動し、前記
    子供用背もたれ枠は、更に、前記第一クッション組立体
    が前記子供モード位置から前記大人モード位置へと移動
    するまで前記第一クッション組立体に対して前記角度位
    置に固定される、請求項2の自動車用座席。
  4. 【請求項4】 前記子供用背もたれ枠は、前記第一クッ
    ション組立体に対して所定の角度位置へ移動するときに
    前記背もたれ枠組立体に対して傾斜する、請求項3の自
    動車用座席。
  5. 【請求項5】 前記所定の角度は約95°〜105°で
    ある、請求項3の自動車用座席。
  6. 【請求項6】 前記背もたれ枠組立体は、前記第一クッ
    ション組立体から約109°の角度で傾斜する、請求項
    4の自動車用座席。
  7. 【請求項7】 前記複数のクッション組立体は、更に、
    前記クッション付き子供用背もたれを提供する位置で前
    記子供用背もたれ枠上に取り外し自在に取付けられかつ
    前記可動式第一座席クッション組立体から前方に伸張し
    て前記クッション付き子供用座席を形成するクッション
    パッドを含む、請求項4の自動車用座席。
  8. 【請求項8】 前記可動式第二クッション組立体の前記
    クッション付き上パッドは前記子供用背もたれ枠の上部
    に固定される、請求項7の自動車用座席。
  9. 【請求項9】 前記子供用背もたれ枠は、連動機構を介
    して前記第一クッション組立体へ作用的に連結されてい
    て、 前記可動式第一クッション組立体の両側に固定された一
    対の側支持部材、前記背もたれ枠組立体へ固定された一
    対の係留部材、および前記側支持部材の各々を前記係留
    部材のそれぞれに連結する連動部材を含み、 前記側支持部材は前記大人モード位置と前記子供モード
    位置との間を前記可動式第一クッション組立体と共に移
    動自在であり、 前記子供用背もたれ枠の前記下部は、前記側支持部材を
    伴う前記第一クッション組立体の前記大人モード位置か
    ら前記子供モード位置への移動に伴って前記空間内で前
    方へ前記第一クッション組立体から所定角度位置だけ移
    動できるように前記側支持部材に軸回転自在に連結され
    ている、請求項8の自動車用座席。
  10. 【請求項10】 前記背もたれ枠組立体は、前記子供モ
    ード位置と前記大人モード位置との間を移動する際に前
    記子供用背もたれ枠を誘導するための子供用背もたれ枠
    ガイドを有する、請求項9の自動車用座席。
  11. 【請求項11】 前記子供用背もたれ枠は前記枠の両側
    面に設置された一対の対向する軸部を含み、前記子供用
    背もたれ枠ガイドは前記軸部のそれぞれを摺動自在に受
    ける一対のブッシングから成る、請求項10の自動車用
    座席。
  12. 【請求項12】 前記ブッシングは実質的環状であり、
    かつ摺動自在に前記軸部を受けるための軸受面を形成す
    る凸状内縁部を有し、更に、前記車両の移動による振動
    に起因する前記子供用背もたれ枠のガタ音を防止するた
    めに前記大人モード位置と子供モード位置の両位置にお
    いて前記軸部と緊密に接触する特定寸法の内径を有す
    る、請求項11の自動車用座席。
  13. 【請求項13】 前記ハーネス組立体は、前記クッショ
    ン付き上パッドの開口部から子供用座席の占有者の両肩
    を越えて前記子供用背もたれ枠の前方へ伸張する一対の
    肩ベルトから成り、前記肩ベルトは子供用座席の占有者
    の両脚の間に配置される前記係留点に固定できる連結具
    を備えている、請求項1の自動車用座席。
  14. 【請求項14】 前記ハーネス組立体は、更に、 子供用座席の占有者の両脚間の前記係留点で前記可動式
    第一クッション組立体に一端部で連結されたクロッチベ
    ルト、前記クロッチベルトはその末端部に連結されたバ
    ックルを有し、前記連結具は前記係留点で前記バックル
    に前記肩ベルトを連結する作用をする、 前記子供用背もたれ枠の背後で前記肩ベルトの両端部を
    単一の座席ベルトへ連結するための分割部材、および前
    記単一座席ベルトを保持するための巻取りリール、前記
    巻取りリールは前記ハーネス組立体の張力を調節するた
    めに前記ハーネス組立体のたるみを解消できるものであ
    る、を含む、請求項13の自動車用座席。
  15. 【請求項15】 前記クッション付き上パッドは前記ク
    ッション組立体が前記大人モード位置のときに前記座席
    クッションに着席する大人用座席の占有者を支持するた
    めの前外面を有し、前記前外面は前記クッション組立体
    が前記子供モード位置のときに前記可動式第一クッショ
    ン組立体に着席する子供用座席の占有者の頭の後部を支
    持する作用をする下傾斜部を有する、請求項1の自動車
    用座席。
  16. 【請求項16】 前記可動式第一クッション組立体は、
    硬質構造体、前記硬質構造体の両側へ連結された一対の
    支持部材、および前記硬質構造体の主面上に取付けられ
    たクッションパッドを有する、請求項1の一体化された
    子供用座席。
  17. 【請求項17】 一体化された子供用座席を装備した自
    動車用座席であって、 自動車内部に固定される座席枠組立体、 大人の占有者が着席できる自動車の位置で前記座席枠組
    立体によって担持された座席クッション、 前記座席枠組立体に対して作用的に取付けられた背もた
    れ組立体、 前記座席クッションに着席する大人用座席の占有者の背
    部と係合する位置で前記背もたれ枠組立体によって担持
    された側クッションであって、子供を着席させることの
    できる寸法の空間を形成するために所定間隔をおいて設
    置された側クッション、 複数のクッション組立体、前記複数のクッション組立体
    は(i)前記空間内に設置されて、前記座席クッション
    に着席する大人用座席の占有者の背部を大人用座席の占
    有者の座部と背部との間に所望の角度を以て支持する大
    人モード位置と、(ii) 子供用座席の占有者の座部、背
    部および頭をそれぞれ支持するためのクッション付き子
    供用座席、クッション付き子供用背もたれ、およびクッ
    ション付き子供用ヘッドサポートを提供する子供モード
    位置との間を移動できるように構成かつ配備されてい
    て、(1)(a)前記空間内に設置されて、前記座席ク
    ッションに着席する大人用座席の占有者の下背部と係合
    するクッション付き大人用背もたれの下部を提供する前
    記大人モード位置と(b)前記座席クッションに対して
    自己支持片持ち梁式に上に重なる関係で延在して前記座
    席クッションによる座席支持体よりも前方かつ上方へ伸
    長する子供用座席支持体を提供する子供モード位置との
    間を移動するように取付けられた可動式第一クッション
    組立体と、(2)前記クッション組立体が前記大人モー
    ド位置のときに前記可動式第一クッション組立体の内側
    の前記空間内に設置されて子供用背もたれ支持体を提供
    する可動式第二クッション組立体とを含む、 前記可動式第二クッション組立体は前記第一クッション
    組立体に作用的に連結されていて、前記可動式第一クッ
    ション組立体の移動に伴って前記可動式第二クッション
    組立体が移動し、前記可動式第二クッション組立体は、
    (i)前記第一クッション組立体の前記大人モード位置
    から前記子供モード位置への移動に伴って一方向へ角移
    動して、前記子供用背もたれ支持体が大人用背もたれ支
    持体よりも多量に上方かつ後方へ伸張しかつ子供用座席
    の占有者の座部と背部との間に所望の角度を以て前記可
    動式第一クッション組立体により形成された前記子供用
    座席支持体に着席する子供用座席の占有者の背部を支持
    し、かつ(ii)前記第一クッション組立体の前記子供モ
    ード位置から前記大人モード位置への移動に伴って反対
    方向へ角移動する、および前記複数のクッション組立体
    が前記子供モード位置のときに前記子供用座席に着席す
    る子供用座席の占有者の両肩を越えて伸張するように構
    成かつ配備された、子供座席占有者の両脚の間に配置さ
    れる係留点有するハーネス組立体から成ることを特徴と
    する一体化された子供座席を装備した自動車用座席。
  18. 【請求項18】 前記可動式第二クッション組立体は、
    前記第一および第2クッション組立体が前記大人モード
    位置のときに前記座席クッションに着席する大人用座席
    の占有者を支持するように前記空間内に設置されたクッ
    ション付き上パッドを有する、請求項17の自動車用座
    席。
  19. 【請求項19】 前記クッション付き上パッドは、
    (i)前記第一クッション組立体の前記大人モード位置
    から前記子供モード位置への移動に伴い上方へ移動し
    て、前記座席クッションの上に重なる関係で前記子供用
    座席支持体を形成する前記可動式第一クッション組立体
    に着席する子供用座席の占有者の頭の後部を支持し、か
    つ、(ii) 前記第一クッション組立体の前記子供モード
    位置から前記大人モード位置への移動に伴って下方へ移
    動して、前記クッション組立体が前記大人モード位置の
    ときに前記座席クッション上に着席する大人用座席の占
    有者を支持する、請求項18の自動車用座席。
  20. 【請求項20】 前記子供用背もたれ支持体を提供する
    ために、前記可動式第二クッション組立体は前記第一ク
    ッション組立体の前記大人モード位置から子供モード位
    置への移動に伴って前記空間内で少なくとも下部が前方
    に移動する子供用背もたれ枠を含む、請求項19の自動
    車用座席。
  21. 【請求項21】 前記複数のクッション組立体は、更
    に、前記クッション付き子供用背もたれを形成する位置
    で前記子供用背もたれ枠上に取り外し自在に取付けられ
    かつ前記可動式第一クッション組立体上で前方に伸張し
    て前記クッション付き子供用座席を形成するクッション
    パッドを含む、請求項17の自動車用座席。
  22. 【請求項22】 前記可動式第二クッション組立体の前
    記クッション付き上パッドは前記子供用背もたれ枠の上
    部に固定されている、請求項21の自動車用座席。
  23. 【請求項23】 前記子供用背もたれ枠は連動組立体に
    よって前記第一クッション組立体に作用的に連結されて
    いて、 前記可動式第一クッション組立体の両側に固定された一
    対の側支持部材、前記背もたれ枠組立体へ固定された一
    対の係留部材、および前記側支持部材の各々を前記係留
    部材のそれぞれに連結する一対の連動部材を含み、 前記側支持部材は前記大人モード位置と前記子供モード
    位置との間を前記可動式第一クッション組立体と共に移
    動可能であり、 前記子供用背もたれ枠は前記側支持部材に軸回転自在に
    連結された下部を有していて、前記側支持部材を伴う前
    記第一クッション組立体の前記大人モード位置から前記
    子供モード位置への移動に伴って前記空間内で前方へ前
    記第一クッション組立体から所定の角度位置へ移動でき
    る請求項17の自動車用座席。
  24. 【請求項24】 前記背もたれ枠組立体は、前記子供モ
    ード位置と前記大人モード位置との間を移動する時に前
    記子供用背もたれ枠を誘導するための子供用背もたれ枠
    ガイドを有する、請求項17の自動車用座席。
  25. 【請求項25】 前記子供用背もたれ枠はその両側を概
    ね形成する一対の対向軸部を含み、前記子供用背もたれ
    枠ガイドは前記対向軸部のそれぞれを摺動自在に受ける
    一対のブッシングから成る、請求項24の自動車用座
    席。
  26. 【請求項26】 前記ブッシングは実質的環状であり、
    かつ摺動自在に前記軸部を受けるための軸受面を形成す
    る丸い内縁部を有し、更に、その車の移動時の前記子供
    用背もたれ枠の移動を防止するために前記大人モード位
    置と子供モード位置の両位置において前記軸部との緊密
    な接触を維持することのできる特定寸法の内径を有す
    る、請求項25の自動車用座席。
  27. 【請求項27】 前記ハーネス組立体は、 前記子供用背もたれ枠の前方へ伸張する一対の肩ベル
    ト、 子供用座席の占有者の両脚間の前記係留点で前記可動式
    第一クッション組立体に一端部が連結されたクロッチベ
    ルト、前記クロッチベルトはその末端部に連結されたバ
    ックルを有する、 前記肩ベルトは前記バックルを連結するために作用的に
    連結された連結具を有する、 前記子供用背もたれ枠の背後で前記肩ベルトの両端部を
    単一の座席ベルトへ連結するための分割部材、 前記単一座席ベルトを保持するための巻取りリール、前
    記巻取りリールは前記ハーネス組立体の張力を調節する
    ために前記ハーネス組立体のたるみを解消できるもので
    ある、から成る、請求項17の自動車用座席。
  28. 【請求項28】 前記連結具を通る前記肩ベルトの延長
    部は腿部ベルトとして作用し、かつ前記各肩ベルトは一
    方の端部で前記可動式第一クッション組立体のそれぞれ
    の角に固定されている、請求項27の自動車用座席。
  29. 【請求項29】 前記肩ベルトは前記子供用背もたれ枠
    へ堅く固着されたベルト取付け棒を越えて伸張する、請
    求項17の自動車用座席。
  30. 【請求項30】 前記肩ベルトは前記ベルト取付け棒か
    ら前記クッション付き上パッドの開口部へ伸張する、請
    求項29の自動車用座席。
  31. 【請求項31】 前記クッション付き上パッドの下部は
    実質的V字の部分を有する、請求項30の自動車用座
    席。
  32. 【請求項32】 前記大人用座席の占有者の座部と背部
    との間の所望角度は約109°である、請求項17の自
    動車用座席。
  33. 【請求項33】 前記子供用座席の占有者の座部と背部
    との間の所望角度は約95°から105°の間である、
    請求項17の自動車用座席。
  34. 【請求項34】 一体化された子供用座席を装備した自
    動車用座席であって、 自動車内部に固定される座席枠組立体、 自動車の大人の占有者が着席できる位置で前記座席枠組
    立体によって担持された座席クッション、 前記座席枠組立体に対して作用的に取付けられた背もた
    れ枠組立体、 前記座席クッションに着席する大人用座席の占有者の背
    部と係合する位置で前記背もたれ枠組立体によって担持
    された側クッションであって、子供を着座させることの
    できる寸法の空間を形成するために所定間隔をおいて設
    置された側クッション、 複数のクッション組立体であって、(i)前記空間内に
    設置されて、前記座席クッションに着席する大人用座席
    の占有者の座部と背部との間に所望の角度関係を以て大
    人用座席の占有者の背部を支持する大人モード位置と、
    (ii) 子供用座席の占有者の座部、背部および頭をそれ
    ぞれ支持するためのクッション付き子供用座席、クッシ
    ョン付き子供用背もたれおよびクッション付き子供用ヘ
    ッドサポートを提供する子供モード位置との間を移動で
    きるように構成かつ配備された巣複数のクッション組立
    体、前記複数のクッション組立体は(1)(a)前記空
    間内に設置されて、前記座席クッションに着席する大人
    用座席の占有者の下背部と係合するクッション付き大人
    用背もたれの下部を提供する前記大人モード位置と
    (b)前記座席クッションに対して上に重なる関係で自
    己支持片持ち梁式に延在して子供用座席支持体を提供す
    る子供モード位置との間を移動するように取付けられた
    可動式第一クッション組立体と、(2)前記空間に配置
    されて、前記クッション組立体が前記大人モード位置の
    ときに前記座席クッションに着席する大人用座席の占有
    者を支持するクッション付き上パッド、および前記クッ
    ション組立体が大人モード位置のときに前記空間内で前
    記可動式第一クッション組立体の内方へ配置される子供
    用背もたれ支持体を含む可動式第二クッション組立体と
    を含み、 前記可動式第二クッション組立体は前記第一クッション
    組立体に作用的に連結されていて、前記可動式第一クッ
    ション組立体の移動に伴って前記可動式第二クッション
    組立体が移動し、前記可動式第二クッション組立体は
    (i)前記第一クッション組立体の前記大人モード位置
    から前記子供モード位置への移動に伴って一方向へ角移
    動して、前記子供用背もたれ支持体が大人用背もたれ支
    持体よりも多量に上方へかつ後方に伸張して、子供用座
    席の占有者の座席と背部との間に所望の角度関係を以て
    前記可動式第一クッション組立体によって形成される前
    記子供用支持体に着席する子供用座席の占有者の背部を
    支持し、かつ前記クッション付き上パッドが前記可動式
    第一クッションによって形成される前記子供用座席支持
    体に着席する子供用座席の占有者の頭の後部を支持し、
    また、(ii) 前記第一クッション組立体の前記子供モー
    ド位置から前記大人モード位置への移動に伴って反対方
    向に角移動する、および前記複数のクッション組立体が
    前記子供モード位置のときに前記子供用座席に着席する
    子供用座席の占有者の両肩を越えて伸張するように構成
    かつ配備された、子供座席占有者の両脚の間に配置され
    る係留点を有するハーネス組立体から成ることを特徴と
    する一体化された子供座席を装備した自動車用座席。
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