JP3189862U - 折り畳み式車椅子 - Google Patents

折り畳み式車椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP3189862U
JP3189862U JP2014000288U JP2014000288U JP3189862U JP 3189862 U JP3189862 U JP 3189862U JP 2014000288 U JP2014000288 U JP 2014000288U JP 2014000288 U JP2014000288 U JP 2014000288U JP 3189862 U JP3189862 U JP 3189862U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame body
rear wheel
right frame
occupant
left frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014000288U
Other languages
English (en)
Inventor
猛 近藤
近藤  猛
紘子 近藤
紘子 近藤
治行 今井
治行 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOYO COMPANY, LIMITED
Original Assignee
KOYO COMPANY, LIMITED
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOYO COMPANY, LIMITED filed Critical KOYO COMPANY, LIMITED
Priority to JP2014000288U priority Critical patent/JP3189862U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3189862U publication Critical patent/JP3189862U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】磁力線を用いる検査等の際に不都合を生じず、乗員が温かみを感じることができる折り畳み式車椅子を提供する。【解決手段】本考案の折り畳み式車椅子1は、右枠体10と、左枠体20と、折り畳み機構100、200と、着座手段80と、背もたれ手段90と、フットレスト17、27と、ストッパ31と、ハンドリム41とを備えている。右枠体10と左枠体20との間には、折り畳み機構100、200と、着座手段80と、背もたれ手段90とが設けられている。右枠体10と左枠体20には、乗員の足を乗せ得るフットレスト17、18と、右後輪12又は左後輪22を固定可能なストッパ31と、乗員が手によって回転駆動可能なハンドリム41とがそれぞれ設けられている。これらの部品は、木材を主とする非磁性材料のみで構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は折り畳み式車椅子に関する。
特許文献1に従来の折り畳み式車椅子(以下、単に車椅子という。)が開示されている。この車椅子は、右枠体と左枠体と折り畳み機構と着座手段と背もたれ手段とフットレストとストッパとハンドリムとを備えている。
右枠体には右前輪及び右後輪が設けられている。左枠体は右枠体の左側に位置しており、左枠体には左前輪及び左後輪が設けられている。折り畳み機構は、右枠体と左枠体との間に設けられ、右枠体と左枠体とを展開及び折り畳み可能とする。着座手段は、右枠体と左枠体との間に設けられ、右枠体と左枠体とが展開された状態で乗員を着座させる。背もたれ手段は、右枠体と左枠体との間に設けられ、右枠体と左枠体とが展開された状態で乗員の背中をもたれ掛けさせる。フットレストは、右枠体及び左枠体にそれぞれ設けられ、乗員の足を乗せ得る。ストッパは、右枠体及び左枠体にそれぞれ設けられ、右後輪又は左後輪を固定可能である。ハンドルリムは、右後輪及び左後輪にそれぞれ設けられ、乗員が手によって回転駆動可能である。
特開2013−74952号公報
しかし、上記従来の車椅子は、ほとんどの部品が鉄合金等の磁性材料からなるため、例えば、MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査装置等、磁力線を用いる検査等の際、検査装置に引き付けられ、乗員や検査装置に不都合を及ぼすおそれがある。
また、上記従来の車椅子は、金属製の部品が冷たい感触を与え、乗員が温かみを感じることができない。
本考案は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、磁力線を用いる検査等の際に不都合を生じず、乗員が温かみを感じることができる折り畳み式車椅子を提供することを解決すべき課題としている。
本考案の折り畳み式車椅子は、右前輪及び右後輪が設けられた右枠体と、
前記右枠体の左側に位置し、左前輪及び左後輪が設けられた左枠体と、
前記右枠体と前記左枠体との間に設けられ、前記右枠体と前記左枠体とを展開及び折り畳み可能とする折り畳み機構と、
前記右枠体と前記左枠体との間に設けられ、前記右枠体と前記左枠体とが展開された状態で乗員を着座させる着座手段と、
前記右枠体と前記左枠体との間に設けられ、前記右枠体と前記左枠体とが展開された状態で前記乗員の背中をもたれ掛けさせる背もたれ手段と、
前記右枠体及び前記左枠体にそれぞれ設けられ、前記乗員の足を乗せ得るフットレストと、
前記右枠体及び前記左枠体にそれぞれ設けられ、前記右後輪又は前記左後輪を固定可能なストッパと、
前記右後輪及び前記左後輪にそれぞれ設けられ、前記乗員が手によって回転駆動可能なハンドリムとを備え、
木材を主とする非磁性材料からなる部品のみで構成されていることを特徴とする。
本考案の車椅子は、非磁性材料からなる部品のみで構成されているため、磁力線を用いた検査装置に引き付けられることがなく、乗員や検査装置に不都合を及ぼすおそれがない。
また、この車椅子は、木材製の部品が温かい感触を与える。
したがって、本考案の車椅子は、磁力線を用いる検査等の際に不都合を生じず、乗員が温かみを感じることができる。
非磁性材料としては、木材の他、プラスチック、FRP、ゴム、セラミック等を採用することができる。車椅子が乗員に暖かい感触を与えるよう、可及的に木材を採用することが好ましい。
各フットレストは、右枠体又は左枠体である枠体に水平に略直角に揺動可能に設けられていることが好ましい。この場合、車椅子を折り畳む際、右側のフットレストを右枠体に対して前方を向いている状態にするとともに、左側のフットレストを左枠体に対して前方を向いている状態にすることで、車椅子をコンパクトにすることができる。また、この状態で各フットレストに足を乗せていた場合であっても、各フットレストは水平に揺動するだけであり、上下に揺動しないため、足を安定して支持することができる。そして、乗員が乗降する際、各フットレストを前方に向ければ、各フットレストが乗員の邪魔にならない。
他方、車椅子が展開されている間、右側のフットレストを右枠体に対して内側を向いている状態にするとともに、左側のフットレストを左枠体に対して内側を向いている状態にすることで、乗員は各フットレストに足を乗せることができる。
各フットレストは、前方を向いている状態から内側を向く状態まで揺動し、下降することによって足を支持可能に固定され、内側を向いた状態から持ち上げられた後に前方に向くように揺動することが好ましい。この場合、各フットレストは下降した状態で足を安定して支持できる。
ストッパは、右枠体又は左枠体である枠体に設けられた多節リンク機構からなることが好ましい。この場合、ストッパは、構造がシンプルであり、部品点数も少ない。このため、製造コストの低廉化を実現できる。
ハンドリムは、右後輪又は左後輪である後輪と対面する環状のリング体と、後輪とリング体とを互いに等間隔で接続する複数本の連結部材とからなることが好ましい。この場合、乗員がリング体を回転させれば、複数本の連結部材を通じて後輪が回転する。リング体及び各連結部材を木材によって形成する場合、連結部材の本数は、連結部材に必要な強度によって適宜選択される。
背もたれ手段は、右枠体と左枠体の間に張設され、長さ調整が可能な背もたれ用ベルトであることが好ましい。この場合、車椅子を折り畳む際、背もたれ用ベルトの長さを長くし、折り畳みを容易に行うことができる。他方、車椅子を展開した後は、背もたれ用ベルトを短くし、乗員の背中を背もたれ用ベルトにもたれ掛けさせ、乗員の乗り心地を良好にすることができる。
背もたれ用ベルトの長さ調整のためには、面ファスナーやバックル等を採用することが可能である。
本考案の折り畳み式車椅子では、磁力線を用いる検査等の際に不都合を生じず、乗員が温かみを感じることができる。
実施例の折り畳み式車椅子に係り、展開した状態を示す斜視図である。 実施例の折り畳み式車椅子に係り、折り畳んだ状態を示す斜視図である。 実施例の折り畳み式車椅子に係り、クッション取外後の展開した状態を示す斜視図である。 実施例の折り畳み式車椅子に係り、クッション取外後の折り畳んだ状態を示す斜視図である。 実施例の折り畳み式車椅子に係り、図(A)は固定前の両フットレストを示す部分斜視図、図(B)は前方を向いたフットレストの断面図である。 実施例の折り畳み式車椅子に係り、図(A)は固定後の両フットレストを示す部分斜視図、図(B)は内側を向いたフットレストの断面図である。 実施例の折り畳み式車椅子に係り、ストッパを示す背後からの斜視図である。 実施例の折り畳み式車椅子に係り、図(A)は非固定時のストッパを示す模式背面図、図(B)は固定時のストッパを示す模式背面図である。 実施例の折り畳み式車椅子に係り、ハンドリムを示す部分斜視図である。 実施例の折り畳み式車椅子に係り、背もたれ手段の模式平面図である。
以下、本考案を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
(全体構成)
図1〜4に示すように、実施例の車椅子1は、右枠体10と、左枠体20と、折り畳み機構100、200と、着座手段80と、背もたれ手段90と、フットレスト17、27と、ストッパ31と、ハンドリム41とを備えている。
右枠体10には右前輪11及び右後輪12が設けられている。左枠体20は右枠体10の左側に位置している。左枠体20には左前輪21及び左後輪22が設けられている。右枠体10と左枠体20との間に折り畳み機構100、200が設けられている。折り畳み機構100、200は、図1に示す展開された状態と図2に示す折り畳んだ状態との間で、右枠体10と左枠体20とを展開及び折り畳み可能とする。
また、図1〜4に示すように、右枠体10と左枠体20との間には着座手段80が設けられている。着座手段80は、図1及び図3に示すように、右枠体10と左枠体20とが展開された状態で乗員を着座させる。また、図1〜4に示すように、右枠体10と左枠体20との間には背もたれ手段90も設けられている。背もたれ手段90は、図1及び図3に示すように、右枠体10と左枠体20とが展開された状態で乗員の背中をもたれ掛けさせる。
より詳細に説明する。図1〜4に示すように、右前輪11、左前輪21、右後輪12及び左後輪22の各ホイールは木製である。右前輪11、左前輪21、右後輪12及び左後輪22の各ホイールには、ゴム製のタイヤが設けられている。右前輪11及び左前輪21は、硬質樹脂製の各連結部材11r、21rにより、それぞれ右枠体10及び左枠体20に連結されている。右後輪12及び左前輪22は、硬質樹脂製の軸受け部材により、それぞれ右枠体10及び左枠体20に連結されている。
右枠体10は、右側板13と、右グリップ板14と、右棒材15と、右アームレスト板16とを有している。右側板13は垂直に設けられている。右グリップ板14は右側板13の後端辺の上部に設けられている。右棒材15は、右側板13の下端辺に設けられている。右アームレスト板16は、右側板13の上端辺に設けられている。右棒材15の前方の下側には、硬質樹脂製の右揺動部材18を介してフットレスト17が取付けられている。このフットレスト17は、詳細は後述するように、右枠体10に対して前方を向いている状態と、右枠体10に対して内側を向いている状態との間を揺動可能である。これら右枠体10の構成部材は、右揺動部材18を除いて全て木製である。
左枠体20は、左側板23と、左グリップ板24と、左棒材25と、左アームレスト板26とを有している。左側板23は垂直に設けられている。左グリップ板24は左側板23の後端辺の上部に設けられている。左棒材25は、左側板23の下端辺に設けられている。左アームレスト板26は左側板23の上端辺に設けられている。左棒材25の前方向の下側には、硬質樹脂製の左揺動部材28を介してフットレスト27が取付けられている。このフットレスト27は、詳細は後述するように、左枠体20に対して前方を向いている状態と、左枠体20に対して内側を向いている状態との間を揺動可能である。これら左枠体20の構成部材は、左揺動部材28を除いて全て木製である。
図3及び図4に示すように、折り畳み機構100は乗員の臀部側に設けられている。また、折り畳み機構200は乗員の背中側に設けられている。折り畳み機構100、200は特許第4665090号公報に開示された公知の構成である。
着座手段80は、右側板13と左側板23との間に張設される3本の帯状の可撓性のある着座用ベルト81と、図1及び図2に示すように、それらの上面に面ファスナーによって取り外し可能に載置される座面クッション82とからなる。着座用ベルト81及び座面クッション82はもちろん非磁性体である。
(フットレスト17、27の特徴的な構成)
図5(A)及び図6(A)に示すように、右棒材15の先端に右揺動部材18が固定されている。また、左棒材25の先端に左揺動部材28が固定されている。図5(B)及び図6(B)に示すように、右棒材15及び左棒材25には、上下方向に挿通孔50が貫設されている。挿通孔50は、円柱状の空間である軸孔50aと、軸孔50aの上方で軸孔50aと同軸に形成され、軸孔50aより大径の大径孔50bとを有している。大径孔50bが右棒材15及び左棒材25の上面に開いている。軸孔50aの下方には凹部50cが連通している。
右揺動部材18は、右棒材15の下面に固定された固定部材18bと、固定部材18bに対して上下に設けられ、水平方向で揺動可能な軸部材18aとからなる。固定部材18bには、凹部50cの一部と対面する凹部51cが形成されている。軸部材18aは、円柱状の軸部51aと、軸部51aの上方で軸部51aと同軸に形成された頭部51bと、軸部51aの下方で軸部51aと同軸に形成された支持部51dとからなる。支持部51dにフットレスト17が固定されている。フットレスト17は、内側を向いた状態では、前方がやや上がるように傾斜している。
軸部51aは、軸孔50a内を水平方向で揺動可能であるとともに、軸孔50aを上下に移動可能である。頭部51bは、大径孔50b内を水平方向で揺動可能であるとともに、大径部50bを上下に移動可能である。軸部51aのほぼ中間位置には、凸部51eが径方向に突設されている。凸部51eは、凹部50c内では、フットレスト17を内側に向いた位置と前方に向く位置との間で水平に揺動可能である。しかし、凸部51eは、凹部51c内では、フットレスト17が内側に向いた位置に固定される。
左揺動部材28も、左棒材25の下面に固定された固定部材28bと、固定部材28bに対して上下に設けられ、水平方向で揺動可能な軸部材28aとからなる。左棒材25の他の構成は右棒材15と同一であり、左揺動部材28の他の構成は右揺動部材18と同一であり、フットレスト27の他の構成はフットレスト17と同一である。
(フットレスト17、27の特徴的な作用)
図6(B)から図5(B)に示すように、各フットレスト17、27が内側に向いている状態から持ち上げられると、各大径部50b内に収まっていた頭部51bが各右棒材15及び左棒材25から突出し、凸部51eが凹部51cから凹部50c内に移動する。このため、各フットレスト17、27が固定状態から解除状態になる。このため、各フットレスト17、27は、軸部51aが軸孔50a内を水平方向で揺動し、前方に向いた状態となる。こうして、この車椅子1では、折り畳む際にコンパクトになる。また、この状態で各フットレスト17、27に足を乗せていた場合であっても、各フットレスト17、27は水平に揺動するだけであり、上下に揺動しないため、足を安定して支持することができる。そして、乗員が乗降する際には、各フットレスト17、27を前方に向ければ、各フットレスト17、27が乗員の邪魔にならない。
図5(B)から図6(B)に示すように、各フットレスト17、27は、逆に、前方を向いた状態から内側を向く状態まで水平方向で揺動可能である。こうして各フットレスト17、27が内側を向いた後、乗員が足を乗せることによって下げられると、各右棒材15及び左棒材25から突出していた頭部51bが各大径部50b内に収まり、凸部51eが凹部50cから凹部51c内に移動する。このため、各フットレスト17、27が解除状態から固定状態になる。このため、車椅子1が展開されている間、乗員は各フットレスト17、27に足を乗せることができる。
特に、この車椅子1では、各フットレスト17、27は、前方を向いている状態から内側を向く状態まで揺動し、下降することによって足を支持可能に固定され、内側を向いた状態から持ち上げられた後に前方に向くように揺動する。このため、各フットレスト17、27は下降した状態で足を安定して支持できる。
(ストッパ31の特徴的な構成)
図7に示すように、ここでは右側のストッパ31について説明する。ストッパ31は、右枠体10の背面側に設けられている。このストッパ31は、右枠体10に対してピン35によって揺動可能に設けられた第1リンク32と、第1リンク32に対してピン36によって揺動可能に設けられた第2リンク33と、第2リンク33に対してピン37によって揺動可能に設けられ、かつ右枠体10に対してピン38によって揺動可能に設けられた第3リンク34とからなる。こうして、ストッパ31は多節リンク機構によって構成されている。第1リンク32には、その上端部に取っ手32aが設けられている。第1〜3リンク32〜34は木製であり、ピン35〜38は硬質樹脂製である。
図8(A)から図8(B)に示すように、取っ手32aを通じて第1リンク32をピン35周りで上方から下方に揺動すると、第2リンク33がやや持ち上げられる。このため、第3リンク34がピン38周りで右回転し、その右端部が右後輪12と当接する。このため、右後輪12が固定状態となる。
図8(B)から図8(A)に示すように、取っ手32aを通じて第1リンク32をピン35周りで下方から上方に揺動すると、第2リンク33がやや下降される。このため、第3リンク34がピン38周りで左回転し、その右端部が右後輪12から離間する。このため、右後輪12が解除状態となる。
(ストッパ31の特徴的な作用)
このように、ストッパ31は、構造がシンプルであり、部品点数も少ない。このため、製造コストの低廉化を実現できる。左側のストッパ31も右ストッパ31と同様である。
(ハンドリム41の特徴的な構成)
図9に示すように、ここでは左側のハンドリム41について説明する。ハンドリム41は、左後輪22の外側に設けられている。このハンドリム41は、左後輪22と対面する環状のリング体42と、左後輪22とリング体42とを互いに等間隔で接続する複数本の連結部材43とからなる。リング体42及び連結部材43は全て木製である。
複数本の連結部材43は、リング体42にそれぞれ固定されている。リング体42は、左後輪22に設けられた装着孔に各連結部材43を嵌め込むことにより、左後輪22に接続されている。
乗員がリング体42を回転させると、複数本の連結部材43を通じて左後輪22が回転する。
(ハンドリム41の特徴的な作用)
この車椅子1では、リング体42及び各連結部材43を木材によって形成しているが、連結部材43の本数は連結部材43に必要な強度によって適宜選択されている。右側のハンドリム41も左側のハンドリム41と同様である。
(背もたれ手段の特徴的な構成)
図3及び図10に示すように、背もたれ手段90は、折り畳み機構200の前面側に設けられている。背もたれ手段90は、右枠体10の右グリップ板14と左枠体20の左グリップ板24との間に張設され、長さ調整が可能な背もたれ用ベルト91を有している。
背もたれ用ベルト91は、一端の前面に面ファスナー91aが設けられ、他端の後面に面ファスナー91bが設けられている。背もたれ用ベルト91は、右グリップ板14及び左グリップ板24に設けられたスリット92に挿通されている。こうして、背もたれ用ベルト91は、面ファスナー91aと面ファスナー91bとを接着することにより、右グリップ板14と左グリップ板24との間に張設される。
なお、背もたれ用ベルト91の前面には、面ファスナ95a、95bによって背もたれクッション95が取り付けられている。面ファスナー95a、95bを脱着することによって、背もたれクッション95と背もたれ用ベルト91とを脱着することが可能となっている。背もたれ用ベルト91、背もたれクッション95、面ファスナ91a、91b、95a、95bはもちろん非磁性体である。
(背もたれ手段の特徴的な作用)
背もたれ用ベルト91は、車椅子1を折り畳む際や展開する際の状況に応じて、面ファスナー91a、91bの接着する位置を変更することにより、長さの調整を行うことができる。このため、背もたれ用ベルト91の長さを長くし、折り畳みを容易に行うことができる。他方、車椅子1を展開した後は、背もたれ用ベルト91を短くし、乗員の背中を背もたれ用ベルト91にもたれ掛けさせ、乗員の乗り心地を良好にすることができる。
(車椅子の効果)
以上のように、この車椅子1は、非磁性材料からなる部品のみで構成されているため、磁力線を用いた検査装置に引き付けられることがなく、乗員や検査装置に不都合を及ぼすおそれがない。また、この車椅子1は、木材製の部品が温かい感触を与える。
以上において、本考案を実施例に即して説明したが、本考案は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本考案は、医療用、介護用等の折り畳み式車椅子に利用可能である。
1…折り畳み式車椅子
10…右枠体
11…右前輪
12…右後輪
17、27…フットレスト
20…左枠体
21…左前輪
22…左後輪
31…ストッパ(多節リンク機構)
41…ハンドリム
42…リング体
43…連結部材
80…着座手段
81…着座用ベルト
82…座面クッション
90…背もたれ手段
91…背もたれ用ベルト
100、200…折り畳み機構

Claims (6)

  1. 右前輪及び右後輪が設けられた右枠体と、
    前記右枠体の左側に位置し、左前輪及び左後輪が設けられた左枠体と、
    前記右枠体と前記左枠体との間に設けられ、前記右枠体と前記左枠体とを展開及び折り畳み可能とする折り畳み機構と、
    前記右枠体と前記左枠体との間に設けられ、前記右枠体と前記左枠体とが展開された状態で乗員を着座させる着座手段と、
    前記右枠体と前記左枠体との間に設けられ、前記右枠体と前記左枠体とが展開された状態で前記乗員の背中をもたれ掛けさせる背もたれ手段と、
    前記右枠体及び前記左枠体にそれぞれ設けられ、前記乗員の足を乗せ得るフットレストと、
    前記右枠体及び前記左枠体にそれぞれ設けられ、前記右後輪又は前記左後輪を固定可能なストッパと、
    前記右後輪及び前記左後輪にそれぞれ設けられ、前記乗員が手によって回転駆動可能なハンドリムとを備え、
    木材を主とする非磁性材料からなる部品のみで構成されていることを特徴とする折り畳み式車椅子。
  2. 各前記フットレストは、前記右枠体又は前記左枠体である枠体に水平に略直角に揺動可能に設けられている請求項1記載の折り畳み式車椅子。
  3. 各前記フットレストは、前方を向いている状態から手前まで揺動し、下降することによって前記足を支持可能に固定され、前記手前に位置している状態から持ち上げられた後に前記前方に向くように揺動する請求項2記載の折り畳み式車椅子。
  4. 前記ストッパは、前記右枠体又は前記左枠体である枠体に設けられた多節リンク機構からなる請求項1記載の折り畳み式車椅子。
  5. 前記ハンドリムは、前記右後輪又は前記左後輪である後輪と対面する環状のリング体と、前記後輪と前記リング体とを互いに等間隔で接続する複数本の連結部材とからなる請求項1記載の折り畳み式車椅子。
  6. 前記背もたれ手段は、前記右枠体と前記左枠体の間に張設され、長さ調整が可能な背もたれ用ベルトである請求項1記載の折り畳み式車椅子。
JP2014000288U 2014-01-22 2014-01-22 折り畳み式車椅子 Expired - Fee Related JP3189862U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014000288U JP3189862U (ja) 2014-01-22 2014-01-22 折り畳み式車椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014000288U JP3189862U (ja) 2014-01-22 2014-01-22 折り畳み式車椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3189862U true JP3189862U (ja) 2014-04-03

Family

ID=78225288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014000288U Expired - Fee Related JP3189862U (ja) 2014-01-22 2014-01-22 折り畳み式車椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3189862U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019058290A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 吉塚精機株式会社 車椅子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019058290A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 吉塚精機株式会社 車椅子
JP6995548B2 (ja) 2017-09-25 2022-01-14 吉塚精機株式会社 車椅子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2558451Y2 (ja) 車両用シート
BR112017004513B1 (pt) apoio de cabeça, e assento
WO2012036131A1 (ja) 介護用車椅子
JP6205211B2 (ja) ガード部材及び乳母車
JP4665090B2 (ja) 折り畳み式車椅子
JP3189862U (ja) 折り畳み式車椅子
US20180153361A1 (en) Foldable Chair Frame Adapted for Bedpan
KR101419672B1 (ko) 다용도 의자
KR102080545B1 (ko) 이동장치가 장착된 휠체어
JP3559211B2 (ja) 車椅子
JP3204387U (ja) 介護用歩行器の背当て
JP5479649B1 (ja) 車椅子用身体支持具
JP6254521B2 (ja) 体幹サポートクッション
JP3794691B2 (ja) 車椅子の乗員保持構造
JP6093832B1 (ja) 車椅子
JP2006110005A (ja) 椅子のヘッドレスト装置
JP2003125884A (ja) 座幅変更機能を有する椅子装置
JP2018134378A (ja) 車輪付きベンチ
JP2000177451A (ja) 子供用シート
KR20130013937A (ko) 장애인 및 유아용 상체 지지대
JP4488003B2 (ja) バランス訓練装置
KR20200085108A (ko) 카시트
KR101473876B1 (ko) 일반인, 장애인 및 노약자를 위한 분리 가능한 휠체어
NL1030362C1 (nl) Zit- slaapkussen welke gebruikt kan worden om een zit-slaapplaats te creeren voor een klein kind tijdens een vliegreis.
JP2009172321A (ja) 折り畳み機構を有する車椅子

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3189862

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees