JP6109639B2 - 乳母車 - Google Patents

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Description

本発明は、乳幼児を乗車させる乳母車に係り、とりわけ、成長段階に応じた適切な姿勢で乳幼児を乗車させることができる乳母車に関する。
例えば、特許文献1に開示されているように、乳幼児を乗車させる乳母車が広く利用に供されている。乳母車に乗車する乳幼児は、乳母車のシート上で着座するだけでなく、乳母車のシート上で寝ころぶこともある。とりわけ、月齢の低い乳児は、多くの場合、シート上で寝ころがるようにして、乳母車に乗車する。したがって、乳母車は、着座状態だけでなく寝ころんだ状態にある乳幼児も無理の無い適切な姿勢にて乗車し得るように構成されていることが好ましい。
特許文献1に開示された乳母車では、前後方向に進退可能な足受け支持部材が乳母車本体に設けられている。この足受け支持部材が前方に延び出すことによって、乳母車本体に支持されたシートの前方部分を持ち上げることが可能となる。このため特許文献1に開示された乳母車によれば、成長段階や乳幼児の状況に応じた適切な姿勢で乳幼児を乗車させることができる。
特開2004−203348
その一方で、本件発明者らが鋭意研究を重ねたところ、乳母車本体の構成によらず、乳母車本体に装着されるシートの構成を工夫することによっても、着座した状態および寝ころんだ状態の両方において、乳幼児を適切な姿勢にて乗車させ得ることを知見した。本発明は、このような知見に基づくものであり、着座した状態および寝ころんだ状態の両方において適切な姿勢で乳幼児を乗車させることができる乳母車を提供することを目的とする。
なお、上記特許文献1に開示された足受け支持部材は、乳母車本体のフレームを構成する部材と同様な材質で形成され、ある程度の大きさと剛性を必要とする。このため、上記足受け支持部材は、重量があり、乳母車の重量を増加させる要因となる。従って、乳母車本体に上記の足受け支持部材を取り付けることなく、上記目的を達成できる場合、乳母車の軽量化の面で都合が良い。
本発明による乳母車は、
座面部と、前記座面部と接続された背当部と、を有するシートと、
前記シートを支持する乳母車本体と、を備え、
前記乳母車本体は、前記座面部を支持する座面支持体と、前記背当部を支持する背当支持体と、を有し、
前記座面支持体は、主部と、前記主部に対して下方に傾斜するようにして当該主部から前方に延び出した補助部と、を含み、
前記シートは、前記座面部の前記座面支持体に対面する裏面の前側となる部分に設けられ幅方向に延びる凸部を、さらに有し、
前記凸部は、前記座面部との間に後方に開口したポケットを形成するように前記座面部の前記裏面に取り付けられ、
前記シートは、
前記ポケット内に前記座面支持体の前記補助部が収容されて、前記座面部の前記補助部に対面する前側の部分が、前記座面部の前記主部に対面する部分に対して下方に傾斜する第1の状態と、
前記凸部が前記座面支持体の前記補助部に当接して、前記第1の状態と比較して、前記座面部の前側の部分が持ち上げられた第2の状態と、
の両方の状態で前記乳母車本体に取り付け可能である。
本発明による乳母車において、前記シートは、前記シートの前記座面部の両側縁に取り付けられたベルト部材であって、前記凸部よりも後方となる位置において前記座面部の前記裏面に対面して幅方向に延びるベルト部材を、さらに有し、
前記シートは、前記座面支持体の前記主部が、前記座面部と前記ベルト部材との間を通過するようにして、前記乳母車本体に取り付けられていてもよい。
本発明による乳母車において、前記凸部は、圧縮変形可能な芯材と、前記芯材を支持する表材と、を有し、前記表材の前縁の少なくとも一部分および前記表材の各側縁の少なくとも一部分が前記座面部と接続されていてもよい。
本発明による乳母車において、前記芯材は、前記座面部に対面し前記座面部との間に前記ポケットを画成する基面と、前記基面の後方縁と接続された後面であって、前記第2の状態において前記座面部の前記補助部に対面する後面と、を少なくとも有していてもよい。
本発明による乳母車において、前記芯材は、前記基面の前方縁と接続された前面と、前記前面及び前記後面との間を延びる接続面と、をさらに有していてもよい。
本発明による乳母車において、前記シートを前記乳母車本体に取り付けるための取り付け具が、前記座面部および前記背当部の接続箇所に隣接する或いは前記接続箇所上に位置するようにして、前記シートの前記裏面に設けられていてもよい。
本発明による乳母車において、前記背当支持体は、前記座面支持体に対して揺動可能であってもよい。
本発明による乳母車において、前記座面支持体は、座面枠体と、前記座面枠体に取り付けられたベースシートと、を有し、前記座面枠体は、幅方向に離間して配置された側枠と、前記一対の側枠の間を連結する連結枠と、を有し、前記側枠は、その先端側において下方に曲がっていてもよい。
本発明による乳母車において、前記座面支持体は、その先端側において下方に曲がった板状部材からなってもよい。
本発明によれば、着座した状態および寝ころんだ状態のいずれにおいても、乳幼児を適切な姿勢で乗車させることができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、シートを備えた乳母車を示す斜視図である。 図2は、乳母車本体の一例を示す斜視図である。 図3は、図2に示す乳母車本体の側面図である。 図4は、図2に示す乳母車本体を折り畳んだ状態を示す側面図である。 図5は、乳母車本体から取り外されたシートを示す平面図であり、(a)は、乳幼児に面する側となる表面を示し、(b)は、座面支持体に対面する側となる裏面を示す。 図6は、シートの凸部の周辺を拡大して示す部分拡大側面図であり、(a)は、シートのポケット内に座面支持体の補助部を収容した第1の状態を示し、(b)は、凸部が座面支持体の補助部に上方から当接した第2の状態を示す。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1〜図6は本発明の一実施の形態を説明するための図である。このうち、図1には、乳母車10の全体構成が示されている。図示された乳母車10は、全体的に、前後方向に沿って延びる幅方向中心面を中心として概ね対称な構成となっている。この乳母車10は、フレーム部20および手押しハンドル36を含む乳母車本体11と、乳母車本体11に装着されるシート50と、を有している。
乳母車本体の全体構成
まず、乳母車本体11の全体構成について説明する。図2および図3には、それぞれ、シート50が取り外された状態における乳母車本体11の斜視図および側面図が示されている。図2および図3に示すように、乳母車本体11のフレーム部20は、前輪(車輪)16を保持した左右の前脚22と、後輪(車輪)18を保持した左右の後脚24と、各々の前方部分において、前脚22の上方端部および後脚24の上方端部に回動可能に接続された左右の第1リンク要素28と、を有している。各第1リンク要素28の後方部分は、ハンドル36の中間部分に回動可能に接続されている。なお、各第1リンク要素28は、アームレストとしても機能する。
フレーム部20は、前脚22とハンドル36とを連結する左右の第2リンク要素32をさらに有している。各第2リンク要素32は、その前方部分を前脚22の中間部分に回動可能に接続され、その後方部分をハンドル36の下方部分に回動可能に接続されている。なお、図示する例では、各第2リンク要素32は、後述するシート支持機構40の連結部48と、前端において前脚22の中間部分に枢着され且つ後端において連結部48に固着された接続材33と、から構成されている。
また、フレーム部20は、後脚24とハンドル36とを連結する左右の第3リンク要素34をさらに有している。各第3リンク要素34は、その一部分において後脚24の中間部分に回動可能に接続され、他の部分においてハンドル36の下方部分に回動可能に接続されている。
以上のような構成からなる乳母車10は、図1〜図3に示された展開状態から図4に示された折り畳み状態に折り畳むことができる。折り畳み動作中、乳母車10をなす各構成要素は、幅方向に延びる軸線を中心として、互いに回動(枢動、揺動)する。
具体的には、ハンドル36をいったん後上方に引き上げ、その後、下方に押し下げることによって、第3リンク要素34を後脚24に対し図3において時計回り方向に回動させる。この操作にともなって、第1リンク要素28および第2リンク要素32の連結部48がハンドル36に対し図2において時計回り方向に回動する。この操作により、ハンドル36と前脚22とが、乳母車10の側面視において接近して略平行に配置されるとともに、ハンドル36の配置位置が下げられるようになる。以上のようにして、乳母車10を折り畳むことができ、乳母車10の前後方向および上下方向に沿った寸法を小型化することができる。一方、乳母車10を折り畳み状態から展開するには、上述した折り畳み操作と逆の手順を踏めばよい。
なお、本明細書中において、乳母車10、乳母車本体11およびシート50に対する「前」、「後」、「上」および「下」の用語は、特に指示がない場合、展開状態にある乳母車10に乗車する乳幼児を基準とした「前」、「後」、「上」および「下」を意味する。したがって、乳母車10の「前後方向」とは、図1および図2における紙面の左下と右上とを結ぶ方向に相当する。そして、特に指示がない限り、「前」とは、乗車した乳幼児が向く側であり、図1および図2における紙面の左下側が乳母車10の前側となる。一方、乳母車10の「上下方向」とは前後方向に直交するとともに乳母車10の接地面に直交する方向である。したがって、乳母車10の接地面が水平面である場合、「上下方向」とは垂直方向をさす。また、「横方向」および「幅方向」とは、「前後方向」および「上下方向」のいずれにも直交する方向である。さらに、「右」および「左」についても、それぞれ、乳母車10に乗車する乳幼児を基準とした横方向または幅方向における「右」および「左」のことを意味する。
シート支持機構
次に、乳母車本体11におけるシート50を支持するためのシート支持機構40について説明する。シート支持機構40は、乳母車本体11の折り畳みを可能とするための上述した構成の一部を利用して、構成される。
図3に示すように、乳母車本体11は、座面部55と背当部57とを有するシート50(図5参照)を支持するためのシート支持機構40を有している。シート支持機構40は、シート50の座面部55を支持する座面支持体41と、シート50の背当部57を支持する背当支持体45と、を有している。このうち、座面支持体41は、乳母車10に乗車した乳幼児の臀部に下方から対面するようになる。一方、背当支持体45は、乳母車10に乗車した乳幼児の背中に後方から対面するようになる。そして、背当支持体45は、座面支持体41に対して揺動(傾倒)可能となっており、これにより、乳母車10のリクライニング動作が可能となる。
図3に示すように、座面支持体41は、主部41aと、主部41aに対して下方に傾斜するようにして当該主部41aから前方に延び出した補助部41bと、を含んでいる。すなわち、補助部41bは、主部41aの前縁から前方且つ下方に向けて延び出している。
具体的な構成として、シート支持機構40は、座面枠42と、背当枠46と、座面枠42と背当枠46とを揺動可能に連結する連結部48と、座面枠42および背当枠46に張設され、すなわち張った状態で維持されたベースシート44と、を有している。具体的な構成として、連結部48は、座面枠42の端部に取り付けられた第1の端部材(図示せず)と、背当枠46の端部に取り付けられた第2の端部材(図示せず)と、を有し、第1の端部材及び第2の端部材は回動可能に連結されている。
座面枠42は、一対の側枠42aと、一対の側枠42aを前端において接続する連結枠42bと、を有している。側枠42aは、後端を連結部48に固着された側枠後方部42a1と、側枠後方部42a1の先端から前方に向けて下方に傾斜して延び出る側枠前方部42a2と、を有している。この場合、座面支持体41は、座面枠42と、ベースシート44のうちの座面枠42によって支持された部分と、連結部48の座面枠42を支持する部分と、によって形成される。また、座面支持体41の主部41aは、座面枠42の側枠後方部42a1と、ベースシート44のうちの側枠後方部42a1によって支持された部分と、連結部48の側枠後方部42a1を支持する部分(不図示の第1端部材)と、によって形成される。一方、座面支持体41の補助部41bは、座面枠42の側枠前方部42a2と、連結枠42bと、ベースシート44のうちの側枠前方部42a2および連結枠42bに支持された部分と、によって形成される。
このような構成からなる座面枠42は、単一の材料(例えばアルミニウムからなる金属製のパイプ)を曲げることによって形成された一体物の部品(部材)とすることができる。
背当枠46は、各連結部48に端部を固着されて後方に延び出る一対の背当側枠46aと、一対の背当側枠46aの後端に両端をそれぞれ接続された上部支持枠46bと、を有している。上部支持枠46bは、略U字状に形成され、幅方向に延びる軸線を中心として背当側枠46aに対して揺動可能となっている。背当側枠46aおよび上部支持枠46bは、例えばアルミニウム等からなる金属製のパイプを用いて形成される。背当側枠46aと、上部支持枠46bと、ベースシート44のうちの背当側枠46aおよび上部支持枠46bに支持された部分(不図示の第2端部材)と、によって、背当支持体45が形成される。
なお、座面枠42の一対の側枠42aの後方部分の間、一対の連結部48の間、或いは、背当枠46の一対の背当側枠46aの間に、下部連結枠(不図示)が接続されていてもよい。
ベースシート44は、座面枠42及び背当枠46に支持されて、シート50を下方から支持するようになる。ベースシート44は、一例として、座面枠42の一対の側枠42aおよび連結枠42bと、背当枠46の背当側枠46aおよび上部支持枠46bとに、その縁部を取り付けられ、前後方向および幅方向に緊張状態、言い換えると張った状態に維持される。このようなベースシート44は、或る程度の柔軟性を有した布材やメッシュ材等のシート状材料から形成される。
加えて、図2に示すように、シート支持機構40は、背当枠46の上部支持枠46bとハンドル36との間に掛け渡された左右の側部支持体47を有している。この側部支持体47は、リンク材としても機能し、座面支持体41に対する背当支持体45の揺動、すなわちリクライニング動作に応じて、背当側枠46aに対して上部支持枠46bを揺動させる。図2および図3に示すように、背当支持体45が座面支持体41に対して倒れた状態(リクライニングした状態)において、側部支持体47が上部支持枠46bをハンドル36側に引き寄せて、上部支持枠46bが背当側枠46aに対して立ち上がるようになっている。したがって、シート50上で寝ころんだ状態の乳幼児を、一対の側部支持体47によって側方から保護することができるとともに、上部支持枠46bによって後方から保護することもできる。
一方、背当支持体45が座面支持体41に対して立ち上がった状態において、上部支持枠46bが背当側枠46aと概ね平行に延びるように、側部支持体47は上部支持枠46bを傾倒させることもできる。この場合、シート50上に座った状態の乳幼児を、一対の側部支持体47によって側方から保護することができるとともに、上部支持枠46bがヘッドレストとして機能する。
また、図4に示すように、乳母車10を折り畳むとともに、背当支持体45を起こした際には、上部支持枠46bも背当側枠46aと概ね平行に延びるようになり、折り畳み時における乳母車10から上部支持枠46aが突出してしまうことを回避して、乳母車10の折り畳み寸法を小型化させることができる。
なお、図1に示すように、背当支持体45の背面側には、乳母車本体11の左右のハンドル36に固着されたリクライニング調節ベルト49が配設されている。そして、リクライニング調節ベルト49の長さを調節することにより、背当支持体45が、座面支持体41に対して傾斜する角度、すなわち、リクライニング角度を調節することができるようになっている。
また、図1に示すように、ハンドル36からシート支持機構40に架けて、シート50に乗車した乳幼児の周りをカバー材43が覆っている。カバー材43は、ハンドル36から、座面枠42の側枠42a、背当枠46の背当側枠46a及び上部支持枠46bに架けて張設されている。このようなカバー材43によれば、シート50に乗車した乳幼児を側方から保護することができ、とりわけ埃や微細な飛来物や日差し等から保護することができる。
シート
次に、主に、図5(a)、図5(b)、図6(a)及び図6(b)を参照しながら、シート支持機構40に支持されるシート50の構成、並びに、当該構成に起因して奏されるシートの作用効果について説明する。
図5は、乳母車本体11から取り外されたシート50を示す平面図である。図5(a)及び図5(b)によく示されているように、シート50は、全体的に、前後方向に沿って延びる幅方向中心面を中心として概ね対称な構成となっている。また、シート50は、乗車した乳幼児に面する側の表面50aと、座面支持体41及び背当支持体45に面する裏面50bと、を含んでいる。なお、図5(a)は、乳幼児に面する側となる表面50aを示し、図5(b)は、座面支持体41に面する側となる裏面50bを示している。
図5(a)及び図5(b)に示すように、シート50は、座面部55と、座面部55と接続されて座面部55の後方に位置する背当部57と、を有している。座面部55は、乳母車10に乗車する乳幼児の臀部を主として支持するようになる。一方、背当部57は、乳幼児の背中に対面する位置に配置されるようになる。さらに、シート50は、背当部57の座面部55から離間した上方となる位置に接続された上方部69を有している。上方部69は、背当枠46の上部支持枠46bに保持され、乳母車10に乗車する乳幼児の頭部に対面してヘッドレストとして機能する。
上述したように、座面部55は、主として、シート支持機構40の座面支持体41によって支持される。座面部55は、乗車した乳幼児に面する側の表面55aと、座面支持体41に対面する裏面55bと、を含んでいる。また、座面部55の裏面55bは、座面支持体41に支持された状態において、主部41aに対面する後側の部分56aと、補助部41bに対面する前側の部分56bと、に区画され得る。図5(a)及び図5(b)に示すように、座面部55は、平面視において、概ね、矩形形状となっている。
一方、背当部57は、主として、シート支持機構40の背当支持体45によって支持される。図5(a)及び図5(b)に示すように、背当部57は、平面視において、概ね、矩形形状となっている。背当部57は、下縁部において、座面部55の後縁部と接続されている。背当部57と座面部55は、例えば、縫い付けることによって互いに接続され、この場合、背当部57と座面部55との接続箇所58は、線状に延びる縫製ラインによって画成される。乳母車本体11のリクライニング動作や折り畳み動作にともなって、シート50の座面部55および背当部57は互いに接近するようになる。この際、座面部55および背当部57は、縫製ラインからなる線状の接続箇所58を揺動軸線として、相対的に揺動することになる。
また、別の態様として、背当部57と座面部55とが単一の材料によって一体的に形成されていてもよい。この態様においては、リクライニング動作に応じた背当部57の座面部55に対する揺動を促進するため、背当部57と座面部55との間に、例えば縫製ラインを設ける等により、織り目を形成しておいてもよい。
また、シート50を洗浄可能にすることを考慮すると、シート50は、乳母車本体11に取り外し可能に固定され得ることが好ましい。シート50の乳母車本体11への固定は、シート50の各位置に取り付けられたボタン等の公知の固定具を用いて実現され得る。
ところで、乳母車10に乗車する乳幼児の成長段階に応じて、乳幼児の適切な乗車姿勢は変化する。月齢の低い乳児は、多くの場合、シート50上で寝ころがるように足を伸ばして乳母車に乗車する。一方、乳児からある程度成長した幼児は、膝から足を曲げてシート50に着座する。そこで、本実施の形態による乳母車10は、乳幼児の成長段階に応じて、乳幼児が適切な乗車姿勢を取ることができるよう、以下の構造をシート50に採用している。
図5(b)に示すように、シート50は、座面部55の裏面55bの前側となる部分に設けられ幅方向(横方向)に延びる凸部70をさらに有している。この凸部70と座面支持体41の補助部41bとが協働することにより、乳幼児の成長段階に応じた適切な乗車姿勢を乳幼児に提供する。図示する例では、凸部70は、座面部55の裏面55bのうち、主部41aに対面する後側の部分56aよりも前側となる部分、つまり補助部41bに対面する前側の部分56bに縫い付けられている。
本実施の形態では、凸部70は、幅方向に延びるようにして板状乃至柱状に形成されている。凸部70は、幅方向に直交する断面において概ね断面形状が一定となっている。図5(b)に示すように、凸部70は、幅方向における各縁部の少なくとも一部を座面部55の裏面55bに取付けられ、前後方向における前縁部の少なくとも一部を座面部55の裏面55bに取付けられている。そして、凸部70の前後方向における後縁部は座面部55の裏面55bに取付けられていない。このため、凸部70の前後方向における後縁部において、凸部70と座面部55との間は後方に向けて開放されている。すなわち、図6(a)に示すように、座面部55と凸部70との間に、後方に開口したポケット71を形成している。このポケット71内に座面支持体41の補助部41bが収容され得る。
第1状態及び第2状態の間での状態変化を可能にする具体的な構成として、図6(a)及び図6(b)に示すように、凸部70は、圧縮変形可能な芯材72と、芯材72を支持する表材73と、を有している。
図6(a)に示すように、凸部70のポケット71内に座面支持体41の補助部41bを収容すると、座面部55の補助部41bに対面する前側の部分56bが、座面部55の主部41aに対面する後側の部分56aに対して前方に向けて下方に傾斜する第1の状態となる。この第1の状態において、ポケット71内に収容された補助部41bによって芯材72が押潰される。押潰された芯材72の弾性力によって、表材73を介して座面部55の裏面55bが補助部41bに当接するよう、座面部55を補助部41bに向けて引き付ける。これにより、座面部55の裏面55bと芯材72との間で補助部41bを挟んで、座面部55を座面支持体41の形状に沿うようにして保持することができる。この第1の状態でシート50を取り付けることにより、乳幼児は、膝から足を曲げて乗車することができる。例えば、或る程度の月齢が進んで着座姿勢を取れる幼児は、第1の状態となっているシート50上に無理のない姿勢で座ることができる。このとき、背当部57は座面部55に対してリクライニングして倒れていてもよいし、背当部57が座面部55に対して立ち上がっていてもよい。
一方、図6(b)に示すように、凸部70が座面支持体41の補助部41bに、乳幼児に面する側から当接すると、前記第1の状態と比較して、座面部55の補助部41bに対面する前側の部分56bが持ち上げられた第2の状態となる。図示する例では、第2の状態において、座面部55の補助部41bに対面する前側の部分56bは座面部55の主部41aに対面する後側の部分56aになだらかに繋がって、座面部55は概ね平坦な面を形成する。この第2の状態でシート50を取り付けることにより、乳幼児は、足を伸ばしてシート50上に乗車することができる。例えば、低月齢の乳児は、第2の状態となっているシート50上に無理のない姿勢で寝ころぶことができる。このとき、背当部57は座面部55に対してリクライニングして倒れていれば、当該乳児は、シート50上を寝台として広く利用することができる。
なお、シート50及び凸部70は、柔軟性を有した素材を用いて形成されており、ある程度圧縮変形可能になっている。従って、第2の状態から第1の状態に変更する際には、シート50の座面部55のうち、補助部41bに対面する前側の部分56bを折曲げると共にポケット71の後端における開口を拡げる。そして、この開口に凸部70を挿入することで、凸部70のポケット71内に座面支持体41の補助部41bを収容する。
上記のように、芯材72は、第2の状態において凸部70が座面支持体41の補助部41bに当接した際に、座面部55の補助部41bに対面する前側の部分56bが持ち上げられた状態を維持するように機能する。図6(a)及び図6(b)に示すように、芯材72は、幅方向に延びる板状乃至柱状部材として構成され得る。芯材72は、座面部55に対面し座面部55との間にポケット71を画成する基面72aと、基面72aの後方縁と接続された後面72bと、を少なくとも有している。
基面72aは、芯材72が表材73に収容された状態で、座面部55の裏面55bに対して隙間を形成することができる。この基面72aと座面部55の裏面55bとの間の隙間にポケット71が形成されるので、基面72aの後方縁と裏面55bとの間の隙間が大きいほど、シート50を第1の状態で取付ける際に、ポケット71内に座面支持体41の補助部41bを収容し易くなる。一方、基面72aの後方縁と裏面55bとの間の隙間が小さくなると、第1の状態において、ポケット71内に収容された補助部41bによって芯材72が押潰され易くなり、押潰された芯材72の弾性力によって座面部55を補助部41bにより堅固に保持させることができるようになる。この点を考慮すると、一例として、基面72aと座面部55の裏面55bとの間の隙間は、補助部41bの厚み、本実施の形態では、座面枠42の側枠前方部42a2の厚み及び/または連結枠42bの厚みよりも小さくなるように決定されてもよい。この場合、第1の状態において、補助部41bによって芯材72が十分に押潰されて、座面部55の裏面55bと芯材72との間で座面支持体41の補助部41bを十分に挟持することができる。これにより、座面部55を座面支持体41上の所望の位置に保持させることができるようになる。
一方、芯材72の後面72bは、第2の状態において座面部55の補助部41bに対面して表材73を介して当接する。芯材72が補助部41bに面で当接することにより、座面部55の補助部41bに対面する前側の部分56bが持ち上げられた状態をより安定して維持することができる。ここで、第2の状態において後面72bを座面部55の補助部41bにさらにバランスよく当接させる観点からいえば、図6(b)に示すように、乳母車10の側面視において、主部41aによって画成される面に対して補助部41bが下方に傾斜する角度θ1と、後面72bが基面72aに対してなす角度θ2との差が小さい方が好ましい。つまり、第2の状態において、芯材72の後面72bが補助部41bに沿って配置された際に、芯材72の基面72aが主部41aに沿って延びることが好ましい。
また、芯材72は、基面72aの前方縁と接続された前面72cと、前面72c及び後面72bとの間を延びる接続面72dと、をさらに有している。接続面72dによれば、第2の状態において後面72bが補助部41bに表材73を介して当接した状態で、凸部70の上方となる位置から座面部55に乳幼児の足による荷重が加えられた場合に、芯材72が大きく圧縮変形して座面部55の当接部分が下方に垂れてしまうことを効果的に抑制することができる。この結果、第2の状態において足を伸ばして乗車する乳幼児の足を安定して受けることができる。
本実施の形態では、図6(a)に示すように、前面72cの基面72aからの突出量は、後面72bの基面72aからの突出量よりも小さい。また、接続面72dは、前面72c側から後面72b側に向かうにつれて、基面72aから離間していく。この場合、図6(a)から理解されるように、ポケット71の後端における開口を広げるように表材73内で芯材72が動き易くなるため、凸部70のポケット71内に座面支持体41の補助部41bを収容し易くなる。
このような芯材72は、例えば、幅方向に延びる板状部材乃至柱状部材として構成され得る。一例として、芯材72の形状は、幅方向に底面を有する角柱として形成され得る。図示する例では、芯材72は、幅方向に底面を有する四角柱として形成されている。また、芯材72の材質として、一般にシートに剛性を付与するために用いられる圧縮変形可能な軽量な材料、例えばウレタンを用いることができる。
このような芯材72を表材73が支持している。この表材73は、芯材72を少なくとも部分的に保護し、且つ、芯材72を座面部55に保持させる機能を有している。本実施の形態では、表材73は、芯材72を覆っている。本実施の形態では、表材73は、扁平な袋状に形成され、その内部に芯材72を収容している。これにより、表材73は、芯材72の全体をより確実に保護することができる。
図5(b)に示すように、表材73の前縁73aの少なくとも一部分および表材73の各側縁73bの少なくとも一部分は、座面部55と接続されている。本実施の形態では、表材73の前縁73aおよび表材73の各側縁73bは、その全長に亘って座面部55に縫製されている。すなわち、ポケット71は後方のみに開口している。
このような表材73の材質として、一般にシートの表生地として用いられる軽量な材料、例えばメッシュ材やラッセル生地を用いることができる。
加えて、本実施の形態では、図5(b)に示すように、シート50は、凸部70よりも後方となる位置において座面部55の裏面55bに対面して幅方向に延びるベルト部材80を有している。ベルト部材80は、その両端を、座面部55の両側縁に取り付けられている。より具体的には、ベルト部材80は、座面部55のうち主部41aに対面する部分56aの両側縁に縫い付けられている。ベルト部材80は、座面部55との間に、前後方向の両方に開口した空間81を形成する。この座面支持体41とベルト部材80との間の空間81を、座面支持体41の主部41aが通過するようにして、シート50は、乳母車本体11に取り付けられる。このとき、空間81を通過する主部41aは、ベルト部材80を下方に押し下げる。下方に押し下げられたベルト部材80の弾性力によって座面部55の裏面55bを主部41aに向けて引き寄せることにより、座面部55のベルト部材80に取付けられた部分が主部41aに適度に保持される。
本実施の形態では、ベルト部材80は、幅方向に延びるようにして帯状乃至ストライプ状に形成されている。また、図示する例では、ベルト部材80の幅、つまり前後方向における寸法は、凸部70の幅よりも狭くなっている。このような構成からなるベルト部材80の一例として、単一の部材からなる布材か、樹脂やゴム等の弾性部材を用いることができる。
このようなベルト部材80によれば、主部41aに押し下げられたベルト部材80の緊張力または弾性力によって座面部55の裏面55bを主部41aに向けて引き寄せることができる。これにより、凸部70よりも後方となる位置において、ベルト部材80を介して座面部55が主部41aに適度に保持される。この結果、凸部70と座面部55の裏面55bとの間に形成されたポケット71の後端における開口の位置が安定する。このため、シート50の取り付け状態を第2の状態から第1の状態に変更する際に、ポケット71の後端における開口を広げ易くなり、ポケット71内に補助部41bを比較的容易に収容することが可能となる。同様に、シート50の取り付け状態を第1の状態から第2の状態に変更する際にも、ポケット71の後端における開口を広げ易くなり、凸部70のポケット71内に収容された補助部41bを比較的容易に抜き出すことができる。つまり、ベルト部材80は、シート50の取り付け状態を第1の状態と第2の状態との間で容易に変更することにも寄与する。
上述したように、第1の状態において、凸部70のポケット71内に座面支持体41の補助部41bを収容すると、補助部41bに対面する座面部55の前側の部分56bが、主部41aに対面する座面部55の後側の部分56aに対して下方に傾斜する。このとき、座面部55のうちの補助部41bに対面する前側の部分56bは、下方に傾斜するように引っ張られて、結果として、座面部55および背当部57の接続箇所58付近がシート支持機構40から浮き上がり易くなる。そこで、この接続箇所58付近の浮き上がりを防止すべく、本実施の形態では、図5(b)に示すように、シート50を乳母車本体11に取り付けるための取付具90が、座面部55および背当部57の接続箇所58に隣接する或いは接続箇所58上に位置するようにして、シート50の裏面50bに設けられている。図示する例では、取付具90は、接続箇所58に隣接して、背当部57の裏面に取付けられている。もっとも、取付具90は、座面部55の裏面55bに取付けられていてもよい。
本実施の形態では、取付具90は、幅方向に離間して配置された一対の取付帯91からなる。各取付帯91の基端部は、背当部57の裏面に縫い付けられ、各取付帯91の先端部は、自由端になっている。一対の取付帯91の先端付近に公知の連結具としてのボタンが設けられている。一方、シート50がシート支持機構40に装着された際に、取付具90に対面するようになるベースシート44上の位置には、各取付帯91が通過可能な切込み(不図示)が形成されている。各取付帯91を対応するベースシート44の切込み(不図示)に通した後、互いに連結することにより、座面部55および背当部57の接続箇所58付近をシート支持機構40に密着して保持することができる。
このような取付具90によれば、座面部55および背当部57の接続箇所58付近をシート支持機構40に密着して保持することができるため、当該接続箇所58がベースシート44から浮き上がることを効果的に抑制することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、ポケット71内に座面支持体41の補助部41bが収容されて、座面部55の補助部41bに対面する部分56bが、座面部55の主部41aに対面する前側の部分56aに対して前方に向けて下方に傾斜する第1の状態と、凸部70が座面支持体41の補助部41bに当接して、第1の状態と比較して、座面部55の前側方の部分56bが持ち上げられた第2の状態と、の両方の状態で、シート50を乳母車本体11に取り付け可能になっている。このような形態によれば、乳母車本体11に特別な構造を設けることなく、シート50の取り付け状態を第1の状態または第2の状態に変化させることによって、乳幼児の成長段階に応じた適切な姿勢にて、乳幼児を乗車させることができる。具体的には、シート50を第1の状態で取り付けることにより、座面部55の前側の部分56bが、座面部55の後側の部分56aに対して下方に傾斜するため、乳幼児は、膝から足を曲げて乗車することができる。また、シート50を第2の状態で取り付けることにより、座面部55の前側の部分56bが、第1の状態と比較して持ち上げられるため、乳幼児は、足を伸ばして乗車することができる。
また、本実施の形態によれば、シート50の座面部55の裏面55bの前側となる部分に設けられた凸部70を、シート50を構成するために従来用いられてきた軽量な材料を用いて形成することができる。このため、従来の足受け支持部材が取り付けられた乳母車と比較して乳母車の軽量化を図りながら、着座した状態および寝ころんだ状態のいずれにおいても乳幼児を適切な姿勢で乗車させることを可能とすることができる。
また、本実施の形態によれば、凸部70は、圧縮変形可能な芯材72と、芯材72を支持する表材73と、を有し、表材73の前縁73aの少なくとも一部分および表材73の各側縁73bの少なくとも一部分が座面部55と接続されている。このような形態によれば、表材73によって芯材72を保護することができるため、擦れ等による芯材72の劣化を効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、背当支持体45は、座面支持体41に対して揺動可能になっている。この場合、シート50を第1の状態で取付け且つ背当部57を座面部55に対して立ち上がらせること、並びに、シート50を第2の状態で取付け且つ背当部57を座面部55に対して倒れさせる(リクライニングさせる)ことにより、成長段階に応じた適切な姿勢で乳幼児を乗車させることができる。
なお、上述した実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上述した実施の形態では、図3に示すように、座面支持体41は、座面枠42と、連結部48の一部と、ベースシート44の座面枠42に支持された部分とによって形成されている例を示したが、座面支持体41の構成は、上述した構成に限定されない。座面支持体は、その前端側において下方に曲がった単一の板状の部材からなってもよい。この場合であっても、座面支持体は、主部と、主部に対して下方に傾斜するようにして当該主部から前方に延び出した補助部と、を含む。従って、本実施の形態と同様な作用効果を奏することができる。
10 乳母車
11 乳母車本体
20 フレーム部
36 ハンドル
40 シート支持機構
41 座面支持体
41a 主部
41b 補助部
42 座面枠
42a 側枠
42b 連結枠
44 ベースシート
45 背当支持体
46 背当枠
46a 背当側枠
46b 上部支持枠
50 シート
55 座面部
55a 表面
55b 裏面
56a 主部に対面する部分
56b 補助部に対面する部分
57 背当部
58 接続箇所
69 上方部
70 凸部
71 ポケット
72 芯材
72a 基面
72b 後面
72c 前面
72d 接続面
73 表材
73a 前縁
73b 側縁
80 ベルト部材
81 空間
90 取付具
91 取付帯

Claims (7)

  1. 座面部と、前記座面部と接続された背当部と、を有するシートと、
    前記シートを支持する乳母車本体と、を備え、
    前記乳母車本体は、前記座面部を支持する座面支持体と、前記背当部を支持する背当支持体と、を有し、
    前記座面支持体は、主部と、前記主部に対して下方に傾斜するようにして当該主部から前方に延び出した補助部と、を含み、
    前記シートは、前記座面部の前記座面支持体に対面する裏面の前側となる部分に設けられ幅方向に延びる凸部を、さらに有し、
    前記凸部は、前記座面部との間に後方に開口したポケットを形成するように前記座面部の前記裏面に取り付けられ、
    前記シートは、
    前記ポケット内に前記座面支持体の前記補助部が収容されて、前記座面部の前記補助部に対面する前側の部分が、前記座面部の前記主部に対面する部分に対して下方に傾斜する第1の状態と、
    前記凸部が前記座面支持体の前記補助部に当接して、前記第1の状態と比較して、前記座面部の前側の部分が持ち上げられた第2の状態と、
    の両方の状態で前記乳母車本体に取り付け可能である、乳母車。
  2. 前記シートは、前記シートの前記座面部の両側縁に取り付けられたベルト部材であって、前記凸部よりも後方となる位置において前記座面部の前記裏面に対面して幅方向に延びるベルト部材を、さらに有し、
    前記シートは、前記座面支持体の前記主部が、前記座面部と前記ベルト部材との間を通過するようにして、前記乳母車本体に取り付けられる、請求項1に記載の乳母車。
  3. 前記凸部は、圧縮変形可能な芯材と、前記芯材を支持する表材と、を有し、
    前記表材の前縁の少なくとも一部分および前記表材の各側縁の少なくとも一部分が前記座面部と接続されている、請求項1または2に記載の乳母車。
  4. 前記芯材は、前記座面部に対面し前記座面部との間に前記ポケットを画成する基面と、
    前記基面の後方縁と接続された後面であって、前記第2の状態において前記座面部の前記補助部に対面する後面と、を少なくとも有する、請求項3に記載の乳母車。
  5. 前記芯材は、前記基面の前方縁と接続された前面と、前記前面及び前記後面との間を延びる接続面と、をさらに有する、請求項4に記載の乳母車。
  6. 前記シートを前記乳母車本体に取り付けるための取り付け具が、前記座面部および前記背当部の接続箇所に隣接する或いは前記接続箇所上に位置するようにして、前記シートの前記裏面に設けられている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の乳母車。
  7. 前記背当支持体は、前記座面支持体に対して揺動可能である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の乳母車。
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