JP2004058986A - 折り畳み式乳母車 - Google Patents
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Abstract
【課題】折り畳んだ状態での持ち運びが容易な乳母車を提供する。
【解決手段】折り畳み式乳母車は、折り畳み可能な乳母車本体と、折り畳んだ状態の乳母車本体を肩で保持して持ち運ぶための吊り下げベルト71とを備える。乳母車本体は、幅方向に見て一方の側部上にあって折り畳んだ状態の乳母車本体の重心を挟んだ上下の位置に吊り下げベルト71を連結するためのベルト連結ポイントを有している。側部縦フレーム部材12は、手摺部材70よりも上方の位置に上部止め輪72を有し、手摺部材70よりも下方の位置に下部止め輪73を有する。
【選択図】 図17
【解決手段】折り畳み式乳母車は、折り畳み可能な乳母車本体と、折り畳んだ状態の乳母車本体を肩で保持して持ち運ぶための吊り下げベルト71とを備える。乳母車本体は、幅方向に見て一方の側部上にあって折り畳んだ状態の乳母車本体の重心を挟んだ上下の位置に吊り下げベルト71を連結するためのベルト連結ポイントを有している。側部縦フレーム部材12は、手摺部材70よりも上方の位置に上部止め輪72を有し、手摺部材70よりも下方の位置に下部止め輪73を有する。
【選択図】 図17
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、折り畳み式乳母車に関し、特に折り畳んだ状態での持ち運びが容易な乳母車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、折り畳んだ状態の乳母車を地上から持上げて運ぶ場合、押し棒部分を手で掴んだり、腕で押し棒部分を下から支えて持上げる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような動作は腕の力が弱い人にとっては大きな負担となり、長い時間この動作を続けることは困難となる。
【0004】
この発明の目的は、折り畳んだ状態の乳母車を容易に持ち運ぶことができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に従った折り畳み式乳母車は、折り畳み可能な乳母車本体と、折り畳んだ状態の乳母車本体を肩で保持して持ち運ぶための吊り下げベルトとを備える。乳母車本体は、折り畳んだ状態の乳母車本体の重心を挟んで上方にある領域の左右の位置、および下方にある領域の左右の位置に吊り下げベルトを連結するためのベルト連結ポイントを有している。
【0006】
この発明によれば、折り畳んだ状態の乳母車を吊り下げベルトを介して肩で保持するものであるので、腕の力の弱い人でも簡単に乳母車を持ち上げて運ぶことができる。ベルト連結ポイントが折り畳んだ状態の重心を挟んで上下および左右に分かれて位置しているので、持上げた乳母車の重量バランスを上手く取ることができる。吊り下げベルトを上方領域の左右のベルト連結ポイントに連結すれば、折り畳んだ状態の乳母車を縦に保持することができる。また、吊り下げベルトの一方端を上方領域の例えば右のベルト連結ポイントに連結し、他方端を下方領域の左のベルト連結ポイントに連結すれば、折り畳んだ状態の乳母車を横に保持することができる。さらに、本発明によれば、左右の肩のどちらでも任意に利用することができる。
【0007】
好ましくは、ベルト連結ポイントは、乳母車の背面側に設けられている。このようにすれば、吊り下げベルトを常時乳母車本体に連結していても、その存在が着座している子供の邪魔になることはない。
【0008】
この発明の一実施形態では、ベルト連結ポイントに止め輪が設けられており、吊り下げベルトの両端に上記の止め輪に係合するフックが設けられている。
【0009】
この発明の他の実施形態では、折り畳み式乳母車は、折畳み可能な乳母車本体と、折畳んだ状態の乳母車本体を肩で保持して持ち運ぶための吊り下げベルトとを備える。乳母車本体は、幅方向に見て一方の側部上にあって折畳んだ状態の乳母車本体の重心を挟んだ上下の位置に吊り下げベルトを連結するためのベルト連結ポイントを有している。
【0010】
乳母車本体は、例えば、手摺部材の後方部分を通過して上下に延びている側部縦フレーム部材を含む。この場合、ベルト連結ポイントは、側部縦フレーム部材上にある。好ましくは、側部縦フレーム部材は、手摺部材よりも上方に位置する領域に一方のベルト連結ポイントを有し、手摺部材よりも下方に位置する領域に他方のベルト連結ポイントを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照しながら、この発明の一実施形態を説明する。
【0012】
図示する乳母車1は、使用状態において、図1〜図3に示す椅子状の形態および図4に示すベッド状の形態を取ることができる。また、図5に示すように、乳母車1は、折り畳み状態において、幅方向の寸法が縮小して自立する。幅方向に縮小して折り畳むための機構は、この分野においてよく知られているので、詳しい図示および説明を省略する。
【0013】
図1〜図3に示すように、乳母車1は、車体を構成する本体フレーム10と、その上に装着される座席ハンモック20とを備える。本体フレーム10は、座面を支持する座面支持部材11と、座面支持部材11の後方端両側部から上方に立ちあがって延びる1対の側部縦フレーム部材12とを含む。1対の側部縦フレーム部材12の上方端は、逆U字状連結部材13によって連結されている。1対の側部縦フレーム部材12と逆U字状連結部材13とによって、乳母車を移動操作するための押し棒を構成する。
【0014】
座席ハンモック20は、本体フレームの座面支持部材11の上に延在する座面シート部21と、座面シート部21の後方端縁に接続されて1対の側部縦フレーム部材12の間に延在する背もたれシート部22と、背もたれシート部22の両側縁から立ちあがって前方に張出している1対の側面シート部23とを含む。
【0015】
座席ハンモック20の背もたれシート部22および座面シート部21には、図10に示す1枚の連続した平板形状の芯材50が入っている。芯材50は、堅い樹脂プレート55と、その上に貼着されたクッション材54と含む。この芯材50は、頭部芯材51、背面芯材52および座面芯材53の3つの領域に分割される。
【0016】
図11に示すように、頭部芯材51と、背面芯材52とは、背面側の樹脂プレート55に設けた切り込み56の存在によって、屈曲可能に連結される。屈曲可能に連結するためのヒンジは、切り込みによって形成された樹脂プレート55の薄肉部分によって形成される。図11に示す状態では、頭部芯材51が背面芯材52から立ちあがっている。この状態から、頭部芯材51を時計方向に回動させて背面芯材52と同一平面になるようにすると、頭部芯材51の樹脂プレートの端面と背面芯材52の樹脂プレートの端面とが突き当たるようになるので、両者の同一平面状態は安定に維持される。
【0017】
図12に示すように、背面芯材52と、座面芯材53とは、背面側の樹脂プレート55に設けた3箇所の切り込み57の存在によって、滑らかに屈曲するように連結される。屈曲可能に連結するためのヒンジは、切り込みによって形成された樹脂プレート55の薄肉部分によって形成される。3箇所の切り込み57を設けることにより、背面芯材52と座面芯材53とが滑らかに湾曲してつながるので、着座した子供の尻を広い面積で安定して支えることができる。
【0018】
図10に示すように、背面芯材52および頭部芯材51は、上方に行くほど幅が広くなるテ−パ形状になっている。好ましくは、背面芯材52および頭部芯材51の最大幅寸法部分は、図15に示すように、背もたれシート部22の幅寸法全体に亘るようにする。
【0019】
上記のように背面芯材52および頭部芯材51を広い幅寸法にし、かつ座面芯材53と背面芯材52とを連続した1枚の芯材によって構成することにより、図示するような軽量タイプの乳母車1においても、背もたれシート部22の姿勢を安定に維持することができるようになる。
【0020】
幅方向に縮小して折り畳まれる従来の軽量タイプの乳母車においては、折り畳み動作に支障を来さないようにするために、座面芯材と背面芯材とを分離し、さらにそれらの芯材の幅寸法を小さくしていた。子供が座席に着座している時には、股ベルトおよび腰ベルトによって子供を拘束するので、座面シート部の動きは抑制される。一方、背もたれシート部は、座面シート部に対してハンモックの生地のみによって連結された状態であり、しかも背面芯材の幅寸法が小さいので、乳母車の移動に伴う振動によって背もたれシート部が横揺れしてしまう。
【0021】
それに対して、図示した乳母車1では、特に背面芯材52と座面芯材53とを1枚の共通した芯材によって形成することにより、背もたれシート部22の横揺れを極力少なくすることができる。この効果は、背面芯材52の幅寸法を大きくし、この背面芯材52を背もたれシート部22の幅寸法全長に占めるようにすれば、一層高められる。
【0022】
図15は乳母車1の使用状態を示し、図16は乳母車1の折り畳み状態を示している。図15および図16を比較すれば明らかなように、乳母車の折り畳み状態においては、1対の側部縦フレーム部材12の間隔は、狭められる。背面芯材52は、図15に示す使用状態においては、背もたれシート部22の幅寸法全長を占めている。図16に示す折り畳み状態においては、背面芯材52を含む背もたれシート部22は、特に幅方向に折れ曲がることなく、1対の側部縦フレーム部材12の背後に位置する。このような折り畳み構造であるので、背面芯材52の幅寸法を大きくしても、幅方向に縮小する乳母車の折り畳み動作に支障を来さない。
【0023】
図15に示すように、1対の側面シート部23は、着座した子供の頭部の高さに対応した位置に保護パッド60を含む。図1および図15に示す椅子状の形態において、保護パッド60を含む1対の側面シート部23は、1対の側部縦フレーム部材12よりも前方に張出している。一方、図4に示すベッド状の形態では、保護パッドを含む側面シート部23は、1対の側部縦フレーム部材12よりも後方に位置している。こうして、図示した乳母車1では、椅子状およびベッド状の両形態において、側方からの衝撃に対して子供の頭部を保護できる。
【0024】
次に、乳母車1を、図1〜図3に示す椅子状の形態から図4に示すベッド状の形態に移行させるための機構を説明する。
【0025】
図3に明瞭に示すように、乳母車1は、背もたれシート部22を背面側から後傾可能に支えるように、本体フレーム10に連結されている背面サポート30を含む。背面サポート30の詳細を図3、図13および図14を参照して説明する。
【0026】
背面サポート30は、背もたれシート部22の背面の幅方向全長に亘って延びその両端が1対の側部縦フレーム12に連結されている背面紐部材を含む。背面紐部材は、図示した実施形態では、左右のベルト31と、左右の紐32と、ロック部材33とから構成される。左右のベルト31は、一方端が1対の側部縦フレーム部材12に連結されている。ハンモックの背もたれシート部22の背面には、左右のベルト31を通すための1対の案内袋帯24が縫い付けられている。図14に示すように、案内袋帯24内を通された左右のベルト31の他方端部に、左右の紐32が連結される。
【0027】
左右の紐32は、ロック部材33内を通過する。ロック部材33は、ケース34と、上下に移動できるつまみ35と、つまみ35の上方端に位置する爪部36と、つまみ35を上方に移動するように付勢するばね37とを備える。背もたれシート部22に背後方向への荷重がかかると、左右のベルト31に対して互いに遠ざけるような力が作用するが、ロック部材33の爪部36とケース34とが左右の紐32に食い込んで、左右の紐32が上方に移動するのを阻止する。こうして、背もたれシート部22の姿勢は、背面サポート30によって安定に維持される。
【0028】
椅子状の形態から図4に示すベッド状の形態に移行させようとする場合には、ロック部材33のつまみ35を指で掴んで下方に引き下げるだけでよい。つまみ35を引き下げることにより、左右の紐32に対する爪部36の食い込みが解除されるので、背もたれシート部22を容易に後方に倒すことができる。背もたれシート部22が所望の角度位置になったときにつまみ35から指を離せば、ばね37によって付勢された爪部36が左右の紐32に食い込んで背もたれシート部22の位置を固定する。
【0029】
図4に示すように、背もたれシート部22をベッド状の形態になるまで後方に傾斜させると、背もたれシート部22の上方端領域25が、残りの背もたれシート部に対して屈曲し子供の頭頂部を覆うような形状となる。このような形状の変化は、背もたれシート部22の上方端部と1対の側部縦フレーム部材12とを連結する上端連結部材40を設けることによって達成される。
【0030】
図4および図13から明らかなように、座席ハンモック20の上方端には、帯状または紐状の形態である上端連結部材40が装着されている。この上端連結部材40は、座席ハンモック20の上方端に縫い付けられた案内袋帯41内を通っている。座席ハンモック20の1対の側面シート部23は、1対の側部縦フレーム部材12に巻き付いた状態で固定される。具体的には、側面シート部23に取りつけられている雄ボタン26および雌ボタン27が、側部縦フレーム部材に取りつけられている雌ボタン14および雄ボタン15に嵌る。
【0031】
上端連結部材40の長さは、以下の動作を達成するように適切に選ぶ必要がある。すなわち、背もたれシート部22の後傾角度が所定の値になるまでは、上端連結部材40は、図3に示すように、負荷がかからない弛んだ状態である。一方、背もたれシート部22の後傾角度が所定の値になると、上端連結部材40は緊張した状態となり、背もたれシート部22の上方端の位置を固定する。したがって、背もたれシート部22を所定の角度を越えてさらに大きく後傾させると、背もたれシート部22の上方端領域25は、図4に示すように、残りの背もたれシート部に対して屈曲し、子供の頭頂部を覆うような形状となる。
【0032】
図示した乳母車1は、折り畳んだ状態での持ち運びに便宜を与えるための構造を有している。このことを図6〜図9および図13を参照して説明する。
【0033】
図7および図9に示すように、折り畳んだ状態の乳母車1を吊り下げベルト2によって肩で保持できるようにすれば、乳母車の持ち運びが容易である。この場合、図7に示すように乳母車を縦に保持する形態と、図9に示すように乳母車を横に保持する形態とを適宜選択できるようにすると便利である。さらに、左右の肩のいずれでも保持できるようにすると便利である。
【0034】
上記のことを実現するために、乳母車は、吊り下げベルト2と、この吊り下げベルト2の端部を連結するための4箇所のベルト連結ポイントとを備えている。ベルト連結ポイントは、重量バランスを取るために、折り畳んだ状態の乳母車の重心を挟んで上方領域の左右の位置、および下方領域の左右の位置に設けるのが好ましい。また、吊り下げベルト2は、常時乳母車に連結していてもよいが、その存在が座席に着座している子供の邪魔にならないようにするために、ベルト連結ポイントを乳母車の背面側に設けるのが好ましい。
【0035】
図示した実施形態では、図6および図13に示すように、上方のベルト連結ポイントとして、1対の側部縦フレーム部材12に止め輪16を取りつけている。これらの図では、一方の側部の止め輪16のみが示されているが、他方の側部の同じ位置に同様の止め輪が取りつけられている。吊り下げベルト2は、その両端に、公知の構造のフックを有している。図6に示すように、吊り下げベルト2を上方の2箇所のベルト連結ポイントに連結すれば、図7に示すように折り畳んだ状態の乳母車を縦に保持することができる。
【0036】
下方のベルト連結ポイントとして、図示した実施形態では、座面を支持する部材の後端に止め輪17を取り付けている。図示していない他方の側部においても、同様の止め輪17が設けられている。図8に示すように、右上方の止め輪16と左下方の止め輪17とに吊り下げベルト2を連結すれば、図9に示すように、折り畳んだ状態の乳母車を横に保持することができる。
【0037】
図17〜図20は、異なった連結ポイントに連結された吊り下げベルトの例を示している。前述の実施形態と同一の参照番号は、同一または相当の要素を示すものである。
【0038】
図17に示すように、この実施形態では、幅方向に見て一方の側部上にあって折畳んだ状態の乳母車本体の重心を挟んだ上下の位置に吊り下げベルト71を連結するためのベルト連結ポイント72、73を有している。具体的には、乳母車本体は、手摺部材70の後方部分を通過して上下に延びている側部縦フレーム部材12を含み、ベルト連結ポイント72、73は、この側部縦フレーム部材12上にある。上方のベルト連結ポイントは、手摺部材70よりも上方に位置しており、この部分に上部止め輪2を有する。下方のベルト連結ポイントは、手摺部材70よりも下方に位置しており、この部分に下部止め輪73を有する。
【0039】
図18は上記の連結ポイントに連結された吊り下げベルト71を、乳母車本体と同じ側に位置する肩で吊り下げている状態を示す側面図である。図18は、その正面図である。図18から明らかなように、この実施形態では、乳母車の車輪は、人の脚よりも後方に位置することになるので、車輪が人の脚に当たるのを避けることができる。また、図19に示すように、乳母車本体の背面部分が人の腰部に安定して接するので、乳母車の持ち運びを楽にかつ安定して行なえる。
【0040】
図20は、上記の連結ポイントに連結された吊り下げベルト71を、乳母車本体と反対側に位置する肩で吊り下げている状態を示す正面図である。このような吊り下げ方でも、乳母車の車輪は人の脚の後方に位置し、乳母車の背面部分は人の腰部に安定して接する。
【0041】
以上、この発明の一実施形態を図面を参照して詳細に説明したが、それらは例示的なものであり、種々の修正や変更が可能である。以下に、そのいくつかを列挙して説明する。
【0042】
(1) 図示した実施形態では、乳母車の背面側にベルト連結ポイントを設けていたが、乳母車の移動操作時には吊り下げベルトを外しておくものであるならば、ベルト連結ポイントを乳母車の前面側に設けても良い。
【0043】
(2) 図示した実施形態では、ベルト連結ポイントに止め輪を設け、吊り下げベルトの両端に上記の止め輪に係合するフックを設けていた。しかしながら、吊り下げベルトと乳母車本体との連結手段としては、異なった形態や異なった構造のものを採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の乳母車を前方側から見た斜視図である。
【図2】乳母車の側面図である。
【図3】乳母車を後方側から見た斜視図である。
【図4】背もたれシート部を後傾させてベッド状の形態にした乳母車を示す斜視図である。
【図5】幅方向に縮小して折り畳まれた状態の乳母車を示す側面図である。
【図6】吊り下げベルト両端を上方のベルト連結ポイントに連結した状態を示す図である。
【図7】折り畳んだ乳母車を縦に保持している様子を示す図である。
【図8】吊り下げベルトの一方端を上方のベルト連結ポイントに連結し、他方端を下方のベルト連結ポイントに連結した状態を示す図である。
【図9】折り畳んだ乳母車を横に保持している様子を示す図である。
【図10】芯材を示す斜視図である。
【図11】頭部芯材と背面芯材との連結部分を示す側面図である。
【図12】背面芯材と座面芯材との連結部分を示す側面図である。
【図13】乳母車の側面および背面を詳細に示す斜視図である。
【図14】背面サポートを示す図であり、ロック部材を断面にして示している。
【図15】椅子状の形態になっている乳母車の座席部分を上方から見た断面図である。
【図16】折り畳まれた乳母車の座席部分を上方から見た断面図である。
【図17】乳母車本体の一方側部の上下の位置にベルト連結ポイントを有する乳母車を示す図である。
【図18】図17の乳母車の吊り下げベルトを一方の肩で吊り下げている状態を示す側面図である。
【図19】図18に示す状態を正面から見た図である。
【図20】図17の乳母車の吊り下げベルトを他方の肩で釣り佐賀手いる状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 乳母車、2 吊り下げベルト、10 本体フレーム、11 座面支持部材、12 側部縦フレーム部材、20 座席ハンモック、21 座面シート部、22 背もたれシート部、23 側面シート部、24 案内袋帯、25 上方端領域、30 背面サポート、31 ベルト、32 紐、33 ロック部材、34 ケース、35 つまみ、36 爪部、37 ばね、40 上端連結部材、41 案内袋帯、50 芯材、51 頭部芯材、52 背面芯材、53 座面芯材、54 クッション材、55 樹脂プレート、56 切り込み、57 切り込み、60 保護パッド、70 手摺部材、71 吊り下げベルト、72 上部止め輪、73 下部止め輪。
【発明の属する技術分野】
この発明は、折り畳み式乳母車に関し、特に折り畳んだ状態での持ち運びが容易な乳母車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、折り畳んだ状態の乳母車を地上から持上げて運ぶ場合、押し棒部分を手で掴んだり、腕で押し棒部分を下から支えて持上げる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような動作は腕の力が弱い人にとっては大きな負担となり、長い時間この動作を続けることは困難となる。
【0004】
この発明の目的は、折り畳んだ状態の乳母車を容易に持ち運ぶことができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に従った折り畳み式乳母車は、折り畳み可能な乳母車本体と、折り畳んだ状態の乳母車本体を肩で保持して持ち運ぶための吊り下げベルトとを備える。乳母車本体は、折り畳んだ状態の乳母車本体の重心を挟んで上方にある領域の左右の位置、および下方にある領域の左右の位置に吊り下げベルトを連結するためのベルト連結ポイントを有している。
【0006】
この発明によれば、折り畳んだ状態の乳母車を吊り下げベルトを介して肩で保持するものであるので、腕の力の弱い人でも簡単に乳母車を持ち上げて運ぶことができる。ベルト連結ポイントが折り畳んだ状態の重心を挟んで上下および左右に分かれて位置しているので、持上げた乳母車の重量バランスを上手く取ることができる。吊り下げベルトを上方領域の左右のベルト連結ポイントに連結すれば、折り畳んだ状態の乳母車を縦に保持することができる。また、吊り下げベルトの一方端を上方領域の例えば右のベルト連結ポイントに連結し、他方端を下方領域の左のベルト連結ポイントに連結すれば、折り畳んだ状態の乳母車を横に保持することができる。さらに、本発明によれば、左右の肩のどちらでも任意に利用することができる。
【0007】
好ましくは、ベルト連結ポイントは、乳母車の背面側に設けられている。このようにすれば、吊り下げベルトを常時乳母車本体に連結していても、その存在が着座している子供の邪魔になることはない。
【0008】
この発明の一実施形態では、ベルト連結ポイントに止め輪が設けられており、吊り下げベルトの両端に上記の止め輪に係合するフックが設けられている。
【0009】
この発明の他の実施形態では、折り畳み式乳母車は、折畳み可能な乳母車本体と、折畳んだ状態の乳母車本体を肩で保持して持ち運ぶための吊り下げベルトとを備える。乳母車本体は、幅方向に見て一方の側部上にあって折畳んだ状態の乳母車本体の重心を挟んだ上下の位置に吊り下げベルトを連結するためのベルト連結ポイントを有している。
【0010】
乳母車本体は、例えば、手摺部材の後方部分を通過して上下に延びている側部縦フレーム部材を含む。この場合、ベルト連結ポイントは、側部縦フレーム部材上にある。好ましくは、側部縦フレーム部材は、手摺部材よりも上方に位置する領域に一方のベルト連結ポイントを有し、手摺部材よりも下方に位置する領域に他方のベルト連結ポイントを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照しながら、この発明の一実施形態を説明する。
【0012】
図示する乳母車1は、使用状態において、図1〜図3に示す椅子状の形態および図4に示すベッド状の形態を取ることができる。また、図5に示すように、乳母車1は、折り畳み状態において、幅方向の寸法が縮小して自立する。幅方向に縮小して折り畳むための機構は、この分野においてよく知られているので、詳しい図示および説明を省略する。
【0013】
図1〜図3に示すように、乳母車1は、車体を構成する本体フレーム10と、その上に装着される座席ハンモック20とを備える。本体フレーム10は、座面を支持する座面支持部材11と、座面支持部材11の後方端両側部から上方に立ちあがって延びる1対の側部縦フレーム部材12とを含む。1対の側部縦フレーム部材12の上方端は、逆U字状連結部材13によって連結されている。1対の側部縦フレーム部材12と逆U字状連結部材13とによって、乳母車を移動操作するための押し棒を構成する。
【0014】
座席ハンモック20は、本体フレームの座面支持部材11の上に延在する座面シート部21と、座面シート部21の後方端縁に接続されて1対の側部縦フレーム部材12の間に延在する背もたれシート部22と、背もたれシート部22の両側縁から立ちあがって前方に張出している1対の側面シート部23とを含む。
【0015】
座席ハンモック20の背もたれシート部22および座面シート部21には、図10に示す1枚の連続した平板形状の芯材50が入っている。芯材50は、堅い樹脂プレート55と、その上に貼着されたクッション材54と含む。この芯材50は、頭部芯材51、背面芯材52および座面芯材53の3つの領域に分割される。
【0016】
図11に示すように、頭部芯材51と、背面芯材52とは、背面側の樹脂プレート55に設けた切り込み56の存在によって、屈曲可能に連結される。屈曲可能に連結するためのヒンジは、切り込みによって形成された樹脂プレート55の薄肉部分によって形成される。図11に示す状態では、頭部芯材51が背面芯材52から立ちあがっている。この状態から、頭部芯材51を時計方向に回動させて背面芯材52と同一平面になるようにすると、頭部芯材51の樹脂プレートの端面と背面芯材52の樹脂プレートの端面とが突き当たるようになるので、両者の同一平面状態は安定に維持される。
【0017】
図12に示すように、背面芯材52と、座面芯材53とは、背面側の樹脂プレート55に設けた3箇所の切り込み57の存在によって、滑らかに屈曲するように連結される。屈曲可能に連結するためのヒンジは、切り込みによって形成された樹脂プレート55の薄肉部分によって形成される。3箇所の切り込み57を設けることにより、背面芯材52と座面芯材53とが滑らかに湾曲してつながるので、着座した子供の尻を広い面積で安定して支えることができる。
【0018】
図10に示すように、背面芯材52および頭部芯材51は、上方に行くほど幅が広くなるテ−パ形状になっている。好ましくは、背面芯材52および頭部芯材51の最大幅寸法部分は、図15に示すように、背もたれシート部22の幅寸法全体に亘るようにする。
【0019】
上記のように背面芯材52および頭部芯材51を広い幅寸法にし、かつ座面芯材53と背面芯材52とを連続した1枚の芯材によって構成することにより、図示するような軽量タイプの乳母車1においても、背もたれシート部22の姿勢を安定に維持することができるようになる。
【0020】
幅方向に縮小して折り畳まれる従来の軽量タイプの乳母車においては、折り畳み動作に支障を来さないようにするために、座面芯材と背面芯材とを分離し、さらにそれらの芯材の幅寸法を小さくしていた。子供が座席に着座している時には、股ベルトおよび腰ベルトによって子供を拘束するので、座面シート部の動きは抑制される。一方、背もたれシート部は、座面シート部に対してハンモックの生地のみによって連結された状態であり、しかも背面芯材の幅寸法が小さいので、乳母車の移動に伴う振動によって背もたれシート部が横揺れしてしまう。
【0021】
それに対して、図示した乳母車1では、特に背面芯材52と座面芯材53とを1枚の共通した芯材によって形成することにより、背もたれシート部22の横揺れを極力少なくすることができる。この効果は、背面芯材52の幅寸法を大きくし、この背面芯材52を背もたれシート部22の幅寸法全長に占めるようにすれば、一層高められる。
【0022】
図15は乳母車1の使用状態を示し、図16は乳母車1の折り畳み状態を示している。図15および図16を比較すれば明らかなように、乳母車の折り畳み状態においては、1対の側部縦フレーム部材12の間隔は、狭められる。背面芯材52は、図15に示す使用状態においては、背もたれシート部22の幅寸法全長を占めている。図16に示す折り畳み状態においては、背面芯材52を含む背もたれシート部22は、特に幅方向に折れ曲がることなく、1対の側部縦フレーム部材12の背後に位置する。このような折り畳み構造であるので、背面芯材52の幅寸法を大きくしても、幅方向に縮小する乳母車の折り畳み動作に支障を来さない。
【0023】
図15に示すように、1対の側面シート部23は、着座した子供の頭部の高さに対応した位置に保護パッド60を含む。図1および図15に示す椅子状の形態において、保護パッド60を含む1対の側面シート部23は、1対の側部縦フレーム部材12よりも前方に張出している。一方、図4に示すベッド状の形態では、保護パッドを含む側面シート部23は、1対の側部縦フレーム部材12よりも後方に位置している。こうして、図示した乳母車1では、椅子状およびベッド状の両形態において、側方からの衝撃に対して子供の頭部を保護できる。
【0024】
次に、乳母車1を、図1〜図3に示す椅子状の形態から図4に示すベッド状の形態に移行させるための機構を説明する。
【0025】
図3に明瞭に示すように、乳母車1は、背もたれシート部22を背面側から後傾可能に支えるように、本体フレーム10に連結されている背面サポート30を含む。背面サポート30の詳細を図3、図13および図14を参照して説明する。
【0026】
背面サポート30は、背もたれシート部22の背面の幅方向全長に亘って延びその両端が1対の側部縦フレーム12に連結されている背面紐部材を含む。背面紐部材は、図示した実施形態では、左右のベルト31と、左右の紐32と、ロック部材33とから構成される。左右のベルト31は、一方端が1対の側部縦フレーム部材12に連結されている。ハンモックの背もたれシート部22の背面には、左右のベルト31を通すための1対の案内袋帯24が縫い付けられている。図14に示すように、案内袋帯24内を通された左右のベルト31の他方端部に、左右の紐32が連結される。
【0027】
左右の紐32は、ロック部材33内を通過する。ロック部材33は、ケース34と、上下に移動できるつまみ35と、つまみ35の上方端に位置する爪部36と、つまみ35を上方に移動するように付勢するばね37とを備える。背もたれシート部22に背後方向への荷重がかかると、左右のベルト31に対して互いに遠ざけるような力が作用するが、ロック部材33の爪部36とケース34とが左右の紐32に食い込んで、左右の紐32が上方に移動するのを阻止する。こうして、背もたれシート部22の姿勢は、背面サポート30によって安定に維持される。
【0028】
椅子状の形態から図4に示すベッド状の形態に移行させようとする場合には、ロック部材33のつまみ35を指で掴んで下方に引き下げるだけでよい。つまみ35を引き下げることにより、左右の紐32に対する爪部36の食い込みが解除されるので、背もたれシート部22を容易に後方に倒すことができる。背もたれシート部22が所望の角度位置になったときにつまみ35から指を離せば、ばね37によって付勢された爪部36が左右の紐32に食い込んで背もたれシート部22の位置を固定する。
【0029】
図4に示すように、背もたれシート部22をベッド状の形態になるまで後方に傾斜させると、背もたれシート部22の上方端領域25が、残りの背もたれシート部に対して屈曲し子供の頭頂部を覆うような形状となる。このような形状の変化は、背もたれシート部22の上方端部と1対の側部縦フレーム部材12とを連結する上端連結部材40を設けることによって達成される。
【0030】
図4および図13から明らかなように、座席ハンモック20の上方端には、帯状または紐状の形態である上端連結部材40が装着されている。この上端連結部材40は、座席ハンモック20の上方端に縫い付けられた案内袋帯41内を通っている。座席ハンモック20の1対の側面シート部23は、1対の側部縦フレーム部材12に巻き付いた状態で固定される。具体的には、側面シート部23に取りつけられている雄ボタン26および雌ボタン27が、側部縦フレーム部材に取りつけられている雌ボタン14および雄ボタン15に嵌る。
【0031】
上端連結部材40の長さは、以下の動作を達成するように適切に選ぶ必要がある。すなわち、背もたれシート部22の後傾角度が所定の値になるまでは、上端連結部材40は、図3に示すように、負荷がかからない弛んだ状態である。一方、背もたれシート部22の後傾角度が所定の値になると、上端連結部材40は緊張した状態となり、背もたれシート部22の上方端の位置を固定する。したがって、背もたれシート部22を所定の角度を越えてさらに大きく後傾させると、背もたれシート部22の上方端領域25は、図4に示すように、残りの背もたれシート部に対して屈曲し、子供の頭頂部を覆うような形状となる。
【0032】
図示した乳母車1は、折り畳んだ状態での持ち運びに便宜を与えるための構造を有している。このことを図6〜図9および図13を参照して説明する。
【0033】
図7および図9に示すように、折り畳んだ状態の乳母車1を吊り下げベルト2によって肩で保持できるようにすれば、乳母車の持ち運びが容易である。この場合、図7に示すように乳母車を縦に保持する形態と、図9に示すように乳母車を横に保持する形態とを適宜選択できるようにすると便利である。さらに、左右の肩のいずれでも保持できるようにすると便利である。
【0034】
上記のことを実現するために、乳母車は、吊り下げベルト2と、この吊り下げベルト2の端部を連結するための4箇所のベルト連結ポイントとを備えている。ベルト連結ポイントは、重量バランスを取るために、折り畳んだ状態の乳母車の重心を挟んで上方領域の左右の位置、および下方領域の左右の位置に設けるのが好ましい。また、吊り下げベルト2は、常時乳母車に連結していてもよいが、その存在が座席に着座している子供の邪魔にならないようにするために、ベルト連結ポイントを乳母車の背面側に設けるのが好ましい。
【0035】
図示した実施形態では、図6および図13に示すように、上方のベルト連結ポイントとして、1対の側部縦フレーム部材12に止め輪16を取りつけている。これらの図では、一方の側部の止め輪16のみが示されているが、他方の側部の同じ位置に同様の止め輪が取りつけられている。吊り下げベルト2は、その両端に、公知の構造のフックを有している。図6に示すように、吊り下げベルト2を上方の2箇所のベルト連結ポイントに連結すれば、図7に示すように折り畳んだ状態の乳母車を縦に保持することができる。
【0036】
下方のベルト連結ポイントとして、図示した実施形態では、座面を支持する部材の後端に止め輪17を取り付けている。図示していない他方の側部においても、同様の止め輪17が設けられている。図8に示すように、右上方の止め輪16と左下方の止め輪17とに吊り下げベルト2を連結すれば、図9に示すように、折り畳んだ状態の乳母車を横に保持することができる。
【0037】
図17〜図20は、異なった連結ポイントに連結された吊り下げベルトの例を示している。前述の実施形態と同一の参照番号は、同一または相当の要素を示すものである。
【0038】
図17に示すように、この実施形態では、幅方向に見て一方の側部上にあって折畳んだ状態の乳母車本体の重心を挟んだ上下の位置に吊り下げベルト71を連結するためのベルト連結ポイント72、73を有している。具体的には、乳母車本体は、手摺部材70の後方部分を通過して上下に延びている側部縦フレーム部材12を含み、ベルト連結ポイント72、73は、この側部縦フレーム部材12上にある。上方のベルト連結ポイントは、手摺部材70よりも上方に位置しており、この部分に上部止め輪2を有する。下方のベルト連結ポイントは、手摺部材70よりも下方に位置しており、この部分に下部止め輪73を有する。
【0039】
図18は上記の連結ポイントに連結された吊り下げベルト71を、乳母車本体と同じ側に位置する肩で吊り下げている状態を示す側面図である。図18は、その正面図である。図18から明らかなように、この実施形態では、乳母車の車輪は、人の脚よりも後方に位置することになるので、車輪が人の脚に当たるのを避けることができる。また、図19に示すように、乳母車本体の背面部分が人の腰部に安定して接するので、乳母車の持ち運びを楽にかつ安定して行なえる。
【0040】
図20は、上記の連結ポイントに連結された吊り下げベルト71を、乳母車本体と反対側に位置する肩で吊り下げている状態を示す正面図である。このような吊り下げ方でも、乳母車の車輪は人の脚の後方に位置し、乳母車の背面部分は人の腰部に安定して接する。
【0041】
以上、この発明の一実施形態を図面を参照して詳細に説明したが、それらは例示的なものであり、種々の修正や変更が可能である。以下に、そのいくつかを列挙して説明する。
【0042】
(1) 図示した実施形態では、乳母車の背面側にベルト連結ポイントを設けていたが、乳母車の移動操作時には吊り下げベルトを外しておくものであるならば、ベルト連結ポイントを乳母車の前面側に設けても良い。
【0043】
(2) 図示した実施形態では、ベルト連結ポイントに止め輪を設け、吊り下げベルトの両端に上記の止め輪に係合するフックを設けていた。しかしながら、吊り下げベルトと乳母車本体との連結手段としては、異なった形態や異なった構造のものを採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の乳母車を前方側から見た斜視図である。
【図2】乳母車の側面図である。
【図3】乳母車を後方側から見た斜視図である。
【図4】背もたれシート部を後傾させてベッド状の形態にした乳母車を示す斜視図である。
【図5】幅方向に縮小して折り畳まれた状態の乳母車を示す側面図である。
【図6】吊り下げベルト両端を上方のベルト連結ポイントに連結した状態を示す図である。
【図7】折り畳んだ乳母車を縦に保持している様子を示す図である。
【図8】吊り下げベルトの一方端を上方のベルト連結ポイントに連結し、他方端を下方のベルト連結ポイントに連結した状態を示す図である。
【図9】折り畳んだ乳母車を横に保持している様子を示す図である。
【図10】芯材を示す斜視図である。
【図11】頭部芯材と背面芯材との連結部分を示す側面図である。
【図12】背面芯材と座面芯材との連結部分を示す側面図である。
【図13】乳母車の側面および背面を詳細に示す斜視図である。
【図14】背面サポートを示す図であり、ロック部材を断面にして示している。
【図15】椅子状の形態になっている乳母車の座席部分を上方から見た断面図である。
【図16】折り畳まれた乳母車の座席部分を上方から見た断面図である。
【図17】乳母車本体の一方側部の上下の位置にベルト連結ポイントを有する乳母車を示す図である。
【図18】図17の乳母車の吊り下げベルトを一方の肩で吊り下げている状態を示す側面図である。
【図19】図18に示す状態を正面から見た図である。
【図20】図17の乳母車の吊り下げベルトを他方の肩で釣り佐賀手いる状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 乳母車、2 吊り下げベルト、10 本体フレーム、11 座面支持部材、12 側部縦フレーム部材、20 座席ハンモック、21 座面シート部、22 背もたれシート部、23 側面シート部、24 案内袋帯、25 上方端領域、30 背面サポート、31 ベルト、32 紐、33 ロック部材、34 ケース、35 つまみ、36 爪部、37 ばね、40 上端連結部材、41 案内袋帯、50 芯材、51 頭部芯材、52 背面芯材、53 座面芯材、54 クッション材、55 樹脂プレート、56 切り込み、57 切り込み、60 保護パッド、70 手摺部材、71 吊り下げベルト、72 上部止め輪、73 下部止め輪。
Claims (6)
- 折り畳み可能な乳母車本体と、
折り畳んだ状態の乳母車本体を肩で保持して持ち運ぶための吊り下げベルトとを備え、
前記乳母車本体は、折り畳んだ状態の乳母車本体の重心を挟んで上方にある領域の左右の位置、および下方にある領域の左右の位置に前記吊り下げベルトを連結するためのベルト連結ポイントを有している、折り畳み式乳母車。 - 前記ベルト連結ポイントは、乳母車の背面側に設けられている、請求項1に記載の折り畳み式乳母車。
- 前記ベルト連結ポイントに止め輪が設けられており、
前記吊り下げベルトの両端には、前記止め輪に係合するフックが設けられている、請求項1または2に記載の折り畳み式乳母車。 - 折畳み可能な乳母車本体と、
折畳んだ状態の乳母車本体を肩で保持して持ち運ぶための吊り下げベルトとを備え、
前記乳母車本体は、幅方向に見て一方の側部上にあって折畳んだ状態の乳母車本体の重心を挟んだ上下の位置に前記吊り下げベルトを連結するためのベルト連結ポイントを有している、折り畳み式乳母車。 - 前記乳母車本体は、手摺部材の後方部分を通過して上下に延びている側部縦フレーム部材を含み、
前記ベルト連結ポイントは、前記側部縦フレーム部材上にある、請求項4に記載の折り畳み式乳母車。 - 前記手摺部材よりも上方に位置する領域に一方のベルト連結ポイントを有し、前記手摺部材よりも下方に位置する領域に他方のベルト連結ポイントを有する、請求項5に記載の折り畳み式乳母車。
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2003
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