JP2016059577A - 座具及び椅子 - Google Patents

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祥光 桝井
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Abstract

【課題】良好なコンパクト性を得つつ、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持できる、座具及び椅子を提供する。
【解決手段】本発明の座具1は、第1座面51及び第2座面52を有し、第2座面は、第1座面よりも座具の前側で、かつ第1座面よりも高い位置に形成されているとともに、少なくとも一部が座具の前後方向において第1座面と不連続にされており、座具への着座時における第1座面の変形により、第1座面に対する第2座面の高さhが増大される。
【選択図】図1

Description

本発明は、座具及び椅子に関するものである。
従来、座板を備え、座板が、第一座面と、第一座面から連続して延在するとともに第一座面側の端面により第一座面よりも高い位置に段差を形成する第二座面とを有しており、第一座面で着座者の臀部を支え、第二座面で着座者の大腿上部を支える際に、段差により着座者の坐骨が前方へ移動することを規制するように構成された、座具や椅子が提案されている(特許文献1)。
国際公開第2013/061552号
しかしながら、上述したような構成の座具及び椅子においては、段差による坐骨の移動規制機能(ひいては姿勢矯正機能)を向上させるためには、第2座面を第1座面に対してより高い位置に形成する必要があり、コンパクト性が低減するという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、良好なコンパクト性を得つつ、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持できる、座具及び椅子を提供することを目的とする。
本発明の座具は、
第1座面及び第2座面を有する座具であって、
前記第2座面は、前記第1座面よりも座具の前側で、かつ前記第1座面よりも高い位置に形成されているとともに、少なくとも一部が座具の前後方向において前記第1座面と不連続にされており、
座具への着座時における前記第1座面の変形により、前記第1座面に対する前記第2座面の高さが増大されることを特徴とする。
本発明の座具によれば、良好なコンパクト性を得つつ、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持できる。
本発明の座具は、
前記第1座面と該第1座面に対して座具の前側に隣接する開口部とを有する座板を備え、
前記第2座面は、前記開口部に対して座具の前側に配置されていると、好適である。
この構成によれば、座具の製造が簡単になる。
本発明の座具は、
前記第1座面と該第1座面に対して座具の前側に隣接する開口部とを有する座板と、
前記開口部に脱着可能に係合された取付部材と、
を備え、
前記第2座面は、前記取付部材における座具の上側の面により形成されていると、好適である。
この構成によれば、様々な寸法及び材質の座板及び取付部材の組み合わせが可能になるので、座具を種々の使用条件に適したものとすることができる。
本発明の座具において、前記第2座面における座具の後側の部分は、座具を平面視したときに、座具の前側に凸に湾曲していると、好適である。
この構成によれば、座具の平面視において、第2座面における座具の後側の部分が、着座者の一対の坐骨の輪郭形状に沿ったものとなるので、着座者の快適性を向上できる。
本発明の椅子は、
第1座面及び第2座面と、
脚部と、
を備えた椅子であって、
前記第2座面は、前記第1座面よりも椅子の前側で、かつ前記第1座面よりも高い位置に形成されているとともに、少なくとも一部が椅子の前後方向において前記第1座面と不連続にされており、
椅子への着座時における前記第1座面の変形により、前記第1座面に対する前記第2座面の高さが増大されることを特徴とする。
本発明の椅子によれば、良好なコンパクト性を得つつ、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持できる。
本発明によれば、良好なコンパクト性を得つつ、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持できる、座具及び椅子を提供することができる。
本発明の座具の第1実施形態を、載置面上に載置した状態で示す斜視図である。 図1の座具を示すA−A線断面図である。 図1の座具を、着座者からの体重が掛かっている状態で示す斜視図である。 図1の座具を、着座者が着座した状態で示すB−B線断面図である。 取付部材の一変形例を説明するための、座具の前後方向に沿う断面図である。 本発明の座具の第2実施形態を、載置面上に載置した状態で示す斜視図である。 本発明の座具の第3実施形態を、載置面上に載置した状態で示す斜視図である。 図7の座具を示すC−C線断面図である。 本発明の座具の第4実施形態を、載置面上に載置した状態で示す斜視図である。 本発明の座具の第5実施形態を、載置面上に載置した状態で示す斜視図である。 本発明の座具の第6実施形態を、載置面上に載置した状態で示す斜視図である。 本発明の椅子の第1実施形態を示す斜視図である。
[座具の第1実施形態]
まず、本発明の座具の第1実施形態について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1及び図2は、載置面40上に適正な位置及び向きで載置された本実施形態の座具1を、座具1に着座者が座っていない(すなわち、着座者からの体重が掛かっていない)状態で示している。座具1は、載置面40上に載置された状態で、座具1上に着座者が座ることで使用されるものであり、着座者の適正な姿勢を維持するためのものである。
載置面40は、人が座ることができる任意の着座物4の上面(座面)であり、略水平な面であればよく、多少の凹凸があってもよい。着座物4としては、例えば、建物、特には、講堂やスタジアム等の大規模建築物等に作りつけの椅子、事務椅子、介護用椅子、介護用ベッド、公共ベンチ、車両用シート、航空機用シート、スキー場のリフト用椅子、車椅子、床等がある。なお、着座物4は、着座者からの体重によって変形しないような材料(例えば、木材や樹脂等)から構成されていると好適であるが、着座者からの体重によって変形するような材料(例えば、クッション材等)から構成されていても、座具1の機能を十分に発揮させることが可能である。
本実施形態の座具1は、1枚の平板状の座板2と、座板2に取り付けられた取付部材3とを、備えている。
以下の説明では、説明の便宜上、座具1の着座者から観たときの上、下、前、後、右、左を、それぞれ座具1の上(図のZ軸正方向)、下(図のZ軸負方向)、前(図のY軸正方向)、後(図のY軸負方向)、右(図のX軸正方向)、左(図のX軸負方向)とする。
本例における座板2は、低発泡塩化ビニール樹脂製であり、座板2を平面視したときの座板2の外縁は、座具1の左右方向における最大長さ約210mm、座具1の前後方向における最大長さ約150mmの、略長方形状に形成されており、板厚は約2mmである。本例において、座板2における座具1の前側の縁部21は、座具1の左右方向にまっすぐ延在している。また、本例に示す、座具1の載置面40上への載置状態では、座板2における座具1の前側の縁部21が、座具1の左右方向に延在する載置面40の前縁部41と、略平行に配置されている。座板2は、その板厚方向に貫通する開口部20を有している。座板2の開口部20は、座板2における座具1の前後方向の中心よりも前側に配置されており、座板2における座具1の前側の縁部21と略平行に、約150mmにわたって座具1の左右方向に延在している。本例に示す、座具1の載置面40上への載置状態では、座板2の開口部20は、載置面40の前縁部41とも略平行に延在している。また、本例において、座板2の開口部20の延在方向における両端部は、座板2を平面視したときに、略円形をなしており、座具1の前後方向における開口部20の長さは、座具1の左右方向における開口部20の両端部において最大約10mmであり、開口部20の両端部どうしを連結する中間部分においては約8mmと、両端部での最大長さと比べて短くされている。座板2における座具1の左右方向の中心位置で観たときに、開口部20における座具1の前側の端と、座板2における座具1の前側の縁部21との間の距離は、約23mmである。座板2は、座具1の上側の面のうち、開口部20に対して座具1の後側の部分により、着座者の臀部を支持するための第1座面51を構成している。本例において、座板2における座具1の左右方向の中心位置で観たときに、座具1の前後方向における第1座面51の長さは約118mmである。座板2の開口部20は、第1座面51に対して座具1の前側に隣接している。
本例における取付部材3は、発泡ポリエチレン製であり、外径が約22mm、内径が約10mm、軸方向の全長が約150mmの、略円筒状に形成されている。より具体的に、取付部材3は、取付部材3の軸方向の全長にわたって、その周方向における1箇所が不連続にされた、径方向断面C字形に形成されている。取付部材3における周方向に不連続にされた箇所は、取付部材3の軸方向の全長にわたって該軸方向に延在するスリット31をなしている。
図1及び図2に示すように、取付部材3は、座板2の開口部20に係合されることで、座板2に脱着可能に取り付けられている。より具体的に、取付部材3は、取付部材3の周方向における一部が、座板2の開口部20内を貫通している。なお、図の例では、取付部材3のスリット31と取付部材3の径方向に対向する部分32が、座板2の開口部20内を貫通しているが、取付部材3のうちスリット31とは異なる周方向部分が、座板2の開口部20内を貫通していればよい。
図2に示すように、取付部材3の周方向における両端部30は、取付部材3のスリット31(取付部材3における周方向に不連続にされた箇所)を介して、座具1の略上下方向(図の略Z軸方向)に互いに対向している。取付部材3のスリット31(取付部材3における周方向に不連続にされた箇所)、すなわち取付部材3の周方向における両端部30どうしの間には、座板2における、開口部20に対して第1座面51とは反対側(すなわち、開口部20に対して座具1の前側)に位置する部分23が、位置している。
なお、取付部材3を座板2に取り付ける際には、使用者は、取付部材3を撓ませながら、取付部材3の周方向一方側の端部30側から取付部材3を座板2の開口部20内へ挿入し、取付部材3の周方向における両端部30どうしの間に、座板2における、開口部20に対して第1座面51とは反対側(前側)に位置する部分23が位置するように、取付部材3の姿勢を調整する。このように、取付部材3は、別部材を用いることなく、座板2の開口部20に係合して取り付けられる。
取付部材3が座板2に取り付けられた状態で座具1を載置面40上に載置する際には、取付部材3が形成する第2座面52が第1座面51に対して座具1の前側に配置されるとともに、座具1の左右方向における第2座面52の両端部が、載置面40の前縁部41から互いに略等間隔となるように(ひいては、本例では、第2座面52がその全長にわたって載置面40の前縁部41と略平行となるように)、座具1の位置及び向きを調整するのが好ましい。
また、図2に示す例のように、座具1が載置面40上に載置された状態において、座具1に対して後側に、載置面40に対して略直角(ひいては略鉛直)に延在する壁面45があるのが好ましい。このとき、座板2における座具1の後側の縁部24と壁面45とは、互いに接触していてもよいし、互いから離間していてもよい。壁面45は、例えば、着座物4が背板(背もたれ)を有する場合には、着座物4の背板における座具1側の面、又は、着座物4が背板を有しない場合(着座物4が床である場合も含む。)には、着座物4に対して後側にある壁における壁面等である。
座具1が載置面40上に載置された状態では、図2に示すように、座具1は、座板2における座具1の後側の縁部24と、取付部材52における座具1の下側の端部とによって、載置面40上に支持されており、座板2は、座具1の前側に向かうにつれて徐々に座具1の上側に向かうように、わずかに傾いている。
このように座板2に取り付けられた取付部材3は、取付部材3における座具1の上側の面(より具体的には、取付部材3の外周面のうち、座板2の上面よりも上側に露出した部分)によって、第1座面51よりも座具1の前側で、かつ第1座面51よりも高い位置(第1座面51よりも座具1の上側の位置)に、第2座面52を形成している。本例において、座具1の左右方向における座板2の中心位置で観たときに、座具1の前後方向における第2座面52の長さは約22mmである。また、本例では、図2に示す、第2座面52によって形成される第1座面51に対する段の高さ(すなわち、第1座面51における座具1の前側の端部に対する、第2座面52における座具1の上側の端部の高さ)hは、約11mmである。後述するように、第2座面52は、着座者の大腿上部(大腿部の付け根部分)を支持するとともに、第2座面52における座具1の後側の部分によって、着座者の一対の坐骨が前方へ移動するのを規制する機能を有する。
また、図2の例のように、座具1の載置面40への載置状態において、座具1に対して後側に壁面45がある場合には、後述するように、壁面45によって、着座者の仙骨が後方へ移動するのも規制されるので、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持することができる。
第2座面52は、座具1の前後方向において第1座面51と不連続にされている。ここで、「不連続」とは、第2座面52が第1座面51と一体的に連結されてはいないことを指しており、第2座面52が第1座面51から離間している場合に限られず、第2座面52が第1座面51と接触している場合も含む。
図3及び図4は、本実施形態の座具1を、座具1に着座者が座っている(すなわち、着座者からの体重が掛かっている)状態で示している。なお、図3では、着座者の図示を省略している。図の例では、着座物4は、着座者からの体重によって変形しないような材料から構成されている。
着座者は、臀部が第1座面51上に載り、大腿上部が第2座面52上に載るように、座具1の上に座っている。このとき、図3及び図4の白抜き矢印で示すように、着座者の一対の坐骨60からの体重が、座板2における、開口部20に対して第1座面51側(後側)の部分22のうち、開口部20に隣接する部分に掛かることにより、当該部分が下方に変位される。これにより、図4に示すように、第2座面52によって形成される第1座面51に対する段の高さhが、増大されて、約20mmとなる。この状態で、第2座面52における座具1の後側の部分によって、着座者の一対の坐骨60が前方へ移動するのが規制され、着座者の適正な姿勢を維持することができる。また、本例では、座具1に対して後側に壁面45があるので、着座者の仙骨61が後方へ移動するのも規制され、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持することができる。
第1実施形態によれば、第2座面52が座具1の前後方向において第1座面51と不連続にされており、座具1への着座時における第1座面51の変形により、第1座面51に対する第2座面52の高さhが増大されるので、仮に第2座面52が座具1の前後方向において第1座面51と連続にされ(すなわち、一体的に連結され)ている場合に比べて、座具を大型化することなく(ひいては良好なコンパクト性を得つつ)、第2座面52における座具1の後側の部分による坐骨の移動規制機能を向上させ、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持できる。
また、第1実施形態では、座具の構成が上面側及び下面側で略同一であり、また、座板2が上下の両方向に同様に変形できることから、座具の表裏のいずれをも上面側として用いることができ、利便性を向上できる。
また、第1実施形態によれば、座板2と取付部材3とを別体に構成したので、第1座面51と第2座面52とのそれぞれの機能を好適に発揮させるべく、座板2と取付部材3とをそれぞれ種類や硬度等の異なる材料で形成することが可能になる。これにより、両者を一体成形する場合に比べて、材料の選択範囲を広げることができる。
また、第1実施形態によれば、取付部材3を座板2に脱着可能に取り付けるようにしたので、予め材料(種類や硬度等)、形状、寸法、デザイン等の異なる複数の座板2及び取付部材3をそれぞれ用意しておけば、使用者が、自身の年齢、性別、体型、好みや、座具1が載置される着座物4(使用場所)等、種々の使用条件に応じて、自由に座板2及び取付部材3の組み合わせを選択したり、必要に応じて座板2と取付部材3とをそれぞれ個別に交換することができる。
また、第1実施形態によれば、取付部材3が座板2の板厚方向に貫通する開口部20内に挿入されて係合されるようにしたので、別部材(例えば接着剤)を要することなく、取付部材3を容易に座板2に取り付け、取り外し可能にするとともに、座具1の使用中に、着座者の坐骨60からの座具1の前方向に掛かる体重によって、取付部材3に、座板2からの取り外れや位置ずれが生じるのを効果的に抑制できる。よって、より簡単な構造で、かつ、より低いコスト及び作業量にて、座具を種々の使用条件に適したものとすることができる。
特に、本実施形態では、断面C字形の取付部材3の周方向における一部を座板2の開口部20内に貫通させるとともに、取付部材3における周方向に不連続にされた箇所(スリット31)に、座板2における、開口部20に対して第1座面51とは反対側(前側)に位置する部分23を位置させたので、例えば取付部材3における周方向に不連続にされた箇所(スリット31)に、座板2における開口部20に対して第1座面51側(後側)に位置する部分22を位置させた場合に比べて、より確実に、着座者の坐骨60からの座具1の前方向に掛かる体重による取付部材3の取り外れや位置ずれを抑制できる。
なお、座板2の材料は、本例のように弾性変形(面変形)可能なものである限り、低発泡塩化ビニール樹脂以外のものも可能であり、例えばポリプロピレン等のプラスチック等が可能である。これにより、着座者の一対の坐骨60からの体重によって、座板2における、開口部20に対して第1座面51側の部分22のうち、開口部20に隣接する部分が変形する結果、第1座面51に対する第2座面52の高さhを増大させることができるので、第2座面52における座具1の後側の部分による着座者の坐骨60を規制する機能をより効果的に発揮させることができる。
また、第1実施形態において、取付部材3の材料は、発泡ポリエチレン以外のものも可能であり、例えば布、EVA、又はゴム等が可能である。ただし、上述した例のように、取付部材3の材料を、座板2の材料よりも柔らかい(硬度が低い)ものとすると好適である。この場合、取付部材3の材料よりも座板2の材料を硬いものとすることにより、例え着座物4が着座者からの体重によって変形するような材料から構成されている場合であっても、着座者からの体重によって座板2における開口部20よりも後側の部分(ひいては第1座面51)が過度に変形するのを抑制することができる。また、取付部材3の材料を座板2の材料よりも柔らかいものとすることにより、着座者の姿勢の崩れを防止するとともに、着座者の坐骨60から取付部材3に前方へ体重が掛かる際、及び/又は、着座者の大腿上部から取付部材3に下方へ体重が掛かる際の、坐骨60及び/又は大腿上部の取付部材3への当たり具合を和らげることができる。
なお、本明細書において「硬度」とは、JIS規格のK6253に規定されているAタイプのデュロメータを用いて、当該K6253に規定された方法で測定することにより得られる硬度をいう。
座板2を平面視したときの座板2の外縁形状は、略長方形状以外の任意の形状としてもよく、例えば、略円形状、略楕円形状、略多角形状等に形成されてもよい。
取付部材3は、略円筒状以外の筒状に形成されてもよく、例えば、略楕円筒状、略角筒状等に形成されてもよい。
座板2を平面視したときの開口部20の形状は、本例のものに限られず、任意のものとすることができる。
また、第1実施形態において、座板2に、座具1の左右方向に沿ってそれぞれ延在するとともに、座具1の左右方向に沿って配列された2つの開口部20を設けて、各開口部20に取付部材3を1つずつ取り付けるようにすることで、着座者の左右両側の坐骨60がそれぞれ左右両側の取付部材3の第2座面52によって規制されるとともに、着座者の左右両側の大腿上部がそれぞれ左右両側の取付部材3の第2座面52によって支持されるようにしてもよい。あるいは、座板2に、座具1の左右方向に沿ってそれぞれ延在するとともに、座具1の左右方向に沿って配列された3つ以上の開口部20を設けて、各開口部20に取付部材3を1つずつ取り付けるようにしてもよい。
座板2及び取付部材3の寸法は、上述した例におけるものに限られない。
例えば、座具1の左右方向における、取付部材3の長さ(ひいては第2座面52の長さ)は、着座者の一対の坐骨60どうしの間隔以上とする観点から、80mm以上であることが好ましく、また、座具1のコンパクト性確保の観点から、500mm以下であることが好ましい。同様の観点から、座具1の左右方向における、取付部材3の長さは、100mm以上200mm以下であることがさらに好ましい。
座具1の左右方向における座板2の中心位置で観たときに、座具1の前後方向における第2座面52の長さは、着座者の大腿上部への良好な当り具合の確保及び取付部材3の十分な強度の確保の観点から、5mm以上であることが好ましく、また、座具1のコンパクト性確保の観点から、50mm以下であることが好ましい。同様の観点から、座具1の左右方向における座板2の中心位置で観たときに、座具1の前後方向における第2座面52の長さは、20mm以上40mm以下であることがさらに好ましい。
座具1が載置面40上へ載置されているとともに座具1に着座者からの体重が掛かっていない状態において、座具1に対して後側に壁面45がある場合、座具1の左右方向における中心位置で観たときに、壁面45と、第2座面52における座具1の後側の端との間の、座具1の前後方向の距離は、70mm以上250mm以下とされるのが好ましい。これにより、第2座面52における座具1の後側の部分によって着座者の一対の坐骨60が前方へ移動するのが規制されると同時に、壁面45によって着座者の仙骨61が後方へ移動するのも規制されるので、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持することができる。同様の観点から、壁面45と、第2座面52における座具1の後側の端との間の、座具1の前後方向の距離は、例えば、標準的な体型を持つ成人男性及び成人女性に対応可能とするためには、100mm以上200mm以下であることが好ましく、150mm以上170mm以下であることがさらに好ましく、また、小学生以下の子供等に対応可能とするためには、70mm以上150mm以下であることが好ましく、また、背骨が後方に凸に曲がっているお年寄り等であっても着座姿勢を可能な限り良好にするためには、200mm以上250mm以下であることが好ましい。
座具1に着座者からの体重が掛かっている状態において、第1座面51に対する第2座面52の高さhは、着座者の坐骨60の移動を規制する機能の確保の観点から、3mm以上であることが好ましく、また、着座者の大腿上部への良好な当り具合の確保の観点から、40mm以下であることが好ましい。同様の観点から、座具1に着座者からの体重が掛かっている状態において、第1座面51に対する第2座面52の高さhは、10mm以上30mm以下であることがさらに好ましい。
なお、上記の各数値範囲は、年齢、性別、体型等が異なる様々な着座者に対応させるものであるが、着座者の年齢、性別、及び体型等に応じて、上記各数値範囲は、より狭いものとなり得る。
なお、取付部材3と座板2の開口部20とには、取付部材3が開口部20に取り付けられた状態において、取付部材3が開口部20に対して変位するのを抑制する機構を設けてもよい。そのような機構としては、例えば、取付部材3の延在方向の両側の端面に切り欠き部を設けるとともに、座板2の開口部20における座具1の左右方向の長さを、取付部材3の延在長さよりも短くして、取付部材3の切り欠き部と座板2の開口部20とを係合させることで、取付部材3の軸周りの回転を抑制するものがある。
なお、座板2は、着座者からの体重によって変形しないような材料(例えば、ベニヤ合板等の木材、鉄やアルミニウム等の金属、繊維強化プラスチック(FRP)等のプラスチック等)から構成されてもよい。
(取付部材の一変形例)
取付部材3は、座具1の使用中における座板2からの取り外れをより確実に防止する機構を有してもよい。以下、図5を参照して、取付部材3がこのような取り外れ防止機構を有する場合の変形例について説明する。図5は、座具の左右方向における中心における、座具の前後方向に沿う断面図であり、図2に対応する図である。図5に示す例では、取付部材3が、径方向断面C字形を有する略円筒状のコア部70と、コア部70の外周面を覆う、覆い部71とを、備えている。本例では、コア部70と覆い部71とが互いに固定されていないが、これらは接着等により互いに固定されてもよい。コア部70の構成は、図1〜図4を参照して説明した第1実施形態における取付部材3の構成と同様である。なお、以下では、コア部70の軸方向、周方向、及び径方向を、それぞれ取付部材3の軸方向、周方向、及び径方向とする。
覆い部71は、上述した取り外れ防止機構をなすものであり、シート状の本体部72と、取付部材3の周方向における本体部72の両端部どうしを脱着可能に固定する固定部73とを、有している。
本体部72は、例えば任意の種類の布(例えば、天然素材の布や、化学繊維の布)等からなり、座板2における、開口部20に対して第1座面51とは反対側に位置する部分23と、座板2の該部分23を挟み込むように設けられるコア部70との周りに、座具1の左右方向に対して垂直な平面(YZ平面)内で、周回される。本体部72は、コア部70を覆った状態において、コア部70の軸方向の一部又は全部に相当する幅を有するとともに、取付部材3の周方向における本体部72の両端部どうしが重なり合うように、寸法決めされている。
固定部73は、本例では面ファスナーから構成されており、本体部72がコア部70を覆った状態において本体部72の互いに重なり合う両端部の、互いに対向する面部分に設けられている。固定部73は、本例以外にも、例えばボタンやフック等から構成されてもよいが、本例のように面ファスナーから構成される場合、着座者の大腿部に違和感を与えにくくできる点で、より好ましい。固定部73を、取付部材3の周方向における本体部72の両端部どうしを着脱可能なものとすることにより、取付部材3を全体として、座板2に対して脱着可能とすることができる。
図5の例の取付部材3を座板2に取り付ける際には、使用者は、まず第1実施形態における取付部材3と同様にしてコア部70を座板2の開口部20に係合させて取り付ける。これと同時に、あるいはこの後に、使用者は、図5の破線で示すように取付部材3の周方向における覆い部71の両端部どうしを分離させた状態で、覆い部71を座板2の開口部20に通し、コア部71の外周面の周りに巻き付け、その後、図5の実線で示すように取付部材3の周方向における覆い部71の両端部どうしを、固定部73によって固定させる。このとき、座板2における座具1の前側の縁部21は、覆い部71よりも取付部材3の内周側に配置される。このように、本例においても、取付部材3は、別部材(例えば接着剤等)を要することなく、座板2に取り付けられる。
このように座板2に取り付けられた取付部材3は、取付部材3における座具1の上側の面によって、第1座面51よりも座具1の前側で、かつ第1座面51よりも高い位置(第1座面51よりも座具1の上側の位置)に、第2座面52を形成している。
なお、覆い部71をコア部70に密着させて、座具1の使用中にコア部70が座板2の開口部20からずれるのを効果的に防止すると同時に、コア部70の軸周りの回転を抑制する観点から、座板2における座具1の前側の縁部21が、図5の例のようにコア部70のスリット31内に位置していると好適である。より具体的に、図5の例では、座板2における座具1の前側の縁部21が、コア部70の外周面をスリット31へと延長させたときの、コア部70の仮想外周面上に位置している。
図5の変形例によれば、第1実施形態の効果に加えて、取付部材3に覆い部71を設けることにより、座具1の使用中にコア部70を覆い部71よりも取付部材3の内周側に留まらせることができるので、取付部材3の座板2からの取り外れを確実に防止できる。
[座具の第2実施形態]
つぎに、本発明の座具の第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に、図6を参照しながら説明する。
図6は、載置面40上に適正な位置及び向きで載置された第2実施形態の座具1を、座具1に着座者が座っていない状態で示しており、図1に対応する図である。
本実施形態の座具1は、1枚の板状の座板2と、座板2に取り付けられた取付部材3とを、備えている。
座板2は、その板厚方向に貫通する開口部20を複数(図の例では4つ)有しており、これらの開口部20は、座具1の左右方向に沿って、座板2の前縁部21と略平行に配列されている点で、第1実施形態における座板2と異なる。なお、本例に示す、座具1の載置面40上への載置状態では、座板2の複数の開口部20は、載置面40の前縁部41とも略平行に配列されている。座板2の各開口部20は、座板2における座具1の前後方向の中心よりも前側に配置されており、また、座板2における座具1の左側及び右側のそれぞれに、開口部20が2つずつ配置されている。座板2は、座具1の上側の面のうち、開口部20に対して座具1の後側の部分により、着座者の臀部を支持するための第1座面51を構成している。座板2の開口部20は、第1座面51に対して座具1の前側に隣接している。
取付部材3は、取付部材3の延在方向(長手方向)に垂直な方向に屈曲可能に構成されており、より具体的に、図の例では、中実の略ロープ状に構成されている。ただし、取付部材3は、例えば中空(すなわち略チューブ状)に構成されてもよい。取付部材3の材料は、例えばEVA、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン、硬質ウレタン、ゴム、縄、又はシリコン等であると好適である。取付部材3は、座具1の左右方向における一方側から他方側に向かうにつれて、開口部20毎に座具1の上方向と下方向との交互に向きを変えながら、各開口部20内を貫通するようにして、座板2の各開口部20に係合されており、これにより、座板2に脱着可能に取り付けられている。図の例で、座具1の左側において互いに隣接する一対の開口部20どうしの間を延在する取付部材3の部分は、これらの開口部20内を貫通する一対の貫通部分35と、座板2における座具1の上側の面よりも上側で、一対の貫通部分35どうしを連結する上側連結部分36とを、有している。座具1の右側において互いに隣接する一対の開口部20どうしの間を延在する取付部材3の部分についても、同様である。さらに、取付部材3は、座板2における座具1の下側の面よりも下側で、座具1の左右方向における内側の2つの貫通部分35どうしを連結する下側連結部分37を、さらに有している。また、取付部材3の延在方向両側の端部38は、座具1の左右方向における外側の2つの貫通部分35から、座板2における座具1の下側の面よりも下側で、かつ座具1の左右方向における外側に、連続している。
本実施形態において、取付部材3を座板2に取り付ける際には、使用者は、取付部材3を屈曲させながら、取付部材3の一端を、座具1の左右方向における一方側の最外側の開口部20内を上方向に貫通させ、さらに、座具1の左右方向における他方側に向かって、開口部20毎に座具1の上方向と下方向との交互に向きを変えながら、各開口部20内を貫通させて、取付部材3を座板2の各開口部20に係合させる。このように、取付部材3は、別部材(例えば接着剤等)を要することなく、座板2に取り付けられる。
このように座板2に取り付けられた取付部材3は、取付部材3における座具1の上側の面(より具体的には、取付部材3の各上側連結部分36における座具1の上側の面)によって、第1座面51よりも座具1の前側で、かつ第1座面51よりも高い位置(第1座面51よりも座具1の上側の位置)に、第2座面52を形成している。第2座面52は、着座者の大腿上部(大腿部の付け根部分)を支持するとともに、第2座面52における、座具1の後側の部分によって、着座者の一対の坐骨が前方へ移動するのを規制する機能を有する。
第2座面52は、座具1の前後方向において第1座面51と不連続にされている。
着座者が、臀部が第1座面51上に載り、大腿上部が第2座面52上に載るように、座具1の上に座ると、図6の白抜き矢印で示すように、着座者の一対の坐骨60からの体重が、座板2における、開口部20に対して第1座面51側(後側)の部分22のうち、第2座面52に隣接する部分に掛かることにより、当該部分が下方に変位される。これにより、第1座面51に対する第2座面52の高さが、増大される。この状態で、第2座面52における座具1の後側の部分によって、着座者の一対の坐骨60が前方へ移動するのが規制され、着座者の適正な姿勢を維持することができる。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、第2座面52が座具1の前後方向において第1座面51と不連続にされており、座具1への着座時における第1座面51の変形により第1座面51に対する第2座面52の高さが増大されるので、良好なコンパクト性を得つつ、第2座面52における座具1の後側の部分による坐骨の移動規制機能を向上させ、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持できる。
また、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、座板2と取付部材3とを別体に構成したので、材料の選択範囲を広げることが可能である。また、取付部材3を座板2に脱着可能に取り付けるようにしたので、使用者が、種々の使用条件に応じて、自由に座板2及び取付部材3の組み合わせを選択したり、必要に応じて座板2と取付部材3とをそれぞれ個別に交換することができる。
また、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、取付部材3を、座板2の開口部20に係合させるようにしたので、別部材(例えば接着剤等)を要することなく、取付部材3を容易に座板2に取り付け、取り外し可能にするとともに、座具1の使用中に、取付部材3に、座板2からの取り外れや位置ずれが生じるのを効果的に抑制できる。よって、より簡単な構造で、かつ、より低いコスト及び作業量にて、座具を種々の使用条件に適したものとすることができる。
特に、本実施形態では、取付部材3が、一対の開口部20内を貫通する一対の貫通部分35と、座板2における座具1の上側の面よりも上側で、一対の貫通部分35どうしを連結する上側連結部分36とを有しているので、より確実に、着座者の坐骨60からの座具1の前方向に掛かる体重による取付部材3の取り外れや位置ずれを抑制できる。
[座具の第3実施形態]
つぎに、本発明の座具の第3実施形態ついて、第1実施形態と異なる点を中心に、図7及び図8を参照しながら説明する。
図7は、載置面40上に適正な位置及び向きで載置された第3実施形態の座具1を、座具1に着座者が座っていない状態で示しており、図1に対応する図である。図8は、図7の座具1を示すC−C線断面図である。
本実施形態の座具1は、1枚の板状の座板2と、座板2に取り付けられた取付部材3とを、備えている。座板2の構成は、第1実施形態における座板2と同様である。
取付部材3は、座板2における、開口部20に対して第1座面51とは反対側(前側)に位置する部分23の周りに、座具1の左右方向に対して垂直な平面(YZ平面)内で、複数回(図8の例では約2回)周回される、シート状部材をなしている。取付部材3の材料は、例えば布やEVA等とすることができる。本例においても、取付部材3は、別部材(例えば接着剤等)を要することなく、座板2に取り付けられる。
なお、取付部材3は、上記シート状部材に加えて、該シート状部材が上述のように複数回周回されたときに該シート状部材の互いに重なり合う部分に設けられた、着脱可能な固定手段(例えば、面ファスナー、ボタン、フック等)を有してもよい。この場合、かかる固定手段によって、座具1の使用中に取付部材3が座板2から取り外れるのを確実に防止できる。
このように座板2に取り付けられた取付部材3は、取付部材3における座具1の上側の面によって、第1座面51よりも座具1の前側で、かつ第1座面51よりも高い位置(第1座面51よりも座具1の上側の位置)に、第2座面52を形成している。
第2座面52は、座具1の前後方向において第1座面51と不連続にされている。
着座者が、臀部が第1座面51上に載り、大腿上部が第2座面52上に載るように、座具1の上に座ると、着座者の一対の坐骨60からの体重が、座板2における、開口部20に対して第1座面51側(後側)の部分22のうち、開口部20に隣接する部分に掛かることにより、当該部分が下方に変位される。これにより、第1座面51に対する第2座面52の高さが、増大される。この状態で、第2座面52における座具1の後側の部分によって、着座者の一対の坐骨60が前方へ移動するのが規制され、着座者の適正な姿勢を維持することができる。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様、第2座面52が座具1の前後方向において第1座面51と不連続にされており、座具1への着座時における第1座面51の変形により、第1座面51に対する第2座面52の高さhが増大されるので、良好なコンパクト性を得つつ、第2座面52における座具1の後側の部分による坐骨の移動規制機能を向上させ、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持できる。
また、第3実施形態では、第1実施形態と同様、座具の構成が上面側及び下面側で略同一であり、また、座板2が上下の両方向に同様に変形できることから、座具の表裏のいずれをも上面側として用いることができ、利便性を向上できる。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様、座板2と取付部材3とを別体に構成したので、材料の選択範囲を広げることが可能である。また、取付部材3を座板2に脱着可能に取り付けるようにしたので、使用者が、種々の使用条件に応じて、自由に座板2及び取付部材3の組み合わせを選択したり、必要に応じて座板2と取付部材3とをそれぞれ個別に交換することができる。
また、第3実施形態によれば、第1実施形態と同様、取付部材3を、座板2の開口部20に係合させるようにしたので、別部材(例えば接着剤等)を要することなく、取付部材3を容易に座板2に取り付け、取り外し可能にするとともに、座具1の使用中に、取付部材3に、座板2からの取り外れや位置ずれが生じるのを効果的に抑制できる。よって、より簡単な構造で、かつ、より低いコスト及び作業量にて、座具を種々の使用条件に適したものとすることができる。
特に、本実施形態では、取付部材3は、座板2における、開口部20に対して第1座面51とは反対側(前側)に位置する部分23の周りに、複数回周回されるので、例えば1回のみ周回される場合に比べて、より確実に、着座者の坐骨60からの座具1の前方向に掛かる体重による取付部材3の取り外れや位置ずれを抑制できる。
[座具の第4実施形態]
つぎに、本発明の座具の第4実施形態ついて、第1実施形態と異なる点を中心に、図9を参照しながら説明する。
図9は、載置面40上に適正な位置及び向きで載置された第4実施形態の座具1を、座具1に着座者が座っていない状態で示しており、図1に対応する図である。
本実施形態の座具1は、1枚の板状の座板2を備えている。座板2は、第1座面51と、第1座面51に対して座具1の前側に隣接する開口部20と、開口部20に対して座具1の前側に配置された第2座面52とを、有している。すなわち、本例では、座具1の全体が一体形成されている。第2座面52は、座板2の段差形成部25における座具1の上側の面によって、第1座面51よりも高い位置に形成されている。第2座面52は、開口部20により、座具1の前後方向において第1座面51と不連続にされている。
なお、本例では、座具1の前後方向に沿う断面における段差形成部25の形状が略円状であるが、第2座面52が第1座面51よりも高い位置に形成される限り、該断面における段差形成部25の形状は任意のものでよい。
座板2の材料は、着座者からの体重によって変形可能なものであればよく、例えば、低発泡塩化ビニール樹脂、又は、ポリプロピレン等のプラスチック等が可能である。
本例では、第2座面52における座具1の後側の部分が、座具1を平面視したときに、座具1の前側に凸に湾曲している。これにより、座具1の平面視において、第2座面52における座具1の後側の部分が、着座者の一対の坐骨の輪郭形状に沿ったものとなるので、着座者の快適性を向上できる。
また、本例では、開口部20が、座具1の平面視において、第2座面52に沿って座具1の前側に凸に湾曲している。
ただし、座具1の平面視における第2座面における座具1の後側の部分の延在形態は、この他にも、例えば座具1の左右方向にまっすぐ延びるもの等、任意の延在形態が可能である。また、座具1の平面視において、開口部20は、第2座面52における座具1の後側の部分に沿うように延在しなくてもよく、例えば図9の例において、座具1の左右方向にまっすぐ延在してもよい。
着座者が、臀部が第1座面51上に載り、大腿上部が第2座面52上に載るように、座具1の上に座ると、着座者の一対の坐骨60からの体重が、座板2における、開口部20に対して第1座面51側(後側)の部分22のうち、開口部20に隣接する部分に掛かることにより、当該部分が下方に変位される。これにより、第1座面51に対する第2座面52の高さが、増大される。この状態で、第2座面52における座具1の後側の部分によって、着座者の一対の坐骨60が前方へ移動するのが規制され、着座者の適正な姿勢を維持することができる。
第4実施形態によれば、第1実施形態と同様、第2座面52が座具1の前後方向において第1座面51と不連続にされており、座具1への着座時における第1座面51の変形により、第1座面51に対する第2座面52の高さが増大されるので、良好なコンパクト性を得つつ、第2座面52における座具1の後側の部分による坐骨の移動規制機能を向上させ、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持できる。
また、図9の例では、第1実施形態と同様、座具の構成が上面側及び下面側で略同一であり、また、座板2が上下の両方向に同様に変形できることから、座具の表裏のいずれをも上面側として用いることができ、利便性を向上できる。
また、本実施形態によれば、座具1の製造が簡単になる。
なお、図9の例において、第2座面52を形成する段差形成部52は、第1座面51及び開口部20を有する座板2とは材料の異なる別部材として構成されてもよく、その場合、座板2に対して接着等により固定されることが好ましい。
また、図9の例において、第2座面52は、その一部のみ(例えば、第2座面52のうち、座具1の左右方向の両端部分のみ)が、座具1の前後方向において第1座面51と不連続にされていて、その他の部分が、座具1の前後方向において第1座面51と一体的に連結されていてもよい。
[座具の第5実施形態]
つぎに、本発明の座具の第5実施形態ついて、第1実施形態と異なる点を中心に、図10を参照しながら説明する。
図10は、載置面40上に適正な位置及び向きで載置された第5実施形態の座具1を、座具1に着座者が座っていない状態で示しており、図1に対応する図である。
本実施形態の座具1は、1枚の板状の座板2と、座板2に取り付けられた取付部材3と、座板2における座具1の後側の端部から上方へ延在する背板86とを、備えている。座板2及び取付部材3の構成は、それぞれ第1実施形態における座板2及び取付部材3と同様である。座板2と背板86とは、一体に形成されてもよいし、互いに接着、締結、蝶番等により連結されてもよい。
背板86における座具1の前側の面(以下、「背板86の前面」ともいう。)は、第1座面51に対して略直角に延在している。
座具1の左右方向における中心位置で観たときに、背板86の前面と、第2座面52における座具1の後側の端との間の、座具1の前後方向の距離は、70mm以上250mm以下とされるのが好ましい。これにより、第2座面52における座具1の後側の部分によって着座者の一対の坐骨60が前方へ移動するのが規制されると同時に、背板86の前面によって着座者の仙骨61が後方へ移動するのも規制されるので、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持することができる。同様の観点から、背板86の前面と、第2座面52における座具1の後側の端との間の、座具1の前後方向の距離は、例えば、標準的な体型を持つ成人男性及び成人女性に対応可能とするためには、100mm以上200mm以下であることが好ましく、150mm以上170mm以下であることがさらに好ましく、また、小学生以下の子供等に対応可能とするためには、70mm以上150mm以下であることが好ましく、また、背骨が後方に凸に曲がっているお年寄り等であっても着座姿勢を可能な限り良好にするためには、200mm以上250mm以下であることが好ましい。
第5実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、座具1の載置面40に対して上方に略直角に延在する壁面が存在しない場合でも、背板86の前面によって着座者の仙骨の後方への移動を規制でき、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持することができる。
なお、本実施形態で説明した背板86を、第2〜第4実施形態の座具1にそれぞれ同様に適用してもよい。
[座具の第6実施形態]
つぎに、本発明の座具の第6実施形態ついて、第1実施形態と異なる点を中心に、図11を参照しながら説明する。
図11は、載置面40上に適正な位置及び向きで載置された第6実施形態の座具1を、座具1に着座者が座っていない状態で示しており、図1に対応する図である。
本実施形態の座具1は、1枚の板状の座板2と、座板2に取り付けられた取付部材3と、載置面40上に載置され、取付部材3の取り付けられた座板2を支持する支持体90とを、備えている。座板2及び取付部材3の構成は、それぞれ第1実施形態における座板2及び取付部材3と同様である。
支持体90は、座板2が載置される底板95と、底板95における座具1の後側の端部から上方へ延在する背板96とを、有する。背板96における座具1の前側の面(以下、「背板96の前面」ともいう。)は、底板95の上面に対して略直角に延在している。底板95と背板96とは、一体に形成されてもよいし、互いに接着、締結、蝶番等により連結されてもよい。
支持体90は、着座者の体重によって変形しにくい材質、例えば、ベニヤ合板等の木材、鉄やアルミニウム等の金属、繊維強化プラスチック(FRP)等のプラスチック等を用いることが好ましい。
取付部材3が取り付けられた座板2が支持体90上に載置された状態において、座具1の左右方向における中心位置で観たときに、背板96の前面と、第2座面52における座具1の後側の端との間の、座具1の前後方向の距離は、70mm以上250mm以下とされるのが好ましい。これにより、第2座面52における座具1の後側の部分によって着座者の一対の坐骨60が前方へ移動するのが規制されると同時に、背板96の前面によって着座者の仙骨61が後方へ移動するのも規制されるので、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持することができる。同様の観点から、背板96の前面と、第2座面52における座具1の後側の端との間の、座具1の前後方向の距離は、例えば、標準的な体型を持つ成人男性及び成人女性に対応可能とするためには、100mm以上200mm以下であることが好ましく、150mm以上170mm以下であることがさらに好ましく、また、小学生以下の子供等に対応可能とするためには、70mm以上150mm以下であることが好ましく、また、背骨が後方に凸に曲がっているお年寄り等であっても着座姿勢を可能な限り良好にするためには、200mm以上250mm以下であることが好ましい。
第6実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、仮に座具1の載置面40に対して上方に略直角に延在する壁面が存在しない場合や、着座物4が軟材質で形成されている場合でも、背板96の前面によって着座者の仙骨61の後方への移動を規制でき、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持することができる。
なお、本実施形態で説明した支持体90を、第2〜第4実施形態の座具1にそれぞれ同様に適用してもよい。
なお、本発明の座具1の構成は、上述したものに限られず、様々な変形例が可能である。
例えば、取付部材3は、その一部分が、座板2の板厚方向に貫通する開口部20に係合(挿入)されるものである限り、他の構造を有するものでもよい。
第1〜第3実施形態において、取付部材3が座板2に取り付けられた状態において、着座者の一対の坐骨60の移動を規制する機能を有する、第2座面52における座具1の後側の部分は、座具1の左右方向に沿って延在する場合に限られず、例えば、座具1を平面視したときに、座具1の前側に凸となるように湾曲又は屈曲されていてもよい。
[椅子の第1実施形態]
上述した各例における座板2及び取付部材3の構成は、椅子にも同様に適用することもできる。以下では、図12を参照して、上述した座具1の第1実施形態における座板2及び取付部材3の構成を椅子に適用した場合について説明するが、上述した他の例の座具1における座板2及び取付部材3の構成を同様にして椅子に適用してもよい。
図12に示すように、本実施形態の椅子101は、第1座面151を有する座板102と、座板102に取り付けられた取付部材103と、座板102に連結された脚部105及び背板106とを、備えている。
以下の説明では、説明の便宜上、椅子101の着座者から観たときの上、下、前、後、右、左を、それぞれ椅子101の上(図のZ軸正方向)、下(図のZ軸負方向)、前(図のY軸正方向)、後(図のY軸負方向)、右(図のX軸正方向)、左(図のX軸負方向)とする。
本例における座板102は、その板厚方向に貫通する開口部120を有している。座板102の開口部120は、座板102における椅子101の前後方向の中心よりも前側に配置されており、座板102における椅子101の前側の縁部121と略平行に、座具1の左右方向に延在している。座板102は、椅子101の上側の面のうち、開口部120に対して椅子101の後側の部分により、着座者の臀部を支持するための第1座面151を構成している。座板102の開口部120は、第1座面151に対して椅子101の前側に隣接している。
本例における取付部材103は、略楕円筒状に形成されている。より具体的に、取付部材103は、取付部材103の軸方向の全長にわたって、その周方向における1箇所が不連続にされた、径方向断面C字形に形成されている。取付部材103における周方向に不連続にされた箇所は、取付部材103の軸方向の全長にわたって該軸方向に延在するスリット131をなしている。
取付部材103は、座板102の開口部120に係合されることで、座板102に脱着可能に取り付けられている。より具体的に、取付部材103は、取付部材103の周方向における一部(図の例では、取付部材103のスリット131と取付部材103の径方向に対向する部分132)が、座板102の開口部120内を貫通している。
取付部材103の周方向における両端部130は、取付部材103のスリット131(取付部材103における周方向に不連続にされた箇所)を介して、椅子101の略上下方向(図の略Z軸方向)に互いに対向している。取付部材103のスリット131(取付部材103における周方向に不連続にされた箇所)、すなわち取付部材103の周方向における両端部130どうしの間には、座板102における、開口部120に対して第1座面151とは反対側(すなわち、開口部120に対して椅子101の前側)に位置する部分123が、位置している。
座板102に取り付けられた取付部材103は、取付部材103における椅子101の上側の面(より具体的には、取付部材103の外周面のうち、座板102の上面よりも上側に露出した部分)によって、第1座面151よりも椅子101の前側で、かつ第1座面151よりも高い位置(第1座面151よりも椅子101の上側の位置)に、第2座面152を形成している。第2座面152は、着座者の大腿上部を支持するとともに、第2座面152における椅子101の後側の部分によって、着座者の一対の坐骨が前方へ移動するのを規制する機能を有する。
なお、取付部材103の好ましい材料、形状及び寸法等は、座具の第1実施形態において取付部材3について説明したものと同様である。
座板102における椅子101の後側の部分に連結された背板106は、その椅子101の前側の面(以下、「背板106の前面」ともいう。)が、第1座面151に対して略直角に延在している。椅子101の左右方向の中心位置で観たときに、背板106の前面と第2座面152における椅子101の後側の端との間の、椅子101の前後方向の距離は、70mm以上250mm以下に設定されるのが好ましい。これにより、第2座面52における座具1の後側の部分によって着座者の一対の坐骨が前方へ移動するのが規制されると同時に、背板106の前面によって着座者の仙骨が後方へ移動するのも規制されるので、より効果的に着座者の適正な姿勢を維持することができる。同様の観点から、背板106の前面と第2座面152における椅子101の後側の端との間の、椅子101の前後方向の距離は、例えば、標準的な体型を持つ成人男性及び成人女性に対応可能とするためには、100mm以上200mm以下であることが好ましく、150mm以上170mm以下であることがさらに好ましく、また、小学生以下の子供等に対応可能とするためには、70mm以上150mm以下であることが好ましく、また、背骨が後方に凸に曲がっているお年寄り等であっても着座姿勢を可能な限り良好にするためには、200mm以上250mm以下であることが好ましい。
第2座面152は、椅子101の前後方向において第1座面151と不連続にされている。
本例では、座板102の少なくとも上側の部分が、着座者からの体重によって変形するような材料で構成されている。着座者が、臀部が第1座面151上に載り、大腿上部が第2座面152上に載るように、椅子101の上に座ると、着座者の一対の坐骨60からの体重が、座板102における、開口部120に対して第1座面151側(後側)の部分122のうち、開口部120に隣接する部分に掛かることにより、当該部分が下方に変位される。これにより、第1座面151に対する第2座面152の高さが、増大される。この状態で、第2座面152における椅子101の後側の部分によって、着座者の一対の坐骨60が前方へ移動するのが規制され、着座者の適正な姿勢を維持することができる。
なお、椅子101は、背板106を備えていなくてもよい。
本実施形態の椅子によれば、上述した座具の第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、座板102は、着座者からの体重によって変形しないような材料(例えば、ベニヤ合板等の木材、鉄やアルミニウム等の金属、繊維強化プラスチック(FRP)等のプラスチック等)から構成されてもよい。
本発明の座具は、例えば、建物、特には、講堂やスタジアム等の大規模建築物等に作りつけの椅子、事務椅子、介護用椅子、介護用ベッド、テーブル用椅子、公共ベンチ、車用シート、航空機用シート、スキー場のリフト用椅子、車椅子、床等に載置して使用できる。
本発明の椅子は、例えば、建物、特には、講堂やスタジアム等の大規模建築物等に作りつけの椅子、事務椅子、介護用椅子、介護用ベッド、テーブル用椅子、公共ベンチ、車用シート、航空機用シート、スキー場のリフト用椅子、車椅子等に適用できる。
1 座具
2、102 座板
3、103 取付部材
4 着座物
20、120 開口部
21 座板における座具の前側の縁部
22、122 座板における、開口部に対して第1座面側の部分
23、123 座板における、開口部に対して第1座面とは反対側に位置する部分
24 座板における座具の後側の縁部
25 段差形成部
30、130 取付部材の周方向における端部
31、131 取付部材のスリット(取付部材における周方向に不連続にされた箇所)
32、132 取付部材のスリットと取付部材の径方向に対向する部分
35 取付部材の貫通部分
36 取付部材の上側連結部分
37 取付部材の下側連結部分
38 取付部材の端部
40 載置面
41 載置面の前縁部
45 壁面
51、151 第1座面
52、152 第2座面
60 坐骨
61 仙骨
70 取付部材のコア部
71 取付部材の覆い部
72 覆い部の本体部
73 覆い部の固定部
86 座具の背板
90 支持体
95 支持体の底板
96 支持体の背板
101 椅子
105 脚部
106 背板
121 座板における椅子の前側の縁部

Claims (5)

  1. 第1座面及び第2座面を有する座具であって、
    前記第2座面は、前記第1座面よりも座具の前側で、かつ前記第1座面よりも高い位置に形成されているとともに、少なくとも一部が座具の前後方向において前記第1座面と不連続にされており、
    座具への着座時における前記第1座面の変形により、前記第1座面に対する前記第2座面の高さが増大されることを特徴とする、座具。
  2. 前記第1座面と該第1座面に対して座具の前側に隣接する開口部とを有する座板を備え、
    前記第2座面は、前記開口部に対して座具の前側に配置されている、請求項1に記載の座具。
  3. 前記第1座面と該第1座面に対して座具の前側に隣接する開口部とを有する座板と、
    前記開口部に脱着可能に係合された取付部材と、
    を備え、
    前記第2座面は、前記取付部材における座具の上側の面により形成されている、請求項1に記載の座具。
  4. 前記第2座面における座具の後側の部分は、座具を平面視したときに、座具の前側に凸に湾曲している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の座具。
  5. 第1座面及び第2座面と、
    脚部と、
    を備えた椅子であって、
    前記第2座面は、前記第1座面よりも椅子の前側で、かつ前記第1座面よりも高い位置に形成されているとともに、少なくとも一部が椅子の前後方向において前記第1座面と不連続にされており、
    椅子への着座時における前記第1座面の変形により、前記第1座面に対する前記第2座面の高さが増大されることを特徴とする、椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016105997A (ja) * 2016-03-24 2016-06-16 株式会社大一商会 遊技機
JP7440901B2 (ja) 2020-04-16 2024-02-29 株式会社新晃製作所 トレーニング器具、トレーニング方法、およびトレーニング椅子

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