JP3210097U - 傾斜座布団 - Google Patents

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光徳 奥山
光徳 奥山
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有限会社エール
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Abstract

【課題】深く座っても浅く座っても背骨のS字ラインが形成され姿勢が良くなるとともに、低コストで製造することが可能な傾斜座布団を提供する。【解決手段】材質として硬さ100N以上の硬質クッション材を用い、硬質クッション材は後方に向かって上方向に10度乃至20度傾斜しており硬質クッション材全体を布で覆った座布団にすることで、着座した人は傾斜している硬質クッション材の作用により大腿下面より臀部が押し上げられ、上体が前方に傾斜する力がはたらき、前のめりの状態を体が自然に矯正して姿勢を維持するために胴体中央部(へそのあたり)が前に突き出て、胸部を後ろ側に引き付ける力が働く。結果的に背もたれを使わず、猫背にもならず背骨のS字ラインが形成され良い姿勢を維持することができる。【選択図】図5

Description

本考案は、椅子に着座した際に背もたれを使わずまた、猫背にならず良い姿勢を保つための座布団である。
従来より、長時間座っても姿勢が崩れず、疲労感の少なくする目的でクッション材を主部材とする座布団の後部にかまぼこ型の硬質部材を設けた座布団(例えば特許文献1)があった。
また、椅子の背もたれ部分に円筒形あるいは三角柱状のクッションを固定して、腰上部の背骨の部分に当てることで姿勢を矯正することのできる姿勢矯正腰あて枕(例えば、特許文献2)があった。
特開平10−14716 特開2000−185063
特許文献1のとおり、座布団に座った際に臀部が大腿下面より押し上げられた場合は体が前傾姿勢になりそれを補正する力が背筋部に働き、背骨がS字に曲がった良い姿勢を保つことができる。
特許文献1の座布団では、座面の奥深くに腰掛ける場合は座った際に臀部が押し上げられるため良い姿勢を保つことができるが、座面に対して浅く腰掛けた場合は臀部が押し上げられないため、良い姿勢を保つための条件を満たさなくなるという問題点があった。また、深く座った際でもかまぼこ型の硬質部材が当たる部分に圧力がかかりすぎるため、長時間の使用では臀部が痛くなるという問題点があった。
特許文献2は背もたれに取り付けるものであるが、背もたれのある椅子にしか使用できないという制約もあった。また、背もたれの下部がポール状の椅子の場合は、適切な高さに取り付けられないという問題があった。更に、浅く座った際には背骨を押されないために、効果がないという問題点もあった。
先行文献においては、どの深さで座った場合でも臀部が大腿下面より押し上げられた状態をつくり、良い姿勢を保てる座布団は無かった。
着座の際、良い姿勢を保つことは仕事時における作業の集中や、長時間着座することを可能とする。
また、学童期において着座した際に背もたれを使わず良い姿勢を保つことは、授業に集中する上で重要な要素である。
本考案では、座布団に着座することで良い姿勢を保てることを課題とする。
更に、構造において簡素であり低コストで製造できることを課題とする。
本考案である傾斜座布団は、後方に向かって上方向に傾斜している硬質クッション材を布で全体を覆った座布団である。
本考案である傾斜座布団に着座した際に、着座した人は傾斜している硬質クッション材の作用により大腿下面及び臀部が押し上げられることにより上体は斜め前方に傾斜するように力が働き前のめりになるような状態になり、その前のめりの状態を体が自然に矯正して姿勢を維持するために胴体中央部(へそのあたり)が前に突き出て、胸部を後ろ側に引き付ける力が働く。
結果的に背もたれを使わず、また猫背にもならず背骨のS字ラインが形成され良い姿勢を維持することができる。
本考案は、座布団を敷いた椅子に対し浅く座っても深く座っても同様に大腿下面より臀部が押し上げられるので、個々人の座り方に左右されず、良い姿勢を保つことができる。
また、着座の際に特定の部位に体圧がかかるのではなく、大腿下面および臀部に対し体圧が分散するので、特定の部位が痛くなることは無い。
本考案は後方に向かって上方に傾斜している硬質クッション材を主材として、その硬質クッション材を布で覆うという簡単な構造であるため、低コストで生産することができる。
本考案の第一の実施形態の正面図 本考案の第一の実施形態の平面図 本考案の第一の実施形態の右側面図 本考案の第一の実施形態のA−A‘線断面図 本考案の第一の実施形態の斜視図 通常の座布団の使用状況を表す右側面図 本考案の第一の実施形態の使用状況を表す右側面図 通常の座布団の使用状況を表す右側面図2 本考案の第一の実施形態の使用状況を表す右側面図2
(第一実施形態の基本構造)
図2に示す通り、本考案の傾斜座布団1の平面図は概ね方形となる。図3および図5に示す通り、本考案の傾斜座布団1は前方から後方に向かって高くなるよう傾斜している。図4は本考案第一の実施形態のA−A‘線の断面図であるが、図4に記載のとおり、座る部分において傾斜座布団は硬質クッション材20と硬質クッション材20を覆う布30でできている。
図3・図4および図7に示す通り、傾斜座布団1の背面側には椅子50の背もたれ52の支柱に通して落下を防止するための留めゴム10を設けている。尚、留めゴム10は本考案の機能を具備するための必須部位ではない。
(硬質クッション材)
本考案の主部材である硬質クッション材20は、硬質ウレタンなどの素材でできている。硬さは100N(ニュートン)以上である。近年座布団に低反発のクッション材を用いることが多いが低反発は体の接触部位の形状に合わせて変化するため感触は良いが、部分的な沈み込みが大きすぎて本考案の目的である良い姿勢を保つためには適さない。硬さを100N以上にすることで、座った際の臀部や大腿下面に適度な反発を生じさせ、臀部や大腿下面が硬質クッション材20に埋まりすぎることを防止する。
また、着座の際に臀部や大腿下面に対して適度に体圧が分散するために特定部位が痛くなることがなく、長時間快適に着座することができる。
(傾斜角)
硬質クッション材20は硬いため、傾斜角が大きすぎると着座した際に臀部が前に滑ってしまう。傾斜角が小さすぎると図6および図8と同じ状態すなわち平らな座布団2と同様になってしまい良い着座の際に良い姿勢を形成するには至らない。
着座の際に背骨の理想的なS字カーブを作りつつ、臀部が傾斜座布団1から滑らない角度としてクッション材の底面と上面のなす角度は10度から20度の範囲の傾斜角が望ましい。
(使用状況)
図6は通常の平らな座布団2を椅子50の座面51に敷いて使用した場合の使用状況を表す図である。座面51から垂直であるX’の方向に大腿下面および臀部は力を受け、腹筋に力を入れないと上半身はY’の方向に流され背もたれ52に背中が付いてしまう。即ち背骨のS字カーブは形成されず悪い姿勢になってしまう。
また、図8も通常の平らな座布団2を椅子50の座面51に敷いて使用した場合の使用状況を表す図である。座面51から垂直であるX’の方向に大腿下面および臀部は力を受け、腹筋に力を入れず頭を前に出すと図8のとおり上半身はY’’の方向に流されて猫背になってしまう。
図7は本考案である傾斜座布団1を椅子50の座面51に敷いて使用した場合の使用状況を表す図である。座面51から斜め前方であるXの方向に大腿下面および臀部は力を受け、結果へそのあたりはZの方向に押し出される。この場合自然に前のめりになる姿勢を制御するために上半身はY方向である斜め後ろに力が働く。この力の関係により背骨のS字カーブが形成され、無理なく良い姿勢が保たれる。
(使用状況2)
図9は本考案である傾斜座布団1の前後を逆にして使用する例を表す図である。傾斜座布団1を前後逆向きに使用した場合、使用者の大腿下面及び臀部は斜め後方であるX’’の方向に力を受け、姿勢を維持するために自然に腹筋を働かせて腹部をZ’の方向にもっていく力が発生する。即ち、傾斜座布団1を前後逆向きに使用した場合には腹筋を鍛えることが出来る。
底面の一辺が38cm、底面と上面のなす傾斜角が10度で硬さ120Nの硬質クッション材20を布30で覆い、後部に留めゴム10を設けた傾斜座布団1を作った。この傾斜座布団1を椅子50の座面51に置いて使用者が着座したところ、使用者は図7のとおり背もたれ52を使うことなくまた猫背になることもなく背骨がS字ラインを保つ良い姿勢を自然に形成した。傾斜座布団1の使用者は長時間(3時間)着座しても特定の部位が疲れたり、痛みが出たりすることは無かった。
本考案は1枚の傾斜角を有する硬質クッション材20に布30で覆うことを基本構造としており、非常に簡素な構造であるため安価に量産することが可能である。傾斜座布団1に着座するだけで背骨がS字ラインとなり良い姿勢が形成されかつその姿勢が保たれるため、健康志向の人たちの需要や、腰痛の人たちの需要、或いは学童のための座布団として需要が見込まれる。
1 傾斜座布団
2 座布団
10 留めゴム
20 硬質クッション材
30 布
50 椅子
51 座面
52 背もたれ

Claims (1)

  1. 主部材が硬質クッション材であり、前記硬質クッション材の底面は概ね方形であり、前記硬質クッション材の底面に対し前記硬質クッション材の上面が前方から後方に向かって上方に10度乃至20度傾斜しており、前記クッション材の硬さが100N以上であり、前記クッション材が布で覆われていることを特徴とする傾斜座布団。
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