JP2017136976A - 車体フロア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】後列シートに着座する乗員の足置きスペースを確保すること。【解決手段】左右幅比率を6対4に分割した6対4分割シートのシートクッション22がそれぞれ前回転軸28を中心に折り畳み可能に設けられた第2列シート20aと、2人用座席の第3列シート20bとを備え、第2列シート20aは、該第2列シート20aの後部をフロアパネル14から脱着可能な後脱着部30を有し、6分割シートの後脱着部30は、右側のリヤフレーム12と、フロアパネル14の上方に向かって突出し左右方向の中央に位置するガセット32とにそれぞれ配置され、4分割シートの後脱着部30は、左側のリヤフレーム12と、フロアパネル14の上方に向かって突出すると共に、中央のガセット32から左側のリヤフレーム12側にオフセットしたガセット34とにそれぞれ配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、前列シートと後列シートとを有する車体フロア構造に関する。
例えば、特許文献1には、クッションフロアパン上において、クロスメンバと、ベルトアンカ取付部及びシートバック支持ブラケットとを連結するリンフォースメントを備えたリヤフロア構造が開示されている。
特許文献1に開示されたリヤフロア構造では、シートベルトに対して前方に向かう大きな荷重が付与され、ベルトアンカ取付部がシートベルトによって前方に引っ張られる引張荷重が付与された場合、この引張荷重をシートバック支持ブラケット及びリンフォースメントを介して連結されたクロスメンバで受けることができ、車体全体に分散させることができる、としている。
特許第4412811号公報
ところで、前列シートが前回転軸を中心として折り畳み可能で、さらに前列シートの後部にフロアから脱着可能な脱着部を設けた場合、脱着部がフロアパネルから離間した離脱状態から脱着部をフロアパネルに着座させて着座状態とするときに、前列シートの車体後方に位置する後列シートに着座した乗員がフロアパネル上に足を置くための足置きスペースを確保する必要がある。
特許文献1では、クッションフロアパンの変形によるリヤシートとベルトアンカの位置の移動を防止する点について開示されているが、乗員の足置きスペースを確保する点については、何ら開示乃至示唆されていない。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、後列シートに着座する乗員の足置きスペースを確保することが可能な車体フロア構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、左右幅比率を6対4に分割した6対4分割シートのシートクッションがそれぞれ前回転軸を中心に折り畳み可能に設けられた前列シートと、前記前列シートの車両後方に位置する2人用座席の後列シートと、フロアパネルと、左右のリヤフレームと、を備え、前記前列シートは、該前列シートの後部を前記フロアパネルから脱着可能な後脱着部を有し、前記6分割シートの前記後脱着部は、一側の前記リヤフレームと、前記フロアパネルの上方に向かって突出し左右方向の中央に位置するガセットとにそれぞれ配置され、前記4分割シートの前記後脱着部は、他側の前記リヤフレームと、前記フロアパネルの上方に向かって突出すると共に、前記中央のガセットから前記他側のリヤフレーム側にオフセットしたガセットとにそれぞれ配置されることを特徴とする。
本発明によれば、後脱着部を中央のガセット及びリヤフレーム側にオフセットしたガセットにそれぞれ配置している。これにより、後列シートの一側に位置する一方の乗員は、一側のリヤフレームと中央のガセットとの間のスペースに両足をそれぞれ置くことができる。また、後列シートの他側に位置する他方の乗員は、一方の足を中央のガセットとオフセットしたガセットとの間のスペースに置くことができると共に、他方の足をオフセットしたガセットと他側のリヤフレームとの間のスペースに置くことができる。このように、後列シートに着座する乗員の足置きスペースを確保することにより、前列シートを折り畳み状態から着座状態に戻した際、後列シートの乗員の足が前列シートの後脱着部と干渉(接触)することを好適に回避することができる。
換言すると、オフセットしたガセットが、後列シートの他側に位置する他方の乗員の両足の間に位置するように乗員の両足をそれぞれガイド(誘導)することで、前列シートを折り畳み状態から着座状態に戻した際、後列シートの乗員の足(特に、足先部分)が前列シートの後脱着部と干渉(接触)することを好適に回避することができる。
また、本発明は、前記前列シートが、シートベルトバックルを備えることを特徴とする。
特許文献1に開示された従来技術では、ベルトアンカ取付部をクッションフロアパンに固定する構成が採用されている。これに対し、本発明によれば、ベルトアンカ取付部をフロアパネルに固定することが不要となり、シートベルトバックルを前列シートと一体的に変位させることができる。この結果、本発明では、ベルトアンカ取付部の取付スペースが不要となり、後列シートに着座する乗員の足置きスペースを確保することが可能となる。
さらに、本発明は、前記シートベルトバックルを備えた前記シートクッションが、前記後脱着部を取り外して前記前回転軸を中心として折り畳まれるシートであり、前記後脱着部は、前記シートクッション側に配置されるフックと、前記フロアパネル側に配置されるストライカとから構成され、前記ストライカは、前記各ガセットに結合され、前記各ガセットは、少なくとも、車両後方で前記フロアパネルの上面に位置して左右方向に延在する上部クロスメンバに結合されることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、車両が前面衝突した際、前列シートに着座した乗員を拘束するシートベルトに付与される引張荷重を、各ガセットの後方端部がそれぞれ結合された上部クロスメンバで好適に吸収(支持)することができる。
さらにまた、本発明は、前記各ガセットが、前記ストライカの近傍部分が前記フロアパネルを挟んで該フロアパネルの下面に位置する補強部材と結合され、前記補強部材は、前記フロアパネルの下面に位置して左右方向に延在する下部クロスメンバと結合されることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、車両が前面衝突した際、前列シートに着座した乗員を拘束するシートベルトに付与される引張荷重を、フロアパネルの下面に位置する補強部材を介して下部クロスメンバで好適に吸収(支持)することができる。
さらにまた、本発明は、前記各ガセットが、ハット断面の側壁に形成された窪み溝を有し、コ字状を呈する前記ストライカの両端側は、前記窪み溝に対して溶接されることを特徴とする。
本発明によれば、ガセットの窪み溝に対してストライカを固定することで、前突時に付与される引張荷重に対する強度を向上させることができる。
さらにまた、本発明は、前記各ガセットが、ハット断面の上面に開口部を有し、前記開口部は、該開口部の形状に対応し前記フロアパネル側に向かって窪む凹部を有する蓋部材で閉塞されることを特徴とする。
本発明によれば、蓋部材がフロアパネル側に向かって窪む凹部を有することで、後脱着部のフックをガセットのストライカに対して円滑に脱着させることができる。また、ガセットの開口部が蓋部材で閉塞されることで、ガセット内に塵埃等が進入することを防止することができる。さらに、ガセットの上面に蓋部材を設けることで、ストライカを介してガセットの側壁に付与される引張荷重を好適に吸収(支持)することができる。
本発明では、後列シートに着座する乗員の足置きスペースを確保することが可能な車体フロア構造を得ることができる。
本発明の実施形態に係る車体フロア構造を示す一部省略斜視図である。 図1から第2列シート及び第3列シートを取り除いた状態を示す一部省略斜視図である。 中央のガセット及びオフセットしたガセットをそれぞれ示す一部省略斜視図である。 (a)は、第2列シートからシートバックを取り外した第2列シート及び第3列シートの平面図、(b)は、第2列シートの着座状態から折り畳み状態に切り換える状態を示す側面図である。 中央のガセット及びオフセットしたガセットと上部クロスメンバとの結合状態を示す一部省略斜視図である。 車体を背面側からみた一部省略底面図である。 (a)は、ガセットの窪み溝に対してストライカが結合された状態を示す一部省略斜視図、(b)は、(a)の状態からストライカを取り外した状態を示す一部省略斜視図、(c)は、(b)の状態から蓋部材を取り外した状態を示す一部省略斜視図である。 第3列シートに着座した乗員の足元の配置状態を示す一部省略斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車体フロア構造を示す一部省略斜視図、図2は、図1から第2列シート及び第3列シートを取り除いた状態を示す一部省略斜視図である。なお、各図において、「前後」は、車両前後方向、「左右」は、左右方向(車幅方向)、「上下」は、鉛直上下方向をそれぞれ示している。
図1及び図2に示されるように、本発明の実施形態に係る車体フロア構造10は、左右方向に互いに離間して配置された一対のリヤフレーム12、12と、一対のリヤフレーム12、12の間に配置されたフロアパネル14とを備えて構成されている。
一対のリヤフレーム12、12は、車体骨格(車体フレーム)を構成する金属製の中空部材であり、左右方向に互いに間隔を隔てて配置されている。各リヤフレーム12は、車体後方の両側部に車両前後方向に沿って延在する。
図2に示されるように、一対のリヤフレーム12、12の車両前後方向に沿った前端部同士の間には、フロアクロスメンバ(ミドルフロアクロスメンバ)16が架設されている。また、一対のリヤフレーム12、12の車両前後方向に沿った中間部同士の間には、リヤクロスメンバ18が架設されている。これらのフロアクロスメンバ16及びリヤクロスメンバ18は、車体骨格を構成する金属製の中空部材で構成され、図示しない車両の左右方向に沿って延在している。
フロアパネル14は、図示しない車両の床面を構成する金属製の板状部材からなり、一対のリヤフレーム12、12間に張り渡されている。フロアパネル14の前側は、フロアクロスメンバ16に支持されている。フロアパネル14の中間部は、リヤクロスメンバ18に支持されている。
図示しない車両は、例えば、3列シート形式の自動車で構成されている。図示しない第1列シート(フロントシート)は、例えば、左右方向に並設された運転シート及び助手シートから構成されている。図1に示されるように、第2列シート(セカンドベンチシート)20aは、「前列シート」として機能するものであり、左右幅比率を6対4に分割した6対4分割シートで構成されている。左右方向に沿った右側に6分割シートが配置され、左側に4分割シートが並設されている。第3列シート(サードシート)20bは、「後列シート」として機能するものであり、第2列シート20aの車両後方に位置する2人用座席(左右幅比率を5対5に分割した5対5分割シート)で構成されている。
図3は、中央のガセット及びオフセットしたガセットをそれぞれ示す一部省略斜視図、図4(a)は、第2列シートからシートバックを取り外した第2列シート及び第3列シートの平面図、図4(b)は、第2列シートの着座状態から折り畳み状態に切り換える状態を示す側面図、図5は、中央のガセット及びオフセットしたガセットと上部クロスメンバとの結合状態を示す一部省略斜視図である。
図1及び図4(a)、(b)に示されるように、第2列シート20a及び第3列シート20bを構成する各シートは、シートクッション22と、シートクッション22の後端部に傾動可能に取り付けられたシートバック24と、シートクッション22の下部後方に位置し、シートクッション22と一体的に回動可能に設けられたフック26と、シートクッション22の下部前方に設けられた前回転軸28とを有する。シートクッション22がそれぞれ前回転軸28を中心として折り畳み可能に設けられている(図4(b)参照)。
図1及び図2に示されるように、第2列シート20aは、シートクッション22の後部をフロアパネル14から脱着可能な後脱着部30を有する。幅広な6分割シートの後脱着部30は、左右方向に沿って右側(一側)のリヤフレーム12と、フロアパネル14の上方に向かって突出し左右方向の中央に位置するガセット32とにそれぞれ配置されている。
6分割シートよりも幅狭な4分割シートの後脱着部30は、右側(一側)と反対の左側(他側)のリヤフレーム12と、フロアパネル14の上方に向かって突出すると共に、中央のガセット32から左側(他側)のリヤフレーム12側にオフセットしたガセット34とにそれぞれ配置されている。中央のガセット32は、オフセットしたガセット34と比較して、車両前後方向の長さが長くなっている(図2、図3、図5参照)。
第2列シート20aは、シートベルトバックル36を含むシートベルト装置を備えている。このシートベルト装置は、例えば、3点式のシートベルト装置からなり、ベルトリールを有するリトラクタ、リトラクタから引き出されて乗員を拘束するウェビング、ウェビングに挿通されてシートベルトバックル36(図1、図4(b)参照)に装着されるタングプレート等によって構成されている。
なお、本実施形態では、第2列シート20aのシートベルトバックル36のみを図示し、シートベルト装置の他の構成要素の図示を省略している。また、第3列シート20bにも、図示しないシートベルト装置が配置されている。さらに、シートベルト装置は、3点式シートベルトに限定されるものではなく、例えば、分離収納式シートベルトを用いてもよい。
第2列シート20a(6分割シート及び4分割シート)において、シートベルトバックル36を備えたシートクッション22は、後脱着部30を取り外して前回転軸28を中心として折り畳まれるシートによって構成されている。
各後脱着部30は、シートクッション22側に配置されるフック26と、フロアパネル14側に配置されるストライカ40とから構成されている。フック26は、シートクッション22をフロアパネル14上に着座したときにストライカ40と当接する係止用凹部38を有する(図1、図4(b)参照)。この係止用凹部38に対しストライカ40が当接することで、図示しない係止機構を介してストライカ40が係止される。これにより、フロアパネル14からのシートクッション22の離脱が阻止される。なお、乗員の手動操作によって図示しない解除機構(例えば、解除レバーや解除ボタン等)を操作することによって、ストライカ40の係止状態が解除され、後脱着部のフックがストライカから離脱可能な解除状態となる。
第2列シート20aがフロアパネル14に着座した着座状態から折り畳み状態に切り換える場合には、図4(b)に示されるように、先ず、第2列シート20aのシートバック24を前側(矢印A方向)に倒してシートクッション22上に重畳させた後、図示しない解除機構を介して後脱着部30を解除状態とする。続いて、シートクッション22の前側に位置する前回転軸28を回転中心として、シートバック24及びシートクッション22を反時計回り方向(矢印B方向)に回転させることで第2列シート20aを折り畳み状態とすることができる。
図6は、車体を背面側からみた一部省略底面図、図7(a)は、ガセットの窪み溝に対してストライカが結合された状態を示す一部省略斜視図、図7(b)は、図7(a)の状態からストライカを取り外した状態を示す一部省略斜視図、図7(c)は、図7(b)の状態から蓋部材を取り外した状態を示す一部省略斜視図である。
各ガセット32、34は、軸方向と直交する断面がハット断面形状からなり、例えば、溶接等の固定手段を介してフロアパネル14上に固定されている。ハット断面形状の互いに対向する両側の側壁42には、窪み溝44が形成されている(図7(b)参照)。この窪み溝44は、断面湾曲形状からなり、略上下方向に沿って直線状に延在している。なお、左右一対のリヤフレーム12、12側にもストライカ40が配置され、このストライカ40は、各リヤフレーム12の上面に対して、例えば、溶接等によって強固に固定されている。
図7(a)、(b)に示されるように、コ字状を呈するストライカ40の両端側は、各ガセット32、34の窪み溝44に対して、例えば、ミグ溶接等によって強固に接合(結合)されている。各ガセット32、34の後方端部は、少なくとも、車両後方でフロアパネル14の上面に位置して左右方向に延在する上部クロスメンバ46(図5参照)に結合されている。
図6に示されるように、各ガセット32、34は、ストライカ40の近傍部分がフロアパネル14を挟んで該フロアパネル14の下面に位置する複数の補強部材48と結合されている。各補強部材48は、フロアパネル14の下面に位置して左右方向に延在する下部クロスメンバ50と結合されている。
換言すると、ストライカ40が固定されたガセット32、34の部分と、フロアパネル14の下面の補強部材48とは、フロアパネル14を間に挟んだ上下方向において重畳する位置に配置されている。この補強部材48は、フロアパネル14に結合される平板状の平面部48aと、平面部48aと略直交し下部クロスメンバ50に結合される屈曲部48bとによって一体的に構成されている。
各ガセット32、34は、ハット断面の上面に形成され平面視して矩形状からなる開口部52を有する(図7(c)参照)。この開口部52は、該開口部52の形状に対応しフロアパネル14側に向かって窪む凹部54を有する蓋材56で閉塞されている(図7(b)参照)。
本実施形態に係る車体フロア構造10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。図8は、第3列シートに着座した乗員の足元の配置状態を示す一部省略斜視図である。
本実施形態では、後脱着部30を中央のガセット32及び左側のリヤフレーム12側にオフセットしたガセット34にそれぞれ配置している。これにより、本実施形態では、図8に示されるように、第3列シート20bの右側(一側)に位置する一方の乗員P1が、右側(一側)のリヤフレーム12と中央のガセット32との間のスペースに両足をそれぞれ置くことができる。また、第3列シート20bの左側(他側)に位置する他方の乗員P2は、一方の右足を中央のガセット32とオフセットしたガセット34との間のスペースに置くことができると共に、他方の左足をオフセットしたガセット34と左側(他側)のリヤフレーム12との間のスペースに置くことができる。
このように、本実施形態では、第3列シート20bに着座する乗員P1、P2の足置きスペースを確保することにより、第2列シート20aを折り畳み状態から着座状態に戻した際、第3列シート20bの乗員P1、P2の足が第2列シート20aの後脱着部30と干渉(接触)することを好適に回避することができる。
換言すると、本実施形態では、オフセットしたガセット34が、第3列シート20bの左側(他側)に位置する他方の乗員P2の両足の間に位置するように(左右方向において、乗員P2の両足がガセット34を跨ぐように)乗員P2の両足をそれぞれガイド(誘導)している。これにより、本実施形態では、第2列シート20aを折り畳み状態から着座状態に戻した際、第3列シート20bの乗員P2の足(特に、足先部分)が第2列シート20aの後脱着部30と干渉(接触)することを好適に回避することができる。
例えば、特許文献1に開示された従来技術では、ベルトアンカ取付部をクッションフロアパンに固定する構成が採用されている。これに対し、本実施形態では、ベルトアンカ取付部をフロアパネル14に固定することが不要となり、シートベルトバックル36を第2列シート20aと一体的に変位させることができる。この結果、本実施形態では、従来技術のようなベルトアンカ取付部の取付スペースが不要となり、第3列シート20bに着座する乗員P1、P2の足置きスペースを確保することが可能となる。
さらに、本実施形態では、例えば、車両が前面衝突した際、第2列シート20aに着座した乗員を拘束するシートベルトに付与される引張荷重を、各ガセット32、34の後方端部がそれぞれ結合された上部クロスメンバ46で好適に吸収(支持)することができる。
さらにまた、本実施形態では、例えば、車両が前面衝突した際、第2列シート20aに着座した乗員を拘束するシートベルトに付与される引張荷重を、フロアパネル14の下面に位置する補強部材48を介して下部クロスメンバ50でより一層好適に吸収(支持)することができる。
さらにまた、本実施形態では、ガセット32、34の窪み溝44に対してストライカ40を固定することで、前突時に付与される引張荷重に対する強度を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、蓋部材56がフロアパネル14側に向かって窪む凹部54を有することで、後脱着部30のフック26をガセット32、34のストライカ40に対して円滑且つ容易に脱着させることができる。また、ガセット32、34の開口部52が蓋部材56で閉塞されることで、断面ハット形状からなるガセット32、34の内部に塵埃等が進入することを防止することができる。さらに、ガセット32、34の上面に蓋部材56を設けることで、ストライカ40を介してガセット32、34の側壁42に付与される引張荷重を好適に吸収(支持)することができる。
10 車体フロア構造
12 リヤフレーム
14 フロアパネル
20a 第2列シート(前列シート)
20b 第3列シート(後列シート)
22 シートクッション
26 フック
28 前回転軸
30 後脱着部
32 ガセット(中央に位置するガセット)
34 ガセット(オフセットしたガセット)
36 シートベルトバックル
40 ストライカ
42 側壁
44 窪み溝
46 上部クロスメンバ
48 補強部材
50 下部クロスメンバ
52 開口部
54 凹部
56 蓋部材

Claims (6)

  1. 左右幅比率を6対4に分割した6対4分割シートのシートクッションがそれぞれ前回転軸を中心に折り畳み可能に設けられた前列シートと、
    前記前列シートの車両後方に位置する2人用座席の後列シートと、
    フロアパネルと、
    左右のリヤフレームと、
    を備え、
    前記前列シートは、該前列シートの後部を前記フロアパネルから脱着可能な後脱着部を有し、
    前記6分割シートの前記後脱着部は、一側の前記リヤフレームと、前記フロアパネルの上方に向かって突出し左右方向の中央に位置するガセットとにそれぞれ配置され、
    前記4分割シートの前記後脱着部は、他側の前記リヤフレームと、前記フロアパネルの上方に向かって突出すると共に、前記中央のガセットから前記他側のリヤフレーム側にオフセットしたガセットとにそれぞれ配置されることを特徴とする車体フロア構造。
  2. 請求項1記載の車体フロア構造において、
    前記前列シートは、シートベルトバックルを備えることを特徴とする車体フロア構造。
  3. 請求項2記載の車体フロア構造において、
    前記シートベルトバックルを備えた前記シートクッションは、前記後脱着部を取り外して前記前回転軸を中心として折り畳まれるシートであり、
    前記後脱着部は、前記シートクッション側に配置されるフックと、前記フロアパネル側に配置されるストライカとから構成され、
    前記ストライカは、前記各ガセットに結合され、
    前記各ガセットは、少なくとも、車両後方で前記フロアパネルの上面に位置して左右方向に延在する上部クロスメンバに結合されることを特徴とする車体フロア構造。
  4. 請求項3記載の車体フロア構造において、
    前記各ガセットは、前記ストライカの近傍部分が前記フロアパネルを挟んで該フロアパネルの下面に位置する補強部材と結合され、
    前記補強部材は、前記フロアパネルの下面に位置して左右方向に延在する下部クロスメンバと結合されることを特徴とする車体フロア構造。
  5. 請求項3記載の車体フロア構造において、
    前記各ガセットは、ハット断面の側壁に形成された窪み溝を有し、
    コ字状を呈する前記ストライカの両端側は、前記窪み溝に対して溶接されることを特徴とする車体フロア構造。
  6. 請求項5記載の車体フロア構造において、
    前記各ガセットは、ハット断面の上面に開口部を有し、
    前記開口部は、該開口部の形状に対応し前記フロアパネル側に向かって窪む凹部を有する蓋部材で閉塞されることを特徴とする車体フロア構造。
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