JP2017140986A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】オットマン本体の大型化及び重量増加を抑制し且つ乗り心地性能を確保しつつオットマン本体をシート前側へスライドする。
【解決手段】車両用シート10では、スライド機構80が、オットマン装置20とSCフレーム14との間に設けられており、オットマン装置20がスライド機構80によってSCフレーム14にスライド可能に連結している。このため、仮に、スライド機構80をオットマン装置20に設ける場合と比べて、オットマン装置20の大型化及び重量増加を抑制できる。また、オットマン本体70がスライド機構80を介さずにリンク機構22に連結されるため、スライド機構80の有するガタが、着座乗員に対して直接的に伝達されることを抑制できる。これにより、着座乗員に対する乗り心地性能を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、オットマン装置を備えた車両用シートに関する。
下記特許文献1には、オットマン装置を備えた車両用シートが開示されている。この車両用シートでは、オットマン本体がリンク機構を介してシートクッションの前端部に連結されている。そして、リンク機構が作動することで、オットマン本体が、収容位置から足載せ位置に配置されるようになっている。
また、オットマン本体は、基部と、当該基部にスライド可能に連結されたスライド部と、を含んで構成されている。このため、スライド部を足載せ位置からシート前側へスライドさせることで、オットマン本体の位置を、足載せ位置からシート前側に変更することができる。
特許第5015512号公報
しかしながら、この車両用シートでは、オットマン本体をスライドさせる機構がオットマン装置に設けられているため、オットマン本体の体格が大きくなるという問題がある。例えば、側面から見てオットマン本体の長手方向においてオットマン本体の体格が大きくなると、収容位置においてオットマン本体が車両の床部等に干渉する虞がある。また、オットマン本体をスライドさせる機構がオットマン装置に設けられているため、オットマン本体の重量が増加するという問題がある。さらに、乗員の脚を支持するオットマン本体のスライド部がスライドするため、スライド部のがたが着座乗員に直接伝達されて、着座乗員に対する乗り心地性能が低下する虞がある。
本発明は、上記事実を考慮し、オットマン本体の大型化及び重量増加を抑制し且つ乗り心地性能を確保しつつオットマン本体をシート前側へスライドできる車両用シートを提供することを目的とする。
請求項1に記載の車両用シートは、シートクッションフレームのシート前側に設けられ、作動することで格納位置と脚載せ位置との間で回動されるオットマン本体を有するオットマン装置と、前記シートクッションフレームと前記オットマン装置との間に設けられ、前記オットマン装置を前記シートクッションフレームにシート前側へスライド可能に連結するスライド機構と、を備えている。
上記構成の車両用シートでは、シートクッションフレームのシート前側にオットマン装置が設けられており、オットマン装置が作動することで、オットマン本体が格納位置と脚載せ位置との間で回動される。
ここで、シートクッションフレームとオットマン装置との間には、スライド機構が設けられており、オットマン装置が、スライド機構によって、シートクッションフレームにシート前側へスライド可能に連結されている。このため、スライド機構をオットマン装置に配設する構造と比べて、オットマン本体の大型化及び重量増加を抑制することができる。また、スライド機構が、シートクッションフレームとオットマン装置との間に配置されているため、スライド機構におけるガタが着座乗員に直接的に伝達されることを抑制することができる。以上により、オットマン本体の大型化及び重量増加を抑制し且つ乗り心地性能を確保しつつオットマン本体をシート前側へスライドできる。
請求項2に記載の車両用シートは、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記オットマン装置は、前記オットマン本体と前記スライド機構とを連結する左右一対のリンク機構部を有しており、前記スライド機構は、左右一対の前記リンク機構部を連結する第1ブラケットと、前記シートクッションフレームを構成する左右一対のサイドフレームを連結する第2ブラケットと、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットの一方に形成され、シート前後方向に延在された左右一対のスライド溝と、前記スライド溝の内部にスライド可能に設けられ、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットの他方に連結されたスライダと、を含んで構成されている。
上記構成の車両用シートでは、スライド機構の第1ブラケットが、オットマン装置における左右一対のリンク機構部を連結している。さらに、スライド機構の第2ブラケットが、シートクッションフレームにおける左右一対のサイドフレームを連結している。このため、スライド機構を活用して、左右一対のリンク機構部及びサイドフレームを補強することができる。
さらに、第1ブラケット及び第2ブラケットの一方に、左右一対のスライド溝が形成されており、スライド溝の内部には、第1ブラケット及び第2ブラケットの他方に連結されたスライダが、スライド可能に設けられている。これにより、第1ブラケットと第2ブラケットとを簡易な構成でスライド可能に連結することができる。
請求項3に記載の車両用シートは、請求項2に記載の車両用シートにおいて、前記第2ブラケットは、左右一対の前記サイドフレームを連結するベースプレートと、前記ベースプレートに対してシート前側で且つシート上側に設けられ、前記スライド溝が形成された支持プレートと、前記ベースプレートと前記支持プレートとを連結する連結プレートと、を含んで構成されている。
上記構成の車両用シートでは、支持プレートが、ベースプレートのシート前側且つシート上側に配置されると共に、連結プレートによってベースプレートに連結されている。このため、シート上下方向において、支持プレートを第1ブラケットに近接して配置させつつ、支持プレートとベースプレートとを連結プレートによって連結することができる。これにより、シート上下方向におけるスライダの長さが極端に長くなることを抑制することができる。その結果、スライダがスライド溝内をスライドするときの、スライド溝の内周面に対するスライダの抉りを抑制することができる。したがって、第1ブラケットを第2ブラケットに対して良好にスライドさせることができる。
請求項4に記載の車両用シートは、請求項3に記載の車両用シートにおいて、前記ベースプレートの前端部には、シート下側へ折り曲げられた折曲部が形成されており、前記連結プレートが、前記ベースプレートの上面及び前記折曲部の前面に接合されている。
上記構成の車両用シートでは、連結プレートが、ベースプレートの上面及び折曲部の前面に接合されているため、連結プレートがベースプレートによってシート下側且つシート後側から支持される構成になる。このため、オットマン装置を支持する支持プレートの支持性能を高くすることができる。
請求項5に記載の車両用シートは、請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の車両用シートにおいて、左右一対の前記スライド溝の内部には、それぞれ2個の前記スライダがシート前後方向に離間して設けられている。
上記構成の車両用シートでは、左右一対のスライド溝の内部に、それぞれ2個のスライダがシート前後方向に離間して設けられているため、第1ブラケットの第2ブラケットに対する相対回転を抑制することができる。これにより、第1ブラケット(オットマン装置)が、第2ブラケットに対してスライドするときの、スライダのスライド溝の内周面に対する抉りを効果的に抑制することができる。
請求項6に記載の車両用シートは、請求項2〜請求項5の何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記スライド機構は、前記第1ブラケットをシート前後方向にスライドさせるスライド駆動部を有しており、前記スライド駆動部は、シート幅方向に延在され、左右一対の前記リンク機構部を連結するロッドと、前記第2ブラケットに設けられたスライド用モータと、シート前後方向に延在されると共に、後端部が前記スライド用モータに連結され、前記スライド用モータの駆動力によって回転されるスライド用送りねじと、前記ロッドに設けられ、前記スライド用送りねじの前端側を回転可能に支持すると共に、前記スライド用送りねじが回転することで前記スライド用送りねじの軸方向に相対移動されるスライド用支持部材と、を含んで構成されている。
上記構成の車両用シートでは、スライド機構が、第1ブラケットをシート前後方向にスライドさせるスライド駆動部を有しており、スライド駆動部が、所謂送りねじ機構として構成されている。このため、第1ブラケット(すなわちオットマン装置)を簡易な構成でシート前後方向に自動でスライドさせることができる。
請求項7に記載の車両用シートは、請求項5を引用する請求項6に記載の車両用シートにおいて、シート下側から見て、前記ロッドが、シート前側に配置された前記スライダとシート後側に配置された前記スライダとの間に配置されている。
上記構成の車両用シートでは、スライド機構において、ロッドをシート前後方向にスライドさせるための駆動力が、シート前後のスライダの間で作用する。これにより、第1ブラケットのスライド時における、第1ブラケットの第2ブラケットに対する相対回転を一層効果的に抑制することができる。したがって、第1ブラケット(オットマン装置)が、シートクッションフレームに対してスライドするときの、スライダのスライド溝の内周面に対する抉りを一層効果的に抑制することができる。
請求項8に記載の車両用シートは、請求項5〜請求項7の何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記オットマン装置は、前記リンク機構部を作動させるリンク駆動部を有しており、前記リンク駆動部は、前記リンク機構部に連結されたリンク用モータと、一端部が前記リンク用モータに連結され、前記リンク用モータの作動によって回転されるリンク用送りねじと、前記ロッドに設けられ、前記リンク用送りねじの他端側を回転可能に支持すると共に、前記リンク用送りねじの回転によって前記リンク用送りねじの軸方向に相対移動されるリンク用支持部材と、を含んで構成されている。
上記構成の車両用シートでは、オットマン装置は、リンク機構部を作動させるリンク駆動部を有しており、リンク機構部が所謂送りねじ機構として構成されている。そして、ロッドがリンク機構部及びスライド機構部において共通に使用される共用部品として構成されている。これにより、部品点数の増加を抑制しつつ、リンク機構部及びスライド機構部を車両用シートに設けることができる。
請求項1に記載の車両用シートによれば、オットマン本体の大型化及び重量増加を抑制し且つ乗り心地性能を確保しつつオットマン本体をシート前側へスライドできる。
請求項2に記載の車両用シートによれば、スライド機構を活用して、左右一対のリンク機構部及びサイドフレームを補強しつつ、第1ブラケットと第2ブラケットとを簡易な構成でスライド可能に連結することができる。
請求項3に記載の車両用シートによれば、第1ブラケットを第2ブラケットに対して良好にスライドさせることができる。
請求項4に記載の車両用シートによれば、オットマン装置を支持する支持プレートの支持性能を高くすることができる。
請求項5及び請求項7に記載の車両用シートによれば、オットマン装置が、シートクッションフレームに対してスライドするときの、スライダのスライド溝の内周面に対する抉りを効果的に抑制することができる。
請求項6に記載の車両用シートによれば、オットマン装置を簡易な構成でシート前後方向に自動でスライドさせることができる。
請求項8に記載の車両用シートによれば、部品点数の増加を抑制しつつ、リンク機構部及びスライド機構部を車両用シートに設けることができる。
図1は、本実施の形態に係る車両用シートの要部を示すシート左斜め前方から見た分解斜視図である。 図2は、図1に示されるオットマン装置が第1格納位置に配置された状態を示すシート左側から見た側面図である。 図3は、図1に示されるスライド機構及びリンク機構が作動してオットマン装置が脚載せ位置に配置された状態を示すシート左側から見た側面図である。 図4は、図3に示されるオットマン装置の脚載せ位置の状態を示すシート下側から見た下面図である。 図5は、図4に示されるスライド機構における第1ブラケットと第2ブラケットとの連結状態を示すシート左側から見た断面図(図4の5−5線断面図)である。 図6は、図3に示されるオットマン装置の脚載せ位置の状態を示すシート右斜め下方から見た斜視図である。 図7(A)は、図1に示される第2ブラケットを拡大して示すシート左斜め後方から見た斜視図であり、図7(B)は、図7(A)に示される連結プレートの後端部とベースプレートとの接合状態を示すシート左側から見た断面図(図7(A)の7B−7B線断面図)である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る車両用シート10について説明する。なお、図面に適宜示される矢印FRは、車両用シート10のシート前側を示し、矢印UPはシート上側を示し、矢印LHはシート左側(シート幅方向一方側)を示す。
図1に示されるように、車両用シート10は、シート本体12と、オットマン装置20と、を含んで構成されている。シート本体12は、シートクッションの骨格を構成するシートクッションフレーム14(以下、SCフレーム14という)と、シートバックの骨格を構成するシートバックフレーム18(以下、SBフレーム18という)と、を有している。そして、オットマン装置20が、SCフレーム14の前端部にスライド機構80を介して連結されている。
また、図2に示されるように、オットマン装置20は、着座乗員の脚部(脹脛部)を支えるためのオットマン本体70を有している。そして、オットマン本体70は、図2に示される格納位置(図2において2点鎖線で示されるオットマン本体70を参照)に格納されており、スライド機構80が作動することで、オットマン装置20の全体がシート前側(図2の矢印A方向側)へスライドして、オットマン本体70の格納位置がシート前側に変更される構成になっている(図2において1点鎖線で示されるオットマン本体70を参照)。さらに、スライド機構80の作動後に、オットマン装置20が作動することで、オットマン本体70が、図2の矢印B方向へ回動されて、図3に示される脚載せ位置に配置される構成になっている。以下、上記各構成について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、図2において2点鎖線で示されるオットマン本体70の格納位置を第1格納位置と称し、図2において1点鎖線で示されるオットマン本体70の格納位置を第2格納位置と称する。
(シート本体12について)
図1に示されるように、シート本体12は、シートクッションの骨格を構成するSCフレーム14及びシートバックの骨格を構成するSBフレーム18を含んで構成されている。SCフレーム14は、SCフレーム14のシート幅方向両側部分を構成する左右一対のサイドフレーム16を有している。サイドフレーム16は、シート前後方向に延在された略長尺板状に形成され、シート幅方向を板厚方向として配置されている。また、サイドフレーム16の外周部には、シート幅方向内側へ折り曲げられたフランジ部16Aが形成されている。そして、サイドフレーム16は、従来周知のシートスライド機構(図示省略)によって車両の床部に連結されている。これにより、シート本体12が車両の床部に対してシート前後方向にスライド可能に構成されている。
SBフレーム18は、サイドフレーム16の後端部のシート上側に設けられており、SBフレーム18の下端部が、サイドフレーム16の後端部にリクライニング機構RSを介して連結されている。このリクライニング機構RSは従来周知のものであり、リクライニング機構RSによって、SCフレーム14に対するSBフレーム18の相対角度(リクライニング角度)が調整可能になっている。なお、SCフレーム14及びSBフレーム18には、それぞれ図示しないシートパッドが取り付けられると共に、各シートパッドの表面が図示しないシート表皮によって覆われている。
(オットマン装置20について)
図3に示されるように、オットマン装置20は、着座乗員の脚部を支えるためのオットマン本体70と、作動することでオットマン本体70を脚載せ位置に配置させるリンク機構22と、を含んで構成されている。
(リンク機構22について)
図1、図3〜図6に示されるように、リンク機構22は、リンク機構22のシート幅方向両側部分を構成する左右一対のリンク機構部24と、リンク機構部24を作動させるためのリンク駆動部50と、を含んで構成されている。また、左右一対のリンク機構部24は、ベースブラケット26と、駆動リンク28と、可動リンク32と、第1中間リンク34と、第2中間リンク36と、従動リンク38と、をそれぞれ有すると共に、シート幅方向に並んで配置されている。
ベースブラケット26は、金属の板材等によって製作されて、シート幅方向を板厚方向とした略T字形板状に形成されている。左右一対のベースブラケット26の間には、後述するスライド機構80を構成する第1ブラケット82が架け渡されており、左右一対のベースブラケット26が第1ブラケット82によって連結されている。また、左右一対のベースブラケット26の間には、第1ブラケット82のシート下側の位置において、後述するスライド機構80におけるスライド駆動部110を構成する丸棒状の「ロッド」としての第1ロッド52(図4〜図6参照)が設けられている。この第1ロッド52は、シート幅方向を軸方向として配置されており、第1ロッド52の長手方向両端部が、左右一対のベースブラケット26に接合されている。そして、ベースブラケット26が、後述するスライド機構80によって、SCフレーム14に連結されている。
駆動リンク28は、略長尺板状に形成されて、シート幅方向を板厚方向にしてベースブラケット26のシート幅方向内側に配置されている。そして、駆動リンク28の長手方向一端部が、シート幅方向を軸方向としたリンクピンLPによって、ベースブラケット26の前端部に回転可能に連結されている。また、左右一対の駆動リンク28の間には、中空丸棒状の連結ロッド30が設けられている。連結ロッド30は、シート幅方向を軸方向として配置されており、連結ロッド30の長手方向両端部が、左右一対の駆動リンク28の長手方向他端部に接合されている。
可動リンク32は、略長尺板状に形成されて、シート幅方向を板厚方向としてベースブラケット26のシート幅方向外側に配置されている。そして、可動リンク32の長手方向一端部が、リンクピンLPのシート下側の位置において、ベースブラケット26にシート幅方向を軸方向として回転可能に連結されている。
第1中間リンク34は、略長尺板状に形成されて、シート幅方向を板厚方向にして駆動リンク28のシート幅方向外側に配置されている。また、第1中間リンク34の長手方向一端部が、駆動リンク28の長手方向他端部にシート幅方向を軸方向として回転可能に連結されている。そして、第1中間リンク34の長手方向一端部における回転軸線が、連結ロッド30の軸線と同軸上に配置されている(図5参照)。
第2中間リンク36は、略長尺板状に形成されて、シート幅方向を板厚方向にして駆動リンク28のシート幅方向外側に配置されている。そして、第2中間リンク36の長手方向中間部が、駆動リンク28の長手方向中間部にシート幅方向を軸方向として回転可能に連結されている。また、第2中間リンク36の長手方向一端部は、前述した可動リンク32の長手方向他端部にシート幅方向を軸方向として回転可能に支持されている。
従動リンク38は、略長尺板状に形成されて、シート幅方向を板厚方向にして第1中間リンク34及び第2中間リンク36のシート幅方向外側に配置されている。そして、従動リンク38の長手方向中間部に、第1中間リンク34の長手方向他端部がシート幅方向を軸方向として回転可能に支持されている。また、従動リンク38の長手方向一端部に、第2中間リンク36の長手方向他端部がシート幅方向を軸方向として回転可能に支持されている。
そして、図2に示される第1格納位置では、リンク機構部24が、折畳まれた状態で、SCフレーム14のシート前側に配置されている。また、駆動リンク28がリンクピンLPの軸回り一方側(図2の矢印C方向側)へ回転されると、リンク機構部24が、シート前側に展開されるようになっている(図3参照)。なお、図3では、オットマン装置20が、後述するスライド機構80によってシート前側へスライドされた状態として図示されている。
図1に示されるように、左右一対の従動リンク38の間には、後述するオットマン本体70を支持するための第1支持プレート40及び第2支持プレート42が架け渡されている。具体的には、第1支持プレート40は、左右一対の従動リンク38の長手方向一端部の間に架け渡されており、第2支持プレート42が、左右一対の従動リンク38の長手方向他端部の間に架け渡されている。
(リンク駆動部50について)
図4及び図6に示されるように、リンク駆動部50は、前述した第1ロッド52と、リンクモータユニット60と、リンクモータユニット60を駆動リンク28に連結させるための第2ロッド58と、を含んで構成されている。また、リンク駆動部50は、駆動リンク28をベースブラケット26に対して相対回転させるためのリンク用送りねじ64を有している。すなわち、リンク駆動部50は、所謂送りねじ機構として構成されている。
第1ロッド52は、前述のように、左右一対のベースブラケット26に架け渡されている。この第1ロッド52の長手方向中央部には、後述するリンク用送りねじ64を第1ロッド52に連結させるための第1連結ブラケット54が設けられている。第1連結ブラケット54は、シート上側へ開放された略U字形状に形成されており、第1連結ブラケット54の先端部が、シート前側へ突出されて、第1ロッド52に固定されている。また、第1連結ブラケット54内には、「リンク用支持部材」としてのリンク用ナット56が設けられており、リンク用ナット56は第1連結ブラケット54にシート幅方向を軸方向として軸支されている。また、リンク用ナット56の中央部には、貫通孔が形成されており、貫通孔はシート幅方向に対して直交する方向に貫通されている。そして、貫通孔の内周部に雌ネジが形成されている。
第2ロッド58は、中空丸棒状とされて、シート幅方向を軸方向として、左右一対の駆動リンク28の間に配置されている。そして、第2ロッド58の長手方向両端部が、左右一対の駆動リンク28の長手方向中間部に固定されている。また、第2ロッド58には、リンクモータユニット60を軸支するためのリンク用モータブラケット59が固定されている。
リンクモータユニット60は、リンク用モータブラケット59にシート幅方向を軸方向として回転可能に支持されている。また、リンクモータユニット60は、リンク用モータ62を有しており、リンク用モータ62は、後述するリンク用送りねじ64に連結されている。また、リンク用モータ62には、制御部66(図3参照)が電気的に接続されており、制御部66の制御によってリンク用モータ62が作動する構成になっている。
リンク用送りねじ64は、略丸棒状に形成されて、シート幅方向に対して直交する方向を軸方向として、リンク用ナット56とリンクモータユニット60との間に配設されている。このリンク用送りねじ64の長手方向一端部は、リンクモータユニット60内に配置されて、リンクモータユニット60に回転可能に支持されると共に、リンク用モータ62に連結されている。これにより、リンク用モータ62が作動することで、リンク用送りねじ64が自身の軸回りに正回転又は逆回転するように構成されている。また、リンク用送りねじ64の外周部には、雄ネジが形成されている。そして、リンク用送りねじ64の長手方向他端側において、リンク用送りねじ64がリンク用ナット56に螺合されている。
これにより、リンク用モータ62の作動によってリンク用送りねじ64が正回転又は逆回転すると、リンク用送りねじ64が自身の軸方向においてリンク用ナット56に対して相対移動するようになっている。ここで、リンク用ナット56は、第1ロッド52に相対移動不能に連結されている。このため、リンク用送りねじ64がリンク用ナット56に対して軸方向に相対移動すると、第2ロッド58が第1ロッド52に対して相対移動するようになっている。具体的には、リンク用送りねじ64が正回転すると、リンク用送りねじ64がリンク用ナット56から伸長されるようにリンク用ナット56に対して相対移動する。これにより、リンクモータユニット60及び第2ロッド58が第1ロッド52に対してシート前側へ変位すると共に、駆動リンク28がリンクピンLPの軸回り(図2の矢印C方向側)に回動されて、リンク機構部24が展開するようになっている。一方、リンク用送りねじ64が逆回転すると、リンク用送りねじ64がリンク用ナット56側へ後退するようにリンク用ナット56に対して相対移動する。これにより、リンクモータユニット60及び第2ロッド58が第1ロッド52に対してシート後側へ変位すると共に、駆動リンク28がリンクピンLPの軸回り(図2の矢印D方向側)に回動されて、リンク機構部24が折畳まれるようになっている。
(オットマン本体70について)
図2及び図3に示されるように、オットマン本体70は、第1支持プレート40及び第2支持プレート42の表面側に配置されている。このオットマン本体70は、ウレタン等の発泡材によって製作された脚載せパッド72を有しており、脚載せパッド72が、図示しないフィニッシャを介して第1支持プレート40及び第2支持プレート42に支持されている。さらに、脚載せパッド72の表面側には、トリムが設けられており、トリムによって脚載せパッド72が覆われている。
そして、オットマン本体70が第1格納位置に配置されたときには、オットマン本体70は、SCフレーム14のシート前側の位置において、側面視でシート下側へ向かうに従いシート後側へ若干傾斜して配置されるように設定されている(図2参照)。
一方、オットマン本体70が、後述するスライド機構80によって第1格納位置から第2格納位置へスライドして、第2格納位置から脚載せ位置に回動されるときには、リンク機構22によって、オットマン本体70が、シート前側へ移動しつつ、シート上側に跳ね上げられるように回動するように構成されている(図3参照)。
(スライド機構80について)
図1、図4、及び図6に示されるように、スライド機構80は、オットマン装置20に設けられた第1ブラケット82と、SCフレーム14に設けられた第2ブラケット90と、「スライダ」としてのスライドボルト98と、を含んで構成されている。また、スライド機構80は、スライド機構80を作動させるためのスライド駆動部110(図4及び図6参照)を有している。そして、オットマン装置20が、スライド機構80によってSCフレーム14にスライド可能に連結されている。以下、スライド機構80の各構成について説明する。
(第1ブラケット82について)
図1及び図5に示されるように、第1ブラケット82は、金属の板材等によって構成されている。この第1ブラケット82は、シート幅方向に延在されると共に、シート左側から見た側面視で略L字形に形成されている。具体的には、第1ブラケット82は、シート上下方向を板厚方向として配置された略矩形板状のスライドプレート84と、スライドプレート84の前端部からシート上側へ延出されたフロントプレート86と、を含んで構成されている。そして、スライドプレート84の前端部とフロントプレート86の下端部とが溶接等によって接合されている。また、第1ブラケット82は、左右一対のベースブラケット26の間で且つ第1ロッド52(図5参照)のシート上側に配置されており、第1ブラケット82の長手方向両端部が、左右一対のベースブラケット26に溶接等によって接合されている。これにより、ベースブラケット26が第1ブラケット82によっても連結される構成になっており、第1ブラケット82がオットマン装置20と相対移動不能に構成されている。なお、本実施の形態では、第1ブラケット82が、別体のスライドプレート84とフロントプレート86とによって構成されているが、第1ブラケット82を一体部品として構成してもよい。
スライドプレート84の上面には、対を成すウェルドナット88F、88Rが、シート上下方向を軸方向として固定されている。このウェルドナット88F、88Rは、スライドプレート84のシート幅方向両端側の部分に、それぞれ配置されている。そして、対を成すウェルドナット88F、88Rが、シート前後方向に離間して配置されている。換言すると、前後一対のウェルドナット88F、88Rが、シート幅方向に並んで配置されている。また、スライドプレート84のシート左側部に配置された前後一対のウェルドナット88F、88Rと、スライドプレート84のシート右側部に配置された前後一対のウェルドナット88F、88Rとは、スライドプレート84のシート幅方向中心線に対して左右対称の位置に配置されている。そして、スライドプレート84には、ウェルドナット88F、88Rに対応する位置において、貫通孔が形成されている。
また、図5に示されるように、シート上下方向から見て、シート前側に配置されたウェルドナット88Fと、シート後側に配置されたウェルドナット88Rと、の間に、第1ロッド52が配置されるように、シート前後方向におけるウェルドナット88F、88Rの位置が設定されている。
(第2ブラケット90について)
図7(A)に示されるように、第2ブラケット90は、金属の板材等によって構成されている。また、第2ブラケット90は、ベースプレート92と、支持プレート94と、ベースプレート92及び支持プレート94を連結する複数(本実施の形態では4箇所)の連結プレート100と、を含んで構成されている。
ベースプレート92は、シート幅方向を長手方向とする略矩形板状に形成されて、シート上下方向を板厚方向として配置されている。ベースプレート92のシート幅方向両端側の部分には、シート下側且つシート幅方向外側へ略クランク状に屈曲されたクランク部92Aが形成されている。また、ベースプレート92のシート幅方向両端部には、それぞれ前後一対の溶接用溝部92Bが貫通形成されている。この前後一対の溶接用溝部92Bは、シート前後方向に延在されると共に、シート前後方向に並んで配置されている。そして、図6に示されるように、ベースプレート92のシート幅方向両端部が、SCフレーム14におけるサイドフレーム16のシート下側に配置されて、溶接用溝部92Bの位置において、サイドフレーム16のフランジ部16Aに溶接等によって接合されている。これにより、第2ブラケット90が、左右一対のサイドフレーム16に架け渡されている。
図6及び図7(B)に示されるように、ベースプレート92の前端部には、シート下側へ折り曲げられた左右一対の「折曲部」としてのベースフランジ92Cが形成されている。このベースフランジ92Cは、左右一対のクランク部92Aの間に位置において、シート幅方向に並んで配置されている。
図7(A)に示されるように、支持プレート94は、略矩形板状に形成されると共に、シート上下方向を板厚方向として、ベースプレート92のシート前側で且つシート上側に配置されている。そして、支持プレート94が、後述する連結プレート100によってベースプレート92に連結されている。また、支持プレート94は、SCフレーム14のおけるサイドフレーム16の前端部の間において、スライドプレート84のシート下側に配置されている(図1参照)。さらに、支持プレート94のシート幅方向中心線と、ベースプレート92のシート中心線と、が一致するように、シート幅方向における支持プレート94の位置が設定されている。
図1及び図5に示されるように、支持プレート94の前端部には、支持フロントプレート96が設けられている。支持フロントプレート96は、シート幅方向を長手方向とした略長尺板状に形成されると共に、シート前後方向を板厚方向として配置されており、支持フロントプレート96の上端部が、支持プレート94の前端部に溶接等によって接合されている。なお、本実施の形態では、支持プレート94と支持フロントプレート96とが別体の部材で構成されているが、支持プレート94と支持フロントプレート96を単一の部材で構成してもよい。すなわち、支持プレート94の前端部をシート下側へ折り曲げて、支持フロントプレート96としてもよい。
また、図7(A)に示されるように、支持プレート94には、シート幅方向両端側の部分において、シート前後方向に延在された左右一対の長孔94Aが形成されている。長孔94Aは、前述した前後方向に対を成すウェルドナット88F、88R(図1参照)に対応する位置に配置されている。また、長孔94Aの延在長さは、前後一対のウェルドナット88F、88Rの離間距離よりも長く設定されている。さらに、図1及び図5に示されるように、長孔94Aの内周部には、樹脂製のカラー95が一体に設けられている。このカラー95は、当該長孔の形状に対応した枠状に形成されて、長孔94Aの内周面を被覆すると共に、支持プレート94の上面よりもシート上側へ若干突出されている。これにより、支持プレート94には、カラー95の内側部分において、シート前後方向に延在された左右一対のスライド溝95Aが貫通形成されている。
左右一対のスライド溝95A内には、それぞれシート前後方向に対を成すスライドボルト98が、シート下側から挿入されている。このスライドボルト98は、段付ボルトとして構成されている。すなわち、スライドボルト98は、頭部98Aと、頭部98Aからシート上側へ延出された円柱状のボルト本体98Bと、ボルト本体98Bの上端からシート上側へ延出されたネジ部98Cと、を含んで構成されている。そして、スライドボルト98が、ワッシャWを介してシート下側からスライド溝95A内に挿入されて、スライドボルト98のネジ部98Cが、前述したウェルドナット88F、88Rにそれぞれ螺合されている。また、スライドボルト98がウェルドナット88F、88Rに螺合された状態では、ボルト本体98Bの上端が、カラー95よりもシート上側へ若干突出されるように設定されている。これにより、ボルト本体98Bがスライド溝95Aの内部をシート前後方向にスライドするように構成されている。換言すると、オットマン装置20(のベースブラケット26)に連結された第1ブラケット82が、支持プレート94にスライドボルト98によってシート前後方向にスライド可能に連結されると共に、支持プレート94によってシート下側から支持されている。
そして、以下の説明では、スライド機構80において、シート後側のスライドボルト98がスライド溝95Aの後端部に配置された位置を初期位置と称し、シート前側のスライドボルト98がスライド溝95Aの前端部に配置された位置をスライド位置(図5に示される位置)と称する。また、オットマン装置20の格納状態では、スライド機構80の初期位置においてオットマン本体70が第1格納位置に配置され、スライド機構80のスライド位置においてオットマン本体70が第2格納位置に配置されるようになっている。さらに、スライド機構80では、第1ブラケット82のスライド量(初期位置からスライド位置まで距離)が、一例として70mmに設定されている。
図5及び図7(A)に示されるように、連結プレート100は、略長尺板状に形成されて、支持プレート94のシート下側において、支持プレート94の前端から後端に亘ってシート前後方向に延在されている。具体的には、連結プレート100は、シート幅方向を板厚方向として、支持プレート94のスライド溝95Aに対してシート幅方向両側に配置されている。また、スライド溝95Aに対してシート幅方向外側に配置された連結プレート100は、支持プレート94のシート幅方向両端部のシート下側に配置されている。そして、連結プレート100の前端が支持フロントプレート96の後面に溶接等によって接合されると共に、連結プレート100の上端が支持プレート94の下面に溶接等によって接合されている。
連結プレート100の後端部は連結部100Aとされており、連結部100Aは、支持プレート94からシート後側へ突出されると共に、側面視でシート後側へ向かうに従いシート下側へ傾斜されている。図7(B)に示されるように、連結部100Aにおける下端部には、シート下側且つシート後側へ開放された切欠き部100Bが形成されている。そして、切欠き部100Bがベースプレート92の上面及びベースフランジ92Cの前面に溶接等によって結合されている。これにより、連結プレート100の後端部(連結部100A)がベースプレート92によってシート下側且つシート後側から支持される構成になっている。
(スライド駆動部110について)
図4及び図6に示されるように、スライド駆動部110は、前述した第1ロッド52と、スライドモータユニット116と、第1ロッド52をSCフレーム14に対してシート前後方向にスライドさせるためのスライド用送りねじ122と、を含んで構成されている。すなわち、スライド駆動部110が、所謂送りねじ機構として構成されている。さらに、前述した第1ロッド52が、スライド駆動部110及びリンク駆動部50において、共通に用いられる共用部品として構成されている。
第1ロッド52は、前述したように、リンク機構部24における左右一対のベースブラケット26に架け渡されている。この第1ロッド52には、後述するスライド用送りねじ122を第1ロッド52に連結させるための第2連結ブラケット112が設けられており、第2連結ブラケット112は、前述した第1連結ブラケット54に対してシート左側に配置されている。第2連結ブラケット112は、シート上側へ開放された略U字形状に形成されており、第2連結ブラケット112の先端部が、第1ロッド52に固定されている。また、第2連結ブラケット112内には、「スライド用支持部材」としてのスライド用ナット114が設けられている。スライド用ナット114は、第2連結ブラケット112にシート幅方向を軸方向として軸支されている。また、スライド用ナット114の内側には、シート前後方向に貫通された貫通孔が形成されており、貫通孔の内周部には、雌ネジが形成されている。
スライドモータユニット116は、スライド用ナット114のシート後側に配置されると共に、スライド用モータブラケット120を介してベースプレート92の下面に固定されている。このスライドモータユニット116は、スライド用モータ118を有しており、スライド用モータ118は、後述するスライド用送りねじ122に連結されている。また、スライド用モータ118には、前述した制御部66(図3参照)が電気的に接続されており、制御部66の制御によってスライド用モータ118が作動する構成になっている。
スライド用送りねじ122は、略丸棒状に形成されて、シート前後方向に延在されている。スライド用送りねじ122の後端部(一端部)は、スライドモータユニット116内に配置されて、スライドモータユニット116に回転可能に支持されると共に、スライド用モータ118に連結されている。これにより、スライド用モータ118が作動することで、スライド用送りねじ122が自身の軸回りに正回転又は逆回転するように構成されている。また、スライド用送りねじ122の外周部には、雄ネジが形成されている。そして、スライド用送りねじ122の前端側(他端側)の部分が、スライド用ナット114に螺合されている。
これにより、スライド用モータ118の作動によってスライド用送りねじ122が正回転又は逆回転することで、スライド用ナット114(第1ロッド52)がスライド用送りねじ122に対してシート前後方向に相対移動するようになっている。具体的には、スライド用送りねじ122が正回転すると、スライド用ナット114(第1ロッド52)がスライド用送りねじ122に対してシート前側へ相対移動するように構成されている。一方、スライド用送りねじ122が逆回転すると、スライド用ナット114(第1ロッド52)がスライド用送りねじ122に対してシート後側へ相対移動するように構成されている。これにより、スライド機構80の作動によって、第1ブラケット82(すなわち、オットマン装置20)が、第2ブラケット90(すなわち、SCフレーム14)に対してシート前後方向にスライドするように構成されている。
また、図3に示されるように、車両用シート10には、オットマン装置20及びスライド機構80を作動させるための操作部68が設けられており、操作部68は、制御部66に電気的に接続されている。この操作部68は、例えば、オットマン装置20を使用するときに操作される使用ボタンと、オットマン装置20を格納させるときに操作される格納ボタンと、を有している。そして、着座乗員が使用ボタンを操作すると、スライド機構80が作動して、スライド機構80の作動後にオットマン装置20のリンク機構22が作動するようになっている。これにより、オットマン本体70が、第1格納位置から第2格納位置に配置され、第2格納位置から脚載せ位置に配置されるようになっている。一方、着座乗員が格納ボタンを操作すると、オットマン装置20のリンク機構22が作動して、リンク機構22の作動後にスライド機構80が作動するようになっている。これにより、オットマン本体70が脚載せ位置から第2格納位置に配置され、第2格納位置から第1格納位置に配置されるようになっている。
次に本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成された車両用シート10では、リンク機構22及びスライド機構80の作動前において、オットマン本体70が第1格納位置に配置されている(図2参照)。すなわち、リンク機構22のリンク機構部24が折畳まれた状態にされており、スライド機構80のスライドプレート84が初期位置に配置されている。そして、オットマン装置20を使用するときには、着座乗員が使用ボタンを操作する。これにより、制御部66の制御によって、スライド機構80が作動し、スライド機構80の作動後にリンク機構22を作動して、オットマン本体70が第1格納位置から脚載せ位置に配置される。
具体的には、制御部66の制御によってスライド機構80のスライド用モータ118が作動して、スライド用送りねじ122が正回転する。このとき、スライド用送りねじ122がスライド用ナット114に対して相対回転して、スライド用ナット114がスライド用送りねじ122に対してシート前側へ相対移動する。そして、スライド用ナット114は、第1ロッド52を介してリンク機構部24のベースブラケット26に連結されているため、スライド用ナット114がスライド用送りねじ122に対してシート前側へ相対移動すると、ベースブラケット26が、スライド機構80の第1ブラケット82(スライドプレート84)と共に、シート前側へスライドする。これにより、第1ブラケット82(スライドプレート84)が初期位置からスライド位置にスライドすると共に、オットマン装置20(オットマン本体70)が、図2の矢印A方向側へスライドして、第1格納位置から第2格納位置に配置される。
また、スライド機構80の作動後には、制御部66の制御によってリンク機構22のリンク用モータ62が作動して、リンク用送りねじ64が正回転する。このとき、リンク用送りねじ64は、リンク用ナット56から伸長するように、リンク用ナット56に対して相対移動する。そして、リンク用送りねじ64の一端部は、リンクモータユニット60及び第2ロッド58を介して駆動リンク28に連結されている。このため、リンク用送りねじ64がリンク用ナット56に対して相対移動すると、リンクモータユニット60及び第2ロッド58が第1ロッド52に対してシート前側へ変位すると共に、駆動リンク28がリンクピンLPの軸回り(図2の矢印C方向側)に回動して、リンク機構部24が格納状態から展開される。これにより、リンク機構22が作動して、オットマン本体70が、図2の矢印B方向側へ回動して、第2格納位置から脚載せ位置に配置される(図3参照)。したがって、仮に、車両用シート10において、スライド機構80を省略した場合と比べて、脚載せ位置をシート前側の位置に設定することができる。
一方、オットマン本体70が脚載せ位置に配置された状態で、オットマン装置20を格納するときには、着座乗員が格納ボタンを操作する。これにより、制御部66の制御によって、リンク機構22が作動し、リンク機構22の作動後にスライド機構80が作動して、オットマン本体70が脚載せ位置から第1格納位置に配置される。
具体的には、制御部66の制御によってリンク機構22のリンク用モータ62が作動して、リンク用送りねじ64が逆回転する。このとき、リンク用送りねじ64は、リンク用ナット56側へ後退するように、リンク用ナット56に対して相対移動する。このため、駆動リンク28がリンクピンLPの軸回り(図3の矢印D方向側)に回動して、リンク機構部24が折畳まれる。これにより、リンク機構22が作動して、オットマン本体70が、図3の矢印E方向側へ回動して、脚載せ位置から第2格納位置に配置される(図3参照)。
また、リンク機構22の作動後には、制御部66の制御によってスライド機構80のスライド用モータ118が作動して、スライド用送りねじ122が逆回転する。このとき、スライド用送りねじ122がスライド用ナット114に対して相対回転して、スライド用ナット114がスライド用送りねじ122に対してシート後側へ相対移動する。そして、上述のように、スライド用ナット114は、第1ロッド52を介してリンク機構22のベースブラケット26に連結されているため、スライド用ナット114がスライド用送りねじ122に対してシート後側へ相対移動すると、ベースブラケット26が、スライド機構80の第1ブラケット82(スライドプレート84)と共に、シート後側へスライドする。これにより、第1ブラケット82(スライドプレート84)がスライド位置から初期位置にスライドされると共に、オットマン本体70が、図2の矢印F方向側へスライドして、第2格納位置から第1格納位置に配置される。
ここで、車両用シート10では、スライド機構80が、オットマン装置20とSCフレーム14との間に設けられており、オットマン装置20がスライド機構80によってSCフレーム14にスライド可能に連結している。このため、仮に、スライド機構をオットマン装置20に設ける場合(具体的には、オットマン本体70とリンク機構22との間に設ける場合)と比べて、オットマン装置20の大型化及び重量増加を抑制し且つ乗り心地性能を確保することができる。
すなわち、仮に、スライド機構をオットマン装置20に設ける場合には、例えば、オットマン本体70をシート前後方向にスライドさせるためのプレートと、当該プレートをスライドさせるための駆動部と、をオットマン本体70及びリンク機構22の間に配置させる必要がある。このため、側面から見て、オットマン本体70の長手方向及び厚み方向において、オットマン本体70の体格が大きくなる。そして、オットマン本体70の長手方向においてオットマン本体70の体格が大きくなると、オットマン本体70の第1格納位置及び第2格納位置において、オットマン本体70が車両の床部に干渉する虞がある。また、オットマン本体70の厚み方向においてオットマン本体70の体格が大きくなると、オットマン本体70の第1格納位置及び第2格納位置において、シートクッションに対するオットマン本体70のシート前側への突出量が大きくなる虞がある。
また、仮に、スライド機構をオットマン装置20に設けると、スライド機構の重量分だけオットマン装置20の重量が増加する。さらに、この場合には、オットマン本体70とリンク機構22との間に、オットマン本体70をスライドさせるための駆動部を配置させる必要があるため、オットマン装置20の構造が複雑になる。
また、仮に、スライド機構をオットマン本体70とリンク機構22との間に設ける場合には、オットマン本体70自体がスライドするため、スライド機構の有するガタなどが、オットマン本体70を介して着座乗員の脚部に直接的に伝達される。このため、着座乗員に対する乗り心地性能が悪化する虞がある。
これに対して、本実施の形態では、スライド機構80が、オットマン装置20とSCフレーム14との間に設けられている。このため、仮にスライド機構をオットマン本体70とリンク機構22との間に設ける場合と比べて、オットマン本体70の大型化及び重量増加を抑制することができる。また、オットマン本体70がスライド機構80を介さずにリンク機構22に連結されるため、スライド機構80の有するガタが、着座乗員に対して直接的に伝達されることを抑制できる。これにより、着座乗員に対する乗り心地性能を確保することができる。以上により、オットマン装置20の大型化及び重量増加を抑制し且つ乗り心地性能を確保することができる。
また、オットマン装置20における左右一対のリンク機構部24(ベースブラケット26)が、スライド機構80の第1ブラケット82によって連結されている。さらに、SCフレーム14の左右一対のサイドフレーム16が、スライド機構80の第2ブラケット90によって連結されている。このため、スライド機構80を活用して、左右一対のリンク機構部24及びSCフレーム14を補強することができる。
さらに、スライド機構80では、左右一対のスライド溝95Aが、第2ブラケット90に形成されており、スライド溝95A内には、第1ブラケット82に連結されたスライドボルト98が、スライド可能に設けられている。これにより、第1ブラケット82と第2ブラケット90とを簡易な構成でスライド可能に連結することができる。
また、上述のように、スライド機構80では、左右一対のリンク機構部24の間に第1ブラケット82が設けられており、左右一対のサイドフレーム16の間に第2ブラケット90が設けられている。このため、例えば、リンク機構を有する既存のオットマン装置を、スライド機構80によってSCフレーム14にスライド可能に連結させることができる。
さらに、スライド機構80の第2ブラケット90では、支持プレート94がベースプレート92に対してシート前側で且つシート上側に設けられており、支持プレート94がベースプレート92に連結プレート100によって連結されている。このため、スライドプレート84のシート下側に支持プレート94を近接して配置させつつ、支持プレート94とベースプレート92とを連結プレート100によって連結することができる。これにより、スライドボルト98のボルト本体98Bの軸長が極端に長くなることを抑制することができる。その結果、スライドボルト98がスライド溝95A内をシート前後方向にスライドするときの、スライド溝95Aの内周面に対するスライドボルト98の抉りを抑制することができる。したがって、第1ブラケット82(スライドプレート84)を第2ブラケット90(支持プレート94)に対して良好にスライドさせることができる。
また、連結プレート100の連結部100A(後端部)における下端部には、シート下側且つシート後側へ開放された切欠き部100Bが形成されており、切欠き部100Bがベースプレート92の上面及びベースフランジ92Cの前面に接合されている。これにより、第2ブラケット90の第1ブラケット82に対する支持強度を高くすることができると共に、オットマン装置20に対するスライド機構80の支持性能を高くすることができる。
すなわち、オットマン本体70が脚載せ位置に配置された状態では、リンク機構部24がシート前側へ展開され、オットマン本体70が、着座乗員の脚部をシート下側から支持する。すなわち、オットマン装置20が、ベースブラケット26を固定端とし、オットマン本体70を作用点とする片持ち梁のように構成されて、オットマン本体70にシート下側への荷重が作用する。このため、オットマン装置20の固定端(ベースブラケット26)には、シート左側から見て、反時計回りの回転モーメントが作用する。
一方、スライド機構80の第2ブラケット90では、支持プレート94が、ベースプレート92に対してシート前側及びシート上側に配置されて、連結プレート100によってベースプレート92に連結されている。さらに、支持プレート94には、スライドボルト98を介して第1ブラケット82(支持プレート94)が連結されており、支持プレート94が第1ブラケット82(支持プレート94)をシート下側から支持している。このため、連結プレート100に、上記と同様に回転モーメントが作用する。そして、上述のように、連結プレート100の切欠き部100B(後端部)がベースプレート92の上面及びベースフランジ92Cの前面に接合されている。このため、連結プレート100の回転をベースフランジ92Cがシート後側から受け止めるように作用する。これにより、仮に、連結プレート100の連結部100Aをベースプレート92の上面のみで接合する場合と比べて、第2ブラケット90の第1ブラケット82に対する支持強度を高くすることができる。その結果、オットマン装置20に対するスライド機構80の支持性能を高くすることができる。
また、スライド機構80はスライド駆動部110を有しており、スライド駆動部110が作動することで、第1ブラケット82が初期位置とスライド位置との間をシート前後方向にスライドする。そして、スライド駆動部110は、スライド用モータ118の作動によって回転するスライド用送りねじ122と、スライド用送りねじ122の回転によってスライド用送りねじ122の軸方向に移動するスライド用ナット114と、含んで構成されており、スライド用ナット114が第1ロッド52に連結されている。すなわち、スライド駆動部110は、所謂送りねじ機構として構成されている。これにより、簡易な構成で第1ブラケット82(すなわち、オットマン装置20)をシート前後方向に自動でスライドさせることができる。
さらに、スライド機構80では、支持プレート94に形成された左右一対のスライド溝95A内に、それぞれ2個のスライドボルト98がシート前後方向に離間して配置されている。このため、仮にスライド溝95A内に1個のスライドボルト98を配置する構成と比べて、第1ブラケット82のスライド時における、第1ブラケット82の支持プレート94に対する相対回転を抑制することができる。これにより、第1ブラケット82(オットマン装置20)が、支持プレート94(SCフレーム14)に対してスライドするときの、スライドボルト98のスライド溝95Aの内周面に対する抉りを効果的に抑制することができる。その結果、スライド溝95A内において、スライドボルト98をスムースにスライドさせることができる。
また、スライド機構80では、シート下側から見て、第1ロッド52が、シート前側に配置されたスライドボルト98とシート後側に配置されたスライドボルト98との間に配置されている。このため、第1ロッド52をシート前後方向にスライドさせるための駆動力が、前後一対のスライドボルト98の間において作用する。これにより、第1ブラケット82のスライド時における、第1ブラケット82の支持プレート94に対する相対回転を一層効果的に抑制することができる。したがって、第1ブラケット82(オットマン装置20)が、支持プレート94(SCフレーム14)に対してスライドするときの、スライドボルト98のスライド溝95Aの内周面に対する抉りを一層効果的に抑制することができる。
また、第1ロッド52が、スライド機構80におけるスライド駆動部110と、リンク機構22におけるリンク駆動部50と、において、共通に用いられる共用部品として構成されている。このため、部品点数の増加を抑制しつつ、スライド駆動部110及びリンク駆動部50を車両用シート10に設けることができる。また、第1ロッド52がスライド駆動部110及びリンク駆動部50における共用部品として構成されているため、車両用シート10におけるスライド駆動部110及びリンク駆動部50の設置スペースが大きくなることを抑制できる。したがって、スライド駆動部110及びリンク駆動部50において、効率のよい配置構造を実現することができる。
なお、本実施の形態では、スライド機構80が第1ブラケット82及び第2ブラケット90を有しており、第1ブラケット82が第2ブラケット90に対してスライド可能に連結されているが、スライド機構80の構成は、これに限らない。例えば、スライド機構80を、ベースブラケット26に相対移動不能に設けられたスライダと、サイドフレーム16に設けられたレールと、によって構成してもよい。この場合には、レールがシート前後方向に延在されると共に、スライダがレールにスライド可能に連結される構成になる。
また、本実施の形態では、スライド機構80がスライド駆動部110を有しており、スライド駆動部110が作動することで、オットマン装置20がシート前後方向に自動でスライドする構成になっている。これに代えて、スライド機構80において、スライド駆動部110を省略して、オットマン装置20をシート前後方向に手動でスライドする構成にしてもよい。この場合には、例えば、スライドボルト98のシート前後方向の移動を阻止するロック機構を、第2ブラケット90の支持プレート94に設ける。また、ロック機構によるスライドボルト98に対するロック状態を解除させる解除レバーを、シート本体12の側方に設けてもよい。そして、着座乗員が解除レバーを操作して、ロック機構によるスライドボルト98に対するロック状態を解除させて、オットマン装置20を手動でスライドさせてもよい。
また、本実施の形態では、制御部66の制御によって、リンク機構22及びスライド機構80が作動して、オットマン本体70が、第1格納位置から第2格納位置に配置され、第2格納位置から脚載せ位置に配置されるようになっている。これに代えて、オットマン本体70を、第1格納位置と第2格納位置との間の任意の位置に配置させるように、スライド機構80の作動を制御部66によって制御してもよい。この場合には、例えば、操作部68における使用ボタンを、スライド機構80の作動用の使用ボタンと、リンク機構22の作動用の使用ボタンとの2つのボタンで構成してもよい。そして、スライド機構80の作動用の使用ボタンを操作することで、オットマン本体70を、第1格納位置と第2格納位置との間の任意の位置に配置させるように構成してもよい。
また、本実施の形態のスライド機構80では、第2ブラケット90の支持プレート94にスライド溝95Aが形成されており、スライド溝95A内に配置されたスライドボルト98によって、第1ブラケット82(スライドプレート84)が、支持プレート94にスライド可能に連結されている。これに代えて、第1ブラケット82のスライドプレート84にスライド溝95Aを形成し、スライド溝95A内に配置されたスライドボルト98によって、第1ブラケット82(スライドプレート84)を支持プレート94にスライド可能に連結してもよい。この場合には、第2ブラケット90の支持プレート94の下面にウェルドナット88F、88Rが固定される構成になる。
また、本実施の形態のスライド機構80では、スライドボルト98がスライド溝95A内をシート前後方向にスライドする構成になっているが、スライドボルト98の構成はこれに限らない。例えば、スライドボルト98に、ボルト本体98Bが挿入される略円筒形状のローラを設けて、当該ローラが、スライド溝95A内において、ボルト本体98Bの軸回りに回転する構成にしてもよい。これにより、スライド溝95A内において、スライドボルト98をよりスムースにスライドさせることができる。
10 車両用シート
14 シートクッションフレーム
16 サイドフレーム
20 オットマン装置
24 リンク機構部
50 リンク駆動部
52 第1ロッド(ロッド)
56 リンク用ナット(リンク用支持部材)
62 リンク用モータ
70 オットマン本体
80 スライド機構
82 第1ブラケット
90 第2ブラケット
92 ベースプレート
92C ベースフランジ(折曲部)
94 支持プレート
95A スライド溝
98 スライドボルト(スライダ)
100 連結プレート
110 スライド駆動部
114 スライド用ナット(スライド用支持部材)
118 スライド用モータ

Claims (8)

  1. シートクッションフレームのシート前側に設けられ、作動することで格納位置と脚載せ位置との間で回動されるオットマン本体を有するオットマン装置と、
    前記シートクッションフレームと前記オットマン装置との間に設けられ、前記オットマン装置を前記シートクッションフレームにシート前側へスライド可能に連結するスライド機構と、
    を備えた車両用シート。
  2. 前記オットマン装置は、前記オットマン本体と前記スライド機構とを連結する左右一対のリンク機構部を有しており、
    前記スライド機構は、
    左右一対の前記リンク機構部を連結する第1ブラケットと、
    前記シートクッションフレームを構成する左右一対のサイドフレームを連結する第2ブラケットと、
    前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットの一方に形成され、シート前後方向に延在された左右一対のスライド溝と、
    前記スライド溝の内部にスライド可能に設けられ、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットの他方に連結されたスライダと、
    を含んで構成されている請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記第2ブラケットは、
    左右一対の前記サイドフレームを連結するベースプレートと、
    前記ベースプレートに対してシート前側で且つシート上側に設けられ、前記スライド溝が形成された支持プレートと、
    前記ベースプレートと前記支持プレートとを連結する連結プレートと、
    を含んで構成されている請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記ベースプレートの前端部には、シート下側へ折り曲げられた折曲部が形成されており、前記連結プレートが、前記ベースプレートの上面及び前記折曲部の前面に接合されている請求項3に記載の車両用シート。
  5. 左右一対の前記スライド溝の内部には、それぞれ2個の前記スライダがシート前後方向に離間して設けられている請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の車両用シート。
  6. 前記スライド機構は、前記第1ブラケットをシート前後方向にスライドさせるスライド駆動部を有しており、
    前記スライド駆動部は、
    シート幅方向に延在され、左右一対の前記リンク機構部を連結するロッドと、
    前記第2ブラケットに設けられたスライド用モータと、
    シート前後方向に延在されると共に、後端部が前記スライド用モータに連結され、前記スライド用モータの駆動力によって回転されるスライド用送りねじと、
    前記ロッドに設けられ、前記スライド用送りねじの前端側を回転可能に支持すると共に、前記スライド用送りねじが回転することで前記スライド用送りねじの軸方向に相対移動されるスライド用支持部材と、
    を含んで構成されている請求項2〜請求項5の何れか1項に記載の車両用シート。
  7. シート下側から見て、前記ロッドが、シート前側に配置された前記スライダとシート後側に配置された前記スライダとの間に配置されている請求項5を引用する請求項6に記載の車両用シート。
  8. 前記オットマン装置は、前記リンク機構部を作動させるリンク駆動部を有しており、
    前記リンク駆動部は、
    前記リンク機構部に連結されたリンク用モータと、
    一端部が前記リンク用モータに連結され、前記リンク用モータの作動によって回転されるリンク用送りねじと、
    前記ロッドに設けられ、前記リンク用送りねじの他端側を回転可能に支持すると共に、前記リンク用送りねじの回転によって前記リンク用送りねじの軸方向に相対移動されるリンク用支持部材と、
    を含んで構成されている請求項5〜請求項7の何れか1項に記載の車両用シート。
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