JP6104686B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
シート本体を収納する機構としては、シートクッションと車体フロアとの間を連結し、車体フロアに対して回動する回動リンクが知られている。この回動リンクの回転によって、シートクッション及びシートバックを収納位置に移動させることができる(例えば、特許文献1参照)。
シート本体の収納操作時には、シートバックをシートクッション側に折り畳んだ上で、リンクを車体フロアに対してシート前方側へ回転させることで、シート本体を収納凹部に収納可能な構成となっている。
また、ガススプリングは、常にシートクッション側に付勢力が付与されるように構成されており、シートクッションを下方から支持すると共に、シート収納操作をアシストする。
しかしながら、特許文献1のシートでは、着座可能状態のときにガススプリングがシートクッションを上方側に付勢することでシートの着座安定性が向上するものの、収納状態のときにシートの収納安定性を向上させる配慮はなされていなかった。
そのため、シンプルな構造で、シート収納状態のときにシートの収納安定性を向上させた車両用シートが望まれていた。同時に、シートのコンパクト化及び耐久性の向上が望まれていた。
また、本発明の他の目的は、シートのコンパクト化及び耐久性の向上を実現させた、車体フロア側に収納可能な車両用シートを提供することにある。
つまり、シンプルな構造で、第2状態のときにシート本体の安定性を向上させた、第1状態から第2状態に移動可能な車両用シートを提供できる。
上記構成により、着座可能状態から収納状態へ切り替え可能な車両用シートであって、シンプルな構造で、シート本体の収納安定性を向上させた、車体フロア側に収納可能な車両用シートを提供できる。
上記構成により、延出方向の外側に向かって付勢力を付与する付勢部材において、シートクッションに取り付けられた一端が、収納状態のときに、車体フロアに連結された他端よりも下方に配置されることで、シート本体の収納安定性を向上させた車両用シートの構造が明確となる。
上記構成により、付勢部材は、着座可能状態のときにシートクッションを上方に付勢することでシートの着座安定性を向上させると共に、収納状態のときにシートクッションを下方に付勢することでのシートの収納安定性を向上させることができる。
また、付勢部材は、シートクッションを付勢しながら回動リンクと共に回転するため、シート収納操作及びシート復帰操作をアシストすることができる。
上記構成により、回動リンクは、リンク付勢部材によって、シートクッションを収納位置側へ移動させるように回転可能であるため、シート本体の収納操作性が向上する。
また、シート本体をシート後方の収納位置に収納可能な車両用シートにおいて、付勢部材が、着座可能状態のときに回動リンクよりも前方に配置されているため、シート収納操作及びシート復帰操作を一層アシストし易くできる。
上記構成により、サイドフレームに付勢部材を取り付ける際の作業性が向上する。また、シート収納操作時に付勢部材と連結部材との干渉を抑制し易い構造となる。
上記構成により、シート前後方向において回動リンクと付勢部材とをコンパクトに配置することができる。また、シート収納操作及びシート復帰動作において回動リンク及び付勢部材の回動動作がし易くなる。
上記構成により、シート幅方向において第3回動リンクと付勢部材とをコンパクトに配置できる。
上記構成により、第3回動リンクを第1回動リンク及び第2回動リンクに拘束されることなく自由に配置することができる。
上記のように、付勢部材及び第3回動リンクは、第2回動リンクと車体フロアとを連結するリンク連結部材を利用して車体フロアに連結されるため、部品点数を削減し、省資源化を図ることができる。
上記のように、サイドフレームの一方は、閉断面連結部と開口部とを備え、付勢部材は、シート前後方向において補強サイドフレームのうち、開口部に対応する位置に一端が取り付けられているため、サイドフレームに付勢部材を取り付ける際の取り付け作業性が向上する。また、付勢部材が、サイドフレームのうち、剛性が向上した閉断面連結部の後方部分に取り付けられるため、付勢部材の取り付け部分の支持剛性が高まり耐久性が上がる。
つまり、シンプルな構造で、第2状態のときにシート本体の安定性を向上させた、第1状態から第2状態に移動可能な車両用シートを提供できる。
本発明によれば、着座可能状態から収納状態へ切り替え可能な車両用シートであって、シンプルな構造で、シート本体の収納安定性を向上させた、車体フロア側に収納可能な車両用シートを提供できる。
本発明によれば、延出方向の外側に向かって付勢力を付与する付勢部材において、シートクッションに取り付けられた一端が、収納状態のときに、車体フロアに連結された他端よりも下方に配置されることで、シート本体の収納安定性を向上させた車両用シートの構造が明確となる。
また、付勢部材は、シートクッションを付勢しながら回動リンクと共に回転するため、シート収納操作及びシート復帰操作をアシストすることができる。
本発明によれば、回動リンクは、リンク付勢部材によってシートクッションを収納位置側へ移動させるように回転可能であるため、シート本体の収納操作性が向上する。
また、シート本体をシート後方の収納位置に収納可能な車両用シートにおいて、付勢部材が、着座可能状態のときに回動リンクよりも前方に配置されているため、シート収納操作及びシート復帰操作を一層アシストし易くできる。
本発明によれば、サイドフレームに付勢部材を取り付ける際の作業性が向上する。また、シート収納操作時に付勢部材と連結部材との干渉を抑制し易い構造となる。
本発明によれば、シート幅方向において第3回動リンクと付勢部材とをコンパクトに配置できる。
本発明によれば、第3回動リンクを第1回動リンク及び第2回動リンクに拘束されることなく自由に配置することができる。
本発明によれば、サイドフレームの一方は、閉断面連結部と開口部とを備え、付勢部材は、シート前後方向において補強サイドフレームのうち、開口部に対応する位置に一端が取り付けられているため、サイドフレームに付勢部材を取り付ける際の取り付け作業性が向上する。また、付勢部材が、サイドフレームのうち、剛性が向上した閉断面連結部の後方部分に取り付けられるため、付勢部材の取り付け部分の支持剛性が高まり耐久性が上がる。
なお、車両用シートのシートバックに対して乗員が着座する側がシート前方側となる。
車両用シートSは、図1に示すように、シートバック1と、シートクッション2と、ヘッドレスト3とを備えるシート本体と、図2に示すように、上端がシートクッション2の前端部に取り付けられ、下端が車体フロア側に着脱可能に連結される着脱脚30と、上端がシートクッション2の後端部に取り付けられ、下端が車体フロア側に回動可能に連結される回動リンク40とピストンダンパ47と、回動リンク40及び着脱脚30を連結する伝達部材46と、から主に構成されている。
なお、ピストンダンパ47が、特許請求の範囲の付勢部材に相当する。
車両用シートSの後方側には、図2に示すように、車体フロアに形成された凹型の収納スペースとしての収納位置が設けられている。
具体的には、車両用シートSは、着座可能状態にあるときに、乗員が図1に示す操作ストラップ4を引っ張ると、シートバック1がシートクッション2側に前倒れして折り畳まれる。その後、折り畳まれたシート本体はシート後方に跳ね上げ回転し、沈み込む方向へ移動する。そして、シート本体が収納位置に収納されるようになる。
シートクッション2は、乗員を下方から支持する着座部であって、骨格となる図2に示すクッションフレーム20に、クッションパッド2aを載置して、クッションパッド2aの上から表皮2bによって被覆されて構成されている。
ヘッドレスト3は、乗員の頭を後方から支持する頭部であって、芯材となる不図示のピラーにクッションパッド3aを載置して、表皮3bで被覆されて構成されている。
連結ブラケット11は、上下方向に延出する板金部材からなり、シート側面側から見て略弓形状に形成されており、連結ブラケット11の上端部がバックフレーム10と連結され、その下端部がクッションフレーム20と連結されている。
連結ブラケット11上端部の左右外側面には、クッションフレーム20に対してバックフレーム10を回動可能に連結するリクライニング装置12が取り付けられている。
リクライニング装置12は、バックフレーム10の回動動作をロック可能であって、バックフレーム10を起立状態にロックし、図1に示す操作ストラップ4が引っ張られることでロック解除し、渦巻きバネの付勢力によってバックフレーム10を前方側に回転させてクッションフレーム20側に折り畳むことができる。
なお、前方連結パイプ22と後方連結パイプ23とが、特許請求の範囲の連結部材に相当する。
右側のサイドフレーム21には、前後方向においてサイドフレーム21に対向配置された補強サイドフレーム21aが取り付けられている。
補強サイドフレーム21aは、ピストンダンパ47が取り付けられた側のサイドフレーム21を補強する部材であり、前方部分において前方連結パイプ22と連結され、後方部分において後方連結パイプと連結されており、上端及び下端には、左右外側に屈曲された不図示のフランジ部が形成されている。
閉断面連結部21bは、サイドフレーム21の上端フランジ部及び下端フランジ部と、補強サイドフレーム21aの上端フランジ部及び下端フランジ部とが、それぞれ前方連結パイプ22を挟み込むように連結されて略閉断面構造を形成している。
補強サイドフレーム21aの左右側面のうち、開口部21cに対応する部分には、不図示の回動ボルトをシート左右方向に締結することでピストンダンパ47の上端部が回動可能に連結されている。
後方連結パイプ23には、その下端部に回動リンク40を回動可能に連結するための左右2つの連結ブラケット23aが取り付けられている。連結ブラケット23aは、不図示の回動ボルトをシート左右方向に締結することで回動リンク40の上端部を回動可能に支持している。
複数のバネ部材25が、図3に示すように、左右方向に所定の間隔をおいて配設され、前後方向に略平行となるように蛇行しながら延出している。
3つのバネ部材25のうち、右側のバネ部材25と補強サイドフレーム21aとは、左右方向において離間しており、シート収納移動時に互いに干渉することなく、コンパクトに収納されることになる。
なお、バネ部材25の代わりに弾性ゴム等の弾性体を用いても良い。
着脱脚30は、その上端部に配置され、着脱脚30の回動中心となる脚回動軸30aと、下端部に配置され、係合フック32を車体フロアのストライカ33に着脱可能に係合ロックするロック装置31と、を備えている。
脚回動軸30aには、不図示の付勢バネが取り付けられており、着脱脚30は、付勢バネの付勢力によって車体フロア側のストライカ33に係合可能な位置に配置される。
着脱脚30は、伝達部材46を介して回動リンク40と連結されており、ロック装置31のロック解除後、回動リンク40の回転に連動して脚回動軸30aを中心としてシート後方側に回転し、シートクッション2側に折り畳まれる構成となっている。
また、ロック装置31は、不図示のケーブル部材を介して不図示の切り替え装置と連結されており、切り替え装置によって係合フック32をストライカ33にロック可能なロック可能状態と、ロック不能なロック不能状態とに切り替え可能な構成となっている。
第1回動リンク41及び第2回動リンク42は、前後方向において対向位置に配置されており、第3回動リンク43は、第1回動リンク41及び第2回動リンク42よりもやや後方に配置されている。
また、第3回動リンク43よりも右側には、長尺部材からなるピストンダンパ47が配置されている。
第2回動リンク42は、円筒のパイプ部材を略L字形状に折り曲げて形成されており、図4に示すように、その長尺部分が第1回動リンク41に沿うように配置され、L字形状の短尺部分が、第1回動リンク41に向かって左右方向に延出して連結されている。
上記構成により、回動リンク40の剛性が向上する。また、第2回動リンク42の短尺部分を連結部として用いているため、部品点数を減らすることができる。
第3回動リンク43は、同様に上端がシートクッション2後端部に取り付けられた連結ブラケット23aに回動可能に連結され、下端がリンク回動軸45として車体フロア側に連結されて構成されており、シート本体の収納操作時に、シートクッション1が所定の軌道に沿って収納位置に移動するようにガイドする。
なお、シートクッション2を支持する第1回動リンク41及び第2回動リンク42のリンク回動軸44が、第3回動リンク43のリンク回動軸45よりも前方かつ上方に配置されており、シートクッション2の支持剛性を高めている。
回動リンク40は、図3に示すように、シートクッション2を介して着脱脚30と連結されている。そのため、回動リンク40は、着座可能状態のときに着脱脚30と車体フロア側のストライカ33とがロックされることから、リンク付勢バネに抗してシートクッション2を下方から支持する位置に保持される構成となる。
また、回動リンク40は、着脱脚30とストライカ33とのロック解除後、リンク付勢バネの付勢力によってシートクッション2を収納位置まで移動させるようにリンク回動軸44、45を中心として回転する構成となる。
伝達部材46は、図2に示すように、長尺な伝達本体部46aと、第2回動リンク42に左右方向で軸支される伝達回動軸46bと、一端が伝達本体部46aの前端に回動可能に連結され、他端が着脱脚30のうち、脚回動軸30aよりも下方部分に固定された伝達リンク46cと、から構成されている。
伝達リンク46cは、伝達リンク回動軸46dを中心として着脱脚30をシートクッション2側に折り畳み回転させるように回転する構成となっている。具体的には、伝達リンク46cのうち、伝達リンク回動軸46dが、シートクッション2に対して前方側に相対移動することで、言い換えれば、脚回動軸30aに近づく方向に移動することで、伝達リンク46cが着脱脚30と共にシート後方側に回転する構成となる。
なお、伝達リンク46cは左右方向に折り曲げられた略クランク形状からなり、伝達リンク回動軸46dは脚回動軸30aよりも左右外側に配置されており、互いに干渉しない構成となっている。
ピストンダンパ47は、図3に示すように、上端が補強サイドフレーム21aの側面に回動可能に取り付けられ、下端が車体フロア側に取り付けられたダンパ回動軸47aに連結されて構成される。
ダンパ回動軸47aには、不図示の付勢バネが取り付けられており、ピストンダンパ47は、回動リンク40と同様に、付勢バネによって常にダンパ回動軸47aを中心として収納位置側に付勢されている。
ピストンダンパ47は、着座可能状態にあるとき、付勢バネに抗してシートクッション2を支持する位置に保持される。
ピストンダンパ47は、着座可能状態からシート収納状態へ切り替わったときに、図6(b)に示すように、水平面に対してやや後傾した配置となる。すなわち、ピストンダンパ47のうち、シートクッション2に取り付けられた側の端部が、ダンパ回動軸47aよりも下方に配置される。その結果、シート収納状態のときに、ピストンダンパ47は、シートクッション2を下方に付勢することになる。
ここで、シート収納状態のときに、ピストンダンパ47の付勢力が上向きに作用する構成にしてしまうと、シート本体が急に跳ね上がって乗員に衝突する恐れがある。一方で、本実施形態の構成であれば、ピストンダンパ47の付勢力が下向きに作用するので、シート本体と乗員との衝突を抑制することが可能となる。
また、ピストンダンパ47及び第3回動リンク43は、第2回動リンク42と車体フロアとを連結するリンク連結部材42bを利用して車体フロアに連結されている。
また、ピストンダンパ47は、図2に示すように、着座可能状態のときに前後方向において第1回動リンク41及び第2回動リンク42と車体フロアに対して同じ傾斜角度で後傾して配置される。
具体的には、回動リンク40が、リンク回動軸44を中心としてシート後方に回転する。回動リンク40の後方回転に連動してピストンダンパ47も同様に後方回転し、シートクッション2を上方に付勢するピストンダンパ47の上方付勢力が徐々に低下していく。
ピストンダンパ47の上方付勢力の低下に伴い、回動リンク40上端の回動軸42aに連結されたシートクッション2、及びシートクッション2に連結された着脱脚30が、自重によって回動軸42aを中心としてシート下方に回転する。
シートクッション2及び着脱脚30の下方回転に伴い、着脱脚30に固定された伝達リンク46cは、同様に回動軸42aを中心としてシート下方に回転する。
その結果、伝達本体部46aが伝達回動軸46bを中心としてシート下方に回転すると共に、伝達本体部46aと伝達リンク46cとを連結する伝達リンク回動軸46dが、シートクッション2に対して前方側に相対移動することになる。そして伝達リンク46cと共に着脱脚30がシート後方側に回転する構成となる。
次に、図5及び図6に基づいて車両用シートSを着座可能状態から収納状態へ移動させる動作を説明する。
車両用シートSが図5(a)に示す着座可能状態にあるとき、シートバック1は、リクライニング装置12によって起立状態にロックされており、シートクッション2は、着脱脚30及び回動リンク40によって下方から支持される構成となる。
このとき、ロック装置31では、係合フック32がストライカ33に係合したロック状態となっている。
乗員が操作ストラップ4を引っ張ることで、図5(b)に示すように、リクライニング装置12のロックが解除され、シートバック1は、不図示の渦巻きバネの付勢力によって、回動軸13を中心としてシートクッション2側に折り畳み回転を開始する。
シートバック1が所定の回転位置まで折り畳まれたとき、ロック装置31が着脱脚30の係合フック32とストライカ33とのロックを解除し、回動リンク40が、リンク付勢バネの付勢力によってシートクッション2を収納位置まで移動させるように回転開始する。このとき、ピストンダンパ47がシートクッション2を上方に付勢するため、ロック解除に伴い、シートクッション2が跳ね上がるように移動する。
なお、不図示の切り替え装置と、ロック装置31とが不図示のケーブル部材で連結されており、シートバック1が所定の回転位置まで折り畳まれたとき、切り替え装置によってケーブル部材の一端が引っ張られ、ケーブル部材の他端に連結されるロック装置31のロックを解除する構成となっている。
また、ケーブル部材が常に引っ張られることで、ロック装置31はロック不能状態に維持される。
詳しく言うと、着脱脚30の上端と回動リンク40の上端とが、伝達部材46によって連結されており、回動リンク40の回転が伝達部材46によって着脱脚30に伝達される。その結果、着脱脚30は、回動リンク40がシート後方に回転し始めると、シートクッション2側に折り畳み回転し始めるようになる。
次に、図7及び図8に基づいて車両用シートSを収納状態から着座可能状態へ復帰させる動作を説明する。
車両用シートSを収納状態から着座可能状態へ復帰させるときには、図7(b)に示すように、例えば、乗員が手動でシート本体を上方に引き起こす。
回動リンク40は、シート本体を引き起こすことで、シートクッション2を着座位置に移動させるようにリンク回動軸44を中心としてシート前方側に回転する。
このとき、着脱脚30は、回動リンク40の回転に連動して、シートクッション2側に折り畳まれた状態から脚回動軸30aを中心としてシート前方側に回転する。
シートバック1が、図8(b)に示すように、所定の回転位置まで引き起こされたとき、着座可能状態の位置に戻る。
上記一連の動作によって、車両用シートSが着座可能状態に復帰完了する。
同様に係合フック32に係合可能なフロア係合部であれば、ストライカ33の形状に限定されることなく、適宜変更可能である。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、着脱脚30、ロック装置31、回動リンク40、及び第2ロック装置50の配置や構成について、上記の実施形態にて説明したものは、あくまで一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
1 シートバック
1a、2a、3a クッションパッド
1b、2b、3b 表皮
2 シートクッション
3 ヘッドレスト
4 操作ストラップ
10 バックフレーム
11 連結ブラケット
12 リクライニング装置
13 回動軸
20 クッションフレーム
21 サイドフレーム
21a 補強サイドフレーム
21b 閉断面連結部
21c 開口部
22 前方連結パイプ
22a 連結ブラケット
23 後方連結パイプ
23a 連結ブラケット
24 パンフレーム
25 バネ部材
30 着脱脚
30a 脚回動軸
31 ロック装置
32 係合フック
33 ストライカ
40 回動リンク
41 第1回動リンク
42 第2回動リンク
42a 回動軸
42b リンク連結部材
43 第3回動リンク
44、45 リンク回動軸
46 伝達部材
46a 伝達本体部
46b 伝達回動軸
46c 伝達リンク
46d 伝達リンク回動軸
47 ピストンダンパ
47a ダンパ回動軸
Claims (11)
- 第1状態と、シートクッションを前記第1状態よりも低位置に移動させた第2状態との間で切り替え可能な車両用シートであって、
一端が前記シートクッションに取り付けられ、他端が車体フロアに回動可能に連結され、前記シートクッションを前記低位置側へ移動させるように回転可能な回動リンクと、
一端が前記シートクッションに取り付けられ、他端が前記車体フロアに連結され、前記第2状態のときに前記シートクッションを下方に付勢する付勢部材と、を備え、
前記第1状態は、乗員が着座可能な着座可能状態であり、
前記第2状態は、前記シートクッションを前記車体フロアに形成された収納位置に収納させた収納状態であり、
前記付勢部材の前記一端は、前後方向における前記シートクッションの略中央と、前記回動リンクの前記一端が前記シートクッションに取り付けられる位置との間に取り付けられることを特徴とする車両用シート。 - 第1状態と、シートクッションを前記第1状態よりも低位置に移動させた第2状態との間で切り替え可能な車両用シートであって、
一端が前記シートクッションに取り付けられ、他端が車体フロアに回動可能に連結され、前記シートクッションを前記低位置側へ移動させるように回転可能な回動リンクと、
一端が前記シートクッションに取り付けられ、他端が前記車体フロアに連結され、前記第2状態のときに前記シートクッションを下方に付勢する付勢部材と、を備え、
前記シートクッションは、骨格となるクッションフレームを備え、
前記クッションフレームは、シート幅方向において左右側方に配置されるサイドフレームと、左右の前記サイドフレームを連結する連結部材と、を備え、
前記付勢部材の前記一端は、前記サイドフレームのうち、前記連結部材が連結された部分と異なる位置に取り付けられ、
左右の前記サイドフレームのうち、少なくとも一方は、
シート前後方向において前記サイドフレームに対向配置された補強サイドフレームと、
前記補強サイドフレームと連結されて略閉断面構造を形成する閉断面連結部と、
前記閉断面連結部よりも後方において前記補強サイドフレームとシート幅方向に離間して形成された開口部と、を備え、
前記付勢部材の前記一端は、シート前後方向において前記補強サイドフレームのうち、前記開口部に対応する位置に取り付けられていることを特徴とする車両用シート。 - 前記第1状態は、乗員が着座可能な着座可能状態であって、
前記第2状態は、前記シートクッションを前記車体フロアに形成された収納位置に収納させた収納状態であることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。 - 前記回動リンクは、シート幅方向において前記シートクッションの一端側に配置された第1回動リンクと、前記シートクッションの他端側に配置された第2回動リンクと、を備え、
前記付勢部材は、前記着座可能状態のときに、シート前後方向において前記第1回動リンク及び前記第2回動リンクのうち、少なくとも一方と前記車体フロアに対して同じ傾斜角度で傾斜していることを特徴とする請求項1又は3に記載の車両用シート。 - 前記付勢部材は、前記付勢部材の延出方向の外側に向かって付勢力を付与し、
前記シートクッションに取り付けられた前記付勢部材の前記一端が、前記収納状態のときに、前記車体フロアに連結された他端よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1、3又は4に記載の車両用シート。 - 前記付勢部材は、
他端が前記車体フロアに回動可能に連結され、前記シートクッションを付勢しながら前記回動リンクと共に回転し、
前記着座可能状態のときに、前記シートクッションを上方に付勢することを特徴とする請求項1、3〜5のいずれかに記載の車両用シート。 - 前記付勢部材は、前記着座可能状態のときに、前記回動リンクよりも前方に配置されていることを特徴とする請求項1、3〜6のいずれかに記載の車両用シート。
- 前記シートクッションは、骨格となるクッションフレームを備え、
前記クッションフレームは、シート幅方向において左右側方に配置されるサイドフレームと、左右の前記サイドフレームを連結する連結部材と、を備え、
前記付勢部材の前記一端は、前記サイドフレームのうち、前記連結部材が連結された部分と異なる位置に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。 - 前記回動リンクは、前記第1回動リンク及び前記第2回動リンクよりもシート後方に配置された第3回動リンクを備え、
前記付勢部材は、シート幅方向において前記第3回動リンクのうち、少なくとも一部分と重なる位置に配置され、
前記第1回動リンク及び前記第2回動リンクは、シート前後方向において対向位置に配置され、
前記第3回動リンクは、前記第1回動リンク又は前記第2回動リンクよりもシート幅方向外側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート。 - 前記付勢部材及び前記第3回動リンクは、前記第2回動リンクよりもシート幅方向外側に配置され、
前記第2回動リンクと前記車体フロアとを連結するリンク連結部材を備え、
前記付勢部材及び前記第3回動リンクは、前記リンク連結部材を介して前記車体フロアに連結されることを特徴とする請求項9に記載の車両用シート。 - 左右の前記サイドフレームのうち、少なくとも一方は、
シート前後方向において前記サイドフレームに対向配置された補強サイドフレームと、
前記補強サイドフレームと連結されて略閉断面構造を形成する閉断面連結部と、
前記閉断面連結部よりも後方において前記補強サイドフレームとシート幅方向に離間して形成された開口部と、を備え、
前記付勢部材の前記一端は、シート前後方向において前記補強サイドフレームのうち、前記開口部に対応する位置に取り付けられていることを特徴とする請求項8に記載の車両用シート。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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