JP2008251897A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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浩 岩田
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Abstract

【課題】半導体装置の製造方法に関し、ビアホールに於ける肩落ちを低減させる為、トレンチのエッチング加工途中でビアホールの側壁に保護膜を形成するのであるが、その形成工程段階を適切に選定することで、保護対象を有効に保護できるようにする。
【解決手段】低誘電率材料であるポーラスシリカからなる絶縁膜14(無機膜)を用いてデュアルダマシン加工方法を実施する場合に於いて、トレンチ24形成のエッチングを行なう際に発生するビアホール23開口エッジの肩落ちを低減させる目的で成膜される側壁保護膜31の被覆性を向上させる為、その成膜を前記エッチングの途中段階で実施する工程が含まれる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、デュアルダマシン法を用いて形成する配線層に於ける下層と上層とを結ぶビアホールの開口エッジに肩落ちと呼ばれる欠落が発生することを抑止して良好な配線構造を実現した半導体装置の製造方法に関する。
図5はデュアルダマシン法を用いて形成された配線層を表す要部説明図であり、(A)は理想的に形成された配線層を表す要部切断側面、(B)は実際に得られる配線層を表す要部縦断側面、(C)は配線チェーンの要部平面を示している。尚、(A)及び(B)は(C)に見られる配線チェーンを破線で切断して示したものである。
図に於いて、1は低誘電率(low−k)のポーラスシリカからなる下層絶縁膜、2は下層絶縁膜に形成されたトレンチを埋めるCuからなる下層配線、3はSiCOHからなる保護膜、4はポーラスシリカからなる上層絶縁膜、5はSiCOHからなる保護膜、6は側壁保護膜、7は上層絶縁膜に形成したビアホールを埋めるCuからなる導電プラグ、8は上層絶縁膜に形成されたトレンチを埋めるCuからなる上層配線をそれぞれ示し、また、矢印AR4は側壁保護膜6が薄くない理想的なビアホール、従って、導電プラグが良好に形成されたことを示し、矢印AR5はビアホールに肩落ちが発生した為に側壁保護膜6が薄いビアホール、従って、導電プラグが良好に形成されないことを示し、更に詳細には、ビアホールの肩の部分に略45°程度の傾斜角を成す肩落ちが発生していることが看取される。
一般に、ポーラスシリカからなる上層絶縁膜4にビアホール及びそれに連なるトレンチを形成してCuからなる導電プラグ7及び配線8を形成するデュアル・ダマシン法を実施する場合に於いて、トレンチ形成の際、ダメージレスのエッチング、即ち、トレンチ加工の途中でビアホール及びトレンチの側壁にカーボン系ポリマーから成る堆積物が堆積し易いエッチング条件で加工する方法が知られていて、このような加工方法を用いた場合、ビアホールは矢印AR4に示すような理想的な形状にすることができる。
然しながら、そのカーボン系ポリマーから成る堆積物を形成し易いエッチング条件は、トレンチ加工前のポーラスシリカの誘電率等の特性を変化させてしまう為、用いることができない。従って、エッチング条件としては、ポーラスシリカの特性を成るべく維持できる条件、即ち、ダメージレス条件を用いなければならない。然しながら、ダメージレス条件を適用して加工を行うと、カーボン系ポリマーからなる堆積物がトレンチ及びビアホールに堆積し難い為、矢印AR5で示すようにビアホールの開口エッジに於ける肩落ちが大きくなる。その肩落ちが大きい部分では、保護膜6が成膜され難いことが知られ、保護膜6が薄過ぎると電気的な配線の信頼性が劣化する原因となる。
図6は保護膜が形成され難いことを説明する為の配線層を表す要部説明図であり、図に於いて、4Sは肩落ちした部分、Bは保護膜の材料であるバリアメタルをそれぞれ示し、図5に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものとする。
図示されているように、ビアホール開口エッジの肩落ちした部分4Sでは、例えばTaからなるバリアメタル膜、即ち、保護膜6を既知技術を採用して形成する場合(例えば、特許文献1を参照。)、Cu配線である下層配線2とのコンタクトをとる為、スパッタしながら成膜するのであるが、肩落ちした部分4Sではスパッタリングが起こり易く、そこには保護膜6は成膜され難いことが知られていて、結局、実際に得られる配線層は図5(B)に見られるように肩落ち部分に於いて保護膜6が薄くなってしまう。
保護膜6が薄い場合、配線材料、例えば、Cuの拡散を抑止することができず、電気的配線の信頼性が劣化する原因となる。
特開2004−165336号公報
本発明では、ビアホールに於ける肩落ちを低減させる為、トレンチのエッチング加工途中でビアホールの側壁に保護膜を形成するのであるが、その形成工程段階を適切に選定することで、保護対象を有効に保護できるようにする。
本発明に依る半導体装置の製造方法に於いては、低誘電率材料であるポーラスシリカ からなる絶縁膜(無機膜)を用いてデュアルダマシン加工方法を実施する場合に於いて、トレンチ形成のエッチングを行なう際に発生するビアホール開口エッジの肩落ちを低減させる目的で成膜される側壁保護膜の被覆性を向上させる為、その成膜を前記エッチングの途中段階で実施する工程が含まれてなることを特徴とする。
前記手段を採ることに依り、デュアルダマシン法を用いて配線を形成する際、トレンチのエッチング加工中にビアホール側壁を充分に保護できるので、肩落ちの発生は抑制されて良好な配線を形成することができる。
デュアルダマシン法に於いては、絶縁膜に上層と下層のトレンチを接続する為のビアホールを形成した後、その絶縁膜上、及び、トレンチとビアホール内に配線形成用の導電材料を堆積し、更に、その導電材料を化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)法によってトレンチおよびビアホール内のみに残されるように研磨して、ビアホール内には導電プラグを、また、トレンチ内には埋め込み配線を形成する。
○ 本発明に於けるビアホールの形成について
図1はビアホールを形成する工程を説明する為の工程要所に於ける配線層を表す要部説明図であり、工程は(A)から(D)に順を追って進行するものとする。
図1(A)参照
(1)
トランジスタ等の素子を形成した半導体基板(図示せず)上に層間絶縁膜(図示せず)を形成し、この層間絶縁膜中にコンタクトプラグを形成する。
(2)
前記層間絶縁膜上に更に絶縁膜11を形成し、絶縁膜11にCuからなる配線12を埋め込み、これらの上にSiCOHからなるエッチング耐性膜(バリア膜)13を形成する。エッチング耐性膜13の厚さは、例えば10nmである。
(3)
塗布法を用いて、エッチング耐性膜13上に厚さが300nmのポーラスシリカからなる絶縁膜14を形成する。ポーラスシリカからなる絶縁膜14は多孔質の低誘電率(low−k)膜である。
(4)
プラズマCVD(chemical vapour deposition)を用いて絶縁膜14上に厚さ50nmのSiCOHからなる研磨耐性膜15を成膜する。
(5)
プラズマCVD法を用いて研磨耐性膜15上に厚さ200nmのSiO2 からなる絶縁膜16を成膜する。
(6)
プラズマCVD法を用いて絶縁膜16上に厚さ100nmのSiNからなる絶縁膜17を成膜する。
(7)
ビアホールを形成するにはトリレベル技術を用いる。具体的には、先ず、プラズマCVD法を用いて絶縁膜17上に有機膜である下層樹脂膜18を成膜し、次いで、下層樹脂膜18をエッチングする際にマスクとして用いる厚さ30nmの無機膜であるSOG(spin on glass)膜19を成膜し、次いで、塗布法を用いてSOG膜19上に厚さ100nmの反射防止膜(bottom anti−reflection coating:BARC)20及び厚さ200nmの有機系感光性ArFレジスト膜21を成膜し、次いで、露光及び現像を行なって、ビアホールのパターンをもつ開口21Aを形成する。尚、ビアホールの直径は、例えば70nm程度である。
図1(B)参照
(8)
ドライエッチング法を用いレジスト膜21をマスクとして、反射防止膜20及びSOG膜19をエッチングする。このときのエッチング条件は、
CF4:100sccm
CH2 2 :10sccm
チャンバー内圧力:6.7Pa(50mTorr)
RF出力=200W
印加磁場=1.5mT(15G)
である。
(9)
SOG膜19をマスクとし、下層樹脂膜18をエッチングし、同時に、ArFレジスト膜21及び反射防止膜20を除去する。このときのエッチング条件は、
NH3 :200sccm
チャンバー内圧力:6.7Pa(50mTorr)
RF出力=100W
印加磁場:1.0mT(10G)
である。
図1(C)参照
(10)
下層樹脂膜18をマスクとし、SiNからなる絶縁膜17、SiO2 からなる絶縁膜16、SiCからなる研磨耐性膜15、ポーラスシリカからなる絶縁膜14をエッチングすることに依ってビアホール23を形成する。
この場合、各膜のエッチング条件を例示すると以下の通りである。
○ SiN膜の場合
CH2 2 :50sccm
2 :10sccm
Ar:100sccm
チャンバー内圧力:1.3Pa(10mtorr)
RF出力=100W
○ SiO2 膜の場合
4 6 :50sccm
2 :50sccm
Ar:500sccm
チャンバー圧力:6.7Pa(50mtorr)
RF出力=1000W
○ SiC膜(ステップ1)の場合
CH2 2 :50sccm
2 :10sccm
2 :100sccm
チャンバー内圧力:1.3Pa(10mtorr)
RF出力:500W
○ SiC膜(ステップ2)の場合
CF4 :100sccm
チャンバー内圧力:1.3Pa(10mtorr)
RF出力:500W
○ ポーラスシリカ膜の場合
CF4 :100sccm
CHF3 :100sccm
CH2 2 :10sccm
2 :10sccm
チャンバー内圧力:13.4Pa(100mtorr)
RF出力:500W
ポーラスシリカからなる絶縁膜14に対するエッチング深さは、ポーラスシリカからなる絶縁膜14の厚さが300nmであるとした場合、その半分である150nmである。
図1(D)参照
(11)
この後、下層樹脂膜18の除去を行なうのであるが、その場合、ポーラスシリカからなる絶縁膜14にダメージを与えないように低圧で行なう必要があり、そのエッチング条件は、
2 :500sccm
チャンバー内圧力:1.3Pa(10mtorr)
RF出力=500W
である。
上記説明した一連のエッチングを実施した結果、SiNからなる絶縁膜17、SiO2 からなる絶縁膜16、SiCOHからなる研磨耐性膜15、ポーラスシリカからなる絶縁膜14にビアホール23が形成される。
○ 本発明に於けるトレンチの形成について
図2はトレンチを形成する工程を説明する為の工程要所に於ける配線層を表す要部説明図であり、工程は(A)から(D)に順を追って進行するものとする。尚、図1に於いて用いた記号と同じ記号で指示した部分は同一或いは同効の部分を表すものとする。
図2(A)参照
(1)
トレンチを形成するには、トリレベル技術を用いる。具体的には、図示されているように、図1について説明したビアホール23が形成されたウェーハに対し、さきに一度除去した下層樹脂膜(有機膜)18を再び形成し、ビアホール23を埋め、且つ、表面に厚さを300nmとして平坦に展延させる。
(2)
図1について説明した下層樹脂膜18は、表面に平坦に成膜しただけであったが、新たな下層樹脂膜18はビアホール23を埋めている点が新規であり、そして、これも先に形成したのであるが、塗布法を用いて厚さ50nmのSOG膜(無機膜)19及び厚さ100nmの反射防止膜(BARC)20を形成し、その上に厚さ150nmの有機系の感光性ArFレジスト膜22を積層形成する。
(3)
感光性ArFレジスト膜22に露光及び現像を施すことにより、トレンチパターンの開口22Aを形成する。ここで、開口22Aの最小ピッチは、140nm程度であり、ライン・アンド・スペースは70/70nmである。
図2(B)参照
(4)
ドライエッチング法を用い、レジスト膜22をマスクとして、反射防止膜20及びSOG膜19をトレンチパターンにエッチングする。
この場合のエッチング条件を例示すると以下の通りである。
CF4 :100sccm
CH2 2 :5sccm
チャンバー内圧力:13.4Pa(100mtorr)
RF出力:100W
(5)
ドライエッチング法を用い、SOG膜19をマスクとして、下層樹脂膜18をトレンチパターンにエッチングすると同時にArFレジスト膜22及び反射防止20を除去する。
この場合のエッチング条件を例示すると以下の通りである。
2 :10sccm
2 :500sccm
チャンバー内圧力:6.7Pa(50 mtorr)
RF出力:100W
図2(C)参照
(6)
ドライエッチング法を用い、下層樹脂膜18をマスクとして、SiNからなる絶縁膜17をトレンチパターンにエッチングすると同時にSOG膜19の剥離を行なう。
この場合のエッチング条件を例示すると以下の通りである。
CH2F2 :10sccm
2 :5sccm
Ar:50sccm
チャンバー内圧力:1.3Pa(10mtorr)
RF出力:100W
図2(D)参照
(7)
下層樹脂膜18の除去を行う。これによりSiNからなる絶縁膜17で構成されたハードマスクが得られる。
(8)
SiNからなる絶縁膜17をマスクとしてSiO2 からなる絶縁膜16にトレンチパターンのエッチングを行なってトレンチ24を形成する。
この場合のエッチング条件を例示すると以下の通りである。
4 6 :10sccm
2 :10sccm
Ar:500sccm
チャンバー内圧力:1.3Pa(10mtorr)
RF出力:1000W
この後、SiO2 からなる絶縁膜16をマスクとしてSiCOHからなる研磨耐性膜15、ポーラスシリカからなる絶縁膜14、SiCOHからなるエッチング耐性膜13をトレンチパターンにエッチングするのであるが、そのエッチングに於いては、ポーラスシリカからなる絶縁膜14にダメージを与えないようにする為、CF4 系ガスを用いるダメージレス条件で行なう必要がある。然しながら、ダメージレス条件でエッチングを行なった場合、ビアホール23の開口エッジ近傍の肩落ちが大きくなる。
図3はダメージレス条件でエッチングを行なった場合に発生する肩落ちについて説明する為の工程要所に於ける配線層を表す要部説明図であり、工程は(A)から(C)に順を追って進行するものとする。尚、図3(A)は図1及び図2で説明した工程を経て完成したビアホール23及びトレンチ24をもつ配線層と同じ状態の配線層を表している。
図3(A)及び(B)参照
(1)
図(A)に見られる状態からトレンチの加工を始め、SiO2 からなる絶縁膜16をマスクとして研磨耐性膜15をエッチングし、次いで、ポーラスシリカからなる絶縁膜14のエッチングを行なうと、先ず、ビアホール23の開口エッジがエッチングされてトレンチ24の形成が始まる。
図3(C)参照
(2) 更にポーラスシリカからなる絶縁膜14のエッチングを継続してトレンチ24の延伸を行なった場合、ポーラスシリカからなる絶縁膜14に発生したビアホール23の肩落ち14Sは大きくなってしまう。
このような状態になると、次工程のバリアメタルの形成、即ち、肩落ち14Sの部分に於けるバリアメタル(図5の側壁保護膜6を参照。)が所期の膜厚よりも薄くなってしまう。そして、バリアメタルが薄い場合には、Cuの拡散を抑止する機能は低下してしまうから、電気的な信頼性は劣化することになる。
本発明では、前記したような肩落ちの発生を低減する為、ポーラスシリカからなる絶縁膜14をエッチング加工する前の適切なタイミング、即ち、SiO2 からなる絶縁膜16のエッチング後、或いは、SiCOHからなる研磨耐性膜15のエッチング後にポーラスシリカからなる絶縁膜14の側壁にSiC、SiN、SiOから選択される材料を用いて厚さ5nm程度の側壁保護膜31を形成することが重要な構成になっている。
前記したように、SiC、SiN、SiOなどの材料からなる膜を堆積させて側壁保護膜31を形成する代わりにポーラスシリカからなる絶縁膜14の表面を改質することで側壁保護膜31とすることも可能である。その表面を改質する手段としては、酸素や窒素を用いたプラズマ処理、紫外光照射、ヘキサメチルジシラザン(Hexamethyldisilazan:HMDS)等の蒸気処理などを挙げることができる。
図4は側壁保護膜を形成してトレンチを完成させる工程を説明する為の工程要所に於ける配線層を表す要部説明図であり、工程は(A)から(D)に順を追って進行するものとする。
図4(A)及び(B)参照
(1)
図4(A)は図2(D)或いは図3(A)と同様な図であり、この状態から図4(B)に見られるように側壁保護膜31を成膜するには、以下に見られる条件を適用する。
○ SiCの場合
テトラメチルシラン(Tetramethylsilane:4MS):100sccmCO2 又はNH3 :5000sccm
○ SiNの場合
SiH4 :100sccm
NH4 :2000sccm
2 :2000sccm
○ SiOの場合
SiH4 :100sccm
2 :2000sccm
図4(C)参照
(2)
SiO2 からなる絶縁膜16のエッチング後に側壁保護膜31を形成した場合には、図4(C)に見られるように、SiNからなる絶縁膜17及びSiO2 からなる絶縁膜16をマスクにしてSiCOHからなる研磨耐性膜15のエッチングを行う。
その場合のエッチング条件を例示すると以下の通りである。
CF4 :100sccm
チャンバー内圧力:6.7Pa(50 mtorr)
RF出力:500W
図4(D)参照
(3)
ポーラスシリカからなる絶縁膜14のエッチング条件を例示すると次の通りである。
CF4 :100sccm
CHF3 :100sccm
チャンバー内圧力:66.6Pa(500mtorr)
RF出力:500W
Cu膜12上のSiCOHからなるエッチング耐性膜13をエッチングする条件を例示すると次の通りである。
CF4 :100sccm
チャンバー内圧力:1.3Pa(10mtorr)
RF出力:100W
SiCOHからなる研磨耐性膜15、ポーラスシリカからなる絶縁膜14、SiCOHからなるエッチング耐性膜13のエッチング加工の際、ビアホール23の頂部からトレンチ24方向へ棘(いわゆるクラウン)ができないように、そして、ポーラスシリカからなる絶縁膜14にダメージを与えないように、エッチングガスとしてCF4 系のガスを用いることは好ましいことである。
SiCOHからなる研磨耐性膜15、ポーラスシリカからなる絶縁膜14、SiCOHからなるエッチング耐性膜13のエッチング後、側壁保護膜31は層間の誘電率をできる限り低下させる為、完全に除去しなければならない。
ビアホールを形成する工程を説明する為の工程要所に於ける配線層を表す要部説明図である。 トレンチを形成する工程を説明する為の工程要所に於ける配線層を表す要部説明図である。 ダメージレス条件でエッチングを行なった場合に発生する肩落ちについて説明する為の工程要所に於ける配線層を表す要部説明図である。 側壁保護膜を形成してトレンチを完成させる工程を説明する為の工程要所に於ける配線層を表す要部説明図である。 デュアルダマシン法を用いて形成された配線層を表す要部説明図である。 保護膜が形成され難いことを説明する為の配線層を表す要部説明図である。
符号の説明
11 絶縁膜
12 配線
13 エッチング耐性膜
14 ポーラスシリカからなる絶縁膜
15 研磨耐性膜
16 絶縁膜
17 絶縁膜
18 下層樹脂膜
19 SOG膜
20 反射防止膜
21 レジスト膜
21A 開口
22 レジスト膜
22A 開口
23 ビアホール
24 トレンチ
31 側壁保護膜

Claims (5)

  1. 半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上に研磨耐性膜を形成する工程と、
    前記研磨耐性膜上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜及び前記研磨耐性膜を貫通し、前記層間絶縁膜内に達するビアホールを形成する工程と、
    前記絶縁膜に、前記研磨耐性膜に達するトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチ内壁面及び前記ビアホール内壁面に側壁保護膜を形成する工程と、
    前記トレンチが形成された絶縁膜をマスクとして、前記層間絶縁膜をエッチングする工程
    が含まれてなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記エッチングが終了した後、前記側壁保護膜を剥離除去する工程をさらに有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記側壁保護膜を形成する工程は、SiC、SiO2 、SiNから選択された材料を成膜する工程であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記側壁保護膜は、前記トレンチの内壁及び前記ビアホールの内壁を、酸素或いは窒素等を用いたプラズマ処理、紫外線照射、ヘキサメチルジシラザン等の蒸気処理する工程であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記工程の後、エッチング成分と堆積成分を含むスパッタ法を用い、バリアメタル層を形成する工程をさらに含むこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1記載の半導体装置の製造方法。
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