JP2008244184A - 固体電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、等価直列抵抗の小さい固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供することである。
【解決手段】本発明の固体電解コンデンサは、金属粒子の焼結体により構成される陽極体3と、陽極体3表面上に設けられた誘電体層4と、誘電体層4表面上に設けられた導電性高分子層5とを備え、陽極体3が、第1の陽極部3aと、第1の陽極部3aを覆うように設けられた第2の陽極部3bとを含み、第2の陽極部3bの金属粒子の粒径が、第1の陽極部3aの金属粒子の粒径よりも小さいことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は等価直列抵抗の小さい固体電解コンデンサに関するものである。
固体電解コンデンサは、高周波特性が優れていることに加え、小型且つ大容量であることから、パーソナルコンピューターや映像装置等の各種電子機器の電源回路において広く用いられている。さらに、携帯電話や携帯音楽プレーヤーなどに代表される携帯機器の高性能化に伴い、より小型で高容量のコンデンサが求められている。
図5に従来の固体電解コンデンサの断面構造図を示す。図5(a)は従来の固体電解コンデンサの1断面図、図5(b)は、図5(a)に示すB−B面での断面図、図5(c)は、図5(a)に示すC−C面での断面図である。陽極リード2の周囲に、陽極体、誘電体層及び導電性高分子が形成されている。図7に陽極体の拡大断面の模式図を示す。陽極リード2の周囲には、タンタル、ニオブ、チタン又はアルミニウム等の弁作用金属の粒子が直方体状に焼結された陽極体3が形成されている。
この陽極体3及び陽極リード2の表面には、誘電体層4が形成されている。この誘電体層4は、例えば陽極酸化法により陽極体3と陽極リード2の表面を酸化させて形成される。誘電体層4上に酸化剤を付着した後、誘電体層4上及び空間を埋めるように、ポリピロール、ポリアニリン等の導電性高分子からなる固体電解質層5が形成されている。
固体電解質層5の表面上には、カーボン層6と銀層7が形成されている。陽極リード2には板状の陽極端子1が接続されており、銀層7には板状の陰極端子8が接続されている。
外装体9は、陽極リード2、陽極体3、誘電体層4、固体電解質層5、カーボン層6及び銀層7を内部に収納するように、直方体状に形成されている。外装体9は、例えばエポキシ樹脂から構成される。陽極端子1及び陰極端子8は相反する方向に外装体9から引き出されると共に、下方に屈曲されている。これら端子の先端部は、外装体9の下面に沿って配置され、実装基板に固体電解コンデンサを電気的に接続するために使用される。(例えば、特許文献1参照)。
固体電解コンデンサの高容量化を図るために、一般的に陽極リードに弁作用金属またはその合金からなる金属粒を焼結させてなる陽極体に使用する焼結体の表面積を増加させる手段がとられる。焼結体の表面積を増加させる方法として、焼結した金属またはその合金の粒径を小さくして粒同士の連結密度を向上することが挙げられる。
特開2004−14667号公報
しかしながら、焼結に用いる金属または合金粒の粒径を小さくすると、等価直列抵抗(ESR;Equivalent series resistance)が大きくなるという課題があった。この原因について、本件発明者らが、鋭意検討を行った結果、焼結に用いる金属または合金粒の粒径が小さい場合、焼結体内の電気抵抗の増加に繋がる金属粒子間の接触部が増加すると共に、金属粒子の間隔が狭くなるため、金属粒子間に形成される電解質層としての導電性高分子層の膜厚も低下することで、電気抵抗が増加してしまうという新たな課題を見出した。
前述のような課題を解決するために、本発明の固体電解コンデンサは、陽極体内部での金属粒子の間隔を大きくすることで、金属粒子間の導電性高分子層を厚く形成して、低抵抗化する構造を提供するものである。さらに、導電性高分子用のモノマーを重合させる際の酸化剤の付着・乾燥工程において、陽極体外周部の金属粒子の間隔を狭くすることで、陽極体内部と外周部とで酸化剤の乾燥状態の不均一が抑制されるため、内部の導電性高分子層の密着性や被覆率を向上させる構造を提供するものである。
本発明の固体電解コンデンサは、金属粒子の焼結体により構成される陽極体と、陽極体表面上に設けられた誘電体層と、誘電体層表面上に設けられた導電性高分子層とを備え、陽極体が、第1の陽極部と、第1の陽極部を覆うように設けられた第2の陽極部とを含み、第2の陽極部の金属粒子の粒径が、第1の陽極部の金属粒子の粒径よりも小さいことを特徴とするものである。
これによって、陽極体内部の金属粒子間の間隔が、陽極体外周部の金属粒子間の間隔よりも大きくなるため、陽極体内部での導電性高分子層を形成する空間を大きくすることで、導電性高分子層を厚く形成することができる。
ここで、第2の陽極部は、第1の陽極部の全体をすべて覆っている必要はなく、内部に十分な導電性高分子用モノマーが供給できる程度に第1の陽極部の外周部に配置されていればよい。例えば、第2の陽極部によって、第1の陽極部の80%程度以上が覆われていればよい。
また、本発明において、陽極体内の各陽極部とは、粒径がほぼ同じ金属粒子で構成された領域を示し、各陽極部間において粒径の違う金属粒子が混在している場合は、その領域は、それぞれの陽極部が重なっているものとする。
また、導電性高分子層用のモノマーを重合させるために誘電体層表面に付着させる酸化剤は、完全に乾燥してしまうと重合反応を促進させないため、誘電体層形成後の陽極体は、理想的には酸化剤溶液に浸漬後、誘電体層表面が濡れているが、金属粒子間の空間が酸化剤溶液で埋まらない程度に乾燥させてから、導電性高分子層用のモノマーの重合反応を行う。しかしながら、金属粒子の粒径が同一であると外周部から先に乾燥してしまい、陽極体外周部が適度に酸化剤溶液で濡れている時に、陽極体内部の金属粒子間の空間は酸化剤溶液で埋まっている場合もあり、この状態でモノマーの重合反応を開始させると、陽極体内部の導電性高分子層の形成が不十分となり、陽極体内部での導電性高分子層が薄くなったり、被覆率が低下する原因となる。
そこで、本発明の構成のように、陽極体内部の金属粒子間の間隔を、陽極体外周部の金属粒子間の間隔よりも大きくすることで、陽極体内部の酸化剤溶液の乾燥が早く進み、結果として陽極体内部と陽極体外周部での酸化剤溶液の乾燥の不均一が抑制されることとなる。その結果、陽極体内部の誘電体層への導電性高分子層を十分に形成することができ、導電性高分子層を厚くすることができると共に、被覆率を向上させることができる。
なお、本発明における粒径としては、焼結体の断面像等から十分な量の金属粒子を抽出し、その粒径の平均値より求める平均粒径や、粒径の頻度分布曲線からピークに対する粒径より求める最頻度径(モード径)、あるいは粒径の順序から、その順序の全抽出粒子数の半分の順位となる粒径から求める中心粒径等を用いることができる。ただ、極端に小さい、又は大きい粒径の金属粒子による影響を小さくする観点から、中心粒径を用いることが好ましい。
また、第1の陽極部の金属粒子の粒径は、中心粒径で0.30μm以上、1.00μm以下であることが好ましい。こうすることで、陽極体内部の金属粒子間の間隔を大きくすることができ、低等価直列抵抗(ESR)化を実現することができる。一方、第2の陽極部の金属粒子の粒径に対する第1の陽極部の金属粒子の粒径の中心粒径比は、1.17以上、2.25以下であることが好ましい。こうすることで、陽極体外周部の金属粒子間の間隔を、陽極体内部に対して適切な大きさとすることができるため、高容量化を実現しつつ、低等価直列抵抗(ESR)化を実現することができる。
さらに、第2の陽極部を覆うように、金属粒子の粒径が第2の陽極部よりも小さい第3の陽極部をさらに含むことが好ましい。こうすることで、陽極体内部での金属粒子の粒径の増大による焼結体の表面積の減少を抑えながら、導電性高分子層の厚さを十分確保することができるため、高容量化を実現しながら、低等価直列抵抗(ESR)化を実現することができる。
また、本発明の固体電解コンデンサの製造方法は、弁作用を有する金属粒子を焼結して陽極体を形成する工程と、陽極体表面上に酸化により誘電体層を形成する工程と、誘電体層上に、酸化剤溶液を塗布、乾燥することにより酸化剤を付着させる工程と、重合により、前記誘電体層上に導電性高分子層を形成する工程とを有し、前記陽極体を形成する工程が、第1の陽極部を形成する工程と、前記第1の陽極部上に、前記第1の陽極部の金属粒子よりも粒径の小さい金属粒子により第2の陽極部を形成する工程と、を含むことを特徴としたものである。
これによって、本発明の固体電解コンデンサにおける第1の陽極部と、その少なくとも一部を覆う第2の陽極部を形成することができる。
さらに、前記第2の陽極部上に、前記第2の陽極部の金属粒子よりも粒径の小さい金属粒子により第3の陽極部を形成する工程とを、さらに含むことが好ましい。こうすることで、本発明の固体電解コンデンサにおける第1の陽極部と、第1の陽極部の少なくとも一部を覆う第2の陽極部と、第2の陽極部の少なくとも一部を覆う第3の陽極部を形成することができる。
本発明によれば、高容量を実現しつつ、等価直列抵抗の小さい固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施形態による固体電解コンデンサの断面構造図である。図1(a)は本発明の第1の実施形態による固体電解コンデンサの1断面図、図1(b)は、図1(a)に示すB−B面での断面図、図1(c)は、図1(a)に示すC−C面での断面図である。図6は陽極体の拡大断面の模式図である。図1及び図6を参照して、以下に、本発明の第1の実施形態による固体電解コンデンサの構造について説明する。
まず、本発明の固体電解コンデンサでは、図1に示すように、陽極リード2は、弁作用を有する金属で構成されており、陽極体3中に埋め込まれている。陽極体3は、陽極リード2の周囲に位置する第1の陽極部3aと第1の陽極部を覆う第2の陽極部3bとで構成されている。
この陽極体3の内部の構造について、図6を用いて説明する。陽極リード2の周囲には、弁作用を有する金属からなる金属粒子を真空中で焼結成形することにより得られる直方体状の第1の陽極部3aが形成されている。
ここで、陽極リード2及び陽極体3を構成する弁作用を有する金属としては、絶縁性の酸化膜を形成できる金属材料であり、チタン、タンタル、アルミニウム、ニオブ、ハフニウム、ジルコニウム、亜鉛、タングステン、ビスマス、アンチモン等を使用することができ、陽極体3としては、これらの金属粒子を焼結させることによって、多孔質焼結体を得ることができる。この中でも、材料としては、酸化物の誘電率が高く、原料の入手が容易なチタン、タンタル、アルミニウム、ニオブが好ましい。特に、酸化物の誘電率が、タンタルの1.5倍程度であるニオブが好ましい。
また、陽極リード2及び陽極体3を構成する弁作用を有する金属として、上述の弁作用を有する金属同士の合金を用いることもできる。合金としては、弁作用を有する金属と他の金属等との合金も用いることができるが、その場合には弁作用を有する金属の割合が50%以上であることが望ましい。
図3に第1の陽極部3aの製造工程図を示す。同図を参照して、以下に製造工程を説明する。原料となる弁作用を有する金属からなる金属粒子A(S11)にバインダーを混入した(S12)後、十分に混錬したもの(S13)に陽極リード2を挿入し(S14)、共に金型に導入・成型する(S15)。これを減圧下においてバインダーを除去し(S16)、高温にして金属粒子同士を焼結して(S17)、第1の陽極部3aを形成する(S18)。ここで使用する金属粒子の粒径としては、0.08μm〜1μmのものを用いることができる。0.08μmより小さいと金属粒が密集して、陰極膜が形成できるスペースが制限されるため、陰極被覆率が低下し、容量利用率が低減する危惧があり、1μmより大きいと粒の数量が減ってしまうので、表面積が小さくなり、容量が減少する危惧がある。特に、高い容量を得るために、0.2μm〜0.5μmのものが好ましい。また、金属粒子と混合するバインダーとしては、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニルやアクリル系樹脂と有機溶剤との混合物を用いることができる。焼結の温度としては、900℃〜1300℃が好ましい。900℃よりも低いと、焼結が不十分となる危惧があり、1300℃よりも高いと、焼結が進みすぎて空孔が減ってしまうため、表面積が減少してしまう危惧がある。
次に、第1の陽極部3aを覆うように、第2の陽極部3bを形成する。図4に第2の陽極部3bの製造工程図を示す。同図を参照して、以下に製造工程を説明する。第1の陽極部3aで用いられた金属粒子Aよりも小さな粒径の金属粒子B(S21)にバインダーを混入した(S22)後、十分に混錬したもの(S23)に図3に示す工程で形成した陽極リード2と第1の陽極部3aの焼結体を挿入し(S24)、共に金型に導入・成型する(S25)。これを図3に示す工程と同様にして、バインダーの除去(S26)及び焼結(S27)を行って、第1の陽極部3aと、第1の陽極部3aを覆うように形成された第2の陽極部3bにより構成される陽極体3が形成できる(S28)。
陽極リード2及び陽極体3の表面には、弁作用を有する金属の酸化物からなる誘電体層4が形成されている。例えば、弁作用を有する金属が、ニオブ金属から構成される場合には、誘電体層4は酸化ニオブとなる。
誘電体層4は、陽極リード2及び陽極体3をリン酸などの水溶液中において陽極酸化を行うことにより形成する。これにより、陽極体3の多くの孔の内部においても、弁作用を有する金属表面上に誘電体層4が形成される。誘電体層4の膜厚としては、10nm〜500nmの範囲が好ましい。誘電体層4の膜厚が500nmよりも厚いと、静電容量が低下すると共に、陽極リード2及び陽極体3からの剥離が起こりやすくなる等の不都合が生じる危惧がある。反対に誘電体層4の膜厚が10nmよりも薄いと、耐電圧が低下すると共に、漏れ電流の増大を招く危惧がある。
誘電体層4上には、ポリピロール等からなる導電性高分子層5が形成される。導電性高分子層5の材料としては、導電性を有する高分子材料であれば特に限定されないが、特に導電性に優れたポリピロール、ポリアニリン、ポリチオフェン等の材料を用いることができる。
導電性高分子層5は、化学重合法等により形成することができる。化学重合法では、酸化剤を用いてモノマーを酸化重合することにより、導電性高分子層5を形成する。より詳細には、陽極体3と陽極リード2の表面に誘電体層4を形成した後、陽極体3を酸化剤溶液に浸漬して、この誘電体層4上に酸化剤を付着させる。そして、酸化剤が付着した陽極体3と陽極リード2をモノマーが溶解した溶液に浸漬、又はモノマー蒸気雰囲気中に放置する。このようにして、誘電体層4上でモノマーが重合して導電性高分子層5が形成される。
誘電体層4上でモノマーの重合反応は、酸化剤により促進されるが、酸化剤が完全に乾燥してしまうとうまく機能しない。従来のように、同一粒径の金属粒子からなる焼結体の場合、陽極体3の外周部から乾燥するため、外周部が完全に乾燥する前に、モノマーの重合反応を行う。そのため、陽極体3内部では、酸化剤溶液が金属粒子間を埋めてしまっている場合がある。この状態でモノマーの重合反応が行われると誘電体層4の表面上に導電性高分子層5が形成されず、導電性高分子層5が薄くなったり、被覆率が低下したりする。
そのため、本発明では、陽極体3内部の金属粒子の粒径を、陽極体3外周部の金属粒子の粒径に対して大きくすることで、陽極体3内部の酸化剤の乾燥が速く進むため、結果として陽極体3内部における酸化剤の乾燥の不均一が抑制される。その結果、陽極体3内部においても、誘電体層4の表面上に導電性高分子層5が形成することができ、導電性高分子層5を厚くできると共に、被覆率を向上させることができる。また、陽極体3内部の金属粒子間の間隔が大きくできるため、導電性高分子層5を厚くすることができる。
そのため、陽極体内部での導電性高分子層5が厚くなることで、陰極端子と接続されているカーボン層6及び銀層7から遠くに位置する陽極体内部での導電性高分子層5を低抵抗化することができ、導電性高分子層5全体として抵抗値を低下させて、等価直列抵抗(ESR)を低くすることができる。また、被覆率が向上することで、容量も向上することとなる。
その後、導電性高分子層5上に、カーボンペーストを塗布、乾燥することによりカーボン粒子を含む層からなるカーボン層6と、カーボン層6上に銀ペーストを塗布、乾燥することにより銀粒子を含む層からなる銀層7とが形成される。
銀層7上には、導電性接着剤を介して平板状の陰極端子8が接続され、陽極リード2には、平板状の陽極端子1がスポット溶接により接続される。陽極端子1及び陰極端子8の幅は、陽極体3とほぼ同じ長さにまで広げることで、端子部での抵抗損失を低減させることができる。そして、陽極端子1及び陰極端子8の一部が、図1のように外部に引き出される形で、エポキシ樹脂等からなる外装体9が射出成形等により形成される。陽極端子1及び陰極端子8の材料としては、ニッケル等の導電性材料を用いることができ、外装体9から露出した陽極端子1及び陰極端子8の端部は、折り曲げて本固体電解コンデンサの端子として機能させる。
なお、本発明において、中心粒径の測定は以下の方法を用いた。
焼結後の焼結体を断面SEM(走査電子顕微鏡)観察して、得られた画像に対し、画像処理ソフト(旭化成エンジニアリング製、A像くん)を用いて画像処理を行い、粒子の円相当径(面積が等しい真円の直径に換算した値)を求め、これに基づいて画像内の全ての粒子の円相当径を大きさの順に並べた。この大きさ順に並べられた粒子の内、全粒子数の半数番目となる順位の粒径を中心粒径とした。
測定で使用する断面SEM写真内に含まれる粒子数としては、1000個程度含まれるように断面SEM写真の倍率を調整した。
(第2の実施の形態)
図2は本発明の第2の実施形態による固体電解コンデンサの断面構造図である。図2(a)は本発明の第2の実施形態による固体電解コンデンサの1断面図、図2(b)は、図2(a)に示すB−B面での断面図、図2(c)は、図2(a)に示すC−C面での断面図である。図2に示すように、陽極体3が、第1の陽極部3a、第2の陽極部3b及び第3の陽極部3cによって構成されている点を除いて、第1の実施形態と同様の構成である。なお、第3の陽極部3cは、第2の陽極部3bの1部を少なくとも覆うように構成される。
第3の陽極部3cを形成する工程は、第2の陽極部3bで用いられた金属粒子Bよりも小さな粒径の金属粒子Cとバインダーとを混合した後、図4に示す工程で形成した陽極リード2、第1の陽極部3a及び第2の陽極部3bの焼結体(S28)と共に金型に導入する。その後、第1の実施形態と同様にして、バインダーの除去及び焼結を行って、第1の陽極部3a、第2の陽極部3b及び第3の陽極部3cにより構成される陽極体3が形成できる。
第1の陽極部3a、第2の陽極部3b及び第3の陽極部3cが順に陽極体3の表面に向かって、金属粒子の粒径が小さいもので形成されているため、金属粒子間の間隔も順に小さくなっている。そのため、第1の実施形態よりも、さらに陽極体内部での金属粒子の粒径の増大による焼結体の表面積の減少を抑えながら、導電性高分子層の厚さを十分確保することができるため、高容量化を実現しながら、低等価直列抵抗(ESR)化を実現することができる。
なお、本発明の陽極部3は、第1の実施形態又は第2の実施形態で示す2個又は3個の陽極部を持つ構成に限定されるものではなく、第2の陽極部3b又は第3の陽極部3cの1部を少なくとも覆うような1もしくは複数の陽極部をさらに含む構成を除外するものではない。
また、陽極部3として、焼結体を構成する金属粒子の粒径が、中心部から外周部にかけて連続的に減少するような構成を用いることもできる。
(実施例1)
以下に、図3および図4を参照して、実施例1を説明する。
ニオブからなる金属粒子Aを原料として(S11)、バインダー(アクリル系樹脂と有機溶剤との混合物)と混練し、混練金属粒子を調製する(S13)。このバインダーと混練した金属粒子Aを、陽極リード2となる0.5mm径の金属タンタル製ワイヤとともに金型を用いて、4.0×2.5×0.8mmのサイズに成形する(S15)。これを減圧下でバインダーを除去し(S16)、1100℃で焼結して(S17)、中心粒径が0.45μmとなる第1の陽極部3aを作製する(S18)。
次に、ニオブからなる金属粒子Bを原料として(S21)、バインダー(アクリル系樹脂と有機溶剤との混合物)と混練した混練金属粒子を調製する(S23)。この混練金属粒子を先の第1の陽極部とともに金型を用いて、4.5×3.3×1.0mmサイズに成形する(S25)。これを減圧下でのバインダー除去(S26)、1100℃での焼結(S27)を経て、中心粒径が0.20μmとなる第2の陽極部3bを作製して、第1の陽極部3aおよび第2の陽極部3bを含む陽極体3が作製される(S28)。
こうして作製された多孔質陽極体3の表面に陽極酸化法により誘電体層4を形成した(化成工程)。
化成により多孔質陽極体3の焼結粒子表面に形成された誘電体層4上に化学重合等によりポリピロールからなる導電性高分子層5を形成する。この導電性高分子層5上にカーボン層6および銀層7を形成して、コンデンサ素子が形成される。このコンデンサ素子の陽極リード2と銀層7とにそれぞれ陽極端子と陰極端子を取り付け、射出成形によりコンデンサ素子を樹脂で被覆して、外形を整えることで図1の構成を有する固体電解コンデンサが完成する。
(実施例2)
第2の陽極部3bの中心粒径が0.30μmであること以外は、実施例1と同じである。
(実施例3)
第2の陽極部3bの中心粒径が0.35μmであること以外は、実施例1と同じである。
(実施例4)
第1の陽極部3aの中心粒径が0.35μm、第2の陽極部3bの中心粒径が0.20μmであること以外は、実施例1と同じである。
(実施例5)
第1の陽極部3aの中心粒径が0.35μm、第2の陽極部3bの中心粒径が0.30μmであること以外は、実施例1と同じである。
(実施例6)
第1の陽極部3aの中心粒径が0.30μm、第2の陽極部3bの中心粒径が0.20μmであること以外は、実施例1と同じである。
(実施例7)
第1の陽極部3aの中心粒径が0.45μm、第2の陽極部3bの中心粒径が0.30μm、第3陽極部の中心粒径が0.20μmであり、各陽極体の大きさが、第1の陽極部は3.5×2.2×0.7mm、第2の陽極部は4.0×2.5×0.8mm、第3の陽極部は4.5×3.3×1.0mmとなるように、第2の陽極部3bを焼結した後で、第3の陽極部3cを作製した。その他の構成及び製造工程は、実施例1と同様である。
(比較例1)
ニオブからなる金属粒子を原料とし、4.5×3.3×1.0mmの大きさの中心粒径0.20μmとなる陽極体3を作成した。その他の構成及び製造工程は、実施例1と同様である。(図3参照)
(比較例2)
ニオブからなる金属粒子を原料とし、4.5×3.3×1.0mmの大きさの中心粒径0.45μmとなる陽極体3を作成した。その他の構成及び製造工程は、実施例1と同様である。(図3参照)
(評価)
以上の実施例1〜7及び比較例1〜2の固体電解コンデンサを同時に100個作製し、それぞれについてLCRメータを用いて周波数100kHzにて等価直列抵抗(ESR)を求めた。同じLCRメータを用いて、周波数120Hzでの容量を測定、その結果から平均容量を求めた。これらの結果を表1にまとめて示す。
Figure 2008244184

表1からわかるように、第1の陽極部3aと第2の陽極部3bの粒径比が1より大きい場合、特に1.17から2.25の範囲において、最も粒径が小さい0.20μmの陽極体3を用いた比較例1と比べて平均ESRが低減しているとともに、平均容量は全て上回っている。
これは、第1の陽極部3aでの導電性高分子層5が厚く形成されたため、導電性高分子層5全体での抵抗値も低下し、等価直列抵抗(ESR)の低下に繋がったものと考えられる。また、容量が増加した要因としては、酸化剤の乾燥が均一化したために、導電性高分子層5が第1の陽極部3aの内部にまで形成され、被覆率が上昇したためと考えられる。
また、実施例1よりも、第2の陽極部3bの粒径が大きい実施例2や実施例3の方が、等価直列抵抗(ESR)が大きくなった要因としては、第1の陽極部3aと第2の陽極部3bとの粒径比が大きい方が、酸化剤の乾燥が均一化されたために、第1の陽極部3a内部での導電性高分子層5が厚く形成されたためと考えられる。
実施例7に示すように、第3の陽極部3cを加えた場合には、さらに低等価直列抵抗(ESR)化が実現されている。逆に、比較例2のように、粒径が大きな金属粒子で構成されている場合には、比較例1に比べて等価直列抵抗(ESR)は低下しているが、容量は実施例1〜7や比較例1に比べて大幅に低下している。
以上のように、本発明にかかる固体電解コンデンサは、低等価直列抵抗化が可能となるので、パーソナルコンピューターや映像装置等の各種電子機器だけでなく、携帯電話や携帯音楽プレーヤーなどに代表される携帯機器の電源回路などの用途に適用できる。
本発明の第1の実施形態における固体電解コンデンサの断面構造図である。(a)1断面図、(b)B−B面での断面図、(c)C−C面での断面図。 本発明の第2の実施形態による固体電解コンデンサの断面構造図である。(a)1断面図、(b)B−B面での断面図、(c)C−C面での断面図。 本発明の実施の形態における第1の陽極部の製造工程図である。 本発明の実施の形態における第2の陽極部の製造工程図である。 従来例における固体電解コンデンサの断面構造図である。(a)1断面図、(b)B−B面での断面図、(c)C−C面での断面図。 本発明の第1の実施形態における陽極体の拡大断面の模式図である。 従来例における陽極体の拡大断面の模式図である。
符号の説明
1 陽極端子
2 陽極リード
3 陽極体
3a 第1の陽極部
3b 第2の陽極部
3c 第3の陽極部
4 誘電体層
5 導電性高分子層
6 カーボン層
7 銀層
8 陰極端子
9 外装体

Claims (8)

  1. 金属粒子の焼結体により構成される陽極体と、
    前記陽極体表面上に設けられた誘電体層と、
    前記誘電体層表面上に設けられた導電性高分子層とを備え、
    前記陽極体が、第1の陽極部と、前記第1の陽極部を覆うように設けられた第2の陽極部とを含み、
    前記第2の陽極部の金属粒子の粒径が、前記第1の陽極部の金属粒子の粒径よりも小さいことを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 前記第1の陽極部の金属粒子の粒径が、中心粒径で0.30μm以上、1.00μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記第2の陽極部の金属粒子の粒径に対する前記第1の陽極部の金属粒子の粒径の中心粒径比が、1.17以上、2.25以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 前記陽極体が、前記第2の陽極部を覆うように設けられた第3の陽極部をさらに含み、
    前記第3の陽極部の金属粒子の粒径が、前記第2の陽極部の金属粒子の粒径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 前記金属粒子として、弁作用を有する金属の粒子を用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
  6. 前記弁作用を有する金属として、ニオブを用いることを特徴とする請求項5に記載の固体電解コンデンサ。
  7. 弁作用を有する金属粒子を焼結して陽極体を形成する工程と、
    前記陽極体表面上に酸化により誘電体層を形成する工程と
    前記誘電体層上に、酸化剤溶液を塗布、乾燥することにより酸化剤を付着させる工程と、
    重合により、前記誘電体層上に導電性高分子層を形成する工程とを有し、
    前記陽極体を形成する工程が、
    第1の陽極部を形成する工程と、
    前記第1の陽極部上に、前記第1の陽極部の金属粒子よりも粒径の小さい金属粒子により第2の陽極部を形成する工程と、を含む固体電解コンデンサの製造方法。
  8. 前記陽極体を形成する工程が、
    前記第2の陽極部上に、前記第2の陽極部の金属粒子よりも粒径の小さい金属粒子により第3の陽極部を形成する工程とを、さらに含むことを特徴とする請求項7に記載の固体電解コンデンサの製造方法。

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