JP5062770B2 - 固体電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体電解コンデンサおよびその製造方法に関し、特に漏れ電流の増加、及び短絡を防ぐ固体電解質として導電性高分子を用いた固体電解コンデンサおよびその製造方法に関するものである。
近年、導電性高分子を電解質とする固体電解コンデンサが開発され、二酸化マンガンを電解質とする固体電解コンデンサに比べ等価直列抵抗(以下ESR)を低くでき、高周波特性が改善され、高周波機器のノイズ吸収用として様々な電子機器に用いられてきている。
導電性高分子層を形成するには、モノマーと酸化剤とドーパントを多孔質体の酸化皮膜上で反応させる化学酸化重合工法、或いは、より厚く形成する電解重合工法が多く用いられている。また、多孔質体の酸化皮膜上での重合は行なわずに、導電性高分子溶液に多孔質体を浸漬あるいは塗布した後、乾燥して導電性高分子層を形成する工法が記載されている(例えば特許文献1及び、特許文献2)。
最近では小型、高容量化の要求により多孔質体の空隙部も細孔化する傾向にあり、導電性高分子溶液が空隙部に浸透しづらくなってきている。多孔質体の誘電体酸化皮膜上に化学酸化重合により導電性高分子層を形成した後、導電性高分子溶液に浸漬または塗布し、その後、乾燥して表面に固体電解質層である導電性高分子層を形成する工法も記載されている(例えば特許文献3)。
図面を参照して従来工法を説明する。
図3は従来の固体電解コンデンサの内部構造を示す模式断面図である。又、図4は従来の固体電解質層の形成工程における固体電解コンデンサ素子を示す模式断面図、図4(a)は可溶性導電性高分子溶液塗布後の模式断面図、図4(b)は乾燥後の模式断面図を示す。
例えば特許文献1で提案されるような、従来の固体電解コンデンサでは、図3に示すように、弁作用金属の多数の空隙部11を有する多孔質体からなる陽極体3に陽極酸化法による酸化皮膜層からなる誘電体層4を形成した後、化学酸化重合による第一の導電性高分子層5を空隙部11に形成させた後、その外側に可溶性導電性高分子溶液に浸漬または塗布して乾燥することにより、第二の導電性高分子層6aを形成する。その後、グラファイトペースト層7a、銀ペースト層7bを順次形成させ固体電解コンデンサ素子を製作する。しかる後、陽極リード線に陽極端子を接続し、陰極層に陰極端子を接続した後、外装樹脂にて被覆して固体電解コンデンサとしている。
図4(a)に示すように、従来、陽極体3の外表面に第二の導電性高分子層6aを形成する際に、陽極リード2が導出された陽極体3を可溶性導電性高分子溶液に浸漬後、引き上げ、陽極体3の外表面に可溶性導電性高分子溶液6bを塗布すると、表面張力により面の中央部に可溶性導電性高分子溶液6bがより多く保持される。その後、乾燥させると図4(b)に示すように陽極体3の角部、特に図4の(b)の点線部(円でかこまれた部分)に示す陽極体3の角部には可溶性導電性高分子溶液が付着しにくく、可溶性導電性高分子溶液乾燥後、第二の導電性高分子層6aの厚さは中央領域の厚さに比べ薄くなる。このため、製造工程中の機械的ストレス、実装時の熱的ストレス、グラファイトペースト層の接触により耐圧劣化を起こし、固体電解コンデンサの漏れ電流や短絡が増加する問題があった。
特表2002−524868号公報 特開2006−185973号公報 特開2005−109252号公報
本発明の課題は、前述の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、可溶性導電性高分子溶液からなる固体電解質層を誘電体層上に均一に形成させることにより、製造工程中の機械的ストレス、実装時の熱的ストレスに対して、漏れ電流が増加することがなく、ESRが低く、信頼性の高い固体電解コンデンサおよびその製造方法を提供することにある。
本発明によれば、陽極リードが引き出された弁作用金属からなる角柱状の多孔質体表面に誘電体層が形成された陽極体と前記誘電体層の上に形成された第一の導電性高分子層と前記第一の導電性高分子層の上に形成された第二の導電性高分子層と前記第二の導電性高分子層の上に順次形成されたグラファイト層と銀ペースト層とを有する固体電解コンデンサであって、前記第一の導電性高分子層は、前記陽極体をモノマー溶液に浸漬して化学酸化重合、電解重合または可溶性導電性高分子溶液の浸漬、乾燥により形成された前記誘電体層に接する層と、
前記陽極体を酸化剤溶液に浸漬し、溶媒を蒸発させて、前記陽極体の少なくとも角部に、前記酸化剤溶液から析出させた結晶と、前記陽極体を前記モノマー溶液に浸漬して、化学重合により前記誘電体層に接する層及び前記結晶の上に形成された前記第二の導電性高分子層に接する層とからなることを特徴とする固体電解コンデンサが得られる。
さらに本発明では、前結晶が前記陽極体の表面体に点在しており、前記陽極体の少なくとも角部凸形状でることを特徴とする固体電解コンデンサが得られる。また、本発明では、陽極リードが引き出された弁作用金属からなる角柱状の多孔質体表面に誘電体層が形成された陽極体と前記誘電体層の上に形成された第一の導電性高分子層と前記第一の導電性高分子層の上に形成された第二の導電性高分子層と前記第二の導電性高分子層の上に順次形成されたグラファイト層と銀ペースト層とを有する固体電解コンデンサの製造方法であって、前記陽極体をモノマー溶液に浸漬して化学酸化重合、電解重合または可溶性導電性高分子溶液の浸漬、乾燥により前記誘電体層に接する層を形成し、さらに、前記陽極体を酸化剤溶液に浸漬し、溶媒を蒸発させて、前記陽極体の少なくとも角部に、前記酸化剤溶液から結晶を析出させた後、前記陽極体を前記モノマー溶液に浸漬して、化学重合により前記誘電体層に接する層及び前記結晶上に、前記第二の導電性高分子層に接する層を形成することにより、前記第一の導電性高分子層を形成する工程を含むことを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法が得られる。
本発明によれば、固体電解質を誘電体上に均一に形成させることが可能となり、漏れ電流、短絡に対して信頼性の高い固体電解コンデンサを提供することが出来る。
本発明の固体電解コンデンサの断面図。 本発明の製造方法を示すフローチャート。 従来の固体電解コンデンサの内部構造を示す模式断面図。 従来の固体電解質層の形成工程における固体電解コンデンサ素子を示す模式断面図、図4(a)は、可溶性導電性高分子溶液塗布後の模式断面図、図4(b)は乾燥後の模式断面図。 実施例1の固体電解質層の形成工程における固体電解コンデンサ素子を示す模式断面図、図5(a)は可溶性導電性高分子溶液塗布後の模式断面図、図5(b)は乾燥後の模式断面図。 実施例2の固体電解質層の形成工程における固体電解コンデンサ素子を示す模式断面図、図6(a)は可溶性導電性高分子溶液塗布後の模式断面図、図6(b)は乾燥後の模式断面図。 実施の形態の固体電解コンデンサの内部構造を示す模式断面図。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の固体電解コンデンサの断面図であり、図2は、本発明の製造方法を示すフローチャートである。又、図7は、実施の形態の固体電解コンデンサの内部構造を示す模式断面図を示す。
プレス成形性を向上させるためにタンタル粉末にバインダーを添加して混合する。前記タンタル混合粉末の中に陽極リード線2を挿入し円柱状及び直方体状にプレス成形する。ついで、そのプレス成形品を高真空中(10-4Pa以下)で、1300〜2000℃に加熱することによって焼結し、タンタル多孔質体、すなわち陽極体3を形成する。(S1)
前記タンタル多孔質体を陽極として対向電極とともにリン酸などの電解液中に浸漬し、電圧を印加することによってタンタル多孔質体表面に誘電体層4となるタンタル酸化皮膜を形成する。(S2)
前段階で形成されたタンタル多孔質体内部のタンタル酸化皮膜上にポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェンを化学酸化重合あるいは電解重合、可溶性導電性高分子溶液により誘電体皮膜上に第一の導電性高分子層5を多孔質内部に形成する。しかる後、水溶媒、又は、エタノール溶媒の酸化剤溶液に浸漬した後、高湿度雰囲気中で溶媒を蒸発させて酸化剤結晶を少なくとも陽極体の角部に析出させる。その後、チオフェン、ピロール、アニリンなどのモノマー溶液に浸漬して化学酸化重合による第一の導電性高分子層5を形成させる。特に陽極体3の角部に第一の導電性高分子層5をより選択的に形成するには、酸化剤濃度が飽和濃度であり、溶媒がエタノール、又は、水である酸化剤溶液に浸漬した後、放置するが、その放置中の湿度が80〜100%RH以上の高湿度雰囲気であることが好ましい。(S3)
しかる後、可溶性導電性高分子溶液の浸漬、乾燥により、前記第一の導電性高分子層5の上に第二の導電性高分子層6aを形成する。浸漬後において、特に陽極体3の角部に第一の導電性高分子層5が形成されていることにより、表面張力による陽極体中央部に可溶性導電性高分子溶液が移動することを妨げることが出来る。この事により、陽極体3の角部及び陽極体中央部ともに第二の導電性高分子層6aを均一に形成させることが可能となる。尚、図7には、陽極体3の空隙部11に形成された第一の導電性高分子層5が陽極体表面部にも形成されている様子を示している。(S4)
前記固体電解質層の上に陰極体としてグラファイトペースト層7a、銀ペースト層7bを順次塗布して陰極層を形成して固体電解コンデンサ素子を製作する。(S5)
次に、陽極リード線2に陽極リードフレーム9aに陽極部をスポット溶接にて接合するとともに、陰極リードフレーム9bに銀ペーストからなる導電性接着剤8を塗布した後、陰極層を陰極リード9bに接合する(S6)。
その後、全体を外装樹脂10で封止することにより、固体電解コンデンサ1が完成する。(S7)
次に、実施例について、図5及び図6を参照して説明する。図5は実施例1の固体電解質層の形成工程における固体電解コンデンサ素子を示す模式断面図、図5(a)は可溶性導電性高分子溶液塗布後の模式断面図、図5(b)は乾燥後の模式断面図を示す。又、図6は実施例2の固体電解質層の形成工程における固体電解コンデンサ素子を示す模式断面図、図6(a)は可溶性導電性高分子溶液塗布後の模式断面図、図6(b)は乾燥後の模式断面図を示す。
実施例1について、図5を参照に用いて説明する。
タンタル粉末(約50,000CV/g)を用いて、嵩密度6.5(g/cm3)に調整した寸法3.76(mm)×1.05(mm)×4.64(mm)の直方体にタンタルワイヤー(直径0.44mm)が埋め込まれたプレス体を、約1500℃で焼結しタンタル焼結体を製作した。
タンタル焼結体を0.05wt%、60℃のリン酸水溶液に浸漬し、20Vでの陽極酸化を行った。
前段階で形成されたタンタル多孔質体内部のタンタル酸化皮膜を形成した陽極体3を濃度が20wt%のエタノール溶媒の酸化剤溶液に1分間浸漬した。その後、30分間放置した後、モノマーであるポリピロール溶液に1分間浸漬して、さらに30分間、室温で放置した。この操作を3回繰り返して前記多孔質体内部に化学酸化重合による第一の導電性高分子層5を形成した。
次に、酸化剤濃度が50wt%である鉄塩系酸化剤水溶液に陽極体を1分間浸漬後、15分間乾燥して、その後、モノマーである3、4−エチレンジオキシチオフェンに1分間浸漬した後、30分間放置することにより、化学酸化重合による第一の導電性高分子層5を形成した。この前述の作業を5回繰り返して実施することにより、図5(b)の点線部に示すように陽極体3の角部に選択的に第一の導電性高分子層5を形成した。
前述のように、第一の導電性高分子層5が形成された後、陽極体3を可溶性導電性高分子溶液に1分間浸漬した後、150℃、15分間の乾燥を行い、これを3回繰り返すことにより、陽極体3の外周部に第二の導電性高分子層6aを形成させた。この際に従来のように可溶性導電性高分子溶液が表面張力により陽極体中央部に多く寄せられることなく、図5(b)の点線部に示すように、陽極体の角部に形成された第一の導電性高分子層5に可溶性導電性高分子溶液が保持されて、陽極体表面部に均一に付着することから、第二の導電性高分子層6aが陽極体に均一に形成されることにつながる。
しかる後、陰極層としてグラファイトペースト層、銀ペースト層を形成することにより、実施例1による固体電解コンデンサ素子を製作した。
実施例2について、図6を用いて説明する。
前述の多孔質体内部の第一の導電性高分層5を形成後、50wt%の鉄塩系酸化剤エタノール溶液に陽極体3を1分間浸漬して、温度25℃、相対湿度95%RH以上の雰囲気で30分間乾燥した。その後、モノマーである3、4−エチレンジオキシチオフェンに1分間浸漬した後、30分間放置することにより、化学酸化重合による第一の導電性高分子層5を形成した。この前述の作業を5回繰り返して実施することにより、図6(b)の点線部に示すように陽極体3の角部及び、陽極体表面部に凸状態の第一の導電性高分子層5を形成した。これ以外は前述の実施例1と同様として固体電解コンデンサ素子を製作した。
(比較例1)
陽極体に陽極酸化皮膜を形成後、可溶性導電性高分子溶液に浸漬または塗布した後、乾燥して表面に導電性高分子層を形成した後、グラファイト層及び銀ペースト層を順次形成した。
(比較例2)
陽極体を濃度が20wt%のエタノール溶媒の酸化剤溶液に1分間浸漬した。その後、30分間、室温で放置した後、モノマーであるポリピロール溶液に1分間浸漬して、さらに30分間、室温で放置した。この操作を3回繰り返して前記多孔質体内部に化学酸化重合による第一の導電性高分子層5を形成した。その後、可溶性導電性高分子溶液に1分間浸漬した後、150℃ 15分間の乾燥を行い、これを3回繰り返すことにより、陽極体の外周部に導電性高分子層を形成させた。
実施例1及び2で製作された固体電解コンデンサと比較例1及び2で製作された固体電解コンデンサとの比較データを表1に示す。表1には、陽極体表面部、及び、角部での固体電解質の厚み、製造工程中の漏れ電流検査不良率、ESRの比較データを示す。
Figure 0005062770
表1より、実施例は比較例に比べて、陽極体表面部及び角部の固体電解質の厚みに差がなく、均一化しており、これにより、製造工程中の漏れ電流検査不良率が低く、また、ESRに優れていることにつながっていることが分かる。
以上、本発明により、低いESR特性を維持し、且つ、漏れ電流、短絡に対して信頼性の高い固体電解コンデンサを得ることが出来た。
1 固体電解コンデンサ
2 陽極リード線
3 陽極体
4 誘電体層
5 第一の導電性高分子層
6a 第二の導電性高分子層
6b 可溶性導電性高分子溶液
7a グラファイトペースト層
7b 銀ペースト層
8 導電性接着剤
9a 陽極リードフレーム
9b 陰極リードフレーム
10 外装樹脂
11 空隙部

Claims (4)

  1. 陽極リードが引き出された弁作用金属からなる角柱状の多孔質体表面に誘電体層が形成された陽極体と前記誘電体層の上に形成された第一の導電性高分子層と前記第一の導電性高分子層の上に形成された第二の導電性高分子層と前記第二の導電性高分子層の上に順次形成されたグラファイト層と銀ペースト層とを有する固体電解コンデンサであって、
    前記第一の導電性高分子層は、
    前記陽極体をモノマー溶液に浸漬して化学酸化重合、電解重合または可溶性導電性高分子溶液の浸漬、乾燥により形成された前記誘電体層に接する層と、
    前記陽極体を酸化剤溶液に浸漬し、溶媒を蒸発させて、前記陽極体の少なくとも角部に、前記酸化剤溶液から析出させた結晶と、
    前記陽極体を前記モノマー溶液に浸漬して、化学重合により前記誘電体層に接する層及び前記結晶の上に形成された前記第二の導電性高分子層に接する層と
    からなることを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 前記結晶が前記陽極体の表面に点在して形成されたことを特徴とする請求項に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記第一の導電性高分子層は、前記陽極体の少なくとも角部が凸形状である請求項1または2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 陽極リードが引き出された弁作用金属からなる角柱状の多孔質体表面に誘電体層が形成された陽極体と前記誘電体層の上に形成された第一の導電性高分子層と前記第一の導電性高分子層の上に形成された第二の導電性高分子層と前記第二の導電性高分子層の上に順次形成されたグラファイト層と銀ペースト層とを有する固体電解コンデンサの製造方法であって、
    前記陽極体をモノマー溶液に浸漬して化学酸化重合、電解重合または可溶性導電性高分子溶液の浸漬、乾燥により前記誘電体層に接する層を形成し、
    さらに、前記陽極体を酸化剤溶液に浸漬し、溶媒を蒸発させて、前記陽極体の少なくとも角部に、前記酸化剤溶液から結晶を析出させた後、
    前記陽極体を前記モノマー溶液に浸漬して、化学重合により前記誘電体層に接する層及び前記結晶上に、前記第二の導電性高分子層に接する層を形成することにより、
    前記第一の導電性高分子層を形成する工程を含むことを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
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