JP2008239883A - 熱可塑性樹脂組成物、熱可塑性樹脂成形体ならびに熱可塑性樹脂成形体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スチレン系樹脂1〜98重量部と、脂肪族ポリエステル樹脂1〜80重量部と、ビニル系重合体1〜80重量部(但し、スチレン系樹脂、脂肪族ポリエステル樹脂およびビニル系重合体の合計を100重量部とする)とを含む熱可塑性樹脂組成物、当該熱可塑性樹脂組成物を加熱溶融した後、成形して得られた熱可塑性樹脂成形体、ならびに、当該熱可塑性樹脂組成物または熱可塑性樹脂成形体を加熱溶融して成形する、熱可塑性樹脂成形体の製造方法。
【選択図】なし
Description
(2)ノッチ付アイゾット衝撃強度が4kJ/m2以上である、
(3)ノッチ付アイゾット衝撃強度が初期のノッチ付アイゾット衝撃強度の75%を保持する時間が、温度65℃かつ湿度90%RHの条件下で300時間以上である。
<スチレン系樹脂>
本発明の熱可塑性樹脂組成物に用いられるスチレン系樹脂は、スチレン成分を含むものであればよく、特に制限されるものではない。本発明に用いられるスチレン系樹脂としては、たとえばスチレン重合体、スチレン−メタクリル酸エステル−アクリル酸エステル共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体などが挙げられ、また、ブタジエンゴムなどのエラストマーを共重合させたものであってもよく、スチレン成分を含むならば、たとえば変性ポリフェニレンエーテルなどの他の樹脂とのポリマーアロイであってもよい。本発明におけるスチレン系樹脂は、上述した1種または複数種を好ましく用いることができるが、中でも、脂肪族ポリエステル樹脂と親和性の高いアクリル成分を有するスチレン−メタクリル酸エステル−アクリル酸エステル共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体から選ばれる少なくとも1種が好ましく、耐衝撃性、強度、剛性、成形性などの特性のバランスに優れることから、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)が特に好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物に用いられる脂肪族ポリエステル樹脂としては、特に制限されるものではなく、脂肪族ヒドロキシカルボン酸を主たる構成成分とする重合体、脂肪族多価カルボン酸と脂肪族多価アルコールを主たる構成成分とする重合体などから選ばれる少なくとも1種を用いることができる。脂肪族ヒドロキシカルボン酸を主たる構成成分とする重合体としては、具体的には、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリ3−ヒドロキシカルボン酪酸、ポリ4−ポリヒドロキシ酪酸、ポリ3−ヒドロキシヘキサン酸またはポリカプロラクトンなどが挙げられる。また脂肪族多価カルボン酸と脂肪族多価アルコールを主たる構成成分とする重合体としては、たとえばポリエチレンアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンアジペートまたはポリブチレンサクシネートなどが挙げられる。中でも、脂肪族ポリエステル樹脂として、脂肪族ヒドロキシカルボン酸を主たる構成成分とする重合体が好ましく、脂肪族ヒドロキシカルボン酸を主たる構成成分とする重合体の中でも、環境負荷の低減という点からは、バイオマス由来の資源であるポリ乳酸がより好ましい。ポリ乳酸の中でも、L−乳酸および/またはD−乳酸を主成分とするポリ乳酸重合体が特に好ましく用いられる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物に用いられるビニル系重合体としては、下記式で表されるようなビニル基を含み、C、H以外の原子または芳香族環を有するものであれば、特に制限されるものではない。
上記式中、R1は、C、H以外の原子および/または芳香族環を示す。たとえば、R1がHC6H5(芳香族環)である場合、上記式で表されるビニル基はスチレン基となる。この場合、上述したアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体などのスチレン系樹脂は、ビニル系重合体に属することになるが、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、上述したスチレン系樹脂を2種以上と、脂肪族ポリエステル樹脂とを特定比率にて配合して実現されてもよい(この場合、スチレン系樹脂のうちの少なくともいずれかがビニル系重合体の比率となるように配合されていればよい)。本発明におけるビニル系重合体としては、上述したスチレン系樹脂のほか、たとえば塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニレデン系樹脂、ビニルアルコール系樹脂などから選ばれる少なくとも1種以上を用いることができるが、中でも、上述したように脂肪族ポリエステル樹脂として好ましく用いられ得るポリ乳酸と親和性を示すことから、アクリル酸エステルの重合体および/またはメタクリル酸エステルの重合体であるアクリル系樹脂を主成分とするものであることが好ましい。なお、本発明の熱可塑性樹脂組成物を用いて得られた熱可塑性樹脂成形体(後述)の物性保持時間、ノッチ付アイゾット衝撃強度、面衝撃強度などの物性を改善し得る観点からは、ビニル系重合体は2種以上配合されてなることが好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、上述したスチレン系樹脂、脂肪族ポリエステル樹脂およびビニル系重合体に加え、ゴム質含有共重合体をさらに含むことが好ましい。ゴム質含有共重合体は、ゴム質成分を含有しているならば特に制限されるものではなく、ゴム質成分としては、たとえば、エチレン/プロピレン共重合体などのオレフィン系ゴム、アクリル酸ブチルなどのアクリル系ゴム、ポリオルガノシロキサンなどのシリコン系ゴム、アクリル酸エステル/ブタジエン共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/ブチレン/ブタジエン共重合体などのブタジエン系ゴムが挙げられる。本発明におけるゴム質含有共重合体は、ゴム質成分を含んでいるならば、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重合体、メチルメタクリレート−アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−ジエン−スチレン共重合体やアクリレート−スチレン−アクリロニトリル共重合体などであってもよい。本発明におけるゴム質含有共重合体は、1種または2種以上を用いることができる。
酸化防止剤としては、たとえばフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤などから選ばれる少なくとも1種の従来公知の適宜の酸化防止剤を特に制限されることなく用いることができる。中でも、熱安定性、色調の安定性の観点からは、酸化防止剤としてフェノール系酸化防止剤および/またはリン系酸化防止剤を用いることが好ましい。フェノール系酸化防止剤としては、具体的には、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、n−オクデシル−3−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェノール)プロピオネート、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロオキシフェニル)プロピオネート]メタン、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロオキシフェニル)イソシアヌレート、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート]、3,9−ビス{2−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニル]−1,1−ジメチルエチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカンなどが例示され、また、リン系酸化防止剤としては、具体的には、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−ホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−ホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリス(2,4’−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、トリオクタデシルホスファイト、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチル)トリデシルホスファイト、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチル−ジ−トリデシル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリステアリルホスファイト、2,2’メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスファイトなどが例示される。
耐加水分解安定剤としては、加水分解を防止または抑制する機能を有するものであれば、特に制限されることなく、たとえばカルボジイミド化合物、エポキシ化合物などから選ばれる少なくとも1種の従来公知の適宜の耐加水分解安定剤を用いることができる。ここで、カルボジイミド化合物とは、分子中に1個以上のカルボジイミド基を有する化合物を意味する。本発明における耐加水分解安定剤としては、上述した脂肪族ポリエステル樹脂(好ましくはL−乳酸および/またはD−乳酸を主成分とするポリ乳酸重合体)の一部を構成する水酸基および/またはカルボキシル基と反応性を有する官能基を有するものであることが好ましく、このような官能基としては、たとえばエポキシ基、カルボジイミド基、アミノ基、イソシアネート基、オキサゾリン基、無水カルボン酸基、無水フタル酸などが挙げられる。中でも、脂肪族ポリエステル樹脂の一部を構成する水酸基および/またはカルボキシル基との反応性の高さからは、カルボジイミド基が好ましく、このカルボジイミド基を分子中に1個以上有する化合物であるカルボジイミド化合物を耐加水分解安定剤として用いることが好ましい。
本発明はまた、上述した本発明の熱可塑性樹脂組成物を加熱溶融した後、成形して得られた熱可塑性樹脂成形体についても提供するものである。本発明の熱可塑性樹脂成形体は、その形状は特に制限されるものではなく、たとえば各種製品の部材に応じた形状に成形されていてもよいし、各種製品の部材に応じた形状に成形する工程に用いるための前駆体としてペレット状、シート状、フィルム状、パイプ状などの形状であってもよい。
(2)ノッチ付アイゾット衝撃強度が4kJ/m2以上である、
(3)ノッチ付アイゾット衝撃強度が初期のノッチ付アイゾット衝撃強度の75%を保持する時間(物性保持時間)が、温度65℃かつ湿度90%RHの条件下で300時間以上である。
本発明の熱可塑性樹脂成形体は、たとえばJIS K7211の規定に準拠して測定された面衝撃強度が好ましくは10cm以上であり、より好ましくは30cm以上であるように実現され得る。ここで、「面衝撃強度」とは、一定の高さから錘を落下させ、どの高さで材料が割れるかを示すものであり、異種材料が混合しているような材料は、互いの材料が界面で剥離している(相容していない)ため、面衝撃強度が小さくなり、相容しているかどうかの指標になるものである。好ましくは10cm以上、より好ましくは30cm以上の面衝撃強度を有するように実現された本発明の熱可塑性樹脂成形体は、重量のあるものを落としたり、ぶつけたりしても割れたり、クラックが入る虞がないため、たとえば家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)などの強度の必要な外装部材に好適に用いることができる。
また本発明の熱可塑性樹脂成形体は、たとえばJIS K7110の規定に準拠して測定されたノッチ付アイゾット衝撃強度が好ましくは4kJ/m2以上であり、より好ましくは5kJ/m2以上である。ここで、「アイゾット衝撃強度」とは、材料に高速で負荷を与えた際、その破壊に対する抵抗力を表現するものである。一般に強度が大きいと硬くて強い材料、小さいと脆くて弱い材料といえるが、ゴムのように弾性が大きいために破壊しにくい材料もある。好ましくは4kJ/m2以上、より好ましくは5kJ/m2以上のノッチ付アイゾット衝撃強度を有するように実現された本発明の熱可塑性樹脂成形体は、たとえばツメを有する成形品などに用いても、この成形品の組立時にツメが折れてしまう可能性が低いため、このようなツメを有する成形品に好適に用いることができる。
また、本発明の熱可塑性樹脂成形体は、たとえばJIS K7110の規定に準拠して測定されたノッチ付アイゾット衝撃強度が初期のノッチ付アイゾット衝撃強度の75%を保持する時間が、温度65℃かつ湿度90%RHの条件下で300時間以上であることが好ましく、400時間以上であることがより好ましい。このようなノッチ付アイゾット衝撃強度の保持時間を有するように実現された本発明の熱可塑性樹脂成形体は、長期に使用してもツメ、リブなどが折れて成形品が破損してしまうなどの支障をきたす虞がない。
上述した本発明の熱可塑性樹脂成形体を製造する方法については、特に制限されるものではないが、上述した本発明の熱可塑性樹脂組成物を加熱溶融して成形する方法によって製造されることが好ましい。本発明は、このような熱可塑性樹脂成形体の製造方法についても提供するものである。本発明の熱可塑性樹脂成形体の製造方法によれば、通常使用されている設備を用いることができるため、特殊な専用設備を作製することなく、新たな設備投資の低減に貢献できる。
実施例および比較例には、下記材料を用いた。
・脂肪族ポリエステル樹脂:ポリ乳酸樹脂(レイシアH−100J、三井化学製)
・ビニル系重合体(1):PMMA樹脂(アクリペットMD001、三菱レイヨン製)
・ビニル系重合体(2):メタクリル酸メチル−アクリル酸メチル共重合体(メタブレンP−551、三菱レイヨン製)
・ビニル系重合体(3):ポリメタクリル酸メチル−メタクリル酸メチル−グリシジルメタクリレートグラフト共重合体(レゼダGP−301、東亞合成製)
・ゴム質含有共重合体(1):シリコーン−アクリル系ゴム(メタブレンS−2001、三菱レイヨン製)
・ゴム質含有共重合体(2):コア・シェル型ブタジエン−アクリル系ゴム(メタブレンC−223A、三菱レイヨン製)
・ゴム質含有共重合体(3):スチレン−ブタジエン系ゴム(タフプレン126、旭化成製)
・酸化防止剤(1):フェノール系酸化防止剤(アデカスタブAO−51、旭電化製)
・酸化防止剤(2):リン系酸化防止剤(アデカスタブHP10、旭電化製)
・耐加水分解安定剤:カルボジイミド化合物(カルボジライトLA−1、日清紡製)
<実施例1>
上述したスチレン系樹脂と、脂肪族ポリエステル樹脂と、ビニル系重合体(1)とを、75:25:10の比率(重量比)で、タンブラー混合機を用いて混合し、熱可塑性樹脂組成物を調製した。次に、熱可塑性樹脂組成物をスクリュー径25mm、L/D=26の二軸溶融混練押出機(株式会社テクノベル製)を用いて、設定温度220℃で加熱溶融混練するとともに、押出成形し、ペレタイザーを用いてカットし、ペレット状の熱可塑性樹脂成形体を得た。得られた熱可塑性樹脂成形体を、10トン射出成形機(日精樹脂株式会社製)ホッパーに投入し、設定温度220℃、金型温度40℃、冷却時間30秒の射出成形条件で、後述する引張強度、伸び、曲げ強度、曲げ弾性率およびアイゾット衝撃強度を測定するためのASTM準拠の物性測定用試験片を作製した。また、面衝撃強度測定のために、厚さ3mmの物性測定用試験片も作製した。
上述したスチレン系樹脂と、脂肪族ポリエステル樹脂と、ビニル系重合体(3)とを、75:25:3の比率(重量比)で用いたこと以外は実施例1と同様にして、各試験片を作製した。
上述したスチレン系樹脂と、脂肪族ポリエステル樹脂と、ビニル系重合体(3)と、ゴム質含有共重合体(1)とを、75:25:3:10の比率(重量比)で用いたこと以外は実施例1と同様にして、各試験片を作製した。
上述したスチレン系樹脂と、脂肪族ポリエステル樹脂と、ビニル系重合体(3)と、ゴム質含有共重合体(1)とを、75:25:1.5:10の比率(重量比)で用いたこと以外は実施例1と同様にして、各試験片を作製した。
脂肪族ポリエステル樹脂と、ビニル系共重合体(3)とを予め加熱溶融してペレット状とした後、これにスチレン系樹脂およびゴム質含有共重合体(1)を混合して加熱溶融して成形したこと以外は実施例4と同様にして、各試験片を作製した。
上述したスチレン系樹脂と、脂肪族ポリエステル樹脂と、ビニル系重合体(3)と、ゴム質含有共重合体(2)とを、75:25:3:10の比率(重量比)で用いたこと以外は実施例1と同様にして、各試験片を作製した。
上述したスチレン系樹脂と、脂肪族ポリエステル樹脂と、ビニル系重合体(3)と、ゴム質含有共重合体(3)とを、75:25:3:10の比率(重量比)で用いたこと以外は実施例1と同様にして、各試験片を作製した。
上述したスチレン系樹脂と、脂肪族ポリエステル樹脂と、ビニル系重合体(1)と、ビニル系重合体(3)と、ゴム質含有共重合体(1)とを、75:25:10:1.5:10の比率(重量比)で用いたこと以外は実施例1と同様にして、各試験片を作製した。
上述したスチレン系樹脂と、脂肪族ポリエステル樹脂と、ビニル系重合体(2)と、ビニル系重合体(3)と、ゴム質含有共重合体(1)とを、75:25:10:1.5:10の比率(重量比)で用いたこと以外は実施例1と同様にして、各試験片を作製した。
上述したスチレン系樹脂と、脂肪族ポリエステル樹脂と、ビニル系重合体(1)と、ビニル系重合体(3)と、ゴム質含有共重合体(1)と、酸化防止剤(1)と、酸化防止剤(2)と、耐加水分解安定剤とを、75:25:10:1.5:10:0.3:0.3:1の比率(重量比)で用いたこと以外は実施例1と同様にして、各試験片を作製した。
実施例10と同様の組成で配合した熱可塑性樹脂組成物を、射出成形した後に、温度65℃、湿度90%RH条件下に300時間放置した後、さらに酸化防止剤(1),(2)を0.15(重量比)と、耐加水分解安定剤を1(重量比)添加して押出成形したこと以外は、実施例10と同様にして、各試験片を作製した。
上述したスチレン系樹脂と、脂肪族ポリエステル樹脂とを、75:25の比率(重量比)で用いたこと以外は実施例1と同様にして、各試験片を作製した。
上述したスチレン系樹脂と、脂肪族ポリエステル樹脂と、ビニル系重合体(3)とを、75:25:1の比率(重量比)で用いたこと以外は実施例1と同様にして、各試験片を作製した。
スチレン系樹脂のみを用いたこと以外は実施例1と同様にして、各試験片を作製した。
実施例1〜9、比較例1〜3で作製した各試験片を用いて、以下の各種物性の評価試験を行なった。
JIS K7113の規定に準拠して、引張破断点降伏強さ、引張破断点伸びとしてそれぞれ測定した。なお、「引張強度」、「伸び」とは、材料を一定の速度で引張、応力と歪の関係を求めるもので、伸長された材料は、はじめに弾性変形をし、その後塑性変形をはじめ、極大強度に達し、さらに降伏点を越えるとネッキングを生じ、破断に至る。応力の一番大きいところ(最大点応力)を「引張強度」、破断したときの歪(破断点伸び)を「伸び」としている。
JIS K7203の規定に準拠してそれぞれ測定した。なお、「曲げ強度」、「曲げ弾性率」とは、2点で支えた試験片の中心に応力をかけることにより、応力と歪の関係を求めるものである。応力の一番大きいところを「曲げ強度」、応力−歪曲線の傾きを「曲げ弾性率」としている。
JIS K7110の規定に準拠して測定した。
JIS K7211の規定に準拠して測定した。なお、表1中の「>200」は、面衝撃強度が200cm以上、「<2.5」は2.5cm以下であることを示す。
JIS K7110の規定に準拠して測定されるノッチ付アイゾット衝撃強度が、65℃90%RHの条件下で初期のノッチ付アイゾット衝撃強度の75%以上を保持する時間を評価した。なお、表1中、「>1000」は物性保持時間が1000hr以上であることを示している。
Claims (26)
- スチレン系樹脂1〜98重量部と、脂肪族ポリエステル樹脂1〜80重量部と、ビニル系重合体1〜80重量部(但し、スチレン系樹脂、脂肪族ポリエステル樹脂およびビニル系重合体の合計を100重量部とする)とを含む、熱可塑性樹脂組成物。
- 前記スチレン系樹脂が、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記脂肪酸ポリエステル樹脂が、L−乳酸および/またはD−乳酸を主成分とするポリ乳酸重合体である、請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記ビニル系重合体が2種以上配合されてなる、請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記ビニル系重合体が、アクリル酸エステルの重合体および/またはメタクリル酸エステルの重合体を主成分とする、請求項1〜4のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記ビニル系重合体が、水酸基および/またはカルボキシル基と反応性を有する官能基を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記水酸基および/またはカルボキシル基と反応性を有する官能基がエポキシ基である、請求項6に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- ゴム質含有共重合体0.5重量部〜50重量部をさらに含む、請求項1〜7のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記ゴム質含有共重合体がアクリル系成分を含む、請求項8に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記アクリル系成分がシリコーン・アクリル系成分および/またはコア・シェル型アクリル系成分である、請求項9に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 酸化防止剤および/または耐加水分解安定剤をさらに含む、請求項1〜10のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記酸化防止剤がフェノール系酸化防止剤および/またはリン系の酸化防止剤であり、熱可塑性樹脂組成物100重量部中、フェノール系酸化防止剤0.01〜5重量部および/またはリン系酸化防止剤0.01〜5重量部を含む、請求項11に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記耐加水分解安定剤がカルボジイミド化合物であり、脂肪族ポリエステル樹脂100重量部に対し、当該カルボジイミド化合物を0.01〜10重量部含む、請求項11または12に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 請求項1〜13のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物を加熱溶融した後、成形して得られた、熱可塑性樹脂成形体。
- ペレット状である、請求項14に記載の熱可塑性樹脂成形体。
- 面衝撃強度が10cm以上である、請求項14または15に記載の熱可塑性樹脂成形体。
- ノッチ付アイゾット衝撃強度が4kJ/m2以上である、請求項14〜16のいずれかに記載の熱可塑性樹脂成形体。
- ノッチ付アイゾット衝撃強度が初期のノッチ付アイゾット衝撃強度の75%を保持する時間が、温度65℃かつ湿度90%RHの条件下で300時間以上である、請求項14〜17のいずれかに記載の熱可塑性樹脂成形体。
- 家電製品、OA機器、電気電子部品なる群から選ばれる製品に用いられるものである、請求項14〜18のいずれかに記載の熱可塑性樹脂成形体。
- マテリアルリサイクルされる製品に用いられる、請求項14〜19のいずれかに記載の熱可塑性樹脂成形体。
- マテリアルリサイクルされる製品が家電製品である、請求項20に記載の熱可塑性樹脂成形体。
- 酸化防止剤および/または耐加水分解安定剤が配合されてマテリアルリサイクルされる、請求項20または21に記載の熱可塑性樹脂成形体。
- 耐加水分解安定剤がカルボジイミド化合物であり、脂肪族ポリエステル樹脂100重量部に対し、0.1〜10重量部のカルボジイミド化合物が配合される、請求項22に記載の熱可塑性樹脂成形体。
- 請求項1〜13のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物を加熱溶融して成形する、熱可塑性樹脂成形体の製造方法。
- 脂肪族ポリエステル樹脂とビニル系重合体とを混合して加熱溶融して成形する工程と、上記成形して得られた成形物にさらにスチレン系樹脂を混合して加熱溶融して成形する工程とを含む、請求項24に記載の熱可塑性樹脂成形体の製造方法。
- 請求項20〜23のいずれかに記載の熱可塑性樹脂成形体を加熱溶融して成形する、熱可塑性樹脂成形体の製造方法。
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