JP2008234742A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
光ディスク装置において、エマージェンシーイジェクト動作時、光ディスクのディスク面への傷付きをなくす。
【解決手段】
エマージェンシーイジェクト指示を検出するエマージェンシーイジェクト検出部と、光ディスクの回転数に対応した信号を形成する回転数検出部と、エマージェンシーイジェクト検出部からの第1の信号と回転数検出部からの第2の信号とに基づき作動し該第2の出力信号が基準レベル以下の場合に対物レンズのアクチュエータ制御停止を指示する制御信号をアクチュエータ制御部に入力させる第3の信号を形成する論理回路部とを備え、エマージェンシーイジェクト指示検出後、光ディスクの回転数が設定値以下となるまでの間は、第3の信号を形成せずにアクチュエータ制御を行い、対物レンズを、フォーカス制御状態またはディスク面から離間した退避状態にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスク装置に係り、特に、エマージェンシーイジェクト動作を行うための構成に関する。
本発明に関連する従来技術であって特許文献に記載されたものとしては、例えば、特開2005−182905号公報(特許文献1)に記載された技術がある。該特開2005−182905号公報には、ディスク回転装置からディスクを取出す際、ディスクが回転状態から停止状態になるまでの時間を短縮するために、ディスクを保持して回転駆動する回転駆動機構の回転部に当接して該回転部に摩擦力を付与しディスク回転を制動するブレーキ装置を設けるとした技術が記載されている。
特開2005−182905号公報
例えば青系レーザ光を用いて記録や再生を行う光ディスクなどの高容量の光ディスクでは、光ピックアップの対物レンズの先端と光ディスクの記録面側の表面(以下、ディスク面という)との間の距離(対向ギャップ)が短くされた状態で情報の記録または再生が行われる。このため、光ディスク装置で記録または再生中に停電や故障などで通常のディスク排出動作ができなくなって緊急の排出操作(以下、エマージェンシーイジェクト操作という)を行った場合には、光ディスクの回転中に、例えば光ディスク面の面振れに起因して、対物レンズの先端のプロテクタ部とディスク面とが接触してしまい、光ディスク面に傷が付く。ディスク面の面振れ量は光ディスクの外周側位置ほど大きいため、対物レンズ位置が該外周側位置にある場合ほど、対物レンズの先端がディスク面に接触し易い。また、接触による傷は、光ディスクが高速で回転している場合ほど大きくかつ深い。
図11は、光ディスク2をトレイ30とともに搬入・搬出する方式の光ディスク装置の構成例図である。トレイ30には、ディスクモータ3や、光ピックアップ4や、該光ピックアップ4を光ディスク2の略半径方向に案内しながら移動させる移動・案内機構(図示なし)などが搭載されている。例えば、図11の光ディスク装置において、光ディスク2に情報を記録または再生中に、ユーザが、エマージェンシーイジェクト操作を行うすなわち小孔60からピンを差し込んで装置内のエマージェンシーイジェクト動作指示用スイッチ(図示なし)を作動させた場合、トレイ30は、ばね(図示なし)の弾性復元力によってX方向(イジェクト方向)に移動し装置本体部から排出され始める。光ディスク2は、このとき、ディスクモータ3に固定されたターンテーブル9上に載置されているため、回転数が減少しながらも回転状態のまま、トレイ30とともにX方向に移動する。該移動により光ディスク2は、その外周側面が、ボトムケース40側に設けられたブレーキパッド50に当接し、該当接に基づく摩擦によりブレーキ力を受けて回転が停止する。該回転停止後はユーザが手動で光ディスク2を排出移動させる。しかしながら、光ディスク2のディスク面に面振れがある場合には、該光ディスク2は、上記回転停止する前は、図12に示すように、回転により、そのディスク面2aの、対物レンズ5の先端のプロテクタ部からの距離が変化する。図12は、面振れにより、実線で示される位置Qと点線で示される位置Qとの間でディスク面位置が変化する場合を示し、位置Qではディスク面2aの、対物レンズ5の先端のプロテクタ部からの距離がdであったものが、位置Qではゼロとなり、ディスク面にプロテクタ部が接触する。エマージェンシーイジェクト操作が行われず、光ディスク2に対し情報を記録または再生動作中の場合には、例えば上記距離dが位置Qにおいても確保されるように対物レンズ5の位置が制御される。
上記特開2005−182905号公報記載の技術においても、エマージェンシーイジェクト操作が行われたとき、ディスクがブレーキ装置によって回転停止されるまでの間においては、ディスクの面振れが大きい場合には、対物レンズのプロテクタ部とディスク面とが接触してしまうおそれがあると考えられる。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、エマージェンシーイジェクト動作時、光ディスクの回転が停止またはこれに近い状態となるまでは、対物レンズまたは該レンズのプロテクタ部がディスク面に接触しないようにし、ディスク面への傷付きをなくすことである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決し、信頼性が確保された光ディスク装置を提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、光ディスク装置において、エマージェンシーイジェクト動作指示を検出するエマージェンシーイジェクト検出部と、光ディスクまたはディスクモータの回転数に対応した信号を形成し出力する回転数検出部と、エマージェンシーイジェクト検出部から出力される第1の信号と回転数検出部から出力される第2の信号とに基づき作動し該第2の信号が基準レベル以下の場合に対物レンズのアクチュエータ制御の停止を指示する制御信号(ミュート信号)がアクチュエータ制御部に入力されるようにする第3の信号を形成する論理回路部と、を備え、エマージェンシーイジェクト動作指示の検出後、光ディスクの回転数が予め設定された値以下となるまでの間は、論理回路部から上記第3の信号が出力されない状態としてアクチュエータ制御を行い、対物レンズを、フォーカス制御状態またはディスク面から面振れ量よりも大きい距離離間した退避状態にする構成とする。対物レンズを上記退避状態にするアクチュエータ制御は、光ディスクからの反射レーザ光によるRF信号のレベルが基準値以下となったときを起点に開始される。
本発明によれば、光ディスク記録面への傷付きを防止可能な光ディスク装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1〜図4は、本発明の第1の実施例の説明図である。図1は、本発明の第1の実施例としての光ディスク装置の構成図、図2は、図1の光ディスク装置における光ピックアップ内の構成を説明する図、図3は、図1の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作時の各部の動作状態を示す図、図4は、図1の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作のフロー図である。本第1の実施例は、エマージェンシーイジェクト動作時、アクチュエータ制御として対物レンズを光ディスクのディスク面から退避した状態にし、光ディスクの回転数がブレーキパッドの摩擦で十分に低下したとき該退避状態を解除する場合の例である。
図1において、2は、情報の記録媒体としての光ディスク、3は、光ディスク2を回転駆動するディスクモータ、4は光ピックアップ、5は対物レンズ、11は、ディスクモータ3を回転駆動するとともに回転状態を制御するモータ制御部、12は、光ピックアップ4内のアクチュエータを制御し、上記対物レンズ5をフォーカス制御状態または光ディスク2のディスク面(対物レンズ5に対向する面)から離間した退避状態にするアクチュエータ制御部、13は、光ピックアップ4内でレーザ光を生成するレーザダイオードの駆動制御を行うレーザ制御部、14は、光ディスク2またはディスクモータ2の回転数を、例えばFG(Frequency Generater)(周波数発電器)やディスクモータ3の固定子コイルの逆起電力などに基づいて検出し、該検出した回転数が、予め設定してある基準値を超える場合には、第2の信号としての信号Sを出力せず、該検出した回転数が該基準値以下の場合に、第2の信号としての信号Sを形成して出力する構成を有する回転数検出部、15は、光ディスク2に対するエマージェンシーイジェクト動作が指示されたことを検出し、第1の信号としての信号(以下、第1の信号という)Sを形成して出力するエマージェンシーイジェクト検出部、16は、光ディスク装置全体の制御を行う制御部としてのDSP(Digital Signal Processor)、161は、DSP16内に組み込まれたマイコン、17は、光ピックアップ4により光ディスク2からの反射レーザ光に基づき再生されたRF(Radio Frequency)信号を増幅したり、波形整形したりするアナログフロントエンド(以下、AFEという)、18は、上記エマージェンシーイジェクト検出部15から出力される第1の信号Sと上記回転数検出部14から出力される第2の信号としての信号(以下、第2の信号という)Sとに基づき、上記アクチュエータ制御部12へ上記アクチュエータ制御の停止を指示するための制御信号すなわちミュート信号Sの供給を行わせる第3の信号としての信号(以下、第3の信号という)Sを形成して出力する論理回路部である。
また、SW1は、ユーザのエマージェンシーイジェクト操作により、エマージェンシーイジェクト動作を指示するエマージェンシーイジェクト動作指示用のスイッチ、SW2は、上記DSP16と上記レーザ制御部13との間に設けられ、上記レーザダイオードをレーザ出力オンの状態にする制御信号すなわちイネーブル信号Sの、該DSP16から該レーザ制御部13への供給をオン、オフするスイッチ、SW3は、上記DSP16と上記アクチュエータ制御部12との間に設けられ、上記アクチュエータ制御の停止を指示するミュート信号Sの、該DSP16またはグランドから該アクチュエータ制御部12への供給をオン、オフするスイッチ、Rは、上記スイッチSW1がオフ状態(開状態)のとき、エマージェンシーイジェクト検出部15の入力をHighレベルにするためのプルアップ抵抗である。スイッチSW1、SW2、SW3はいずれも、半導体を用いた回路スイッチ等で構成するものとする。論理回路部18では、第2の信号Sは入力されずに第1の信号Sのみが入力される場合には、第3の信号Sを形成せず、第1の信号Sと第2の信号Sの双方が入力される場合に、第3の信号Sを形成して出力する構成を有するものとする。スイッチSW1は、ユーザのエマージェンシーイジェクト操作によりオン、オフ作動し、スイッチSW2は、エマージェンシーイジェクト検出部15から出力される第1の信号Sによってオン、オフを制御され、スイッチSW3は、上記論理回路部18から出力される第3の信号Sによってオン、オフを制御される。
また、図2において、6は、光ピックアップ4内に設けられたレーザダイオード、7は、同じくアクチュエータ、8は、光ピックアップ4内に設けられ、対物レンズ5を介し光ディスク2の記録面からの反射レーザ光を受光して電気信号に変換して出力する受光部、131は、レーザ制御部13内にあって上記レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路、他の符号は、図1の場合と同じである。
上記図1、図2に示す構成において、スイッチSW1は、ユーザのエマージェンシーイジェクト操作によりオフ状態(開放状態)とされる。エマージェンシーイジェクト検出部15は、該スイッチSW1が該オフ状態にされたとき、エマージェンシーイジェクト動作指示の検出を行い、第1の信号としての信号Sを出力する。
スイッチSW2は、端子b側との接続がオン状態(閉鎖状態)とされているとき、レーザ駆動回路131がレーザダイオード6を駆動してレーザ出力オンの状態にするための制御信号すなわちイネーブル信号Sが、DSP16からレーザ制御部13へ供給され、また、端子a側との接続がオン状態(閉鎖状態)にされると、該イネーブル信号Sの、該DSP16から該レーザ制御部13への供給が断たれ、レーザ駆動回路131はレーザダイオード6を駆動せず、レーザ出力オフの状態となる。上記エマージェンシーイジェクト検出部15から出力される上記第1の信号Sは、スイッチSW2の接続状態を、端子b側との接続がオフ状態(開放状態)、端子a側との接続がオン状態(閉鎖状態)となるように切替え、イネーブル信号Sの、DSP16からレーザ制御部13への供給が断たれる(オフされる)ようにする。
スイッチSW3は、その内部において端子a側との接続がオン状態(閉鎖状態)にされているとき、アクチュエータ制御の停止を指示する制御信号すなわちミュート信号Sの、アクチュエータ制御部12への供給をオン状態とし、一方、端子b側との接続がオン状態(閉鎖状態)にされているときは、DSP16からアクチュエータ制御部12への、対物レンズ5のアクチュエータ制御を指示する制御信号すなわち対物レンズ5を退避状態にすることを指示する制御信号の供給をオン状態にする。対物レンズ5を該退避状態にするアクチュエータ制御は、光ディスク2からの反射レーザ光によるRF信号SRFのレベルが、予め設定された基準値以下となったときに開始される。該退避状態においては、対物レンズは、その先端部またはプロテクタが、光ディスク2ディスク面から、該光ディスク2の面振れ量よりも大きい距離離間した位置にあるようにされ、ディスク面と接触しない。また、端子b側との接続がオフ状態(開放状態)にされると、グランドからアクチュエータ制御部12へ上記ミュート信号Sが供給され、対物レンズ5の上記退避状態が解除される。上記論理回路部18から出力される上記第3の信号Sは、スイッチSW3の接続状態を、端子a側との接続がオン状態(閉鎖状態)、端子b側との接続がオフ状態(開放状態)となるように切替え、ミュート信号Sが、グランドからアクチュエータ制御部12へ供給されるようにする。
上記構成において、光ディスク装置が光ディスク2に対し情報の記録または再生動作を行っているとき、ユーザがエマージェンシーイジェクト操作を行うと、スイッチSW1はオフ状態(開放状態)とされ、エマージェンシーイジェクト検出部15は、エマージェンシーイジェクト動作指示の検出を行い、第1の信号Sを出力する。該第1の信号Sは、スイッチSW2と論理回路部18とDSP16に入力される。スイッチSW2は、第1の信号Sにより、端子a側との接続がオン状態(閉鎖状態)にされ、イネーブル信号Sの、DSP16からレーザ制御部13への供給が断たれ、レーザ駆動回路131はレーザダイオード6の駆動を停止し、レーザ出力はオフ状態となる。レーザ出力がオフ状態となることにより、RF信号SRFのレベルも次第に減少してゼロになる。このとき、DSP16内のマイコン161は、該RF信号SRFのレベルを判別し、該レベルが、予め設定された基準値以下になった時点で、対物レンズ5を退避状態にするアクチュエータ制御をアクチュエータ制御部12に指示する制御信号をDSP16内で形成させる。該制御信号は、DSP16からアクチュエータ制御部12に入力され、これに基づき、対物レンズ5は退避位置まで移動され、退避状態にされる。
また、DSP16は、第1の信号Sが入力されることで、ディスクモータ3の駆動停止を指示する制御信号S4を形成しモータ制御部11に向けて出力する。ディスクモータ3の駆動が停止されることにより、光ディスク2の回転数またはディスクモータ3の回転数は時間の経過とともに次第に減少する。また、ユーザが上記エマージェンシーイジェクト操作を行うことで、光ディスク2は、図11に示す場合と同様、ディスクモータ3に固定されたターンテーブル上に載置された状態で回転数が減少しながら、トレイとともに装置内から排出される方向に移動し、その外周側面が装置内においてブレーキパッド50に当接したとき急激に回転数が減少してゼロになるすなわち回転が停止する。この光ディスク2の排出移動の際、対物レンズ5は、既に上記アクチュエータ制御されて退避状態にされているため、回転数が減少しながらも回転状態にある該光ディスク2のディスク面には接触しない。回転数検出部14は、かかる状態にある光ディスク2またはディスクモータ3の回転数を例えば電圧信号レベルとして検出し、該検出した回転数の電圧信号レベルを予め設定してある基準値と比較し、比較の結果、該電圧信号レベルが、該基準値を超える場合は、第2の信号Sを出力しない。該第2の信号Sは、上記エマージェンシーイジェクト検出部15から出力された第1の信号Sと同様、論理回路部18に入力される。また、上記比較の結果、上記電圧信号レベルが、上記基準値以下の場合には、回転数検出部14は、上記第2の信号Sを出力する。
論理回路部18では、第1の信号S及び第2の信号Sに基づいて第3の信号Sを形成して出力する。すなわち、第2の信号Sが回転数検出部14から出力されずまたはゼロの場合すなわち第2の信号Sが論理回路部18に入力されない場合は、論理回路部18では第3の信号Sを形成せず、第2の信号Sが回転数検出部14から出力され、論理回路部18に入力される場合は、論理回路部18では第3の信号Sを形成して出力する。該第3の信号Sは、スイッチSW3を制御して、端子a側との接続をオン状態(閉鎖状態)、端子b側との接続をオフ状態(開放状態)にし、グランドからアクチュエータ制御部12へ、アクチュエータ制御の停止を指示するための制御信号すなわち対物レンズ5の退避状態の解除を指示するための制御信号(ミュート信号)Sを供給させる。アクチュエータ制御部12は、該制御信号(ミュート信号)Sに基づきアクチュエータ制御を停止し対物レンズ5の退避状態を解除する。この時点では光ディスク2は、既にほとんど回転停止の状態にあるため、対物レンズ5の退避状態が解除されることで該対物レンズ5の先端部またはプロテクタが該光ディスク2のディスク面に接触するようになったとしても、該ディスク面に傷が発生するおそれはなくなる。該回転停止後は、光ディスク2は、ユーザの手動により、トレイとともに装置外部に排出移動されることになる。
図3は、図1の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作時の各部の動作状態を示す図である。横軸は時間軸である。
図3において、(a)は、ユーザがエマージェンシーイジェクト操作を行い、スイッチSW1が時点tでオフ状態(開放状態)とされたとき、エマージェンシーイジェクト検出部15から出力される第1の信号Sのレベル変化状態、(b)は、DSP16からレーザ制御部13に供給されるイネーブル信号Sのレベル変化状態、(c)は、レーザダイオード6から出力されるレーザ光(レーザ出力)Pのレベル変化状態、(d)は、RF信号SRFの変化状態、(e)は、アクチュエータ制御による対物レンズ5のフォーカス方向位置の変化状態、(f)は、光ディスク2の回転数nの変化状態、(g)は、回転数検出部14が出力する第2の信号Sの変化状態、(h)はトレイ位置の変化状態を、それぞれ示している。
(d)において、RF信号SRFは、スイッチSW1がオフ状態(開放状態)とされる時点tまでは、光ディスク装置が記録または再生状態にあってレーザ出力Pが定常レベル値Pであるため、最大値がSRF1、最小値がSRF2の定常レベル範囲にあり、時点t後は、レーザ出力Pのレベルの低下につれてそのレベル(RF信号SRFのレベル)が低減する。RF信号SRFのレベルは、DSP16内のマイコン161によって、予め設定された基準値(スレッシュレベル)SRFdと比較されることで判別され、判別の結果、該レベルが、該基準値SRFd以下になった時点tで、マイコン161は、対物レンズ5のアクチュエータ制御を、(e)のように、これまでのフォーカス制御状態からレンズ退避状態すなわち直流のレンズプル電圧を印加された状態に切替える。(f)における光ディスク2の回転数は、時点t後は次第に減少する。この間、トレイ位置は、(h)の特性線Bに示すように、光ディスク2の外周側面がブレーキパッドに当接する位置に向けて移動する。光ディスク2がトレイによって移動し、時点tでその外周側面がブレーキパッドに当接すると、該時点t後は、ブレーキパッドによる摩擦で光ディスク2の回転数nは急激に減少してゼロになる。光ディスク2の該回転数nは、回転数検出部14で検出され、該回転数検出部14内で基準値(回転数検出スレッシュレベル)n((f))と比較され、比較の結果、該回転数nが、該基準値n以下となる場合は、その基準値n以下となる時点tで、第2の信号Sが出力される。この結果、論理回路部18には、該第2の信号Sと、エマージェンシーイジェクト検出部15から出力された第1の信号Sが入力されて、第3の信号Sが形成され、出力される。該第3の信号Sは、時点tでスイッチSW3を制御し、制御信号(ミュート信号)Sをグランドからアクチュエータ制御部12に供給させる。アクチュエータ制御部12は、該制御信号(ミュート信号)Sに基づいてアクチュエータ制御を停止し、対物レンズ5の退避状態を解除する((e))。
図4は、図1の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作のフロー図である。
図4において、
(1)光ディスク2に対し情報の記録または再生が行われているとき、ユーザの操作により、スイッチSW1はオフ状態(開放状態)とされ、エマージェンシーイジェクト動作が開始される(ステップS401)。
(2)スイッチSW1がオフ状態とされることで、エマージェンシーイジェクト検出部15がエマージェンシーイジェクト動作指示の検出を行う。DSP16内のマイコン161は、これが行われたか否かすなわちエマージェンシーイジェクト検出部15から第1の信号Sが出力されたか否かを判別する(ステップS402)。
(3)上記判別の結果、第1の信号Sが出力されている場合、該第1の信号Sは、スイッチSW2に入力され、該スイッチSW2の接続状態を切替え、イネーブル信号Sの、DSP16からレーザ制御部13への供給をオフ状態にする(ステップS403)。
(4)イネーブル信号Sのレーザ制御部13への供給が断たれることにより、レーザ駆動回路131はレーザダイオード6の駆動を停止し、レーザ出力はオフ状態になる(消灯する)(ステップS404)。
(5)レーザ出力がオフ状態になることで、反射レーザ光によるRF信号SRFのレベルも次第に減少してゼロになる。マイコン161は、AFE17を介してDSP16に入力される該RF信号SRFのレベルが、予め設定された基準値(図3(d)に示すSRFd)以下になったか否かを判別する(ステップS405)。
(6)上記ステップS405における判別の結果、RF信号SRFのレベルが、予め設定された基準値以下になっているときは、マイコン161は、対物レンズ5を退避状態にするアクチュエータ制御をアクチュエータ制御部12に指示するための制御信号をDSP16内で形成させる。該制御信号は、DSP16からアクチュエータ制御部12に入力され、アクチュエータ制御部12はこれによって対物レンズ5のアクチュエータ制御を実施するすなわちアクチュエータ7を制御して対物レンズ5を退避移動(レンズプル)させる(ステップS406)。該退避移動では、対物レンズは、その先端部またはプロテクタが、光ディスク2のディスク面から、該光ディスク2の面振れ量よりも大きい距離離間する位置まで移動される。
(7)DSP16は、第1の信号Sが入力されることで、ディスクモータ3の駆動停止を指示する制御信号Sを形成しモータ制御部11に対して出力する。ディスクモータ3の駆動が停止されると、ディスクモータ3の回転数は次第に減少し、光ディスク2の回転数も減少する。かかる回転状態の光ディスク2は、トレイにより排出移動されて、その外周側面がブレーキパッド50に当接される。該当接の摩擦により光ディスク2は急激に回転数が減少しやがて回転が停止する。この光ディスク2の排出移動の際、対物レンズ5は、既に上記アクチュエータ制御されて退避位置にあるため、光ディスク2のディスク面に接触しない。回転数検出部14は、かかる状態(ブレーキパッド50当接後の回転数減少状態)にある光ディスク2またはディスクモータ3の回転数を検出し、該回転数が設定基準値(図3(f)のn)以下になっているか否かを判別する(ステップS407)。
(8)上記ステップS407における判別の結果、光ディスク2またはディスクモータ3の回転数が上記設定基準値以下の場合は、回転数検出部14は、第2の信号Sを出力する。この結果、論理回路部18には、第2の信号Sと第1の信号Sが入力される。これにより、論理回路部18は第3の信号Sを形成して出力する。該第3の信号Sは、スイッチSW3の接続状態を切替え、グランドからアクチュエータ制御部12へ、アクチュエータ制御の停止を指示するための制御信号すなわち対物レンズ5の退避状態の解除を指示するための制御信号(ミュート信号)Sを供給させる。アクチュエータ制御部12は、該制御信号(ミュート信号)Sに基づきアクチュエータ制御を停止し対物レンズ5の退避状態を解除(レンズプル解除)する(ステップS408)。
(9)上記ステップS407における判別の結果、光ディスク2またはディスクモータ3の回転数が上記設定基準値を超える場合は、アクチュエータ制御の停止は行われず、対物レンズ5の退避状態は維持される。
(10)上記ステップS408により、対物レンズ5の退避状態が解除された後は、回転停止状態にある光ディスク2は、ユーザの手動により、トレイとともに装置外部に排出移動され、エマージェンシーイジェクト動作が終了する(ステップS409)。
上記第1の実施例によれば、光ディスク装置において、エマージェンシーイジェクト動作時、光ディスクの回転が停止またはこれに近い状態となるまでは、対物レンズは退避状態とされるため、光ディスク2に面振れがあっても該対物レンズまたはプロテクタ部はディスク面に接触しなくなる。このため、ディスク面の傷付きをなくすことができる。
図5〜図7は、本発明の第2の実施例の説明図である。図5は、本発明の第2の実施例としての光ディスク装置の構成図、図6は、図5の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作時の各部の動作状態を示す図、図7は、図5の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作のフロー図である。本第2の実施例は、エマージェンシーイジェクト動作時、アクチュエータ制御として対物レンズを光ディスクのディスク面から退避した退避状態にするとともに、ディスクモータにブレーキ力を働かせて光ディスクの回転数の減速を行い、さらに、光ディスクの回転数がブレーキパッドの摩擦で十分に低下したとき該退避状態を解除する場合の例である。
図5の光ディスク装置において、スイッチSW4以外の構成要素及び作用は上記図1の光ディスク装置の場合と同じである。該スイッチSW4は、制御部としてのDSP16と、モータ制御部11との間に設けられ、ディスクモータ3に駆動停止とブレーキ力を働かせることとを指示する制御信号Sの、該DSP16から該モータ制御部11への供給をオン、オフするスイッチであり、エマージェンシーイジェクト検出部15から出力される第1の出力信号Sに基づいてオン、オフ状態を制御され、スイッチSW4内で端子b側との接続がオン状態(閉鎖状態)にされたときに制御信号SをDSP16からモータ制御部11に供給させる。
図5の構成において、光ディスク装置が光ディスク2に対し情報の記録または再生動作を行っているとき、ユーザがエマージェンシーイジェクト操作を行うと、スイッチSW1はオフ状態(開放状態)とされ、エマージェンシーイジェクト検出部15は、エマージェンシーイジェクト動作指示の検出を行い、第1の信号Sを出力する。該第1の信号Sは、スイッチSW2とスイッチSW4と論理回路部18とDSP16とに入力される。スイッチSW2は、第1の信号Sにより、端子a側との接続がオン状態(閉鎖状態)にされ、イネーブル信号Sの、DSP16からレーザ制御部13への供給が断たれ、レーザ駆動回路131はレーザダイオード6の駆動を停止し、レーザ出力はオフ状態になる。レーザ出力がオフ状態になることで、RF信号SRFのレベルも次第に減少する。このとき、DSP16内のマイコン161は、RF信号SRFのレベルを判別し、該レベルが、予め設定された基準値以下になった時点で、対物レンズ5を退避状態にするためのアクチュエータ制御をアクチュエータ制御部12に指示する制御信号をDSP16内で形成させる。該制御信号は、DSP16からアクチュエータ制御部12に入力され、対物レンズ5は退避状態にされる。スイッチSW4は、第1の信号Sにより、端子b側との接続がオフ状態(開放状態)にされ、ディスクモータ3に駆動停止とブレーキ力を働かせることとを指示する制御信号Sの、グランドからモータ制御部11への供給をオン状態にし、ディスクモータ3が駆動を停止されかつブレーキ力が働いた状態で光ディスク2の回転数を低減させるようにする。
ディスクモータ3の駆動が停止されることにより、光ディスク2の回転数またはディスクモータ3の回転数は次第に減少する。さらにブレーキ力が作用することで、ディスクモータ3の該回転数の減少は早められる。また、ユーザが上記エマージェンシーイジェクト操作を行うことで、光ディスク2は、回転数が減少しながら、トレイとともに装置内から排出される方向に移動し、その外周側面がブレーキパッド50に当接した位置で急激に回転数が減少して回転が停止する。この光ディスク2の移動の際、対物レンズ5は、既に上記アクチュエータ制御されて退避状態にあるため、回転数が減少しながらも回転状態にある該光ディスク2のディスク面には接触しない。回転数検出部14は、かかる状態にある光ディスク2またはディスクモータ3の回転数を例えば電圧信号レベルとして検出し、該検出した回転数の電圧信号レベルを予め設定してある基準値と比較し、比較の結果、該電圧信号レベルが、該基準値を超える場合は、第2の信号Sを出力しない。該第2の信号Sは、上記エマージェンシーイジェクト検出部15から出力された第1の信号Sと同様、論理回路部18に入力される。また、上記比較の結果、上記電圧信号レベルが、上記基準値以下の場合に、回転数検出部14は、上記第2の信号Sを出力する。
論理回路部18では、第1の信号S及び第2の信号Sに基づいて第3の信号Sを形成して出力する。すなわち、第2の信号Sが回転数検出部14から出力されずまたはゼロの場合すなわち第2の信号Sが論理回路部18に入力されない場合は、論理回路部18では第3の信号Sを形成せず、第2の信号Sが回転数検出部14から出力され、論理回路部18に入力される場合は、論理回路部18では第3の信号Sを形成して出力する。該第3の信号Sは、スイッチSW3を制御して、端子a側との接続をオン状態(閉鎖状態)、端子b側との接続をオフ状態(開放状態)にし、グランドからアクチュエータ制御部12へ、アクチュエータ制御の停止を指示するための制御信号すなわち対物レンズ5の退避状態の解除を指示するための制御信号(ミュート信号)Sを供給させる。アクチュエータ制御部12は、該制御信号(ミュート信号)Sに基づきアクチュエータ制御を停止し対物レンズ5の退避状態を解除する。この時点では光ディスク2は、既にほとんど回転停止の状態にあり、対物レンズ5の退避状態が解かれることで該対物レンズ5の先端部またはプロテクタが光ディスク2のディスク面に接触したとしても、該ディスク面に傷が発生するおそれはなくなる。該回転停止後は、光ディスク2は、ユーザの手動により、トレイとともに装置外部に排出移動される。
図6は、図5の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作時の各部の動作状態を示す図である。横軸は時間軸である。
図6において、(a)は、ユーザがエマージェンシーイジェクト操作を行い、スイッチSW1が時点tでオフ状態(開放状態)とされたとき、エマージェンシーイジェクト検出部15から出力される第1の信号Sのレベル変化状態、(b)は、DSP16からレーザ制御部13に供給されるイネーブル信号Sのレベル変化状態、(c)は、レーザダイオード6から出力されるレーザ光(レーザ出力)Pのレベル変化状態、(d)は、RF信号SRFの変化状態、(e)は、アクチュエータ制御による対物レンズ5のフォーカス方向位置の変化状態、(f)は、光ディスク2の回転数nの変化状態を、それぞれ示している。回転数検出部14が出力する第2の信号Sの変化状態及びトレイ位置の変化状態は、上記図3の場合と同様である。
(d)において、RF信号SRFは、スイッチSW1がオフ状態(開放状態)とされる時点tまでは、光ディスク装置が記録または再生状態にあってレーザ出力Pが定常レベルの値Pであるため、最大値がSRF1、最小値がSRF2の定常レベル範囲にあり、時点t後は、レーザ出力Pのレベルの低下につれてそのレベルが低減する。RF信号SRFのレベルは、DSP16内のマイコン161によって、予め設定された基準値(スレッシュレベル)SRFdと比較されて判別され、判別の結果、該レベルが、該基準値SRFd以下になった時点tで、マイコン161は、対物レンズ5のアクチュエータ制御を、(e)のように、これまでのフォーカス制御状態からレンズ退避状態すなわち直流のレンズプル電圧を印加された状態に切替える。(f)における光ディスク2の回転数は、時点t以後は、ディスクモータ3の駆動停止とブレーキ力の作用とにより次第に減少する。該減少の割合は、上記第1の実施例における図3(f)の場合よりも大きい。この時点t以後の間、トレイ位置は、光ディスク2の外周側面がブレーキパッドに当接する位置に向けて移動し、時点tでその外周側面がブレーキパッドに当接する。該時点t後は、光ディスク2の回転数nは、ブレーキパッドによる摩擦で急激に減少してゼロになる。光ディスク2の該回転数nは、回転数検出部14で検出され、該回転数検出部14内で基準値(回転数検出スレッシュレベル)n((f))と比較され、比較の結果、該回転数nが、該基準値n以下となる場合は、その基準値n以下となる時点t(時点t以降)で、該回転数検出部14からの第2の信号Sの出力がオンされる。この結果、論理回路部18には、該第2の信号Sと、エマージェンシーイジェクト検出部15から出力された第1の信号Sが入力される。これにより、該論理回路部18では第3の信号Sが形成されて出力される。該第3の信号Sは、時点tにおいてスイッチSW3を制御し、制御信号(ミュート信号)Sをグランドからアクチュエータ制御部12に供給させる。アクチュエータ制御部12は、該制御信号(ミュート信号)Sに基づきアクチュエータ制御を停止し、対物レンズ5の退避状態を解除する((e))。本図6における時点tと時点tとの間の時間は、図3における時点tと時点tとの間の時間よりも短くなる。
図7は、図5の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作のフロー図である。
図7において、
(1)光ディスク2に対し情報の記録または再生が行われているとき、ユーザの操作により、スイッチSW1はオフ状態(開放状態)とされ、エマージェンシーイジェクト動作が開始される(ステップS701)。
(2)スイッチSW1がオフ状態とされることで、エマージェンシーイジェクト検出部15がエマージェンシーイジェクト動作指示の検出を行う。DSP16内のマイコン161は、これが行われたか否かすなわちエマージェンシーイジェクト検出部15から第1の信号Sが出力されたか否かを判別する(ステップS702)。
(3)上記判別の結果、エマージェンシーイジェクト検出部15から第1の信号Sが出力されている場合、該第1の信号Sは、スイッチSW2に入力され、該スイッチSW2の接続状態を切替え、イネーブル信号Sの、DSP16からレーザ制御部13への供給をオフ状態にする。また、第1の信号Sは、スイッチSW4にも入力されて該スイッチSW4の接続状態を切替え、ディスクモータ3の駆動停止とブレーキ力の発生とを指示する制御信号Sの、グランドからモータ制御部11への供給をオン状態にする。(ステップS703)。
(4)イネーブル信号Sのレーザ制御部13への供給が断たれることにより、レーザ駆動回路131はレーザダイオード6の駆動を停止し、レーザ出力はオフ状態になる(消灯する)(ステップS704)。
(5)レーザ出力がオフ状態になることで、反射レーザ光によるRF信号SRFのレベルも次第に減少してゼロになる。マイコン161は、AFE17を介してDSP16に入力される該RF信号SRFのレベルが、予め設定された基準値(図3(d)のSRFd)以下になったか否かを判別する(ステップS705)。
(6)上記ステップS705における判別の結果、RF信号SRFのレベルが、予め設定された基準値以下になっているときは、マイコン161は、対物レンズ5を退避状態にするアクチュエータ制御をアクチュエータ制御部12に指示するための制御信号をDSP16内において形成させる。該制御信号は、DSP16からアクチュエータ制御部12に入力され、アクチュエータ制御部12は、これによって対物レンズ5のアクチュエータ制御を実施するすなわちアクチュエータ7を制御して対物レンズ5を退避移動(レンズプル)させる(ステップS706)。該退避移動では、対物レンズ5は、その先端部またはプロテクタが、光ディスク2のディスク面から、該光ディスク2の面振れ量よりも大きい距離離間する位置まで移動される。
(7)ディスクモータ3の駆動が停止され、ブレーキ力が働くと、ディスクモータ3の回転数は次第に減少し光ディスク2の回転数も減少する。かかる回転状態の光ディスク2は、トレイにより排出移動されて、その外周側面がブレーキパッド50に当接される。該当接の摩擦により光ディスク2は急激に回転数が減少しやがて回転が停止する。この光ディスク2の排出移動の際、対物レンズ5は、既に上記アクチュエータ制御されて退避位置にあるため、光ディスク2のディスク面に接触しない。回転数検出部14は、かかる状態(ブレーキパッド50当接後の回転数減少状態)にある光ディスク2またはディスクモータ3の回転数を検出し、該回転数が設定基準値(図3(f)のn)以下になっているか否かを判別する(ステップS707)。
(8)上記ステップS707における判別の結果、光ディスク2またはディスクモータ3の回転数が上記設定基準値以下の場合は、回転数検出部14は、第2の信号Sを出力する。この結果、論理回路部18には、第2の信号Sと第1の信号Sが入力される。これにより、論理回路部18は第3の信号Sを形成して出力する。該第3の信号Sは、スイッチSW3の接続状態を切替え、グランドからアクチュエータ制御部12へ、アクチュエータ制御の停止を指示するための制御信号すなわち対物レンズ5の退避状態の解除を指示するための制御信号(ミュート信号)Sを供給させる。アクチュエータ制御部12は、該制御信号(ミュート信号)Sに基づきアクチュエータ制御を停止し対物レンズ5の退避状態を解除(レンズプル解除)する(ステップS708)。
(9)上記ステップS707における判別の結果、光ディスク2またはディスクモータ3の回転数が上記設定基準値を超える場合は、アクチュエータ制御の停止は行われず、対物レンズ5の退避状態は維持される。
(10)上記ステップS708により、対物レンズ5の退避状態が解除された後は、回転停止状態にある光ディスク2は、ユーザの手動により、トレイとともに装置外部に排出移動され、エマージェンシーイジェクト動作が終了する(ステップS709)。
上記第2の実施例によっても、光ディスク装置において、エマージェンシーイジェクト動作時、光ディスクの回転が停止またはこれに近い状態となるまでは、対物レンズは退避状態とされるため、光ディスク2に面振れがあっても該対物レンズまたはプロテクタ部はディスク面に接触しなくなる。このため、ディスク面の傷付きをなくすことができる。特に、本第2の実施例においては、エマージェンシーイジェクト動作時、ディスクモータ3にブレーキ力も作用するため、光ディスク2は、回転が大きく減速された状態でブレーキパッド50に当接する。このために、ブレーキパッド50による摩擦音も低く、また、ブレーキパッド50に当接後、対物レンズ5の退避状態が解除されるまでの時間も短くすることができるため、エマージェンシーイジェクト動作全体の所要時間を短縮することができる。
図8〜図10は、本発明の第3の実施例の説明図である。図8は、本発明の第3の実施例としての光ディスク装置の構成図、図9は、図8の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作時の各部の動作状態を示す図、図10は、図8の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作のフロー図である。本第3の実施例は、エマージェンシーイジェクト動作時、アクチュエータ制御として対物レンズを退避状態にはせずにフォーカス制御状態のままにするとともに、上記第2の実施例の場合と同様、ディスクモータにブレーキ力を働かせて光ディスクの回転数の減速を行い、さらに、光ディスクの回転数がブレーキパッドの摩擦で十分に低下したときに上記フォーカス制御状態を解除するとした場合の例である。
図8の光ディスク装置は、図5の光ディスク装置の場合と比べ、スイッチSW2を制御する信号を違えて、エマージェンシーイジェクト動作時に、レーザ出力のオフは行わずにアクチュエータ制御を行い、該アクチュエータ制御として対物レンズのフォーカス制御を行う。
図8の構成において、光ディスク装置が光ディスク2に対し情報の記録または再生動作を行っているとき、ユーザがエマージェンシーイジェクト操作を行うと、スイッチSW1はオフ状態(開放状態)とされ、エマージェンシーイジェクト検出部15は、エマージェンシーイジェクト動作指示の検出を行い、第1の信号Sを出力する。該第1の信号Sは、スイッチSW4と論理回路部18とDSP16とに入力される。スイッチSW4は、第1の信号Sに基づいてオン、オフ状態を制御され、スイッチSW4内で端子b側との接続がオフ状態(開放状態)にされたときにディスクモータ3に駆動停止とブレーキ力を働かせることとを指示する制御信号Sをグランドからモータ制御部11に供給させる。スイッチSW2、スイッチSW3は、論理回路部18から出力される第3の信号Sによって制御される。
ディスクモータ3の駆動が停止されることにより、光ディスク2の回転数またはディスクモータ3の回転数は次第に減少する。さらにブレーキ力が作用することで、ディスクモータ3の該回転数の減少は早められる。また、ユーザが上記エマージェンシーイジェクト操作を行うことで、光ディスク2は、回転数が減少しながら、トレイとともに装置内から排出される方向に移動し、その外周側面がブレーキパッド50に当接した位置で急激に回転数が減少して回転が停止する。この光ディスク2の移動の際、レーザ出力はまだオフ状態にされていない。このため、対物レンズ5は、アクチュエータ制御されてフォーカス制御状態にあるため、回転数が減少しながらも回転状態にある該光ディスク2のディスク面には接触しない。回転数検出部14は、かかる状態にある光ディスク2またはディスクモータ3の回転数を検出し、該検出した回転数を予め設定してある基準値と比較し、比較の結果、該検出した回転数が該基準値を超える場合は、第2の信号Sを出力しない。一方、該比較の結果、光ディスク2またはディスクモータ3の回転数が、上記基準値以下の場合には、回転数検出部14は、上記第2の信号Sを出力する。該第2の信号Sは、上記エマージェンシーイジェクト検出部15から出力された第1の信号Sと同様、論理回路部18に入力される。
論理回路部18では、第1の信号S及び第2の信号Sに基づいて第3の信号Sを形成して出力する。すなわち、第2の信号Sが回転数検出部14から出力されない場合すなわち論理回路部18に第2の信号Sが入力されず、第1の信号Sのみが入力される場合は、該論理回路部18は第3の信号Sを形成せず(出力せず)、第2の信号Sが回転数検出部14から出力され、第1の信号Sとともに論理回路部18に入力される場合は、論理回路部18では第3の信号Sを形成して出力する。該第3の信号Sは、スイッチSW2及びスイッチSW3を制御する。スイッチSW2に対しては、該第3の信号Sは、スイッチSW2内における端子a側との接続をオン状態(閉鎖状態)にし、イネーブル信号Sの、DSP16からレーザ制御部13への供給を断つ。これによって、レーザ駆動回路131はレーザダイオード6の駆動を停止し、レーザ出力をオフ状態にする。また、該第3の信号Sは、スイッチSW3に対しては、スイッチSW3内における端子a側との接続をオン状態(閉鎖状態)、端子b側との接続をオフ状態(開放状態)にし、グランドからアクチュエータ制御部12へ、アクチュエータ制御の停止を指示するための制御信号すなわち対物レンズ5のフォーカス制御状態の解除を指示するための制御信号(ミュート信号)Sを供給させる。アクチュエータ制御部12は、該制御信号(ミュート信号)Sに基づきアクチュエータ制御を停止し対物レンズ5のフォーカス制御状態を解除する。この時点では光ディスク2は、既にほとんど回転停止の状態にあり、対物レンズ5のフォーカス制御状態が解かれることで該対物レンズ5の先端部またはプロテクタが光ディスク2のディスク面に接触したとしても、該ディスク面に傷が発生するおそれはなくなる。該回転停止後は、光ディスク2は、ユーザの手動により、トレイとともに装置外部に排出移動される。
図9は、図8の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作時の各部の動作状態を示す図である。横軸は時間軸である。
図9において、(a)は、ユーザがエマージェンシーイジェクト操作を行い、スイッチSW1が時点tでオフ状態(開放状態)とされたとき、エマージェンシーイジェクト検出部15から出力される第1の信号Sのレベル変化状態、(b)は、DSP16からレーザ制御部13に供給されるイネーブル信号Sのレベル変化状態、(c)は、レーザダイオード6から出力されるレーザ光(レーザ出力)Pのレベル変化状態、(d)は、RF信号SRFの変化状態、(e)は、アクチュエータ制御による対物レンズ5のフォーカス方向位置の変化状態、(f)は、光ディスク2の回転数nの変化状態、(g)は、回転数検出部14が出力する第2の信号Sの変化状態、(h)はトレイ位置の変化状態を、それぞれ示している。
スイッチSW1が時点tでオフ状態(開放状態)とされた、エマージェンシーイジェクト検出部15から第1の信号Sが出力される時点tにおいては、まだ、イネーブル信号Sがオフ状態とされないため、対物レンズ5はアクチュエータ制御としてのフォーカス制御の状態を解除されない。その後も、光ディスク2の回転数が減少して、回転数検出部14から第2の信号Sが出力され、その結果、論理回路部18から第3の信号Sが出力され、スイッチSW2によりイネーブル信号Sがオフ状態とされる時点tまで、対物レンズ5はフォーカス制御状態にある。該フォーカス制御状態において、RF信号SRFは、最大値がSRF1、最小値がSRF2の定常レベル範囲にある。(f)における光ディスク2の回転数は、時点t以後は、ディスクモータ3の駆動停止とブレーキ力の作用とにより次第に減少する。該減少の割合は、上記第2の実施例における図6(f)の場合と同様、上記第1の実施例における図3(f)の場合よりも大きい。この時点t以後、トレイ位置は、光ディスク2の外周側面がブレーキパッドに当接する位置に向けて移動し、時点tでその外周側面がブレーキパッドに当接する。該時点t後は、ブレーキパッドによる摩擦で光ディスク2の回転数nは急激に減少してゼロになる。光ディスク2の該回転数nは、回転数検出部14で検出され、該回転数検出部14内で基準値(回転数検出スレッシュレベル)n((f))と比較され、比較の結果、該回転数nが、該基準値n以下となる場合は、その基準値n以下となる時点t(時点t以降)で、該回転数検出部14からの第2の信号Sの出力がオンされる。この結果、論理回路部18には、該第2の信号Sとエマージェンシーイジェクト検出部15から出力された第1の信号Sが入力される。これによって、該論理回路部18では第3の信号Sが形成され、出力される。該第3の信号Sは、時点tでスイッチSW2及びスイッチSW3を制御し、イネーブル信号SのDSP16からレーザ制御部13への供給を断つとともに、制御信号(ミュート信号)Sをグランドからアクチュエータ制御部12に供給させる。アクチュエータ制御部12は、該制御信号(ミュート信号)Sに基づきアクチュエータ制御を停止し、対物レンズ5のフォーカス制御状態を解除する((e))。本図9における時点tと時点tとの間の時間も、図3における時点tと時点tとの間の時間よりも短くなる。
図10は、図8の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作のフロー図である。
図10において、
(1)光ディスク2に対し情報の記録または再生が行われているとき、ユーザの操作により、スイッチSW1はオフ状態(開放状態)とされ、エマージェンシーイジェクト動作が開始される(ステップS1001)。
(2)スイッチSW1がオフ状態とされることで、エマージェンシーイジェクト検出部15がエマージェンシーイジェクト動作指示の検出を行う。DSP16内のマイコン161は、これが行われたか否かすなわちエマージェンシーイジェクト検出部15から第1の信号Sが出力されたか否かを判別する(ステップS1002)。
(3)上記判別の結果、第1の信号Sが出力されている場合、該第1の信号Sは、スイッチSW4に入力され、該スイッチSW4の接続状態を切替え、ディスクモータ3の駆動停止とブレーキ力の発生とを指示する制御信号Sの、グランドからモータ制御部11への供給をオン状態にする。(ステップS1003)。
(4)ディスクモータ3の駆動が停止され、さらにブレーキ力が働くと、ディスクモータ3の回転数は次第に減少し光ディスク2の回転数も減少する。かかる回転状態の光ディスク2は、トレイにより排出移動されて、その外周側面がブレーキパッド50に当接される。該当接の摩擦により光ディスク2は急激に回転数が減少しやがて回転が停止する。この光ディスク2の排出移動の際、対物レンズ5は、依然として上記アクチュエータ制御されフォーカス制御状態にあるため、光ディスク2のディスク面に接触しない。回転数検出部14は、かかる状態(ブレーキパッド50当接後の回転数減少状態)にある光ディスク2またはディスクモータ3の回転数を検出し、該回転数が設定基準値(図9(f)のn)以下になっているか否かを判別する(ステップS1004)。
(5)上記ステップS1004における判別の結果、光ディスク2またはディスクモータ3の回転数が上記設定基準値以下の場合は、回転数検出部14は、第2の信号Sを出力する。この結果、論理回路部18には、第2の信号Sと第1の信号Sが入力される。これにより、該論理回路部18は第3の信号Sを形成して出力する。該第3の信号Sは、スイッチSW2及びスイッチSW3の接続状態を切替える(ステップS1005)。
(6)上記スイッチSW2の接続状態の切替によっては、イネーブル信号Sのレーザ制御部13への供給を断つ。これによって、レーザ駆動回路131はレーザダイオード6の駆動を停止し、レーザ出力はオフ状態になる(消灯する)(図9(c))。また、上記スイッチSW3の接続状態の切替によっては、グランドからアクチュエータ制御部12へ、アクチュエータ制御の停止を指示するための制御信号すなわち対物レンズ5のフォーカス制御状態の解除を指示するための制御信号(ミュート信号)Sを供給させる。アクチュエータ制御部12は、該制御信号(ミュート信号)Sに基づきアクチュエータ制御を停止し対物レンズ5のフォーカス状態を解除する(図9(e))(ステップS1006)。レーザ出力がオフ状態になることで、反射レーザ光によるRF信号SRFのレベルも次第に減少してゼロになる(図9(d))。
(7)上記ステップS1004における判別の結果、光ディスク2またはディスクモータ3の回転数が上記設定基準値を超える場合は、回転数検出部14は、第2の信号Sを出力しない。この結果、論理回路部18には、第1の信号Sと第2の信号Sとが入力され、該論理回路部18は第3の信号Sを形成しない。該論理回路部18からは第3の信号Sが出力されないため、スイッチSW2及びスイッチSW3の接続状態の切替は行われない。この場合は、モータ3の回転数の低下するのを待つ。
(8)上記ステップS1006により、対物レンズ5のフォーカス制御状態が解除された後は、回転停止状態にある光ディスク2は、ユーザの手動により、トレイとともに装置外部に排出移動され、エマージェンシーイジェクト動作が終了する(ステップS1007)。
上記第3の実施例によれば、光ディスク装置において、エマージェンシーイジェクト動作時、光ディスクの回転が停止またはこれに近い状態となるまでは、対物レンズはフォーカス制御状態を維持されるため、光ディスク2に面振れがあっても該対物レンズまたはプロテクタ部はディスク面に接触しない。このため、本第3の実施例においても、ディスク面の傷付きをなくすことができる。また、本第3の実施例においては、上記第2の実施例の場合と同様、エマージェンシーイジェクト動作時、ディスクモータ3にブレーキ力も作用するため、光ディスク2は、回転が大きく減速された状態でブレーキパッド50に当接する。このために、ブレーキパッド50による摩擦音も低く、また、ブレーキパッド50に当接後、フォーカス制御状態が解除されるまでの時間も短くすることができるため、エマージェンシーイジェクト動作全体の所要時間を短縮することができる。
なお、上記各実施例では、回転数検出部14は、検出した光ディスク2またはディスクモータ3の回転数が、判別の結果、設定基準値以下の場合には第2の信号Sを出力し、設定基準値を超える場合に第2の信号Sを出力しない構成としたが、この逆の構成、すなわち、回転数検出部14は、検出した光ディスク2またはディスクモータ3の回転数が、判別の結果、設定基準値以下の場合には第2の信号Sを出力せず、設定基準値を超える場合に第2の信号Sを出力する構成としてもよい。また、これに対応して、論理回路部18の構成を、第2の信号Sが入力されず、第1の信号Sのみ入力される場合は、第3の信号Sを形成して出力し、第1の信号Sと第2の信号Sとが入力される場合に第3の信号Sを形成しない構成としてもよい。また、上記各実施例では、制御部としてのDSPの内部にマイコンが包含される構成としたが、マイコンはDSPの外部に設けてもよい。さらに、上記各実施例では、回転数検出部内で基準値(回転数検出スレッシュレベル)との比較を行う構成としたが、該比較は制御部のDSP内またはマイコン内で行うようにしてもよい。
以上、本発明によれば、光ディスク装置において、エマージェンシーイジェクト動作時、対物レンズまたはプロテクタ部が光ディスクのディスク面に接触しないようにすることができ、該ディスク面への傷付きを防止することができる。
本発明の第1の実施例としての光ディスク装置の構成図である。 図1の光ディスク装置における光ピックアップ内の構成を説明する図である。 図1の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作時の各部の動作状態を示す図である。 図1の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作のフロー図である。 本発明の第2の実施例としての光ディスク装置の構成図である。 図5の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作時の各部の動作状態を示す図である。 図5の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作のフロー図である。 本発明の第3の実施例としての光ディスク装置の構成図である。 図8の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作時の各部の動作状態を示す図である。 図8の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト動作のフロー図である。 本発明の課題を説明するための光ディスク装置の構成例図である。 本発明の課題を説明するための光ディスク装置における要部説明図である。
符号の説明
2…光ディスク、
3…ディスクモータ、
4…光ピックアップ、
5…対物レンズ、
6…レーザダイオード、
7…アクチュエータ、
8…受光部、
11…モータ制御部、
12…アクチュエータ制御部、
13…レーザ制御部、
131…レーザ駆動回路、
14…回転数検出部、
15…エマージェンシーイジェクト検出部、
16…DSP、
161…マイコン、
17…アナログフロントエンド、
18…論理回路部、
SW1、SW2、SW3、SW4…スイッチ、
R…プルアップ抵抗。

Claims (12)

  1. 光ディスクのエマージェンシーイジェクト動作が可能な光ディスク装置であって、
    上記光ディスクを回転駆動するディスクモータと、
    上記ディスクモータの回転状態を制御するモータ制御部と、
    レーザ光を生成するレーザダイオードと、
    上記レーザダイオードの駆動を制御するレーザ制御部と、
    上記レーザダイオードから出射したレーザ光を集光し上記光ディスクに照射する対物レンズと、
    上記対物レンズを駆動し、該対物レンズの位置や姿勢を変えるアクチュエータと、
    上記アクチュエータを制御し、上記対物レンズをフォーカス制御状態またはディスク面から離間した退避状態にするアクチュエータ制御部と、
    上記モータ制御部、上記レーザ制御部及び上記アクチュエータ制御部をそれぞれ制御する制御信号を形成し出力する制御部と、
    上記エマージェンシーイジェクト動作が指示されたことを検出するエマージェンシーイジェクト検出部と、
    上記光ディスクまたは上記ディスクモータの回転数に対応した信号を形成し出力する回転数検出部と、
    上記エマージェンシーイジェクト検出部から出力される第1の出力信号と上記回転数検出部から出力される第2の出力信号とに基づき、該第2の出力信号が基準レベル以下の場合に、上記制御部から上記アクチュエータ制御部へ上記アクチュエータ制御の停止を指示する制御信号の供給を行わせる第3の出力信号を形成して出力する論理回路部と、
    を備え、エマージェンシーイジェクト動作指示の検出後、上記光ディスクの回転数が予め設定された値以下となるまでの間、上記アクチュエータ制御を行い、上記対物レンズを上記フォーカス制御状態または上記退避状態にする構成としたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 上記制御部は、上記光ディスクからの反射レーザ光によるRF信号のレベルを判別し、該レベルが基準値以下となったとき、上記アクチュエータ制御部に上記対物レンズを上記退避状態にするアクチュエータ制御を指示する制御信号を形成する構成である請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 上記エマージェンシーイジェクト検出部は、エマージェンシーイジェクト動作指示用スイッチの作動により上記第1の出力信号を形成して出力し、該第1の出力信号に基づき、上記レーザダイオードをレーザ出力オンの状態にする制御信号の上記制御部から上記レーザ制御部への供給をオフ状態にする構成である請求項1または請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 上記エマージェンシーイジェクト検出部は、エマージェンシーイジェクト動作指示用スイッチの作動により上記第1の出力信号を形成して出力し、該第1の出力信号に基づき、上記レーザダイオードをレーザ出力オンの状態にする制御信号の上記制御部から上記レーザ制御部への供給をオフ状態にするとともに、上記ディスクモータにブレーキ力を働かせることを指示する制御信号の上記制御部から上記モータ制御部への供給をオン状態にする構成である請求項1または請求項2に記載の光ディスク装置。
  5. 上記論理回路部は、エマージェンシーイジェクト動作時、上記光ディスクの回転数が予め設定された値以下となったとき、上記第1の出力信号に基づき、上記レーザダイオードをレーザ出力オンの状態にする制御信号の、上記制御部から上記レーザ制御部への供給をオフ状態する信号を形成し出力する構成である請求項1に記載の光ディスク装置。
  6. 上記エマージェンシーイジェクト検出部は、エマージェンシーイジェクト動作指示用スイッチの作動により上記第1の出力信号を形成して出力し、該第1の出力信号に基づき、上記ディスクモータにブレーキ力を働かせることを指示する制御信号の上記制御部から上記モータ制御部への供給をオン状態にする構成である請求項5に記載の光ディスク装置。
  7. 上記エマージェンシーイジェクト検出部は、エマージェンシーイジェクト動作指示用スイッチの作動により上記第1の出力信号を形成して出力し、該第1の出力信号に基づき、上記ディスクモータにブレーキ力を働かせることを指示する制御信号の上記制御部から上記モータ制御部への供給をオン状態にする構成である請求項1または請求項2に記載の光ディスク装置。
  8. 上記制御部と上記アクチュエータ制御部との間に、上記制御部から上記アクチュエータ制御部へ上記アクチュエータ制御の停止を指示する制御信号の供給をオン、オフするスイッチを備え、該スイッチが、上記論理回路部から出力される上記信号に基づき作動され、オン、オフされる構成である請求項1または請求項2に記載の光ディスク装置。
  9. 上記制御部と上記レーザ制御部との間に、上記レーザダイオードをレーザ出力オンの状態にする制御信号の上記制御部から上記レーザ制御部への供給をオン、オフするスイッチを備え、該スイッチが、上記エマージェンシーイジェクト検出部から出力される上記第1の出力信号に基づき作動され、上記制御信号の上記供給をオフ状態にする構成である請求項8に記載の光ディスク装置。
  10. 上記制御部と上記モータ制御部との間に、上記ディスクモータにブレーキ力を働かせることを指示する制御信号の該制御部から該モータ制御部への供給をオン、オフするスイッチを備え、該スイッチが、上記エマージェンシーイジェクト検出部から出力される上記第1の出力信号に基づき作動され、上記制御信号の上記供給をオン状態にする構成である請求項8または請求項9に記載の光ディスク装置。
  11. 上記制御部と上記レーザ制御部との間に、上記レーザダイオードをレーザ出力オンの状態にする制御信号の上記制御部から上記レーザ制御部への供給をオン、オフするスイッチを備え、該スイッチが、上記論理回路部から出力される上記信号に基づきオン、オフされる構成である請求項8に記載の光ディスク装置。
  12. 上記制御部と上記モータ制御部との間に、上記ディスクモータにブレーキ力を働かせることを指示する制御信号の該制御部から該モータ制御部への供給をオン、オフするスイッチを備え、該スイッチが、上記エマージェンシーイジェクト検出部から出力される上記第1の出力信号に基づき作動され、上記制御信号のモータ制御部への供給がオン状態とされる構成である請求項8または請求項11に記載の光ディスク装置。
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