JP2008232896A - 薄膜赤外線検出素子およびその製造方法 - Google Patents

薄膜赤外線検出素子およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単一の薄膜上に配向制御した薄膜を形成することにより、結晶性の良い赤外線検出素子を得る。
【解決手段】シリコン基板4の上面には、γ−Al薄膜6が配向制御され、形成されている。γ−Al薄膜6の上面には、下部プラチナ膜8が配向制御され、形成されている。下部プラチナ膜8の上面には、PZT膜が配向制御され、形成されている。PZT膜10の上面には、上部プラチナ膜12が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、薄膜を用いた赤外線検出素子に関するものであり、特に、単結晶半導体基板上に絶縁薄膜を積層させて形成される薄膜赤外線検出素子に関するものである。
従来より、半導体基板上に強誘電体薄膜を積層させて形成される薄膜の赤外線検出素子の開発が行なわれており、近年、単結晶絶縁薄膜を用いた薄膜赤外線検出素子の研究が行なわれている。例えば、下記に示す特許文献1は、半導体基板であるシリコン基板上に配向したMgO薄膜を形成し、MgO薄膜の上面に強誘電体薄膜を形成したものである。
また、特許文献2は、シリコン基板上に絶縁膜である酸化アルミニウム(Al)薄膜を形成し、その上面に下部電極、強誘電体薄膜および上部電極を形成したものである。これについて図6を用いて説明すると、シリコン基板100上には、酸化アルミニウム(γ−Al)薄膜102および下部電極であるプラチナ薄膜104が形成されている。また、酸化アルミニウム薄膜102およびプラチナ薄膜104の両方の上面に強誘電体薄膜であるPZT薄膜106が形成され、酸化アルミニウム薄膜102およびPZT薄膜106の両方の上面に上部電極であるクロム薄膜108が形成されている。最上部は赤外線吸収膜110である。
特公平6−85450号公報 特許第3482048号公報
上述した従来技術では、以下の問題点があった。すなわち、特許文献1では、シリコン単結晶基板と、絶縁膜であるMgO薄膜との熱膨張係数の差が大きいため、シリコン基板からMgO薄膜が剥離しやすく、実際の赤外線検出素子として用いることが困難であった。また、特許文献2では、PZT薄膜106の最下部には、酸化アルミニウム薄膜102およびプラチナ薄膜104が段差を持って存在することになるため、PZT薄膜の結晶性を均一にすることや、PZT薄膜の膜厚を薄くすることが困難になるという問題があった。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、単一の薄膜上に配向制御した薄膜を形成することにより、結晶性の良い赤外線検出素子を得ることを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、請求項1に係る発明は、単結晶半導体基板上に形成される結晶性を有するAl薄膜上に下部金属薄膜、強誘電体薄膜をそれぞれ配向制御して積層し、前記強誘電体薄膜上に上部金属薄膜を積層させてなる薄膜赤外線検出素子であって、前記強誘電体薄膜は、前記下部金属薄膜の上面のみでかつ、前記下部金属薄膜の上面の一部分上のみに積層されており、前記上部金属薄膜は、前記強誘電体薄膜の上面のみでかつ、前記強誘電体薄膜の上面の一部分上のみに積層されていることを特徴とする薄膜赤外線検出素子によって構成される。上記の構成によれば、強誘電体薄膜は、下部金属薄膜の上面のみに配向制御されて積層されるため、高品質な強誘電体薄膜を積層させることができる。従来技術では、強誘電体薄膜が異種の材料の上に積層されていたため、配向制御による結晶成長は困難であったが、本発明では、配向制御されて積層されたAl薄膜、下部金属薄膜の上面に強誘電体薄膜が積層されるため、結晶性の良い強誘電体薄膜を得ることができるのである。
また、本発明では、強誘電体薄膜は、下部金属薄膜の上面のみでかつ、下部金属薄膜の一部分のみに積層されており、強誘電体薄膜は下部金属薄膜の上面に対して断面形状において、段差形状となるため、下部金属薄膜と上部金属薄膜のそれぞれの配線の断線、電極間のショートの問題を低減することができる。本発明の薄膜赤外線検出素子は、上部金属薄膜と下部金属薄膜には、それぞれ配線が設けられ、当該配線を通じて外部の回路を接続されるものであるが、基板に対して検出素子の厚さ(高さ)がある程度存在する場合、検出素子部から配線を取り出す際に配線が断線する場合がある。これに対し本発明では、強誘電体薄膜は下部金属薄膜に対して段差形状となっているため、薄膜厚さ方向において、配線をなだらかに取り出すことができ、配線の断線を低減することができる。これと同様に、上部金属薄膜と下部金属薄膜の間に絶縁膜を設ける場合は、段差形状によって当該絶縁膜を確実に設けることができるため、上部金属薄膜と下部金属薄膜の電極間のショートを少なくすることができる。
なお、結晶性を有するAl薄膜とは、RHEED等の観察により、結晶構造を確認することができる程度のAl薄膜をいい、単結晶でも良いし、多結晶でも良い。また、強誘電体薄膜は、ペロブスカイト構造を有する酸化物薄膜であり、PZT等を用いることができる。
また、本発明は、前記下部金属薄膜は、前記Al薄膜の上面のみでかつ、前記Al薄膜の上面の一部分上のみに積層されることを特徴とする薄膜赤外線検出素子によって構成することもできる。この構成によれば、Al薄膜上、下部金属薄膜上および強誘電体薄膜上にそれぞれ段差形状の薄膜が形成されるため、上部金属薄膜および下部金属薄膜の配線の断線およびショートを低減させることができる。
また、本発明は、前記上部金属薄膜が積層された部分の前記強誘電体薄膜の端部からの距離は、前記上部金属薄膜の厚さよりも大きいことを特徴とする薄膜赤外線検出素子によって構成することもできる。この構成によれば、強誘電体薄膜の端部からの距離を十分にとることができるため、配線の断線、ショートをより低減することができる。
また、本発明は、前記Al薄膜は、γ−Al薄膜であることを特徴とする薄膜赤外線検出素子によって構成することもできる。この構成によれば、γ−Al薄膜は単結晶半導体基板上にエピタキシャル成長することが分かっているため、結晶性の良い赤外線検出素子を構成することができる。
また、本発明は、前記単結晶半導体基板は、単結晶シリコン基板であることを特徴とする薄膜赤外線検出素子によって構成することもできる。この構成によれば、単結晶シリコン基板を用いることにより、薄膜赤外線検出素子とシリコン基板を用いて作成される他の集積回路を同一基板上に構成することができる。これにより、赤外線検出素子の小型化を実現することができる。
また、本発明は、単結晶半導体基板上に形成される結晶性を有するAl薄膜上に下部金属薄膜、強誘電体薄膜をそれぞれ配向制御して積層し、前記強誘電体薄膜上に上部金属薄膜を積層させてなる薄膜赤外線検出素子であって、前記強誘電体薄膜は、前記下部金属薄膜の上面のみでかつ、前記下部金属薄膜の上面に対して段差状に積層されており、前記上部金属薄膜は、前記強誘電体薄膜の上面のみでかつ、前記強誘電体薄膜の上面に対して段差状に積層されていることを特徴とする薄膜赤外線検出素子によって構成することもできる。この構成によれば、強誘電体薄膜は下部金属薄膜の上面のみに配向制御されて積層されるため、結晶性の良い強誘電体薄膜を得ることができる。また、本発明の薄膜赤外線検出素子は、下部金属薄膜および強誘電体薄膜上に段差形状の薄膜を有しているため、上部金属薄膜のために設置された配線の断線を少なくすることができる。さらに、上部金属薄膜と下部金属薄膜の電極間のショートを少なくすることができる。
また、本発明は、前記下部金属薄膜は、前記Al薄膜の上面のみでかつ、前記Al薄膜の上面に対して段差状に積層されることを特徴とする薄膜赤外線検出素子によって構成することもできる。この構成によれば、本発明の薄膜赤外線検出素子は、Al薄膜上、下部金属薄膜上および強誘電体薄膜上にそれぞれ段差形状の薄膜が形成されるため、上部金属薄膜および下部金属薄膜の配線の断線および電極間のショートを低減させることができる。
また、本発明は、前記上部金属薄膜が積層された部分の前記強誘電体薄膜の端部からの距離は、前記上部金属薄膜の厚さよりも大きいことを特徴とする薄膜赤外線検出素子によって構成することもできる。この構成によれば、強誘電体薄膜の端部からの距離を十分にとることができるため、配線の断線、電極間のショートをより低減することができる。
また、本発明は、前記Al薄膜は、γ−Al薄膜であることを特徴とする薄膜赤外線検出素子によって構成することもできる。この構成によれば、γ−Al薄膜は単結晶半導体基板上にエピタキシャル成長することが分かっているため、結晶性の良い赤外線検出素子を構成することができる。
また、本発明は、前記単結晶半導体基板は、単結晶シリコン基板であることを特徴とする赤外線検出素子によって構成することもできる。この構成によれば、単結晶シリコン基板を用いることにより、薄膜赤外線検出素子とシリコン基板を用いて作成される他の集積回路を同一基板上に構成することができる。これにより、赤外線検出素子の小型化を実現することができる。
また、本発明は、単結晶半導体基板上に結晶性を有するAl薄膜を形成する第1の工程と、前記第1の工程で形成されたAl薄膜の上面に下部金属薄膜を配向制御して形成する第2の工程と、前記第2の工程で形成された下部金属薄膜の上面に強誘電体薄膜を配向制御して形成する第3の工程と、前記第3の工程で形成された強誘電体薄膜の上面に上部金属薄膜を形成する第4の工程と、前記第4の工程で形成された上部金属薄膜を、前記強誘電体薄膜の上面のみでかつ、前記強誘電体薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記上部金属薄膜をエッチングする第5の工程と、前記第3の工程で形成された強誘電体薄膜を、前記下部金属薄膜の上面のみでかつ、前記下部金属薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記強誘電体薄膜をエッチングする第6の工程と、前記第2の工程で形成された下部金属薄膜を、前記Al薄膜の上面のみでかつ、前記Al薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記下部金属薄膜をエッチングする第7の工程と、前記第1の工程で形成された結晶性を有するAl薄膜を所望の形状にエッチングする第8の工程と、からなる薄膜赤外線検出素子の製造方法とすることもできる。これによれば、強誘電体薄膜は下部金属薄膜の上面のみに配向制御されて積層されるため、結晶性の良い強誘電体薄膜を得ることができる。また、本発明の製造方法による薄膜赤外線検出素子は、下部金属薄膜および強誘電体薄膜上に段差形状の薄膜を有するように製造されるため、上部金属薄膜のために設置された配線の断線を少なくすることができる。さらに、上部金属薄膜と下部金属薄膜の電極間のショートを少なくすることができる。
また、本発明は、単結晶半導体基板上に結晶性を有するAl薄膜を形成する第1の工程と、前記第1の工程で形成されたAl薄膜の上面にのみ下部金属薄膜を配向制御して形成する第2の工程と、前記第2の工程で形成された下部金属薄膜の上面にのみ強誘電体薄膜を配向制御して形成する第3の工程と、前記第3の工程で形成された強誘電体薄膜の上面にのみ上部金属薄膜を形成する第4の工程と、前記第4の工程で形成された上部金属薄膜を、前記強誘電体薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記上部金属薄膜をエッチングする第5の工程と、前記第3の工程で形成された強誘電体薄膜を、前記下部金属薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記強誘電体薄膜をエッチングする第6の工程と、前記第2の工程で形成された下部金属薄膜を、前記Al薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記下部金属薄膜をエッチングする第7の工程と、前記第1の工程で形成されたAl薄膜を所望の形状にエッチングする第8の工程と、からなる薄膜赤外線検出素子の製造方法とすることもできる。これによれば、強誘電体薄膜は下部金属薄膜の上面のみに配向制御されて積層されるため、結晶性の良い強誘電体薄膜を得ることができる。また、本発明の製造方法による薄膜赤外線検出素子は、下部金属薄膜および強誘電体薄膜上に段差形状の薄膜を有するように製造されるため、上部金属薄膜のために設置された配線の断線を少なくすることができる。さらに、上部金属薄膜と下部金属薄膜の電極間のショートを少なくすることができる。
本発明の薄膜赤外線検出素子においては、下部金属薄膜の上面のみに配向制御され形成された強誘電体薄膜を用いることにより、高感度の薄膜赤外線検出素子を得ることができる。また、各薄膜を段差形状とすることにより、配線の断線の少ない赤外線検出素子を得ることができる。
本発明を実施するための実施の形態について以下に詳細に説明する。まず、図1乃至図3を用いて、本発明の赤外線検出素子2の構成について説明する。図1は、本発明が適用された第1の実施形態の赤外線検出素子2の構成を示す上面視図である。また、図2は、図1の2−2’線に沿って見た赤外線検出素子2の断面図である。また、図3は、図1の3−3’線に沿って見た赤外線検出素子2の断面図である。なお、図1においては、各積層膜の構造をわかりやすくするために、絶縁膜14およびポリイミド19の図示を省略している。
図1および図2において、赤外線検出素子2は、シリコン基板4上に複数の薄膜を積層させることにより構成されている。シリコン基板4は、(001)の単結晶半導体基板である。シリコン基板4上には、絶縁膜であるγ−Al薄膜6が形成されている。γ−Al薄膜6は、配向制御されて形成される結晶性を有するAl薄膜の1つであり、γ−Al薄膜6は、シリコン基板4上に約60nm積層されている。なお、γ−Al薄膜6の厚さは5から100nmとすることができる。
また、γ−Al薄膜6の上面には、下部金属薄膜である下部プラチナ膜8が形成されている。下部プラチナ膜8は、配向制御されてγ−Al薄膜6上に形成されるものであり、下部プラチナ膜8は、γ−Al薄膜6上に約100nm形成されている。なお、図2において、下部プラチナ膜8の右端部は、γ−Al薄膜6の右端部よりも図中左側にあり、γ−Al薄膜6の上面に対して下部プラチナ膜8が図2に示す断面形状で段差形状とされている。この段差形状において、図2のγ−Al薄膜6の右端部と下部プラチナ膜8の右端部の距離は約10μmである。なお、γ−Al薄膜6の右端部と下部プラチナ膜8の右端部の距離は下部プラチナ膜8の膜厚よりも大きいものとすることが望ましい。
また、下部プラチナ膜8の上面には、強誘電体薄膜であるPZT膜(Pb(Zr,Ti1−x)O膜)10が形成されている。PZT膜10は、下部プラチナ膜8上に配向制御されて形成されるものであり、PZT膜10は下部プラチナ膜8上に約1μm形成されている。なお、PZT膜10の膜厚は、100nmから10μmとすることが望ましい。また、図2において、PZT膜10の右端部は、下部プラチナ膜8の右端部よりも図中左側にあり、下部プラチナ膜8の上面に対してPZT膜が図2に示す断面形状で段差形状とされている。この段差形状において、図2の下部プラチナ膜8の右端部とPZT膜10の右端部の間の距離は約10μmである。なお、下部プラチナ膜8の右端部とPZT膜10の右端部の間の距離は、PZT膜10の膜厚よりも大きいものとすることが望ましい。
また、PZT膜10の上面には、上部金属薄膜である上部プラチナ膜12が形成されており、上部プラチナ膜12は、PZT膜10上に約100nm形成されている。また、図1において、上部プラチナ膜12の寸法は、20〜500μm角程度であり、例えば100μm角である。なお、図2において、上部プラチナ膜12の右端部は、PZT膜10の右端部よりも図中左側にあり、PZT膜10の上面に対して上部プラチナ膜12が図2に示す断面形状で段差形状とされている。この段差形状において、図2のPZT膜10の右端部と上部プラチナ膜12の右端部の間の距離は約10μmである。なお、PZT膜10の右端部と上部プラチナ膜12の右端部の間の距離は、上部プラチナ膜12の膜厚よりも大きいものとすることが望ましい。
図2において、各積層膜の上面を覆うように、絶縁膜14が形成されている。絶縁膜14は、ポリイミドよりなる絶縁膜であり、絶縁膜14の厚さは約1μmである。なお、絶縁膜14の厚さは、PZT膜10の厚さよりも厚く、1μmから10μmが望ましい。絶縁膜14は、図2の右側部分において、シリコン基板4の上面であって、γ−Al薄膜6、下部プラチナ膜8、PZT膜10および上部プラチナ膜12の各段差形状を覆う部分に設けられている。また、図2の左側部分においては、下部プラチナ膜8の一部を上部に露出させる部分以外は、下部プラチナ膜8、PZT膜10および上部プラチナ膜12を覆うように形成されている。なお、下部プラチナ膜8の上部に露出した部分は、外部回路との接続に用いられる。なお、本実施形態では、絶縁膜14にポリイミドを用いることにより、赤外線検出素子2にかかる応力を吸収したり、絶縁膜14の熱伝導性を低くするという効果がある。
図2において、上部プラチナ膜12の上面には、外部回路との接続に用いられる配線16が形成されている。配線16は、図2に示すように、絶縁膜14上に設けられており、絶縁膜14により、下部プラチナ膜8等と絶縁されている。なお、図1に示すように、配線16および下部プラチナ膜8は、他の回路と接続するために、左右端部に接続用パッドが形成されている。また、図2において、赤外線検出素子2の中央部の配線16の上部には、光吸収膜17が設けられている。光吸収膜17は、赤外線を吸収し、熱に変換して下部のPZT膜10に伝えるものである。
また、図3に示すように、γ−Al薄膜6の下部であり、シリコン基板4の内部には、空洞部18が形成されている。空洞部18は、シリコン基板4の上面であって、絶縁膜14で覆われていない部分を形成し、XeF雰囲気にさらすことにより、形成されるものである。なお、本実施形態の赤外線検出素子2の上面(外面)は、ポリイミド19で覆うことにより、赤外線検出素子2が外気から保護されるとともに、素子全体の強度が増加されることとなる。
次に、図4を用いて、本実施形態の赤外線検出素子2の製造工程について説明する。図4(a)において、シリコン基板4の上面にγ−Al薄膜6をエピタキシャル成長させる。γ−Al薄膜6の形成には、CVD法(化学気相成長法)を用いた。
次に、図4(b)において、γ−Al薄膜6の上面に下部プラチナ膜8をエピタキシャル成長させる。下部プラチナ膜8の形成には、スパッタ法を用いた。次に、図4(c)において、下部プラチナ膜8の上面にPZT膜10をエピタキシャル成長させる。PZT膜10の形成には、ゾルゲル法を用いた。
次に、図4(d)において、PZT膜10の上面に上部プラチナ膜12を形成させる。上部プラチナ膜12の形成には、スパッタ法を用いた。次に、図4(e)において、半導体集積回路作製で用いられるホトリソグラフィ技術とエッチング技術を用いて、γ−Al薄膜6、下部プラチナ膜8、PZT膜10および上部プラチナ膜12を図4(e)の形状となるよう加工する。
次に、図4(f)において、エッチング加工後、ポリイミドよりなる絶縁膜14を形成する。絶縁膜14を形成した後、ホトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて所望の形状に加工する。なお、絶縁膜14にポリイミドを用いた場合は、溶液塗布法などにより形成することができる。また、絶縁膜14にSiOを用いた場合は、スパッタ法、CVD法、溶液塗布法などにより形成することができる。
次に、図4(g)において、金属薄膜を形成し、ホトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、配線16を形成する。次に、図4(h)において、光吸収膜17を配線16上に形成し、次いで、ポリイミド19形成した後、本実施形態の基板をXeF雰囲気にさらすことにより、空洞部18を形成する。
次に、本実施形態の赤外線検出素子2の作用について説明する。赤外線検出素子2に赤外線が入射された場合、光吸収膜17が赤外線を吸収し、赤外線を熱に変換する。光吸収膜で発生した熱は、配線16、上部プラチナ膜12を介してPZT膜10に伝達される。PZT膜10では、強誘電体の焦電効果により、電荷の移動が発生し、PZT膜10に並列に接続された図示しない抵抗に発生した電圧を検出することにより、赤外線を検出することができるのである。
したがって、本発明の第1の実施形態においては、シリコン基板4上に薄膜を積層させて赤外線検出素子2を構成したため、コンパクトな赤外線検出素子2を得ることができる。特に、本発明の実施形態においては、単結晶のシリコン基板4上にγ−Al薄膜6、下部プラチナ膜8およびPZT膜10をエピタキシャル成長させたため、PZT膜10の結晶性を高品質なものとすることができ、高感度の赤外線検出素子2を得ることができる。
また、本発明の第1の実施形態においては、下部プラチナ膜8がγ−Al薄膜6の上面のみでかつ、γ−Al薄膜6の一部のみに形成されているため、下部プラチナ膜8の結晶性を高品質なものとすることができる。これにより、下部プラチナ膜8の上面に形成されるPZT膜10を良好にエピタキシャル成長させることができ、高感度の赤外線検出素子2を得ることができる。
また、本実施形態においては、PZT膜10が下部プラチナ膜8の上面のみでかつ、下部プラチナ膜8の一部のみに形成されているため、PZT膜10の結晶性を高品質なものとすることができる。これにより、高感度の赤外線検出素子2を得ることができる。例えば、PZT膜10が下部プラチナ膜8とγ−Al薄膜6の両方の上面に形成されている場合は、PZT膜10は異種材料の上面に形成されることになり、格子欠陥等の問題が生じる恐れがある。これに対し、本実施形態では、PZT膜10は下部プラチナ膜8の上面のみに形成されているため、膜の結晶性を高品質なものとすることができるのである。また、本実施形態においては、γ−Al薄膜6の上面のみに下部プラチナ膜8を形成し、下部プラチナ膜8の上面のみにPZT膜10を形成するという製造方法を用いたため、他の製法、例えば、γ−Al薄膜6とシリコン基板4の両方に下部プラチナ膜8を形成する場合に比べて、各膜の結晶性を良くすることができる。
また、本発明の第1の実施形態においては、シリコン基板4上の各膜が、断面形状で段差形状となるように形成されているため、上部プラチナ膜12に接続される配線16の断線の問題の発生を低減することができ、赤外線検出素子2の歩留まりを向上させることができる。すなわち、シリコン基板4上の各膜を、断面形状で段差形状とすることで、配線16をなだらかに配置することができるため、断線の恐れを低減することができるのである。
なお、シリコン基板4上の各膜の段差形状は、比較的膜厚が厚いPZT膜10の段差形状が重要であり、第1の実施形態の赤外線検出素子2は、図5のような断面形状とすることも可能である。図5は、第1の実施形態の赤外線検出素子2の図2に対応する図であり、γ−Al薄膜6の上面の下部プラチナ膜8は段差形状とされていない。この場合でも、PZT膜10および上部プラチナ膜12が段差形状とされているため、配線16の断線の恐れを低減することができる。
また、本実施形態においては、配線16の断線の他に、シリコン基板4上の各膜を段差形状としたため、絶縁膜14が層間絶縁を確実に行なうことができ、下部プラチナ膜8と上部プラチナ膜12の間のショートの恐れを低減することができる。
なお、本実施形態においては、本発明の構造を赤外線検出素子2に適用したものについて説明したが、これに限らず、本発明の構造を強誘電体を用いた他の素子、例えば超音波検出素子や強誘電体メモリへの適用も可能である。
本発明に係る第1実施形態の赤外線検出素子2の全体構成を示す上面視図である。 本発明に係る第1実施形態の赤外線検出素子2の構成を示す断面図である。 本発明に係る第1実施形態の赤外線検出素子2の構成を示す断面図である。 本発明に係る第1実施形態の赤外線検出素子2の製造工程を説明するための図である。 本発明に係る第1実施形態の赤外線検出素子2の変形例を示す断面図である。 従来技術の赤外線検出素子の断面図である。
符号の説明
2 赤外線検出素子
4 シリコン基板
6 γ−Al薄膜
8 下部プラチナ膜
10 PZT膜
12 上部プラチナ膜
14 絶縁膜
16 配線
18 空洞部

Claims (12)

  1. 単結晶半導体基板上に形成される結晶性を有するAl薄膜上に下部金属薄膜、強誘電体薄膜をそれぞれ配向制御して積層し、前記強誘電体薄膜上に上部金属薄膜を積層させてなる薄膜赤外線検出素子であって、
    前記強誘電体薄膜は、前記下部金属薄膜の上面のみでかつ、前記下部金属薄膜の上面の一部分上のみに積層されており、
    前記上部金属薄膜は、前記強誘電体薄膜の上面のみでかつ、前記強誘電体薄膜の上面の一部分上のみに積層されていることを特徴とする薄膜赤外線検出素子。
  2. 前記下部金属薄膜は、前記Al薄膜の上面のみでかつ、前記Al薄膜の上面の一部分上のみに積層されることを特徴とする請求項1に記載の薄膜赤外線検出素子。
  3. 前記上部金属薄膜が積層された部分の前記強誘電体薄膜の端部からの距離は、前記上部金属薄膜の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜赤外線検出素子。
  4. 前記Al薄膜は、γ−Al薄膜であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の薄膜赤外線検出素子。
  5. 前記単結晶半導体基板は、単結晶シリコン基板であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の薄膜赤外線検出素子。
  6. 単結晶半導体基板上に形成される結晶性を有するAl薄膜上に下部金属薄膜、強誘電体薄膜をそれぞれ配向制御して積層し、前記強誘電体薄膜上に上部金属薄膜を積層させてなる薄膜赤外線検出素子であって、
    前記強誘電体薄膜は、前記下部金属薄膜の上面のみでかつ、前記下部金属薄膜の上面に対して段差状に積層されており、
    前記上部金属薄膜は、前記強誘電体薄膜の上面のみでかつ、前記強誘電体薄膜の上面に対して段差状に積層されていることを特徴とする薄膜赤外線検出素子。
  7. 前記下部金属薄膜は、前記Al薄膜の上面のみでかつ、前記Al薄膜の上面に対して段差状に積層されることを特徴とする請求項6に記載の薄膜赤外線検出素子。
  8. 前記上部金属薄膜が積層された部分の前記強誘電体薄膜の端部からの距離は、前記上部金属薄膜の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項6または7に記載の薄膜赤外線検出素子。
  9. 前記Al薄膜は、γ−Al薄膜であることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の薄膜赤外線検出素子。
  10. 前記単結晶半導体基板は、単結晶シリコン基板であることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の赤外線検出素子。
  11. 単結晶半導体基板上に結晶性を有するAl薄膜を形成する第1の工程と、
    前記第1の工程で形成されたAl薄膜の上面に下部金属薄膜を配向制御して形成する第2の工程と、
    前記第2の工程で形成された下部金属薄膜の上面に強誘電体薄膜を配向制御して形成する第3の工程と、
    前記第3の工程で形成された強誘電体薄膜の上面に上部金属薄膜を形成する第4の工程と、
    前記第4の工程で形成された上部金属薄膜を、前記強誘電体薄膜の上面のみでかつ、前記強誘電体薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記上部金属薄膜をエッチングする第5の工程と、
    前記第3の工程で形成された強誘電体薄膜を、前記下部金属薄膜の上面のみでかつ、前記下部金属薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記強誘電体薄膜をエッチングする第6の工程と、
    前記第2の工程で形成された下部金属薄膜を、前記Al薄膜の上面のみでかつ、前記Al薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記下部金属薄膜をエッチングする第7の工程と、
    前記第1の工程で形成された結晶性を有するAl薄膜を所望の形状にエッチングする第8の工程と、
    からなる薄膜赤外線検出素子の製造方法。
  12. 単結晶半導体基板上に結晶性を有するAl薄膜を形成する第1の工程と、
    前記第1の工程で形成されたAl薄膜の上面にのみ下部金属薄膜を配向制御して形成する第2の工程と、
    前記第2の工程で形成された下部金属薄膜の上面にのみ強誘電体薄膜を配向制御して形成する第3の工程と、
    前記第3の工程で形成された強誘電体薄膜の上面にのみ上部金属薄膜を形成する第4の工程と、
    前記第4の工程で形成された上部金属薄膜を、前記強誘電体薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記上部金属薄膜をエッチングする第5の工程と、
    前記第3の工程で形成された強誘電体薄膜を、前記下部金属薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記強誘電体薄膜をエッチングする第6の工程と、
    前記第2の工程で形成された下部金属薄膜を、前記Al薄膜の上面の一部分上のみに積層されるように、前記下部金属薄膜をエッチングする第7の工程と、
    前記第1の工程で形成されたAl薄膜を所望の形状にエッチングする第8の工程と、
    からなる薄膜赤外線検出素子の製造方法。
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