JP2008231317A - ハロゲンフリー樹脂組成物、絶縁電線及びワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の機械特性、難燃性や柔軟性等を低下させることなく、ハロゲンフリー樹脂組成物で被覆された絶縁電線とポリ塩化ビニル樹脂をベースとした樹脂組成物で被覆された絶縁電線とが混在した状態で使用されても長期耐熱性を維持することができるハロゲンフリー樹脂組成物、絶縁電線及びワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ハロゲンフリー樹脂組成物は、ポリプロピレン系樹脂70〜90重量%と、オレフィン系もしくはスチレン系熱可塑性エラストマー30〜10重量%と、からなるベース樹脂100重量部、金属水和物50〜100重量部、フェノール系酸化防止剤3〜5重量部、サリチル酸系金属捕捉剤0.1〜1.0重量部、ヒドラジン系金属捕捉剤3〜5重量部、及び、金属酸化物1〜10重量部、を含有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ハロゲンフリー樹脂組成物、該ハロゲンフリー樹脂組成物で導体を被覆した絶縁電線及びワイヤハーネスに関する。
従来の自動車用材料、特に車内に配索される絶縁電線は、銅線等の導体をポリ塩化ビニル樹脂をベースとした樹脂組成物(以下、本明細書中では「PCV樹脂組成物」と記す)で被覆したものが多く用いられてきた。ポリ塩化ビニル樹脂は、自己消火性材料であるため難燃性が高い、可塑剤の添加によって硬度を自由に調節可能である、耐摩耗性が高い、等の優れた材料特性を有している。しかし、焼却処分や車両火災等の燃焼時にハロゲン系ガス等の有害ガスが発生し、環境問題となっている。
そこで、近年、ポリオレフィン系樹脂をベースとしたハロゲンフリー樹脂組成物が開発されている。このようなハロゲンフリー樹脂組成物は、ポリオレフィン系樹脂に様々な酸化安定剤や光安定剤等の安定剤を添加することによって、分解や劣化を防止して機械的強度の長期安定性を向上させている(例えば、特許文献1参照)。
また、難燃剤として金属水和物等の無機系難燃剤を添加することによって、ハロゲンフリー性を維持したまま難燃性を向上させることができる。しかし、金属水和物を多量に添加する必要があり、これによってポリオレフィン系樹脂の特性が低下して機械特性や柔軟性が著しく低下する。
特開2006−83328号公報
現在、前述したようなハロゲンフリー樹脂組成物で導体を被覆した絶縁電線が主流になりつつある。しかし実際には、現状のワイヤハーネスにおいて、このようなハロゲンフリー樹脂組成物で被覆された絶縁電線と従来のPCV樹脂組成物で被覆された絶縁電線とが混在した状態で束ねられて使用されることも多い。そして、これら絶縁電線が結束された状態が長期間継続すると、ハロゲンフリー樹脂組成物の長期耐熱性が低下するという問題が生じている。これは、PCV樹脂組成物に添加された可塑剤が接触するハロゲンフリー樹脂組成物に移行するためであると推測される。
したがって、本発明の目的は、従来の機械特性、難燃性や柔軟性等を低下させることなく、ハロゲンフリー樹脂組成物で被覆された絶縁電線とPCV樹脂組成物で被覆された絶縁電線とが混在した状態で使用されても長期耐熱性を維持することができるハロゲンフリー樹脂組成物、絶縁電線及びワイヤハーネスを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、ポリプロピレン系樹脂70〜90重量%と、オレフィン系もしくはスチレン系熱可塑性エラストマー30〜10重量%と、からなるベース樹脂100重量部、金属水和物50〜100重量部、フェノール系酸化防止剤3〜5重量部、サリチル酸系金属捕捉剤0.1〜1.0重量部、ヒドラジン系金属捕捉剤3〜5重量部、及び、金属酸化物1〜10重量部、を含有することを特徴とするハロゲンフリー樹脂組成物である。
請求項2に記載された発明は、導体と前記導体を被覆する絶縁体とを備えた絶縁電線において、前記絶縁体が請求項1に記載されたハロゲンフリー樹脂組成物で構成されていることを特徴とする絶縁電線である。
請求項3に記載された発明は、複数の絶縁電線を備えたワイヤハーネスにおいて、少なくとも一本の前記絶縁電線が請求項2に記載された絶縁電線で構成されていることを特徴とするワイヤハーネスである。
以上説明したように、請求項1に記載された発明は、ポリプロピレン系樹脂70〜90重量%と、オレフィン系もしくはスチレン系熱可塑性エラストマー30〜10重量%と、からなるベース樹脂100重量部、金属水和物50〜100重量部、フェノール系酸化防止剤3〜5重量部、サリチル酸系金属捕捉剤0.1〜1.0重量部、ヒドラジン系金属捕捉剤3〜5重量部、及び、金属酸化物1〜10重量部、を含有しているので、従来の機械特性、難燃性や柔軟性等を低下させることなく、さらにPCV樹脂組成物と長期間接触しても長期耐熱性を維持することができる。
請求項2に記載された発明は、導体と前記導体を被覆する絶縁体とを備えた絶縁電線の前記絶縁体が請求項1に記載されたハロゲンフリー樹脂組成物で構成されているので、従来の機械特性、難燃性や柔軟性等を低下させることなく、さらにPCV樹脂組成物で被覆された絶縁電線と混在した状態で束ねられても長期耐熱性を維持することができ、絶縁電線の使用範囲を拡大することができる。
請求項3に記載された発明は、複数の絶縁電線を備えたワイヤハーネスの少なくとも一本の前記絶縁電線が請求項2に記載された絶縁電線で構成されているので、従来の機械特性、難燃性や柔軟性等を低下させることなく、さらにPCV樹脂組成物で被覆された絶縁電線と混在した状態で束ねられても長期耐熱性を維持することができ、例えば自動車内等で長期間安定して使用することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかるハロゲンフリー樹脂組成物について説明する。本発明の一実施形態にかかるハロゲンフリー樹脂組成物は、ポリプロピレン系樹脂70〜90重量%と、オレフィン系もしくはスチレン系熱可塑性エラストマー30〜10重量%と、からなるベース樹脂100重量部、金属水和物50〜100重量部、フェノール系酸化防止剤3〜5重量部、サリチル酸系金属捕捉剤0.1〜1.0重量部、ヒドラジン系金属捕捉剤3〜5重量部、及び、金属酸化物1〜10重量部、を含有する。
ポリプロピレン系樹脂としては、例えば、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−α−オレフィンランダム共重合体、等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、二種以上を併用してもよい。また、ポリプロピレン系樹脂は、これらのみに限定されるものではなく、本発明の目的に反しない限りこれら以外のポリプロピレン系樹脂であってもよい。また、本実施形態において、ポリプロピレン系樹脂は非架橋型である。
オレフィン系熱可塑性エラストマーは、ハードセグメントとしてのポリエチレン、ポリプロピレン、等と、ソフトセグメントとしてのエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、等と、から構成される。オレフィン系熱可塑性エラストマーとしては、例えば、ミラストマー(三井化学社製)、住友TPE(住友化学社製)、サーモラン(三菱化学社製)、等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、二種以上を併用してもよい。また、オレフィン系熱可塑性エラストマーは、これらのみに限定されるものではなく、本発明の目的に反しない限りこれら以外のオレフィン系熱可塑性エラストマーであってもよい。
スチレン系熱可塑性エラストマーは、ハードセグメントとしてのポリスチレン、等と、ソフトセグメントとしてのポリブタジエン、ポリイソプレン、等と、から構成される。スチレン系熱可塑性エラストマーとしては、例えば、ラバロン(三菱化学社製)、住友TPE−SB(住友化学社製)、セプトン及びハイブラー(クラレ社製)、等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、二種以上を併用してもよい。また、スチレン系熱可塑性エラストマーは、これらのみに限定されるものではなく、本発明の目的に反しない限りこれら以外のスチレン系熱可塑性エラストマーであってもよい。
前述したポリプロピレン系樹脂と、オレフィン系もしくはスチレン系熱可塑性エラストマーと、からなるベース樹脂は、ポリプロピレン系樹脂70〜90重量%と、オレフィン系もしくはスチレン系熱可塑性エラストマー30〜10重量%と、からなる。ポリプロピレン系樹脂が70重量%未満であると十分な耐摩耗性が得られず、90重量%を越えると延伸性や耐衝撃性が低下する虞がある。
金属水和物は、難燃剤として添加される。金属水和物としては、例えば、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、硼酸亜鉛、等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、二種以上を併用してもよい。また、金属水和物は、これらのみに限定されるものではなく、本発明の目的に反しない限りこれら以外の金属水和物であってもよい。
金属水和物は、ベース樹脂100重量部に対して50〜100重量部となるように添加される。添加量が50重量部未満であると十分な難燃性が得られず、また100重量部を越えても添加量の増加に伴う難燃性の向上はほとんどなく、延伸性や長期耐熱性が低下する虞がある。
フェノール系酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、テトラキス[メチレン−3(3’,5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、3,9−ビス{2−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]−1,1−ジメチルエチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5・5]ウンデカン、1,3,5−トリス2[3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]エチルイソシアネート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリエチレングリコール−N−ビス−3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,6−ヘキサンジオールビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,2−チオビス−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフェノール)(ケミノックス1129)、2,2’−ブチリデン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2,4−ジ−t−アミル−6−[1−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)エチル]フェニルアクリレート、トコフェロール類。トコフェロール類としては、具体的にはα−トコフェロール(5,7,8−トリメチルトコール)、β−トコフェロール(5,8−ジメチルトコール)、γ−トコフェロール(7,8−ジメチルトコール)、δ−トコフェロール(8−メチルトコール)、等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、二種以上を併用してもよい。また、フェノール系酸化防止剤は、これらのみに限定されるものではなく、本発明の目的に反しない限りこれら以外のフェノール系酸化防止剤であってもよい。
フェノール系酸化防止剤は、ベース樹脂100重量部に対して3〜5重量部となるように添加される。添加量が3重量部未満であると酸化による劣化を十分に防止できず、また5重量部を越えても添加量の増加に伴う酸化防止効果の向上はほとんどなく、導体を被覆した際に表面にブリードが生じる虞がある。
サリチル酸系金属捕捉剤としては、例えば、N,N’−ジサリチリデン−エチレンジアミン、N,N’−ジサリチリデン−1,2−プロピレンジアミン、N,N’−ジサリチリデン−N’−メチル−ジプロピレントリアミン、3−(N−サリチロイル)アミノ−1,2,4−トリアゾール、デカメチレンジカルボキシリックアシッド−ビス(N’−サリチロイルヒドラジド)、等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、二種以上を併用してもよい。また、サリチル酸系金属捕捉剤は、これらのみに限定されるものではなく、本発明の目的に反しない限りこれら以外のサリチル酸系金属捕捉剤であってもよい。
サリチル酸系金属捕捉剤は、ベース樹脂100重量部に対して0.1〜1.0重量部となるように添加される。0.1重量部未満であると金属捕捉による酸化防止剤の補助効果が十分に得られず、また1.0重量部を越えても添加量の増加による補助効果の向上はほとんどなく、延伸性が低下する虞がある。
ヒドラジン系金属捕捉剤としては、例えば、2−エトキシ−2’−エチルオキサニリド、5−t−ブチル−2−エトキシ−2’−エチルオキサニリド、N,N−ジエチル−N’,N’−ジフェニルオキサミド、N,N’−ジエチル−N,N’−ジフェニルオキサミド、オキサリックアシッド−ビス(ベンジリデンヒドラジド)、チオジプロピオニックアシッド−ビス(ベンジリデンヒドラジド)、イソフタリックアシッド−ビス(2−フェノキシプロピオニルヒドラジド)、ビス(サリシロイルヒドラジン)、N−サリシリデン−N’−サリシロイルヒドラゾン、2’,3−ビス{[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]}プロピオノヒドラジド、等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、二種以上を併用してもよい。また、ヒドラジン系金属捕捉剤は、これらのみに限定されるものではなく、本発明の目的に反しない限りこれら以外のヒドラジン系金属捕捉剤であってもよい。
ヒドラジン系金属捕捉剤は、ベース樹脂100重量部に対して3〜5重量部となるように添加される。3重量部未満であると金属捕捉による酸化防止剤の補助効果が十分に得られず、また5重量部を越えても添加量の増加による補助効果の向上はほとんどなく、導体を被覆した際に表面にブリードが生じる虞がある。
金属酸化物としては、例えば、酸化亜鉛(亜鉛華)、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、二種以上を併用してもよい。また、金属酸化物は、これらのみに限定されるものではなく、本発明の目的に反しない限りこれら以外の金属酸化物であってもよい。
金属酸化物は、ベース樹脂100重量部に対して1〜10重量部となるように添加される。添加量が1重量部未満であったり10重量部を越えると、延伸性や長期耐熱性が低下する虞がある。
前述した構成のハロゲンフリー樹脂組成物は、以上のような構成で配合され、金属水和物を含有することによって難燃性が向上するとともに、フェノール系酸化防止剤、サリチル酸系金属捕捉剤、ヒドラジン系金属捕捉剤、及び、金属酸化物、を含有することによって、特にPCV樹脂組成物との混在時に起こりやすい長期耐熱性の低下が低減される。長期耐熱性の低下の一因としては、可塑剤がPVC樹脂組成物からハロゲンフリー樹脂組成物に移行するためと考えられるが、本発明においては、ハロゲンフリー樹脂組成物内に可塑剤が移行しても、前述した酸化防止剤、金属捕捉剤及び金属酸化剤等によって長期耐熱性の低下が抑制されると考えられる。
なお、ハロゲンフリー樹脂組成物を構成する各成分はハロゲンを含有しておらず、燃焼時にハロゲン系ガスが発生することはない。また、本実施形態のハロゲンフリー樹脂組成物に、さらに着色剤、滑剤、帯電防止剤、発砲剤、等を本発明の効果を損なわない範囲で添加してもよい。
また、前述したハロゲンフリー樹脂組成物は、以上のような構成で配合されて混練されるが、その方法は公知の種々の手段を用いることができる。例えば、予めヘンシェルミキサー等の高速混合装置を用いてプリブレンドした後、単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダー、ロールミル等公知の混練機を用いて混練する、等してハロゲンフリー樹脂組成物が得られる。
次に、本実施形態のハロゲンフリー樹脂組成物で被覆された絶縁電線及びワイヤハーネスについて説明する。絶縁電線の種類、構造には制限がなく、例えば、単線、フラット線、シールド線、等が挙げられる。絶縁電線は、導体と、導体を被覆する絶縁体と、を備え、絶縁体が本発明のハロゲンフリー樹脂組成物で構成される。導体は、銅やアルミニウム等の金属からなり、長尺線状に設けられている。導体は、一本でもよく、また複数本でもよい。なお、導体と絶縁体との間に、例えば他の絶縁体等が介在されていてもよい。
前述した絶縁電線において、導体をハロゲンフリー樹脂組成物で被覆する方法は、公知の種々の手段を用いることができる。例えば、一般的な押出成形法を用いることができる。押出し機は、シリンダー直径Φ20〜90mm、L/D=10〜40の単軸押出機を使用し、スクリュー、ブレーカープレート、クロスヘッド、ディストリュビューター、ニップル、及び、ダイスを有するものを使用する。そして、ハロゲンフリー樹脂組成物が十分に溶融する温度に設定された単軸押出機にハロゲンフリー樹脂組成物を投入する。ハロゲンフリー樹脂組成物はスクリューにより溶融及び混練され、一定量がブレーカープレートを経由してクロスヘッドに供給される。溶融したハロゲンフリー樹脂組成物は、ディストリュビューターによりニップルの円周上へ流れ込み、ダイスにより導体の円周上に被覆された状態で押出され、絶縁電線が得られる。
そして、複数の絶縁電線を結束させて、ワイヤハーネスが得られる。絶縁電線の端末には、例えば、コネクタが取り付けられる。コネクタは、板金等を折り曲げる等してなる端子金具と、合成樹脂からなるコネクタハウジングと、を備えている。端子金具は、導体と電気的に接続され、コネクタハウジング内に収容される。コネクタは、他の電子機器に設けられたコネクタと嵌合し、ワイヤハーネスは電子機器に電力や制御信号等を伝達する。なお、複数の絶縁電線は、すべてが本発明のハロゲンフリー樹脂組成物で被覆された絶縁電線である必要はなく、PCV樹脂組成物で被覆された絶縁電線を混在させることができる。
本実施形態によれば、ポリプロピレン系樹脂70〜90重量%と、オレフィン系もしくはスチレン系熱可塑性エラストマー30〜10重量%と、からなるベース樹脂100重量部、金属水和物50〜100重量部、フェノール系酸化防止剤3〜5重量部、サリチル酸系金属捕捉剤0.1〜1.0重量部、ヒドラジン系金属捕捉剤3〜5重量部、及び、金属酸化物1〜10重量部、を含有するハロゲンフリー樹脂組成物であるので、従来の機械特性、難燃性や柔軟性等を低下させることなく、さらにPCV樹脂組成物と長期間接触しても長期耐熱性を維持することができる。
導体と導体を被覆する絶縁体とを備えた絶縁電線の絶縁体が本発明のハロゲンフリー樹脂組成物で構成されているので、従来の機械特性、難燃性や柔軟性等を低下させることなく、さらにPCV樹脂組成物で被覆された絶縁電線と混在した状態で束ねられても長期耐熱性を維持することができ、絶縁電線の使用範囲を拡大することができる。
複数の絶縁電線を備えたワイヤハーネスの少なくとも一本の絶縁電線が本発明の絶縁電線で構成されているので、従来の機械特性、難燃性や柔軟性等を低下させることなく、さらにPCV樹脂組成物で被覆された絶縁電線と混在した状態で束ねられても長期耐熱性を維持することができ、例えば自動車内で長期間安定して使用することができる。
(実施例)
以下に具体的な実施例を示す。表1及び表2中の成分欄に示す重量部にしたがって、ポリプロピレン系樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマー、金属水和物、フェノール系酸化防止剤、サリチル酸系金属捕捉剤、ヒドラジン系金属捕捉剤、及び、金属酸化物、を配合してハロゲンフリー樹脂組成物を調製した。これを容量20リットルのヘンシェルミキサーで混合した後、Φ40mm同方向二軸押出機を使用してダイス温度200℃設定で混練した。その後、電線押出し機(Φ60mm、L/D=24.5、FFスクリュー)に投入し、押出スピード600mm/min、押出温度230℃にて、導体面積0.3395mm(素線構成0.2485mm×7本撚り)の導体上に押出して、仕上がり外径1.20mmの絶縁電線を作製した。得られた絶縁電線について以下の評価試験を行い、結果を表1及び表2中の評価欄にまとめた。
ポリプロピレン系樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマー、金属水和物、フェノール系酸化防止剤、サリチル酸系金属捕捉剤、ヒドラジン系金属捕捉剤、及び、金属酸化物の具体的な商品名、入手先等について、まとめて記す。
ポリプロピレン系樹脂:
プロピレン単独重合体、商品名 PS201A(MFR=0.5g/10min)、サンアロマー社製
オレフィン系熱可塑性エラストマー:
商品名 サーモランZ102B、三菱化学製
金属水和物:
水酸化マグネシウム、商品名 キスマ5A(平均粒子径約0.8μm)、協和化学社製
フェノール系酸化防止剤:
ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、商品名 Irganox 1010、チバスペシャルティケミカルズ社製
サリチル酸系金属捕捉剤:
3−(N−サリチロイル)アミノ−1,2,4−トリアゾール、商品名 アデカスタブ CDA−1、ADEKA社製
ヒドラジン系金属捕捉剤:
2’,3−ビス{[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]}プロピオノヒドラジド、商品名 Iraganox MD 1024、チバスペシャルティケミカルズ社製
金属酸化物:
酸化亜鉛、商品名 酸化亜鉛二種、三井金属鉱業社製
(引張伸び評価)
JIS B7721に準拠して行った。即ち、絶縁電線を150mmの長さに切り出し、導体を取り除いてハロゲンフリー樹脂組成物のみの管状試験片とした後、その中央部に50mmの間隔で標線を記した。次いで、室温下にて試験片の両端を引張試験機のチャックに取り付けた後、引張速度25〜500mm/minで引っ張り、標線間の距離を測定した。伸びが500%以上のものを合格(○)、伸びが500%未満のものを不合格(×)とした。
(難燃性評価)
長さ600mm以上の絶縁電線を無風槽に45°の角度に傾斜させて固定し、上端から500mm±5mmの部分にブンゼンバーナーにより15秒間還元炎を当て、消炎するまでの時間を測定した。消炎までの時間が70秒以内のものを合格(○)、70秒を越えるものを不合格(×)とした。
(耐摩耗性評価)
スクレープ摩耗試験装置を用いて行った。即ち、長さ約1mの絶縁電線をサンプルホルダーに載置し、クランプで固定する。そして、先端に直径0.45mmのピアノ線を備えるプランジを、押圧部材を用いて総荷重7Nで絶縁電線に押し当てて往復させ(往復距離14mm)、絶縁電線のハロゲンフリー樹脂組成物が摩耗してプランジのピアノ線が絶縁電線の導体に接するまでの往復回数を測定し、300回以上のものを合格(○)、300回未満のものを不合格(×)とした。
(ブリード評価)
絶縁電線の表面を目視によって確認し、白い粉吹きがないものを合格(○)、白い粉吹きがあるものを不合格(×)とした。
(長期耐熱性1評価)
絶縁電線を、150度で100時間放置して加熱老化させた後に、自己径巻き付けによってハロゲンフリー樹脂組成物に亀裂が生じないものを合格(○)、亀裂が生じるものを不合格(×)とした。
(長期耐熱性2評価)
本発明の絶縁電線と、導体をPCV樹脂組成物で被覆した絶縁電線と、を任意の数にて混在させた電線束の外周に、ポリ塩化ビニル系粘着テープを巻き付けたものを、150度で100時間放置して加熱老化させた後に、一本の本発明の絶縁電線を取り出し、自己径巻き付けによってハロゲンフリー樹脂組成物に亀裂が生じないものを合格(○)、亀裂が生じるものを不合格(×)とした。
Figure 2008231317
Figure 2008231317
(比較例)
以下に比較例を示す。表3及び表4中の成分欄に示す重量部にしたがって、ポリプロピレン系樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマー、金属水和物、フェノール系酸化防止剤、サリチル酸系金属捕捉剤、ヒドラジン系金属捕捉剤、及び、金属酸化物、を配合してハロゲンフリー樹脂組成物を調製し、混合及び混練した。その後、得られたハロゲンフリー樹脂組成物で導体を被覆して絶縁電線を作製した。得られた絶縁電線について評価試験を行い、結果を表3及び表4中の評価欄にまとめた。なお、ハロゲンフリー樹脂組成物の作成方法及び使用した化合物、絶縁電線の作製方法や評価試験の方法等は、前述した実施例と同様であるので詳細は省略する。
Figure 2008231317
Figure 2008231317
本発明のハロゲンフリー樹脂組成物で被覆された実施例の絶縁電線は、表1及び表2中の実施例1ないし実施例12に示すように、引張伸び、難燃性、耐摩耗性、ブリード、及び、長期耐熱性1、の全てにおいて良好な結果が得られ、十分な機械特性、難燃性や柔軟性を有していることが確認された。さらに、長期耐熱性2、において、PCV樹脂組成物で被覆された絶縁電線と接触した状態、即ちPCV樹脂組成物で被覆された絶縁電線と混在した状態で束ねられて使用されても、長期耐熱性が低下することがなかった。
一方、比較例の絶縁電線は、表3及び表4中の比較例1ないし比較例3、比較例5ないし比較例12に示すように、引張伸び、難燃性、耐摩耗性、ブリード、及び、長期耐熱性1、の少なくとも一つにおいて良好な結果が得られず、十分な機械特性、難燃性や柔軟性を有していなかった。また、比較例4に示すように、十分な機械特性、難燃性や柔軟性を有していても、PCV樹脂組成物で被覆された電線と混在した状態で束ねられて使用されると長期耐熱性が低下した。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。

Claims (3)

  1. ポリプロピレン系樹脂70〜90重量%と、オレフィン系もしくはスチレン系熱可塑性エラストマー30〜10重量%と、からなるベース樹脂100重量部、金属水和物50〜100重量部、フェノール系酸化防止剤3〜5重量部、サリチル酸系金属捕捉剤0.1〜1.0重量部、ヒドラジン系金属捕捉剤3〜5重量部、及び、金属酸化物1〜10重量部、を含有することを特徴とするハロゲンフリー樹脂組成物。
  2. 導体と前記導体を被覆する絶縁体とを備えた絶縁電線において、前記絶縁体が請求項1に記載されたハロゲンフリー樹脂組成物で構成されていることを特徴とする絶縁電線。
  3. 複数の絶縁電線を結束させたワイヤハーネスにおいて、少なくとも一本の前記絶縁電線が請求項2に記載された絶縁電線で構成されていることを特徴とするワイヤハーネス。
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