JP2008228450A - 車両用電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷の変動によるスイッチング素子がオン、オフする位相の変化をリアルタイムに検出し、その変化に追従してスイッチング素子をオン、オフする位相を変化させることにより、効率の良い整流動作が実現できる車両用電力変換装置を得ることを目的とする。
【解決手段】スイッチング素子に並列接続されたダイオードの通電状態に対応するダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出し、これらのタイミングに対応する回転子位置信号の値を逐次記憶し、記憶した回転子位置信号の値に基づいてスイッチング素子オンタイミング及びスイッチング素子オフタイミングを算出し、そのタイミングに基づいてスイッチング素子のゲート指令信号を生成するようにした。
【選択図】図3

Description

この発明は、自動車等の車両に搭載される車両用回転電動機に用いる車両用電力変換装置に関するものである。
車両用回転電機に於いては、一般的に整流素子としてダイオードを用いた全波整流方式が用いられているが、より高効率化を目指して整流素子としてスイッチング素子を使用し、整流素子による損失を低減した整流方式が用いられるようになってきた。
整流素子としてスイッチング素子を用い、位置検出手段により検出した車載用回転電機の回転子の回転位置に基づいて、スイッチング素子のオン、オフを制御するようにした車両用電力変換装置は既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−218797号公報
特許文献1に示された従来の装置の場合、車載用回転電機の回転子の回転位置を検知する位置検出手段を用いて、スイッチング素子のオン、オフ操作の位相制御を行うようにしているが、例えば負荷変動等により、実際にスイッチング素子をオン、オフしなければならない位相の機械的な回転位置がリアルタイムに変化するような場合に対しては、適応が難しかった。
この発明は、従来の装置に於けるこのような課題に鑑みてなされたものであり、負荷の変動によるスイッチング素子がオン、オフする位相の変化をリアルタイムに検出し、その変化に追従してスイッチング素子をオン、オフする位相を変化させることにより、効率の良い整流動作が実現できる車両用電力変換装置を得ることを目的とするものである。
この発明による電力変換装置は、車両に搭載される回転電機の電機子巻線と直流負荷との間に接続されたスイッチング素子及びこのスイッチング素子に並列接続されたダイオードを備え、前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記回転電機と前記直流負荷との間の電力変換を行う電力変換部と、前記回転電機が発電動作中で且つ前記スイッチング素子がオフ状態であるときの前記ダイオードのうちの少なくとも一つの通電状態に対応するダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出するダイオード通電状態検出部と、前記ダイオード通電状態検出部が検出した前記ダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングに基づいて前記スイッチング素子のゲート指令信号を生成して前記スイッチング素子に与えるゲート指令生成部とを備え、前記ゲート指令信号による前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記電力変換を行うようにしたものである。
又、この発明による車両用電力変換装置は、車両に搭載される回転電機の電機子巻線と直流負荷との間に接続されたスイッチング素子及びこのスイッチング素子に並列接続されたダイオードを備え、前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記回転電機と前記直流負荷との間の電力変換を行う電力変換部と、前記回転電機が発電動作中で且つ前記スイッチング素子がオフ状態であるときの前記ダイオードのうちの少なくとも一つの通電状態に対応するダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出するダイオード通電状態検出部と、前記回転電機の回転子の位置に対応した回転子位置信号を発生する回転子位置検出部と、前記検出したダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングに対応する前記回転子位置信号の値を逐次記憶し、前記記憶した前記回転子位置信号の値に基づいて前記スイッチング素子のスイッチング素子オンタイミング及びスイッチング素子オフタイミングを算出するタイミング処理部と、前記タイミング処理部が算出した前記スイッチング素子オンタイミング及びスイッチング素子オフタイミングに基づいて前記スイッチング素子のゲート指令信号を生成して前記スイッチング素子に与えるゲート指令生成部とを備え、前記ゲート指令信号による前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記電力変換を行うようにしたものである。
この発明に於いて、直流負荷とは、電力変換装置により充電されて直流エネルギーを蓄積し、車両に搭載された各種電気機器若しくは電子機器に電力を供給する蓄電池を含むものである。
この発明による車両用電力変換装置によれば、回転電機が発電動作中で且つスイッチング素子がオフ状態であるときのダイオードのうちの少なくとも一つの通電状態に対応する前記ダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出するダイオード通電状態検出部と、前記ダイオード通電状態検出部が検出した前記ダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングに基づいて前記スイッチング素子のゲート指令信号を生成して前記スイッチング素子に与えるゲート指令生成部とを備え、前記ゲート指令信号による前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記電力変換を行うようにしたので、負荷変動の影響を受けることなくスイッチング素子を制御することができ、簡単な構成で信頼性の高い車両用車両用電力変換装置を得ることができる。
又、この発明による車両用電力変換装置によれば、回転電機が発電動作中で且つスイッチング素子がオフ状態であるときのダイオードのうちの少なくとも一つの通電状態に対応するダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出するダイオード通電状態検出部と、前記回転電機の回転子の位置に対応した回転子位置信号を発生する回転子位置検出部と、前記検出したダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングに対応する前記回転子位置信号の値を逐次記憶し、前記記憶した前記回転子位置信号の値に基づいて前記スイッチング素子のスイッチング素子オンタイミング及びスイッチング素子オフタイミングを算出するタイミング処理部と、前記タイミング処理部が算出した前記スイッチング素子オンタイミング及びスイッチング素子オフタイミングに基づいて前記スイッチング素子のゲート指令信号を生成して前記スイッチング素子に与えるゲート指令生成部とを備え、前記ゲート指令信号による前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記電力変換を行うようにしたので、負荷変動の影響を受けることなくスイッチング素子をより安定して制御することができ、簡単な構成で更に信頼性の高い車両用車両用電力変換装置を得ることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置について詳細に説明する。図1は、回転電機として発電電動機を用いた車両システムの説明図、図2は、この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置を備えた発電電動機の構成を示す構成図、図3は、この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置に於けるゲート制御部の構成を示すブロック図である。図1に於いて、車両用回転電機としての発電電動機102は、内燃機関101によりベルト等の動力伝達手段104を介して駆動されて発電し交流エネルギーを発生する。内燃機関101の運転中、発電電動機102により発生された交流エネルギーは、電力変換装置により直流エネルギーに変換されて蓄電池103に充電される。
図2に示すように、発電電動機102は、この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置110と、モータージェネレータ部200とにより構成されている。車両用電力変換装置110は、電力変換部220と、スイッチング素子のオン、オフ制御を行うゲート制御部210とからなる。電力変換部220は、界磁電流をPWM(Puls Wide Modulation)制御するための界磁スイッチング素子221と、このスイッチング素子221に直列接続されたフリーホイールダイオード222と、U相上アームスイッチング素子(以下、UHと称する)223aと、V相上アームスイッチング素子(以下、VHと称する)223bと、W相上アームスイッチング素子(以下、WHと称する)223c、及びU相下アームスイッチング素子(以下、ULと称する)224aと、V相下アームスイッチング素子(以下、VLと称する)224bと、W相下アームスイッチング素子(以下、WLと称する)224cとを備えている。
UH223a、VH223b、WH223c、及びUL224a、VL224b、WL224cは、夫々寄生ダイオードを内蔵している。以下、UH223a、VH223b、WH223c、及びUL224a、VL224b、WL224cに内蔵された夫々の寄生ダイオードを、UHダイオード、VHダイオード、WHダイオード、及びULダイオード、VLダイオード、WLダイオードと称する。
UH223aと、VH223bと、WH223cと、UL224aと、VL224b、及びWL224cは、三相ブリッジ回路を構成し、その交流側であるUH223aとUL224aとの接続点は、モータージェネレータ部200のU相端子に接続され、VH223bとVL224bとの接続点は、モータージェネレータ部200のV相端子に接続され、WH223cとWL224cとの接続点は、モータージェネレータ部200のW相端子に接続されている。又、三相ブリッジ回路の直流側であるUH223aと、VH223bと、WH223cとの共通接続部である正極側端子Pは、バッテリー103の正極側端子に接続され、UL224aと、VL224bと、WL224cとの共通接続部である負極側端子Nは、蓄電池103の負極側端子に接続されている。負極側端子Nの電位は、車両のアース電位となる。
尚、図2は、モータジェネレータ部200を、固定子に設けられた三相の電機子巻線201と回転子に設けられた界磁巻線202を有する三相界磁巻線方式の発電電動機としているが、相数や他の界磁方式、例えば、永久磁石方式等であってもよいことは勿論である。更に、図2に示すように車両用電力変換装置110とモータジェネレータ部200とが一体に構成された一体構造式の発電電動機102に限らず、車両用電力変換装置110と発電電動機200が物理的に分割された別体構造式の発電電動装置であってもよい。
ゲート制御部210は、UH223a、VH223b、WH223c、及びUL224a、VL224b、WL224cのオン、オフ指令制御を行う。このゲート制御部210は、図3に示すように、回転子位置検出部211と、ダイオード通電状態検出部212と、タイミング処理部213と、ゲート指令生成部214、及びゲート指令監視部215とから構成されている。
回転子位置検出部211は、例えばレゾルバやホール素子等を用いて、モータージェネレータ部200の回転子の位置をリアルタイムに検出し、回転子位置信号Positionを検出する。ダイオード通電状態検出部212は、UH223a、VH223b、WH223c、及びUL224a、VL224b、WL224cに夫々並列に接続されたダイオードの導通状態を検出する手段で、夫々のダイオードに順方向電流が流れてその両端に順電圧Vfが発生したときダイオードのオン状態を検出し、ダイオードに順方向電流が流れずその両端間がオープンとなり順方向電圧Vfが発生しないときダイオードオフ状態を検出する。
今、電力変換部220の負極側端子Nの電位を基準に、正極側端子Pの電圧(以下、正極側端子電圧と称する)をVp、三相の各端子U、V、Wの電圧をVu、Vv、Vwとすれば、上アームスイッチング素子であるUH223a、VH223b、WH223cの夫々のダイオードオンタイミングは、以下の判定式に基づいて回転子位置検出部211により検出可能である。
UHダイオードオン状態検出判定式:Vp≦Vu≦Vp+Vf (式1)
VHダイオードオン状態検出判定式:Vp≦Vv≦Vp+Vf (式2)
WHダイオードオン状態検出判定式:Vp≦Vw≦Vp+Vf (式3)
又、UH223a、VH223b、WH223の夫々のダイオードオフタイミングは、以下の判定式に基づいて回転子位置検出部211により検出可能である。
UHダイオードオフ状態検出判定式:Vu<Vp (式4)
VHダイオードオフ状態検出判定式:Vv<Vp (式5)
WHダイオードオフ状態検出判定式:Vw<Vp (式6)
下アームスイッチング素子であるUL224a、VL224b、VL224cの夫々のダイオードオンタイミングは、以下の判定式に基づいて回転子位置検出部211により検出可能である。
ULダイオードオン状態検出判定式:−Vf≦Vu≦0 (式7)
VLダイオードオン状態検出判定式:−Vf≦Vv≦0 (式8)
WLダイオードオン状態検出判定式:−Vf≦Vw≦0 (式9)
一方、UL224a、VL224b、VL224cの夫々のダイオードオフタイミングは、以下の判定式に基づいて回転子位置検出部211により検出可能である。
ULダイオードオフ状態検出判定式:0<Vu (式10)
VLダイオードオフ状態検出判定式:0<Vv (式11)
WLダイオードオフ状態検出判定式:0<Vw (式12)
図4は、全てのスイッチング素子のスイッチング制御を行っていない状態に於いて、ダイオード通電状態検出部の動作を説明するタイミングチャートである。図4に於いて、U相電流Iu、V相電流Iv、W相電流Iwの各相電流に対して、U相電圧Vu、V相電圧Iv、W相電圧Iwが、図示の関係にあるとき、UHダイオードは、U相電圧Vuが正極側端子電圧Vpに対して前記(式1)を満たすタイミングに達したタイミングt1に於いて導通し、ダイオード通電状態検出部212は、タイミングt1でUHダイオードのオンを検出する。
WHダイオードは、W相電圧Vwが正極側端子電圧Vpに対して前記(式6)を満たすタイミングに達したタイミングt2に於いて非導通となり、ダイオード通電状態検出部212は、タイミングt2でWHダイオードのオフ状態を検出する。WLダイオードは、W相電圧Vwが零以下となり前記(式9)を満たすタイミングに達したタイミングt3にて導通し、ダイオード通電状態検出部212は、タイミングt3でWLダイオードのオン状態を検出する。
同様にして、VHダイオード、ULダイオード、WHダイオード、及びVLダイオードは、夫々タイミングt5、t7、t9、及びt11に於いて導通し、ダイオード通電状態検出部212は、タイミングt5、t7、t9、及びt11で夫々のオン状態を検出し、又、VLダイオード、UHダイオード、WLダイオード、VHダイオード、及びULダイオードは、夫々タイミングt4、t6、t8、t10、及びt12に於いて非導通となり、ダイオード通電状態検出部212は、タイミングt4、t6、t8、t10、及びt12で夫々のオフ状態を検出することができる。
回転子位置検出部211からの回転子位置信号Positionは、図4に示すように、この実施の形態1では、タイミングt2とタイミングt14との間の回転子位置信号に基づき電気角360度の間で値が増加し、電気角360度毎にこれを繰り返す信号であり、その値により回転子の位置を特定することができる。
この発明の実施の形態1の場合、ダイオード通電状態検出部212は、前述の(式1)乃至(式12)に基づいて、全てのスイッチング素子に並列接続されたダイオードのオン、オフのタイミングを検出し、それらのタイミングt1、t3、t5、t7、t9、t11でダイオードオンタイミング信号Xon_Timingを出力し、タイミングt2、t4、t6、t8、t10、t12でダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingを発生し、夫々、タイミング処理部213、及び後述のゲート指令監視部215に入力する。
タイミング処理部213は、ダイオード通電状態検出部212からのダイオードオンタイミング信号Xon_Timing、及びダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingを受け、夫々のダイオードオンタイミングt1、t3、t5、t7、t9、t11、及びダイオードオフタイミングt2、t4、t6、t8、t10、t12に対応する回転子位置信号Positionの値を記憶する。
更に、タイミング処理部213は、前記のようにして得た上ダイオードのオンタイミングt1、t3、t5、t7、t9、t11から後述するスイッチング素子のオン確保時間の後のタイミングをスイッチング素子のオンタイミングと予測してスイッチング素子オンタイミング信号Xon_Timing*を発生し、又、前回記憶した回転子位置信号Positionの値から、オフタイミングt2、t4、t6、t8、t10、t12よりオフ確保時間の前のタイミングをスイッチング素子のオフタイミングとして予測してスイッチング素子オフタイミング信号Xoff_Timing*を発生し、これらの信号をゲート指令生成部214に入力すると共に、これと同タイミングにて、監視用オンタイミング信号X1on_Timingと、監視用オフタイミング信号X1off_Timingをゲート指令監視部215に夫々入力する。
尚、夫々のダイオードのオフタイミングは、実際には相電圧Vu、Vv、Vwが極側端子電圧Vpに達したタイミングからさらに所定値だけ低下したタイミングとなるが、図4では、説明を簡単にするためそのヒステリシス特性を無視して記載している。
ゲート指令生成部214では、タイミング処理部213により予測演算されたスイッチング素子オンタイミング信号Xon_Timing*、及びスイッチング素子オフタイミング信号Xoff_Timing*と、回転子位置検出部211からの回転位置信号Positionとに基づいて、夫々対応するUH223aと、VH223bと、WH223c、及びUL224aと、VL224bと、VL224cのゲート指令信号Xon*を生成し、これらのスイッチング素子のゲートに入力する。
図5は、一例として、ゲート指令生成部214により上アームスイッチング素子であるVH223bに対するゲート指令信号Xon*を生成する方法を示した詳細なタイミングチャートである。図5に於いて、ダイオード通電状態検出部212は、前述したようにV相電圧Vvが正極側端子電圧Vpを越えたタイミングt5にてダイオードオンタイミング信号Xon_Timingを出力し、タイミング処理部213に入力する。
タイミング処理部213は、ダイオードオンタイミング信号Xon_Timingが入力されたタイミングt5に於ける回転子位置信号Positionの値θon(t)を記憶すると共に、タイミングt5にVH223bのオン確保時間(角度)分を加算した位置となるタイミングt51にてスイッチング素子オンタイミング信号Xon_Timing*を発生し、ゲート指令生成部214に入力する。ゲート指令生成部214は、スイッチング素子オンタイミング信号Xon_Timing*が入力されたタイミングt51にてゲート指令信号Xon*を発生し、この信号をVH223bのゲートに与えてこれを導通させる。
次に、ダイオード通電状態検出部212は、V相電圧Vvが正極側端子電圧Vpからヒステリシス電圧値[Vp+His]を減算した値まで低下するタイミングt10にて、ダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingを出力しタイミング処理部213に入力する。タイミング処理部213は、ダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingが入力されたタイミングに於ける回転子位置信号Positionの値θoff(t)を逐次記憶しており、その記憶している以前の回転子位置信号Positionの値θoff(t)からVH223bのオフ確保時間(角度)分を減算した値θoff(t-1)に回転子位置信号Positionの値が達したタイミングt101にてスイッチング素子オフタイミング信号Xoff_Timing*を発生し、ゲート指令生成部214に入力する。
ゲート指令生成部214は、スイッチング素子オフタイミング信号Xoff_Timing*が入力されたタイミングt101でゲート指令信号Xon*を停止し、VH223bを非導通とする。VH223bは、タイミングt101にて非導通となり、VHダイオードのみの通電となるが、前述の図4に示すように、ダイオード通電状態検出部212は、VH223bのオフ状態とタイミングt10にてダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingの検出が可能である。
尚、図5では、上アームスイッチング素子の一つとしてVH223bの場合について説明したが、他の上アームスイッチング素子UH223a、WH223c、及び下アームスイッチング素子UL224a、VL224b、WL224cに対しても、前述と同様の考え方により、ゲート指令生成部214からゲート指令信号Xon*の発生及び停止を行ない、これらのスイッチング素子をオン、オフ制御することができる。
図6は、図5に述べたオン指令信号Xon*により、UH223a、VH223b、WH223c、及びUL224a、VL224b、VL224cのスイッチング制御を行っている場合のタイミングチャートである。即ち、図6に於いて、UH223aはタイミングt11にて導通しタイミングt61にて非導通となり、VH223bは前従の通りタイミングt51にて導通しタイミングt101にて非導通となり、WH223cはタイミングt91にて導通しタイミングt141にて非導通となる。又、UL224aはタイミングt71にて導通しタイミングt121にて非導通となり、VL224bはタイミングt111にて導通しタイミングt151にて非導通となり、WL224cはタイミングt31にて導通しタイミングt81にて非導通となる。
図3に戻り、ゲート指令監視部215は、ダイオード通電状態検出部212からダイオードオンタイミング信号Xon_Timingとダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingとが入力され、又、タイミング処理部213から監視用オンタイミング信号X1on_Timingと監視用オフタイミング信号X1off_Timingとが入力され、更にゲート指令生成部214からゲート指令信号Xon*が入力される。これらの入力信号に基づいて、ゲート指令監視部215は、ゲート指令信号Xon*の信号発生タイミングの監視を行なう。次に、そのゲート指令監視部215によるゲート指令信号Xon*の信号発生タイミングの監視の仕方について説明する。
通常、同期整流が正常に行われている場合には、前述したように、UHダイオード乃至WLダイオードのオンタイミングから夫々対応するスイッチング素子のオン確保時間(角度)経過した後に、スイッチング素子オンタイミング信号Xon_Timing*を発生してゲート指令信号Xon*がオンとなる。一方、オフ動作の場合には、回転子位置信号Positionが以前の動作で記憶した値に達したタイミングt101にてスイッチング素子オフタイミング信号Xoff_Timing*を発生し、ゲート指令信号Xon*がオフとなる。そしてタイミングt101からスイッチング素子のオフ確保時間(角度)経過した後のタイミングt10にて、ダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingが発生することになる。
しかし、図7に示すように、何らかの要因により、ゲート指令信号Xon*がオフとなるタイミングが本来のタイミングt101からタイミングt10に遅れた場合、そのスイッチング素子のオフ確保が正常に行われなくなり、ゲート指令信号Xon*のオフのタイミングt10後、オフ確保時間(角度)を経過することなく直ちにダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingが発生することになる。又、ゲート指令信号Xon*のオフタイミングがタイミングt10までも遅れないとしても、本来のオフタイミングのタイミングt101からタイミングt10に至るまでのいずれかのタイミング(図8の斜線部分のいずれかのタイミング)である場合でも、その遅れたタイミングからダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingが発生するタイミングt10までの時間は、やはり本来のスイッチング素子のオフ確保時間より短くなる。
このように、ゲート指令信号Xon*のオフタイミングが遅れ、特に図8に示すようにタイミングt10まで遅れた状況になると、ゲート指令信号Xon*のオフと同時にダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingが現れるようになり、実際にゲート指令信号Xon*が正常に発生しているのか否かの判定ができなくなる。
同様に、何らかの要因により、図7に示すゲート指令信号Xon*がオンとなるタイミングが、本来のタイミングt51からタイミングt5に極端に早くなったような場合、ダイオードオンタイミング信号Xon_Timingの発生と同時にゲート指令信号Xon*がオンとなり、スイッチング素子のオン確保時間(角度)を経過することがなくなり、そのスイッチング素子のオン確保が正常に行われなくなる。
そこで、ゲート指令監視部215は、このような状況を回避するために、実際のゲート指令信号Xon*のオンタイミング及びオフタイミングと、タイミング処理部213から入力された監視用オンタイミング信号X1on_Timingと監視用オフタイミング信号X1off_Timingとの発生タイミングとを比較し、必ずダイオードオンタイミング信号Xon_Timingが発生してからスイッチング素子のオン確保時間(角度)を経過後に、ゲート指令信号Xon*のオンタイミングとなっているか否か、及び、ゲート指令信号Xon*のオフタイミングからスイッチング素子のオフ確保時間経過後に、ダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingが発生しているか否かを監視し、この関係が崩れた場合には、即座にゲートオン動作禁止信号Enableをゲート指令生成部214に与えてスイッチング素子のゲートオン動作を禁止するようにしている。
通常、回転電機に負荷がある場合、回転電機の回転数や負荷の大きさによって夫々のスイッチング素子に並列接続されたダイオードが通電状態となるときの回転子の回転位置が変化するが、前述したように、ダイオードが通電状態となるときのダイオードオンタイミングとダイオードが非通電状態となるときのダイオードオフタイミングに対応する回転子位置信号の値を逐次記憶し、この記憶に基づいて算出したタイミングに基づいて、上アームスイッチング素子であるUH223aと、VH223bと、WH223c、及び下アームスイッチング素子UL224aと、VL224b、及びWL224cのゲート指令信号Xon*のオン、オフを行なうので、負荷変動に影響を受けないアームスイッチング素子のオン、オフ制御を容易に行なうことができ、高効率でかつ信頼性の高い発電動作が可能となる車両用車両用電力変換装置が実現できる。
ゲート指令監視部は、ダイオードオンタイミングとダイオードオフタイミングのうちの少なくとも一方を監視し、そのタイミングの異常を検知したときスイッチング素子のスイッチング動作を禁止するようにすることができる。
又、ゲート指令監視部は、ダイオードオンタイミングが前記ゲート指令信号の前に存在する第1の関係と、ダイオードオフタイミングが前記ゲート指令信号の後に存在する第2の関係を監視し、少なくとも一方の関係が否定されたとき前記スイッチング素子のスイッチング動作を禁止することができる。
又、この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置によれば、ダイオード通電状態検出部212は電力変換部の各相上下アームにある各々全てのダイオードが通電状態となるときのダイオードオンタイミングとダイオードが非通電状態となるときのダイオードオフタイミングを検出しているので、ダイオードの通電状態の検出精度が高く、信頼度の高い車両用電力変換装置を得ることができる。
実施の形態2.
前述の実施の形態1の場合、ダイオード通電状態検出部212は、全てのスイッチング素子について、そのオン、オフのタイミングを検出し、それらのタイミングt1、t3、t5、t7、t9、t11でダイオードオンタイミング信号Xon_Timingを出力し、タイミングt2、t4、t6、t8、t10、t12でダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingを発生していた。
この発明の実施の形態2に係る車両用電力変換装置は、下アームのULダイオード、VLダイオード、WLダイオードのダイオードオンタイミング、及びダイオードオフタイミングは、上アームのダイオードオンタイミング、及びダイオードオフタイミングから予測することができることから、ダイオード通電状態検出部212は、U、V、W各相の上アームのUHダイオード、VHダイオード、WHダイオードのダイオードオンタイミングとダイオードオフタイミングのみを実際に検出し、その夫々のタイミングから、下アームのULダイオード、VLダイオード、WLダイオードのダイオードオンタイミング、及びダイオードオフタイミングを推測するようにしたものである。
図8は、この発明の実施の形態2に於ける車両用電力変換装置のダイオード通電状態検出部の動作を説明するタイミングチャートである。図8に示すように、ダイオード通電状態検出部212は、上アームのUHダイオード、VHダイオード、WHダイオードについてのみ、夫々の実際のオンタイミングt1、t5、t9、及びオフタイミングt6、t10、t2を検出し、それらのタイミングでダイオードオンタイミング信号Xon_Timing、及びダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingを発生してタイミング処理部213、及び後述のゲート指令監視部215に入力する。
タイミング処理部213は、ダイオード通電状態検出部212からのダイオードオンタイミング信号Xon_Timing、及びダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingを受け、夫々のオンタイミングt1、t5、t9、及びオフタイミングt6、t10、t2に対応する回転子位置信号Positionの値を記憶する。そして、そのオンタイミングから前述したようにスイッチング素子のオン確保時間の後のタイミングに於いてスイッチング素子オンタイミング信号Xon_Timing*を発生し、又、記憶している以前のダイオードオフタイミングに対応する回転子位置検出信号Positionからスイッチング素子のオフ確保時間に相当する値に対応する前のタイミングに於いてスイッチング素子オフタイミング信号Xoff_Timing*を発生し、これらの信号をゲート指令生成部214に入力すると共に、これと同タイミングにて、監視用オンタイミング信号X1on_Timingと、監視用オフタイミング信号X1off_Timingをゲート指令監視部215に夫々入力する。
更に、タイミング処理部213は、前記のようにして得た上ダイオードのダイオードオンタイミングt1、t5、t9、及びダイオードオフタイミングt6、t10、t2から夫々電気角180度遅れたタイミングt7、t11、t15、及びt12、t16、t8を演算し、これらのタイミングを下アームのULダイオード、VLダイオード、WLダイオードのダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングとして推定すると共に、これらのタイミングに対応する回転子位置信号Positionの値を記憶する。そして、それらのダイオードオンタイミングからスイッチング素子のオン確保時間の後のタイミングに於いてスイッチング素子オンタイミング信号Xon_Timing*を発生する。
又、推定したダイオードオフタイミングタイミングに於ける回転子位置信号Positionの値θoff(t)を逐次記憶しており、その記憶している以前の回転子位置信号Positionの値θoff(t)からスイッチング素子のオフ確保時間(角度)分を減算した値θoff(t-1)に回転子位置信号Positionの値が達したタイミングにてスイッチング素子オフタイミング信号Xoff_Timing*を発生し、これらの信号をゲート指令生成部214に入力すると共に、これと同タイミングにて、監視用オンタイミング信号X1on_Timingと、監視用オフタイミング信号X1off_Timingをゲート指令監視部215に夫々入力する。
ゲート指令生成部214では、タイミング処理部213から入力されたスイッチング素子オンタイミング信号Xon_Timing*、及びスイッチング素子オフタイミング信号Xoff_Timing*と、回転子位置検出部211からの回転位置信号Positionとから、夫々のスイッチング素子のゲート指令信号Xon*を生成し出力する。その他の構成及び動作については実施の形態1と同様である。
この実施の形態2による車両用電力変換装置によれば、下アームのULダイオード、VLダイオード、WLダイオードの、オンタイミング及びオフタイミングを実際に検出する必要がなく、ダイオード通電状態検出部212の構成を簡単とすることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る車両用電力変換装置では、U、V、W相のうちの一つの相を代表相とし、その特定の相に対応するスイッチング素子に並列接続されたダイオードの実際のダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出し、この検出したタイミングから上アームの他の相のダイオードのオンタイミング及びオフタイミングを予測すると共に、前記の特定の相の下アームのスイッチング素子に並列接続されたダイオードのオンタイミング及びオフタイミングを検出し、この検出したタイミングから下アームの他の相のダイオードのオンタイミング及びオフタイミングを推定するようにしたものである。
図9は、この発明の実施の形態3に係る車両用電力変換装置のダイオード通電状態検出部212の動作を説明するタイミングチャートである。この実施の形態3では、図9に示すように、U相を代表相とし、その上アームのUH223a、及び下アームのUL224aに夫々並列に接続されているUHダイオード、及びULダイオードのダイオードオンタイミングt1、t7、及びダイオードオフタイミングt6、t121をダイオード通電状態検出部212により実際に検出する。
そして、検出したUHダイオードのオンタイミングt1から電気角120遅れたタイミングt5、及び240度遅れたタイミングt9を、VHダイオード及びWHダイオードのダイオードオンタイミングとして推定し、又、検出したULダイオードのオンタイミングt7から電気角120度遅れたタイミングt11、及び240度遅れた時点t15を、VLダイオード及びWLダイオードのオンタイミングとして推定する。
更に、検出したUHダイオードのダイオードオフタイミングt6から電気角120遅れたタイミングt10、及び240度遅れたタイミングt14を、VHダイオード及びWHダイオードのダイオードオフタイミングとして推定し、又、検出したULダイオードのダイオードオフタイミングt121から電気角120度遅れたタイミングt4、及び240度遅れた時点t8を、VLダイオード及びWLダイオードのダイオードオフタイミングとして推定するものである。その他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
実施の形態3による車両用電力変換装置によれば、上アームのVHダイオード及びWHダイオードのダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出する必要がなく、又、下アームのVLダイオード及びWLダイオードのダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを実際に検出する必要がなく、ダイオード通電状態検出部212の構成を簡単とすることができる。
実施の形態4.
図10は、この発明の実施の形態4に係る車両用電力変換装置のダイオード通電状態検出部の動作を説明するタイミングチャートである。実施の形態4では、図10に示すように、U相を代表相としその上アームのUH223aに並列接続されたUHダイオードのダイオードオンタイミングt1、及びダイオードオフタイミングt6のみをダイオード通電状態検出部212により実際に検出する。
そして、検出したUHダイオードのダイオードオンタイミングt1から電気角120遅れたタイミングt5、及び240度遅れたタイミングt9を、VHダイオード及びWHダイオードのオンタイミングとして推定し、又、検出したUHダイオードのオンタイミングt1から電気角180度遅れたタイミングt7、及びタイミングt5及びt9から夫々電気角180°度遅れたタイミングt11、及びt15を、夫々VLダイオード及びWLダイオードのダイオードオンタイミングとして推定する。
更に、検出したUHダイオードのオフタイミングt6から電気角120遅れたタイミングt10、及び240度遅れたタイミングt14を、VHダイオード及びWHダイオードのオフタイミングとして推定し、又、検出したUHダイオードのオフタイミングt6から電気角180度遅れたタイミングt12、及び240度遅れた時点t14を、VHダイオード及びWHダイオードのオフタイミングとして推定し、又、検出したUHダイオードのオフタイミングt6から電気角180度遅れたタイミングt12、及びタイミングt10及びt2から夫々電気角180°度遅れたタイミングt16及びt8を、夫々ULダイオード、VLダイオード及びWLダイオードのダイオードオフタイミングとして推定する。その他の構成及び動作は実施の形態1と同様である。
実施の形態4による車両用電力変換装置によれば、上アームの代表相のスイッチング素子以外の全てのスイッチング素子に並列接続されたダイオードのダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを実際に検出する必要がなく、ダイオード通電状態検出部212の構成を簡単とすることができる。
実施の形態5.
図11は、この発明の実施の形態5に係る車両用電力変換装置の、ゲート指令信号の生成について説明するタイミングチャートである。図11では、回転電機の例として電機子極対数を8極とし、回転子位置検出手段の取付け方により回転子位置検出部211の出力である回転位置信号Positionの値に誤差が生じている状態を示している。
回転位置信号Positionの誤差は、機械角360毎に繰り返されているため、電機子極対数8極のモータジェネレータであれば、電気角8周期前の誤差と等しい。従って、時刻nに於ける上アームスイッチング素子の制御は、時刻(n−8)のダイオードオンタイミング、ダイオードオフタイミングに基づいてサンプリングされた、スイッチング素子オンタイミング信号Xon_Timing*(n-8)とスイッチング素子オフタイミング信号Xoff_Timing*(n-8)とにより生成したゲート指令信号Xon*により行うことで、回転子位置検出部211の出力である回転位置信号Positionの値に基づく誤差の影響がなくなる。
実施の形態5による車両用電力変換装置では、ゲート指令生成部214は、時刻(n−8)に於けるスイッチング素子オンタイミング信号Xon_Timing*(n-8)とスイッチング素子オフタイミング信号Xoff_Timing*(n-8)とによりゲート指令信号Xon*を生成し、時刻nに於ける上アームのスイッチング素子に与える。尚、その他の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態5による車両用電力変換装置によれば、回転位置信号Positionの誤差の影響を受けることなく、信頼性の高い制御を行うことができる。
実施の形態6.
図12は、この発明の実施の形態6による車両用電力変換装置を説明する説明図であり、ダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングの過去履歴マトリックスを示している。図12に於いて、縦(列)方向に回転電機の極対数y個のテーブル、横(行)方向に回転電機の軸回転回数の履歴x個のテーブルを示す。
回転電機の電機子極対数に対応してダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミング毎に、図12に示すようにD11→D12→D13とダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングをメモリに格納し、回転電機の極対数y個目をD1yに格納した後は、横方向にテーブルを進ませ、D21→D22→D23と縦方向に順に格納していき、x×y個のデータを格納するとD11に戻し、以降、同様に格納していくことを繰り返す。
尚、軸回転回数履歴xは、適用するメモリや演算能力等のシステム的な制約により個数を選択し、極対数履歴yに関しては、必ずしも極対数個必要ではなく、極対数の約数個としても良い。例えば、回転子位置検出手段としてレゾルバを用いた場合、レゾルバの極数と回転電機の極数は必ずしも一致しない。このときに,レゾルバ取付けの偏心がダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングの検出結果に影響を及ぼすことがあるので、その影響を排除するために、回転電機とレゾルバ夫々の極対数の公約数個としてyを選択する。
次に、この過去履歴マトリックス内のデータを用いてダイオードオンタイミング、ダイオードオフタイミングを算出する方法について述べる。前述のようにして選択したx×y個のデータは,本来バラツキなくほぼ一致しているはずであるが、既に記載の通りさまざまな影響により一致しない。そこで、x×y個のデータの最大値、最小値及び平均値を既知の方法にて算出する。過去履歴マトリックスは、ダイオードオンタイミングとダイオードオフタイミング夫々に存在しているので、対となる夫々について最大値、最小値及び平均値を算出する。
そして、角度には「0」を跨ぐという周期関数的な要素を含んでいるので、ダイオードオンタイミング、及びダイオードオフタイミング夫々の最大値と最小値、及び角度「0」跨ぎの有無から、ダイオード通電状態が最も小さくなるダイオードオンタイミング、及びダイオードオフタイミングを求める。この場合、角度「0」跨ぎが存在しない場合は,ダイオードオンタイミングの最大値とダイオードオフタイミングの最小値が、ダイオード通電状態が最も小さくなるタイミングとなるが、角度「0」跨ぎが存在した場合は、前述のようにはならないため、注意を要する。
実施の形態6の態様の一つとして、算出したダイオード通電状態が最も小さくなるダイオードオンタイミング、及びダイオードオフタイミングから、図12のオン、オフ夫々の確保角度(時間)の内側のタイミングをダイオードオンタイミングとする。
他の態様として、算出したダイオードオンタイミング、及びダイオードオフタイミングの平均値から、図12のオン、オフ夫々の確保角度(時間)内側のタイミングをダイオード通電タイミングとする。
更に、図12に記載のダイオードオンタイミング、及びダイオードオフタイミングの過去履歴マトリックスを使用して、この連続した過去履歴データ若しくは、横方向(軸回転回数方向)の平均値乃至は、最大値、最小値等と現在値データを比較し、その差分が閾値(例えば、±5度)を超えていれば、同期整流を禁止するようにした監視方法を現することができる。
実施の形態7.
図13は、この発明の実施の形態7に係る車両用電力変換装置による、スイッチング素子の制御タイミングを示すタイミングチャートである。図13に於いて、ゲート指令信号Xon*は、ダイオードオンタイミング信号Xon_Timingとダイオードオフタイミング信号Xoff_Timingの中間点であるθcenterを中心にして、スイッチング素子オンタイミング信号Xon_Timing*とスイッチング素子オフタイミング信号Xoff_Timing*との間で、徐々に通電角Xon_Widthを変化させるものである。
実施の形態8.
図14は、この発明の実施の形態8に係る車両用電力変換装置の、ゲート指令信号の監視方法を示すタイミングチャートである。この実施の形態8では、ダイオード通電状態検出部212からのダイオードオンタイミングXon_timingとダイオードオフタイミングXoff_timingの時間的な周期性や、ダイオード通電時間、ダイオード非通電時間を基に、フェールセーフを構築する。
即ち、図14に示すように、ダイオードに並列に接続しているスイッチング素子のオン時間Tdif_on(n-1)の最大値を、ダイオードの通電時間Tdif_on(n)よりも短くなるように制御する。これにより、スイッチング素子がオフ制御する機械的な位置でなくても、スイッチング素子をオフ制御することを可能なる。
発電電動機を用いた車両システムの説明図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置を備えた電動発電機の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置に於けるゲート制御部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置のダイオード通電状態検出部の動作を説明するタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置のゲート指令生成部の動作を説明するタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置のスイッチング素子の動作を説明するタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置のゲート指令信号の監視動作を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2に於ける車両用電力変換装置のダイオード通電状態検出部の動作を説明するタイミングチャートである。 この発明の実施の形態3に係る車両用電力変換装置のダイオード通電状態検出部の動作を説明するタイミングチャートである。 この発明の実施の形態4に係る車両用電力変換装置のダイオード通電状態検出部の動作を説明するタイミングチャートである。 この発明の実施の形態5に係る車両用電力変換装置の、ゲート指令信号の生成について説明するタイミングチャートである。 この発明の実施の形態6による車両用電力変換装置を説明する説明図である。 この発明の実施の形態7に係る車両用電力変換装置による、スイッチング素子の制御タイミングを示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態8に係る車両用電力変換装置の、ゲート指令信号の監視方法を示すタイミングチャートである。
符号の説明
101 内燃機関
102 発電電動機
103 蓄電池
110 車両用電力変換装置
200 モータジェネレータ部
201 発電電動機電機子巻線
202 発電電動機界磁巻線
210 ゲート制御部
211 回転子位置検出部
212 ダイオード通電状態検出部
213 タイミング処理部
214 ゲート指令生成部
215 ゲート指令監視部
220 電力変換部
221 界磁スイッチング素子
222 フリーホイルダイオード
223a U相上アームスイッチング素子
223b V相上アームスイッチング素子
223c W相上アームスイッチング素子
224a U相下アームスイッチング素子
224b V相下アームスイッチング素子
224c W相下アームスイッチング素子
Position 回転子位置信号
Xon_Timing ダイオードオンタイミング信号
Xoff_Timing ダイオードオフタイミング信号
Xon_Timing* スイッチング素子オンタイミング信号
Xoff_Timing* スイッチング素子オフタイミング信号
X1on_Timing 監視用オンタイミング信号
X1off_Timing 監視用オフタイミング信号
Xon* ゲート指令信号
Enable ゲートオン動作禁止信号

Claims (18)

  1. 車両に搭載される回転電機の電機子巻線と直流負荷との間に接続されたスイッチング素子及びこのスイッチング素子に並列接続されたダイオードを備え、前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記回転電機と前記直流負荷との間の電力変換を行う電力変換部と、前記回転電機が発電動作中で且つ前記スイッチング素子がオフ状態であるときの前記ダイオードのうちの少なくとも一つの通電状態に対応するダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出するダイオード通電状態検出部と、前記ダイオード通電状態検出部が検出した前記ダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングに基づいて前記スイッチング素子のゲート指令信号を生成して前記スイッチング素子に与えるゲート指令生成部とを備え、前記ゲート指令信号による前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記電力変換を行うことを特徴とする車両用電力変換装置。
  2. 車両に搭載される回転電機の電機子巻線と直流負荷との間に接続されたスイッチング素子及びこのスイッチング素子に並列接続されたダイオードを備え、前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記回転電機と前記直流負荷との間の電力変換を行う電力変換部と、前記回転電機が発電動作中で且つ前記スイッチング素子がオフ状態であるときの前記ダイオードのうちの少なくとも一つの通電状態に対応するダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出するダイオード通電状態検出部と、前記回転電機の回転子の位置に対応した回転子位置信号を発生する回転子位置検出部と、前記検出したダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングに対応する前記回転子位置信号の値を逐次記憶し、前記記憶した前記回転子位置信号の値に基づいて前記スイッチング素子のスイッチング素子オンタイミング及びスイッチング素子オフタイミングを算出するタイミング処理部と、前記タイミング処理部が算出した前記スイッチング素子オンタイミング及びスイッチング素子オフタイミングに基づいて前記スイッチング素子のゲート指令信号を生成して前記スイッチング素子に与えるゲート指令生成部とを備え、前記ゲート指令信号による前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記電力変換を行うことを特徴とする車両用電力変換装置。
  3. 前記電力変換部は、交流側が前記多相電機子巻線の夫々の相に接続され直流側が前記直流負荷に接続されたブリッジ回路を備え、前記スイッチング素子及びこのスイッチング素子に並列接続されたダイオードは、前記ブリッジ回路の上アーム及び下アームを夫々構成し、前記ダイオード通電状態検出部は、前記全てのスイッチング素子に並列接続されたダイオードのダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用電力変換装置。
  4. 前記電力変換部は、交流側が前記多相電機子巻線の夫々の相に接続され直流側が前記直流負荷に接続されたブリッジ回路を備え、前記スイッチング素子及びこのスイッチング素子に並列接続されたダイオードは、前記ブリッジ回路の上アーム及び下アームを夫々構成し、前記ダイオード通電状態検出部は、前記夫々の相に対応する前記上アームのスイッチング素子に夫々並列接続されたダイオードのダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用電力変換装置。
  5. 前記電力変換部は、交流側が前記多相電機子巻線の夫々の相に接続され直流側が前記直流負荷に接続されたブリッジ回路を備え、前記スイッチング素子及びこのスイッチング素子に並列接続されたダイオードは、前記ブリッジ回路の上アーム及び下アームを夫々構成し、前記スイッチング素子は、前記多相電機子巻線の夫々の相に対応して接続された上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子とからなり、前記ダイオード通電状態検出部は、前記多相電機子巻線の特定の相に対応して接続された上アームのスイッチング素子及び下アームのスイッチング素子に夫々並列接続されたダイオードのダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用電力変換装置。
  6. 前記電力変換部は、交流側が前記多相電機子巻線の夫々の相に接続され直流側が前記直流負荷に接続されたブリッジ回路を備え、前記スイッチング素子及びこのスイッチング素子に並列接続されたダイオードは、前記ブリッジ回路の上アーム及び下アームを夫々構成し、前記ダイオード通電状態検出部は、前記多相電機子巻線の特定の相に対応して接続された上アームのスイッチング素子に並列接続されたダイオードのダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用電力変換装置。
  7. 前記ダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングが検出されたダイオード以外のダイオードのダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングは、前記検出されたダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングに基づいて推定することを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の車両用電力変換装置。
  8. 前記ダイオード通電状態検出部は、前記ダイオードオンタイミングを検出する上アームのスイッチング素子に並列接続されたダイオードが対応する相の相電圧値が、前記直流負荷の正極側端子の電圧値以上で且つ前記正極側電圧値に前記ダイオードの順方向電圧値を加えた電圧値以下の範囲となるタイミングを前記ダイオードオンタイミングとして検出することを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の車両用電力変換装置。
  9. 前記ダイオード通電状態検出部は、前記ダイオードオフタイミングを検出する上アームのスイッチング素子に並列接続されたダイオードが対応する相の相電圧値が、前記直流負荷の正極側端子の電圧値未満となるタイミングを前記ダイオードオフタイミングとして検出することを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の車両用電力変換装置。
  10. 前記ダイオード通電状態検出部は、前記ダイオードオンタイミングを検出する下アームのスイッチング素子に並列接続されたダイオードが対応する相の相電圧値が、前記直流負荷の負極側端子の電圧値以下で且つ前記負極側端子の電圧値から前記ダイオードの順方向電圧値を減じた値以上の範囲にあるタイミングを前記ダイオードオンタイミングとして検出することを特徴とする請求項3又は5に記載の車両用電力変換装置。
  11. 前記ダイオード通電状態検出部は、前記ダイオードオフタイミングを検出する下アームのスイッチング素子に並列接続されたダイオードが対応する相の相電圧値が、前記直流負荷の負極側端子の電圧値未満となるタイミングを前記ダイオードオフタイミングとして検出することを特徴とする請求項3又は5に記載の車両用電力変換装置。
  12. 前記タイミング処理部は、前記回転電機の極対数に基づく自然数N回前の記憶したダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングに対応する前記回転子位置信号の値から前記ダイオードの通電状態を予測して今回のダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを算出することを特徴とする請求項2乃至11の何れかに記載の車両用電力変換装置。
  13. 前記タイミング処理部は、前記記憶した回転子位置信号の値のバラツキに影響されないタイミングで前記ダイオードの通電状態を予測することを特徴とする請求項2乃至11の何れかに記載の車両用電力変換装置。
  14. 前記タイミング処理部は、前記自然数N回前の記憶したダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミング時の回転子位置の平均値に基づいて前記ダイオードの通電状態を予測して今回のダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングを算出することを特徴とする請求項2乃至11の何れかに記載の車両用電力変換装置。
  15. 前記ゲート指令生成部は、前記タイミング処理部が算出した前記ダイオードオンタイミング及びダイオードオフタイミングからダイオード通電期間の中心位置を算出し、前記算出した中心位置を基点として、前記スイッチング素子を導通させる範囲を変化させるよう前記ゲート指令信号を生成することを特徴とする請求項2乃至11の何れかに記載の車両用電力変換装置。
  16. 前記検出したダイオードオンタイミングとダイオードオフタイミングのうちの少なくとも一方に対する前記ゲート指令信号の生成タイミングを監視するゲート指令監視部を備えたことを特徴請求項1乃至15の何れかに記載の車両用電力変換装置。
  17. 前記ゲート指令監視部は、前記ダイオードオンタイミングとダイオードオフタイミングのうちの少なくとも一方を監視し、そのタイミングの異常を検知したとき前記スイッチング素子のスイッチング動作を禁止することを特徴とする請求項16に記載の車両用電力変換装置。
  18. 前記ゲート指令監視部は、前記ダイオードオンタイミングが前記ゲート指令信号の前に存在する第1の関係と、前記ダイオードオフタイミングが前記ゲート指令信号の後に存在する第2の関係を監視し、前記少なくとも一方の関係が否定されたとき前記スイッチング素子のスイッチング動作を禁止することを特徴とする請求項16に記載の車両用電力変換装置。
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