JP2008227177A - インターポーザ、半導体モジュール、及びそれらの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器を小型化することのできるインターポーザ、半導体モジュール、及びそれらの製造方法を提供する。
【解決手段】能動素子8をボード11上に実装する際に、前記能動素子8と前記ボード11との間に介装されるインターポーザ100において、能動素子実装面に設けられ、前記能動素子8の信号入出力パッドに接続される能動素子側信号パッド12と、ボード11側表面に設けられ、前記ボード11の信号入出力パッドに接続されるボード側信号パッド14と、前記能動素子実装面と前記ボード11側表面との間に配置される無機基板6と、前記無機基板6の主面上に形成された結合コンデンサ7と、を具備する。能動素子側信号パッド12とボード側信号パッド14とは、結合コンデンサ7を介して信号伝送可能に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターポーザ、及び半導体チップがインターポーザに実装された半導体モジュールに関する。
小型化や組み立て工程の部品点数を削減する目的で、電子回路に含まれる半導体チップ(能動素子)や受動素子を同一基板(以下、インターポーザ)上へ実装しモジュール化した半導体モジュールが知られている。このような半導体モジュールとして、例えば特許文献1には、同一の半導体基板上に、光半導体素子と電気回路とが配置され、その半導体基板上にコンデンサなどの回路素子を設けることが記載されている。また、特許文献2には、シリコン・キャリアに、通信集積回路と光集積回路とを搭載した光相互接続モジュールが記載されている。
半導体チップの周辺には、コンデンサが配置される。例えば、半導体チップのスイッチングノイズを低減させる為に、電源とグランドとに接続されたデカップリングコンデンサが半導体チップ近傍に配置される。このデカップリングコンデンサを、半導体モジュール中に設ける技術が、例えば特許文献3〜6に記されている。
半導体チップの周辺に配置されるコンデンサとしては、デカップリングコンデンサの他に、結合コンデンサが挙げられる。この結合コンデンサは、半導体チップに入出力される信号のDCバイアスをカットするためのものである。
同一半導体チップ内における半導体素子同士の間で信号の入出力を行う場合、半導体チップ内に容量素子が形成される(例えば、特許文献7参照)。
一方、外部から半導体チップに対して信号を入出力する場合、結合コンデンサは半導体モジュール外に配置される。多くの場合、半導体モジュールの実装されるボード上に、結合コンデンサが半田を介して実装される。この場合、ボード上に結合コンデンサを実装する場所を確保する必要がある
また、特許文献8には、電極面積の小さい容量素子を内蔵した小型の多層配線基板及びこれを用いた電子部品モジュールを提供する為の技術が記載されている。具体的には、有機材料からなる複数の絶縁層を積層し、これら絶縁層の表面に配線を形成した多層配線基板(インターポーザ)において、その絶縁層の少なくとも一層に貫通孔を設け、その貫通孔内に比誘電率が20以上の誘電体磁器と、誘電体磁器の上下両面に導電性有機樹脂層を介して被着された配線導体とによって容量素子を形成することが記載されている。
特開平11−26784号 公報 特開2005−182033号 公報 特開2005−123250号 公報 特開平8−148595号 公報 特開平9−213835号 公報 特開平7−235632号 公報 特開2006−165248号 公報 特開2002−124771号 公報
デカップリングコンデンサは、電源線及びグランド線に接続される。電源線及びグランド線が複数存在する場合、複数の電源線、グランド線に対して共通のデカップリングコンデンサが接続されていればよい。従って、デカップリングコンデンサを、半導体モジュール中に内蔵させることは比較的容易である。
これに対して、結合コンデンサは、一本の信号線に対して、少なくとも一本が必要となる。従って、信号線が複数本存在する場合には、複数個の結合コンデンサが必要とされる。特許文献8に記載されるように、インターポーザの樹脂層内部に誘電体磁器を埋めこんでコンデンサを形成すれば、結合コンデンサが内蔵されたインターポーザを得る事ができる。但し、この場合、樹脂基板の形成工程や誘電体磁器の取扱いにおける制約から、誘電体磁器を薄膜化(例えば10μm以下)することは困難である。結果として、高い静電容量(例示;1nF/mm)を有するコンデンサを得るためには、広面積とせざるを得ない。従って、信号線が複数存在する場合、複数の信号線のそれぞれに対して結合コンデンサを配置することは難しく、インターポーザ自体を大型化させるしかない。また、導電性有機樹脂層を電極に用いた場合、金属電極より抵抗が高く、高速信号伝送の波形の歪が大きくなり、信号品質の劣化が予想される。
ボード上などの半導体モジュール外部に複数の結合コンデンサを配置すると、信号品質の劣化が懸念される。これは、結合コンデンサを経由する様に配線をレイアウトする必要があり、配線距離が長くなり易いからである。また、結合コンデンサとボードの接続部における伝送損失も不可避となる。
従って、本発明の目的は、信号品質の劣化を抑制することのできる、インターポーザ、半導体モジュール、及びそれらの製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、機器を小型化することのできるインターポーザ、半導体モジュール、及びそれらの製造方法を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明のインターポーザ(100)は、能動素子(8)をボード(11)に実装する際に、能動素子(8)とボード(11)との間に介装されるインターポーザである。このインターポーザは、能動素子(8)実装側表面に設けられ、能動素子(8)の信号入出力パッドに接続される能動素子側信号パッド(12)と、ボード(11)側表面に設けられ、ボード(11)の信号入出力パッドに接続されるボード側信号パッド(14)と、能動素子(8)実装側表面とボード(11)側表面との間に配置される無機基板(6)と、無機基板の主面上に形成された結合コンデンサ(7)と、を具備する。結合コンデンサ(7)は、無機基板(6)の主面に接して形成された下部電極(4)と、下部電極(4)上に形成された誘電体膜(3)と、誘電体膜(3)上に形成された上部電極(2)とを備える。能動素子側信号パッド(12)は、下部電極(4)と上部電極(2)とのいずれか一方の電極と電気的に接続され、ボード側信号パッド(14)は、他方の電極と電気的に接続される。
この発明によれば、また、無機基板上に結合コンデンサが形成されているので、樹脂上などに形成させる場合と異なり、高温工程で誘電体膜を形成できる。高温工程で誘電体膜を形成することで、容量密度の高い結合コンデンサを得る事ができ、結合コンデンサを小型化できる。その結果、結合コンデンサがインターポーザに集積化された構造にすることができ、ボード上などに結合コンデンサを実装する必要がなくなる。これにより、外部に結合コンデンサ実装のためのスペースを設ける必要が無くなり、機器を小型化することができる。また、配線長を最小限にすることができるので、伝送損失が低減できる。
このインターポーザ(100)において、下部電極(4)、誘電膜(3)、及び上部電極(2)のそれぞれは、無機材料のみから形成されていることが好ましい。
また、無機基板(6)は、シリコン基板、ガラス基板、石英基板、及びサファイア基板のうちのいずれかであることが好ましい。これらは、容量密度の高い結合コンデンサを得る上で好ましい。
このインターポーザ(100)は、一の観点から、更に、無機基板(6)を貫通する様に設けられた基板信号ビア(5)を具備することが好ましい。この時、下部電極(4)は、基板信号ビア(5)を覆うようにして基板信号ビア(5)に接合される。また、能動素子側信号パッド(12)及びボード側信号パッド(14)の一方は、基板信号ビア(5)を介して下部電極(4)と電気的に接続される。
また、このインターポーザ(100)は、他の一観点から、更に、無機基板を貫通するように設けられた基板信号ビア(5)と、無機基板(6)の主面上に設けられた接続用導体(28)を具備することが好ましい。この時、基板信号ビア(5)は、基板面上における結合コンデンサ(7)とは別の位置に設けられる。また、下部電極(4)は、誘電体膜(3)からはみ出す様に設けられる。接続用導体(28)は、下部電極(4)が誘電体膜(3)からはみ出した部分で下部電極(4)に接合されている。
このような構成にすれば、インターポーザを製造する際に、基板信号ビアへの導体の埋めこみを、結合コンデンサが形成された後に実施することができる。基板信号ビアを埋めこんだ後に結合コンデンサを形成する場合、基板信号ビアの存在により処理温度が制約されるが、この発明によれば、基板信号ビアの埋め込み前に結合コンデンサを形成できるので、処理温度の制約をなくすことができる。その結果、結合コンデンサの誘電体膜を、高い成膜温度で成膜することが可能となり、容量密度の高い結合コンデンサを得る事ができる。
上記のインターポーザ(100)において、無機基板(6)に、基板信号ビア(5)とは別に、無機基板(6)を貫通する導電性のビアが複数設けられている場合、基板信号ビア(5)に対して基板平面方向で最近接に配置されたビアのうちの少なくとも1つは、グランドト電気的に接続されるグランドビア(16)であることが好ましい。
この発明によれば、信号線がグランドでシールドされることとなり、伝送損失を低減できる。
上記のインターポーザ(100)は、更に、無機基板(6)の少なくとも主面上に形成された絶縁層(1)、を具備することが好ましい。この時、結合コンデンサ(7)は、絶縁層(1)中に埋めこまれるように配置される。
上記のインターポーザ(100)において、一観点からは、結合コンデンサ(7)は、能動素子側信号パッド(12)と、基板面上における同じ位置に設けられていることが好ましい。
また、他の一観点からは、能動素子側信号パッド(12)とボード側信号パッド(14)とが、基板面上における別々の位置に配置されている場合には、絶縁層(1)中に基板面に平行な方向に延びる外部接続用配線(29)が配置され、能動素子側信号パッド(12)及びボード側信号パッド(14)のいずれか一方は、外部接続用配線(29)を介して結合コンデンサ(7)に電気的に接続されている。
上記のインターポーザ(100)は、更に、結合コンデンサ(7)と同一層に設けられたデカップリング・コンデンサ(22)、を具備することが好ましい。このとき、デカップリング・コンデンサ(22)の一方の電極は、グランド線(17)と電気的に接続され、他方の電極は、電源線(20)と電気的に接続される。
上記のインターポーザ(100)において、結合コンデンサ(7)は、半導体チップ(8)が実装される領域の真下に設けられていることが好ましい。半導体チップの実装される領域の真下に結合コンデンサを設けることで、基板面方向に対する余分なスペースが必要無くなり、機器を小型化できる。
上記のインターポーザ(100)において、結合コンデンサ(7)の容量密度は、1nF/mm以上であることが好ましい。
上記のインターポーザ(100)において、誘電膜(3)は、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ジルコン酸鉛、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸化アルミニウム、及び酸化タンタルからなる集合から選ばれる少なくとも一の酸化物を含んでいることが好ましい。
上記のインターポーザ(100)では、下部電極(4)における誘電膜(3)との接合界面部分は、Pt、Pd、Ir、及びRuからなる集合から選ばれる少なくとも一の金属を含んだ層によって形成されていることが好ましい。
上記のインターポーザ(100)において、下部電極(4)は、誘電体(3)と接合する接合層(41)と、接合層(41)の下部に設けられた膨張抑制層(42)と、を有し、膨張抑制層(42)は、Mo、W、及びZrからなる集合から選ばれる少なくとも一の金属を含んだ層であることが好ましい。
上記のインターポーザ(100)は、更に、能動素子実装面に設けられ、能動素子(8)の内部接続用パッドに接続される第1内部接続用パッド(30)と、能動素子(8)とは別の素子(23)の内部接続用パッドに接続される第2内部接続用パッド(31)と、第1内部接続用パッド(30)と第2内部接続用パッド(31)とを電気的に接続する内部接続用配線(25)と、を具備することが好ましい。
本発明にかかる半導体モジュール(200)は、上記のインターポーザ(100)と、インターポーザ(100)上に実装された半導体チップ(8)と、を具備する。
本発明にかかる半導体モジュール(200)の一形態は、上記のインターポーザ(100)と、インターポーザ(100)上に実装された発光素子(23)と、インターポーザ上に実装され、発光素子(8)を駆動するドライバIC(8)と、を具備する。発光素子(23)及びドライバICは(8)は、内部接続用配線(25)を介して電気的に接続されている。
本発明の半導体モジュール(200)の他の一形態は、上記のインターポーザ(100)と、インターポーザ(100)上に実装された受光素子(23)と、インターポーザ(100)上に実装され、受光素子(23)を駆動するアンプIC(8)と、を具備する。受光素子(23)及びアンプIC(8)は、内部接続用配線(25)を介して電気的に接続されている。
本発明のインターポーザの製造方法は、能動素子(8)をボード(11)上に実装する際に能動素子(8)とボード(11)との間に介装されるインターポーザの製造方法である。このインターポーザの製造方法は、無機基板(6)に、信号ビア用の導電体(35)を埋めこむビア埋め込み工程(ステップS4)と、ビア埋め込み工程(S4)より後に実施され、無機基板(6)の主面上において、埋め込まれた信号ビア用導電体(35)を被覆して接合するように、結合コンデンサ(7)を形成する結合コンデンサ形成工程(ステップS6)と、能動素子の信号入出力パッドに接続される能動素子側信号パッド(12)を、結合コンデンサ(7)と電気的に接続されるように形成する能動素子側信号パッド形成工程(ステップS8)と、ボード(11)の信号入出力パッドに接続されるボード側信号パッド(14)を、結合コンデンサ(7)と電気的に接続される様に形成するボード側信号パッド形成工程(ステップS10)と、を具備する。
このインターポーザの製造方法は、更に、無機基板(6)の少なくとも主面上に、結合コンデンサ(7)が被覆されるように絶縁膜(1)を形成する工程(ステップS7)を有することが好ましい。ここで、能動素子側信号パッド形成工程(S8)及びボード側信号パッド形成工程(S10)の少なくとも一方において、絶縁膜(1)の表面にパッドが形成される。
本発明のインタポーザの製造方法の別の形態は、無機基板(6)の主面上に、結合コンデンサ(7)を形成する結合コンデンサ形成工程(ステップS11)と、結合コンデンサ形成工程(S11)より後に実施され、結合コンデンサ(7)の形成された位置とは別の位置において、無機基板(6)に信号ビア用の導電体(35)を埋めこむ工程(ステップS18)と、無機基板(6)の主面上に、信号ビア用導電体(35)と結合コンデンサ(7)とが接続される様に接続導体(28)を形成する工程(ステップS18)と、能動素子の信号入出力パッドに接続される能動素子側信号パッド(12)を、結合コンデンサ(7)と電気的に接続されるように形成する能動素子側信号パッド形成工程(ステップS22)と、ボード(11)の信号入出力パッドに接続されるボード側信号パッド(14)を、結合コンデンサ(7)と電気的に接続される様に形成するボード側信号パッド形成工程(ステップS24)と、を具備する。
このインターポーザの製造方法は、更に、無機基板(6)の少なくとも主面上に、結合コンデンサ(7)が被覆されるように絶縁膜(1)を形成する工程(ステップS21)を有することが好ましい。ここで、能動素子側信号パッド形成工程(S22)及びボード側信号パッド形成工程(S24)の少なくとも一方において、絶縁膜(1)の表面にパッドが形成される。
本発明の半導体モジュールの製造方法は、上記のインターポーザの製造方法を用いてインターポーザを形成する工程と、インターポーザ上に能動素子(8)を実装する能動素子実装工程と、を具備する。能動素子実装工程において、能動素子側信号パッド(14)に能動素子(8)の信号入出力パッドが接続されるように実装する。
本発明によれば、信号品質の劣化を抑制することのできる、インターポーザ、半導体モジュール、及びそれらの製造方法が提供される。
本発明によれば、更に、機器を小型化することのできるインターポーザ、半導体モジュール、及びそれらの製造方法が提供される。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しつつ、第1の実施形態について説明する。図1(a)は本実施形態の半導体モジュール200がボード11上に実装された様子を示す概略断面図である。この半導体モジュール200は、インターポーザ100と、インターポーザ100上に半田ボール9を介して実装された半導体チップ8(能動素子)とを有している。半導体モジュール200は、インターポーザ100側で、半田ボール10を介してボード11に接続されている。
インターポーザ100は、無機基板6と、無機基板6上に形成された絶縁膜1と、結合コンデンサ7と、能動素子側信号パッド12と、ボード側信号パッド14と、を備えている。結合コンデンサ7は、無機基板6の片面上に設けられている。以下の説明では、無機基板6の両面のうち、結合コンデンサ7の設けられた面を主面とし、主面の反対側の面を裏面として記載する。
能動素子側信号パッド12は、半導体チップ8の信号入出力用パッド(図示せず)との電気的接続を行うためのパッドであり、インターポーザの能動素子実装面(絶縁膜1の表面)に設けられている。この能動素子側信号パッド12は、絶縁膜1上に埋め込まれた導電性のビア13を介して、結合コンデンサ7に接続されている。尚、絶縁膜1としては、例えばポリイミド樹脂を用いることができる。
ボード側信号パッド14は、ボード11上の信号入出力用パッド(図示せず)との電気的接続を行うためのパッドであり、インターポーザ100のボード側実装面(無機基板の裏面)に設けられている。このボード側信号パッド14は、無機基板6を貫通する導電性のビア(基板信号ビア5)を介して、結合コンデンサ7に接続されている。
能動素子側信号パッド12とボード側信号パッド14とは、半導体チップ8側及びボード側の信号入出力用パッドに対応しているので、通常、複数個づつ配置される。この場合、一の能動素子側信号パッド12と一のボード側信号パッド14とが、一の結合コンデンサ7を介して信号伝送可能な様に接続される。
無機基板6は、例えば、高抵抗Si基板、GaAs基板、ガラス基板、石英基板、サファイア基板などを用いることができる。これらの無機基板6は、耐熱性が高く、表面を平滑にすることができるので、製造時において結合コンデンサ7を高い容量密度を有する様に形成させることができる(詳細は後述)。尚、高抵抗Si基板を用いる場合、ρ>1kΩ・cmの基板を用いることが、信号伝送時の伝送損失低減の観点から好ましい。
結合コンデンサ7は、無機材料のみから形成されており、無機基板6の主面に接して設けられている。結合コンデンサ7は、絶縁膜1によって埋めこまれている。結合コンデンサ7として必要な容量は信号伝送速度などに依存するが、10GHz以上の信号伝送を行う場合、数100pF程度である。したがって、容量密度1nF/mm以上の薄膜コンデンサを用いることが好ましい。容量密度を1nF/mmとすることで、結合コンデンサ7の大きさを1mm以下にすることができる。結合コンデンサ7の大きさを1mm以下にすれば、インターポーザ100中に内蔵させても搭載する半導体チップ8からインターポーザがはみ出さない。これにより、半導体モジュール200の実装面積を、ほぼ搭載する半導体チップ8の大きさとすることができ、結合コンデンサ7の実装面積をボード上に余分に確保する必要がなく、電子機器の小型化が可能となる。尚、結合コンデンサ7の容量密度の上限としては、特に限定されないが、1000nF/mmとすると、構造を立体的にするなどの特別な構造を形成したり、加工時にステッパ等の高価な微細加工プロセスが必要となる傾向にある。尚、このような特性の結合コンデンサを得る為の条件などについては、後述する。
図1(b)は、結合コンデンサ7の構成を詳細に説明するための拡大図である。結合コンデンサ7は、下部電極4、誘電体膜3、及び上部電極2を有しており、無機基板6側からこの順で積層している。下部電極4は、基板信号ビア5を被覆する様に配置されており、基板信号ビア5に接合されている。一方、上部電極2は、ビア13に接合されている。
下部電極4は、導電性の金属材料により構成される。また、下部電極4は、膨張抑制層42と接合層41とを備えている。
膨張抑制層42は、結合コンデンサの成膜時(特に誘電体膜3の成膜時)において、基板信号ビア5の熱膨張を抑制するために設けられている。熱膨張抑制層42としては、Mo、W、Zrからなる集合から選ばれる少なくとも一の金属を含んだ層であることが好ましい。
一方、接合層41は、誘電体膜3と接合する層である。製造時において誘電体膜3との相互拡散が少なく、低誘電率成分の生成が少ない点から、Pt、Pd、Ir、Ruからなる集合から選ばれる少なくとも一の金属を含んだ層であることが好ましい。
本実施形態では、膨張抑制層42と接合層41を含んだ下部電極4として、無機基板6側から、Ti(50nm)、Mo(膨張抑制層42;1μm)、Ti(50nm)、及びPt(接合層41;100nm)がこの順で積層したものを用いたものとして説明する。
誘電体膜3は、無機材料から構成される。誘電体膜3としては、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ジルコン酸鉛、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸化アルミニウム、及び酸化タンタルからなる集合から選ばれる少なくとも一の酸化物を用いることが好ましい。これらの酸化物は、製造時に、高い成膜温度(例示;350℃以上)で成膜することができ、高い比誘電率(100以上)を有する様に製造することができる。その結果、結合コンデンサ7の容量密度を高くする(例示;1nF/mm以上)ことができる。
上部電極2は、下部電極4と同様に、導電性の金属材料から構成される。下部電極4の接合層41と同様に、相互拡散が少ないなどの観点から、Pt、Pd、Ir、Ruからなる集合から選ばれる少なくとも一の金属で構成されていることが好ましい。
このインターポーザ100において、図1(a)で示した様に、能動素子側信号パッド12、結合コンデンサ7、及びボード側信号パッド14は、直線上に並ぶように配置されることが好ましい。この様に配置すれば、基板面方向のスペースが省スペース化され、半導体モジュール200をより小型化することができる。
以上のような構成を有する半導体モジュール200において、外部の装置から半導体チップ8に高周波信号を入力する場合、ボード11の信号入力用のパッドから半田ボール10を介してボード側信号パッド14に信号が供給される。半導体モジュール200側では、ボード側信号パッド14から基板信号ビア5を介して結合コンデンサ7へ信号が供給され、結合コンデンサ7において低周波成分が除去される。そして、低周波成分の除去された信号は、結合コンデンサ7からビア13及び能動素子側信号パッド12を介して半導体チップ8の信号入力用のパッドへ供給される。半導体チップ8側から外部装置へ信号を供給する場合も、同様に、インターポーザ7中の結合コンデンサ7を介して高周波信号が供給される。
続いて、本実施形態のインターポーザ100の製造方法について説明する。図2は、インターポーザの製造方法の例を示すフローチャートであり、図3は工程断面図である。尚、以下に述べる工程は、全てウェア上で行うことができる。
ステップS1;図3(a)、(b)
まず、無機基板6として、高抵抗Si基板を準備する。無機基板6の主面上にレジスト32を形成し、ビア形成予定の領域が開口されるようにパターニングする。既述のように、無機基板6としては、高抵抗Si基板に限られず、ガラス基板、石英基板、サファイア基板なども用いることができる。
ステップS2;図3(c)
続いて、開口部において無機基板6をエッチングし、凹部を形成する。この時のエッチングとしては、例えば、SFとCとを交互に導入した反応性ドライエッチング、ウェットエッチング、ブラスト、ドリリングなどを用いることができる。
ステップS3;図3(d)
次に、レジスト32を除去して、無機基板6の主面上に、凹部に追従するように、絶縁膜34を形成する。この絶縁膜34は、反応性エッチング後の表面を確実に絶縁状態とするために形成され、例えばシリコン酸化膜を用いることができる。シリコン酸化膜の場合、例えば熱酸化やCVD法等により形成させることができる。尚、無機基板6として、絶縁性の高いガラス基板、石英基板、サファイア基板などを用いた場合には、必ずしもこの絶縁膜34を形成させる必要は無く、工程を簡略化させることができる。
ステップS4;図3(e)
更に、酸化シリコン膜6上に、凹部を埋め込む様に、Cuなどの導電体35を堆積させる。この工程は、例えばメッキ法等により行うことができる。
ステップS5;図3(f)
更に、凹部以外に形成された導電体35を、CMP法等を用いて除去する。これにより、凹部にのみ導電体35の埋め込まれた無機基板6が得られる。
ステップS6;図3(g)
続いて、結合コンデンサ7を形成する。結合コンデンサ7は、無機基板6の主面上に形成され、凹部に埋め込まれた導電体35を被覆する様に形成される。具体的には、無機基板6の主面上に、下部電極4、誘電体膜3、上部電極2をこの順で堆積させ、所定の領域をエッチングすることで形成する。この際、無機基板6を用いているために、高温工程で誘電体膜3を堆積させることが可能である。高温工程で誘電体膜3を堆積させると、誘電体膜3の比誘電率を大きくすることができる。
下部電極4、誘電体膜3、及び上部電極2の堆積法としては、例えばスパッタリング法、CVD法が挙げられる。また、エッチング法としては、例えば、ウェットエッチング、反応性ドライエッチング、イオンミリングなどの方法が挙げられる。
下部電極4を形成するにあたっては、図1(b)で示した様に、Mo、W、Zrなどの熱膨張抑制層42を含むように形成することが好ましい。熱膨張抑制層42を形成しておくことで、無機基板6に埋めこんだ導電体35が熱膨張することを抑制する。その結果、誘電体膜3を堆積させる際に、より高温(例示;300℃以上)で堆積させることが可能となり、誘電体膜3の比誘電率をより大きくすることができる。
誘電体膜3を堆積するにあたっては、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム・ストロンチウム、及びチタン酸ジルコン酸鉛からなる集合から選ばれる少なくとも一の酸化物を用いることが好ましい。これらの酸化物を、300℃以上の高温で堆積させると、高い比誘電率(100以上)を得る事ができる。
また、下部電極4の接合層41、及び上部電極2を、Pt、Pd、Ir、Ruからなる集合から選ばれる少なくとも一の金属層とすれば、製造時における相互拡散や、低誘電率酸化物が形成されず、良好な誘電体膜3を得る事ができる。
以下に、結合コンデンサ7の形成方法の更なる具体例を説明する。まず、下部電極4として、Ti(50nm)、Mo(1μm;膨張抑制層42)、Ti(50nm)、Pt(100nm;接合層41)の順に室温でスパッタリング法により成膜する。次いで誘電体膜3として、100nmの厚さのチタン酸ストロンチウムを基板温度400℃でスパッタリング法により堆積させる。次いで、上部電極2として、Pt(100nm)をスパッタリング法で成膜する。更に、成膜とは逆の順にイオンミリングでエッチングを行い、一辺が200μmの正方形に加工して、結合コンデンサ7を得る。このような方法により、150以上の比誘電率、13nF/mm以上の容量密度(13nF/mm)、500pF以上の静電容量を有する結合コンデンサ7を得る事ができる。
ステップS7;図3(h)
結合コンデンサ7を形成した後に、結合コンデンサ7を被覆するように、感光性ポリイミドを絶縁膜1として塗布する。この絶縁膜1に、結合コンデンサ7の上部電極2の一部を露出させる様に、フォトリソグラフィー法などにより開口を設ける。尚、絶縁膜1としては、感光性ポリイミドを例示したが、感光性、非感光性を問わず他の樹脂を用いてもよい。また、樹脂に限らず、酸化シリコンや窒化シリコンの無機膜を塗布やCVD法などで形成しても良い。非感光性材料を用いる場合は、ドライエッチングやレーザー照射によりビアを形成することが可能である。
ステップS8;図3(i)
更に、メッキ法やスパッタなどにより、絶縁膜1に設けた開口部をCuやAlなどの導電体で埋めこみ、絶縁膜1の表面で露出する能動素子側信号パッド12を形成する。この際、必要に応じて、能動素子側信号パッド12部分を開口したカバー樹脂等を設け、パッド部分以外をカバーしてもよい。
ステップS9;図3(j)
次に、裏面研削やドライエッチング等により、凹部に埋め込まれた導電体35を裏面側から露出させる。
ステップS10;図3(k)
更に、ボード側信号パッド14を無機基板6の裏面に形成する。具体的には、例えば、シリコン酸化膜等の絶縁膜をCVD法で設けてパターニングし、メッキ法やスパッタ法などにより必要な配線やボード側信号パッド14を形成し、感光性ポリイミド等のカバー樹脂でパッド部分以外をカバーする。
以上のステップS1〜10の工程により、結合コンデンサ7を内蔵したインターポーザ100が製造される。この様にして製造されたインターポーザ100の能動素子側信号パッド12に、半田ボールを介して半導体チップ8の信号パッドが実装され、半導体モジュール200が製造される。この半導体モジュール200は、ボード11に対して、ボード11の信号パッドが半田ボールを介してボード側信号パッド14と接続されるように実装され、使用される。
続いて、本実施形態の作用について説明する。本実施形態によれば、結合コンデンサ7を形成する基板として、無機基板6を用いている。このような無機基板6は、樹脂材料などと比較すると耐熱性が高いので、ステップS6において、高温工程で無機材料のみから形成される結合コンデンサ7を形成できる。特に、誘電体膜3を高温工程で堆積できるので、高誘電率発現に必要な結晶構造を欠陥が少ない状態で得る事ができる。その結果、高い容量密度を有する結合コンデンサ7を得る事ができる。この結果、結合コンデンサ7のサイズを小型化することができ、実装される半導体チップ8からはみ出す事無く、インターポーザ100中に内蔵させることができる。
また、インターポーザ100中に結合コンデンサ7を内蔵させることで、半導体モジュール200外に結合コンデンサを設ける必要がない。これにより、半導体モジュール200とは別に結合コンデンサを実装するスペースを設ける必要が無くなり、機器を小型化することができる。また、結合コンデンサに接続するためにボード上で配線を延ばす必要が無いので、配線距離を短くすることができ、伝送損失を低減できる。また、結合コンデンサを半導体モジュールと別に実装した場合には、結合コンデンサ実装部における伝送損失が生じるが、本実施形態ではこのような伝送損失も生じない。また、半導体モジュール200と結合コンデンサ7とが1部品としてまとめられているので、機器を構成する部品数が低減し、機器全体としての信頼性を高めることができる。また、半導体モジュール200をボード11上に実装する工程と、結合コンデンサ7を実装する工程とを別々に行う必要は無いので、機器の製造工程が簡略化でき生産性が向上し低コスト化が実現できる。
また、結合コンデンサ7が、樹脂材料などではなく、無機材料により形成されるので、積層セラミックコンデンサに代表される厚膜技術で作製される従来のコンデンサよりも、共振周波数が高くすることができ、高周波特性を高めることができる。したがって、従来の結合コンデンサを用いた場合よりも高周波の信号伝送を実現できる。
また、結合コンデンサ7を形成するに際して、薄膜形成技術、リソグラフィ技術、及びエッチング技術を組み合わせて用いることができる。このような手法を用いれば、結合コンデンサ7を、同一基板上に複数形成することができる。結合コンデンサ7を1個づつ別々に製造する必要が無く、複数の結合コンデンサ7を一括で製造できるので、製造工程を簡略化できる。
尚、本実施形態では、図1(a)で示した様に、能動素子側信号パッド12、結合コンデンサ7、及びボード側信号パッド12が、基板面上で同じ位置(直線的に並ぶ様に)に配置する場合について説明した。但し、半導体チップ8側とボード11側との信号入出力用パッドが基板面上で別々の位置である場合等には、絶縁膜1中に基板面方向に伸びる配線(外部接続用配線;図示せず)を配置し、この外部接続用配線を介して能動素子側信号パッド12と結合コンデンサ7とが電気的に接続される様にすればよい。
また、外部接続用配線を用いずに、図4のような構成とすることもできる。図4の例では、結合コンデンサ7が基板面方向に延びるように配置されている。具体的には、ボード側信号パッド14と能動素子側信号パッド12との双方に対応する基板面上での位置を含む様に配置される。ボード側信号パッド14と能動素子側信号パッド12とは、基板面に垂直に延びるビア(ビア13及び基板信号ビア5)を介して、基板面上における別々の位置で結合コンデンサ7に接続されている。このような構造としても、ボード側信号パッド14から結合コンデンサ7を介して能動素子側信号パッド12へ信号が供給される。更に、結合コンデンサ7自体が再配線の機能を持つこととなり、基板平面方向に配線を延ばす必要が無い。よって、インターポーザ100中の配線長を増加させる必要が無くなる。すなわち、ボード側信号パッド14と能動素子側信号パッド12とが基板面上で別々の位置であったとしても、配線長を伸ばす必要が無く、信号品質の劣化を抑制できる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、結合コンデンサ7が基板信号ビア5を被覆する様に設けられていたのに対して、本実施形態では基板面上において、基板信号ビア5と結合コンデンサ7とが別々の位置に配置されている点で工夫されている。
図5は、本実施形態に係る半導体モジュール200をボード11上に実装した様子を示す概略断面図である。図5に示されるように、結合コンデンサ7は、基板信号ビア5とは別の位置に設けられている。また、無機基板6上には、基板信号ビア5を覆う様に、接続用導体28が設けられている。さらに、結合コンデンサ7の下部電極4は、誘電体膜3及び上部電極2から基板面方向ではみ出しており、このはみ出した部分において接続用導体28と接続されている。これにより、基板信号ビア5と下部電極4とが、接続用導体28を介して電気的に接続されている。また、下部電極4中において、第1の実施形態で設けたような熱膨張抑制層42は必ずしも必要無い。
その他の構成については、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
続いて、この半導体モジュール100の製造方法について説明する。図6は、本実施形態の半導体モジュール100の製造方法を示すフローチャートであり、図7は工程断面図である。
ステップS11;図7(a)、(b)
まず、表面を酸化したSiウェハーを無機基板6として用意する(図7(a))。そして、無機基板6の主面上に、結合コンデンサ7を形成する。この時、下部電極4がはみ出す様に、結合コンデンサ7を形成する。また、下部電極4中に熱膨張抑制層42を設ける必要は無い。また、誘電体膜3を成膜する際の成膜温度は、500℃以上とすることが好ましい。
ステップS12;図7(c)
次に、レジスト32によって無機基板6の主面上にマスクを形成し、基板信号ビア5形成予定の領域を開口させる。
ステップS13;図7(d)
次に、ドライエッチングによって、無機基板6に基板信号ビア5用の凹部を形成する。
ステップS14;図7(e)
次に、レジスト32を除去する。
ステップS15;図7(f)
次に、無機基板6上に、凹部に追従するように、シリコン酸化膜を絶縁膜34としてCVD法などにより堆積させる。
ステップS16;図7(g)
次に、無機基板6上にレジスト32を形成し、下部電極4のはみ出し部分に形成された絶縁膜34の表面の一部が露出するように、パターニングする。
ステップS17;図7(h)
次に、レジスト32をマスクとして、下部電極4のはみ出し部分に形成された絶縁膜34の一部を除去する。
ステップS18;図7(i)
次に、S17で用いたレジスト32を除去し、凹部と下部電極4のはみ出し部分が開口するようにパターニングされたレジスト32を形成する。更に、Cuメッキ等で開口部に導体を充填する。これにより、凹部が導体35で埋めこまれるとともに、凹部を被覆する様に接続用導体28が形成される。
ステップS19;図7(j)
次に、能動素子側信号パッド12形成予定の領域が開口するようにパターニングされたレジスト32を形成する。
ステップS20;図7(k)
次に、能動素子側信号パッド12形成予定の領域において、結合コンデンサ7上に設けられた絶縁膜34を除去する。
ステップS21;図7(l)
次に、絶縁膜1として感光性ポリイミドを形成し、能動素子側信号パッド12形成予定の領域が開口するようにパターニングする。
ステップS22〜24;図7(m)〜(o)
次に、第1の実施形態のステップS8と同様に、配線や能動素子側信号パッドを形成する(ステップS22)。更に、裏面を露出させ(ステップS23)、ボード側信号パッドを形成する(ステップS24)。
以上の一連の工程により、本実施形態のインターポーザ100が製造される。
本実施形態では、結合コンデンサが基板信号ビア5とは別の位置に設けられるので、結合コンデンサ形成(S11)工程を、導電体を無機基板6の凹部に埋めこむ工程(S18)よりも前に実施することができる。導電体が無機基板6に埋め込まれた状態で結合コンデンサ7を形成する場合には、導電体の熱膨張などにより、結合コンデンサ形成工程における処理温度が制限される。本実施形態では、このような制限が無くなるので、結合コンデンサ形成時により高温での処理が可能となる。具体的には、誘電体膜3の成膜温度を500℃以上とすることができる。これにより、より高い比誘電率を持つ誘電体膜3を形成することができる。また、導電体の熱膨張を考慮しなくてもよいので、熱膨張抑制層42を設けなくてもよい。
また、基板信号ビア5上に結合コンデンサ7を設けた場合、ビア形成用の凹部に埋め込まれた導電体と無機基板6の主面表面との間に段差が生じていると、下部電極4と基板信号ビア5との接続不良が懸念される。これに対して、本実施の形態の様に、結合コンデンサ7と基板信号ビア5とを別々の位置に設ければ、段差が生じていたとしても接続用導電体28で埋めこまれるので、接続の信頼性を高めることができる。
(第3の実施形態)
続いて、第3の実施形態について、図8乃至10を参照しつつ説明する。本実施形態は、既述の実施形態に対して、基板信号ビア5とグランドビアの相対的な配置が更に工夫されている。
図8は、本実施の形態の半導体モジュール200の断面図であり、図9は、その上面図である。尚、図9においては、ビアや結合コンデンサの配置を説明するために透視させて示してある。
図9において、複数の基板信号ビア5(5a〜5c)と、複数のグランドビア16(16a〜g)とが描かれている。各グランドビア16は、グランド線17と電気的に接続されている。図8に示されるように、グランド線17は絶縁膜1中において基板面方向に延びており、ビアを介してグランドパッド18に接続されている。また、グランド線17は、少なくとも一のグランドビア16を介して裏面側でボード11のグランドパッド(図示せず)と電気的に接続されている。
図9に示されるように、これらの複数のビア(基板信号ビア5、グランドビア16)のうち、各基板信号ビア5に対して基板平面方向で最近接に配置されたビアの少なくとも1は、グランドビア16となっている。例えば、基板信号ビア5cに最近接に配置されたビアは、基板信号ビア5b、グランドビア16a、グランドビア16b、グランドビア16cである。従って、基板信号ビア5cに隣接する4つのビアのうち、3つはグランドビアとなっている。
このような構造により、基板信号ビア5を介して伝送される信号は、グランドビア16でシールドされることとなる。従って、伝送損失が低減される。特に、現実的なレイアウトや、微細加工の加工精度の観点から、ある基板信号ビア5に対して、隣接する別の基板信号ビア5との距離よりも短い距離でグランドビア16を配置すると、一層効果がある。
図10は、結合コンデンサ7のサイズが大きい場合に有効なビア配置の例である。基板信号ビア5は、必ずしも結合コンデンサ7の中央部に配置される必要は無く、結合コンデンサ7の片側に配置されていてもよい。このことは、結合コンデンサ7のレイアウト上の制約を少なくする。すなわち、この図10に示されるように、基板信号ビア5−グランドビア16間の距離が短い場合でも、グランドビア16を妨げない様に結合コンデンサ7を配置することができる。言い換えれば、基板信号ビア5−グランドビア16間の距離を短くし易くなり、一本の基板信号ビア5に対して、少なくとも一本のグランドビア16を最近接に配置し易くなる。
(第4の実施形態)
続いて、第4の実施形態について説明する。図11は、本実施形態の半導体モジュール200の構成を示す概略断面図である。本実施形態では、既述の実施形態と比較して、インターポーザ100中にデカップリングコンデンサ22が追加されている点で工夫されている。尚、既述の実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
図11に示されるように、インターポーザ100中には、デカップリングコンデンサ22と、電源に接続される電源線20と、グランドに接続されるグランド線17とが設けられている。尚、符号19は電源に接続される電源ビア、符号16はグランドに接続されるグランドビアである。
デカップリングコンデンサ22は、結合コンデンサ7と同一層に設けられている。すなわち、デカップリングコンデンサ22は、無機基板6の主面上に設けられている。デカップリングコンデンサ22は、結合コンデンサ7と同じく、無機基板6側から下部電極、誘電体膜、及び上部電極が積層した構造を有している。本実施形態では、下部電極が基板面方向にはみ出しており、はみ出した部分でグランド線17に接合されている。また、上部電極の一部は、絶縁膜1中に埋め込まれた電源線20に接合している。このような構成により、デカップリングコンデンサ22は、デカップリング素子として機能する。
このようなデカップリングコンデンサ22は、結合コンデンサ7を形成するのと同一工程で形成することができる。
また、デカップリングコンデンサ22の誘電体膜としては、チタン酸ストロンチウムに代表される比誘電率が100以上、容量密度が1nF/mm以上の高誘電率材料を用いることが好ましい。このような特性を有していれば、半導体チップ8に対してはみ出さずに、インターポーザ中にデカップリングコンデンサを内蔵させることができる。尚、このような特性を有する誘電体膜は、既述の実施形態で結合コンデンサ7を製造する際と同じ手法を用いて製造できる。
本実施形態によれば、デカップリングコンデンサ22までもがインターポーザ100に内蔵されるので、半導体チップ8−デカップリングコンデンサ22間の配線インダクタンスを小さくできる。その結果、デカップリングコンデンサ22を、より高周波までデカップリング素子として機能させることができる。
(第5の実施形態)
図12を参照しつつ、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態の半導体モジュール200は、既述の実施形態で述べた工夫を光モジュールとして適用した例である。この半導体モジュール200は、既述の実施形態に対して、内部接続用配線25、内部接続用パッド30、31が追加されている。また、インターポーザ100上には、ドライバIC(半導体チップ8)に加え、面発光素子VCSEL(受動素子;符号23)、及び導波路27が実装されている。
内部接続用パッド30及び内部接続用パッド31は、絶縁膜1の表面に設けられている。内部接続用パッド30は、半導体チップ8の内部接続用のパッド(図示せず)に半田ボールを介して接続されている。内部接続用パッド31は、受動素子23の内部接続用パッド(図示せず)に半田ボールを介して接続されている。絶縁膜1中には、基板面方向に延びる内部接続用配線25が設けられている。内部接続用配線25は、導電性のビアを介して、内部接続用パッド30と内部接続用パッド31の双方に接続されている。これにより、半導体チップ8と受動素子23とがインターポーザ100を介して電気的に接続されている。
導波路27は、インターポーザ100の側部からインタ−ポーザ100内に挿し込まれるように配置されている。導波路27上の絶縁膜1には、貫通孔26が設けられている。面発光素子23は、貫通孔26の上に配置されている。
また、既述の実施形態と同様に、能動素子側信号パッド12とボード側信号パッド14との間には、結合コンデンサ7が設けられている。また、基板信号ビア5に隣接するように、グランドビア16が配置されている。また、グランド線17と電源線20とに接続されるように、デカップリングコンデンサ22が配置されている。このデカップリングコンデンサ22は、結合コンデンサ7と同一層に形成されている。
以上のような構成により、ドライバIC8がインターポーザ100を介して面発光素子23を駆動すると、面発光素子23が発光し、その光が貫通孔26を介して導波路27に送られる。これにより、半導体モジュールは、電気信号を光信号に変換する光モジュールとして機能する。
尚、絶縁膜1中に内部接続用配線25を形成するにあたっては、まず第1の絶縁膜を無機基板6上に形成し、この第1の絶縁膜上に内部接続用配線25を形成し、更にその上に第2の絶縁膜を形成すればよい。また、内部接続用配線25を形成するに際して、電源線などのその他の配線も同時に形成してもよい。
また、本実施形態では、ドライバIC8と面発光素子23とが実装される場合について説明したが、半導体チップ8としてアンプICを用い、受動素子23として受光素子を用いれば、光信号を電気信号に変換する光モジュールとして機能させることができる。
以上、第1〜第5の実施形態について説明した。尚、既述の実施形態においては、無機基板6の半導体チップ8側に絶縁膜1を設け、半導体チップ8実装側に結合コンデンサ7、デカップリングコンデンサ22、及び内部接続用配線25などを設ける場合について説明したが、これらの構成は適宜変更可能である。例えば、無機基板6のボード11側に絶縁膜1を設けて、無機基板6の裏面側に結合コンデンサ7などを配置してもよい。また、絶縁膜1を無機基板6の両側に設けて、結合コンデンサ7と内部接続用配線25などを逆側に配置してもよい。また、コンデンサ以外にもインダクタや薄膜抵抗素子をインターポーザ100中に内蔵させることも可能である。
第1の実施形態の半導体モジュールの構成を示す概略断面図である。 第1の実施形態のインターポーザの製造方法を示すフローチャートである。 第1の実施形態のインターポーザの製造方法を示す工程断面図である。 第1の実施形態の半導体モジュールの他の構成を示す概略断面図である。 第2の実施形態の半導体モジュールの構成を示す概略断面図である。 第2の実施形態のインターポーザの製造方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態のインターポーザの製造方法を示す工程断面図である。 第3の実施形態の半導体モジュールの構成を示す概略断面図である。 第3の実施形態の半導体モジュールの構成を示す透視上面図である。 第3の実施形態の半導体モジュールの他の構成を示す透視上面図である。 第4の実施形態の半導体モジュールの構成を示す概略断面図である。 第5の実施形態の半導体モジュールの構成を示す概略断面図である。
符号の説明
1 絶縁膜
2 上部電極
3 誘電体
4 下部電極
5 基板信号ビア
6 無機基板
7 結合コンデンサ
8 能動素子
9 半田ボール
10 半田ボール
11 ボード
12 能動素子側信号パッド
13 ビア
14 ボード側信号パッド
16 グランドビア
17 グランド線
18 グランドパッド
19 電源ビア
20 電源線
22 デカップリングコンデンサ
23 ドライバIC(アンプIC)
25 内部接続用配線
26 貫通孔
27 導波路
28 接続用導体
29 外部接続用配線
30 内部接続用パッド
31 内部接続用パッド
32 レジスト
34 絶縁膜
35 ビア用導電体
36 絶縁膜
41 接合層
42 熱膨張抑制層
100 インターポーザ
200 半導体モジュール

Claims (25)

  1. 能動素子をボード上に実装する際に、前記能動素子と前記ボードとの間に介装されるインターポーザであって、
    能動素子実装面に設けられ、前記能動素子の信号入出力パッドに接続される能動素子側信号パッドと、
    ボード側表面に設けられ、前記ボードの信号入出力パッドに接続されるボード側信号パッドと、
    前記能動素子実装面と前記ボード側表面との間に配置される無機基板と、
    前記無機基板の主面上に形成された結合コンデンサと、
    を具備し、
    前記能動素子側信号パッドと前記ボード側信号パッドとは、前記結合コンデンサを介して、信号伝送可能に接続されている
    インターポーザ。
  2. 請求項1に記載されたインターポーザであって、
    前記結合コンデンサは、前記無機基板の主面上に接して形成された下部電極と、前記下部電極上に形成された誘電体膜と、前記誘電体膜上に形成された上部電極とを備え
    前記能動素子側信号パッドは、前記下部電極及び前記上部電極のいずれか一方の電極と電気的に接続され、前記ボード側信号パッドは、他方の電極と電気的に接続される
    インターポーザ。
  3. 請求項2に記載されたインターポーザであって、
    前記下部電極、前記誘電体膜、及び前記上部電極のそれぞれは、無機材料により形成されている
    インターポーザ。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    前記無機基板は、シリコン基板、ガラス基板、石英基板、及びサファイア基板のうちのいずれかである
    インターポーザ。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    更に、
    前記無機基板を貫通する様に設けられた基板信号ビア
    を具備し、
    前記下部電極は、前記基板信号ビアを覆うようにして前記基板信号ビアに接合され、
    前記能動素子側信号パッド及び前記ボード側信号パッドの一方は、前記基板信号ビアを介して前記下部電極と電気的に接続されている
    インターポーザ。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    更に、
    前記無機基板を貫通する様に設けられた基板信号ビアと、
    前記無機基板の主面上に設けられた接続用導体
    を具備し、
    前記基板信号ビアは、基板面上における前記結合コンデンサとは別の位置に設けられ、
    前記下部電極は、前記誘電体膜からはみ出す様に設けられ、
    前記接続用導体は、前記基板信号ビアを覆う様に配置されて前記基板信号ビアに接合され、前記下部電極が前記誘電体膜からはみ出した部分で前記下部電極に接合されている
    インターポーザ。
  7. 請求項5又は6に記載されたインターポーザであって、
    前記無機基板には、前記基板信号ビアとは別に、前記無機基板を貫通する導電性のビアが複数設けられ、
    前記基板信号ビアに対して基板平面方向で最近接に配置されたビアのうちの少なくとも1つは、グランドと電気的に接続されるグランドビアである
    インターポーザ。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    更に、
    前記無機基板の少なくとも前記主面上に形成された絶縁層、
    を具備し、
    前記結合コンデンサは、前記絶縁層中に埋めこまれるように配置されている
    インターポーザ。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    前記結合コンデンサは、前記能動素子側信号パッドと、基板面上において同じ位置に設けられている
    インターポーザ。
  10. 請求項8に記載されたインターポーザであって、
    前記能動素子側信号パッドと前記ボード側信号パッドとは、基板面上における別々の位置に配置され、
    前記絶縁層中には、基板面に平行な方向に延びる外部接続用配線が配置され、
    前記能動素子側信号パッド及び前記ボード側信号パッドのいずれか一方は、前記外部接続用配線を介して前記結合コンデンサに電気的に接続されている
    インターポーザ。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    更に、
    前記結合コンデンサと同一層に設けられたデカップリング・コンデンサ
    を具備し、
    前記デカップリング・コンデンサの一方の電極は、グランドと電気的に接続され、
    他方の電極は、電源に電気的に接続されている
    インターポーザ。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    前記結合コンデンサは、前記能動素子が実装される領域の真下に設けられている
    インターポーザ。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    前記結合キャパシタの容量密度は、1nF/mm以上である
    インターポーザ。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    前記誘電膜は、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ジルコン酸鉛、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸化アルミニウム、及び酸化タンタルからなる集合から選ばれる少なくとも一の酸化物を含んでいる
    インターポーザ。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    前記下部電極における、前記誘電膜との接合界面部分は、Pt、Pd、Ir、及びRuからなる集合から選ばれる少なくとも一の金属を含んだ層によって形成されている
    インターポーザ。
  16. 請求項1乃至15のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    前記下部電極は、前記誘電体と接合する接合層と、前記接合層の下部に設けられた膨張抑制層と、を有し、
    前記膨張抑制層は、Mo、W、及びZrからなる集合から選ばれる少なくとも一の金属を含んだ層である
    インターポーザ。
  17. 請求項1乃至16のいずれかに記載されたインターポーザであって、
    更に、
    前記能動素子実装面に設けられ、前記能動素子の内部接続用パッドに接続される第1内部接続用パッドと、
    前記能動素子実装面に設けられ、前記能動素子とは別の素子の内部接続用パッドに接続される第2内部接続用パッドと、
    前記第1内部接続用パッドと前記第2内部接続用パッドとを電気的に接続する内部接続用配線と、
    を具備する
    インターポーザ。
  18. 請求項1乃至17のいずれかに記載されたインターポーザと、
    前記インターポーザ上に実装された能動素子と、
    を具備する
    半導体モジュール。
  19. 請求項17に記載されたインターポーザと、
    前記インターポーザ上に実装された発光素子と、
    前記インターポーザ上に実装され、前記発光素子を駆動するドライバICと、
    を具備し、
    前記発光素子及び前記ドライバICは、前記第1内部接続用パッド、前記第2内部接続用パッド、及び前記内部接続用配線を介して電気的に接続されている
    半導体モジュール
  20. 請求項17に記載されたインターポーザと、
    前記インターポーザ上に実装された受光素子と、
    前記インターポーザ上に実装され、前記受光素子を駆動するアンプICと、
    を具備し、
    前記受光素子及び前記アンプICは、前記第1内部接続用パッド、前記第2内部接続用パッド、及び前記内部接続用配線を介して電気的に接続されている
    半導体モジュール。
  21. 能動素子をボード上に実装する際に前記能動素子と前記ボードとの間に介装されるインターポーザの製造方法であって、
    無機基板に、信号ビア用の導電体を埋めこむビア埋め込み工程と、
    前記ビア埋め込み工程より後に実施され、前記無機基板の主面上において、埋め込まれた前記信号ビア用導電体を被覆して接合するように、結合コンデンサを形成する結合コンデンサ形成工程と、
    前記能動素子の信号入出力パッドに接続される能動素子側信号パッドを、前記結合コンデンサと電気的に接続されるように形成する能動素子側信号パッド形成工程と、
    前記ボードの信号入出力パッドに接続されるボード側信号パッドを、前記結合コンデンサと電気的に接続される様に形成するボード側信号パッド形成工程と、
    を具備する
    インターポーザの製造方法。
  22. 請求項21に記載されたインターポーザの製造方法であって、
    更に、
    前記無機基板の少なくとも主面上に、前記結合コンデンサが被覆されるように絶縁膜を形成する工程を有し、
    前記能動素子側信号パッド形成工程及び前記ボード側信号パッド形成工程のうちの少なくとも一方において、前記絶縁膜の表面にパッドを形成する
    インターポーザの製造方法。
  23. 無機基板の主面上に、結合コンデンサを形成する結合コンデンサ形成工程と、
    前記結合コンデンサ形成工程より後に実施され、前記結合コンデンサの形成された位置とは別の位置において、前記無機基板に信号ビア用の導電体を埋めこむ工程と、
    前記無機基板の主面上に、前記信号ビア用導電体と前記結合コンデンサとが接続される様に接続導体を形成する工程と、
    前記能動素子の信号入出力パッドに接続される能動素子側信号パッドを、前記結合コンデンサと電気的に接続されるように形成する能動素子側信号パッド形成工程と、
    前記ボードの信号入出力パッドに接続されるボード側信号パッドを、前記結合コンデンサと電気的に接続される様に形成するボード側信号パッド形成工程と、
    を具備する
    インターポーザの製造方法。
  24. 請求項23に記載されたインターポーザの製造方法であって、
    更に、
    前記無機基板の少なくとも主面上に、前記結合コンデンサが被覆されるように絶縁膜を形成する工程を有し、
    前記能動素子側信号パッド形成工程及び前記ボード側信号パッド形成工程のうちの少なくとも一方において、前記絶縁膜の表面にパッドを形成する
    インターポーザの製造方法。
  25. 請求項21乃至24のいずれかに記載されたインターポーザの製造方法を用いてインターポーザを形成する工程と、
    前記インターポーザ上に前記能動素子を実装する能動素子実装工程と、
    を具備し、
    前記能動素子実装工程において、前記能動素子側信号パッドに、前記能動素子の信号入出力パッドが接続されるように実装する
    半導体モジュールの製造方法。
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