JP2008225464A - 感光性樹脂凸用原版 - Google Patents
感光性樹脂凸用原版 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008225464A JP2008225464A JP2008033202A JP2008033202A JP2008225464A JP 2008225464 A JP2008225464 A JP 2008225464A JP 2008033202 A JP2008033202 A JP 2008033202A JP 2008033202 A JP2008033202 A JP 2008033202A JP 2008225464 A JP2008225464 A JP 2008225464A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive resin
- relief printing
- resin composition
- mass
- printing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
Abstract
【課題】
ハイライト印刷再現性優れ、且つ安価な製造コストで生産できる感光性樹脂凸用原版を提供することを課題とする。
【解決手段】
(1)少なくとも支持体、接着層、感光性樹脂層、粘着防止層、カバーフィルムを有する感光性樹脂凸版印刷用原版にネガフィルムを用いる製版工程によって感光性樹脂凸版印刷版を得るための感光性樹脂凸版印刷用原版であって、製版工程後に得られた印刷版の5%以下のハイライト網点がネガフィルムに対する面積再現率が90%以下であることを特徴とする感光性樹脂凸版印刷用原板。(2)感光性樹脂組成物中の架橋基濃度が1.0〜1.5m mol/gの間である感光性樹脂組成物より得られた(1)の感光性樹脂凸版印刷用原版。(3)感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物がポリエーテル結合、ウレタン結合及びウレア結合を有するポリエーテルウレアウレタンであることを特徴とする(1)又は(2)の感光性樹脂凸版印刷用原版。(4)感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物がポリエーテル結合及びアミド結合を有するポリアミドであって、且つ6−ナイロン及びまたは6−6ナイロン成分を40〜60質量%含有することを特徴とする(1)又は(2)の感光性樹脂凸版印刷用原版。(5)感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物が部分鹸化酢酸ビニルであって、鹸化率が85〜98%であることを特徴とする(1)又は(2)の感光性樹脂凸版印刷用原版。
【選択図】なし
ハイライト印刷再現性優れ、且つ安価な製造コストで生産できる感光性樹脂凸用原版を提供することを課題とする。
【解決手段】
(1)少なくとも支持体、接着層、感光性樹脂層、粘着防止層、カバーフィルムを有する感光性樹脂凸版印刷用原版にネガフィルムを用いる製版工程によって感光性樹脂凸版印刷版を得るための感光性樹脂凸版印刷用原版であって、製版工程後に得られた印刷版の5%以下のハイライト網点がネガフィルムに対する面積再現率が90%以下であることを特徴とする感光性樹脂凸版印刷用原板。(2)感光性樹脂組成物中の架橋基濃度が1.0〜1.5m mol/gの間である感光性樹脂組成物より得られた(1)の感光性樹脂凸版印刷用原版。(3)感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物がポリエーテル結合、ウレタン結合及びウレア結合を有するポリエーテルウレアウレタンであることを特徴とする(1)又は(2)の感光性樹脂凸版印刷用原版。(4)感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物がポリエーテル結合及びアミド結合を有するポリアミドであって、且つ6−ナイロン及びまたは6−6ナイロン成分を40〜60質量%含有することを特徴とする(1)又は(2)の感光性樹脂凸版印刷用原版。(5)感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物が部分鹸化酢酸ビニルであって、鹸化率が85〜98%であることを特徴とする(1)又は(2)の感光性樹脂凸版印刷用原版。
【選択図】なし
Description
本発明は、感光性樹脂凸用原版に関するものであり、より詳しくは、ハイライト印刷再現性に優れた感光性樹脂凸用原版に関するものである。
通常、印刷版に用いられる感光性樹脂凸版組成物として、一般に、可溶性高分子化合物、光重合性不飽和化合物および光重合開始剤を必須成分として含有し、必要に応じて、安定剤、可塑剤等の添加剤が配合されている。
従来、この感光性樹脂組成物層に透明な画像部を有するネガフィルム(またはポジフィルム)を通して活性光線を照射し、露光部の感光層を硬化させた後、非露光部の感光層を適当な溶剤で溶解除去して乾燥及び後露光する製版工程により、印刷用のレリーフ版を作成することは広く知られている。
前記の感光性樹脂組成物としては可溶性ポリアミド、ポリエーテルウレアウレタン、完全鹸化または部分鹸化ポリ酢酸ビニルなどを可溶性ポリマーとして使用するものが提案されており、可溶性ポリアミドやポリエーテルウレアウレタンを使用する感光性凸版組成物は耐摩耗性に優れるために特に好ましく使用される。それらの感光性樹脂凸版組成物を用いた感光性樹脂凸用原版では、印刷性向上として感光性樹脂層を高反発弾性化した感光性樹脂凸用原版(特許文献1、特許文献2)では高速印刷適性を改善している。
最近では感光性樹脂凸用原版に対するユーザーの要求が、さらに微細なパターンを再現する方向へ進んでおり、写真の印刷等に使用する最小ハイライトについても200線の5%以下の印刷物がスムーズに再現することを要求されるようになっている。
微細なハイライト網点印刷性の要求に対応する従来技術としては、感光樹脂層の光透過率の異なる多層構造にすることで画像再現性を向上させた感光性樹脂凸用原版(特許文献3)、感光性樹脂層の多層化によりレリーフ形状をシャープにした感光性樹脂凸用原版(特許文献4)などがあげられるが、印刷物のハイライト網点の5%から1%までのハイライト網点印刷物の再現性と感光性樹脂凸用原版の製造コストの両者を満足できるものではなかった。特に、製造コストについては、多層化により再現性の向上を達成する場合には製造工程が複雑となるために製造コストが上がることを避けることはできない。
一方、現在、コンピューターが進歩し、コンピューター上で処理された情報を印刷用原版上に直接出力し、原画フィルムの作成工程を必要とせずに印刷用原版を得る方法が提案されている。この方法では、酸素の存在下に紫外線で露光した場合には酸素による重合障害により原画に対して小さくなること(特許文献5)やハイライト網点の面積をコンピューター画面上で容易に修正できる特徴があり、ハイライト印刷物の再現性が向上している。しかしながら、これらの印刷用原版の作成方法には高価なレーザー照射装置が必要であり、安価な方法によるハイライト印刷物の再現性向上が望まれていた。
特開平04−97154号公報
特開平05−11447号公報
特開2002−23349号公報
特開平06−313966号公報
特開平09−171247号公報
微細なハイライト網点印刷性の要求に対応する従来技術としては、感光樹脂層の光透過率の異なる多層構造にすることで画像再現性を向上させた感光性樹脂凸用原版(特許文献3)、感光性樹脂層の多層化によりレリーフ形状をシャープにした感光性樹脂凸用原版(特許文献4)などがあげられるが、印刷物のハイライト網点の5%から1%までのハイライト網点印刷物の再現性と感光性樹脂凸用原版の製造コストの両者を満足できるものではなかった。特に、製造コストについては、多層化により再現性の向上を達成する場合には製造工程が複雑となるために製造コストが上がることを避けることはできない。
一方、現在、コンピューターが進歩し、コンピューター上で処理された情報を印刷用原版上に直接出力し、原画フィルムの作成工程を必要とせずに印刷用原版を得る方法が提案されている。この方法では、酸素の存在下に紫外線で露光した場合には酸素による重合障害により原画に対して小さくなること(特許文献5)やハイライト網点の面積をコンピューター画面上で容易に修正できる特徴があり、ハイライト印刷物の再現性が向上している。しかしながら、これらの印刷用原版の作成方法には高価なレーザー照射装置が必要であり、安価な方法によるハイライト印刷物の再現性向上が望まれていた。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、ハイライト印刷再現性優れ、且つ安価な製造コストで生産できる感光性樹脂凸用原版を提供することを課題とする。
本発明らは、上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、感光性樹脂凸用原版において、得られた感光性樹脂印刷用原版の5%以下のハイライト網点のネガフィルムに対する面積再現率が90%以下の面積であることを特徴とする感光性樹脂凸用原版を用いることにより、優れた印刷性と安価な製造コストを満足するとの知見を得、該知見に基づいて本発明を完成させた。即ち、本発明は(1)少なくとも支持体、接着層、感光性樹脂層、粘着防止層、カバーフィルムを有する感光性樹脂凸版印刷用原版にネガフィルムを用いる製版工程によって感光性樹脂凸版印刷版を得るための感光性樹脂凸版印刷用原版であって、製版工程後に得られた印刷版の5%以下のハイライト網点がネガフィルムに対する面積再現率が90%以下であることを特徴とする感光性樹脂凸版印刷用原板。(2)感光性樹脂組成物中の架橋基濃度が1.0〜1.5m mol/gの間である感光性樹脂組成物より得られた(1)の感光性樹脂凸版印刷用原版。(3)感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物がポリエーテル結合、ウレタン結合及びウレア結合を有するポリエーテルウレアウレタンであることを特徴とする(1)又は(2)の感光性樹脂凸版印刷用原版。(4)感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物がポリエーテル結合及びアミド結合を有するポリアミドであって、且つ6−ナイロン及びまたは6−6ナイロン成分を40〜60質量%含有することを特徴とする(1)又は(2)の感光性樹脂凸版印刷用原版。(5)感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物が部分鹸化酢酸ビニルであって、鹸化率が85〜98%であることを特徴とする(1)又は(2)の感光性樹脂凸版印刷用原版である。
本発明の感光性樹脂凸用原版を用いることにより、設備投資することなくハイライト印刷の再現性が向上し、カラー写真印刷も可能となるので産業界に寄与すること大である。
以下、本発明を詳述する。
本発明の感光性樹脂印刷用原版は、5%以下のハイライト網点がネガフィルムに対する再現性を特定の範囲とすることで、発明を達成したものである。本発明の5%以下のハイライト網点がネガフィルムに対する面積再現率は90%以下であり、好ましくは70〜90%であり、さらに好ましくは80〜90%である。ネガフィルムに対するハイライト網点の面積再現率が90%を越えるとハイライト印刷性向上効果が小さく、70%未満ではハイライト印刷時に印刷ムラが発生するので好ましくない。
本発明の感光性樹脂印刷用原版は、5%以下のハイライト網点がネガフィルムに対する再現性を特定の範囲とすることで、発明を達成したものである。本発明の5%以下のハイライト網点がネガフィルムに対する面積再現率は90%以下であり、好ましくは70〜90%であり、さらに好ましくは80〜90%である。ネガフィルムに対するハイライト網点の面積再現率が90%を越えるとハイライト印刷性向上効果が小さく、70%未満ではハイライト印刷時に印刷ムラが発生するので好ましくない。
本発明の感光性樹脂印刷用原版に用いる感光性樹脂組成物は、感光性樹脂組成物中の架橋基濃度が1.0〜1.7m mol/gの間であり、好ましくは1.2〜1.5m mol/gである。感光性樹脂組成物中の架橋基濃度を特定の範囲に設計することによって、本発明の5%以下のハイライト網点がネガフィルムに対する面積再現率が90%以下の面積を達成することが可能となる。感光性樹脂組成物中の架橋基濃度が1.0m mol/g未満では、ハイライト網点の保持性が悪く、又1.7m mol/gを超えるとネガフィルムに対する再現性が90%以下を満足することができない。
本発明の感光性樹脂用原版に用いる感光性樹脂組成物としては、結晶性を有する公知の水溶性高分子が使用可能である。その中でもポリエーテル結合及びアミド結合を有し且つ6−ナイロン及びまたは6−6ナイロン成分を40〜60質量%含有するポリアミド、ポリエーテルウレアウレタン又は鹸化率が85〜98%である分鹸化酢酸ビニルを可溶性合成高分子化合物とする感光性樹脂組成物であることが好ましく、光重合性不飽和化合物および光重合開始剤を必須とし、必要に応じて安定剤や可塑剤などの添加剤が含有されて、なるものである。
上記可溶性合成高分子化合物は、水素結合の形成可能なアミド結合、ウレア結合又は水酸基を分子内に含有していることで高い結晶性を有する。そのために感光性樹脂組成物中の架橋基濃度を1.0〜1.7m mol/gの間にまで減少させてもハイライト網点の保持性を低下させることなく、得られる感光性樹脂凸用原版の5%以下ハイライト網点の面積再現率90%以下を達成することが可能である。
本発明の感光性樹脂組成物の可溶性合成高分子化合物として用いるポリエーテルウレアウレタンとしては、ジアミンとポリエーテルを含有するジイソシアネート化合物とを溶剤中で付加重合させることで得られる。ジアミン成分は、水現像性と画像再現性の両者を満足するためには疎水性ジアミンと親水性ジアミンとを併用することが好ましい。疎水性ジアミンとしては、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4 或は2,4,4 −トリメチルヘキサメチレンジアミン、1,3 −或は1,4 −ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,3 −或は1,4 −アミノシクロヘキサンなどが挙げられるが、好ましくは2−メチルペンタメチレンジアミン、2,2,4 或は2,4,4 −トリメチルヘキサメチレンジアミン、1,3 −ビス(アミノメチル)シクロヘキサンである。
一方、親水性ジアミンの具体的としては、塩基性窒素含有ジアミンや両末端に実質的にアミノ基を付加させたポリオキシエチレングリコールなどが挙げられる。塩基性窒素含有ジアミンとしては主鎖に三級窒素原子を有するジアミンやピペラジン環を有するジアミンなどが挙げられるが、好ましくはピペラジン環を有するジアミンである。ピペラジン環を有するジアミンとしては、N,N’−ビス(アミノメチル)ピペラジン、N,N’−ビス(β−アミノエチル)ピペラジン、N,N’−ビス(β−アミノエチル)メチルピペラジン、N−(アミノメチル)−N’−(β−アミノエチル)ピペラジン、N,N’−ビス(γ−アミノペンチル)ピペラジン、N−(β−アミノエチル)ピペラジン、N−(アミノプロピル)ピペラジン、N−(ω−アミノヘキシル)ピペラジン、N−(δ−アミノシクロヘキシル)ピペラジンなどが挙げられるが、好ましいピペラジン環を有するジアミンとしてはN,N’−ビス(アミノエチル)−ピペラジン、N,N’−ビス(γ−アミノプロピル)ピペラジン、N,N’−ジ(アミノペンチル)ピペラジンである。
疎水性ジアミンの含有率は水現像性と画像再現性の両者を満足するために全ジアミンに対して15〜50重量%の範囲が適当であり、好ましくは15〜35重量%の範囲が適当であり、さらに好ましくは20〜35重量%の範囲である。15重量%未満では画像再現性が悪く、又50重量%より多い場合は現像時間が長いために画像再現性が悪く好ましくない。
付加重合体のもう一方の原料である上記ジイソシアネート化合物は公知の脂肪族、脂環族、芳香族のジイソシアネートと等モル以下のポリオキシエチレングリコールとを反応させて得られる、実質的に両末端にイソシアネート基を有するジイソシアネート化合物である。該ジイソシアネート化合物の製造方法は従来公知の方法を利用出来る。即ち両者を無溶剤の状態で混合・撹拌下に反応させる方法、両者を不活性溶剤に溶解させて反応させる方法などがあげられる。反応温度、反応時間などは、両者の反応性や熱安定性などを考慮して最適条件を決めるべきである。またジイソシアネートの使用比率はポリオキシエチレングリコールに対して2.0 モル以上、特に2.05モル以上が望ましい。
ジイソシアネート化合物を得るために使用するジイソシアネートとしては公知の脂肪族、脂環族、芳香族のジイソシアネートが使用可能である。例えば2,4 −トリレンジイソシアネート、2,6 −トリレンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4'−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート、1,3 −シクロヘキサンジメチルイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、2,6 −ジイソシアネートメチルカプロエート、ジフェニルエーテル−4,4'−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどが挙げられるが、保存安定性や反応性の面から脂肪族ジイソシアネートが好ましく、特にヘキサメチレンジイソシアネートやイソホロンジイソシアネートが好ましい。
本発明のジアミンとジイソシアネート化合物との反応によって得られる付加重合体は公知の方法で製造できるが、水現像性と画像再現性の両者を満足するためには有機溶剤中で反応させることが好ましく、有機溶剤中有機酸存在下にジアミンとジイソシアネート化合物を反応させることがさらに好ましい。
前記有機酸としては、脂肪族有機酸、芳香族有機酸が使用可能である。有機酸の具体的例は、脂肪族有機酸としてはメタクリル酸、アクリル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グリコール酸、乳酸など、芳香族有機酸としては安息香酸、イソフタル酸などが挙げられるが、水溶性の面から脂肪族有機酸が好ましい。又、上記有機酸は塩基性第3級窒素原子を四級化するために使用する有機酸を使用することが好ましい。
またジアミンとジイソシアネート化合物との反応比率アミノ基/イソシアネート基(当量比)は1.0 以上、望ましくは1.02以上である。この場合過剰の末端アミノ基が未反応のまま残存しても、それを用いた組成物の性能、物性などに悪影響を及ぼさない限り特にさしつかえない。またアミノ基/イソシアネート基(当量比)が1.0未満の場合はゲル化などの不都合な反応が起こりやすいので好ましくない。アミンとイソシアネートとの反応性は極めて大きいため両者の反応は水、メタノールなどのアルコール類、あるいは水とアルコール類との混合物などの活性溶剤中でも可能である。
本発明において用いられるもう一つの可溶性高分子化合物は分子鎖中のポリオキシエチレングリコール成分の含有率は感光性樹脂組成物の水現像性のためには、そのポリオキシアルキレングリコール成分の含有率は40〜60重量%の範囲内にあることが好ましく、さらに好ましくは45〜55重量%の範囲である。ポリオキシエチレングリコール成分の含有率が40重量%未満では安定した水現像性が満足できず、好ましくない。一方、ポリオキシエチレングリコール成分の含有率が60重量%を超えると親水性が大きくなりすぎるために画像再現性が低下するので好ましくない。
可溶性高分子化合物の分子鎖中のポリオキシエチレングリコール成分の含有率を40〜60重量%の範囲内に設定する方法としては、使用するポリオキシエチレングリコール成分の分子量により設定が可能である。ポリエチレングリコールの分子量を大きくすれば、ポリエチレングリコールの含有率が増加し、反対に分子量を下げることでポリエチレングリコールの含有率を下げることが可能である。
次に、本発明において得られる可溶性高分子化合物は、その主鎖の塩基性第3級窒素原子を四級化剤と反応させ、アンモニウム塩型窒素原子を有する可溶性高分子化合物なるので、水溶性の面から好ましい。四級化剤としては公知の有機酸の使用が可能であり、脂肪族有機酸、芳香族有機酸が使用可能である。有機酸の具体的例は、脂肪族有機酸としてはメタクリル酸、アクリル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グリコール酸、乳酸など、芳香族有機酸としては安息香酸、イソフタル酸などが挙げられるが、水溶性の面から脂肪族有機酸が好ましい。又、四級化剤は、可溶性高分子を反応させる時に使用する有機酸と兼用することが好ましく、配合する四級化剤添加量の一部を可溶性高分子化合物の反応の際に使用するものである。
次に本発明の感光性樹脂組成物に用いるポリアミドとしては、ポリエーテル結合及びアミド結合を有し且つ6−ナイロン及びまたは6−6ナイロン成分を40〜60質量%含有するポリアミドであり、具体的にはポリアルキレンエーテルセグメントにおいて存在するものが好ましく用いられ、ポリアルキレンエーテルセグメントとしては分子量150〜1500のものがさらに好ましく用いられる。具体的なポリアミドの構造としては、末端にアミノ基を有しポリエーテルセグメント部分の分子量が150〜1500であるポリオキシエチレンと脂肪族ジカルボン酸またはジアミンとから成る構成単位を含有する共重合ポリアミドが好ましく用いられる。
次に本発明の感光性樹脂組成物に用いる部分鹸化酢酸ビニルは、結晶性が高いことが好ましく、そのためには鹸化率を高くすることが必要である。結晶性が高い部分鹸化酢酸ビニルとしては、鹸化率85〜98%が好ましく、さらに好ましくは93〜98%である。本発明に使用する部分鹸化酢酸ビニルはその結晶性を阻害しない程度に第三成分のモノマーを共重合したものでも良く、好ましい共重合の比率は5モル%以下が好ましい。
本発明で用いる可溶性高分子化合物の使用量は、全組成物中55〜70量%である。充填ポリマーの使用量が55重量%未満では十分な現像性や物性が得られず、70重量%を超えると光硬化性が悪くなり画像再現性が低下するので好ましくない。水現像性と画像再現性の両者を満足するためには、好ましくは55〜65%である。
感光性樹脂凸版組成物が優れた水現像性と画像再現性を達成するためには、未露光部分が水によって除去されるためには可溶性合成高分子化合物が水溶性であること必要である。反面、露光により光硬化した部分は水の吸収量が少ない方が画像再現性に対しては好ましく、光硬化後は耐水性が必要となる。
前記光重合性不飽和化合物は単独で使用しても良いが、2種以上を併用してもよい。
全組成物に対して架橋基濃度を1.0〜1.7m mol/gの間に設計する方法としては、配合する光重合性不飽和化合物の光重合性基と光重合性基との距離を長くする方法、光重合性不飽和化合物の一部に一官能の光重合性不飽和化合物を配合する方法、光重合性不飽和化合物の添加量で最適化する方法などが考えられるが、その中でも光重合性不飽和化合物の光重合性基と光重合性基との距離を長くする方法や光重合性不飽和化合物の配合量で最適化する方法が特に好ましい。
本発明に用いる光重合性不飽和化合物としては、公知の光重合性不飽和化合物を用いることができる。好適に用いられる光重合性不飽和化合物としては、公知の一価又は二価アルコールのグリシジルエーテルとメタアクリル酸およびアクリル酸との開環付加反応生成物であり、前記多価アルコールとして、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、フタル酸のエチレンオキサイド付加物、グリセリン、ビスフェノールAやビスフェノールFのジグリシジルエーテルアクリル酸付加物などやが挙げられるが、またこれらの化合物を2種類以上混合して使用することも出来る。なお、本発明においてはグリセリンジメタクリレート、ジエチレングリーコールジエポキシメタクリレートやビスフェノールAジエポキシアクリレートが特に好ましい。前記光重合性不飽和化合物は単独で使用しても良いが、2種以上を併用しても良い。
さらに本発明は、光重合性不飽和化合物として光重合性基を1個含有する光重合性不飽和化合物を併用することができる。具体的な例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、N,N’−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、脂肪族カルボン酸(無水物)類と2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとの反応によって得られるモノエステルカルボン酸、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド−n−ブチルエーテル、ジアセトアクリルアミド、N−tert−ブチル(メタ)アクリルアミド、アンモニウム(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレートとモノアルコールとの開環付加反応物、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等の1個の不飽和結合を有する化合物などが挙げられる。上記具体的な例の中でもグリシジル(メタ)アクリレートとモノアルコールとの開環付加反応物が好ましい。
本発明に使用する光重合開始剤としては公知のものが使用可能であり、具体的には、例えば、ベンゾフェノン類、ベンゾイン類、アセトフェノン類、ベンジル類、ベンゾインアルキルエーテル類、ベンジルアルキルケタール類、アンスラキノン類、チオキサントン類などが使用できる。好適な具体例としては、ベンゾフェノン、ベンゾイン、アセトフェノン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、アンスラキノン、2−クロロアンスラキノン、チオキサントン、2−クロロチオキサントンなどが挙げられる。これらは感光性樹脂組成物中に0.05〜5重量%含有させるのが好ましい。0.05重量%より少ないと光重合開始能力に支障をきたし、5重量%より多いと印刷用レリーフを作成する場合の生版の厚み方向の光硬化性が低下し、画像の欠けが起こりやすくなる。
また必要により公知の熱重合禁止剤を添加してもよい。熱重合禁止剤は、感光性樹脂凸版組成物の調合、製造、成形加工時などの加熱による予定外の熱重合、あるいは該組成物の保存中の暗反応を防止するために添加する。このような化合物の例としては、ハイドロキノン、モノ−tert−ブチルハイドロキノン、2,5 −ジ−tert−ブチルハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテルなどのハイドロキノン類、ベンゾキノン、2,5 −ジフェニル−p−ベンゾキノンなどのベンゾキノン類、フェノール類、カテコール、p−tert−ブチルカテコールなどのカテコール類、芳香族アミン化合物類、ビクリン酸類、フェノチアジン、α−ナフトキノン類、アンスラキノン類、ニトロ化合物類、イオウ化合物類などが挙げられる。熱重合禁止剤の使用量は全組成物中、0.001 〜2 重量%、特に好ましくは0.005 〜1重量%である。これらの化合物は2種以上併用してもよい。
本発明の感光性樹脂組成物は、印刷用レリーフ版を得る場合の溶融成形法の他、例えは、熱プレス、注型、或いは、溶融押出し、溶液キャストなど公知の任意の方法により目的の製品に応じた所望の形状物に成形できる。
印刷用レリーフ版を得る場合はシート状に成形した成形物(生版)を公知の接着剤を介して、或いは、介さずに支持体に積層して使用することができる。支持体としてはスチール、アルミニウム、ガラス、ポリエステルフィルムなどのプラスチックフィルム、金属蒸着したフィルムなど任意のものが使用できる。シート状成形物(生版)を支持体上に積層した積層体にして供給する場合にはシート状成形物(生版)に接して保護層がさらに積層される。保護層はフイルム状のプラスチック、例えば、ポリエステルの125μm厚みのフイルムに粘着性のない透明で現像液に分散又は溶解する高分子を1〜3μmの厚みで塗布したものが用いられる。この薄い高分子の皮膜を有する保護層をシート状成形物(生版)に接することによって、シート状成形物(生版)の表面粘着性が強い場合であっても次の露光操作時に行う保護層の剥離を容易に行うことができる。
このような組成物からなる層単独、もしくはこの層と支持体とからなる感光性樹脂凸版用原版は、感光性樹脂層に透明画像部を有するネガフィルムまたはポジフィルムを密着して重ね合せ、その上方から活性光線を照射して露光をおこなうと、露光部のみが不溶化ならびに硬化する。活性光線は通常300〜450nmの波長を中心とする高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノン灯、ケミカルランプなどの光源を用いる。
次いで、適当な溶剤、特に本発明では中性の水により非露光部分を溶解除去することによって、鮮明な画像部を有する凸版を得る。このためには、スプレー式現像装置、ブラシ式現像装置などを用いる。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の画像再現性、最適露光時間及び現像時間は以下の方法により測定した。
(1)画像再現性:まず、感光層厚みが685μの感光性樹脂凸版用原版に、画像として網点150線−1%〜95%、最小独立点直径50μm〜600μm、最小独立線幅が10μm〜150μm、600μ〜100μ幅の白抜けスリット、ベタ画像、スラップガイドを含む検査ネガを用い、200μmスリット幅の白抜け深度が少なくとも30μm以上となる最大露光時間を最適露光時間として、25W/m2のケミカルランプを用いて感光性樹脂表面より高さ5cmの距離から露光した。次にブラシ式ウォッシャー(120μmφナイロンブラシ、日本電子精機(株)制作JW-A2-PD型)で30℃の水道水を現像液にして行い、レリーフ画像を得ることができた。更に70℃で10分間、温風乾燥した後に超高圧水銀灯で30秒間後露光して得られたレリーフを評価した。画像再現性の評価は10倍のルーペを使い、肉眼で判定した。又、スリット深度については、ネガにおける白抜き線200μm巾が、レリーフにおいて何μmの深さとなって現れるかを評価するものである。
(2)ネガに対するレリーフ面積再現率:画像として網点150線1%〜5%のネガフィルムを用いて、以下の方法でレリーフ面積再現率を計算した。なお、網点面積の測定方法は、レリーフ表面を顕微鏡で50倍に拡大し、市販の画像解析ソフトを用いて面積を測定した。例えば、画像解析ソフト A像くん(旭化成エンジニアリング社製)等を用いた画像解析によって網点表面の面積を測定することは可能である。
ネガに対するレリーフ面積再現率(%)=(B/A)×100
A:ネガの網点面積
B:レリーフの網点面積
(3)現像時間:30℃の中性水を入れたブラシ式ウォッシャー(ブラシ:120 μφナイロンブラシ)で現像し、未露光部を除去するのに必要な時間を測定した。ブラシ式ウォッシャーは日本電子精機(株)のA2 サイズ用ウォッシャー(JW-A2- PD) を使用した。
(1)画像再現性:まず、感光層厚みが685μの感光性樹脂凸版用原版に、画像として網点150線−1%〜95%、最小独立点直径50μm〜600μm、最小独立線幅が10μm〜150μm、600μ〜100μ幅の白抜けスリット、ベタ画像、スラップガイドを含む検査ネガを用い、200μmスリット幅の白抜け深度が少なくとも30μm以上となる最大露光時間を最適露光時間として、25W/m2のケミカルランプを用いて感光性樹脂表面より高さ5cmの距離から露光した。次にブラシ式ウォッシャー(120μmφナイロンブラシ、日本電子精機(株)制作JW-A2-PD型)で30℃の水道水を現像液にして行い、レリーフ画像を得ることができた。更に70℃で10分間、温風乾燥した後に超高圧水銀灯で30秒間後露光して得られたレリーフを評価した。画像再現性の評価は10倍のルーペを使い、肉眼で判定した。又、スリット深度については、ネガにおける白抜き線200μm巾が、レリーフにおいて何μmの深さとなって現れるかを評価するものである。
(2)ネガに対するレリーフ面積再現率:画像として網点150線1%〜5%のネガフィルムを用いて、以下の方法でレリーフ面積再現率を計算した。なお、網点面積の測定方法は、レリーフ表面を顕微鏡で50倍に拡大し、市販の画像解析ソフトを用いて面積を測定した。例えば、画像解析ソフト A像くん(旭化成エンジニアリング社製)等を用いた画像解析によって網点表面の面積を測定することは可能である。
ネガに対するレリーフ面積再現率(%)=(B/A)×100
A:ネガの網点面積
B:レリーフの網点面積
(3)現像時間:30℃の中性水を入れたブラシ式ウォッシャー(ブラシ:120 μφナイロンブラシ)で現像し、未露光部を除去するのに必要な時間を測定した。ブラシ式ウォッシャーは日本電子精機(株)のA2 サイズ用ウォッシャー(JW-A2- PD) を使用した。
実施例1
N,N’−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン80質量部と2−メチルペンタメチレンジアミン20質量部、乳酸36質量部をメタノール550質量部に溶解した後、該ジアミン溶液にポリエチレングリコール(平均分子量600)600質量部とヘキサメチレンジイソシアネート369質量部を反応させて得られた実質的に両末端にイソシアネート基を有するウレタンオリゴマー456質量部を、撹拌下徐々に添加した。両者の反応はポリマー固形分濃度50%の条件下に約15分で完了した。この溶液をテフロン(登録商標)コートしたシャーレに取り、メタノールを蒸発除去後、減圧乾燥して得られた付加重合体は、ジアミン成分中に2−メチルペンタメチレンジアミンを20重量%、ポリエーテルセグメントを47重量%含有し、比粘度が1.69のポリエーテルウレアウレタンを得た。
N,N’−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン80質量部と2−メチルペンタメチレンジアミン20質量部、乳酸36質量部をメタノール550質量部に溶解した後、該ジアミン溶液にポリエチレングリコール(平均分子量600)600質量部とヘキサメチレンジイソシアネート369質量部を反応させて得られた実質的に両末端にイソシアネート基を有するウレタンオリゴマー456質量部を、撹拌下徐々に添加した。両者の反応はポリマー固形分濃度50%の条件下に約15分で完了した。この溶液をテフロン(登録商標)コートしたシャーレに取り、メタノールを蒸発除去後、減圧乾燥して得られた付加重合体は、ジアミン成分中に2−メチルペンタメチレンジアミンを20重量%、ポリエーテルセグメントを47重量%含有し、比粘度が1.69のポリエーテルウレアウレタンを得た。
このようにして得られたポリエーテルウレアウレタン62.8質量部(乳酸2.2質量部を含む)を、メタノール100質量部に65℃で加熱溶解し、N−エチルトルエンスルホン酸アミド7.5質量部、1,4−ナフトキノン0.03質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量部を添加してさらに30分撹拌溶解させた。その後、水18質量部、亜硫酸アンモニウム0.3質量部、シュウ酸0.1質量部、光重合開始剤としてベンジルジメチルケタール1.0質量部、エチレングリコールジメタクリレート23.5質量部を添加して30分撹拌溶解させた。次いで、徐々に昇温してメタノールと水を留出させて、釜内の温度が110℃となるまで濃縮した。この段階で流動性のある粘稠な感光性樹脂組成物を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.5m mol/gであり、良好な架橋基濃度であった。
次に、紫外線吸収剤としてジヒドロチオ-p-トルイジン0.5質量部及び2ーアミノベンゾフェノン1.0質量部をジメチルアミノアセトアミド3.6質量部に溶解させて、ポリエステル樹脂溶液として"バイロン30SS"(東洋紡績(株)製品、固形分濃度30%、分子量20000〜25000)100質量部、アミン塩触媒として"U−CAT SA102"0.2質量部をジオキサン0.7質量部に溶解して調合した。次に多官能イソシアネートとして"コロネートL"(日本ポリウレタン工業(株)製品)10.2質量部を酢酸エチル1.4質量部で溶解させて調合し、接着剤組成物溶液を得た。この溶液を250μm厚みの透明ポリエステルフィルムに均一に塗布し、120℃熱風乾燥機で1分間乾燥して塗膜20μmの透明な接着剤層を有する支持体を得た。この支持体の被膜に接して上記の感光性樹脂組成物を流延し、厚み2μmのポリビニルアルコール(AH−24、日本合成化学(株)製)の被膜をコートした厚み125μmのポリエステルフイルムの被膜側を感光性樹脂凸版組成物に接するようにして、ラミネーターを用いて全厚みが1080μmのシート状積層体の生版を成形した。
生版を7日間以上保管した後に、125μmのポリエステルフイルムを剥離してテストネガフイルム(感度測定用グレイスケールネガフイルムと画像再現性評価用画像のネガフイルム)を真空密着させ、25W/m2のケミカルランプを用いて感光性樹脂表面より高さ5cmの距離から3分15秒間露光した。次にブラシ式ウォッシャー(120μmφナイロンブラシ、日本電子精機(株)制作JW−A2−PD型)で水道水を現像液にして、30℃で2分30秒間現像してレリーフ画像を得ることができた。更に70℃で10分間、温風乾燥した後に超高圧水銀灯で30秒間後露光して得られたレリーフを評価した結果、グレイスケールは16段、画像部は150線2%網点まで、200μm独立点まで再現していた。得られた150線2%〜5%のハイライト網点の再現性について評価したが、ネガに対するレリーフ面積再現率(%)は150線2%で90%、150線3%で89%、150線4%で88%、150線5%で90%良好な再現性であった。得られた150線2%〜5%のレリーフを使って輪転シール印刷機を用いてUVインキで評価をしたが、150線2%〜5%の網点はすべて明るい印刷物であった。
実施例2
数平均分子量600のポリオキシエチレングリコールの両末端にアクリロニトリルを付加し、これを水素還元して得たα、ω−ジアミノポリオキシエチレンとアジピン酸との当モル塩50質量部、ε−カプロラクタム25質量部、およびヘキサメチレンジアミンとアジピン酸との当モル塩25質量部を通常の条件で溶融重合して主鎖にポリエーテルを含有し、且つ6及び6/6ナイロン成分を50質量%含む共重合ポリアミドを得た。
数平均分子量600のポリオキシエチレングリコールの両末端にアクリロニトリルを付加し、これを水素還元して得たα、ω−ジアミノポリオキシエチレンとアジピン酸との当モル塩50質量部、ε−カプロラクタム25質量部、およびヘキサメチレンジアミンとアジピン酸との当モル塩25質量部を通常の条件で溶融重合して主鎖にポリエーテルを含有し、且つ6及び6/6ナイロン成分を50質量%含む共重合ポリアミドを得た。
このようにして得られたポリマー65.0質量部を、メタノール100質量部に65℃で加熱溶解し、N−エチルトルエンスルホン酸アミド10質量部、1,4−ナフトキノン0.03質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量部を添加してさらに30分撹拌溶解させた。その後、水18質量部、亜硫酸アンモニウム0.3質量部、シュウ酸0.1質量部、光重合開始剤としてベンジルジメチルケタール1.0質量部、エチレングリコールジメタクリレート23.5質量部を添加して30分撹拌溶解させた。次いで、徐々に昇温してメタノールと水を留出させて、釜内の温度が110℃となるまで濃縮した。この段階で、濃縮した感光性樹脂を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.5m mol/gであり、良好な架橋基濃度であった。
上記感光性樹脂を用いて、実施例1と同様にして積層してシート状の生版を得た。 次に、実施例1と同様にして画像再現性評価を行った結果は、グレイスケールは16段、画像質量部は150線2%網点、200μm独立点まで再現していた。得られた網点の中で最も再現が難しい150線2%のハイライト網点の再現性について評価したが、ネガに対するレリーフ面積再現率(%)は89%であり、良好な再現性であった。得られた150線2%〜5%のレリーフを使って輪転シール印刷機を用いてUVインキで評価をしたが、150線2%の網点まで明るい印刷物が得られた。
実施例3
ε−カプロラクタム610質量部、アミノエチルペラジンとアジピン酸とのナイロン塩390質量部とを溶融重縮合し、6−ナイロン成分を62質量%含有する共重合ポリアミドを得た。このようにして得られたポリアミド55質量部をメタノール200質量部に溶解し、この溶液にイタコン酸4質量部、アジピン酸4質量部、ビスフェノールAジグリシジルエーテルアクリル酸付加物32質量部、N−エチル−P−トルエンスルホンアミド3質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量部、ベンジルジメチルケタール1質量部を加え、感光性樹脂組成物溶液を得た。得られた感光性樹脂組成物溶液を実施例1と同様にして濃縮し、濃縮した感光性樹脂を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.2m mol/gであり、良好な架橋基濃度であった。
ε−カプロラクタム610質量部、アミノエチルペラジンとアジピン酸とのナイロン塩390質量部とを溶融重縮合し、6−ナイロン成分を62質量%含有する共重合ポリアミドを得た。このようにして得られたポリアミド55質量部をメタノール200質量部に溶解し、この溶液にイタコン酸4質量部、アジピン酸4質量部、ビスフェノールAジグリシジルエーテルアクリル酸付加物32質量部、N−エチル−P−トルエンスルホンアミド3質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量部、ベンジルジメチルケタール1質量部を加え、感光性樹脂組成物溶液を得た。得られた感光性樹脂組成物溶液を実施例1と同様にして濃縮し、濃縮した感光性樹脂を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.2m mol/gであり、良好な架橋基濃度であった。
このようにして得られた感光性樹脂組成物を実施例1と同様にして全厚みが1080μmのシート状積層体の生版を成形した。得られた生版を7日間以上保管した後に、実施例1と同様に125μmのポリエステルフイルムを剥離してテストネガフイルム(感度測定用グレイスケールネガフイルムと画像再現性評価用画像のネガフイルム)を真空密着させ、25W/m2のケミカルランプを用いて感光性樹脂表面より高さ5cmの距離から3分間の最適露光時間で露光した。次にブラシ式ウォッシャー(120μmφナイロンブラシ、日本電子精機(株)制作JW−A2−PD型)で水道水を現像液にして、30℃で2分間現像してレリーフ画像を得ることができた。更に70℃で10分間、温風乾燥した後に超高圧水銀灯で30秒間後露光して得られたレリーフを評価した結果、グレイスケールは16段、画像部は150線2%網点、200μm独立点が再現し、良好な再現性であった。得られた網点の中で最も再現が難しい150線2%のハイライト網点の再現性について評価したが、ネガに対するレリーフ面積再現率(%)は85%であり、良好な再現性であった。得られた150線2%〜5%の網点レリーフを使って輪転シール印刷機を用いてUVインキで評価をしたが、150線2%の網点まで明るい印刷物が得られた。
実施例4
ε−カプロラクタム610質量部、アミノエチルペラジンとアジピン酸とのナイロン塩390質量部とを溶融重縮合し、6−ナイロン成分を62質量%含有する共重合ポリアミドを得た。このようにして得られたポリアミド55質量部をメタノール200質量部に溶解し、この溶液にイタコン酸4質量部、アジピン酸4質量部、ビスフェノールAジグリシジルエーテルアクリル酸付加物27質量部、N−エチル−P−トルエンスルホンアミド8質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量部、ベンジルジメチルケタール1質量部を加え、感光性樹脂組成物溶液を得た。得られた感光性樹脂組成物溶液を実施例1と同様にして濃縮し、濃縮した感光性樹脂を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.2m mol/gであり、良好な架橋基濃度であった。
ε−カプロラクタム610質量部、アミノエチルペラジンとアジピン酸とのナイロン塩390質量部とを溶融重縮合し、6−ナイロン成分を62質量%含有する共重合ポリアミドを得た。このようにして得られたポリアミド55質量部をメタノール200質量部に溶解し、この溶液にイタコン酸4質量部、アジピン酸4質量部、ビスフェノールAジグリシジルエーテルアクリル酸付加物27質量部、N−エチル−P−トルエンスルホンアミド8質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量部、ベンジルジメチルケタール1質量部を加え、感光性樹脂組成物溶液を得た。得られた感光性樹脂組成物溶液を実施例1と同様にして濃縮し、濃縮した感光性樹脂を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.2m mol/gであり、良好な架橋基濃度であった。
このようにして得られた感光性樹脂組成物を実施例1と同様にして全厚みが1080μmのシート状積層体の生版を成形した。得られた生版を7日間以上保管した後に、実施例1と同様に125μmのポリエステルフイルムを剥離してテストネガフイルム(感度測定用グレイスケールネガフイルムと画像再現性評価用画像のネガフイルム)を真空密着させ、25W/m2のケミカルランプを用いて感光性樹脂表面より高さ5cmの距離から3分間の最適露光時間で露光した。次にブラシ式ウォッシャー(120μmφナイロンブラシ、日本電子精機(株)制作JW−A2−PD型)で水道水を現像液にして、30℃で2分間現像してレリーフ画像を得ることができた。更に70℃で10分間、温風乾燥した後に超高圧水銀灯で30秒間後露光して得られたレリーフを評価した結果、グレイスケールは16段、画像部は150線2%網点、200μm独立点が再現していた。得られた網点の中で最も再現が難しい150線2%のハイライト網点の再現性について評価したが、ネガに対するレリーフ面積再現率(%)は86%であり、良好な再現性であった。得られた150線2%〜5%のレリーフを使って輪転シール印刷機を用いてUVインキで評価をしたが、150線2%の網点まで明るい印刷物が得られた。
実施例5
ε−カプロラクタム610質量部、アミノエチルペラジンとアジピン酸とのナイロン塩390質量部とを溶融重縮合し、6−ナイロン成分を62質量%含有する共重合ポリアミドを得た。このようにして得られたポリアミド55質量部をメタノール200質量部に溶解し、この溶液にイタコン酸4質量部、アジピン酸4質量部、ビスフェノールAジグリシジルエーテルアクリル酸付加物24質量部、N−エチル−P−トルエンスルホンアミド11質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量部、ベンジルジメチルケタール1質量部を加え、感光性樹脂組成物溶液を得た。得られた感光性樹脂組成物溶液を実施例1と同様にして濃縮し、濃縮した感光性樹脂を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.0m mol/gであり、良好な架橋基濃度であった。
ε−カプロラクタム610質量部、アミノエチルペラジンとアジピン酸とのナイロン塩390質量部とを溶融重縮合し、6−ナイロン成分を62質量%含有する共重合ポリアミドを得た。このようにして得られたポリアミド55質量部をメタノール200質量部に溶解し、この溶液にイタコン酸4質量部、アジピン酸4質量部、ビスフェノールAジグリシジルエーテルアクリル酸付加物24質量部、N−エチル−P−トルエンスルホンアミド11質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1質量部、ベンジルジメチルケタール1質量部を加え、感光性樹脂組成物溶液を得た。得られた感光性樹脂組成物溶液を実施例1と同様にして濃縮し、濃縮した感光性樹脂を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.0m mol/gであり、良好な架橋基濃度であった。
このようにして得られた感光性樹脂組成物を実施例1と同様にして全厚みが1080μmのシート状積層体の生版を成形した。得られた生版を7日間以上保管した後に、実施例1と同様に125μmのポリエステルフイルムを剥離してテストネガフイルム(感度測定用グレイスケールネガフイルムと画像再現性評価用画像のネガフイルム)を真空密着させ、25W/m2のケミカルランプを用いて感光性樹脂表面より高さ5cmの距離から3分間の最適露光時間で露光した。次にブラシ式ウォッシャー(120μmφナイロンブラシ、日本電子精機(株)制作JW−A2−PD型)で水道水を現像液にして、30℃で2分間現像してレリーフ画像を得ることができた。更に70℃で10分間、温風乾燥した後に超高圧水銀灯で30秒間後露光して得られたレリーフを評価した結果、グレイスケールは16段、画像部は150線2%網点、200μm独立点が再現していた。得られた網点の中で最も再現が難しい150線2%のハイライト網点の再現性について評価したが、ネガに対するレリーフ面積再現率(%)は81%であり、良好な再現性であった。次に得られた150線2%〜5%のレリーフを使って輪転シール印刷機を用いてUVインキで評価を行った。印刷結果は、150線2%の網点ではわずかに濃度むらがあったが、150線3%〜5%まで明るい印刷物が得られた。
比較例1
実施例1において、感光性樹脂組成物中の光重合性成分であるエチレングリコールジメタクリレートの配合量23.5質量部を33.5質量部に変更し、且つ共重合ポリアミド65質量部を55質量部に変更し、実施例1と同様にして感光性樹脂溶液を得た。さらに実施例1と同様にして濃縮した感光性樹脂組成物を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が2.1m mol/gであり、過剰な架橋基濃度であった。
実施例1において、感光性樹脂組成物中の光重合性成分であるエチレングリコールジメタクリレートの配合量23.5質量部を33.5質量部に変更し、且つ共重合ポリアミド65質量部を55質量部に変更し、実施例1と同様にして感光性樹脂溶液を得た。さらに実施例1と同様にして濃縮した感光性樹脂組成物を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が2.1m mol/gであり、過剰な架橋基濃度であった。
このようにして得られた感光性樹脂組成物を実施例1と同様にして全厚みが1080μmのシート状積層体の生版を成形した。得られた生版を7日間以上保管した後に、実施例1と同様に125μmのポリエステルフイルムを剥離してテストネガフイルム(感度測定用グレイスケールネガフイルムと画像再現性評価用画像のネガフイルム)を真空密着させ、25W/m2のケミカルランプを用いて感光性樹脂表面より高さ5cmの距離から3分秒間の最適露光時間で露光した。次にブラシ式ウォッシャー(120μmφナイロンブラシ、日本電子精機(株)制作JW−A2−PD型)で水道水を現像液にして、30℃で5分間現像してレリーフ画像を得ることができた。更に70℃で10分間、温風乾燥した後に超高圧水銀灯で30秒間後露光して得られたレリーフを評価した結果、グレイスケールは17段、画像部は150線2%網点、200μm独立点を再現していた。得られた150線2%のハイライト網点の再現性について評価したが、ネガに対するレリーフ面積再現率(%)は98%であり、再現性の悪いものであった。得られたレリーフを使って輪転シール印刷機を用いてUVインキで評価をしたが、暗い印刷物が得られた。
比較例2
実施例1において、感光性樹脂組成物中の光重合性成分であるエチレングリコールジメタクリレートの配合量23.5質量部を22.0質量部に変更し、且つ共重合ポリアミド65質量部を66.5質量部に変更し、実施例1と同様にして感光性樹脂溶液を得た。さらに実施例1と同様にして濃縮した感光性樹脂組成物を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.3m mol/gであり、不足した架橋基濃度であった。
実施例1において、感光性樹脂組成物中の光重合性成分であるエチレングリコールジメタクリレートの配合量23.5質量部を22.0質量部に変更し、且つ共重合ポリアミド65質量部を66.5質量部に変更し、実施例1と同様にして感光性樹脂溶液を得た。さらに実施例1と同様にして濃縮した感光性樹脂組成物を得た。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.3m mol/gであり、不足した架橋基濃度であった。
このようにして得られた感光性樹脂組成物を実施例1と同様にして全厚みが1080μmのシート状積層体の生版を成形した。得られた生版を7日間以上保管した後に、実施例1と同様に125μmのポリエステルフイルムを剥離してテストネガフイルム(感度測定用グレイスケールネガフイルムと画像再現性評価用画像のネガフイルム)を真空密着させ、25W/m2のケミカルランプを用いて感光性樹脂表面より高さ5cmの距離から3分秒間の最適露光時間で露光した。次にブラシ式ウォッシャー(120μmφナイロンブラシ、日本電子精機(株)制作JW−A2−PD型)で水道水を現像液にして、30℃で5分間現像してレリーフ画像を得ることができた。更に70℃で10分間、温風乾燥した後に超高圧水銀灯で30秒間後露光して得られたレリーフを評価した結果、グレイスケールは15段、画像部は150線2%網点を再現していた。得られた網点の中で最も再現が難しい150線2%のハイライト網点の再現性について評価したが、ネガに対するレリーフ面積再現率(%)は60%であり、再現性の悪い結果であった。得られた150線2%〜5%のレリーフを使って輪転シール印刷機を用いてUVインキで評価をしたが、すべての網点の明るさにムラがあり、良好な印刷物は得られなかった。
比較例3
実施例2において、エチレングリコールジメタクリレートを30.0質量部に変更して、実施例2と同様にして評価を行った。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.9m mol/gであり、過剰な架橋基濃度であった。
実施例2において、エチレングリコールジメタクリレートを30.0質量部に変更して、実施例2と同様にして評価を行った。得られた感光性樹脂組成物は組成物中の架橋基濃度が1.9m mol/gであり、過剰な架橋基濃度であった。
得られたレリーフを評価した結果、グレイスケールは15段、画像部は150線2%網点を再現していた。得られた網点の中で最も再現が難しい150線2%のハイライト網点の再現性について評価したが、ネガに対するレリーフ面積再現率(%)は95%であり、再現性の悪い結果であった。得られた150線2%〜5%のレリーフを使って輪転シール印刷機を用いてUVインキで評価をしたが、すべての網点で暗い印刷物しか得られなかった。
従来にない高精細な印刷を再現することが可能な感光性樹脂凸用原版を得られることから、高品質のカラー印刷用感光性樹脂凸用原版として有利に利用することができる。
Claims (5)
- 少なくとも支持体、接着層、感光性樹脂層、粘着防止層、カバーフィルムを有する感光性樹脂凸版印刷用原版にネガフィルムを用いる製版工程によって感光性樹脂凸版印刷版を得るための感光性樹脂凸版印刷用原版であって、製版工程後に得られた印刷版の5%以下のハイライト網点がネガフィルムに対する面積再現率が90%以下であることを特徴とする感光性樹脂凸版印刷用原板。
- 感光性樹脂組成物中の架橋基濃度が1.0〜1.5m mol/gの間である感光性樹脂組成物より得られた請求項1記載の感光性樹脂凸版印刷用原版。
- 感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物がポリエーテル結合、ウレタン結合及びウレア結合を有するポリエーテルウレアウレタンであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の感光性樹脂凸版印刷用原版。
- 感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物がポリエーテル結合及びアミド結合を有するポリアミドであって、且つ6−ナイロン及びまたは6−6ナイロン成分を40〜60質量%含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の感光性樹脂凸版印刷用原版。
- 感光性樹脂組成物中の可溶性合成高分子化合物が部分鹸化酢酸ビニルであって、鹸化率が85〜98%であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の感光性樹脂凸版印刷用原版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008033202A JP2008225464A (ja) | 2007-02-14 | 2008-02-14 | 感光性樹脂凸用原版 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007032987 | 2007-02-14 | ||
JP2008033202A JP2008225464A (ja) | 2007-02-14 | 2008-02-14 | 感光性樹脂凸用原版 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008225464A true JP2008225464A (ja) | 2008-09-25 |
Family
ID=39844094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008033202A Pending JP2008225464A (ja) | 2007-02-14 | 2008-02-14 | 感光性樹脂凸用原版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008225464A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010074210A1 (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-01 | 東洋紡績株式会社 | レーザー彫刻用凸版印刷原版及びそれから得られる凸版印刷版 |
JP2010188693A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Unitika Ltd | 凸版印刷用感光性樹脂構成体 |
WO2020116336A1 (ja) * | 2018-12-05 | 2020-06-11 | 富士フイルム株式会社 | 感光性樹脂組成物、パターン形成方法、硬化膜、積層体、及び、デバイス |
JP2020517982A (ja) * | 2017-04-11 | 2020-06-18 | マクダーミッド グラフィックス ソリューションズ エルエルシー | 液体光重合性樹脂からレリーフ画像を製作する方法 |
-
2008
- 2008-02-14 JP JP2008033202A patent/JP2008225464A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010074210A1 (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-01 | 東洋紡績株式会社 | レーザー彫刻用凸版印刷原版及びそれから得られる凸版印刷版 |
JP5316534B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2013-10-16 | 東洋紡株式会社 | レーザー彫刻用凸版印刷原版及びそれから得られる凸版印刷版 |
JP2010188693A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Unitika Ltd | 凸版印刷用感光性樹脂構成体 |
JP2020517982A (ja) * | 2017-04-11 | 2020-06-18 | マクダーミッド グラフィックス ソリューションズ エルエルシー | 液体光重合性樹脂からレリーフ画像を製作する方法 |
WO2020116336A1 (ja) * | 2018-12-05 | 2020-06-11 | 富士フイルム株式会社 | 感光性樹脂組成物、パターン形成方法、硬化膜、積層体、及び、デバイス |
KR20210090206A (ko) * | 2018-12-05 | 2021-07-19 | 후지필름 가부시키가이샤 | 감광성 수지 조성물, 패턴 형성 방법, 경화막, 적층체, 및 디바이스 |
JPWO2020116336A1 (ja) * | 2018-12-05 | 2021-10-14 | 富士フイルム株式会社 | 感光性樹脂組成物、パターン形成方法、硬化膜、積層体、及び、デバイス |
JP7078749B2 (ja) | 2018-12-05 | 2022-05-31 | 富士フイルム株式会社 | 感光性樹脂組成物、パターン形成方法、硬化膜、積層体、及び、デバイス |
KR102577538B1 (ko) | 2018-12-05 | 2023-09-12 | 후지필름 가부시키가이샤 | 감광성 수지 조성물, 패턴 형성 방법, 경화막, 적층체, 및 디바이스 |
US12078929B2 (en) | 2018-12-05 | 2024-09-03 | Fujifilm Corporation | Photosensitive resin composition, pattern forming method, cured film, laminate, and device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6127094A (en) | Acrylate copolymer-containing water-developable photosensitive resins and printing plates prepared therefrom | |
JP2016191772A (ja) | 凸版印刷原版用感光性樹脂組成物、及びそれから得られる凸版印刷原版 | |
JP2008225464A (ja) | 感光性樹脂凸用原版 | |
JP7145417B2 (ja) | 水現像可能なフレキソ印刷用感光性樹脂組成物、及びそれから得られるフレキソ印刷用感光性樹脂原版 | |
WO2016043006A1 (ja) | 水現像可能なフレキソ印刷用感光性樹脂組成物及びフレキソ印刷用感光性樹脂原版 | |
JP2682211B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP6903919B2 (ja) | 水現像性凸版印刷用感光性樹脂組成物及びそれから得られる水現像性凸版印刷用感光性樹脂原版 | |
JP5028865B2 (ja) | 感光性樹脂凸版組成物およびそれからなる感光性樹脂凸版材 | |
JP5316534B2 (ja) | レーザー彫刻用凸版印刷原版及びそれから得られる凸版印刷版 | |
JP5407222B2 (ja) | レーザー彫刻用凸版印刷原版及びそれから得られる凸版印刷版 | |
JP6264679B1 (ja) | 水現像可能なフレキソ印刷用感光性樹脂組成物、及びそれから得られるフレキソ印刷用感光性樹脂原版 | |
JP5863086B1 (ja) | 水現像可能なフレキソ印刷用感光性樹脂組成物及びフレキソ印刷用感光性樹脂原版 | |
JP6558107B2 (ja) | 凸版印刷原版用感光性樹脂組成物、及びそれから得られる凸版印刷原版 | |
JP2019179149A (ja) | 凸版印刷原版用感光性樹脂組成物、及びそれから得られる凸版印刷原版 | |
JP6241034B2 (ja) | 凸版印刷版用感光性樹脂積層体 | |
JP2007322681A (ja) | 感光性樹脂凸版組成物およびそれからなる感光性樹脂凸版材 | |
JP2008058590A (ja) | 感光性樹脂積層体の製造方法及びそれからなる感光性樹脂印刷原版 | |
WO2024070139A1 (ja) | 凸版印刷原版用感光性樹脂組成物、凸版印刷原版、及び印刷版 | |
JP5444689B2 (ja) | レーザー彫刻用凸版印刷原版及びそれから得られる凸版印刷版 | |
JP2002244302A (ja) | 感光性樹脂積層体 | |
JP3164164B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP2000162770A (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP4543291B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JPH0511447A (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP2006243150A (ja) | 感光性樹脂印刷版 |