JP2008223875A - ツインクラッチ式変速機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】偶数変速段と奇数変速段との共通の1−6速用のシフトロッドR2に形成された切欠溝54aを偶数変速段用の2−4速用のシフトロッドR1に形成された対向する切欠溝52よりもロッド前方側(図中左側)に長く形成し、同じくシフトロッドR2に形成された切欠溝54bを奇数変速段用の3−5速用のシフトロッドR3に形成された対向する切欠溝56aよりもロッド後方側(図中右側)に長く形成する。シフトロッドR1が軸方向移動中にはシフトロッドR2の1速段側への軸方向移動を許容しながらも6速段側への軸方向移動を規制し、シフトロッドR3が軸方向移動中にはシフトロッドR2の6速段側への軸方向移動を許容しながらも1速段側への軸方向移動を規制する。
【選択図】図2
Description
実施例のツインクラッチ式変速機1は、図1に示すように、第1クラッチCL1に接続された第1入力軸2と、第2クラッチCL2に接続されるとともに第1入力軸2と同軸状に外嵌された第2入力軸3と、第1入力軸2および第2入力軸3と変速歯車機構TMを介して接続された出力軸4と、変速歯車機構TMの変速操作を行う変速操作機構30とを備える。
インターロック防止機構50は、図示するように、摺動孔12内を摺動する2−4速用のシフトロッドR1の後部外周面に形成された切欠溝52と、摺動孔12に隣接する摺動孔14内を摺動する1−6速用のシフトロッドR2の後部外周面であって切欠溝52に対向する位置に形成された切欠溝54aと、1−6速用のシフトロッドR2の後部外周面であって切欠溝54aとは反対側の位置に形成された切欠溝54bと、摺動孔14に隣接する摺動孔16内を摺動する3−5速用のシフトロッドR3の後部外周面であって切欠溝54bに対向する位置に形成された切欠溝56aと、3−5速用のシフトロッドR3の後部外周面であって切欠溝56aとは反対側の位置に形成された切欠溝56bと、この切欠溝56aと切欠溝56bとを貫通するようにシフトロッドR3に形成された軸中心線に直角方向の貫通孔56cと、摺動孔16に隣接する摺動孔18内を摺動するリバース速用のシフトロッドR4の後部外周面であって切欠溝56bに対向する位置に形成された切欠溝58と、ケース1aの外周面から摺動孔12を通って摺動孔18まで貫通する貫通孔11と、切欠溝52または切欠溝54aに係合するよう摺動孔12と摺動孔14との間の貫通孔11に収容された繭型ピン62と、切欠溝54bまたは切欠溝56aに係合するよう摺動孔14と摺動孔16との間の貫通孔11に収容された繭型ピン64と、切欠溝56bまたは切欠溝58に係合するよう摺動孔16と摺動孔18との間の貫通孔11に収容された繭型ピン66と、貫通孔56c内を摺動可能に収容されたピン68と、貫通孔11を塞ぐプラグ70とから構成されている。
図3は、2速段で変速している際の1−6速用のシフトロッドR2のインターロック防止状態を示す状態図であり、図4は、3速段で変速している際の1−6速用のシフトロッドR2のインターロック防止状態を示す状態図である。
図5は、1速段で変速している際の3−5速用のシフトロッドR3とリバース用のシフトロッドR4とのインターロック防止状態を示す状態図であり、図6は、6速段で変速している際の2−4速用のシフトロッドR1のインターロック防止状態を示す状態図である。
図7は、本発明の一実施形態としてのツインクラッチ式変速機100の一例の構成の概略を示す構成図である。
第2実施例のツインクラッチ式変速機100は、図7に示すように、第1クラッチCL1Aに接続された第1入力軸102と、第2クラッチCL2Aに接続されるとともに第1入力軸102と同軸状に外嵌された第2入力軸103と、第1入力軸102および第2入力軸103と変速歯車機構TM’を介して接続された出力軸104と、変速歯車機構TM’の変速操作を行う変速操作機構130とを備える。
アクチュエータユニット140は、図7,図8および図9に示すように、油圧により駆動する周知のコントロールバルブとして構成されており、シフトフォークF1A,F2A,F3A,F4Aの駆動部としてのアクチュエータACTR1,ACTR2,ACTR3,ACTR4と、インターロックを防止するインターロック防止機構150とを備える。
ここで、アクチュエータユニット140として油圧により駆動するコントロールバルブを用いる場合、基本的には油圧回路を用いてインターロックを防止することから、実施例2では、インターロック防止機構150は、いわゆるフェールセーフのための機構とし、前進段のみのインターロックを防止する構造としたが、油圧回路を用いたインターロック防止は行わずに、インターロック防止機構150だけでインターロックを防止するものとしても良いことはいうまでもなく、この場合、実施例1と同様、前進段および後進段両方のインターロックを防止できる構造とすれば良い。
図10は、2速段で変速している際の1−6速用のアクチュエータACTR2のインターロック防止状態を示す状態図であり、図11は、3速段で変速している際の1−6速用のアクチュエータACTR2のインターロック防止状態を示す状態図である。
図12は、1速段で変速している際の3−5速用のアクチュエータACTR1のインターロック防止状態を示す状態図であり、図13は、6速段で変速している際の2−4速用のアクチュエータACTR3のインターロック防止状態を示す状態図である。
図14は、第3実施例のツインクラッチ式変速機200が備えるインターロック機構250の構成の概略を示す構成図であり、図15は、図14のA−A断面を示す断面図であり、図16は、図14のB−B断面を示す断面図であり、図17は、図14のC−C断面を示す断面図である。
第3実施例のツインクラッチ式変速機200は、インターロック機構150をインターロック機構250に変えた点を除いて第2実施例のツインクラッチ式変速機100と同一の構成をしている。したがって、第3実施例のツインクラッチ式変速機200の構成のうち第2実施例のツインクラッチ式変速機100と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
なお、実施例3においても実施例2と同様の理由により、インターロック防止機構250は、いわゆるフェールセーフのための機構とし、前進段のみのインターロックを防止する構造として説明するが、油圧回路を用いたインターロック防止は行わずに、インターロック防止機構250だけでインターロックを防止するものとしても良いことはいうまでもなく、この場合、実施例1と同様、前進段および後進段両方のインターロックを防止できる構造とすれば良い。
図18は、2速段で変速している際の1−6速用のアクチュエータACTR2のインターロック防止状態を示す状態図であり、図19は、3速段で変速している際の1−6速用のアクチュエータACTR2のインターロック防止状態を示す状態図である。
変速段との共通の同期装置SAとして機能する1−6速同期装置S2Aを操作するシフトフォークF2Aのアーム部F2Aaに一体形成された係合ピン284aが係合する切欠溝272bを、奇数変速段用の3−5速同期装置S3Aを操作するシフトフォークF3Aのアーム部F3Aaに一体形成された係合ピン282aが係合する切欠溝272aよりも図16において左側方向に長く形成し、アーム部F2Aaに同じく一体形成された係合ピン284bが係合する切欠溝274aを、偶数変速段用の2−4速同期装置S1Aを操作するシフトフォークF1Aのアーム部F1Aaに一体形成された係合ピン286aが係合する切欠溝274bよりも図17において右側方向に長く形成することにより、2−4速用のシフトフォークF1Aが移動中には1−6速用のシフトフォークF2Aの1速段側への移動を許容しながらも6速段側への移動を規制し、3−5速用のシフトフォークF3Aが移動中には1−6速用のシフトフォークF2Aの6速段側への移動を許容しながらも1速段側への移動を規制する。もとより、1−6速用のシフトフォークF2Aが1速段側へ移動中には、3−5速用のシフトフォークF3Aの移動を規制でき、1−6速用のシフトフォークF2Aが6速段側へ移動中には、2−4速段用のシフトフォークF1Aの移動を規制できる。この結果、必要な変速段の選択が可能でありながらもインターロックを確実に防止できる。しかも、2−4速用のシフトフォークF1Aや3−5速用のシフトフォークF3Aの移動を利用して、1−6速用のシフトフォークF2Aの移動を規制するだけだから、インターロック防止構造を簡易に確保することができる。
図23は、第4実施例のツインクラッチ式変速機300が備えるインターロック機構350の構成の概略を示す構成図であり、図24は、図23を矢印Yから見た正面図であり、図25は、図23のX−X断面を示す断面図である。
第4実施例のツインクラッチ式変速機300は、インターロック機構150をインターロック機構350に変えた点を除いて第2実施例のツインクラッチ式変速機100と同一の構成をしている。したがって、第4実施例のツインクラッチ式変速機300の構成のうち第2実施例のツインクラッチ式変速機100と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。なお、実施例4においても実施例2と同様の理由により、インターロック防止機構350は、いわゆるフェールセーフのための機構とし、前進段のみのインターロックを防止する構造として説明するが、油圧回路を用いたインターロック防止は行わずに、インターロック防止機構350だけでインターロックを防止するものとしても良いことはいうまでもなく、この場合、前進段だけでなく後進段のインターロックも防止できる構造とすれば良い。
図26は、2速段で変速している際の1−6速用のアクチュエータACTR2のインターロック防止状態を示す状態図であり、図27は、2速段で変速している際の図23におけるX−X断面であり、図28は、3速段で変速している際の1−6速用のアクチュエータACTR2のインターロック防止状態を示す状態図であり、図29は、3速段で変速している際の図23におけるX−X断面である。
図30は、1速段で変速している際の3−5速用のアクチュエータACTR1のインターロック防止状態を示す状態図であり、図31は、1速段で変速している際の図23におけるX−X断面であり、図32は、6速段で変速している際の2−4速用のアクチュエータACTR3のインターロック防止状態を示す状態図であり、図33は、6速段で変速している際の図23におけるX−X断面である。
図34は、第5実施例のツインクラッチ式変速機400が備えるインターロック機構450の構成の概略を示す構成図であり、図35は、図34のZ−Z断面を示す断面図である。
第5実施例のツインクラッチ式変速機400は、インターロック機構150をインターロック機構450に変えた点を除いて第2実施例のツインクラッチ式変速機100と同一の構成をしている。したがって、第5実施例のツインクラッチ式変速機400の構成のうち第2実施例のツインクラッチ式変速機100と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
なお、実施例5においても実施例2と同様の理由により、インターロック防止機構450は、いわゆるフェールセーフのための機構とし、前進段のみのインターロックを防止する構造として説明するが、油圧回路を用いたインターロック防止は行わずに、インターロック防止機構450だけでインターロックを防止するものとしても良いことはいうまでもなく、この場合、前進段だけでなく後進段のインターロックも防止できる構造とすれば良い。
図36は、2速段で変速している際の1−6速用のアクチュエータACTR2のインターロック防止状態を示す状態図であり、図37は、3速段で変速している際の1−6速用のアクチュエータACTR2のインターロック防止状態を示す状態図である。
図38は、1速段で変速している際の3−5速用のシフトフォークF3Aのインターロック防止状態を示す状態図であり、図39は、6速段で変速している際の2−4速用のシフトフォークF1Aのインターロック防止状態を示す状態図である。
1a,100a,200a,300a,400a ケース
2,102 第1入力軸
3,103 第2入力軸
4,104 出力軸
5,105 リバースアイドラ軸
11,111 貫通孔
12,14,16,18 摺動孔
CL1,CL1A 第1クラッチ
CL2,CL2A 第2クラッチ
TM,TM’ 変速歯車機構
30 変速操作機構
50,150,250,350,450 インターロック防止機構
52,54a,54b,56a,56b,58,152,154a,154b,156,272a,272b,274a,274b,354a,354b,452a,452b,454a,454b,452’,454a’,454b’,456a’ 切欠溝
54a’’,54b’,154a’,154b’’,272b’’,274a’,354a’,354b’’,454a’’,452b’ 傾斜面
56c 貫通孔
62,64,66,182,184 繭型ピン
68 ピン
70,170 プラグ
132a,132b,134a,134b,136a,136b,138a,138b シリンダ
140 アクチュエータユニット
162,164,166,168 スプール
162a,162b,164a,164b,166a,166b,168a,168b 拡径部
162c,164c,166c,168c 縮径部
262,264 プレートホルダー
262a,264a プレートガイド
272,274,382,384,482,484 プレート部材
282a,284a,284b,286a 係合ピン
262a’,264a’ プレートガイドピン
272c,274c ガイド穴
352,356 環状切欠溝
362,364,366 延出部
372,374,472,474 プレート固定ブラケット
382a,382b,384a,384b,492,494,496,492a,492b,494a,494b 係合突起
472a,474a プレート固定ボス
G,GA 駆動ギヤ
G’,GA’ 被駆動ギヤ
G1,G1A 1速駆動ギヤ
G2,G2A 2速駆動ギヤ
G3,G3A 3速駆動ギヤ
G4,G4A 4速駆動ギヤ
G5,G5A 5速駆動ギヤ
G6,G6A 6速駆動ギヤ
GR,GRA リバース駆動ギヤ
G1’,G1A’ 1速被駆動ギヤ
G2’,G2A’ 2速被駆動ギヤ
G3’,G3A’ 3速被駆動ギヤ
G4’,G4A’ 4速被駆動ギヤ
G5’,G5A’ 5速被駆動ギヤ
G6’,G6A’ 6速被駆動ギヤ
GR’,GRA’ リバース被駆動ギヤ
S,SA 同期装置
S1,S1A 2−4速同期装置
S2,S2A 1−6速同期装置
S3,S3A 3−5速同期装置
S4,S4A リバース速同期装置
GRI,GRIA リバースアイドラギヤ
CS1,CS2,CS3,CS4,CS1A,CS2A,CS3A,CS4A カップリングスリーブ
F1,F2,F3,F4,F1A,F2A,F3A,F4A シフトフォーク
F1Aa,F2Aa,F3Aa,F4Aa アーム部
R1,R2,R3,R4,RA シフトロッド
Fb1,Fb2,Fb3,Fb4,Fb1A,Fb2A,Fb3A,Fb4A ボス部
Br1,Br2,Br3,Br4 シフトブラケット
ACTR,ACTR1,ACTR2,ACTR3,ACTR4 アクチュエータ
Ra 操作ロッド
Claims (9)
- 内燃機関からの動力を第1クラッチを介して第1変速段に変速して出力軸に伝達可能な第1伝達経路と、前記動力を第2クラッチを介して第2変速段に変速して前記出力軸に伝達可能な第2伝達経路と、前記第1変速段を構成する第1歯車機構と、前記第2変速段を構成する第2歯車機構とを備え、前記第1クラッチと前記第2クラッチとの掛け替えにより前記第1伝達経路と前記第2伝達経路とを切り替えを行うツインクラッチ式変速機であって、
第1方向または第2方向へ駆動して前記第1歯車機構を選択し、前記第1伝達経路を前記第1変速段で動力伝達可能状態にする第1駆動選択手段と、
前記第1方向へ駆動して前記第1歯車機構を選択し、前記第1伝達経路を前記第1変速段で動力伝達可能状態にするとともに、前記第2方向へ駆動して前記第2歯車機構を選択し、前記第2伝達経路を前記第2変速段で動力伝達可能状態にする第2駆動選択手段と、
前記第1駆動選択手段が前記第1方向または前記第2方向へ駆動するのに基づいて、前記第2駆動選択手段が前記第2方向へ駆動するのを許容しつつ前記第1方向へ駆動するのを規制し、前記第2駆動選択手段が前記第1方向へ駆動するのに基づいて、前記第1駆動選択手段が前記第1方向および前記第2方向へ駆動するのを規制する規制手段と、
を備えるツインクラッチ式変速機。 - 前記規制手段は、前記第1駆動選択手段および前記第2駆動選択手段の駆動に伴い移動可能な移動部材を有し、該移動部材により前記第2駆動選択手段の前記第1方向への駆動を規制するとともに前記第1駆動選択手段の前記第1方向および前記第2方向への駆動を規制する手段である請求項1記載のツインクラッチ式変速機。
- 前記第1駆動選択手段は、前記移動部材が係合可能な第1係合凹部を有し、
前記第2駆動選択手段は、前記移動部材が係合可能であるとともに該第1係合凹部よりも前記第1方向側へ長い第2係合凹部を有し、
前記規制手段は、前記第1駆動選択手段の前記第1方向または前記第2方向への駆動に伴い前記移動部材を前記第2係合凹部に係合して前記第2駆動選択手段の前記第2方向への駆動を許容しつつ前記第1方向への駆動を規制し、前記第2駆動選択手段の前記第1方向への駆動に伴い前記移動部材を前記第1係合凹部に係合して前記第1駆動選択手段の前記第1方向および前記第2方向への駆動を規制する手段である請求項2記載のツインクラッチ式変速機。 - 前記第1駆動選択手段は、少なくとも一部がケース部材に摺動可能に収容された第1駆動ロッドを有し、
前記第2駆動選択手段は、前記第1駆動ロッドと並列摺動可能に少なくとも一部が前記ケース部材に収容された第2駆動ロッドを有し、
前記第1係合凹部は、前記第1駆動ロッドに形成された第1凹溝であり、
前記第2係合凹部は、前記第2駆動ロッドの前記第1凹溝に対向する位置に形成された第2凹溝であり、
前記移動部材は、前記第1凹溝と前記第2凹溝とを連通する前記ケース部材に形成した連通孔を介して前記第1凹溝と前記第2凹溝との間を移動するピン部材である請求項3記載のツインクラッチ式変速機。 - 前記第1駆動選択手段は、少なくとも一部がケース部材に摺動可能に収容された第1駆動ロッドを有し、
前記第2駆動選択手段は、前記第1駆動ロッドと並列摺動可能に少なくとも一部が前記ケース部材に収容された第2駆動ロッドを有し、
前記第1係合凹部は、前記第1駆動ロッドに形成された第1凹溝であり、
前記第2係合凹部は、前記第2駆動ロッドの前記第1凹溝に対向する位置に形成された第2凹溝であり、
前記移動部材は、前記第1駆動ロッドと前記第2駆動ロッドとの中間位置を揺動中心として揺動することにより前記第1凹溝または前記第2凹溝と係合するプレート部材である請求項3記載のツインクラッチ式変速機。 - 前記第1駆動選択手段は、固定ロッドと該固定ロッドに同心上に摺動可能に外嵌された第1円筒部材とを有し、
前記第2駆動選択手段は、前記固定ロッドに同心上に摺動可能に外嵌された第2円筒部材を有し、
前記第1係合凹部は、前記第1円筒部材の外周面に形成された第1凹溝であり、
前記第2係合凹部は、前記第2円筒部材の前記第1凹溝に対応する位置の外周面に形成された第2凹溝であり、
前記移動部材は、前記第1駆動選択手段が前記第1歯車機構を選択していない中立状態における前記第1円筒部材と、前記第2駆動選択手段が前記第1歯車機構および前記第2歯車機構のいずれも選択していない中立状態における前記第2円筒部材との中間位置を揺動中心として揺動することにより、前記第1凹溝または前記第2凹溝と係合するプレート部材である請求項3記載のツインクラッチ式変速機。 - 前記第1駆動選択手段は、第1突起を有し、
前記第2駆動選択手段は、第2突起を有し、
前記移動部材は、前記第1突起に係合可能な第1係合凹部と前記第2突起に係合可能であるとともに該第1係合凹部よりも前記第1方向側へ長い第2係合凹部が形成されたプレート部材であり、
前記規制手段は、前記第1駆動選択手段の前記第1方向または前記第2方向への駆動に伴い前記第2係合凹部を前記第2突起に係合して前記第2駆動選択手段の前記第2方向への駆動を許容しつつ前記第1方向への駆動を規制し、前記第2駆動選択手段の前記第1方向への駆動に伴い前記第1係合凹部を前記第1突起に係合して前記第1駆動選択手段の前記第1方向および前記第2方向への駆動を規制する手段である
請求項2記載のツインクラッチ式変速機。 - 前記第1駆動選択手段は、固定ロッドと該固定ロッドに同心上に摺動可能に外嵌された第1円筒部材とを有し、
前記第2駆動選択手段は、前記固定ロッドに同心上に摺動可能に外嵌された第2円筒部材を有し、
前記第1突起は、前記第1円筒部材の外周面に形成された突起であり、
前記第2突起は、前記第2円筒部材の外周面に形成された突起であり、
前記移動部材は、前記第1駆動選択手段が前記第1歯車機構を選択していない中立状態における前記第1円筒部材と、前記第2駆動選択手段が前記第1歯車機構および前記第2歯車機構のいずれも選択していない中立状態における前記第2円筒部材との中間位置を揺動中心として揺動可能に形成されており、
前記規制手段は、前記第1円筒部材の前記第1方向または前記第2方向への駆動に伴い前記プレート部材を揺動することにより前記第2係合凹部を前記第2突起に係合して、前記第2駆動選択手段の前記第2方向への駆動を許容しつつ前記第1方向への駆動を規制し、前記第2駆動選択手段の前記第1方向への駆動に伴い前記プレート部材を揺動することにより前記第1係合凹部を前記第1突起に係合して前記第1駆動選択手段の前記第1方向および前記第2方向への駆動を規制する手段である請求項8記載のツインクラッチ式変速機。 - 前記第1変速段は偶数変速段であり、前記第2変速段は奇数変速段である請求項1乃至9いずれか記載のツインクラッチ式変速機。
Priority Applications (2)
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