JP2007327513A - リバースギヤ鳴り防止変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リバースギヤ鳴り防止変速機において後進段走行中における前進段用シフトフォークヘッドの移動を防止する。
【解決手段】シフトインターロックプレート14はガイド溝にてスリープが挿入されることによりシフトフォークヘッド60a,62a,64a,70aの配列方向への移動以外は規制されている。シフトインターロックプレート14には切欠き14eが形成されて後進段セレクト状態で1速−2速用同期装置による同期が可能とされている。副ヘッド68へは後進段セレクト操作力にて間隙14fがずれて来るので同期分のシフト動作の妨げにならない。こうしてリバースギヤ鳴りを防止できる。後進段セレクト操作力がなくなれば副ヘッド68はシフトインターロックプレート14に当接し、後進段走行中にて1速−2速シフトフォークヘッド64aの移動を防止できる。このため1速−2速用同期装置の耐久性を低下させることがない。
【選択図】図8

Description

本発明は、後進段へのシフト操作時に生じるギヤ鳴りを防止できるリバースギヤ鳴り防止変速機に関する。
後進段への変速時に前進段用ギヤ側の同期装置を一時的に機能させて変速機の入力軸と出力軸との間の同期をとった後、最終的に後進段用ギヤを噛み合わせるプレボーク方式の変速機が知られている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1のプレボーク方式の変速機では、後進段のシフト動作の初期に前記同期のために前進段用シフトフォークヘッド(特許文献1では1速−2速シフトフォークヘッド)をシフト方向に少し移動させている。この移動を可能にするためにインターロック部材(特許文献1では「シフトインターロックプレート」)が後進段セレクト時に少しシフト方向に移動(ここでは回転による移動)できるようにされている。すなわち図14に示すごとく、外部のロックボールスリーブ200が挿入されているインターロック部材202上の溝204にて、後進段シフト位置部分Rsを幅広にしている。そして更にインターロック部材202における係合部分の幅を、3速−4速シフトフォークヘッドSh34及び5速−6速シフトフォークヘッドSh56の部分で切欠きDelにて狭くしている。尚、図14の(A)は枠状に形成されたインターロック部材202の上側を平面図で示し、(B)は前進段用インナーレバーFLin及び後進段用インナーレバーRLinがシフトフォークヘッドSh12〜Shrevをシフト駆動するインターロック部材202の下側を、中間から切断した平面図にて示している。
この構成によりインターロック部材202が1速−2速シフトフォークヘッドSh12に対して完全に係合していても、インターロック部材202自身が軸周りに同期分の移動(回転による移動)が可能である。このため仮係合機構Smと前進段用インナーレバーFLinとの一時的な係合により1速−2速シフトフォークヘッドSh12を同期分シフト方向に移動できる。こうして1速−2速用同期装置を機能させて変速機の入力軸と出力軸とを同期させることができる。
特開平10−288247号公報(第6頁、図1)
しかし、シフトが完了した後の後進段シフト状態においては、図15に示すごとくロックボールスリーブ200は後進段シフト位置部分Rsに存在するためインターロック部材202の回転規制は完全ではない。したがって後進段にて走行している期間において、インターロック部材202が1速−2速シフトフォークヘッドSh12に完全に係合していても、1速−2速シフトフォークヘッドSh12は1速−2速用同期装置が機能するだけの移動が可能となったままである。
このように1速−2速シフトフォークヘッドSh12の位置保持が十分でないために、後進段での走行中に変速機に伝達されるトルク変動などに伴い、例えば後進段用アイドルギヤの噛み合い部分で生じる軸力の変動などに起因して、1速−2速用同期装置を機能させてしまうおそれがある。
このように後進段での走行中にインターロック部材202の係合による前進段用シフトフォークヘッドの拘束が不十分な場合には、同期装置が機能して同期装置のシンクロコーンにおいてコーン面の摩耗を生じ、同期装置の耐久性を低下させるおそれがある。
本発明は、上述したリバースギヤ鳴り防止変速機において、後進段走行中における前進段用シフトフォークヘッドの移動を防止することを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載のリバースギヤ鳴り防止変速機は、シフトアンドセレクト操作により軸方向移動及び軸回転するシフトアンドセレクトシャフトと、該シフトアンドセレクトシャフトと共に一体的に動作する前進段用インナーレバー及び後進段用インナーレバーと、前記シフトアンドセレクトシャフトによりセレクトされたシフトフォークヘッド以外のシフトフォークヘッドに係合することで非セレクト状態にあるシフトフォークヘッドのシフト動作を阻止するインターロック部材と、後進段へのシフト操作時に前進段用インナーレバーにより1つの前進段用シフトフォークヘッドに対して同期分のシフト動作をさせる操作力を一時的に与える仮係合機構とを備えるリバースギヤ鳴り防止変速機であって、前記インターロック部材の移動を、シフトフォークヘッドの配列方向への移動以外は規制するインターロック部材移動規制手段と、前記インターロック部材に形成されて、後進段セレクト状態では前記1つの前進段用シフトフォークヘッドに配置されることで、前記1つの前進段用シフトフォークヘッドの同期分のシフト動作を可能とする余裕スペースと、前記1つの前進段用シフトフォークヘッドのシフト動作に連動し、後進段シフト状態では前記インターロック部材に当接することで前記1つの前進段用シフトフォークヘッドの同期分のシフト動作を阻止するとともに、後進段セレクト時の操作力が前記シフトアンドセレクトシャフトに負荷されている時には前記インターロック部材とは非当接状態となって前記1つの前進段用シフトフォークヘッドの同期分のシフト動作を許可する副ヘッドとを備えたことを特徴とする。
ここでインターロック部材は、インターロック部材移動規制手段によりシフトフォークヘッドの配列方向への移動以外は規制されているので、後進段セレクト状態でもインターロック部材自体は同期装置が機能する移動はできない。ただしインターロック部材には余裕スペースが形成されており、この余裕スペースは、後進段セレクト状態では1つの前進段用シフトフォークヘッドに配置されるので、後進段セレクト状態では1つの前進段用シフトフォークヘッドについて同期分のシフト動作が可能である。
このことによりインターロック部材自体は、同期装置を機能させる移動は行わないものであっても、1つの前進段用シフトフォークヘッドについては仮係合機構により余裕スペース分のシフト動作を生じさせることが可能となっている。このことにより後進段シフト時に仮係合機構により同期分のシフト動作を1つの前進段用シフトフォークヘッドに対して実行でき、変速機の入力軸と出力軸との同期をとることができるので、リバースギヤ鳴りを防止できる。
ただし前記1つの前進段用シフトフォークヘッドのシフト動作に連動する副ヘッドが設けられている。この副ヘッドは、インターロック部材が後進段シフト状態にある場合は、インターロック部材に当接することで前記1つの前進段用シフトフォークヘッドが同期分のシフト動作することを阻止する。
しかし後進段セレクト時の操作力がシフトアンドセレクトシャフトに負荷されている時には、副ヘッドはインターロック部材とは非当接状態となることにより、後進段にシフト操作する際に副ヘッドは前記1つの前進段用シフトフォークヘッドが同期分のシフト動作をすることは阻止しない。
したがって後進段セレクト時の操作力を負荷した状態で後進段へのシフト操作がなされることにより、副ヘッドに阻止されずに前記1つの前進段用シフトフォークヘッドは同期分のシフト動作を行うことになる。このことにより後進段シフト操作時に変速機の入力軸と出力軸との同期をとることができる。そして後進段シフト操作の完了後に、後進段セレクト方向の操作力が消失すると、副ヘッドはインターロック部材に当接するようになり、前記1つの前進段用シフトフォークヘッドの同期分のシフト動作は阻止される。こうして後進段走行中においては前進段用シフトフォークヘッドの移動を防止することができる。
そしてこのように後進段での走行中に前進段用同期装置が機能することがないことから、前進段用同期装置のシンクロコーンなどにおける摩耗防止効果が生じて、前進段用同期装置の耐久性低下を防止できる。
請求項2に記載のリバースギヤ鳴り防止変速機では、請求項1において、6速の手動変速機であると共に、前記1つの前進段用シフトフォークヘッドは1−2速用シフトフォークヘッドであることを特徴とする。
このように6速の手動変速機にて1−2速用シフトフォークヘッドに同期分のシフト動作をさせる構成において、前記請求項1のごとく構成することで後進段走行中での1−2速用シフトフォークヘッドの移動を防止することができる。
請求項3に記載のリバースギヤ鳴り防止変速機では、請求項1又は2において、前記インターロック部材移動規制手段は、前記インターロック部材にて前記シフトアンドセレクトシャフトの軸方向に形成されたガイド溝と、該ガイド溝内に外部から溝幅を満たして摺動可能に挿入されたガイド部材とを備えたことを特徴とする。
このようにガイド部材がインターロック部材のガイド溝に満たされた状態で配置されることにより、インターロック部材ついて、シフトフォークヘッドの配列方向への移動以外は規制できる。
請求項4に記載のリバースギヤ鳴り防止変速機では、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記副ヘッドは、前記1つの前進段用シフトフォークヘッドに一体に形成されていることを特徴とする。
このように副ヘッドは、1つの前進段用シフトフォークヘッドに一体に形成されたものとすることができ、容易に構成することができる。
請求項5に記載のリバースギヤ鳴り防止変速機では、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記余裕スペースは、前記インターロック部材の側面に形成された切欠きであることを特徴とする。
このように切欠きにて余裕スペースが容易に実現でき、前進段用シフトフォークヘッドの同期分のシフト動作を可能とすることができる。
請求項6に記載のリバースギヤ鳴り防止変速機では、請求項5において、前記インターロック部材は前記前進段用インナーレバーが駆動する間隙を挟んで両側に対向しする端部を有し、前記切欠きは前記インターロック部材の一方側の端部に形成され、他方側の端部における前記インターロック部材の側面が前記副ヘッドの当接する位置にされていると共に、後進段セレクト時の操作力が前記シフトアンドセレクトシャフトに負荷されている時には該負荷に伴って前記間隙が前記副ヘッド側へずれることにより、前記副ヘッドが前記インターロック部材の側面に対して非当接状態となることを特徴とする。
このように副ヘッドの配置は、後進段セレクト時の操作力の有無により、前記間隙に位置したり位置しなかったりできる。このことで、後進段シフト操作時には、前進段用シフトフォークヘッドの同期分のシフト動作を可能としてリバースギヤ鳴りを防止できるとともに、後進段シフト完了後の後進段走行中には前進段用シフトフォークヘッドの移動を防止することができる。
[実施の形態1]
図1は上述した発明が適用された手動変速機におけるシフト機構部分の縦断面図である。トランスミッションケース(以下「ケース」と略す)2内には、シフトアンドセレクト操作を行うためのシフトアンドセレクトシャフト4が配置されている。このシフトアンドセレクトシャフト4は、両端側にて、それぞれケース2及びこのケース2の開口部に取り付けたキャップ2a内に設けた軸受6,8によって、軸方向移動可能及び回転可能に支持されている。
尚、ケース2の外側(図示左側)では、シフトアンドセレクトシャフト4の端部にレバーが取り付けられ、このレバーおよびシフトアンドセレクトシャフト4の端部のそれぞれにケーブルが連結されている。このことによりシフトレバーによるシフト操作時の操作力が伝達されてシフトアンドセレクトシャフト4がセレクト動作(軸方向移動)およびシフト動作(軸周り回転)を行うように構成されている。
シフトアンドセレクトシャフト4には前進段用インナーレバー12が取り付けられている。この前進段用インナーレバー12は、シフトアンドセレクトシャフト4に固定された円筒部12a、この円筒部12aから半径方向に突出したレバー部12b、及びこのレバー部12bとは周方向の反対側に突出して形成されている突起部12cから構成されている。前進段用インナーレバー12は、円筒部12aにおいてシフトアンドセレクトシャフト4にスプライン嵌合され、かつ半径方向に貫通するピン12dによって固定されている。このことにより前進段用インナーレバー12はシフトアンドセレクトシャフト4と一体に軸方向移動及び回転する。
前進段用インナーレバー12を囲うようにして、インターロック部材としての役割を果たすシフトインターロックプレート14がシフトアンドセレクトシャフト4に貫通されて軸支される状態で配置されている。このシフトインターロックプレート14は、矩形枠状の部材であって、前進段用インナーレバー12のレバー部12bが駆動する箇所で間隙を形成し、この間隙を挟んで両側に軸方向にて対向する端部14a,14bを有している。
シフトインターロックプレート14において、シフトアンドセレクトシャフト4を挟んで、レバー部12bが駆動する間隙とは反対側には、シフトアンドセレクトシャフト4の軸方向に一致する方向に形成されたガイド溝14cが設けられている。このガイド溝14c内にはケース2に取り付けられたロックボール機構16のスリープ16aが挿入されている。図2の平面図に示すごとく、スリープ16aの直径はガイド溝14cの溝幅にほぼ一致し、溝幅を満たしている。したがってシフトインターロックプレート14は、シフトアンドセレクトシャフト4のセレクト動作に伴う前進段用インナーレバー12の軸方向移動に追随して軸方向に移動しても軸周りに回転することはない。シフトインターロックプレート14の一部である前述した端部14a,14bについても回転しないことから、後述する各シフトフォークヘッドに係合してインターロック機能を果たす端部14a,14bは、シフトフォークヘッドの配列方向への移動以外は規制されていることになる。このようにスリープ16aがガイド部材としての機能を果たすことで、ガイド溝14cとスリープ16aとによりインターロック部材移動規制手段を構成している。
図1に示したごとく、シフトインターロックプレート14の図示左側外部において、シフトアンドセレクトシャフト4には後進段用インナーレバー18が取り付けられている。この後進段用インナーレバー18は、シフトアンドセレクトシャフト4に固定された円筒部18aとこの円筒部18aから半径方向に突出したレバー部18bとを一体化したものである。このレバー部18bは前述した前進段用インナーレバー12におけるレバー部12bと同様な形状である。円筒部18aにおいてシフトアンドセレクトシャフト4にスプライン嵌合され、かつ半径方向に貫通するピン18cによって固定されている。このことにより後進段用インナーレバー18は前進段用インナーレバー12と同様にシフトアンドセレクトシャフト4と一体に軸方向移動及び回転する。
図1に示したシフト機構は、図3のギヤトレーンのスケルトン図にて示す前進6段と後進段とを設定することのできる6速の手動変速機のシフト機構である。したがってシフトアンドセレクトシャフト4は1速−2速セレクト位置、3速−4速セレクト位置(ニュートラルポジション)、5速−6速セレクト位置、ならびに後進段セレトク位置からなる4つのセレトクト位置へセレクト操作できるように構成されている。これらのセレクト位置の配列順序は、図1における最も右側が後進段セレクト位置であり、ここから左方向に順に1速−2速セレクト位置、3速−4速セレクト位置(ニュートラルポジション)、5速−6速セレクト位置である。尚、図1はセレクト位置が3速−4速セレクト位置(ニュートラルポジション)にあることを示している。上述した構成により図4に示すごとくのシフトポジション配列を形成している。
ここでギヤトレーンは、図3に示したごとく入力軸20と出力軸22とが互いに平行に配置されており、入力軸20と出力軸22との間には、図示右から順に、第1速用ギヤ対24、第2速用ギヤ対26、第3速用ギヤ対28、第4速用ギヤ対30、第5速用ギヤ対32、第6速用ギヤ対34が設けられている。
第1速用ギヤ対24における第1速用ドライブギヤ24aは入力軸20に一体回転するように取り付けられ、これに噛合した第1速用ドリブンギヤ24bが出力軸22に回転自在に取り付けられている。第2速用ギヤ対26における第2速用ドライブギヤ26aが入力軸20に一体回転するように取り付けられ、これに噛合した第2速用ドリブンギヤ26bが出力軸22に回転自在に取り付けられている。これらの第1速用ドライブギヤ24aと第2速用ドライブギヤ26aとの間には後進段用ドライブギヤ36が配置され、入力軸20と一体回転するように取り付けられている。
第1速用ドリブンギヤ24bと第2速用ドリブンギヤ26bとの間には、1速−2速用同期装置38が設けられている。この1速−2速用同期装置38は、出力軸22と一体化させたハブ38aと、このハブ38aの外周側を軸方向に移動するハブスリーブ38bとを備えることによって、同期機能と共にハブ38aといずれかのドリブンギヤ24b,26bとを連結する機能を果たしている。更にこの1速−2速用同期装置38は1速、2速のシフト動作時のみでなく、後進段シフト時においても後述するごとく同期機能を果たす。更にハブスリーブ38bには、後進段用ドリブンギヤ40が一体に形成されており、この後進段用ドリブンギヤ40及び後進段用ドライブギヤ36に選択的に噛合する後進段用アイドルギヤ42が、これらのギヤ36,40の外周側を軸方向に移動するように配置されている。
第3速用ギヤ対28における第3速用ドライブギヤ28aは入力軸20に回転自在に取り付けられ、これに噛合した第3速用ドリブンギヤ28bは出力軸22に一体回転するように取り付けられている。第4速用ギヤ対30における第4速用ドライブギヤ30aが入力軸20に回転自在に取り付けられ、これに噛合した第4速用ドリブンギヤ30bが出力軸22に一体回転するように取り付けられている。これらのドライブギヤ28a,30aの間には、3速−4速用同期装置44が配置されている。この3速−4速用同期装置44は、入力軸20と一体化させたハブ44aと、このハブ44aの外周側に軸方向に移動可能なハブスリーブ44bとを備えている。このハブスリーブ44bを3速−4速用シフトフォークによって移動させることにより、同期機能と共にハブ44aといずれかのドライブギヤ28a,30aとを連結する機能を果たしている。
更に入力軸20には第5速用ギヤ対32における第5速用ドライブギヤ32aが回転自在に取り付けられ、これに噛合した第5速用ドリブンギヤ32bが出力軸22に一体回転するように取り付けられている。第6速用ギヤ対34における第6速用ドライブギヤ34aは入力軸20に回転自在に取り付けられ、これに噛合した第6速用ドリブンギヤ34bが出力軸22に一体回転するように取り付けられている。そしてこれらのドライブギヤ32a,34aの間に5速−6速用同期装置46が配置されている。この5速−6速用同期装置46は、前述した3速−4速用同期装置44と同様なハブ46aとハブスリーブ46bとを備えて同様な機能を果たしている。
更に出力軸22には、例えばフロントデファレンシャルにトルクを伝達する出力ギヤ50が一体回転するように取り付けられている。
図1に示した3速−4速セレクト状態では、3速−4速セレクト位置における前進段用インナーレバー12のレバー部12bに一致する箇所には、3速−4速シフトフォークヘッド60aが配置されている。3速−4速シフトフォークヘッド60aは図5の平面図に示すように3速−4速フォークシャフト60の外周面にてシフトアンドセレクトシャフト4側へ突出させた一対の突起部からなり、この突起部対向面の間に前進段用インナーレバー12のレバー部12bが入り込んでいる。したがってシフトアンドセレクトシャフト4のシフト動作により、前進段用インナーレバー12が回転すると、レバー部12bが3速−4速フォークシャフト60を軸方向に移動させる。このことにより3速−4速フォークシャフト60に設けられたシフトフォーク60bを介してハブスリーブ44bが移動させられて、同期と3速又は4速への変速を実行できる。
シフトアンドセレクトシャフト4をセレクト動作により図1,5の図示左側に移動させて5速−6速セレクト状態とすると、5速−6速セレクト位置におけるレバー部12bに一致する箇所には、前記3速−4速シフトフォークヘッド60aと同様な形状の5速−6速シフトフォークヘッド62aが配置されている。この5速−6速シフトフォークヘッド62aの突起部対向面の間にレバー部12bが入り込むので、シフトアンドセレクトシャフト4のシフト動作により前進段用インナーレバー12が回転してレバー部12bが5速−6速フォークシャフト62を軸方向に移動させる。このことにより5速−6速フォークシャフト62に設けられたシフトフォーク(図1では切断されているが、3速−4速用のシフトフォーク60bの手前)を介してハブスリーブ46bが移動させられて、同期と5速又は6速への変速を実行できる。
シフトアンドセレクトシャフト4を、セレクト動作により図1,5の図示右側に移動させて1速−2速セレクト状態とすると、1速−2速セレクト位置におけるレバー部12bに一致する箇所には、前記3速−4速シフトフォークヘッド60aと同様な形状の1速−2速シフトフォークヘッド64aが配置される。この1速−2速シフトフォークヘッド64aの突起対向面の間にレバー部12bが入り込むので、シフトアンドセレクトシャフト4のシフト動作により前進段用インナーレバー12が回転してレバー部12bが1速−2速フォークシャフト64を軸方向に移動させる。このことにより1速−2速フォークシャフト64に設けられたシフトフォーク64bを介してハブスリーブ38bが移動させられて、1速又は2速への変速を実行できる。
ここで1速−2速フォークシャフト64には1速−2速シフトフォークヘッド64aと一体に仮係合機構66と副ヘッド68とが形成されている。仮係合機構66は1速−2速シフトフォークヘッド64aとは図示右側に隣接して設けられ、シフトアンドセレクトシャフト4側へ突出させたピン66aとこのピン66aを付勢力にて上向きに押し上げているスプリング66bとからなる。このピン66aの半球状の先端部は、次に述べる後進段セレクト時において図6に示すごとくレバー部12bの下側に形成されている切欠き部12eに入り込む。
シフトアンドセレクトシャフト4をセレクト動作により図1,5での最も右側に移動させて後進セレクト状態とすると、後進段用インナーレバー18のレバー部18bは図7,8に示すごとく前記3速−4速シフトフォークヘッド60aとほぼ同様な形状の後進段用シフトフォークヘッド70aの位置に移動する。このことにより後進段用シフトフォークヘッド70aの突起部対向面の間にレバー部18bが入り込む。
この後進段セレクト状態では、前進段用インナーレバー12のレバー部12bは、1速−2速シフトフォークヘッド64aから外れるが、前記図6に示したごとく、レバー部12bの切欠き部12eに仮係合機構66のピン66aが入り込む。この時、副ヘッド68はシフトインターロックプレート14の端部14bの側面14dに当接した状態にあり、1速−2速フォークシャフト64は1速側へは移動できない。
ただし図7,8の状態は後進段セレクト動作の途中でのシフトインターロックプレート14の配置を示している。後進段セレクト操作の最終段階ではシフトレバーから伝達される操作力が作用して変速機内部の遊びにより、シフトインターロックプレート14は更にわずかに図示右側に移動する。すなわち両端部14a,14bの間隙14fが副ヘッド68側へずれることにより、図9,10に示すごとく副ヘッド68は間隙14fに配置された状態となり、端部14bの側面14dとは非当接状態となる。したがって1速−2速フォークシャフト64は1速側への移動ができる状態となる。
シフトインターロックプレート14の一方の端部14aには、後進段セレクト状態にて1速−2速シフトフォークヘッド64aが対向する2速側の側面には、同期分のシフト動作を可能とする余裕スペースとして切欠き14eが形成されている。したがって後進段セレクト状態では、シフトインターロックプレート14と1速−2速シフトフォークヘッド64aとの直接的な関係においても、1速−2速シフトフォークヘッド64aの同期分のシフト動作を可能としている。
このため、後進段用インナーレバー18により後進段用フォークシャフト70がシフト動作にて移動する初期に、図11の(A)に示すごとく前進段用インナーレバー12にて、1速−2速フォークシャフト64はシフトインターロックプレート14及び副ヘッド68に阻止されずに同期分の移動ができる。
このことにより後進段シフト操作初期において、1速−2速用同期装置38が機能して入力軸20と出力軸22との回転同期が行われる。この同期後に1速−2速シフトフォークヘッド64aは、切欠き14eの奥内面に当接して移動しなくなる。このことにより仮係合機構66のピン66aが前進段用インナーレバー12の切欠き部12eの斜面によりスプリング66bの付勢力に抗して押し下げられ、レバー部12bから外れる。更にレバー部12bがシフトアンドセレクトシャフト4を中心に回転することにより、ピン66aの先端が、レバー部12bにおいて切欠き部12eより外側の周面12f(図6)に当接する。このことにより、ピン66aの付勢力は1速−2速シフトフォークヘッド64aを戻す力に変換され、1速−2速シフトフォークヘッド64aは同期分の移動前の位置に戻る。
そして図11の(B)に示すごとく後進段用インナーレバー18のレバー部18bが後進段用シフトフォークヘッド70aを更に移動させて、後進段用アイドルギヤ42がハブスリーブ38bに形成された後進段用ドリブンギヤ40(図3)に噛合することで後進段が実現される。
このようにして後進段への変速時に1速−2速用同期装置38により変速機の入力軸20と出力軸22との間の同期を実行した後、最終的に後進段シフト動作が行われるプレボーク方式が実現される。
そして図11の(B)に示したごとく後進段のシフト動作が完了した後に、セレクト方向の操作力が消失すれば、図12,13に示すごとく副ヘッド68はシフトインターロックプレート14の端部14bの側面14dに当接し、後進段走行中での1速−2速フォークシャフト64のシフト方向への移動を防止する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).シフトインターロックプレート14は、ガイド溝14cにスリープ16aが挿入されることによりシフトフォークヘッド60a,62a,64a,70aの配列方向(シフトアンドセレクトシャフト4の軸方向と同じ)への移動以外は規制されている。したがって後進段セレクト状態でもシフトインターロックプレート14自体は同期装置が機能する方向の移動、即ちシフトアンドセレクトシャフト4の軸周りでの回転はできない。
しかしシフトインターロックプレート14の一方の端部14aには余裕スペースとして切欠き14eが形成されており、この切欠き14eは、後進段セレクト状態では1つの前進段用シフトフォークヘッド、ここでは1速−2速シフトフォークヘッド64aの位置に配置される。このことから後進段セレクト状態では1速−2速シフトフォークヘッド64aについてはその1速−2速用同期装置38を機能させて同期分のシフト動作が可能とされている。
しかも後進段セレクト時の操作力は、前述したごとく副ヘッド68に対して当接しない位置にシフトインターロックプレート14をずらすので、後進段セレクト及び後進段シフトの一連の操作において、副ヘッド68は仮係合機構66及び切欠き14eによる同期分のシフト動作の妨げとはならない。
このことによりシフトインターロックプレート14自体は回転できなくても、1速−2速シフトフォークヘッド64aについては仮係合機構66により切欠き14e分のシフト動作を1速−2速シフトフォークヘッド64aに与えることができる。このことにより後進段シフト時に1速−2速用同期装置38の同期機能により、変速機の入力軸20と出力軸22との同期をとることができ、リバースギヤ鳴りを防止できる。
そして後進段シフト操作の完了後は、後進段セレクト方向の操作力はなくなるので、副ヘッド68はシフトインターロックプレート14に当接するようになり、後進段走行中においては1速−2速シフトフォークヘッド64aの移動を防止することができる。
このことにより後進段走行中に、変速機に伝達されるトルク変動などに伴い、後進段用アイドルギヤ42と後進段用ドリブンギヤ40との間の噛み合わせ部分にてハブスリーブ38bを移動させる軸力が働いてもハブスリーブ38bの移動を阻止できる。このためハブスリーブ38bに設けられたシンクロコーンなどにおける摩耗を防止でき、1速−2速用同期装置38の耐久性を低下させることがない。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態では、仮係合機構66及び副ヘッド68は、1速−2速シフトフォークヘッド64aに一体に形成したが、1速−2速フォークシャフト64を迂回するようにして3速−4速シフトフォークヘッド60aに仮係合機構66及び副ヘッド68を一体に形成しても良い。この場合、切欠き14eは後進セレクト状態で3速−4速シフトフォークヘッド60aに位置するように、シフトインターロックプレート14の端部14aに形成する。
このように構成することによって、後進段セレクト及びシフト操作時に3速−4速シフトフォークヘッド60aが、前記実施の形態にて述べた1速−2速シフトフォークヘッド64aと同様に同期分のシフト動作を行うことができる。このため3速−4速用同期装置44が機能して変速機の入力軸20と出力軸22との同期をとることができ、リバースギヤ鳴りを防止できる。そして後進段走行中においては副ヘッド68の機能により、3速−4速シフトフォークヘッド60aの移動を防止することができ、3速−4速用同期装置44のハブスリーブ44bに設けられたシンクロコーンなどにおける摩耗を防止でき、3速−4速用同期装置44の耐久性を低下させることがない。
同様に、3速−4速フォークシャフト60及び1速−2速フォークシャフト64を迂回するように、5速−6速シフトフォークヘッド62aに仮係合機構66及び副ヘッド68を一体に形成しても良い。この場合、切欠き14eは後進セレクト状態で5速−6速シフトフォークヘッド62aに位置するように、シフトインターロックプレート14の端部14aに形成する。このことにより後進段セレクト及びシフト操作時に5速−6速シフトフォークヘッド62aが、前記実施の形態にて述べた1速−2速シフトフォークヘッド64aと同様に同期分のシフト動作を行うことができる。したがってリバースギヤ鳴り防止と共に、後進段走行中においては5速−6速用同期装置46のハブスリーブ46bに設けられたシンクロコーンなどにおける摩耗を防止でき、5速−6速用同期装置46の耐久性を低下させることがない。
(b).前述した手動変速機は、ドライバーによるシフトレバーの手動操作にて、シフトアンドセレクトシャフト4を移動させてシフトアンドセレクト操作がなされる変速機であった。これ以外に前述した手動変速機の構成を利用して自動でシフトアンドセレクトシャフト4を移動させる変速機として適用しても良く、同様な効果を生じる。
実施の形態1の変速機シフト機構の縦断面図。 実施の形態1のシフトインターロックプレートの移動規制状態を示す平面図。 上記変速機シフト機構が適用される変速機のギヤトレーンスケルトン図。 上記変速機のシフトポジション配列説明図。 実施の形態1のシフトインターロックプレートの形状及び機能説明図。 上記変速機シフト機構の仮係合機構の機能説明図。 上記変速機シフト機構の後進セレクト状態における要部縦断面図。 上記変速機シフト機構の後進セレクト状態における状態説明図。 上記変速機シフト機構に後進セレクト時の操作力が負荷している状態における要部縦断面図。 上記変速機シフト機構に後進セレクト時の操作力が負荷している場合の状態説明図。 上記変速機シフト機構の後進シフト動作状態における状態説明図。 上記変速機シフト機構の後進シフト操作完了後の状態における状態説明図。 上記変速機シフト機構の後進シフト操作完了後の状態における要部縦断面図。 従来例のプレボーク方式によるシフトインターロックプレートの形状及び機能説明図。 従来例のプレボーク方式によるシフトインターロックプレートの形状及び機能説明図。
符号の説明
2…ケース、2a…キャップ、4…シフトアンドセレクトシャフト、6,8…軸受、12…前進段用インナーレバー、12a…円筒部、12b…レバー部、12c…突起部、12d…ピン、12e…切欠き部、12f…周面、14…シフトインターロックプレート、14a,14b…端部、14c…ガイド溝、14d…側面、14e…切欠き、14f…間隙、16…ロックボール機構、16a…スリープ、18…後進段用インナーレバー、18a…円筒部、18b…レバー部、18c…ピン、20…入力軸、22…出力軸、24…第1速用ギヤ対、24a…第1速用ドライブギヤ、24b…第1速用ドリブンギヤ、26…第2速用ギヤ対、26a…第2速用ドライブギヤ、26b…第2速用ドリブンギヤ、28…第3速用ギヤ対、28a…第3速用ドライブギヤ、28b…第3速用ドリブンギヤ、30…第4速用ギヤ対、30a…第4速用ドライブギヤ、30b…第4速用ドリブンギヤ、32…第5速用ギヤ対、32a…第5速用ドライブギヤ、32b…第5速用ドリブンギヤ、34…第6速用ギヤ対、34a…第6速用ドライブギヤ、34b…第6速用ドリブンギヤ、36…後進段用ドライブギヤ、38…1速−2速用同期装置、38a…ハブ、38b…ハブスリーブ、40…後進段用ドリブンギヤ、42…後進段用アイドルギヤ、44…3速−4速用同期装置、44a…ハブ、44b…ハブスリーブ、46…5速−6速用同期装置、46a…ハブ、46b…ハブスリーブ、50…出力ギヤ、60…3速−4速フォークシャフト、60a…3速−4速シフトフォークヘッド、60b…シフトフォーク、62…5速−6速フォークシャフト、62a…5速−6速シフトフォークヘッド、64…1速−2速フォークシャフト、64a…1速−2速シフトフォークヘッド、64b…シフトフォーク、66…仮係合機構、66a…ピン、66b…スプリング、68…副ヘッド、70…後進段用フォークシャフト、70a…後進段用シフトフォークヘッド。

Claims (6)

  1. シフトアンドセレクト操作により軸方向移動及び軸回転するシフトアンドセレクトシャフトと、該シフトアンドセレクトシャフトと共に一体的に動作する前進段用インナーレバー及び後進段用インナーレバーと、前記シフトアンドセレクトシャフトによりセレクトされたシフトフォークヘッド以外のシフトフォークヘッドに係合することで非セレクト状態にあるシフトフォークヘッドのシフト動作を阻止するインターロック部材と、後進段へのシフト操作時に前進段用インナーレバーにより1つの前進段用シフトフォークヘッドに対して同期分のシフト動作をさせる操作力を一時的に与える仮係合機構とを備えるリバースギヤ鳴り防止変速機であって、
    前記インターロック部材の移動を、シフトフォークヘッドの配列方向への移動以外は規制するインターロック部材移動規制手段と、
    前記インターロック部材に形成されて、後進段セレクト状態では前記1つの前進段用シフトフォークヘッドに配置されることで、前記1つの前進段用シフトフォークヘッドの同期分のシフト動作を可能とする余裕スペースと、
    前記1つの前進段用シフトフォークヘッドのシフト動作に連動し、後進段シフト状態では前記インターロック部材に当接することで前記1つの前進段用シフトフォークヘッドの同期分のシフト動作を阻止するとともに、後進段セレクト時の操作力が前記シフトアンドセレクトシャフトに負荷されている時には前記インターロック部材とは非当接状態となって前記1つの前進段用シフトフォークヘッドの同期分のシフト動作を許可する副ヘッドと、
    を備えたことを特徴とするリバースギヤ鳴り防止変速機。
  2. 請求項1において、6速の手動変速機であると共に、前記1つの前進段用シフトフォークヘッドは1−2速用シフトフォークヘッドであることを特徴とするリバースギヤ鳴り防止変速機。
  3. 請求項1又は2において、前記インターロック部材移動規制手段は、
    前記インターロック部材にて前記シフトアンドセレクトシャフトの軸方向に形成されたガイド溝と、
    該ガイド溝内に外部から溝幅を満たして摺動可能に挿入されたガイド部材と、
    を備えたことを特徴とするリバースギヤ鳴り防止変速機。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記副ヘッドは、前記1つの前進段用シフトフォークヘッドに一体に形成されていることを特徴とするリバースギヤ鳴り防止変速機。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記余裕スペースは、前記インターロック部材の側面に形成された切欠きであることを特徴とするリバースギヤ鳴り防止変速機。
  6. 請求項5において、前記インターロック部材は前記前進段用インナーレバーが駆動する間隙を挟んで両側に対向しする端部を有し、前記切欠きは前記インターロック部材の一方側の端部に形成され、他方側の端部における前記インターロック部材の側面が前記副ヘッドの当接する位置にされていると共に、後進段セレクト時の操作力が前記シフトアンドセレクトシャフトに負荷されている時には該負荷に伴って前記間隙が前記副ヘッド側へずれることにより、前記副ヘッドが前記インターロック部材の側面に対して非当接状態となることを特徴とするリバースギヤ鳴り防止変速機。
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