JPH10288247A - 手動変速機のリバースギヤ鳴り防止装置 - Google Patents

手動変速機のリバースギヤ鳴り防止装置

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JPH10288247A
JPH10288247A JP9113487A JP11348797A JPH10288247A JP H10288247 A JPH10288247 A JP H10288247A JP 9113487 A JP9113487 A JP 9113487A JP 11348797 A JP11348797 A JP 11348797A JP H10288247 A JPH10288247 A JP H10288247A
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JP
Japan
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speed
gear
lever
reverse
reverse gear
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Pending
Application number
JP9113487A
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English (en)
Inventor
Tetsuaki Kuzutani
徹朗 葛谷
Tamaki Sasaki
環 佐々木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP9113487A priority Critical patent/JPH10288247A/ja
Publication of JPH10288247A publication Critical patent/JPH10288247A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/08Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism
    • F16H63/20Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism with preselection and subsequent movement of each final output mechanism by movement of the final actuating mechanism in two different ways, e.g. guided by a shift gate
    • F16H2063/208Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism with preselection and subsequent movement of each final output mechanism by movement of the final actuating mechanism in two different ways, e.g. guided by a shift gate using two or more selecting fingers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/302Final output mechanisms for reversing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動変速機で後進段を設定する際のギヤ鳴り
を簡単な構成で防止する。 【解決手段】 後進段へのシフト時に、後進段用インナ
ーレバー(14)が後進段用シフトフォークヘッド(3
0)に対して係合状態となり、かつ前進段用インナーレ
バー(9)が前進段用シフトフォークヘッド(18)に
対して非係合状態なるリバースギヤ鳴り防止装置であっ
て、後進段へのシフト操作時に前記前進用インナーレバ
ー(9)と前記シフトフォークヘッド(18)に一体の
部材(19)とを係合させて両者の間で操作力を伝達
し、かつその操作力が予め設定した所定値以上になるこ
とによってその係合が外れる仮係合機構(23)が、前
記前進用インナーレバー(9)と前記部材(19)との
少なくともいずれか一方に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、手動変速機の変
速操作装置に関し、特に後進段へのシフト操作時のギヤ
鳴りを防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用の手動変速機は、シフトレバーな
どの操作機構の動作をケーブルやリンクによってフォー
クシャフトに伝達し、これによりシフトフォークを介し
て同期装置(シンクロナイザー)を動作させて所定の変
速段を設定するように構成されている。また後進段につ
いては、一般に、停車状態でシフト操作が行われるため
に、同期装置を設けずに、シフト操作によって直接歯車
(リバース用アイドルギヤ)を軸線方向に移動させてリ
バースギヤ対を互いに噛合させている。したがって従来
一般の手動変速機では、停車状態で後進段を設定するこ
とを前提として構成してあるために、例えばクラッチを
切った直後に素早く後進段にシフト操作した場合には、
入力軸が慣性力によって回転しており、それに伴って回
転しているギヤ同士を噛合させることになり、その際に
ギヤ鳴りと称される異音が生じることがある。
【0003】このような後進段へのシフト時のギヤ鳴り
を防止する装置が実開平59−127930号公報に記
載されている。この公報に記載された装置は、1速−2
速シフトフォークに、スプリングによって押圧されたピ
ンを設ける一方、後進段設定時にこのピンに係合する第
3のインナーレバーをシフトアンドセレトクレバーシャ
フトに取り付け、さらにその第3のインナーレバーの先
端部に、ピンに係合する傾斜面を形成して構成されてい
る。
【0004】したがってこの装置では、後進段へのシフ
ト時に、後進段用インナーレバーが後進段用のシフトフ
ォークヘッドに係合する一方、第3のインナーレバーが
前記ピンに係合し、その結果、後進段用のギヤが噛合す
る直前に、1速−2速用の同期装置が押されてギヤの回
転が止まる。なお、ピンに掛かる荷重がある程度以上に
大きくなると、ピンがスプリングの弾性力に抗して後退
するので、ピンと第3のインナーレバーとの係合が外
れ、したがって1速−2速用の同期装置が係合すること
はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した公報にも記載
されているように、変速を実行するためのインナーレバ
ーとして前進段用のインナーレバーと後進段用のインナ
ーレバーとを通常設けている。しかしながら上述した従
来の装置では、これらのインナーレバーに加えて、ギヤ
鳴り防止のためにのみ使用される第3のインナーレバー
を設けている。そのため上記の従来の装置では、インナ
ーレバーの数が多くなり、その結果、部品点数の増加や
それに伴う組立工数の増大、あるいは装置の大型化や重
量の増大を招く不都合があった。
【0006】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、部品点数を削減して後進段設定時のギヤ鳴り
を防止することのできる装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の課
題を解決するために、この発明は、手動操作することに
よって一体的に動作する前進段用インナーレバーと後進
段用インナーレバーとを備え、後進段へのシフト時に、
後進段用インナーレバーが後進段用シフトフォークヘッ
ドに対して係合状態となり、かつ前進段用インナーレバ
ーが前進段用シフトフォークヘッドに対して非係合状態
なる手動変速機のリバースギヤ鳴り防止装置において、
後進段へのシフト操作時に前記前進用インナーレバーと
前記シフトフォークヘッドに一体の部材とを係合させて
両者の間で操作力を伝達し、かつその操作力が予め設定
した所定値以上になることによってその係合が外れる仮
係合機構が、前記前進用インナーレバーと前記部材との
少なくともいずれか一方に設けられていることを特徴と
するものである。
【0008】したがってこの発明の装置では、後進段へ
のシフト操作時に、前進段用インナーレバーと所定の前
進段用シフトフォークヘッドに一体の部材とが、仮係合
機構によって係合させられ、後進段へのシフト操作に伴
って前進段用の同期装置が同期方向に動作させられ、所
定の摩擦力を発生する。そのため、入力軸などの所定の
回転部材の回転が止められるので、後進段を設定するギ
ヤ同士の摺動やいわゆるかじり等が生じることがなく、
その結果、ギヤ鳴りが防止される。なお、前進段用イン
ナーレバーと仮係合機構を介した前記部材との係合は、
後進段が設定される直前に変速操作力が所定値以上に増
大するので外れる。したがって前進段用の同期装置が係
合状態となることはない。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明をより具体的に
説明する。まず、シフト機構について図1および図2を
参照して説明すると、トランスミッションケース(以
下、単にケースと記す。)1の所定箇所にシフトアンド
セレクトレバーシャフト(以下、単にレバーシャフトと
記す。)2が軸線方向への移動と回転とを行い得るよう
に配置されている。すなわちレバーシャフト2の一方の
端部が、ケース1内に設けた軸受3によって支持される
とともに、そのケース1の開口部に取り付けたキャップ
4をレバーシャフト2が貫通し、その貫通部分で軸受5
によって支持されている。なお、キャップ4とレバーシ
ャフト2との間は、シール材6によって液密状態を維持
するようにシールされており、またこれらの間にゴムブ
ーツ7が取り付けられている。
【0010】前記レバーシャフト2のケース1から突出
した端部には、レバー8が取り付けられており、このレ
バー8およびレバーシャフト2の端部のそれぞれに、図
示しないケーブルが連結されている。そのケーブルによ
ってシフトレバー(図示せず)の操作力が伝達されてレ
バーシャフト2がセレクト動作(図1および図2におけ
る左右方向の移動)およびシフト動作(中心軸線を中心
とした回転)を行うように構成されている。
【0011】レバーシャフト2での軸線方向での中央部
に前進段用のインナーレバー9が取り付けられている。
この前進段用インナーレバー9は、レバーシャフト2に
嵌合固定された円筒部10とその円筒部10から半径方
向に突出したレバー部11とからなるものであって、円
筒部10がレバーシャフト2にスプライン嵌合され、か
つ半径方向に貫通するピン12によって軸線方向に対し
て固定されている。この前進段用インナーレバー9を囲
うようにしてシフトインターロックプレート13が配置
されている。このシフトインターロックプレート13
は、矩形枠状の部材であって、前記レバー部11に対応
する箇所で切り開かれており、このレバー部11を挟ん
だ左右両側の部分が、レバー部11とほぼ同じ幅に形成
されている。なお、上記レバー部11の形状は、後述す
る。
【0012】上述したシフトインターロックプレート1
3に対して図1および図2での左側の部分には、後進段
用インナーレバー14が取り付けられている。この後進
段用14は、レバーシャフト2に嵌合固定された環状部
15とここから半径方向に突出したレバー部16とを一
体化したものであって、そのレバー部16は前述した前
進段用インナーレバー9におけるレバー部11と同様な
形状である。したがって上述した各インナーレバー9,
14は、レバーシャフト2と共に軸線方向に移動し、ま
たレバーシャフト2と共に回動動作するように構成され
ている。
【0013】図1および図2に示すシフト機構は、前進
6段と後進段とを設定することのできる手動変速機に使
用されており、したがってレバーシャフト2は1速−2
速セレクト位置、3速−4速セレクト位置(ニュートラ
ルポジション)、5速−6速セレクト位置、ならびに後
進段セレトク位置の軸線方向の4つのセレトクト位置に
セレクト操作されるように構成されている。これらのセ
レクト位置の配列順序は、図1および図2においては最
も右側が後進段セレクト位置であり、ここから左方向に
順に1速−2速セレクト位置、3速−4速セレクト位置
(ニュートラルポジション)、ならびに5速−6速セレ
クト位置である。
【0014】これらのセレクト位置のうち1速−2速セ
レクト位置には、すなわち1速−2速セレクト位置にお
ける前記レバー部11に一致する箇所には、1速−2速
シフトフォークヘッド18が配置されている。この1速
−2速シフトフォークヘッド18は図3に示すように、
1速−2速フォークシャフト19の所定箇所に半径方向
で外側に突出させた一対の突起部20からなるものであ
って、その突起部20の対向面の間に前記レバー部11
が入り込むように構成されている。なお、この1速−2
速フォークシャフト19には、図示しないシフトフォー
クが一体化されている。
【0015】また前記レバー部11の先端形状は、図3
に示すとおりであり、突起部20の対向面を直径とした
円形あるいは突起部20の対向面に接する部分を凸曲面
とした形状である。すなわちレバー部11がレバーシャ
フト2と共に回転動作した際に、レバー部11の先端部
が突起部20の対向面に摺接しつつ突起部20を図3の
左右方向に押圧するように構成されている。またレバー
部11の先端部(図3での下端部)には、図3における
右上がりの傾斜面21を伴う切欠き部22が形成されて
いる。
【0016】前述した1速−2速セレクト位置に隣接す
る箇所(図1および図2では右側に隣接する位置)は、
後進段セレクト位置であって、この位置に移動したレバ
ー部11に対応する箇所に、この発明における仮係合機
構23が設けられている。この仮係合機構23は、1速
−2速フォークシャフト19から図における上向きに突
出させたピン24とこのピン24を弾性力で上向きに押
し上げているスプリング25とからなるものであって、
そのピン24の先端部は、前述したレバー部11におけ
る切欠き部22に入り込む形状に形成されている。
【0017】すなわちこの仮係合機構23は、ピン24
がレバー部11の切欠き部22に入り込むことにより、
前進段用インナーレバー9と1速−2速フォークシャフ
ト19とを係合させ、前進段用インナーレバー9が図3
の反時計方向に回動することにより、この回動力をピン
24を介して1速−2速フォークシャフト19に伝達
し、かつこの操作力が所定値以上になった場合には、前
記傾斜面21によってピン24がスプリング25の弾性
力に抗して図の下側に押し下げられ、その結果、前進段
用インナーレバー9と1速−2速フォークシャフト19
との係合を解除するように構成されている。
【0018】上記の1速−2速シフトフォークヘッド1
8に対して、レバーシャフト2の軸線方向に3速−4速
シフトフォークヘッド26と5速−6速シフトフォーク
ヘッド27とが順に配列されている。すなわち3速−4
速セレクト位置での前記レバー部11に対応する箇所に
3速−4速シフトフォークヘッド26が配置され、また
5速−6速セレクト位置におけるレバー部11に対応す
る箇所に、5速−6速シフトフォークヘッド27が配置
されている。そしてこれらのシフトフォークヘッド2
6,27は、上述した1速−2速シフトフォークヘッド
18と同様な構成であって、3速−4速シフトフォーク
ヘッド26は、3速−4速フォークシャフト28に一体
化されており、また5速−6速シフトフォークヘッド2
7は、5速−6速フォークシャフト29に一体化されて
いる。
【0019】さらに後進段セレクト位置における後進段
用インナーレバー14のレバー部16に対応箇所には、
後進段用シフトフォークヘッド30が配置されている。
この後進段用シフトフォークヘッド30も前述した各シ
フトフォークヘッド18,26,27と同様な形状であ
って、後進段用シフトフォーク31に一体化されてい
る。
【0020】なお、前述したインターロックプレート1
3は、いずれかのレバー部11,16がいずれかのシフ
トフォークヘッド18,26,27,30に係合してい
る状態で、他のシフトフォークヘッド18,26,2
7,30に係合し、当該他のシフトフォークヘッド1
8,26,27,30のシフト方向への移動を規制する
ように構成されている。すなわちシフトインターロック
プレート13が二重噛合防止部材である。
【0021】上述したレバーシャフト2は、ニュートラ
ルポジションに保持するように構成されており、そのた
めに以下に述べるようにスプリングが配置されている。
すなわち図1および図2において、前記シフトインター
ロックプレート13よりも右側には、円盤状のスプリン
グ受け32がレバーシャフト2に移動可能に嵌合されて
おり、そのスプリング受け32とキャップ4の内端面と
の間には、リバースセレクトスプリング33が配置され
ている。またこのスプリング受け32とシフトインター
ロックプレート13との間、より正確には、シフトイン
ターロックプレート13に密着するようにレバーシャフ
ト2に嵌合させた他のスプリング受け34との間には、
1速−2速セレクトスプリング35が配置されている。
したがってこれらのセレクトスプリング33,35は互
いに直列に配置されている。なお、前記他のスプリング
受け34のボス部34aが、スプリング受け32側に延
びている。
【0022】さらにキャップ4の内面のうち各スプリン
グ受け32,34の間の所定箇所には、スナップリング
(止め輪)36が取り付けられている。すなわちレバー
シャフト2をニュートラルポジションに移動させた場合
に図1および図2での右側のスプリング受け32がスナ
ップリング36に当接し、リバースセレクトスプリング
33の弾性力がレバーシャフト2に作用しないようにな
っている。なおここで、リバースセレクトスプリング3
3の弾性力が1速−2速セレクトスプリング35の弾性
力よりも大きく設定されている。
【0023】他方、前述した後進段用インナーレバー1
4に対して図1および図2の左側には、更に他のスプリ
ング受け37がレバーシャフト2に嵌合されており、か
つスナップリング38によって抜け止めされている。そ
してこのスプリング受け37と後進段用インナーレバー
14との間に5速−6速セレクトスプリング39が配置
されている。このスプリング受け37は、ニュートラル
ポジションでケース1の内面に当接する位置に配置され
ており、また5速−6速セレクトスプリング39の弾性
力は、前述した1速−2速セレクトスプリング35の弾
性力が若干大きくなるように設定されている。
【0024】したがってニュートラルポジションでは、
図1および図2における右側のスプリング受け32がス
ナップリング36に当接することにより1速−2速セレ
クトスプリング35がスプリング受け34およびシフト
インターロックプレート13ならびに前進段用インナー
レバー9を介してレバーシャフト2を図の左方向に押圧
し、また図1および図2におけるスプリング受け37が
ケース1の内面に当接することにより5速−6速セレク
トスプリング39が後進段用インナーレバー14を介し
てレバーシャフト2を図の右方向に押圧し、レバーシャ
フト2がニュートラルポジション保持されるようになっ
ている。
【0025】なおここで、後進段設定時の節度感あるい
は後進段を設定する際の操作荷重を増大させるための操
作荷重増大機構について説明する。前述した前進段用イ
ンナーレバー9における円筒部10の外周所定箇所に
は、半径方向に突出した突起部40が形成されている。
この突起部40の形状を図4に示してあり、その突出高
さが最も高い箇所を挟んだ左右両側の傾斜面41,42
の勾配が異なっており、図での右側の傾斜面41すなわ
ち前進段セレクト位置側の傾斜面41の勾配が大きく、
これとは反対側の傾斜面42の勾配が小さくなってい
る。
【0026】この突起部40に向けてロックボール43
を押し付けるように作用するロックボール機構44がケ
ース1の所定箇所に取り付けられている。このロックボ
ール機構44は、ロックボール43を先端部に保持させ
たスリーブ45を、先端側が開口した円筒状容器46の
内部に移動自在に収納保持するとともに、その円筒状容
器46の内端面とスリーブ45との間にスプリング47
を配置し、このスプリング47の弾性力によってロック
ボール43を容器46の先端側に突出させるように構成
し、さらにその容器46を取付ボルト48の中心軸線に
沿って貫通させて一体化し、この取付ボルト48をケー
ス1に螺合させることにより、ケース1に固定されてい
る。
【0027】そしてこのロックボール43と前記突起部
40との相対位置は、レバーシャフト2を後進段セレク
ト位置に移動させた際に、後進段セレクト位置の直前
(例えば1速−2速セレクト位置)で突起部40の勾配
の大きい傾斜面41がロックボール43に接触し、かつ
後進段セレクト位置に至る直前で突起部40の突出高さ
が最も大きい箇所からロックボール43が勾配の小さい
傾斜面42側に外れる位置に設定されている。
【0028】なおここで、上記のシフト機構が組み込ま
れた手動変速機のギヤトレーンの一例を示すと、図5の
とおりである。すなわち入力軸50と出力軸51とが互
いに平行に配置されており、これら入力軸50と出力軸
51との間には、図5の左から順に、第1速用ギヤ対5
2、第2速用ギヤ対53、第3速用ギヤ対54、第4速
用ギヤ対55、第5速用ギヤ対56、第6速用ギヤ対5
7が設けられている。すなわち第1速用ドライブギヤ5
2aが入力軸50に回転自在に取り付けられる一方、こ
れに噛合した第1速用ドリブンギヤ52bが出力軸51
に一体回転するように取り付けられている。また第2速
用ドライブギヤ53aが入力軸50に回転自在に取り付
けられる一方、これに噛合している第2速用ドリブンギ
ヤ53bが出力軸51に一体回転するように取り付けら
れている。
【0029】これらのドライブギヤ52a,53aの間
には、1速−2速用同期装置58が配置されている。こ
の同期装置58は、従来知られているものと同様な構成
であって、入力軸50と一体化させたハブの外周側に軸
線方向に移動可能なハブスリーブを設け、このハブスリ
ーブをシフトフォークによって移動させることにより、
ハブといずれかのドライブギヤ52a,53aとを連結
するように構成されている。
【0030】また入力軸50には第3速用ドライブギヤ
54aが回転自在に取り付けられる一方、これに噛合し
た第3速用ドリブンギヤ54bが出力軸51に一体回転
するように取り付けられている。さらに第4速用ドライ
ブギヤ55aが入力軸50に回転自在に取り付けられる
一方、これに噛合した第4速用ドリブンギヤ55bが出
力軸51に一体回転するように取り付けられている。そ
してこれらのドライブギヤ54a,55aの間に3速−
4速用同期装置59が配置されている。この3速−4速
用同期装置は、前述した1速−2速用同期装置と同様な
構成である。
【0031】さらに第5速用ドライブギヤ56aが入力
軸50に一体回転するように取り付けられており、これ
に噛合した第5速用ドリブンギヤ56bが出力軸51に
回転自在に取り付けられている。そして第6速用ドライ
ブギヤ57aが入力軸50に一体回転するように取り付
けられており、これに噛合した第6速用ドリブンギヤ5
7bが出力軸51に回転自在に取り付けられている。そ
してこれらの第5速用ドライブギヤ56aと第6速用ド
ライブギヤ57aとの間に後進段用ドライブギヤ60が
配置され、入力軸50と一体回転するようになってい
る。
【0032】これに対して第5速用ドリブンギヤ56b
と第6速用ドリブンギヤ57bとの間に、5速−6速用
同期装置61が設けられている。この同期装置61も前
述した1速−2速用同期装置あるいは3速−4速用同期
装置とほぼ同様な構成であり、出力軸51と一体化させ
たハブの外周側を軸線方向に移動するハブスリーブによ
ってハブといずれかのドリブンギヤ56b,57bを連
結するように構成されている。そのハブスリーブ62に
は、後進段用ドリブンギヤ63が一体に形成されてお
り、この後進段用ドリブンギヤ63と前述した後進段用
ドライブギヤ60とに選択的に噛合する後進段用アイド
ルギヤ64が、これらのギヤ60,63の外周側を軸線
方向に移動するように配置されている。そして出力軸5
1には、例えばフロントデファレンシャル(図示せず)
にトルクを伝達する出力ギヤ65が一体回転するように
取り付けられている。
【0033】また図6は、シフトレバーによって選択さ
れるシフトポジションの配置を示しており、その符号1
ないし6は、第1速ないし第6速のシフトポジションを
示し、また符号Rは後進段位置を示し、符号Nはニュー
トラルポジションを示している。シフトレバーをこれら
のいずれかのシフトポジションに移動させることによ
り、そのシフトレバーに連結したケーブルによって前述
したレバーシャフト2が動作されられる。具体的には、
シフトレバーをニュートラルポジションから図6の左右
方向に移動させることにより、すなわちセレクト操作を
行うことにより、レバーシャフト2が図1および図2の
左右方向(レバーシャフト2の軸線方向)に移動し、ま
たいずれかのセレクト位置でシフトレバーをいずれかの
変速段位置に移動させることにより、すなわち図6の上
下方向に移動させることにより、レバーシャフト2がそ
の中心軸線を中心に回転するように構成されている。
【0034】つぎに上述したシフト機構の作用について
説明する。前述したようにシフトレバーをセレクト操作
することにより、レバーシャフト2が図1および図2の
左右方向に移動し、前進段用インナーレバー9あるいは
後進段用インナーレバー14がいずれかのセレクト位置
に移動させられる。図1は、後進段を選択している状態
を示しており、この状態では後進段用のインナーレバー
14が後進段用シフトフォークヘッド30に係合する位
置に移動させられ、他のシフトフォークヘッド18,2
6,27にはシフトインターロックプレート13が係合
した状態となり、さらに前進段用インナーレバー9のレ
バー部11が仮係合機構23のピン24に係合した状態
となる。
【0035】このレバー部11とピン24との係合状態
を、図3に示してある。この状態でシフトレバーを後進
段側にシフト操作すると、レバーシャフト2がその中心
軸線を中心に回転されられ、図3においては反時計方向
に回転する。それに伴って後進段用インナーレバー14
のレバー部16が後進段用シフトフォーヘッド30を押
圧し、その結果、後進段用シフトフォーク31が図5に
示す後進段用アイドルギヤ64を、実線で示す位置から
破線で示す位置に移動させる。またこれと同時に前進段
用インナーレバー9が図3の反時計方向に回動すること
により、そのレバー部11がピン24を介して1速−2
速用フォークシャフト19をその軸線方向に移動させ
る。
【0036】その1速−2速用フォークシャフト19の
移動方向は第1速を設定する方向であり、それに伴って
1速−2速用同期装置58が動作されられてそのハブス
リーブが第1速用ドライブギヤ52a側に移動する。そ
の結果、1速−2速用同期装置58で生じる摩擦力によ
って出力軸51と入力軸50との間でトルク伝達され
る。その場合、入力軸50が慣性力で回転していれば、
車両が停止していて出力軸51が回転していないことに
より入力軸50の回転が止められる。そしてその状態で
後進段用アイドルギヤ64がドライブギヤ60およびド
リブンギヤ63に対して噛合させられるので、これらの
ギヤ60,63同士の摺動あるいはいわゆるかじりが生
じず、ギヤ鳴りが防止される。
【0037】このような1速−2速用同期装置58での
摩擦力により入力軸50の回転を止める作用は、前進段
用インナーレバー9からピン24を介して1速−2速フ
ォークシャフト19に作用する操作力が小さい状態で生
じ、その操作力が所定値以上大きくなると、前進段用イ
ンナーレバー9の先端部に形成した傾斜面21がピン2
4を押し下げる。その結果、前進段用インナーレバー9
と1速−2速用フォークシャフト19との係合が外れ、
1速−2速用同期装置58がそれ以上に動作しない。す
なわち1速−2速用同期装置58が第1速を設定するよ
うに動作することはない。
【0038】つぎに操作荷重増大機構の作用について説
明する。後進段はニュートラルポジションから操作され
て選択されるのが一般的であるから、上述した後進段セ
レクト位置へのレバーシャフト2の移動は、図2に示す
ニュートラルポジションから図の右方向に移動すること
により行われる。その場合、前述した1速−2速セレク
トスプリング35の弾性力が、これと直列に配列してあ
るリバースセレクトスプリング33の弾性力より小さい
ので、レバーシャフト2はこの1速−2速セレクトスプ
リング35を圧縮しつつ移動する。すなわちその弾性力
が操作荷重として生じる。
【0039】レバーシャフト2が1速−2速セレクト位
置まで移動すると、シフトインターロックプレート13
に接触しているスプリング受け34におけるボス部34
aがスプリング受け32に当接し、これを押し始める。
その結果、レバーシャフト2は、リバースセレクトスプ
リング33を圧縮しつつ軸線方向に移動する。またこれ
と同時に、前記ロックボール43が前記突起部40に接
触する。したがって1速−2速セレクト位置を越えて後
進段セレクト位置に向けてレバーシャフト2が移動する
場合、突起部40がロックボール43をスプリング47
の弾性力に抗して押し上げることになる。その結果、突
起部40における前記一方の傾斜面41によりロックボ
ール43を押し上げるために要する荷重と、リバースセ
レクトスプリング33を圧縮するのに要する荷重とが、
レバーシャフト2を後進段セレクト位置に向けて軸線方
向に移動させる際の荷重として重畳して作用する。
【0040】そしてロックボール43が突起部40の最
も突出高さの高い箇所を越えると、レバーシャフト2の
移動によってロックボール43を押し上げることがなく
なるので、後進段をセレクトすることに対する荷重が低
下する。特に上記の例では、突起部40の図1および図
2での左側の部分に傾斜面42を形成してあり、これが
図での右上がりの傾斜面となっているので、ロックボー
ル43がスプリング47の弾性力によってここに押し付
けられると、その押し付け力による図での横方向の分力
が右方向に作用し、これはレバーシャフト2の後進段セ
レクト位置への移動を補助するように作用する。その結
果、この状態になると、後進段セレクト位置への操作に
対する荷重が更に低下し、小さい操作力で後進段セレク
ト位置へレバーシャフト2を移動させることができる。
【0041】このようなレバーシャフト2の後進段セレ
クト位置に向けた操作荷重を、移動位置ごとに線図で示
せば、図7のとおりである。すなわちニュートラルポジ
ションから1速−2速セレクト位置までの間では、1速
−2速セレクトスプリング33の圧縮量に応じた荷重F
1 となる。1速−2速セレクト位置を越えた場合には、
リバースセレクトスプリング33の圧縮量に応じた荷重
F2 とロックボール機構44による荷重F3 とを加えた
荷重F4 となる。そしてロックボール43が突起部40
の左側斜面42を押圧する状態では、その水平分力によ
って低減された荷重F5 となる。その傾斜面42がない
場合、すなわち突起部40が一定高さ(突出量)を維持
する場合には、図7に鎖線で示す荷重F6 になる。した
がって図7にハッチングを付した部分が前記傾斜面42
による操作荷重の低減効果となる。
【0042】このように後進段を設定する場合、そのセ
レクト操作荷重が1速−2速セレクト位置を越えた時点
から急激に増大するので、後進段をセレクトすることが
荷重の増大によって実感することができる。その結果、
後進段への誤操作が防止される。また後進段へのセレク
ト操作の最終時点では、操作荷重が前記傾斜面42の作
用で大きく低減されるので、操作性が良好になる。
【0043】なお、上記の実施例では、仮係合機構23
を1速−2速フォークシャフト19に設けたが、この発
明は、上記の実施例に限定されないのであって、他の前
進段用のフォークシャフトに仮係合機構を設けてもよ
い。またこの発明における仮係合機構は、上述したピン
とこれを押圧するスプリングならびにピンが係合する切
欠き部とから構成されたものに限定されないのであり、
要は、所定以上の荷重が掛かった場合に係合が外れるも
のであればよい。さらにこの発明は、前進段用インナー
レバーとこれとは独立した後進段用インナーレバーとを
設けたシフト機構を備えている手動変速機に適用するこ
とができ、またこの発明を適用できる手動変速機は前進
6段を設定できるものに限定されない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の装置によ
れば、後進段にシフトする際に前進段用インナーレバー
を動作させてギヤの回転を止めるように構成してあるの
で、ギヤ鳴りを防止するために特別なレバーを追加設置
する必要がなく、その結果、少ない部品点数で小型軽量
化に有利なギヤ鳴り防止装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す断面図であって後進段を
設定している状態を示す断面図である。
【図2】ニュートラル状態の断面図である。
【図3】その仮係合機構を示す断面図である。
【図4】操作荷重発生機構を構成する突起部の形状を示
す部分図である。
【図5】この発明を適用することのできる手動変速機の
ギヤトレーンの一例を示すスケルトン図である。
【図6】そのシフト装置におけるシフトポジションの配
列を示す模式図である。
【図7】後進段へのセレクト操作時の操作荷重の変化を
示す線図である。
【符号の説明】
9 前進段用インナーレバー 14 後進段用インナーレバー 18 1速−2速シフトフォークヘッド 19 1速−2速フォークシャフト 23 仮係合機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作することによって一体的に動作
    する前進段用インナーレバーと後進段用インナーレバー
    とを備え、後進段へのシフト時に、後進段用インナーレ
    バーが後進段用シフトフォークヘッドに対して係合状態
    となり、かつ前進段用インナーレバーが前進段用シフト
    フォークヘッドに対して非係合状態なる手動変速機のリ
    バースギヤ鳴り防止装置において、 後進段へのシフト操作時に前記前進用インナーレバーと
    前記シフトフォークヘッドに一体の部材とを係合させて
    両者の間で操作力を伝達し、かつその操作力が予め設定
    した所定値以上になることによってその係合が外れる仮
    係合機構が、前記前進用インナーレバーと前記部材との
    少なくともいずれか一方に設けられていることを特徴と
    する手動変速機のリバースギヤ鳴り防止装置。
JP9113487A 1997-04-15 1997-04-15 手動変速機のリバースギヤ鳴り防止装置 Pending JPH10288247A (ja)

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