JP2017133617A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪(駆動輪)からの回転駆動力をエンジンへ伝達すると共に、ミスシフトによってエンジンが過回転となるのを防止する。
【解決手段】動力伝達装置60は、手動変速機100の入力軸3に設けられ、回転駆動力の伝達と遮断を行い、エンジン側回転体61と、駆動輪側回転体62と、一方向クラッチ63と、遠心クラッチ64とを備えている。エンジン側回転体は、入力軸を構成する第1の部材であり、エンジンに接続される。駆動輪側回転体は、入力軸を構成する第2の部材であり、駆動輪に接続され、エンジン側回転体に対して相対回転可能となっている。遠心クラッチは、一方向クラッチとは並列に設けられ、駆動輪側回転体の回転速度が所定未満のときにはエンジン側回転体と駆動輪側回転体とを係合させて回転駆動力を伝達し、駆動輪側回転体の回転速度が所定以上となったときにはエンジン側回転体と駆動輪側回転体との係合を解放させて回転駆動力を遮断する。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンと車輪(駆動輪)との間の動力伝達経路において回転駆動力の伝達と遮断を行う動力伝達装置に関する。
手動変速機を搭載した車両において、高車速での走行中にシフトダウンしようとして、例えば、それまでの5速や6速から、誤って2速や1速にシフトチェンジ(ミスシフト)してしまうとエンジンが破損してしまう恐れがある。
これは、シフトダウン側のミスシフトをすると、車輪からの回転駆動力がエンジンへ伝達されるときに、そのミスシフトによって選択された1速や2速に対応する変速機中の変速比の高いギヤにより、エンジンの回転数が許容範囲を超えて過回転になるためである。
特に、変速段の多い手動変速機を搭載した車両ではシフトレバーの操作経路が複雑になるため、このようなミスシフトが起こる可能性が増大してしまう。
そこで、ミスシフトによってエンジンが過回転になってしまうのを防止するために、エンジンから車輪への回転駆動力を伝達する一方、その逆方向、即ち、車輪からエンジンへの回転駆動力を遮断する一方向クラッチを用いることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−114771号公報
この一方向クラッチを用いるようにすれば、車輪からエンジンへの回転駆動力が遮断されるので、上記のようなミスシフトが起きた場合であってもエンジンが過回転になってしまうことがない。
しかし、そうすると、本来、車輪からエンジンへ伝わるはずの回転駆動力が一方向クラッチによって遮断されてしまうので、エンジンブレーキの効果を得ることができない。また、走行中に燃料カットを実行した場合にエンジンが車輪側から駆動されなくなり、再始動時にそれ以外の手段によってクランキングを行う必要があるため、燃料カットによる燃費低減効果も限定的になってしまう。
そのため、本発明の目的は、車輪(駆動輪)からの回転駆動力をエンジンへ伝達すると共に、ミスシフトによってエンジンが過回転となるのを防止することができる動力伝達装置を提供することにある。
本発明に係る動力伝達装置は、前記目的を達成するために、エンジンと駆動輪との間の手動変速機の入力軸に設けられ、回転駆動力の伝達と遮断を行う動力伝達装置として、エンジン側回転体と、駆動輪側回転体と、一方向クラッチと、遠心クラッチとを備えている。エンジン側回転体は、前記入力軸を構成する第1の部材であり、前記エンジンに接続される。駆動輪側回転体は、前記入力軸を構成する第2の部材であり、前記駆動輪に接続され、前記エンジン側回転体に対して相対回転可能となっている。また、一方向クラッチは、前記エンジン側回転体から前記駆動輪側回転体へ前記回転駆動力を伝達し、前記駆動輪側回転体から前記エンジン側回転体への前記回転駆動力を遮断するように動作する。そして、遠心クラッチが、前記一方向クラッチとは並列に設けられ、前記駆動輪側回転体の回転速度が所定未満のときには前記エンジン側回転体と前記駆動輪側回転体とを係合させて前記回転駆動力を伝達し、前記駆動輪側回転体の回転速度が所定以上となったときには前記エンジン側回転体と前記駆動輪側回転体との係合を解放させて前記回転駆動力を遮断する。
本発明の動力伝達装置では、エンジンに接続されるエンジン側回転体と、駆動輪に接続され、エンジン側回転体に対して相対回転可能な駆動輪側回転体と、遠心クラッチと、一方向クラッチとが、動力伝達経路に配置された手動変速機の入力軸に設けられている。
そして、遠心クラッチは、一方向クラッチとは並列に設けられており、駆動輪に接続された駆動輪側回転体の回転速度が所定未満のときには、その駆動輪側回転体とエンジンに接続されたエンジン側回転体とを係合させて回転駆動力を伝達するが、その回転速度が所定以上となったときには駆動輪側回転体とエンジン側回転体との係合を解放させて回転駆動力を遮断する。
そのため、エンジンが過回転となるような回転駆動力が駆動輪(車輪)から伝達されるようなミスシフトが行われたときには、その回転駆動力が遮断される。
従って、本発明の動力伝達装置によれば、車輪(駆動輪)からの回転駆動力をエンジンへ伝達すると共に、ミスシフトによってエンジンが過回転となるのを防止することができる。
本発明の実施形態に係る自動車用の手動変速機を示す図である。 図1の矢印Cで示した入力軸部分の縦断面図である。 図2のA−A線の断面図である。 遠心クラッチの動作を説明する図である。 ミスシフトが起きたときのエンジンの回転数の変化を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る自動車用の手動変速機を示している。
同図に示すとおり、手動変速機100は、前進5速、後進1速の有段変速機であり、例えば、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)型の車両に搭載されている。
手動変速機100は、断接装置2を介してエンジン(不図示)の出力軸であるクランク軸1に断接可能に接続された入力軸3と、入力軸3と同軸に配置され、エンジンからの回転駆動力を不図示の駆動輪(車輪)に伝達する出力軸4と、出力軸4に平行に配置されたカウンタ軸5とを有している。これらの入力軸3、出力軸4、カウンタ軸5は、不図示の変速機ケース内で、それぞれその両端が不図示の軸受を介して回転可能に支持されている。
断接装置2は、エンジンのクランク軸1に固定され、そのクランク軸1と一体に回転するフライホイール21と、手動変速機100の入力軸3に固定され、その入力軸3と一体に回転するクラッチディスク(摩擦板)22とを有している。これらフライホイール21とクラッチディスク22とは、クランク軸1と入力軸3との共通の軸線上において断接可能に対向している。
この断接装置2は、運転者によって操作される不図示のクラッチペダルの操作量(踏み込み量)に応じてフライホイール21とクラッチディスク22との接合状態(フライホイール21とクラッチディスク22との押圧による摩擦接触の状態)が変化する、例えば、周知の乾式単板クラッチである。
断接装置2では、そのクラッチディスク22とフライホイール21とが摩擦接触して一体回転することで、クランク軸1と入力軸3とが接続される。
手動変速機100の入力軸3には、エンジン側から順に、カウンタドライブギヤ31、4速直結ピース32が、一体成形や圧入あるいはスプライン嵌合等によって相対回転不能に固定されている。
また、カウンタ軸5には、エンジン側から順に、カウンタドリブンギヤ51、3速ドライブギヤ52、2速ドライブギヤ53、1速ドライブギヤ54、5速ドライブギヤ55、リバースドライブギヤ56が、一体成形や圧入あるいはスプライン嵌合等によって相対回転不能に固定されている。
そして、出力軸4には、エンジン側から順に、第2同期装置48、3速ドリブンギヤ42、2速ドリブンギヤ43、第1同期装置47、1速ドリブンギヤ44、5速ドリブンギヤ45、第3同期装置49、リバースドリブンギヤ46が配設されている。
なお、3速ドリブンギヤ42、2速ドリブンギヤ43、1速ドリブンギヤ44、5速ドリブンギヤ45は、出力軸4上において相対回転可能に支持されている。他方、リバースドリブンギヤ46は、出力軸4に一体成形や圧入あるいはスプライン嵌合等によって相対回転不能に固定されている。
また、第2同期装置48、第1同期装置47、第3同期装置49は、出力軸4にスプライン嵌合し、出力軸4の軸方向に摺動可能に設けられている。
また、第3同期装置49にはリバース軸が一体成形や圧入等によって設けられており、そのリバース軸に車両の後進時に使用されるリバースアイドルギヤ40が相対回転可能に支持されている。
手動変速機100においては、カウンタドライブギヤ31とカウンタドリブンギヤ51、3速ドリブンギヤ42と3速ドライブギヤ52、2速ドリブンギヤ43と2速ドライブギヤ53、1速ドリブンギヤ44と1速ドライブギヤ54、5速ドリブンギヤ45と5速ドライブギヤ55、がそれぞれ常時噛み合っている(常時噛合い式)。
なお、出力軸4のリバースドリブンギヤ46とカウンタ軸5のリバースドライブギヤ56とは普段は噛み合っていないが、後進段が選択されると、第3同期装置49のリバース軸に支持されたリバースアイドルギヤ40がそれら2つのギヤの間に挿入されてこれら3つのギヤが噛み合うようになり、動力を伝達可能な状態となる(選択摺動式)。
エンジンにおいて生成された回転駆動力は、断接装置2を介して手動変速機100の入力軸3に入力される。このとき、入力軸3に固定されたカウンタドライブギヤ31が、カウンタ軸5に固定されたカウンタドリブンギヤ51と噛み合っているので、入力軸3が回転しているときには、常時、カウンタ軸5も回転している。
そして、カウンタ軸5が回転しているときには、カウンタ軸5に相対回転不能に固定された前進段用の各ドライブギヤ(1速ドライブギヤ54、2速ドライブギヤ53、3速ドライブギヤ52、5速ドライブギヤ55)も回転している。
しかし、それらと噛み合う各ドリブンギヤ(1速ドリブンギヤ44、2速ドリブンギヤ43、3速ドリブンギヤ42、5速ドリブンギヤ45)は、出力軸4上に、出力軸4と相対回転可能に支持されている。
そのため、各ドリブンギヤは回転するものの、同期装置(第1同期装置47、第2同期装置48、第3同期装置49)の何れかが作動しない限り、即ち、出力軸4とドリブンギヤとが連結されない限り、各ドリブンギヤまで伝達されているカウンタ軸5の回転駆動力は出力軸4に伝達されないようになっている。
また、入力軸3に相対回転不能に固定された4速直結ピース32についても、第1同期装置48が作動しない限り出力軸4と連結(直結)されることはないので、入力軸3に入力されたエンジンの回転駆動力は出力軸4に伝達されないようになっている。
また、カウンタ軸5が回転しているときには、カウンタ軸5に相対回転不能に固定されたリバースドライブギヤ56も前進段用のドライブギヤと同様に一体に回転している。
しかし、リバースドライブギヤ56の回転は、上記のとおり、後進段が選択された場合にのみ第3同期装置49のリバース軸に相対回転可能に支持されたリバースアイドルギヤ40を介して出力軸4のリバースドリブンギヤ46に伝達される。
そのため、後進段の場合であっても、前進段と同様に、後進段を選択する第3同期装置49が作動しない限り、即ち、リバースアイドルギヤ40が、リバースドライブギヤ56とリバースドリブンギヤ46との2つのギヤの間に挿入されない限り、カウンタ軸5の回転駆動力は出力軸4に伝達されないようになっている。
この手動変速機100では、運転者により操作される不図示のシフトレバーのシフト位置に応じて変速段が選択される。
ここで、シフトレバーが操作された場合の各同期装置の作動について説明する。
シフトレバーの操作により前進1速段に対応したシフト位置が選択されると、出力軸4上に設けられた第1同期装置47のスリーブが、出力軸4の軸方向においてエンジンと反対側にスライドする。これにより、出力軸4と1速ドリブンギヤ44とがその回転を同期させられながら連結されて、前進1速段の変速比による動力伝達が可能な状態となる。
なお、前進2速段ないし前進5速段の動作については、この前進1速段の場合と同様であるが、相違点は次のとおりである。
前進2速段の場合、第1同期装置47のスリーブがエンジン側にスライドし、2速ドリブンギヤ43と出力軸4とが連結される。
前進3速段の場合、第2同期装置48のスリーブがエンジンと反対側にスライドし、3速ドリブンギヤ42と出力軸4とが連結される。
前進4速段の場合、第2同期装置48のスリーブがエンジン側にスライドし、入力軸3に相対回転不能に固定された4速直結ピース32と出力軸4とが直結される。
前進5速段の場合、第3同期装置49のスリーブがエンジン側にスライドし、5速ドリブンギヤ45と出力軸4とが連結される。
また、後進段に対応したシフト位置が選択されると、出力軸4上に設けられた第3同期装置49のスリーブが、出力軸4の軸方向においてエンジンと反対側にスライドする。これにより、第3同期装置49のリバース軸に相対回転可能に支持されたリバースアイドルギヤ40が、カウンタ軸5に固定されたリバースドライブギヤ56と出力軸4に固定されたリバースドリブンギヤ46との間に挿入され、これら3つのギヤが噛み合うことで、後進段の変速比による動力伝達が可能な状態となる。
次に、本発明の動力伝達装置(クラッチ)について、図を参照して説明する。
図2は、図1の矢印Cで示した入力軸3部分の縦断面図である。
同図に示すとおり、入力軸3は、軸方向に2分割されており、入力軸3を構成する第1の部材であるエンジン側回転体61と、入力軸3を構成する第2の部材である駆動輪側回転体62と、を備えている。
エンジン側回転体61は、エンジンに接続される部材である。また、駆動輪側回転体62は、駆動輪(車輪)に接続される部材であり、エンジン側回転体61に対して相対回転可能な構造となっている。
動力伝達装置60は、これらエンジン側回転体61と駆動輪側回転体62との2つの部材によって構成されている。
つまり、動力伝達装置60は、エンジンと駆動輪(車輪)との間の動力伝達経路に配置された手動変速機100の入力軸3に設けられている。
動力伝達装置60において、エンジン側回転体61は、入力軸3からみてエンジン側の回転部材となる断接装置2のクラッチディスク22に固定され、クラッチディスク22と一体に回転する。そのため、クラッチペダルの操作により断接装置2のフライホイール21とクラッチディスク22とが接合(摩擦接触)されることで、エンジン側回転体61がエンジンに接続される。
また、駆動輪側回転体62は、入力軸3からみて駆動輪側の回転部材である出力軸4に接続される。なお、この接続は、従来の入力軸と同様に、シフトレバーの操作により変速段の何れかが選択されたときに、上述したとおり同期装置の何れかが作動することによって行われ、この接続が行われることにより、回転駆動力を伝達するための駆動輪(車輪)との間の動力伝達経路が形成される。
ここで、動力伝達装置60の構造を詳しく説明する。
本発明の動力伝達装置は、一方向クラッチ63と、その一方向クラッチ63とは並列に設けられた遠心クラッチ64とを同時に備えている。
図3に動力伝達装置60の構造を示す。なお、同図は、図2のA−A線の断面図である。
先ず、一方向クラッチ63について説明する。
同図に示すとおり、動力伝達装置60の駆動輪側回転体62は、概ね円筒形をなしており、その内周面に複数のセル63aが所定の間隔で形成されている。各セル63aには、キー63bが揺動可能に収容されると共に、該キー63bは、圧縮コイルばねであるコイルスプリング63cによって弾性力(ばね力)が付与されている。なお、キー63bは、その係止端63b’がエンジン側回転体61の回転を阻止する方向に突出するようにばね力が付与されている。
一方、動力伝達装置60のエンジン側回転体61は、概ね円筒形をなしており、その外周面に、複数のキー溝63dが所定の間隔で形成されている。なお、キー溝63dは、概ね径方向に延在する係合面63d1と、この係合面63d1の内方側の端部からエンジン側回転体61の回転方向の後方に向かって延在する誘導斜面63d2とを有する。
この構造により、動力伝達装置60では、駆動輪側回転体62の内周面側に設けられたキー63bの係止端63b’がエンジン側回転体61のキー溝63dに係止して、エンジン側回転体61から駆動輪側回転体62へ回転駆動力を伝達するようになっている(動力伝達状態)。
反対に、駆動輪側回転体62の回転速度がエンジン側回転体61の回転速度よりも高くなるときには、駆動輪側回転体62の内周面側に設けられたキー63bの係止端63b’はエンジン側回転体61のキー溝63dに係合せず、駆動輪側回転体62がエンジン側回転体61の回転方向に自由に回転可能となっている(動力遮断状態)。
そのため、駆動輪(車輪)からの回転駆動力は、動力伝達装置60によって遮断されてエンジンに伝達されないようになっている。
次に、遠心クラッチ64について説明する。
図3に示すとおり、動力伝達装置60の駆動輪側回転体62には、その内周面に、ピン穴64aが、径方向で外周に向かって形成されており、各ピン穴64aには、ピン64bの基端部が挿入固定されている。
また、駆動輪側回転体62の内周面とエンジン側回転体61の外周面との間の空間に配置される摩擦材64cには、挿通孔64c1が複数設けられており、その各挿通孔64c1に、駆動輪側回転体62の内周面に固定されたピン64bが出入自在に挿入されている。
このように、各挿通孔64c1に、ピン64bが挿入されることで、摩擦材64cは、上記の空間において、駆動輪側回転体62の径方向には自由に移動できるが、その周方向への移動はピン64bによって規制されている。
そして、駆動輪側回転体62には、その内周面に、スプリング穴64dが、径方向で外周に向かって形成されており、各スプリング穴64dには圧縮コイルばねであるコイルスプリング64eが収容されると共に、該コイルスプリング64eは、その弾性力(ばね力)によって摩擦材64cの非摩擦面64c3を押圧している。
遠心クラッチ64では、この押圧により、各摩擦材64cの摩擦面64c2をエンジン側回転体61の外周面の一部に摩擦接触させて、エンジン側回転体61と駆動輪側回転体62とを一体に回転させるようにしている。
つまり、遠心クラッチ64では、通常、エンジン側回転体61と駆動輪側回転体62とが一体回転可能な状態(動力伝達状態)とされており、エンジンと駆動輪(車輪)との間で回転駆動力が伝達されるようになっている。
また、遠心クラッチ64では、コイルスプリング64eのばね定数を設定することにより、図4に示すとおり、遠心クラッチ64の回転数が所定の回転数以上になると、摩擦材64cの摩擦面64c2が、エンジン側回転体61の外周面から離れて(非接触の状態となり)摩擦力がゼロになるようにしている。
つまり、遠心クラッチ64では、その回転数が所定の回転数以上となった場合には、エンジン側回転体61に対して駆動輪側回転体62が相対回転可能な状態(動力遮断状態)となるので、エンジンと駆動輪(車輪)との間において回転駆動力が伝達されないようになっている。
このように、遠心クラッチ64は、その回転数が、通常の所定の回転数未満である場合には動力伝達状態となっておりエンジンと駆動輪(車輪)との間において回転駆動力を伝達するが、所定の回転数以上となった場合には動力遮断状態となって回転駆動力を遮断する。
以下、この遠心クラッチ64と一方向クラッチ63とを備えた動力伝達装置60の動作について説明する。
ここでは、図1の手動変速機100を搭載した車両が走行する場合を例に挙げてその説明を行う。なお、断接装置2は、そのフライホイール21とクラッチディスク22とが摩擦接触して動力伝達状態にあることとする。
先ず、車両が高車速(例えば、100km/h)で走行しているものとする。このとき、アクセルペダル(不図示)は「オン」で、手動変速機100の変速段には「前進5速段」が選択されている。
この場合、エンジンから出力された回転駆動力は、断接装置2を介して手動変速機100の入力軸3に入力され、入力軸3に設けられた動力伝達装置60の遠心クラッチ64が、その入力された回転駆動力によって回転させられる。
ここで、遠心クラッチ64の回転数は、駆動輪側回転体62のコイルスプリング64eのばね定数を設定するための基準とした所定の回転数よりも低く、この状態では、該コイルスプリング64eの弾性力(ばね力)による押圧により、摩擦材64cの摩擦面64c2がエンジン側回転体61の外周面に摩擦接触されている。
そのため、エンジン側回転体61と駆動輪側回転体62とが一体に回転して、遠心クラッチ64は、その入力された回転駆動力を、入力軸3に固定されたカウンタドライブギヤ31の回転として伝達する。
なお、運転者の意図によりエンジンで大きなトルクが生じ、その大きなトルクによって遠心クラッチの摩擦材が滑ってしまう場合にも、動力伝達装置60では、一方向クラッチ63が遠心クラッチ64とは並列に動作し、一方向クラッチ63のキー63bの係止端63b’がキー溝63dに係止してエンジン側回転体61と駆動輪側回転体62とが一体に回転させられる。
これにより、動力伝達装置60では、エンジンからのトルク(回転駆動力)が確実に駆動輪(車輪)へ伝達されるようになっている。
入力軸3のカウンタドライブギヤ31が回転すると、その回転に伴って、カウンタドライブギヤ31に噛み合うカウンタドリブンギヤ51が回転し、その結果、該カウンタドリブンギヤ51が固定されるカウンタ軸5が回転する。
ここで、手動変速機100の変速段には前進5速段が選択されているため、出力軸4上の第3同期装置49のスリーブは出力軸4の軸方向においてエンジン側にスライドさせられおり、それによって、出力軸4と、出力軸4上に相対回転可能に支持された5速ドリブンギヤ45と、が連結されている。
すると、上記のカウンタ軸5の回転により、カウンタ軸5に相対回転不能に固定された前進段用のドライブギヤのうちの5速ドライブギヤ55も回転するので、それと噛み合う5速ドリブンギヤ45が回転させられ、その結果、前進5速段が選択されたことによって5速ドリブンギヤ45と連結されている出力軸4も回転する。
そして、その出力軸4の回転により、エンジンから出力された回転駆動力が駆動輪(車輪)に伝達される。
次に、上記のように車両が高車速(例えば、100km/h)で走行しているときに、アクセルペダルが「オフ」とされる。
この場合、エンジンからの回転駆動力によるトルクは入力軸3へ入力されなくなるが、それとは反対に、駆動輪(車輪)からの回転駆動力が入力軸3に伝達されるようになる。
具体的には、駆動輪(車輪)からの回転駆動力は、出力軸4、5速ドリブンギヤ45、5速ドライブギヤ55、カウンタ軸5、カウンタドリブンギヤ51、カウンタドライブギヤ31との上記とは逆方向の順に伝達され、その結果、カウンタドライブギヤ31が固定されている入力軸3に、その回転駆動力が伝達される。
すると、入力軸3に設けられた動力伝達装置60においては、出力軸4に接続される駆動輪側回転体62の回転数(回転速度)がエンジン側回転体61の回転数(回転速度)よりも高くなろうとするため、一方向クラッチ63は、駆動輪(車輪)から伝達された回転駆動力を遮断してエンジンに伝達しないようにしようとする。
しかし、このとき、それとは並列に動作する遠心クラッチ64が、駆動輪(車輪)から伝達された回転駆動力によって回転させられている。
そして、この場合も、遠心クラッチ64の回転数は所定の回転数よりも低く、この状態では、駆動輪側回転体62のコイルスプリング64eの弾性力(ばね力)による押圧により、摩擦材64cの摩擦面64c2がエンジン側回転体61の外周面に摩擦接触されている。
そのため、エンジン側回転体61と駆動輪側回転体62とが一体に回転して、遠心クラッチ64は、駆動輪(車輪)から伝達された回転駆動力を、断接装置2を介して接続されるエンジンのクランク軸1へ伝達する。
このように、動力伝達装置60が、駆動輪(車輪)からの回転駆動力をエンジンへ伝達することで、手動変速機100を搭載した車両では、エンジンブレーキの効果を得ることができ、また、その場合には燃料カットも可能となるので、それによる燃費低減効果も得ることができるようになる。
次に、上記のアクセルペダルが「オフ」とされた状態で、シフトダウンしようとして、それまでの「前進5速段」から、誤って「前進2速段」を選択するシフトチェンジ(ミスシフト)が行われる。
この場合、手動変速機100では、それまで選択されていた「前進5速段」の動力伝達経路から、ミスシフトによる「前進2速段」の動力伝達経路へと変更が行われる。
具体的には、手動変速機100において、出力軸4上の第3同期装置49のスリーブが、出力軸4の軸方向においてエンジン側からもとの「前進5速段」に変速される前の位置にスライドさせられ、それにより、出力軸4と5速ドリブンギヤ45との連結が解かれて、5速ドリブンギヤ45が出力軸4上で相対回転可能な状態に戻される。
そして、出力軸4上の第1同期装置47のスリーブが、出力軸4の軸方向においてエンジン側にスライドさせられ、それにより、出力軸4と2速ドリブンギヤ43とがその回転を同期させられながら連結させられる。
このように、手動変速機100では「前進2速段」の動力伝達経路への変更が行われるが、ここでは、動力伝達装置60の遠心クラッチによって上記のように駆動輪(車輪)からの回転駆動力がエンジンへ伝達されている状態である。
そのため、回転駆動力がエンジンへ伝達されるときに、ミスシフトによる「前進2速段」の動力伝達経路を形成している変速比の高いギヤ、即ち、出力軸4と連結された2速ドリブンギヤ43と、それに噛み合うカウンタ軸5に固定された2速ドライブギヤ53とによって、その回転数が増大させられる。
この回転数が増大された回転駆動力が伝達されてしまうと、エンジンは、その許容回転数を超えて過回転になってしまい、その結果、エンジンが破損してしまう恐れがある。
そこで、動力伝達装置60では、その遠心クラッチ64により、ミスシフトによってこのようにエンジンが過回転となるのを防止するようにしている。
つまり、駆動輪(車輪)からの回転駆動力は、出力軸4、2速ドリブンギヤ43の順にそれらの回転として伝達され、そして、その2速ドリブンギヤ43の回転に伴って2速ドライブギヤ53が回転させられたときに、回転数が「前進2速段」での変速比の分増大させられてしまう。
また、このように回転数が増大されたその回転は、カウンタ軸5、カウンタドリブンギヤ51、カウンタドライブギヤ31の順序に伝達され、その結果、カウンタドライブギヤ31が固定されている入力軸3に伝達されることとなる。
そのため、入力軸3の動力伝達装置60では、その増大された非常に高い回転数(回転速度)の回転駆動力が伝達されると、遠心クラッチ64が、その回転駆動力を遮断するように動作して、エンジンが過回転となるのを防止する。
既述のとおり、遠心クラッチ64では、コイルスプリング64eのばね定数を設定することにより、遠心クラッチ64の回転が所定の回転数以上になると、摩擦材64cの摩擦面64c2が、エンジン側回転体61の外周面から離れて、駆動輪側回転体62が相対回転可能な状態(動力遮断状態)となる(図4参照)。
つまり、動力伝達装置60では、遠心クラッチ64を動力遮断状態とする基準の回転数(所定の回転数)を、例えば、「R1」rpmとして、コイルスプリング64eのばね定数を設定している。
これにより、エンジンを過回転としてしまう上記のような非常に高い回転数(回転速度)の回転駆動力が入力軸3に伝達された場合には、遠心クラッチ64が動力遮断状態となるように動作するので、動力伝達装置60では、そのような回転駆動力がエンジンへ伝達されることはない。
また、このとき、駆動輪側回転体62は、エンジン側回転体61よりも回転数(回転速度)が高くなるので、駆動輪側回転体62のキー63bの係止端63b’はエンジン側回転体61のキー溝63dに係止しない(動力遮断状態)。つまり、遠心クラッチ64とは並列に動作する一方向クラッチ63においても、そのような回転駆動力は遮断されてエンジンへ伝達されることはない。
図5は、上記のようなミスシフトが起きたときのエンジンの回転数の変化を、この遠心クラッチ64を備えた場合と備えない場合とについて示したものである。
同図に示すとおり、遠心クラッチ64を備えない場合(図中の点線)には、ミスシフトが起きた(図中のa時点)ことによって、手動変速機100からエンジンへ非常に高い回転数(回転速度)の回転駆動力が伝達されるので、エンジンは、その回転数が許容範囲(許容回転数)R2を超えて過回転になってしまっている。
一方、遠心クラッチ64を備えた場合(図中の実線)には、手動変速機100の入力軸3において、入力軸3に伝達された回転駆動力による回転数が、設定した基準の回転数(所定の回転数)のR1以上になると、遠心クラッチ64が動力遮断状態となるように動作する。そのため、エンジンの回転数は、そのR1付近を上限として上がってしまうが(図中のb時点)、許容回転数(許容範囲)R2を超えてしまうことはないので、エンジンが過回転となることはない。
よって、動力伝達装置60では、上記のようなミスシフトによってエンジンが過回転となるのを防止することができる。
また、このように、遠心クラッチ64が動力遮断状態となると、駆動輪(車輪)からの回転駆動力がエンジンに伝達されなくなる。しかし、ここまで説明した状況においては、エンジンからの回転駆動力によるトルクも手動変速機100の入力軸3に入力されないので、車両の車速は次第に下がってきて、入力軸の回転数が基準の回転数(所定の回転数)を下回るようになり、その下回る時点で遠心クラッチ64が再び動力伝達状態となる。
そして、遠心クラッチ64が動力伝達状態となると、再び、駆動輪(車輪)からの回転駆動力がエンジンへ伝達されるようになる。
従って、この動力伝達装置60によれば、駆動輪(車輪)からの回転駆動力をエンジンへ伝達すると共に、ミスシフトによってエンジンが過回転となるのを防止することができる。
なお、動力伝達装置60一方向クラッチ63と遠心クラッチ64とは、その構造上、入力軸3の軸方向に少なくともそれら一方向クラッチ63と遠心クラッチ64との一部を重畳(オーバーラップ)させて備えられている。すなわち、図2に示されるとおり、一方向クラッチ63と遠心クラッチ64とは、両者の少なくとも一部が同じ軸方向の位置に存在する。
そのため、この動力伝達装置60では、一方向クラッチ63と遠心クラッチ64とを入力軸3の軸方向に単に直列に並べて備える場合と比べて、入力軸3の軸方向の長さが短縮されている。
上記では、手動変速機100の変速段を「前進5速、後進1速」としたが、変速段は、それ以外の、例えば、「前進6速、後進1速」などであってもよい。
また、上記では、シフトレバーの構造については説明を省略した。しかし、シフトレバーの構造は、シフトレバーが手動変速機内部に設けられるシフトアンドセレクトフォークを直接動かしてスリーブ(やスライディングギヤ)を動かす(スライドさせる)構造でもよい。また、機械的なリンク機構やワイヤにより、そのシフトアンドセレクトフォークを遠隔操作で動かすようにしてもよい。或いは、シフトレバー(やスイッチ)の操作に応じて、圧搾空気の圧力や吸気負圧、またはソレノイドを利用したアクチュエータが、スリーブ(やスライディングギヤ)をスライドさせる構造(所謂シフト・バイ・ワイヤ)でもよい。
1 クランク軸
2 断接装置
3 入力軸
4 出力軸
5 カウンタ軸
21 フライホイール
22 クラッチディスク(摩擦板)
60 動力伝達装置
61 エンジン側回転体
62 駆動輪側回転体
63a セル
63b キー
63b’ 係止端
63c コイルスプリング
63d キー溝
63d1 係合面
63d2 誘導斜面
64a ピン穴
64b ピン
64c 摩擦材
64c1 挿通孔
64c2 摩擦面
64c3 非摩擦面
64d スプリング穴
64e コイルスプリング
100 手動変速機

Claims (1)

  1. エンジンと駆動輪との間の手動変速機の入力軸に設けられ、回転駆動力の伝達と遮断を行う動力伝達装置であって、
    前記入力軸を構成する第1の部材であり、前記エンジンに接続されるエンジン側回転体と、
    前記入力軸を構成する第2の部材であり、前記駆動輪に接続され、前記エンジン側回転体に対して相対回転可能な駆動輪側回転体と、
    前記エンジン側回転体から前記駆動輪側回転体へ前記回転駆動力を伝達し、前記駆動輪側回転体から前記エンジン側回転体への前記回転駆動力を遮断するように動作する一方向クラッチと、
    前記一方向クラッチとは並列に設けられ、前記駆動輪側回転体の回転速度が所定未満のときには前記エンジン側回転体と前記駆動輪側回転体とを係合させて前記回転駆動力を伝達し、前記駆動輪側回転体の回転速度が所定以上となったときには前記エンジン側回転体と前記駆動輪側回転体との係合を解放させて前記回転駆動力を遮断する遠心クラッチと
    を備えたことを特徴とする動力伝達装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112747047A (zh) * 2020-12-30 2021-05-04 中国航发沈阳发动机研究所 一种棘轮离合器均载方法
CN112747049A (zh) * 2020-12-30 2021-05-04 中国航发沈阳发动机研究所 一种棘轮离合器
CN112747048A (zh) * 2020-12-30 2021-05-04 中国航发沈阳发动机研究所 一种棘轮离合器的棘爪结构
KR102251685B1 (ko) * 2021-03-04 2021-05-13 이엠티씨 주식회사 정밀변속제어가 가능한 원심클러치와 이를 구비한 변속장치

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