JPS645154Y2 - - Google Patents
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- JPS645154Y2 JPS645154Y2 JP1983085486U JP8548683U JPS645154Y2 JP S645154 Y2 JPS645154 Y2 JP S645154Y2 JP 1983085486 U JP1983085486 U JP 1983085486U JP 8548683 U JP8548683 U JP 8548683U JP S645154 Y2 JPS645154 Y2 JP S645154Y2
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- reverse
- shaft
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Landscapes
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は自動車用の歯車変速機、特に選択摺動
式のリバースギヤ装置を備えた歯車変速機のシフ
ト装置に関する。
式のリバースギヤ装置を備えた歯車変速機のシフ
ト装置に関する。
(従来技術)
一般に、エンジンにクラツチを介して接続され
たプライマリシヤフトと、駆動輪に連結されたセ
カンダリシヤフトとの間に複数組のギヤ装置を設
け、その一つを選択的に伝動状態とすることによ
つて上記両シヤフト間の変速比の切換えを行う自
動車の歯車変速機においては、前進用のギヤ装置
としては常時噛合い式のものが用いられ、且つこ
れを非伝動状態から円滑に伝動状態に切換えるた
めの同期噛合装置が備えられる。然るにリバース
用のギヤ装置については、プライマリシヤフト上
のリバースプライマリギヤとセカンダリシヤフト
上のリバースセカンダリギヤと両ギヤ間のリバー
スアイドルギヤのうちの一つを摺動させることに
よつてこれらを伝動状態に噛合せる選択摺動式の
ギヤ装置が用いられ、しかも同期噛合装置を設け
ないのが通例である。これは、リバースへの変速
操作が通常セカンダリシヤフトの停止状態で行わ
れ、且つプライマリシヤフトはクラツチの切断
後、オイルの粘性抵抗等によつて速かに回転が低
下するから、同期噛合装置を有しない構造の簡素
な摺動式のギヤ装置によつても噛合せることがで
き、また、特にエンジン横置き式のフロントエン
ジンフロントドライブ車においては、該歯車変速
機の軸方向寸法をできるだけ短くする必要がある
からである。
たプライマリシヤフトと、駆動輪に連結されたセ
カンダリシヤフトとの間に複数組のギヤ装置を設
け、その一つを選択的に伝動状態とすることによ
つて上記両シヤフト間の変速比の切換えを行う自
動車の歯車変速機においては、前進用のギヤ装置
としては常時噛合い式のものが用いられ、且つこ
れを非伝動状態から円滑に伝動状態に切換えるた
めの同期噛合装置が備えられる。然るにリバース
用のギヤ装置については、プライマリシヤフト上
のリバースプライマリギヤとセカンダリシヤフト
上のリバースセカンダリギヤと両ギヤ間のリバー
スアイドルギヤのうちの一つを摺動させることに
よつてこれらを伝動状態に噛合せる選択摺動式の
ギヤ装置が用いられ、しかも同期噛合装置を設け
ないのが通例である。これは、リバースへの変速
操作が通常セカンダリシヤフトの停止状態で行わ
れ、且つプライマリシヤフトはクラツチの切断
後、オイルの粘性抵抗等によつて速かに回転が低
下するから、同期噛合装置を有しない構造の簡素
な摺動式のギヤ装置によつても噛合せることがで
き、また、特にエンジン横置き式のフロントエン
ジンフロントドライブ車においては、該歯車変速
機の軸方向寸法をできるだけ短くする必要がある
からである。
然るに、最近においては変速機の操作性改善等
のため、潤滑油として例えば自動変速機油等の低
粘度のオイルが使用される傾向にあり、これに伴
つてリバースへの変速時にクラツチを切断しても
プライマリシヤフトの慣性回転が容易に低下しな
くなつて、クラツチの切断後、直ちにシフト操作
を行つた場合にプライマリシヤフトとセカンダリ
シヤフトとの間の回転差に起因する噛合異音が発
生するという問題が生じている。
のため、潤滑油として例えば自動変速機油等の低
粘度のオイルが使用される傾向にあり、これに伴
つてリバースへの変速時にクラツチを切断しても
プライマリシヤフトの慣性回転が容易に低下しな
くなつて、クラツチの切断後、直ちにシフト操作
を行つた場合にプライマリシヤフトとセカンダリ
シヤフトとの間の回転差に起因する噛合異音が発
生するという問題が生じている。
また、この問題は、オートチヨーク装置を備え
たエンジンにおいて、該装置が作動してアイドル
回転数が高く設定されている場合にも生じる。つ
まり、アイドル回転数が高いため、クラツチを切
断してからプライマリシヤフトの回転がギヤ装置
の噛合いが可能な速度まで低下するのに長時間を
要し、該シヤフトの回転が十分低下していない状
態でシフト操作を行うからである。
たエンジンにおいて、該装置が作動してアイドル
回転数が高く設定されている場合にも生じる。つ
まり、アイドル回転数が高いため、クラツチを切
断してからプライマリシヤフトの回転がギヤ装置
の噛合いが可能な速度まで低下するのに長時間を
要し、該シヤフトの回転が十分低下していない状
態でシフト操作を行うからである。
(考案の目的)
本考案は、選択摺動式のリバースギヤ装置を備
えた歯車変速機における上記のような問題に対処
するもので、リバースへの変速に際してクラツチ
を切断した時にプライマリシヤフトの慣性回転を
速かに低下させるように構成し、これによりクラ
ツチの切断後、直ちにシフト操作を行つてもリバ
ースギヤ装置が異音を発生することなく、円滑に
噛合うようにすることを目的とする。
えた歯車変速機における上記のような問題に対処
するもので、リバースへの変速に際してクラツチ
を切断した時にプライマリシヤフトの慣性回転を
速かに低下させるように構成し、これによりクラ
ツチの切断後、直ちにシフト操作を行つてもリバ
ースギヤ装置が異音を発生することなく、円滑に
噛合うようにすることを目的とする。
(考案の構成)
本考案に係る自動車用歯車変速機のシフト装置
は、上記目的の達成のため次のように構成され
る。
は、上記目的の達成のため次のように構成され
る。
即ち、エンジンにクラツチを介して接続された
プライマリシヤフトと該プライマリシヤフトに平
行に配置され出力ギヤを有するセカンダリシヤフ
トとの間に同期噛合装置により選択される複数の
前進用ギヤ装置と選択摺動式のリバースギヤ装置
とが設けられていると共に、シフトレバーの操作
により特定前進変速段へのシフト動作とリバース
変速段へのシフト動作とを行うシフトロツドによ
り操作され、上記特定前進変速段の前進用ギヤ装
置を選択する同期噛合装置が、上記シフトロツド
のシフト動作に連係して該ロツドの特定前進変速
段へのシフト動作時にはクラツチハブスリーブが
前方に摺動して同期作用を行い且つ該ロツドのリ
バース変速段へのシフト動作時には上記スリーブ
が後方に遊び摺動する構成とされた歯車変速機に
おいて、上記プライマリシヤフトに設けられたブ
レーキ用プライマリギヤと、上記セカンダリシヤ
フトに設けられてブレーキ用プライマリギヤに常
時噛合されたブレーキ用セカンダリギヤと、これ
らのブレーキ用ギヤによるプライマリシヤフトと
セカンダリシヤフトとの連結を上記特定前進変速
段の前進用ギヤ装置を選択する同期噛合装置によ
り断続するよう、該ブレーキ用ギヤに設けられた
コーン部に遊嵌合され、該同期噛合装置における
クラツチハブスリーブの後方への摺動時に該スリ
ーブに係合すると共に上記コーン部に押し付けら
れるシンクロナイザリングとからなるブレーキ装
置を備える。
プライマリシヤフトと該プライマリシヤフトに平
行に配置され出力ギヤを有するセカンダリシヤフ
トとの間に同期噛合装置により選択される複数の
前進用ギヤ装置と選択摺動式のリバースギヤ装置
とが設けられていると共に、シフトレバーの操作
により特定前進変速段へのシフト動作とリバース
変速段へのシフト動作とを行うシフトロツドによ
り操作され、上記特定前進変速段の前進用ギヤ装
置を選択する同期噛合装置が、上記シフトロツド
のシフト動作に連係して該ロツドの特定前進変速
段へのシフト動作時にはクラツチハブスリーブが
前方に摺動して同期作用を行い且つ該ロツドのリ
バース変速段へのシフト動作時には上記スリーブ
が後方に遊び摺動する構成とされた歯車変速機に
おいて、上記プライマリシヤフトに設けられたブ
レーキ用プライマリギヤと、上記セカンダリシヤ
フトに設けられてブレーキ用プライマリギヤに常
時噛合されたブレーキ用セカンダリギヤと、これ
らのブレーキ用ギヤによるプライマリシヤフトと
セカンダリシヤフトとの連結を上記特定前進変速
段の前進用ギヤ装置を選択する同期噛合装置によ
り断続するよう、該ブレーキ用ギヤに設けられた
コーン部に遊嵌合され、該同期噛合装置における
クラツチハブスリーブの後方への摺動時に該スリ
ーブに係合すると共に上記コーン部に押し付けら
れるシンクロナイザリングとからなるブレーキ装
置を備える。
このような構成によれば、上記クラツチハブス
リーブがシフトロツドのリバース変速段へのシフ
ト動作に連係して後方に遊び摺動する際に、ブレ
ーキ装置のシンクロナイザリングが上記スリーブ
に係合されると共に上記コーン部に押し付けられ
ることによりプライマリシヤフトとセカンダリシ
ヤフトとが接続され、プライマリシヤフトにブレ
ーキ力が作用する。そして、該ブレーキ力により
プライマリシヤフトの回転が十分低下された時点
で、上記シフトロツドにより摺動されつつあるリ
バースギヤ装置における一つのギヤ(例えばリバ
ースアイドルギヤ)が他のギヤ(例えばリバース
プライマリギヤ)に噛合される。
リーブがシフトロツドのリバース変速段へのシフ
ト動作に連係して後方に遊び摺動する際に、ブレ
ーキ装置のシンクロナイザリングが上記スリーブ
に係合されると共に上記コーン部に押し付けられ
ることによりプライマリシヤフトとセカンダリシ
ヤフトとが接続され、プライマリシヤフトにブレ
ーキ力が作用する。そして、該ブレーキ力により
プライマリシヤフトの回転が十分低下された時点
で、上記シフトロツドにより摺動されつつあるリ
バースギヤ装置における一つのギヤ(例えばリバ
ースアイドルギヤ)が他のギヤ(例えばリバース
プライマリギヤ)に噛合される。
尚、実開昭54−93685号公報によれば、クラツ
チを介してエンジンに連結されたインプツトシヤ
フトと、該インプツトシヤフト上のギヤに常時噛
合うアイドラギヤと、駆動輪に連結されたアウト
プツトシヤフトと、前記アイドラギヤとアウトプ
ツトシヤフト間の動力伝達をニユートラル時に切
断するギヤ噛合せ機構とを有する歯車変速機にお
いて、前記ギヤ噛合せ機構に連動してニユートラ
ル時のみアイドラギヤに引き摺り抵抗を与える制
動部材を設けたことを特徴とする考案が開示され
ている。この考案は、歯車変速機の構成部材に抵
抗を加えてその回転を抑制する点で本考案と一部
類似する点を有する。しかし、上記のように本考
案は選択摺動式のリバースギヤ装置の噛合せを円
滑に行わせることを目的とするものであるのに対
し、この考案はニユートラル時におけるアイドラ
ギヤのがたつきを阻止して所謂バツクラツシ打音
を防止することを目的とし、また構成及び作用の
点でも本考案とは著しく相違する。
チを介してエンジンに連結されたインプツトシヤ
フトと、該インプツトシヤフト上のギヤに常時噛
合うアイドラギヤと、駆動輪に連結されたアウト
プツトシヤフトと、前記アイドラギヤとアウトプ
ツトシヤフト間の動力伝達をニユートラル時に切
断するギヤ噛合せ機構とを有する歯車変速機にお
いて、前記ギヤ噛合せ機構に連動してニユートラ
ル時のみアイドラギヤに引き摺り抵抗を与える制
動部材を設けたことを特徴とする考案が開示され
ている。この考案は、歯車変速機の構成部材に抵
抗を加えてその回転を抑制する点で本考案と一部
類似する点を有する。しかし、上記のように本考
案は選択摺動式のリバースギヤ装置の噛合せを円
滑に行わせることを目的とするものであるのに対
し、この考案はニユートラル時におけるアイドラ
ギヤのがたつきを阻止して所謂バツクラツシ打音
を防止することを目的とし、また構成及び作用の
点でも本考案とは著しく相違する。
(考案の効果)
本考案は、上記の如き構成であるから、選択摺
動式のリバースギヤ装置が備えられた歯車変速機
において、低粘度のオイルが使用され、或いはオ
ートチヨーク装置によつてアイドル回転数が高く
設定されている場合においても、リバースへの変
速操作時にプライマリシヤフトの慣性回転がブレ
ーキ力の作用によつて速かに低下されることにな
る。これにより、クラツチの切断後、直ちにシフ
ト操作を行つても上記リバースギヤ装置が異音を
発生することなく円滑に噛合わされることにな
る。特に、本考案によれば、リバース変速段への
シフト動作時にクラツチハブスリーブが遊び摺動
する特定前進変速段用の同期噛合装置を利用する
構成であるから、簡素な構成で且つ当該変速機の
軸方向寸法を殆んど増大することなく上記効果を
実現することができる利点があり、また、剛体で
あるセカンダリシヤフトを利用してプライマリシ
ヤフトの慣性回転を停止させるので、該プライマ
リシヤフトの慣性回転を停止するのに必要な制動
反力に耐えうる剛体を別途設ける必要がなく、重
量の増大化も防止できる。
動式のリバースギヤ装置が備えられた歯車変速機
において、低粘度のオイルが使用され、或いはオ
ートチヨーク装置によつてアイドル回転数が高く
設定されている場合においても、リバースへの変
速操作時にプライマリシヤフトの慣性回転がブレ
ーキ力の作用によつて速かに低下されることにな
る。これにより、クラツチの切断後、直ちにシフ
ト操作を行つても上記リバースギヤ装置が異音を
発生することなく円滑に噛合わされることにな
る。特に、本考案によれば、リバース変速段への
シフト動作時にクラツチハブスリーブが遊び摺動
する特定前進変速段用の同期噛合装置を利用する
構成であるから、簡素な構成で且つ当該変速機の
軸方向寸法を殆んど増大することなく上記効果を
実現することができる利点があり、また、剛体で
あるセカンダリシヤフトを利用してプライマリシ
ヤフトの慣性回転を停止させるので、該プライマ
リシヤフトの慣性回転を停止するのに必要な制動
反力に耐えうる剛体を別途設ける必要がなく、重
量の増大化も防止できる。
(実施例)
以下、本考案を図面に示す前輪駆動車用の歯車
変速機についての実施例に基づいて説明する。
変速機についての実施例に基づいて説明する。
第1図に示すように歯車変速機1は、トランス
ミツシヨンケース2に軸受3,3を介して回転自
在に支持され且つクラツチ4を介してエンジン出
力軸5に接続されたプライマリシヤフト6と、同
じくトランスミツシヨンケース2に軸受7,7を
介して回転自在に支持された上記プライマリシヤ
フト6に平行なセカンダリシヤフト8とを有す
る。そして、このプライマリシヤフト6とセカン
ダリシヤフト8との間には、プライマリシヤフト
6上のプライマリギヤ11,12,13,14,
15と、これらのギヤに夫々常時噛合したセカン
ダリギヤ16,17,18,19,20とからな
る1速用、2速用、3速用、4速用および5速用
のギヤ装置21,22,23,24,25が設け
られている。ここで、各ギヤ装置21〜25を構
成する一方のギヤ11,12,18,19,15
は当該シヤフト6又は8に一体形成され或いはス
プライン嵌合されて該シヤフトと一体回転するよ
うになされ、また他方のギヤ16,17,13,
14,20は当該シヤフト6又は8に対して相対
回転可能に遊嵌合されている。そして、1速用及
び2速用ギヤ装置21,22におけるセカンダリ
シヤフト8に遊嵌合されたギヤ16,17の間、
3速用及び4速用ギヤ装置23,24におけるプ
ライマリシヤフト6に遊嵌合されたギヤ13,1
4の間、及び5速用ギヤ装置25におけるセカン
ダリシヤフト8に遊嵌合されたギヤ20の後方に
は、シフトレバー(図示せず)の操作によつて上
記の遊嵌合された各ギヤ16,17,13,1
4,20の一つを当該シヤフト6又は8に選択的
に結合する1−2速用、3−4速用及び5速用の
同期噛合装置26,27,28が設けられてい
る。
ミツシヨンケース2に軸受3,3を介して回転自
在に支持され且つクラツチ4を介してエンジン出
力軸5に接続されたプライマリシヤフト6と、同
じくトランスミツシヨンケース2に軸受7,7を
介して回転自在に支持された上記プライマリシヤ
フト6に平行なセカンダリシヤフト8とを有す
る。そして、このプライマリシヤフト6とセカン
ダリシヤフト8との間には、プライマリシヤフト
6上のプライマリギヤ11,12,13,14,
15と、これらのギヤに夫々常時噛合したセカン
ダリギヤ16,17,18,19,20とからな
る1速用、2速用、3速用、4速用および5速用
のギヤ装置21,22,23,24,25が設け
られている。ここで、各ギヤ装置21〜25を構
成する一方のギヤ11,12,18,19,15
は当該シヤフト6又は8に一体形成され或いはス
プライン嵌合されて該シヤフトと一体回転するよ
うになされ、また他方のギヤ16,17,13,
14,20は当該シヤフト6又は8に対して相対
回転可能に遊嵌合されている。そして、1速用及
び2速用ギヤ装置21,22におけるセカンダリ
シヤフト8に遊嵌合されたギヤ16,17の間、
3速用及び4速用ギヤ装置23,24におけるプ
ライマリシヤフト6に遊嵌合されたギヤ13,1
4の間、及び5速用ギヤ装置25におけるセカン
ダリシヤフト8に遊嵌合されたギヤ20の後方に
は、シフトレバー(図示せず)の操作によつて上
記の遊嵌合された各ギヤ16,17,13,1
4,20の一つを当該シヤフト6又は8に選択的
に結合する1−2速用、3−4速用及び5速用の
同期噛合装置26,27,28が設けられてい
る。
この同期噛合装置の構成をセカンダリシヤフト
8の後端部に配置された5速用の装置28を例に
とつて説明すると、該装置28は、セカンダリシ
ヤフト8上にスプライン嵌合されたクラツチハブ
29と、その側方に位置する5速用セカンダリギ
ヤ20に固設されたギヤスプライン30と、上記
ハブ29の外周囲にスプライン嵌合されたクラツ
チハブスリーブ31と、該スリーブ31とハブ2
9との間に介在された複数のキー32と、該スリ
ーブ31と上記ギヤスプライン30との間に介在
されたシンクロナイザリング33とから構成され
ている。そして、クラツチハブスリーブ31をそ
の外周囲に形成された周溝31aに係合されたシ
フトフオーク34(第2図参照)によつてギヤ2
0側に摺動させた時に、上記シンクロナイザリン
グ33が該スリーブ31に係合されると共に上記
キー32を介してギヤスプライン30に押し付け
られることにより、該リング33を介してスリー
ブ31とギヤスプライン30の回転が同期され、
然る後該スリーブ31が上記ハブ29とギヤスプ
ライン30とに跨つて嵌合する状態に摺動され
る。これにより、ギヤ20がギヤスプライン3
0、スリーブ31及びハブ29を介してセカンダ
リシヤフト8に結合される。
8の後端部に配置された5速用の装置28を例に
とつて説明すると、該装置28は、セカンダリシ
ヤフト8上にスプライン嵌合されたクラツチハブ
29と、その側方に位置する5速用セカンダリギ
ヤ20に固設されたギヤスプライン30と、上記
ハブ29の外周囲にスプライン嵌合されたクラツ
チハブスリーブ31と、該スリーブ31とハブ2
9との間に介在された複数のキー32と、該スリ
ーブ31と上記ギヤスプライン30との間に介在
されたシンクロナイザリング33とから構成され
ている。そして、クラツチハブスリーブ31をそ
の外周囲に形成された周溝31aに係合されたシ
フトフオーク34(第2図参照)によつてギヤ2
0側に摺動させた時に、上記シンクロナイザリン
グ33が該スリーブ31に係合されると共に上記
キー32を介してギヤスプライン30に押し付け
られることにより、該リング33を介してスリー
ブ31とギヤスプライン30の回転が同期され、
然る後該スリーブ31が上記ハブ29とギヤスプ
ライン30とに跨つて嵌合する状態に摺動され
る。これにより、ギヤ20がギヤスプライン3
0、スリーブ31及びハブ29を介してセカンダ
リシヤフト8に結合される。
一方、上記プライマリシヤフト6とセカンダリ
シヤフト8との間に設けられた1速用及び2速用
ギヤ装置21,22の間にはリバースギヤ装置3
5が設けられている。このリバースギヤ装置35
は、プライマリシヤフト6に一体形成されたリバ
ースプライマリギヤ36と、セカンダリシヤフト
8上における上記1−2速用同期噛合装置26に
おけるクラツチハブスリーブ26aの外周囲に形
成されたリバースセカンダリギヤ37と、図に展
開して示すようにアイドル軸38上に回転及びス
ライド可能に支持され且つ上記リバースセカンダ
リギヤ37に常時噛合わされたリバースアイドル
ギヤ39とから構成されている。そして、該アイ
ドルギヤ39が後述するシフト装置によつて後方
(図面上、左方)にスライドされた時に上記リバ
ースプライマリギヤ36に噛合うことにより、こ
れらの3個のリバースギヤ36,39,37が伝
動状態となり、プライマリシヤフト6とセカンダ
リシヤフト8とが連結される。ここで、セカンダ
リシヤフト8は、前端部に形成された出力ギヤ9
及び該ギヤ9に噛合う差動装置(図示せず)の入
力ギヤ10を介して、該差動装置から左右の前輪
に連結されている。
シヤフト8との間に設けられた1速用及び2速用
ギヤ装置21,22の間にはリバースギヤ装置3
5が設けられている。このリバースギヤ装置35
は、プライマリシヤフト6に一体形成されたリバ
ースプライマリギヤ36と、セカンダリシヤフト
8上における上記1−2速用同期噛合装置26に
おけるクラツチハブスリーブ26aの外周囲に形
成されたリバースセカンダリギヤ37と、図に展
開して示すようにアイドル軸38上に回転及びス
ライド可能に支持され且つ上記リバースセカンダ
リギヤ37に常時噛合わされたリバースアイドル
ギヤ39とから構成されている。そして、該アイ
ドルギヤ39が後述するシフト装置によつて後方
(図面上、左方)にスライドされた時に上記リバ
ースプライマリギヤ36に噛合うことにより、こ
れらの3個のリバースギヤ36,39,37が伝
動状態となり、プライマリシヤフト6とセカンダ
リシヤフト8とが連結される。ここで、セカンダ
リシヤフト8は、前端部に形成された出力ギヤ9
及び該ギヤ9に噛合う差動装置(図示せず)の入
力ギヤ10を介して、該差動装置から左右の前輪
に連結されている。
次に、上記リバースギヤ装置35を伝動状態に
するシフト装置について説明すると、先ず第2図
に示すようにトランスミツシヨンケース2に上記
プライマリシヤフト6及びセカンダリシヤフト8
に平行に5速−リバース用のシフトロツド40が
スライド可能に支持されている。このシフトロツ
ド40は、図示しないシフトレバーの操作に連動
するコントロールロツド41のセレクト動作(回
動)及びシフト動作(スライド)によりゲート機
構42を介して前後にスライドされ、5速への操
作時には前方(A方向)に、リバースへの操作時
には後方(B方向)に夫々スライドされる。そし
て、該ロツド40の後端部に上記5速用同期噛合
装置28のクラツチハブスリーブ31に係合した
シフトフオーク34が固着されており、該ロツド
40の前方へのスライドによりスリーブ31が前
方に摺動して、上記のように5速用セカンダリギ
ヤ20がセカンダリシヤフト8に結合される。ま
た、第2,3図に示すように該シフトロツド40
の前部に嵌合固着されたスリーブ43の側面には
L形溝43aが形成されていると共に、トランス
ミツシヨンケース2に揺動自在に支持され且つ上
記リバースアイドルギヤ39の周溝39aに係合
されたシフトフオーク44にはピン44aが突設
されて、該ピン44aが上記L形溝43aに係合
されている。これにより、シフトロツド40が後
方(B方向)にスライドされた時に、シフトフオ
ーク44がC方向に揺動され、これに伴つて上記
リバースアイドルギヤ39が後方、即ち第1図に
示すリバースプライマリギヤ36に噛合う方向に
摺動される。この時、シフトロツド40の後方へ
のスライドに伴つて、上記シフトフオーク34を
介して5速用同期噛合装置28におけるクラツチ
ハブスリーブ31がクラツチハブ29上を後方に
遊び摺動される。
するシフト装置について説明すると、先ず第2図
に示すようにトランスミツシヨンケース2に上記
プライマリシヤフト6及びセカンダリシヤフト8
に平行に5速−リバース用のシフトロツド40が
スライド可能に支持されている。このシフトロツ
ド40は、図示しないシフトレバーの操作に連動
するコントロールロツド41のセレクト動作(回
動)及びシフト動作(スライド)によりゲート機
構42を介して前後にスライドされ、5速への操
作時には前方(A方向)に、リバースへの操作時
には後方(B方向)に夫々スライドされる。そし
て、該ロツド40の後端部に上記5速用同期噛合
装置28のクラツチハブスリーブ31に係合した
シフトフオーク34が固着されており、該ロツド
40の前方へのスライドによりスリーブ31が前
方に摺動して、上記のように5速用セカンダリギ
ヤ20がセカンダリシヤフト8に結合される。ま
た、第2,3図に示すように該シフトロツド40
の前部に嵌合固着されたスリーブ43の側面には
L形溝43aが形成されていると共に、トランス
ミツシヨンケース2に揺動自在に支持され且つ上
記リバースアイドルギヤ39の周溝39aに係合
されたシフトフオーク44にはピン44aが突設
されて、該ピン44aが上記L形溝43aに係合
されている。これにより、シフトロツド40が後
方(B方向)にスライドされた時に、シフトフオ
ーク44がC方向に揺動され、これに伴つて上記
リバースアイドルギヤ39が後方、即ち第1図に
示すリバースプライマリギヤ36に噛合う方向に
摺動される。この時、シフトロツド40の後方へ
のスライドに伴つて、上記シフトフオーク34を
介して5速用同期噛合装置28におけるクラツチ
ハブスリーブ31がクラツチハブ29上を後方に
遊び摺動される。
以上の構成に加えて、該変速機1においてはプ
ライマリシヤフト6とセカンダリシヤフト8の後
端部間にブレーキ装置45が備えられている。こ
のブレーキ装置45は、第4図に拡大して示すよ
うに、プライマリシヤフト6の後端部にスプライ
ン嵌合されたブレーキ用プライマリギヤ46と、
セカンダリシヤフト8上の同期噛合装置28にお
けるクラツチハブ29のボス部29aに遊嵌合さ
れ且つ上記ブレーキ用プライマリギヤ46に常時
噛合されたブレーキ用セカンダリギヤ47と、該
ギヤ47に設けられたコーン部47aに遊嵌合さ
れたシンクロナイザリング48とから構成されて
いる。そして、該シンクロナイザリング48と上
記コーン部47aとは、同期噛合装置28におけ
るクラツチハブ29、クラツチハブスリーブ31
及びキー32に対してギヤスプライン30のコー
ン部30a及びシンクロナイザリング33と前後
対称的に配置されている。
ライマリシヤフト6とセカンダリシヤフト8の後
端部間にブレーキ装置45が備えられている。こ
のブレーキ装置45は、第4図に拡大して示すよ
うに、プライマリシヤフト6の後端部にスプライ
ン嵌合されたブレーキ用プライマリギヤ46と、
セカンダリシヤフト8上の同期噛合装置28にお
けるクラツチハブ29のボス部29aに遊嵌合さ
れ且つ上記ブレーキ用プライマリギヤ46に常時
噛合されたブレーキ用セカンダリギヤ47と、該
ギヤ47に設けられたコーン部47aに遊嵌合さ
れたシンクロナイザリング48とから構成されて
いる。そして、該シンクロナイザリング48と上
記コーン部47aとは、同期噛合装置28におけ
るクラツチハブ29、クラツチハブスリーブ31
及びキー32に対してギヤスプライン30のコー
ン部30a及びシンクロナイザリング33と前後
対称的に配置されている。
次に、上記の如く構成された変速機1のリバー
ス変速段へのシフト操作時の作動を説明する。
ス変速段へのシフト操作時の作動を説明する。
先ず、クラツチ4を切断した上で図示しないシ
フトレバーをリバース位置に操作すると、第2図
に示すコントロールロツド41及びゲート機構4
2を介して5速−リバース用シフトロツド40が
後方(B方向)にスライドを開始する。これに伴
つて、該シフトロツド40の前部に固着されたス
リーブ43のL形溝43aにピン44aを係合さ
れたシフトフオーク44がC方向に揺動されると
共に、該フオーク44を介してリバースアイドル
ギヤ39がリバースプライマリギヤ36側に摺動
される。この場合に、該アイドルギヤ39が当初
の位置からプライマリギヤ36に噛合い始める直
前までに、シフトロツド40は上記L形溝43a
とピン44aとの間の遊び分(第3図の符号a)
と上記両ギヤ36,39間の〓間分(第1図の符
号b)とに相当する初期ストローク分だけスライ
ドすることになるが、この間に慣性回転している
プライマリシヤフト6に次のようにしてブレーキ
力が作用する。
フトレバーをリバース位置に操作すると、第2図
に示すコントロールロツド41及びゲート機構4
2を介して5速−リバース用シフトロツド40が
後方(B方向)にスライドを開始する。これに伴
つて、該シフトロツド40の前部に固着されたス
リーブ43のL形溝43aにピン44aを係合さ
れたシフトフオーク44がC方向に揺動されると
共に、該フオーク44を介してリバースアイドル
ギヤ39がリバースプライマリギヤ36側に摺動
される。この場合に、該アイドルギヤ39が当初
の位置からプライマリギヤ36に噛合い始める直
前までに、シフトロツド40は上記L形溝43a
とピン44aとの間の遊び分(第3図の符号a)
と上記両ギヤ36,39間の〓間分(第1図の符
号b)とに相当する初期ストローク分だけスライ
ドすることになるが、この間に慣性回転している
プライマリシヤフト6に次のようにしてブレーキ
力が作用する。
即ち、上記シフトロツド40の後方へのスライ
ドにより、該ロツド40の後端部に固着されたシ
フトフオーク34を介してセカンダリシヤフト8
上の5速用同期噛合装置28におけるクラツチハ
ブスリーブ31が後方に遊び摺動されるが、この
スリーブ31の後方への摺動によつて、ブレーキ
装置45におけるシンクロナイザリング48が該
スリーブ31に係合すると共に、該リング48が
ブレーキ用セカンダリギヤ47のコーン部47a
に押し付けられる。この時、セカンダリシヤフト
8が停止していて、クラツチハブスリーブ31及
び該スリーブ31に係合されたシンクロナイザリ
ング48も回転が停止しているのに対して、ブレ
ーキ用セカンダリギヤ47は慣性回転しているプ
ライマリシヤフト6によりブレーキ用プライマリ
ギヤ46を介して回転されているから、該セカン
ダリギヤ47のコーン部47aとシンクロナイザ
リング48との間に摺動抵抗が生じ、これが該セ
カンダリギヤ47及びプライマリギヤ46を介し
てプライマリシヤフト6にブレーキ力として作用
するのである。
ドにより、該ロツド40の後端部に固着されたシ
フトフオーク34を介してセカンダリシヤフト8
上の5速用同期噛合装置28におけるクラツチハ
ブスリーブ31が後方に遊び摺動されるが、この
スリーブ31の後方への摺動によつて、ブレーキ
装置45におけるシンクロナイザリング48が該
スリーブ31に係合すると共に、該リング48が
ブレーキ用セカンダリギヤ47のコーン部47a
に押し付けられる。この時、セカンダリシヤフト
8が停止していて、クラツチハブスリーブ31及
び該スリーブ31に係合されたシンクロナイザリ
ング48も回転が停止しているのに対して、ブレ
ーキ用セカンダリギヤ47は慣性回転しているプ
ライマリシヤフト6によりブレーキ用プライマリ
ギヤ46を介して回転されているから、該セカン
ダリギヤ47のコーン部47aとシンクロナイザ
リング48との間に摺動抵抗が生じ、これが該セ
カンダリギヤ47及びプライマリギヤ46を介し
てプライマリシヤフト6にブレーキ力として作用
するのである。
然る後、上記シフトロツド40が初期ストロー
クを越えて更にスライドすると、上記リバースア
イドルギヤ39がリバースプライマリギヤ36に
噛合い始めるのであるが、この時、プライマリシ
ヤフト6に一体のリバースプライマリギヤ36は
上記ブレーキ力によつて回転が十分低下され或い
は停止されているから、両ギヤ36,39が噛合
い異音を発生することなく円滑に噛合うことにな
る。
クを越えて更にスライドすると、上記リバースア
イドルギヤ39がリバースプライマリギヤ36に
噛合い始めるのであるが、この時、プライマリシ
ヤフト6に一体のリバースプライマリギヤ36は
上記ブレーキ力によつて回転が十分低下され或い
は停止されているから、両ギヤ36,39が噛合
い異音を発生することなく円滑に噛合うことにな
る。
このようにして、プライマリシヤフト6の慣性
回転を抑制するオイルの粘性抵抗が小さく、或い
はオートチヨーク装置によつてアイドル回転数が
高く設定されている場合にも、リバース変速段へ
のシフト操作が異音の発生を伴うことなく円滑に
行われることになる。
回転を抑制するオイルの粘性抵抗が小さく、或い
はオートチヨーク装置によつてアイドル回転数が
高く設定されている場合にも、リバース変速段へ
のシフト操作が異音の発生を伴うことなく円滑に
行われることになる。
特に、上記の構成によれば、リバースギヤ装置
35が変速機1の前部に配置された構成におい
て、セカンダリシヤフト8の後端部に設けられた
5速用同期噛合装置28を利用してリバース変速
段へのシフト操作時のブレーキ装置を構成したか
ら、上記5速用同期噛合装置28の後方に常時噛
合式のリバースギヤ装置を配置して、該同期噛合
装置28をリバースギヤ装置用の同期噛合装置と
しても使用する場合に比較して、変速機1の軸方
向寸法の増大が少ないのである。
35が変速機1の前部に配置された構成におい
て、セカンダリシヤフト8の後端部に設けられた
5速用同期噛合装置28を利用してリバース変速
段へのシフト操作時のブレーキ装置を構成したか
ら、上記5速用同期噛合装置28の後方に常時噛
合式のリバースギヤ装置を配置して、該同期噛合
装置28をリバースギヤ装置用の同期噛合装置と
しても使用する場合に比較して、変速機1の軸方
向寸法の増大が少ないのである。
尚、本考案は上記実施例に示す前進5段の変速
機に限らず、セカンダリシヤフトの後端部に3速
用セカンダリギヤと3速用同期噛合装置が備えら
れた前進3段の変速機についても適用することが
できる。また、フロントエンジンリヤドライブ車
用の変速段についても同様の構成で適用できる。
機に限らず、セカンダリシヤフトの後端部に3速
用セカンダリギヤと3速用同期噛合装置が備えら
れた前進3段の変速機についても適用することが
できる。また、フロントエンジンリヤドライブ車
用の変速段についても同様の構成で適用できる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
変速機の縦断側面図、第2図は該変速機における
シフトロツド部の側面図、第3図は第2図の−
矢視図、第4図は第1図の要部拡大縦断側面図
である。 1……歯車変速機、2……トランスミツシヨン
ケース、4……クラツチ、6……プライマリシヤ
フト、8……セカンダリシヤフト、21〜25…
…前進用ギヤ装置、28……同期噛合装置、29
……クラツチハブ、31……クラツチハブスリー
ブ、35……リバースギヤ装置、36……リバー
スプライマリギヤ、37……リバースセカンダリ
ギヤ、39……リバースアイドルギヤ、40……
シフトロツド、45……ブレーキ装置、46……
ブレーキ用プライマリギヤ、47……ブレーキ用
セカンダリギヤ、48……シンクロナイザリン
グ。
変速機の縦断側面図、第2図は該変速機における
シフトロツド部の側面図、第3図は第2図の−
矢視図、第4図は第1図の要部拡大縦断側面図
である。 1……歯車変速機、2……トランスミツシヨン
ケース、4……クラツチ、6……プライマリシヤ
フト、8……セカンダリシヤフト、21〜25…
…前進用ギヤ装置、28……同期噛合装置、29
……クラツチハブ、31……クラツチハブスリー
ブ、35……リバースギヤ装置、36……リバー
スプライマリギヤ、37……リバースセカンダリ
ギヤ、39……リバースアイドルギヤ、40……
シフトロツド、45……ブレーキ装置、46……
ブレーキ用プライマリギヤ、47……ブレーキ用
セカンダリギヤ、48……シンクロナイザリン
グ。
Claims (1)
- エンジンにクラツチを介して接続されたプライ
マリシヤフト及び該プライマリシヤフトと平行に
配置され且つ出力ギヤが設けられたセカンダリシ
ヤフト間に配置され、同期噛合装置により選択さ
れる複数の前進用ギヤ装置と、プライマリシヤフ
ト上に配置されたリバースプライマリギヤ、セカ
ンダリシヤフト上に配置されたリバースセカンダ
リギヤ及びこの両ギヤに噛合うリバースアイドル
ギヤからなる選択摺動式のリバースギヤ装置とを
有し、且つシフトレバーの操作により特定前進変
速段へのシフト動作とリバース変速段へのシフト
動作とを行うシフトロツドにより操作され、上記
特定前進変速段の前進用ギヤ装置を選択する同期
噛合装置が、上記シフトロツドのシフト動作に連
係して該ロツドの特定前進変速段へのシフト動作
時にはクラツチハブ上をクラツチスリーブが前方
に摺動して同期作用を行い且つ該シフトロツドの
リバース変速段へのシフト動作時には上記クラツ
チハブスリーブがクラツチハブ上を後方に遊び摺
動する構成とされた自動車用歯車変速機のシフト
装置において、上記プライマリシヤフトに設けら
れたブレーキ用プライマリギヤと、上記セカンダ
リシヤフトに設けられ上記ブレーキ用プライマリ
ギヤに常時噛合されたブレーキ用セカンダリギヤ
と、これらのブレーキ用ギヤによるプライマリシ
ヤフトとセカンダリシヤフトとの連結を上記特定
前進変速段の前進用ギヤ装置を選択する同期噛合
装置により断続するよう、該ブレーキ用ギヤに設
けられたコーン部に遊嵌合され該同期噛合装置に
おけるクラツチハブスリーブの後方への摺動時に
該スリーブに係合すると共に上記コーン部に押し
付けられるシンクロナイザリングとからなるブレ
ーキ装置が設けられていること特徴とする自動車
用歯車変速機のシフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8548683U JPS59189947U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 自動車用歯車変速機のシフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8548683U JPS59189947U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 自動車用歯車変速機のシフト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59189947U JPS59189947U (ja) | 1984-12-17 |
JPS645154Y2 true JPS645154Y2 (ja) | 1989-02-09 |
Family
ID=30215454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8548683U Granted JPS59189947U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 自動車用歯車変速機のシフト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59189947U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5746555B2 (ja) * | 2011-05-11 | 2015-07-08 | アイシン・エーアイ株式会社 | 変速機におけるリバースシフト装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5880650U (ja) * | 1981-11-27 | 1983-05-31 | トヨタ自動車株式会社 | 手動変速機におけるギヤ鳴り防止装置 |
-
1983
- 1983-06-03 JP JP8548683U patent/JPS59189947U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59189947U (ja) | 1984-12-17 |
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