JP2007113664A - 変速機 - Google Patents

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章生 武藤
Hirofumi Takai
浩文 高井
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茂男 北山
Hiroaki Fujiwara
宏明 藤原
Takahisa Ota
貴久 太田
Mutsumi Ito
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Abstract

【課題】部品点数を削減でき、軸方向長さを短縮することができ、更に、加工性が向上する変速機を提供する。
【解決手段】変速位置および/または中立位置において、シフトフォークを位置決め可能な位置決め機構を備える変速機であって、位置決め機構は、変速位置および/または中立位置に対応する位置のシフトフォークのボス部Fc2に形成された貫通孔10a,10b,10cと、この貫通孔10a,10b,10cに係合可能なシフトフォークシャフトFS1に形成された有底孔11内に収容されたスプリング12に付勢されたボール13で構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、変速機に関するものである。
従来、この種の変速機としては、シフトフォークを低速ギヤを選択する低速ギヤ位置や高速ギヤを選択する高速ギヤ位置、あるいは低速ギヤおよび高速ギヤの何れも選択しない中立位置に位置決め可能なチェック機構を備えたものが提案されている。
この変速機では、シフトフォークがシフトフォークシャフトを摺動する場合にはシフトフォークのボス部にボールとスプリングとを収容し、シフトフォークがシフトフォークシャフトに固定配置されシフトフォークシャフトがケースを摺動する場合にはケースにボールとスプリングとを収容して、シフトフォークシャフトの低速ギヤ位置,高速ギヤ位置および中立位置に対応する位置に形成した切欠溝にスプリングの弾発力をもってボールを係合させることでシフトフォークの位置決めを行なうものとしている。
実開昭60−10328号公報
しかしながら、こうした変速機では、シフトフォークのボス部やケースにスプリングを取り付け固定するためには、ネジ栓などの部材が必要となる。
また、ボールが結合する位置決めのための切欠溝を形成するには、切欠溝形成用の専用の工具が必要となる場合が生ずるという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、部品点数を削減することを目的の1つとする。また、軸方向長さを短縮することを目的の1つとし、更に、加工性の向上を目的の1つとする変速機を提供するものであり、その請求項1は、変速位置および/または中立位置において、シフトフォークを位置決め可能な位置決め機構を備える変速機であって、前記位置決め機構は、前記変速位置および/または前記中立位置に対応する位置に形成された位置決め部と、該位置決め部に係合可能なシフトフォークシャフトに収容された係合部材と、該係合部材を弾性力をもって該シフトフォークシャフトの外径方向に付勢する該シフトフォークシャフトに収容された付勢手段とからなることである。
また請求項2は、前記シフトフォークは、前記シフトフォークシャフト上にボス部を介して軸方向に摺動可能に配置されてなり、前記位置決め部は、前記ボス部に形成されてなることである。
また請求項3は、前記位置決め部は、前記ボス部に形成した貫通孔であることである。
また請求項4は、前記係合部材はボールであり、前記付勢手段はスプリングであり、該ボールおよび該スプリングは、前記シフトフォークシャフトに形成された有底孔に収容されてなることである。
本発明の変速機は、変速位置および/または中立位置において、シフトフォークを位置決め可能な位置決め機構を備える変速機であって、前記位置決め機構は、前記変速位置および/または前記中立位置に対応する位置に形成された位置決め部と、該位置決め部に係合可能なシフトフォークシャフトに収容された係合部材と、該係合部材を弾性力をもって該シフトフォークシャフトの外径方向に付勢する該シフトフォークシャフトに収容された付勢手段とからなることにより、ネジ栓等の付勢手段を取り付け固定するための部材が不要となり、この結果、部品点数を削減することができるものとなる。
また、前記シフトフォークは、前記シフトフォークシャフト上にボス部を介して軸方向に摺動可能に配置されてなり、前記位置決め部は、前記ボス部に形成されてなることにより、シフトフォークがシフトフォークシャフト上を摺動する構造の場合であっても、シフトフォークのボス部長さを最小限に抑えることができるものとなる。即ち、位置決め部がシフトフォークシャフトに形成されていると、シフトフォークが摺動する際にシフトフォークの軸方向端面が位置決め部に係らないようにするためにボス部長さを余分に長くしなければならないが、位置決め部をシフトフォークのボス部に形成することでボス部長さを最小限に抑えることができ、この結果、軸方向長さを短縮することができるものとなる。
また、前記位置決め部は、前記ボス部に形成した貫通孔であることにより、位置決め部として貫通孔を開けるだけであるため、汎用のドリル等により位置決め部を容易に形成することができ、加工性が向上するものとなる。
また、前記係合部材はボールであり、前記付勢手段はスプリングであり、該ボールおよび該スプリングは、前記シフトフォークシャフトに形成された有底孔に収容されてなることにより、簡易な構成で位置決め機構を構成することができるものとなる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、変速機1の構成の概略を示す構成図である。
変速機1は、内燃機関の出力軸としてのクランク軸に連結された図示しないプロペラシャフトに接続された第1クラッチ,第2クラッチ(図示せず)と、第1クラッチを介してプロペラシャフトに接続された第1入力軸3と、第2クラッチを介してプロペラシャフトに接続されるとともに第1入力軸3に同軸上に外嵌された第2入力軸4と、第1入力軸3および第2入力軸4に配置された駆動歯車Gと、駆動歯車Gと噛合する被駆動歯車G’が配置されるとともに第1入力軸3に同軸上に設けた出力軸6に配置された出力歯車GOと噛合する出力カウンタ歯車GCが配置されたカウンタ軸5と、第1入力軸3およびカウンタ軸5に配置された駆動歯車Gおよび被駆動歯車G’のうち遊転歯車として構成された歯車間に配置された同期装置Sと、同期装置SのカップリングスリーブSLに係合されたシフトフォークFと、シフトフォークFを作動するシフトアクチュエータACTを備えるコントロールバルブCVと、シフトフォークFを変速段へシフトされた変速位置または何れの変速段へもシフトされていないニュートラル位置に維持するための位置決め機構Cとを備える。
第1入力軸3には、駆動歯車Gのうち奇数変速段を構成する1速駆動歯車G1と3速駆動歯車G3およびリバース駆動歯車GRが、1速駆動歯車G1とリバース駆動歯車GRとは固定的に、3速駆動歯車G3は回転可能に、第1クラッチ側から1速駆動歯車G1,リバース駆動歯車GR,3速駆動歯車G3の順で配置されている。また、第1入力軸3の後端部が出力軸6に内挿支持され、3速駆動歯車G3と出力歯車GOとが隣接するよう構成されており、第1入力軸3上の3速駆動歯車G3と出力歯車GOとの間には、3・5速同期装置S3が固定配置されている。
第2入力軸4には、駆動歯車Gのうち偶数変速段を構成する2速駆動歯車G2と4速駆動歯車G4および6速駆動歯車G6が、2速駆動歯車G2と4速駆動歯車G4と6速駆動歯車G6とが固定的に第2クラッチ側から6速駆動歯車G6,2速駆動歯車G2,4速駆動歯車G4の順で配置されている。
カウンタ軸5には、第1入力軸3および第2入力軸4上に配置された駆動歯車Gに対応して第1,第2クラッチ側から順に6速被駆動歯車G6’,2速被駆動歯車G2’,4速被駆動歯車G4’,1速被駆動歯車G1’,リバース被駆動歯車GR’,3速被駆動歯車G3’が配置されるとともに、出力歯車GOに対応して最後部に出力カウンタ歯車GCが配置されている。
また、カウンタ軸5には、遊転歯車として構成された3速被駆動歯車G3’および出力カウンタ歯車GC以外の被駆動歯車G’(G1’,G2’,G4’,G6’,GR’)をカウンタ軸5に選択的に固定可能な同期装置Sとして、6速被駆動歯車G6’の第1,第2クラッチ側とは反対側の位置に6速同期装置S4が、2速被駆動歯車G2’と4速被駆動歯車G4’との間に2・4速同期装置S2が、1速被駆動歯車G1’とリバース被駆動歯車GR’との間に1・R同期装置S1がそれぞれ配置されており、第1入力軸3および第2入力軸4に入力された動力が同期装置Sによって選択された変速段の変速比に変速されてカウンタ軸5に伝達され、出力カウンタ歯車GCおよび出力歯車GOを介して出力軸6に出力される。なお、3・5速同期装置S3によって出力歯車GOが選択されることで第1入力軸3と出力軸6とが直結状態となることにより5速段が確立される。
シフトフォークFは、1速およびリバースへの変速のための1・RシフトフォークF1と、3速および5速への変速のための3・5速シフトフォークF3と、2速および4速への変速のための2・4速シフトフォークF2と、6速への変速のための6速シフトフォークF4とから構成されており、1・RシフトフォークF1,2・4速シフトフォークF2および6速シフトフォークF4は、それぞれのボス部に形成されたボス孔を介して、変速機ケース7に固定支持されたシフトフォークシャフトFS1に摺動可能に配置され、3・5速シフトフォークF3は、変速機ケース7に摺動自在に支持されたシフトフォークシャフトFS2にボス部を介して固定されている。
1・RシフトフォークF1,2・4速シフトフォークF2および6速シフトフォークF4には、同期装置S1,S2,S4のカップリングスリーブSL1,SL2,SL4に係合されるフォーク部Fa1,Fa2,Fa4と、シフトアクチュエータACT1,ACT2,ACT4に嵌合する嵌合アーム部Fb1,Fb2,Fb4とが一体形成されており、シフトアクチュエータACT1,ACT2,ACT4によって1・RシフトフォークF1,2・4速シフトフォークF2および6速シフトフォークF4が直接駆動されるよう構成されている。
一方、3・5速シフトフォークF3には、同期装置S3のカップリングスリーブSL3に係合されるフォーク部Fa3が形成されているが、シフトアクチュエータACT3に嵌合する嵌合アーム部Fb3は別体となっている。この嵌合アーム部Fb3は、3・5速シフトフォークF3に隣接してフォークシャフトFS2上に固定配置されており、シフトアクチュエータACT3によってフォークシャフトFS2を介して3・5速シフトフォークF3を駆動するよう構成されている。
次に、位置決め機構Cについて説明する。
図2は、実施例1としての2・4速シフトフォークF2の位置決め機構C2の拡大概略構成図であり、図3は、実施例2としての3・5速シフトフォークF3の位置決め機構C3の拡大概略構成図である。
まず、実施例1としての2・4速シフトフォークF2の位置決め機構C2について説明する。
図2に例示するように、2・4速シフトフォークF2のボス部Fc2に位置決め部を構成する貫通穴10a,10b,10cが移動方向に間隔をおいて3個形成されている。
また、シフトフォークシャフトFS1には、径方向に凹んだ有底孔11が形成されており、この有底孔11内にスプリング12が設けられ、スプリング12により外側へ付勢されて、係合部材を構成するボール13が設けられており、このボール13が貫通孔10a,10b,10cの何れかに係合できるように構成されている。
なお、中央部の貫通孔10a内にスプリング12を介してボール13が係合した状態はニュートラル位置であり、2・4速同期装置S2のカップリングスリーブSL2は、中立位置に維持されるものである。
この状態で、第2速段への変速要求が成された場合には、シフトアクチュエータACT2に油圧が供給されて、シフトアクチュエータACT2内のスプールが移動され、これにより2・4速シフトフォークF2がシフトフォークシャフトFS1に沿って図示左側に移動する。そして、2・4速シフトフォークF2が係合された同期装置のカップリングスリーブSL2を移動させ、カップリングスリーブSL2が2速被駆動歯車G2’を選択して、2速被駆動歯車G2’をカウンタ軸5に固定させて2速段が確立され、この時にボール13はボス部Fc2の貫通孔10cに係合して、良好に2速段が維持されるものとなる。
また、逆に運転者から4速段への変速要求が成された場合は、2・4速シフトフォークF2が図示右側へ移動されて、カップリングスリーブSL2が右側に移動して、カップリングスリーブSL2が4速被駆動歯車G4’を選択して4速段が確立され、この時にボール13が貫通孔10bに係合して、4速段が維持されるものである。
なお、図2では、2・4速シフトフォークF2について拡大して例示しているが、実施例においては、1・RシフトフォークF1および6速シフトフォークF4においても同様の構造を採用している。
こうした構造によれば、シフトフォークFのボス部Fcの軸方向長さを最小限とすることができるものとなる。即ち、従来のように位置決め部がシフトフォークシャフトFS1側に形成されていると、シフトフォークFが摺動する際に、シフトフォークFの軸方向端面が位置決め部に係らないようにするために、ボス部Fcの長さを余分に長くしなければならないが、位置決め部をシフトフォークFのボス部Fcに形成することで、ボス部Fcの長さを最小限に抑えて、ボス部Fcの軸方向長さを短縮することができるものとなる。
次に、実施例2としての3・5速シフトフォークF3の位置決め機構C3について説明する。
図3に例示するように、3・5速シフトフォークF3のボス部Fc3がピン等により固定されたシフトフォークシャフトFS2が摺動するケース14のガイド孔14aに位置決め部を構成する貫通孔10a,10b,10cが移動方向に間隔をおいて3個形成されている。
また、シフトフォークシャフトFS2には、径方向に凹んだ有底孔11が形成されており、この有底孔11内にスプリング12が設けられ、スプリング12により外側へ付勢されて、係合部材を構成するボール13が設けられており、このボール13がケース14のガイド孔14aに形成した貫通孔10a,10b,10cの何れかに係合できるように構成されている。
なお、中央部の貫通孔10a内にスプリング12を介してボール13が係合した状態はニュートラル位置であり、3・5速同期装置S3のカップリングスリーブSL3は、中立位置に維持されるものである。
この状態で、第3速段への変速要求が成された場合には、シフトアクチュエータACT3に油圧が供給されて、シフトアクチュエータACT3内のスプールが移動され、これによりシフトフォークシャフトFS2がガイド孔14aに沿って図示左側に移動する。そして、3・5速シフトフォークF3が係合された3・5速同期装置のカップリングスリーブSL3を移動させ、カップリングスリーブSL3が3速被駆動歯車G3’を選択して、3速被駆動歯車G3’をカウンタ軸5に固定させて3速段が確立され、この時にボール13はガイド孔14aの貫通穴10bに係合して、良好に3速段が維持されるものとなる。
また、逆に運転者から5速段への変速要求がなされた場合は、シフトフォークシャフトFS2が図示右側へ移動されて、カップリングスリーブSL3が右側に移動して、カップリングスリーブSL3が5速被駆動歯車G5’を選択して5速段が確立され、この時にボール13が貫通孔13cに係合して、5速段が維持されるものである。
このように、位置決め部を貫通孔10a,10b,10cとして構成したから、汎用ドリル等により容易に形成することができ、簡単な構成で位置決め機構Cを構成することができる。また、スプリング12およびボール13はシフトフォークシャフトFS1,FS2に凹み状に形成した有底孔11内に収容されているため、従来のようなネジ栓等の部材が不要となり、部品点数が削減できるものとなる。
なお、シフトフォークF1,F2,F3,F4は、それぞれアクチュエータACT1,ACT2,ACT3,ACT4で作動させるものであるため、貫通孔10a,10b,10cが単なる孔であっても、操作感に関係することはない。
以上説明した実施例1および2の変速機1によれば、位置決め機構Cが、シフトフォークシャフトFS1,FS2に形成した有底孔11内にスプリング12とボール13を収容して、スプリング12の弾発力をもってボール13をシフトフォークFあるいはケース14のガイド孔14aに形成した貫通孔10a,10b,10cに係合させてシフトフォークFの位置決めを行なうから、スプリング12を取付け固定するためのネジ栓等の部材が不要となり、部品点数が削減できるものとなる。しかも、位置決め部として貫通孔10a,10b,10cを開けるだけであるから、汎用のドリル等で位置決め部を容易に形成することができ、加工性が向上する。
また、従来のようにシフトフォークFが摺動する際に、シフトフォークFの軸方向端面が位置決め部に係らないようにするために、ボス部Fcの長さを余分に長くする必要がなくなるから、シフトフォークFのボス部Fcの軸方向長さを最小限とすることができるものとなる。
実施例1および2では、係合部材としてボール13を用いるものとしたが、貫通孔10a,10b,10cに係合するものであれば例えば、係合ピンを用いるものとしても構わない。こうすれば、貫通孔10a,10b,10cの径寸法を精度良く加工しなくても良くなり、より製造性が向上する。即ち、ボール13を用いる場合、ボール13が貫通孔10a,10b,10cに嵌まり込んで位置決めされた時、ボール13の有底孔11への掛かり代が不足すると、ボール13が有底孔11内に戻らないようなことが生ずるが、係合ピンにすることで有底孔11との掛かり代を有る程度確保することができるから、貫通孔10a,10b,10cの径寸法をそれほどシビアにする必要がなくなるのである。
実施例の変速機1,2および3では、付勢手段としてコイルスプリングを用いるものとしたが、ボール13を貫通孔10a,10b,10cに向けて付勢することができれば例えば、板バネ13’等であっても構わない。
図4は、板バネ13’を用いた場合のシフトフォークの位置決め機構の拡大概略構成図である。図4に示すように、板バネ13’を用いることにより、有底孔11の深さ寸法を減少することができる(図中A寸法)のでシフトフォークシャフトFS1やFS2の強度低下を防ぐことができるものとなる。
実施例1,2,3および4では、変速位置と中立位置との両方でシフトフォークFを位置決めするものとしたが、変速位置だけ、或いは、中立位置だけでシフトフォークFを位置決めするものとしても差し支えない。こうすれば、貫通孔10a,10b,10cの数を減少することができるので、加工工数を低減できて、より製造性が向上する。
実施例の変速機1では、ツインクラッチ式の自動変速機として説明したが、シングルクラッチ式の自動変速機や、トリプルクラッチ式の自動変速機、或いは、手動変速機であっても構わない。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
変速機の概略構成図である。 シフトフォークの位置決め機構の拡大概略構成図である。 シフトフォークの位置決め機構の変更例を示す拡大概略構成図である。 板バネを用いた場合のシフトフォークの位置決め機構の拡大概略構成図である。
符号の説明
1 変速機
3 第1入力軸
4 第2入力軸
5 カウンタ軸
6 出力軸
7 変速機ケース
G 変速駆動歯車
G1 1速駆動歯車
G2 2速駆動歯車
G3 3速駆動歯車
G4 4速駆動歯車
G6 6速駆動歯車
G’ 被駆動歯車
G1’ 1速被駆動歯車
G2’ 2速被駆動歯車
G3’ 3速被駆動歯車
G4’ 4速被駆動歯車
G6’ 6速被駆動歯車
GR’ リバース被駆動歯車
S 同期装置
S1 1・R同期装置
S2 2・4速同期装置
S3 3・5速同期装置
S4 6速同期装置
SL カップリングスリーブ
SL1 1・Rカップリングスリーブ
SL2 2・4速カップリングスリーブ
SL3 3・5速カップリングスリーブ
SL4 6速カップリングスリーブ
F シフトフォーク
F1 1・Rシフトフォーク
F2 2・4速シフトフォーク
F3 3・5速シフトフォーク
F4 6速シフトフォーク
Fa フォーク部
Fb 嵌合アーム部
ACT シフトアクチュエータ
CV コントロールバルブ
FS1 シフトフォークシャフト
Fb2 嵌合アーム部
Fc2 ボス部
10a,10b,10c 貫通孔
11 有底孔
12 スプリング
13 ボール
14 ケース
14a ガイド孔

Claims (4)

  1. 変速位置および/または中立位置において、シフトフォークを位置決め可能な位置決め機構を備える変速機であって、
    前記位置決め機構は、前記変速位置および/または前記中立位置に対応する位置に形成された位置決め部と、該位置決め部に係合可能なシフトフォークシャフトに収容された係合部材と、該係合部材を弾性力をもって該シフトフォークシャフトの外径方向に付勢する該シフトフォークシャフトに収容された付勢手段とからなる変速機。
  2. 前記シフトフォークは、前記シフトフォークシャフト上にボス部を介して軸方向に摺動可能に配置されてなり、前記位置決め部は、前記ボス部に形成されてなる請求項1に記載の変速機。
  3. 前記位置決め部は、前記ボス部に形成した貫通孔である請求項2に記載の変速機。
  4. 前記係合部材はボールであり、前記付勢手段はスプリングであり、該ボールおよび該スプリングは、前記シフトフォークシャフトに形成された有底孔に収容されてなる請求項1乃至請求項3の何れかに記載の変速機。
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